9414 日本BS放送 2021-10-07 15:30:00
2021年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年10月7日
上 場 会 社 名 日本BS放送株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 9414 URL https://www.bs11.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 兼 COO (氏名) 小野寺 徹
問合せ先責任者 (役職名) 取締役常務執行役員 兼 CFO (氏名) 平山 直樹 (TEL) 03(3518)1900
定時株主総会開催予定日 2021年11月17日 配当支払開始予定日 2021年11月18日
有価証券報告書提出予定日 2021年11月18日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2021年8月期の連結業績(2020年9月1日~2021年8月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年8月期 12,004 5.4 2,669 21.9 2,741 24.9 1,866 25.2
2020年8月期 11,394△9.6 2,189 29.3 2,195 29.2 1,490 28.6
(注) 包括利益 2021年8月期 1,866百万円( 25.2%) 2020年8月期 1,490百万円( 28.6%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2021年8月期 104.83 104.76 9.5 12.4 22.2
2020年8月期 83.72 83.68 8.2 10.6 19.2
(参考) 持分法投資損益 2021年8月期 -百万円 2020年8月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年8月期 22,972 20,316 88.4 1,140.28
2020年8月期 21,419 18,800 87.7 1,055.45
(参考) 自己資本 2021年8月期 20,301百万円 2020年8月期 18,791百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年8月期 2,199 △217 △359 13,021
2020年8月期 2,252 △808 △369 11,399
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年8月期 - 0.00 - 20.00 20.00 356 23.9 2.0
2021年8月期 - 0.00 - 20.00 20.00 356 19.1 1.8
2022年8月期(予想) - 0.00 - 20.00 20.00 28.5
3.2022年8月期の連結業績予想(2021年9月1日~2022年8月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 5,950 3.5 1,060 △16.2 1,060 △20.6 735 △19.3 41.28
通 期 12,200 1.6 1,810 △32.2 1,810 △34.0 1,250 △33.0 70.21
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) ― 、 除外 ― 社 (社名) ―
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年8月期 17,804,032株 2020年8月期 17,804,032株
② 期末自己株式数 2021年8月期 137株 2020年8月期 137株
③ 期中平均株式数 2021年8月期 17,803,895株 2020年8月期 17,803,895株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件については、添付資料5ペー
ジ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
日本BS放送株式会社(9414) 2021年8月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………4
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………5
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………6
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………8
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………12
(追加情報) ………………………………………………………………………………………12
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………12
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………12
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………12
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日本BS放送株式会社(9414) 2021年8月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下「新型コロナウイルス」と
いいます。)の感染拡大に伴い、再び都市部を中心とした緊急事態宣言が発令されるなど、依然として厳しい状況
が続いておりますが、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなかで、個人消費に持ち直しの動きが期
待されています。
当社を取り巻くBSデジタル放送業界は、デジタル放送受信機の普及に伴い、視聴可能世帯数の割合は全世帯の
77.1%(「BS世帯普及率調査」㈱ビデオリサーチ調べ)で推移しております。衛星放送メディア関連の広告費
は、1,173億円(前期比92.6%)となり、そのうち70%強は当社を含むBSデジタル放送事業が占めております。
(「2020年 日本の広告費」㈱電通調べ)
このような状況下、当社は「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献しま
す」を経営理念として、オリジナル色の強化、良質コンテンツの拡充に努め、自社制作の特別番組やアジアドラ
マ、ヨーロッパミステリー、アニメ等の番組がご好評を頂き、企業広告収入が堅調に推移いたしました。
当連結会計年度では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ソーシャルディスタンスを確保するためWEB会
議システム等を活用したリモート収録を行う等、感染拡大の防止と良質な自社制作番組と外部リソースの最適なミ
ックスにより視聴者需要の充足を両立させるべく邁進いたしました。
[レギュラー番組]
レギュラー番組
報道番組では、国内外の政治・経済・スポーツ・健康・医療・文化などをテーマに、毎回さまざまなゲストを迎
えお送りしている『報道ライブ インサイドOUT』に加え、最新ニュースをいち早くお伝えする『速報ニュース イ
ンサイドOUT』を2021年2月に放送開始。中小企業やベンチャー企業に焦点を当てた『NEXT company』では、
「SDGs」「M&A」「DX」など次世代の企業に必要な情報を発信しております。
スポーツ番組では、各界の著名人をゲストに迎えお送りするゴルフテクニック満載の本格派ゴルフ番組『諸見里
しのぶ 実践 ゴルフテク!』を2021年5月より放送開始。また、レギュラーシーズンの試合の模様をお届けしてい
る日本女子ソフトボールの2021年リーグ後半戦開幕特別番組として『全力応援!女子ソフトボール 2021激闘リー
グ戦の展望』を2021年8月に放送。ほかにも、レギュラー番組の『BSイレブン競馬中継』に加え、地方競馬の重賞
レースを生中継でお届けした『2021帝王賞生中継』『2021ジャパンダートダービー生中継』を放送、プロバスケッ
トボールBリーグの情報番組『マイナビ Be a booster!』は放送開始5年目を迎えました。
紀行番組『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選』では、コロナ禍に負けず暖簾を守る名店を紹介。この番組は、
ローカル局やCS局への番組販売も実施し、ご好評を頂いております。そのほか、豪華ゲストを迎え、コンサート
形式で昭和の名曲をお届けする『八代亜紀いい歌いい話』、無料BS放送唯一のバイク専門番組『大人のバイク時
間 MOTORISE』、㈱京都放送との共同制作番組『京都浪漫 悠久の物語』等、内容をより一層充実させて放送してお
ります。
また、更なる視聴者獲得のため、世界最大級のドキュメンタリーチャンネルである「ディスカバリーチャンネ
ル」が誇る豊富で良質な作品群の中から、特に評価と人気の高い作品を厳選し『ディスカバリー傑作選』として放
送しているほか、ドラマジャンルの拡充にも努めており、ヨーロッパミステリー『FLIGHT HS13』、中国ドラマ
『オリジナル・シン-原生之罪-』、『大唐女法医~Love&Truth~』、韓国ドラマ『A-TEEN』、台湾ドラマ『私
の隣に元カレ』等は日本初放送をいたしました。
[特別番組]
特別番組
日本の魅力を再発見する「祝日」シリーズとして、『昭和の日スペシャル 驚き!昭和の庶民遺産』、『みどり
の日スペシャル 未来を変えるSDGsの扉』、『海の日スペシャル 長野博のニッポンが誇る海の匠たち』、『山の日
スペシャル よゐこ濱口山のぼり隊』を放送いたしました。また、『さかなクンの東京湾、全部釣っちゃうギ
ョ!』では気候変動や海洋汚染から海を守るSDGsの取り組みを紹介、当社では同様に報道番組をはじめとした幅広
い番組でサスティナビリティの実現に向けた情報発信を行っております。
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日本BS放送株式会社(9414) 2021年8月期 決算短信
BS放送視聴者に人気の高い歴史や紀行をテーマとした特別番組では、歴史好きの噺家春風亭昇太さんのこだわ
り満載の『春風亭昇太のこだわり歴史噺』、戦国から近代まで、歴史上の人物の偉業や人柄を一枚の履歴書として
まとめる新感覚番組『偉人・素顔の履歴書』、全国各地40のローカル線で楽しめる「鉄印帳」集めを体験する『私
たち鉄印帳はじめます。』、脳を鍛える知的紀行バラエティ『そうだ脳トレの旅に出掛けよう』、最高の癒しを求
めて日本一の大河・長野県千曲川をカヤックで歩く『川を歩く ふるさと カヤックの旅』、各地の道の駅から季節
の絶景・ご当地グルメ・歴史・文化を紹介する『道の駅で逢いましょう』を放送いたしました。
また、東日本大震災から10年の節目にあたり、報道特別取材番組『報道ライブ インサイドOUT 特別取材 震災か
ら10年 福島のいま、そして未来』、被災地応援番組『おいしい缶詰ツーリズム~食べて飲んで東北にエールを!
~』を放送。そのほか、『お掃除バラエティ 飯尾家のピカピカ生活』、『GS I LOVE YOU~あの時君はすごかった
!!~』、『追悼...なかにし礼 ラスト・メッセージ』、『柳家喬太郎の笑って免疫力UP!寄席』等、幅広い視聴者
層に向けて放送しております。そして、毎年恒例の㈱京都放送との共同制作番組『京都紅葉生中継2020~古都に息
づく「赤」の世界~』、『京都夜桜生中継2021~日本映画発祥の地に咲く桜物語~』、『生中継!京都五山送り火
2021』を放送。全国各地のローカル局10社と共同制作したミニ番組『桜前線2021 全国キャスターリレー!~神社
仏閣に咲く桜~』、東京メトロポリタンテレビジョン㈱、㈱京都放送と3社共同制作の『京都画報』、㈱岐阜放送
との共同制作番組『流れ星の冬の飛騨高山まんきつ旅』、『おいでよ和歌山 遊び!働く!ワーケーション!』等、
ローカル局とのコラボレーション施策も積極的に実施いたしました。
また、放送周辺事業の拡大を目的に開始し、3年目を迎えた『BS11CUP全日本eスポーツ学生選手権大会』につい
ては、インターネットによるオンライン予選を実施。決勝大会は、生放送及び当社運営サイト「BS11オンデマン
ド」にて無料見逃し配信をいたしました。
上記の他、「BS11オンデマンド」では、『報道ライブ インサイドOUT』、『大人のバイク時間 MOTORISE』をは
じめとしたレギュラー番組に加え、『私たち鉄印帳はじめます。』、『偉人・素顔の履歴書』、『柳家喬太郎の笑
って免疫力UP!寄席』等の特別番組も放送後に無料配信を行い、視聴者ニーズの充足に努めております。
[アニメ関連事業]
アニメ関連事業
「ANIME+」枠では、製作委員会出資作品の『SSSS.DYNAZENON』、『転生したらスライムだった件』、『チ
ート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~』、『ひぐらしのなく頃に 業』、『ひぐらしのなく
頃に 卒』、『死神坊ちゃんと黒メイド』等を含め、毎クール約40タイトルのアニメ番組を放送。年末年始には、
大人気アニメの劇場版、TVアニメ、アニメ関連特別番組を一挙放送いたしました。当社のオリジナルアニメ関連番
組の『アニゲー☆イレブン!』は、今年10月に放送開始7年目を迎え、森口博子さんが司会を務めるアニメソング
番組『Anison Days』と共に、幅広い世代の視聴者からご好評を得ております。
他にも、世界最大規模のアニメソングライブイベント「Animelo Summer Live 2021 -COLORS-」を㈱ドワンゴ、
㈱文化放送と共同主催し、当社でのテレビ独占放送が決定しております。7回目の出展となるアニメイベント
「AnimeJapan 2021」では、コロナ禍によりオンライン開催となる中、初の試みとしてBS11公式YouTubeチャンネル
にて、新作アニメの人気声優陣によるトークショーなどを生ライブ配信いたしました。アイドルバラエティ番組
『虹のコンキスタドールが本気出しました!?~Next Stage~』は、各動画配信サービスにて見逃し配信を行って
おり、視聴者との接触チャネルの拡大に努めております。
また、今の時代を生きる子供たちに素敵な絵本との出会いを贈る『今日のえほん』は、グループ会社である㈱理
論社、㈱国土社の児童書を映像化し、俳優の室井滋さんによる読み聞かせ番組として放送しております。「アニメ
プラス」枠、「キッズアニメ∞(むげんだい)」枠と共に、子供から大人まで幅広い視聴者に好評を得ております。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は 12,004,411千円(前期比 5.4%増加)となりました。営業利益は
2,669,665千円(前期比 21.9%増加)、経常利益は 2,741,994千円(前期比 24.9%増加)、親会社株主に帰属す
る当期純利益は 1,866,311千円(前期比 25.2%増加)となりました。
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日本BS放送株式会社(9414) 2021年8月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 1,552,922千円増加し、22,972,905千円(前連結
会計年度末比 7.2%増加)となりました。主な要因は、現金及び預金が 1,622,001千円増加したこと等によるもの
であります。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ 37,029千円増加し、2,656,734千円(前連結会
計年度末比 1.4%増加)となりました。主な要因は買掛金が57,472千円、流動負債のその他に含めて表示している
未払消費税が57,401千円減少したものの、未払法人税等が 132,868千円、未払費用が13,131千円、返品調整引当金
が7,839千円増加したこと等によるものであります。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,515,892千円増加し、20,316,171千円(前
連結会計年度末比 8.1%増加)となりました。主な要因は、利益剰余金が、前連結会計年度の期末配当 356,077千
円により減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益 1,866,311千円の計上に伴い1,510,233千円増加した
こと等によるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ
1,622,001千円増加し、当連結会計年度末には 13,021,321千円となりました。当連結会計年度における各キャッシ
ュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、2,199,725千円(前期は 2,252,270千円の獲得)となりました。これは主に、
法人税等の支払額 778,947千円があったものの、税金等調整前当期純利益 2,741,994千円の計上等によるものであ
ります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、217,779千円(前期は 808,359千円の使用)となりました。これは主に保険積
立金の解約による収入 159,266千円があったものの、有形固定資産の取得による支出 326,248千円、無形固定資産
の取得による支出 37,085千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、359,944千円(前期は 369,175千円の使用)となりました。これは主に、配当
金の支払額 355,996千円等によるものであります。
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日本BS放送株式会社(9414) 2021年8月期 決算短信
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2020年8月期 2021年8月期
自己資本比率 (%) 87.7 88.4
時価ベースの自己資本比率 (%) 89.4 86.7
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (%) 22.4 22.8
インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍) 609.4 563.5
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算定しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式を除く)により算出しております。
3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」を利
用しております。
4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象とし
ております。
5.利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。
(4)今後の見通し
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、再び都市部を中心とした
緊急事態宣言が発令されるなど、依然として厳しい状況が続いておりますが、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン
接種を促進するなかで、個人消費に持ち直しの動きが期待されています。
次期の見通しにつきましては、このような環境下、テレビ広告収入において営業力の強化と良質な番組制作、効
果的な広告宣伝により広告媒体としての価値を向上することで、タイム・スポット収入の増加と周辺事業収入の強
化を図ってまいります。一方、費用面では、視聴者の皆様に喜んで頂ける魅力的な番組づくりと番組編成を行いな
がら番組関連費用の効果的な使用とその他の費用の削減に努めることで費用効率を更に高めてまいります。
以上により、2022年8月期の連結業績予想は、売上高122億円(前連結会計年度比1.6%増)、営業利益18億1千
万円(同32.2%減)、経常利益18億1千万円(同34.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益12億5千万円(同
33.0%減)を見込んでおります。
なお、上記連結業績見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の今後の収束状況により業績見通しの修
正が必要となる場合には、速やかに開示いたします。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸
表を作成する方針であります。
なお、IFRS(国際財務報告基準)適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方
針であります。
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日本BS放送株式会社(9414) 2021年8月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年8月31日) (2021年8月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 11,399,320 13,021,321
受取手形及び売掛金 1,943,310 2,065,994
たな卸資産 359,937 363,519
その他 49,047 69,312
流動資産合計 13,751,615 15,520,147
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 2,475,116 2,369,269
土地 4,034,756 4,034,756
建設仮勘定 522,720 ―
その他(純額) 167,569 606,993
有形固定資産合計 7,200,162 7,011,019
無形固定資産 68,330 84,248
投資その他の資産
投資有価証券 104,750 104,750
繰延税金資産 154,794 189,065
差入保証金 34,018 34,018
その他 106,313 29,655
投資その他の資産合計 399,876 357,490
固定資産合計 7,668,368 7,452,758
資産合計 21,419,983 22,972,905
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年8月31日) (2021年8月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 557,801 500,329
短期借入金 500,000 500,000
1年内返済予定の長期借入金 1,900 ―
未払金 423,934 421,646
未払費用 254,424 267,556
未払法人税等 501,853 634,721
賞与引当金 15,000 15,000
返品調整引当金 52,746 60,585
その他 212,301 149,490
流動負債合計 2,519,961 2,549,329
固定負債
退職給付に係る負債 80,765 89,109
その他 18,977 18,295
固定負債合計 99,742 107,404
負債合計 2,619,704 2,656,734
純資産の部
株主資本
資本金 4,183,936 4,183,936
資本剰余金 3,517,726 3,517,726
利益剰余金 11,089,605 12,599,839
自己株式 △143 △143
株主資本合計 18,791,125 20,301,358
新株予約権 9,153 14,812
純資産合計 18,800,278 20,316,171
負債純資産合計 21,419,983 22,972,905
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年9月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
売上高 11,394,190 12,004,411
売上原価 5,515,736 5,553,569
売上総利益 5,878,454 6,450,842
販売費及び一般管理費 3,688,745 3,781,177
営業利益 2,189,709 2,669,665
営業外収益
受取利息及び配当金 1,141 1,213
保険解約返戻金 4,712 69,152
その他 4,036 5,928
営業外収益合計 9,890 76,295
営業外費用
支払利息 3,695 3,903
その他 576 62
営業外費用合計 4,272 3,965
経常利益 2,195,327 2,741,994
税金等調整前当期純利益 2,195,327 2,741,994
法人税、住民税及び事業税 725,066 909,954
法人税等調整額 △20,230 △34,271
法人税等合計 704,835 875,683
当期純利益 1,490,491 1,866,311
非支配株主に帰属する当期純利益 ― ―
親会社株主に帰属する当期純利益 1,490,491 1,866,311
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日本BS放送株式会社(9414) 2021年8月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年9月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
当期純利益 1,490,491 1,866,311
包括利益 1,490,491 1,866,311
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 1,490,491 1,866,311
非支配株主に係る包括利益 ― ―
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年9月1日 至 2020年8月31日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,183,936 3,517,726 9,955,192 △143 17,656,712 9,153 17,665,865
当期変動額
剰余金の配当 △356,077 △356,077 △356,077
親会社株主に帰属する
1,490,491 1,490,491 1,490,491
当期純利益
株主資本以外の項目の
―
当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― 1,134,413 ― 1,134,413 ― 1,134,413
当期末残高 4,183,936 3,517,726 11,089,605 △143 18,791,125 9,153 18,800,278
当連結会計年度(自 2020年9月1日 至 2021年8月31日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,183,936 3,517,726 11,089,605 △143 18,791,125 9,153 18,800,278
当期変動額
剰余金の配当 △356,077 △356,077 △356,077
親会社株主に帰属する
1,866,311 1,866,311 1,866,311
当期純利益
株主資本以外の項目の
5,659 5,659
当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― 1,510,233 ― 1,510,233 5,659 1,515,892
当期末残高 4,183,936 3,517,726 12,599,839 △143 20,301,358 14,812 20,316,171
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年9月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 2,195,327 2,741,994
減価償却費 240,579 459,852
返品調整引当金の増減額(△は減少) 11,356 7,839
賞与引当金の増減額(△は減少) 5,130 ―
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 5,039 8,344
受取利息及び受取配当金 △1,141 △1,213
支払利息 3,695 3,903
売上債権の増減額(△は増加) 318,197 △122,684
たな卸資産の増減額(△は増加) △63,831 △3,582
仕入債務の増減額(△は減少) 39,568 △57,472
未払金の増減額(△は減少) △250,679 24,577
未払費用の増減額(△は減少) △8,743 13,131
未払消費税等の増減額(△は減少) 145,303 △57,401
その他 24,505 △35,927
小計 2,664,307 2,981,362
利息及び配当金の受取額 1,141 1,213
利息の支払額 △3,695 △3,903
法人税等の支払額 △409,481 △778,947
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,252,270 2,199,725
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △794,759 △326,248
無形固定資産の取得による支出 △3,641 △37,085
保険積立金の解約による収入 6,340 159,266
その他 △16,299 △13,712
投資活動によるキャッシュ・フロー △808,359 △217,779
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △11,100 △1,900
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △2,047 △2,047
配当金の支払額 △356,027 △355,996
財務活動によるキャッシュ・フロー △369,175 △359,944
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,074,736 1,622,001
現金及び現金同等物の期首残高 10,324,583 11,399,320
現金及び現金同等物の期末残高 11,399,320 13,021,321
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(会計上の見積りを行う上でのコロナウイルス感染症に関する一定の仮定について)
新型コロナウイルス感染症の拡大については、現在でもなお、継続している状況であります。当社グループで
は2022年8月期上期にかけて経済状況は徐々に回復していくものと仮定し、繰延税金資産の回収可能性の判断等
の会計上の見積りを行っております。
しかしながら、今後の経過によっては実績値に基づく結果が、これらの仮定及び見積りとは異なる可能性があ
ります。なお、この仮定については、前連結会計年度から重要な変更はありません。
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
当社グループには、BSデジタル放送事業以外の重要なセグメントがないため、セグメント情報の記載を省略し
ております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年9月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
1株当たり純資産額 1,055円45銭 1,140円28銭
1株当たり当期純利益 83円72銭 104円83銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 83円68銭 104円76銭
(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年9月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
(1) 1株当たり当期純利益 83円72銭 104円83銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,490,491 1,866,311
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,490,491 1,866,311
普通株式の期中平均株式数(株) 17,803,895 17,803,895
(2) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 83円68銭 104円76銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円) ― ―
普通株式増加数(株) 7,593 11,793
(うち新株予約権(株)) (7,593) (11,793)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
― ―
当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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