9412 スカパーJ 2020-02-05 15:00:00
2020年3月期第3四半期決算説明会 [pdf]
2020年3⽉期 第3四半期決算説明会
2020年2⽉5⽇(⽔)
株式会社スカパーJSATホールディングス
証券コード : 9412
将来の⾒通しに関する記述について
本説明資料に掲載されている予想、戦略、経営⽅針、⽬標等のうち、歴史的事実でないものは、将来の⾒通しに関する
記述であり、現在⼊⼿可能な情報にもとづく経営者の前提、計画、期待、判断などを基礎としています。これらの将来の
⾒通しに関する記述は、様々なリスクや不確定要因の影響を受けるため、現実の結果が想定から著しく異なる可能性が
あります。このようなリスクや不確定要因のうち、現在想定しうる主要なものには、以下のようなものが含まれます。
なお、リスクや不確定要因はこれらに限られるものではありませんのでご留意下さい。
≪経営全般に関するリスク≫
・ 当社グループの事業に係わる法的規制等による事業の制約のリスク
・ 顧客情報のセキュリティ及び顧客情報管理システムの障害に関するリスク
・ ⼤規模災害による重⼤設備障害に関するリスク
≪衛星インフラに関するリスク≫
・ 通信衛星の機能不全や運⽤能⼒低下に関するリスク
・ 通信衛星調達に関するリスク
・ 衛星への保険付保に関するリスク
≪有料多チャンネル放送プラットフォームサービスに関するリスク≫
・ 加⼊者獲得、維持に関するリスク
・ 放送事業者に関するリスク
・ システムに関するリスク
・ ICカードのセキュリティ等に関するリスク
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2020年3⽉期
第3四半期連結決算概要
連結損益概要
■営業収益は両事業とも計画を若⼲下回るが、メディア事業の利益増により当期純利益は
計画に対して順調に推移。
第4四半期はメディア事業営業費⽤増を⾒込むため、通期業績予想は現段階で維持。 (百万円)
2018年度 2019年度 2020年3⽉期
増減率 進捗率
3Q累計 3Q累計 通期予想
営業収益 128,555 103,823 △19.2% 72.4% 143,500
営業利益 12,648 12,302 △2.7% 82.0% 15,000
経常利益 13,659 13,041 △4.5% 84.1% 15,500
親会社株主に帰属する
8,900 8,526 △4.2% 85.3% 10,000
四半期純利益
EBITDA * 32,239 32,597 1.1% 77.6% 42,000
* EBITDA =純利益+税⾦費⽤+減価償却費+のれん償却費+⽀払利息
4
メディア事業の業績概況:前年同期⽐
■セグメント利益(四半期純利益)は28億円(前年同期⽐+6.4億円)。
セグメント利益増減要因
■営業収益(△23.7億円)*
営業収益 セグメント利益 ・光回線によるテレビ再送信サービス収⼊増:+14億円
(四半期純利益) ・業務⼿数料収⼊の減少:△4億円
(百万円) (百万円)
80,000 76,386 74,022
・視聴料収⼊の減少:△30億円
70,000
10,000 ・その他収⼊の減少:△3億円
60,000
8,000
■営業費⽤(△ 33.6億円)*
50,000 ・販売促進費・キャンペーン費⽤の減少:△ 20億円
40,000
6,000 ・コンテンツ費⽤の減少:△ 10億円
・番組供給料の減少:△ 14億円
30,000 4,000
2,800 ・その他費⽤の減少:△8億円
20,000 2,159
2,000 ・衛星回線料の増加:+ 8億円
10,000
・減価償却費の増加:+ 10億円
0 0
2018年度 2019年度 2018年度 2019年度 ■その他
3Q 3Q 3Q 3Q
・特別利益・損失等無し
* セグメント間内部取引を含む 5
メディア事業トピックス
■2020年プロ野球開幕
昨年に続き2020年シーズンもプロ野球セ・パ12球団公式戦を徹底中継
テレビやパソコン、スマホ、タブレットでも視聴可能
■福岡ソフトバンクホークス 主催全試合放送権獲得
2020年シーズン主催全試合の衛星放送(BS・CS)および
ケーブルテレビの放送権を獲得
■総合スポーツチャンネル「スポーツライブ+」を開局(3⽉1⽇)
プロ野球、海外・国内サッカー、B.LEAGUEなどのスポーツを⽣中継
スカパー!に加え、⼀部のケーブルテレビ等でも展開
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メディア事業トピックス
■ eスポーツ分野における取り組み
<eスポーツイベントの業務受託、放送・パブリックビューイングの取り組み>
⽇本最⼤のゲームイベント「東京ゲームショウ2019 e-SportsX」
① イベントステージの運営と中継映像制作・映像配信の受託
② ニュースクリップ映像の制作・配信の受託
③ アジアパブリックビューイング
④ BSスカパー!での⼀部e-Sportsステージの放送
<新会社の設⽴>
eスポーツ分野に注⼒した新会社を共同出資で設⽴
新会社では映像配信・コンテンツ制作、海外配信、メディア連携等の取り組みを推進し市場を活性化
(1)会社名 :株式会社NTT e-Sports
(2)事業内容 :eスポーツ関連設備の構築・運⽤等⼈材教育サポート、
動画コンテンツ等の配信サービスの運⽤、
イベントソリューション等提供⾃治体等と連携した地域活性化事業
(3)設⽴年⽉⽇ :2020年1⽉31⽇
(4)株主 :東⽇本電信電話株式会社、株式会社 エヌ・ティ・ティ・アド、
⻄⽇本電信電話株式会社、NTTアーバンソリューションズ株式会社、
株式会社タイトー、スカパーJSAT株式会社 7
宇宙事業の業績概況:前年同期⽐
■セグメント利益(四半期純利益)は61億円(前年同期⽐△9.5億円)。
■Horizons 3eにより北⽶⼦会社JSAT International Inc.の営業収益7億円増加。
セグメント利益増減要因
営業収益 セグメント利益
(四半期純利益) ■営業収益(△213.9億円)*
(百万円) (百万円)
・北⽶⼦会社の営業収益増:+7億円
60,030
60,000 10,000 ・放送トランスポンダ収⼊の増加:+6億円
50,000
・その他トランスポンダ収⼊の増加等:+ 3億円
8,000
7,092 ・防衛省向け通信衛星及び関連設備売却の剥落:△230億円
40,000
38,644
6,144
6,000 ■営業費⽤(△200.5億円)*
30,000
・減価償却費の減少:△2億円
4,000
20,000 ・北⽶⼦会社の営業費⽤増加:+14億円
2,000
・衛星事業原価の減少等:△213億円
10,000
■その他
0 0
2018年度 2019年度 2018年度
・特別利益・損失等無し
2019年度
3Q 3Q 3Q 3Q
* セグメント間内部取引を含む 8
宇宙事業トピックス
新規3衛星による2021年3⽉期宇宙事業営業収益は100億円を⾒込む
以降も旺盛なモバイル需要を背景にHorizons 3e, JCSAT-1Cにより営業収益増の⾒込み
(c) Boeing All Rights credit: Lockheed
(c) Boeing All Rights
Reserved
Reserved Martin
新規衛星 JCSAT-1C
Horizons 3e JCSAT-17
(JCSAT-18)
(HTS:⼤容量通信衛星)
(HTS:⼤容量通信衛星)
製造メーカー Boeing Boeing Lockheed Martin
ロケット Ariane5 Falcon9 Ariane5
打ち上げ、 2019年1⽉ 2020年1⽉ 2020年2⽉
サービス開始時期 サービス開始 サービス開始 打上予定
軌道位置 東経169度 東経150度 東経136度
海外・モバイル 海外・モバイル 国内
⽬的
(Intelsat社共同衛星) (Kacific社共同衛星) 移動体向け通信 9
衛星フリート図
北⽶上空からインド洋上空まで 計19機 の衛星を保有
(2019年12⽉ JCSAT-1C打ち上げ成功、SDS-4取得)
Horizons-1
(127W) JCSAT-12
Horizons-2 (169E)
(85E)
Horizons 3e
JCSAT-85 (169E)
(85E)
SDS-4
Superbird-B3
(162E)
JCSAT-110R
BS/CSハイブリッド衛星
(110E) Superbird-C2
(144E) JCSAT-2B
JCSAT-5A JCSAT-8 (154E)
(132E) (136E)
JCSAT-110A JCSAT-6
(110E)
JCSAT-1C* (150E)
(150E)
JCSAT-16 N-STAR c
(124E) (136E)
JCSAT-4B JCSAT-17
(124E) JCSAT-3A
(128E) (136E)
2020年2⽉ 打ち上げ予定
* 150E 軌道上のJCSAT-1Cは、2019年12⽉にJCSAT-18として打ち上げに成功し、軌道上でのサービス提供開始時に名称変更いたしました。 10
参考資料
セグメント別 連結業績の推移(2018年度1Q 〜 2019年度3Q)
対前年同四半期⽐較
・メディア事業は、視聴料収⼊減・テレビ再送信サービス収⼊増。
・宇宙事業は、Horizons 3eにより北⽶⼦会社営業収益増。
(百万円)
2018年度 2019年度
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 1Q 2Q 3Q
営業収益 58,772 35,066 34,716 35,458 164,014 34,519 34,752 34,552
メディア事業 25,857 25,368 25,160 25,109 101,495 24,985 24,822 24,213
宇宙事業 35,541 12,266 12,221 13,359 73,389 12,570 12,893 13,180
消去⼜は全社 △2,626 △2,569 △2,665 △3,009 △10,870 △3,037 △2,963 △2,842
営業利益 4,646 4,969 3,033 2,642 15,290 3,694 4,636 3,971
メディア事業 797 2,055 19 △343 2,528 654 1,932 1,284
宇宙事業 4,034 3,082 3,170 3,142 13,430 3,225 2,875 2,855
消去⼜は全社 △185 △168 △156 △157 △668 △185 △171 △168
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メディア事業の主要指標
累計加⼊件数(ICカード数)はスカパー!全体で317.2万件(前年12⽉末⽐、3万件減)
累計契約者数はスカパー!全体で264.2万件(前年12⽉末⽐、12.7万件減)
2018年度 2019年度 2019年度
3Q累計 3Q累計 加⼊⽬標
新規+再加⼊件数(ICカード数 万件) 44.4 43.4 57.2
純増数(ICカード数 万件) △6.0 △7.6 △6.6
(スカパー!) (△0.8) (0.0) (3.7)
(スカパー!プレミアムサービス) (△5.3) (△7.3) (△9.9)
(スカパー!プレミアムサービス光) (0.0) (△0.3) (△0.5)
累計加⼊件数(ICカード数 万件) 320.3 317.2 318.1
累計契約者数(契約者数 万件) 276.9 264.2 271.3
契約者⽉額⽀払単価(円)
スカパー! 3,286 3,264
−
スカパー!プレミアムサービス 3,711 3,657
スカパー!プレミアムサービス光 5,265 5,254
13
連結貸借対照表
資産 負債・純資産
(百万円)
⾃⼰資本⽐率: 58.9 % 60.3% (百万円)
376,102 371,373 376,102 371,373
37,846 44,316
165,966 168,053 114,240 102,073
147,370 143,892
224,014 224,983
9,490 8,173
53,275 51,254
2019年3⽉末 2019年12⽉末 2019年3⽉末 2019年12⽉末
流動資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他資産 流動負債 固定負債 純資産
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連結キャッシュ・フロー
(百万円)
2018年度 2019年度
3Q累計 3Q累計
営業活動によるキャッシュ・フロー 22,146 23,785
投資活動によるキャッシュ・フロー △24,837 △15,117
フリー・キャッシュフロー (*1) △2,690 8,667
財務活動によるキャッシュ・フロー 9,126 △12,442
現⾦及び現⾦同等物の期末残⾼(a) 52,760 44,269
有利⼦負債期末残⾼ (*2) (b) 107,991 102,542
純有利⼦負債期末残⾼ (b)−(a) 55,230 58,273
*1. 営業活動によるキャッシュフロー+投資活動によるキャッシュフロー
*2. 借⼊⾦+無担保社債 15
新規加⼊件数の推移(ICカード)
(千件)
199
2
171 18 176
2 ■
155 2
10
3 14
■
134
18
119 1 125
6 1 ■
2 5
13
180
155 164
134 126 118
103
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q 2Q 3Q
* 従来「新規」「再加⼊」として別々に集計していた加⼊件数を合算し、「新規」として集計しております(2019年度第3四半期開⽰資料より) 。
16
解約率の推移( ICカード)
解約率*1(四半期毎) 解約件数 注:すべてスカパー!合計
(千件)
6.2% 6.0%
5.2%
4.8% 4.7%
4.5% 4.6%
201
194
168
156 154
147 148
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q 2Q 3Q
*1 各四半期の解約件数合計を前年度末の累計加⼊件数で除した率を表⽰しております。
*2 従来「新規」「再加⼊」として別々に集計していた加⼊件数を合算し、「新規」として集計しているため、
「再加⼊件数控除後の解約率」は算出しておりません。(2019年度第3四半期開⽰資料より) 17
契約者⽀払単価*1
・スカパー! (円)
3,304 3,310 3,243 3,208 3,256 3,290 3,246
2,927 2,933 2,866 2,831 2,913 2,869
2,879
377 377 377 377 377 377 377
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q 2Q 3Q
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q 2Q 3Q
・スカパー!プレミアムサービス
3,742 3,732 3,658 3,609 3,674 3,684 (円)
3,612
3,298 3,291 3,217 3,168 3,235 3,245 3,174
443 441 441 440 439 438 438
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q 2Q 3Q
FY2017/1Q 2Q 3Q 4Q FY2018/1Q 2Q 3Q
・スカパー!プレミアムサービス光
5,284 5,283 5,228 5,238 5,254 5,258 5,249
(円)
4,368 4,358 4,355 4,353 4,378 4,392 4,389
916 925 873 885 876 866 860
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q 2Q 3Q
FY2017/1Q 2Q 3Q 4Q FY2018/1Q 2Q 3Q
基本料その他*2 視聴料
*1. 契約者が⽀払う⽉額視聴料等の平均単価。従来「加⼊者」(ICカード数)単位で開⽰していた⽉額単価を、「契約者」単位に変更しております(2019年度第1四半期開⽰資料より)。
契約者が⽀払う視聴料のうち、スカパー!では約30%を業務⼿数料として、スカパー!プレミアムサービスでは約100%を視聴料収⼊として営業収益認識しております。
*2. 基本料その他 基本料及びセットトップボックスレンタル料 18
顧客獲得費⽤総額(SAC)
(百万円)
4,073 4,013
3,997
872 762
1,059
3,129
641
2,837
712
638 2,665
631 501
568
2,267 597
673
629 552 417
618 159
177 517
336
242 476 252 345 545
115 207
237
179 180 231 105 94
217 95
131
1,460 1,543
1,208 1,141 1,143
913 846
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q 2Q 3Q
広告宣伝費 加⼊促進費 販売インセンティブ 加⼊キャンペーン費 その他 無料番組制作費 *
* 広告宣伝費:各種媒体での広告宣伝費⽤、加⼊促進費:スカパー!加⼊促進のための費⽤(パンフレットや会場販促)
販売インセンティブ:家電量販店や携帯キャリアへのインセンティブおよび取次⼿数料
加⼊キャンペーン費:新規加⼊キャンペーン費⽤(アンテナサポート等)、無料番組制作費: BSスカパー!等の番組制作費⽤
その他:加⼊獲得にかかるカスタマーセンター運営費⽤等 19
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株式会社スカパーJSATホールディングス
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