2019年度 第1四半期決算説明会
2019年8月1日（木）
株式会社スカパーJSATホールディングス
証券コード ： 9412
将来の見通しに関する記述について
本説明資料に掲載されている予想、戦略、経営方針、目標等のうち、歴史的事実でないものは、将来の見通しに関する
記述であり、現在入手可能な情報にもとづく経営者の前提、計画、期待、判断などを基礎としています。これらの将来の
見通しに関する記述は、様々なリスクや不確定要因の影響を受けるため、現実の結果が想定から著しく異なる可能性が
あります。このようなリスクや不確定要因のうち、現在想定しうる主要なものには、以下のようなものが含まれます。
なお、リスクや不確定要因はこれらに限られるものではありませんのでご留意下さい。
≪経営全般に関するリスク≫
・ 当社グループの事業に係わる法的規制等による事業の制約のリスク
・ 顧客情報のセキュリティ及び顧客情報管理システムの障害に関するリスク
・ 大規模災害による重大設備障害に関するリスク
≪衛星インフラに関するリスク≫
・ 通信衛星の機能不全や運用能力低下に関するリスク
・ 通信衛星調達に関するリスク
・ 衛星への保険付保に関するリスク
≪有料多チャンネル放送プラットフォームサービスに関するリスク≫
・ 加入者獲得、維持に関するリスク
・ 放送事業者に関するリスク
・ システムに関するリスク
・ ICカードのセキュリティ等に関するリスク
2019年度
第1四半期連結決算概要
連結損益概要
■営業収益・当期純利益ともに通期予想に対して計画どおりに進捗。
防衛省向け衛星売却(18年度1Q 230億円)の剥落により、減収減益。
（百万円）
2018年度 2019年度 2019年度
増減率 達成率
1Q 1Q 通期予想
営業収益 58,772 34,519 △41.3% 24.1% 143,500
営業利益 4,646 3,694 △20.5% 24.6% 15,000
経常利益 5,090 3,807 △25.2% 24.6% 15,500
親会社株主に帰属する
3,321 2,464 △25.8% 24.6% 10,000
当期純利益
EBITDA * 11,346 10,821 △4.6% 25.8% 42,000
* EBITDA ＝当期純利益＋税金費用＋減価償却費＋のれん償却費＋支払利息
4
メディア事業の業績概況：前年同期比
■光回線によるテレビ再送信サービスの収益5億円増加。
（百万円）
営業収益（▲8.7億円）*
営業収益 営業費用
30,000 主な増減要因
25,857 ・視聴料収入の減少：△11億円
24,985 25,060
24,331 ・業務手数料収入の減少： △2億円
・光回線によるテレビ再送信サービス収入の増加：＋5億円
20,000 ・その他収入の減少： △1億円
営業費用（▲7.3億円）*
主な増減要因
10,000
・コンテンツ費用の減少：△8億円
・番組供給料の減少：△5億円
・減価償却費の増加：＋8億円
・衛星回線料の増加：＋3億円
0
2018年度 2019年度 2018年度 2019年度
・その他費用の減少：△5億円
1Q 1Q 1Q 1Q * セグメント間内部取引を含む 5
宇宙事業の業績概況：前年同期比
■防衛省向け衛星売却の剥落により230億円の減少。
新衛星Horizons 3eを保有する北米子会社 JSAT International Incの営業収益1億円増加。
（百万円）
営業収益 営業費用 営業収益（▲229.7億円）*
40,000
35,541 主な増減要因
31,507 ・防衛省向け通信衛星及び関連設備売却の剥落：△230億円
30,000 ・北米子会社の営業収益増加：＋1億円
・放送トランスポンダ収入の増加：＋3億円
・その他トランスポンダ収入の減少等：△4億円
20,000
営業費用（▲221.6億円）*
12,570
9,344 主な増減要因
10,000
・減価償却費の減少：△2億円
・北米子会社の営業費用増加：＋3億円
・衛星事業原価の減少等：△223億円
0
2018年度 2019年度 2018年度 2019年度
1Q 1Q 1Q 1Q * セグメント間内部取引を含む
6
¥
メ ディ ア 事 業
光回線を使ったテレビサービスの拡大(地デジ･BS再送信)
新4K8K衛星放送 の全チャンネルが光回線でも受信可能に ※2019年9月開局分まで
2018年12月提供開始 2019年9月提供開始
＋
専用アダプターにより宅内設備改修が不要 光サービス導入マンションが拡大中
ONU
販売開始 新築物件の受注戸数が昨年度比 約130％に拡大
8/26（月）
宅内設備改修不要 ＜受注事例＞
10cm×10cm程度 新4K8K衛星放送 東京：港区超高層タワーマンション 550戸
対応テレビ
大阪：ベイエリア大規模開発 330戸
ブースター テレビ端子 専用アダプター 福岡：タワーマンションを含む複合開発 786戸など
8
光回線を使ったテレビサービスの拡大(地デジ･BS再送信)
テレビ視聴サービス
光再送信サービス契約数の拡大
の料金改定による収益拡大
2018年12月サービス拡充による料金改定 新4K8K衛星放送を追い風に販売促進強化
(月額210円→300円)を実施
件
＜テレビ視聴サービス登録料・利用料＞ 3,000,000
80 2,248,189件
※2019年6月末時点
（億円）
65
15億円増
2,000,000
1,000,000
0
2018年度 2019年度
（実績） （見込）
9
魅力あるコンテンツの追及
■ 欧州サッカー開幕 ■ ラグビー
8/16（金）
9/20（金）
新シーズン
開幕
開幕
写真：アフロ 写真：アフロ
2019年7月3日現在 2019年7月3日現在
©2019, JRFU Photo by S.IDA
ラグビーワールドカップ2019™日本大会
ブンデスリーガ全試合放送
全48試合を生中継(J SPORTS)
中島翔哉所属 ポルトガルリーグ放送
4Kでも全試合生中継 (J SPORTS 4K)
■ 音楽
テレビ 2nd LIVE
独占生中継 「REUNION」
8/17~18 独占放送
（土）～（日）
a-nation 2019 アイドリッシュセブンライブ
出演 AAA、東方神起 他 10～11月放送
（ BSスカパー！、MUSIC ON! TV） (BSスカパー！、MUSIC ON! TV) 10
インターネット配信限定のサッカー新商品を発売
■スカパー！初のオンデマンド専用商品を投入
商品名 「ブンデス・ポルトガル LIVE」
ブンデスリーガ ：全試合 独占 LIVE配信
ご提供内容
ポルトガルリーグ：中島翔哉出場予定
全試合 独占 LIVE 配信
ご提供金額 月額 925 円（税抜）
販売開始日 2019年8月1日（木）
※試合中継の見逃し配信期間は、見逃し配信開始から72時間
※現行のスカパー！サッカーセット(2,980円)は
テレビ・オンデマンドともに継続販売 11
“次世代型テレビ”の実現へ向けた協業
×
【次世代型テレビ】
いままでにない新しいディスプレイ（家庭内ＨＵＢ）
LIFEサービスとメディアサービスの融合を目指します。
12
宇宙事業
新衛星3機による基礎収益力向上
■アジアを中心としたグローバル・モバイル市場をターゲットとする
2020年度の営業収益600億円超に向け、Horizons 3eが堅調に契約獲得
・宇宙事業 営業収益推移
億円
700
600
500
グローバル・モバイル
400 新規衛星3機による
300 営業収益UP
国内 : 官公庁・地方自治体／法人
200
100
国内 : 放送
0
2018.3 2019.3 2020.3 2021.3
※通信衛星及び関連設備の売却による売上を除く
credit: Boeing
14
新型衛星 High Throughput Satelliteの投入(Horizons 3e)
■ Horizons 3e Horizons 3e カバレッジ図
・当社初のHTS衛星。2019年1月サービスイン。
・携帯バックホールやモバイル通信、固定通信などの
幅広い用途で契約を獲得し、サービスを提供中。
・今後利用開始予定の契約もあり、更なる収益拡大を見込む。
Horizons 3e衛星概要
• サービスイン時期… 2019年1月
Horizons 3e • 軌道位置 … 東経169度
イメージ図 credit: Boeing
• 主要カバレッジ … アジア太平洋
15
衛星フリート図
北米上空からインド洋上空まで 計17機 の衛星を保有
Horizons-1
JCSAT-12
(127°W)
Horizons-2 (169°E)
(85°E) SDS-4
Horizons 3e 低軌道衛星
JCSAT-85 (169°E) 2019年12月
(85°E) 取得予定
Superbird-B3
(162°E)
JCSAT-110R
BS/CSハイブリッド衛星
Superbird-C2
(110°E) JCSAT-2B
(144°E)
JCSAT-5A JCSAT-8 (154°E)
(132°E) (136°E)
JCSAT-110A JCSAT-6
(110°E) (150°E)
JCSAT-16 N-STAR c
(124°E) (136°E)
JCSAT-4B JCSAT-18
JCSAT-3A (150°E)
(124°E)
(128°E) 19年度下期 打ち上げ予定
JCSAT-17
(136°E)
19年度下期 打ち上げ予定
16
参考資料
新型衛星 High Throughput Satelliteの投入(JCSAT-18)
■ JCSAT-18 JCSAT-18 カバレッジ図
・当社2機目のHTS衛星。現在、順調に建造進行中。
・携帯バックホールやモバイル用途を中心に提案
活動中。Horizons 3eとあわせて、アジア太平洋
エリアの需要に対応する。
Photo credit: Boeing
JCSAT-18 衛星概要
• 打上時期 … 2019年度下期
• 軌道位置 … 東経150度
左：フェアリング図 • 主要カバレッジ … アジア太平洋、極東ロシア
右：建造中の写真 18
移動体通信向け新規衛星の投入
■ JCSAT-17 JCSAT-17衛星イメージ図
・NTTドコモ殿の長期利用を予定。
・移動体通信用Sバンド及びCバンドを搭載。
国内向けにサービスを提供。
credit: Lockheed Martin
JCSAT-17 衛星概要
• 打上時期 … 2019年度下期
• 軌道位置 … 東経136度
JCSAT-17
• 主要カバレッジ … 日本及び周辺海域
建造中の写真
credit: Lockheed Martin
credit: Lockheed Martin
• 周波数帯域 … Sバンド、Cバンド、Kuバンド 19
セグメント別 連結業績の推移(2018年度1Q ～ 2019年度1Q)
対前年同四半期比較
・メディア事業は、視聴料収入減少等により減収減益。FTTHテレビ再送信サービスによる営業収益 5億円増加
・宇宙事業は、防衛省向け衛星引渡し売上剥落により減収減益。Horizons 3e稼働による営業収益 1億円増加
（百万円）
2018年度 2019年度
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 1Q
営業収益 58,772 35,066 34,716 35,458 164,014 34,519
メディア事業 25,857 25,368 25,160 25,109 101,495 24,985
宇宙事業 35,541 12,266 12,221 13,359 73,389 12,570
消去又は全社 △2,626 △2,569 △2,665 △3,009 △10,870 △3,037
営業利益 4,646 4,969 3,033 2,642 15,290 3,694
メディア事業 797 2,055 19 △343 2,528 654
宇宙事業 4,034 3,082 3,170 3,142 13,430 3,225
消去又は全社 △185 △168 △156 △157 △668 △185
20
メディア事業の主要指標
累計加入件数（ICカード数）はスカパー！全体で327.5万件（前年6月末比、0.6万件増）
累計契約者数はスカパー！全体で277.2万件（前年6月末比、10.7万件減）
2019年度
2018年度1Q 2019年度1Q
加入目標
新規+再加入件数（ICカード数 万件） 15.5 17.6 57.2
純増数（ICカード数 万件） 0.7 2.8 △6.6
(スカパー！) (2.0) (4.8) (3.7)
(スカパー！プレミアムサービス) (△1.3) (△1.9) (△9.9)
(スカパー！プレミアムサービス光) (0.0) (△0.1) (△0.5)
累計加入件数（ICカード数 万件） 327.0 327.5 318.1
累計契約者数（契約者数 万件） 287.9 277.2 271.3
契約者月額支払単価（円）
スカパー！ 3,304 3,256
－
スカパー！プレミアムサービス 3,742 3,674
スカパー！プレミアムサービス光 5,284 5,254
21
連結貸借対照表
資産 負債・純資産
（百万円）
自己資本比率： 58.9 % 59.2% （百万円）
376,102 374,203 376,102 374,203
37,846 44,179
165,966 166,357 114,240 105,969
147,370 145,972
224,014 224,054
9,490 8,962
53,275 52,911
2019年3月末 2019年6月末 2019年3月末 2019年6月末
流動資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他資産 流動負債 固定負債 純資産
22
連結キャッシュ・フロー
（百万円）
2018年度1Q 2019年度1Q
営業活動によるキャッシュ・フロー 7,877 13,524
投資活動によるキャッシュ・フロー △10,139 △6,868
フリー・キャッシュフロー (*1) △2,261 6,656
財務活動によるキャッシュ・フロー 9,076 △5,197
現金及び現金同等物の期末残高(a) 53,072 49,545
有利子負債期末残高 (*2) (b) 104,841 105,070
純有利子負債期末残高 (b)－(a) 51,768 55,524
*1. 営業活動によるキャッシュフロー＋投資活動によるキャッシュフロー
*2. 借入金＋無担保社債 23
新規加入件数の推移
（千件）
137 132
2 125 2
■
109 11 2
10
6
3
■
13 87
要アップデート
2
10 ■
124 124
113
93
74
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q
24
解約率の推移
解約率（四半期毎）
解約件数 再加入件数 注：すべてスカパー！合計
再加入件数控除後の解約率
（千件）
6.2%
5.1% 4.7%
4.8% 4.6%
4.5%
3.8%
3.1% 3.2%
2.4%
201
147 156 154 148
74
46 32 34 44
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q
各四半期の解約件数合計を前年度末の累計加入件数で除した率を表示しております。 25
契約者支払単価*1
・スカパー！ 3,304 3,310 3,243 3,208 3,256 （円）
2,927 2,933 2,866 2,831 2,879
377 377 377 377 377
FY2018/1Q
FY2018/1Q 2Q 3Q
3Q 4Q
4Q FY2019/1Q
FY2019/1Q
・スカパー！プレミアムサービス
4,000 3,742 3,732 3,658 3,609 3,674 （円）
2,000 3,298 3,291 3,217 3,168 3,235
0 443 441 441 440 439
FY2018/1Q
FY2017/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q FY2019/1Q
FY2018/1Q
・スカパー！プレミアムサービス光
5,284 5,283 5,228 5,238 5,254 （円）
4,000
4,368 4,358 4,355 4,353 4,378
2,000
916 925 873 885 876
0
FY2017/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q FY2019/1Q
FY2018/1Q
FY2018/1Q
基本料その他 *2
視聴料
*1. 契約者が支払う月額視聴料等の平均単価。従来「加入者」（ICカード数）単位で開示していた月額単価を、「契約者」単位に変更しております（2019年度第1四半期より）。
契約者が支払う視聴料のうち、スカパー！では約30%を業務手数料として、スカパー！プレミアムサービスでは約100%を視聴料収入として営業収益認識しております。
*2. 基本料その他 基本料及びセットトップボックスレンタル料 26
顧客獲得費用総額（SAC）
（百万円）
4,073
3,997 4,013
872 762
1,059
3,129
2,837
638 641
712
631 501
568
673
629 552
618 159
177
336
242 476 252 345
237 115
179 180
217
1,460 1,543
1,208 1,141
913
FY2018/1Q 2Q 3Q 4Q FY2019/1Q
広告宣伝費 加入促進費 販売インセンティブ 加入キャンペーン費 その他 無料番組制作費 *
* 広告宣伝費：各種媒体での広告宣伝費用、加入促進費：スカパー！加入促進のための費用(パンフレットや会場販促)
販売インセンティブ：家電量販店や携帯キャリアへのインセンティブおよび取次手数料、
加入キャンペーン費：新規加入キャンペーン費用(アンテナサポートキャンペーン等)、無料番組制作費： BSスカパー！等の番組制作費用
その他：加入獲得にかかるカスタマーセンター運営費用等。 27
本資料に関するお問い合わせは、下記担当部までお願い致します。
株式会社スカパーJSATホールディングス
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