9412 スカパーJ 2021-02-03 15:00:00
2021年3月期第3四半期決算説明会 [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算説明会
2021年2月3日
株式会社スカパーJSATホールディングス
証券コード : 9412
将来の見通しに関する記述について
本説明資料に掲載されている予想、戦略、経営方針、目標等のうち、歴史的事実でないものは、将来の見通しに関する
記述であり、現在入手可能な情報にもとづく経営者の前提、計画、期待、判断などを基礎としています。これらの将来の
見通しに関する記述は、様々なリスクや不確定要因の影響を受けるため、現実の結果が想定から著しく異なる可能性が
あります。このようなリスクや不確定要因のうち、現在想定しうる主要なものには、以下のようなものが含まれます。
なお、リスクや不確定要因はこれらに限られるものではありませんのでご留意下さい。
≪全般に関するリスク≫
・ 事業投資等に関するリスク
・ 事業上の法的規制に関するリスク
・ 個人情報及び重要情報の流出や取扱い及びサイバーセキュリティに関するリスク
・ 大規模災害等による事業継続に関するリスク
≪メディア事業に関するリスク≫
・ 有料多チャンネル事業の事業性低下に関するリスク
・ 不正視聴に関するリスク
・ 顧客管理システムに関するリスク
≪宇宙事業に関するリスク≫
・ 衛星通信市場における競争力低下のリスク
・ 通信衛星調達に関するリスク
・ 通信衛星の運用に関するリスク 2
2021年3月期
第3四半期連結業績概要
連結業績概要
■ メディア事業においては、視聴料収入等が減少する一方、宇宙事業において新規衛星であるJCSAT-17、
Horizons 3eの収益が順調に拡大したこと、両事業部門において営業費用が抑制されたこと等により、
連結で増収増益を維持。
■ 第4四半期の見通しを考慮し、通期業績予想を修正(詳細はP7-P9)
(単位:百万円)
2019年度 2020年度 2020年度 通期予想に
増減率
3Q累計 3Q累計 通期業績予想 対する進捗率
営業収益 103,823 104,342 0.5% 139,000 75.1%
営業利益 12,302 16,577 34.7% 18,500 89.6%
経常利益 13,041 17,351 33.0% 19,200 90.4%
親会社株主に帰属する
8,526 11,290 32.4% 12,500 90.3%
四半期純利益
EBITDA* 32,597 35,936 10.2% 44,700 80.4%
* EBITDA =純利益+税金費用+減価償却費+のれん償却費+支払利息
4
メディア事業の概況:前年同期累計比
営業収益は、第3四半期累計で694億円(前年同期比△46.4億円)
セグメント利益(四半期純利益)は、第3四半期累計で51億円(前年同期比+22.9億円)
視聴料収入は減少したものの、あわせて番組供給料の減少、自主チャンネルの編成見直しに伴うコンテンツ
費用の減少、減価償却費の減少等の費用削減効果により、セグメント利益は増加
営業収益 セグメント利益 セグメント利益の増減要因
(百万円) (百万円)
80,000 6,000 営業収益(△46.4億円)*
74,022
69,386 5,089 • 視聴料収入の減少:△29億円
5,000
60,000
• 基本料収入の減少:△6億円
4,000 • 業務手数料収入の減少:△4億円
40,000 3,000 2,800 営業費用(△78.1億円)*
• 番組供給料の減少:△16億円
2,000
• コンテンツ費用の減少:△13億円
20,000
1,000 • 減価償却費の減少:△11 億円
• 販促関連費用の減少:△7億円
0 0
2019年度 2020年度 2019年度 2020年度 • 衛星回線料等の減少:△6億円
3Q累計 3Q累計 3Q累計 3Q累計 * セグメント間内部取引を含む
5
宇宙事業の概況:前年同期累計比
営業収益は、第3四半期累計で432億円(前年同期比+46億円)
セグメント利益(四半期純利益)は、第3四半期累計で66億円(前年同期比+4.7億円)
新型コロナウイルスの影響により、航空機内インターネット接続用衛星回線の収益が減少した一方で、
JCSAT-17及びHorizons 3eの収益が増加したこと等によりセグメント利益は増加
営業収益 セグメント利益
セグメント利益の増減要因
(百万円) (百万円)
50,000 8,000
43,248
6,614
40,000
38,644 6,144 営業収益(+46.0億円)*
6,000
• J-17及びH3e衛星の収益の増加:+53億円
30,000 • 航空機内インターネット接続用衛星回線
4,000 収益の減少:△8億円
営業費用(+35.2億円)*
20,000
2,000 • 減価償却費の増加:+11億円
10,000
• 衛星事業原価等の増加:+24億円
0 0
* セグメント間内部取引を含む
2019年度 2020年度 2019年度 2020年度
3Q累計 3Q累計 3Q累計 3Q累計
6
2021年3月期
通期業績予想修正
2020年度通期業績予想修正
(百万円)
2019年度 2020年度通期 2020年度通期
増減額
通期実績 前回発表予想 今回修正予想
営業収益 139,541 139,000 139,000 ±0
営業利益 15,263 16,000 18,500 +2,500
経常利益 16,088 16,500 19,200 +2,700
親会社株主に
12,027 11,000 12,500 +1,500
帰属する当期純利益
EBITDA* 41,531 42,200 44,700 +2,500
* EBITDA=純利益+税金費用+減価償却費+のれん償却額+支払利息
* JCSAT-17はファイナンス・リース取引の対象であるため、リース債権に計上
8
2020年度セグメント別業績予想修正
【業績予想修正の要因】
メディア事業
事業全体のコスト構造見直し効果が継続して出てきている。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、販売促進活動及びコンテンツに関わる費用が抑制される。
宇宙事業
海外子会社での売上増加、また、国内事業での運営コスト低減により利益が改善している。
(百万円)
2020年度通期 前回発表予想 2020年度通期 今回修正予想
メディア 宇宙 消去又は 連結 メディア 宇宙 消去又は 連結
事業 事業 全社 合計 事業 事業 全社 合計
営業収益 91,500 58,000 △10,500 139,000 91,000 58,500 △10,500 139,000
(△500) (+500) (±0) (±0)
営業利益 4,400 12,400 △800 16,000 5,700 13,500 △700 18,500
(+1,300) (+1,100) (+100) (+2,500)
セグメント 4,000 9,000 △500 12,500
3,100 8,500 △600 11,000
利益 (+900) (+500) (+100) (+1,500)
()内は増減額 9
¥
メディア事業
スカパー!みんなのファン祭り #いい沼ハマってんね
■さまざまなジャンルのファン向けイベント/プレゼント約100企画を一堂に会した“オンライン縁日”を開催。
未加入者でも楽しめる企画も用意し、放送に留まらないスカパー!の魅力を幅広くアピール。
スカパー!に触れるきっかけを提供した。
記者発表会は、TVをはじめ各メディアで多数取り
ファン祭り開催期間 2020年10月30日 ~ 12月31日まで 上げられ、一般視聴者含む延べ140万人が視聴。
本施策で接点を持った方々へ、リターゲティング等により、
「スカパー!無料の日」や「基本プラン視聴料無料キャンペーン」の情報を届け、
様々な番組への興味喚起や加入促進につなげていく。 11
2021シーズン スポーツ開幕
■新型コロナウイルスの影響で例年とは異なるシーズンとなった2020年。
2021年は新シーズンを心待ちにしているお客様にプロスポーツ観戦の楽しみをしっかりとお届けしていく。
プロ野球2021(3月26日開幕予定)
今シーズンも全12球団の公式戦を徹底放送。プロ野球セットアプリを使って、
スマホでも簡単にプロ野球を楽しめる。
2021JリーグYBCルヴァンカップ(3月2日開幕予定)
新規・既存のお客様を対象にしたサッカーセットの割引キャンペーンを3月に
実施予定。手軽に加入をしていただくことによって、多くのサッカーファンに放
送、配信を楽しんでいただける機会を提供。
©J.LEAGUE
2021 F1グランプリ(3月26日~28日開幕戦予定(=バーレーンGP))
7年ぶりの日本人ドライバー 角田裕毅(つのだゆうき)の参戦、ホンダのF1ラス
トシーズンなど話題豊富なシーズンを、今季もオールセッション完全生中継。4K
生中継も実施し、CH契約者は無料で視聴できるキャンペーンも用意。
©金子博
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宇宙事業
そ ら み
太陽光発電予測システムの開発(プロジェクトSolarMi)
電力中央研究所と、衛星画像と複合地上センサーによる全天画像及びAIを用いた
『ハイブリッド型太陽光発電出力予測システム (ハイブリッド予測システム)』の共同開発に合意。
• 衛星と地上の複合センサーから取得した画
像から雲の動きを追跡することで、太陽光
発電出力の予測精度向上を図る。太陽光電
力の安定供給を実現し脱炭素社会における
再生可能エネルギー利用促進に役立てる。
• この技術をシステム化し、2022年のサー
ビス開始を目指す。
↑電力中央研究所の赤城試験センターでの日射量の予測イメージ図(開発中)
14
衛星フリート図
北米上空からインド洋上空まで 計18機 の衛星を保有
Horizons-1
(127°W)
Horizons-2
(85°E)
Horizons 3e
JCSAT-85 (169°E)
(85°E)
SDS-4
Superbird-B3
(162°E)
JCSAT-110R
BS/CSハイブリッド衛星
(110°E) Superbird-C2
(144°E) JCSAT-2B
(154°E)
JCSAT-3A JCSAT-5A JCSAT-6 JCSAT-17
JCSAT-110A (128°E) (132°E) (136°E) (136°E)
(110°E)
JCSAT-1C
(150°E)
JCSAT-4B
JCSAT-16 JCSAT-12 (124°E)
(予備) (予備) 2021年1月末現在
※2021年1月にJCSAT-8が運用終了 15
参考資料
メディア事業の主要指標
2019年度 2020年度 2020年度
3Q累計 3Q累計 加入目標
新規*(IC数:万件) 43.4 44.9 64.3
純増数(IC数:万件) △7.6 △8.2 △8.2
(スカパー!) (0.0) (△1.0) (1.5)
(スカパー!プレミアムサービス) (△7.3) (△6.9) (△9.2)
(スカパー!プレミアムサービス光) (△0.3) (△0.3) (△0.6)
累計加入件数(IC数:万件) 317.2 308.8 308.8
累計契約者数(契約者数:万件) 264.2 251.2 249.2
契約者月額支払単価(円)
スカパー! 3,264 3,298
ー
スカパー!プレミアムサービス 3,657 3,613
スカパー!プレミアムサービス光 5,254 5,193
*2019年10月末より、従来「新規」「再加入」として別々に集計していた加入件数を合算し、「新規」として集計しております。
2019年度の「新規」は変更後の「新規」で記載しております 17
セグメント別:連結四半期業績推移
(百万円)
2019年度 2020年度
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 1Q 2Q 3Q
営業収益 34,519 34,752 34,552 35,717 139,541 34,674 35,099 34,568
メディア事業 24,985 24,822 24,213 23,623 97,645 23,066 23,422 22,896
宇宙事業 12,570 12,893 13,180 14,889 53,533 14,381 14,465 14,400
消去又は全社 △3,037 △2,963 △2,842 △2,794 △11,637 △2,773 △2,789 △2,728
営業利益 3,694 4,636 3,971 2,960 15,263 5,594 5,521 5,461
メディア事業 654 1,932 1,284 △795 3,076 2,174 2,525 2,347
宇宙事業 3,225 2,875 2,855 3,945 12,901 3,568 3,197 3,275
消去又は全社 △185 △171 △168 △189 △714 △148 △201 △161
セグメント利益
(親会社株主に帰属する四半期(当期)純利 2,464 3,479 2,582 3,500 12,027 4,022 3,843 3,424
益)
メディア事業 474 1,416 909 1,746 4,546 1,603 1,794 1,691
宇宙事業 2,146 2,197 1,800 1,884 8,029 2,529 2,226 1,857
消去又は全社 △156 △134 △128 △130 △549 △111 △178 △124
18
連結貸借対照表
資産 負債・純資産
(百万円) 自己資本比率: 60.3% 62.0% (百万円)
378,367 377,548 378,367 377,548
47,782 48,171
176,049 190,735 101,641 94,262
142,539
132,932 228,943 235,114
8,731 6,648
51,046 47,231
2020年3月末 2020年12月末 2020年3月末 2020年12月末
流動資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他資産 流動負債 固定負債 純資産
19
連結キャッシュ・フロー
(百万円)
2019年度 2020年度
3Q累計 3Q累計
営業活動によるキャッシュ・フロー 23,785 47,106
投資活動によるキャッシュ・フロー △15,117 △7,612
フリー・キャッシュフロー (*1) 8,667 39,494
財務活動によるキャッシュ・フロー △12,442 △16,530
現金及び現金同等物の四半期末残高(a) 44,269 66,501
有利子負債期末残高 (*2) (b) 102,542 90,295
純有利子負債期末残高 (b)-(a) 58,273 23,794
*1. 営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー
*2. 借入金+無担保社債 20
新規加入件数の推移(IC数)*
(千件) 181
176 ■
2
1 167
11 1 ■
10
9 145
134 1 137 ■
125 6 1
1 5
6 1
5
164 169
157
137 131
126 118
FY2019/1Q 2Q 3Q 4Q FY2020/1Q 2Q 3Q
* 2019年10月末より「新規」「再加入」として別々に集計していた加入件数を合算し「新規」として集計しております。2019年度の「新規|は再集計しています。
21
解約率の推移(IC数)
解約率 *(四半期毎)
解約件数(千件)
注:すべてスカパー!合計
6.0% 5.8% 6.4%
5.6%
5.2%
4.6% 4.5%
(千件)
194 204
183 185
168
148
142
FY2019/1Q 2Q 3Q 4Q FY2020/1Q 2Q 3Q
* 各四半期の解約件数合計を前年度末の累計加入件数で除した率を表示しております。
22
契約者支払単価 *1
3,256 3,290 3,246 3,248 3,262 3,325 3,307 (円)
2,879 2,913 2,869 2,870 2,947 2,930
2,885
377 377 377 377 377 378 378
FY2019/1Q
FY2019/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q FY2020/1Q
FY2020/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q
3,674 3,684 3,612 3,588 3,590 3,645 3,604
3,235 3,245 3,174 3,150 3,153 3,208 3,168
439 438 438 438 437 437 436
FY2019/1Q
FY2019/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q FY2020/1Q
FY2020/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q
5,254 5,258 5,249 5,241 5,194 5,201 5,184
4,378 4,392 4,389 4,379 4,331 4,335 4,315
876 866 860 862 863 866 869
FY2019/1Q
FY2019/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q 4Q
4Q FY2020/1Q
FY2020/1Q 2Q
2Q 3Q
3Q
基本料その他 *2 視聴料
*1 契約者が支払う月額視聴料等の平均単価。従来「加入者」(IC数)単位で開示していた月額単価を「契約者」単位に変更しております(2019年度第1四半期開示資料より)。
契約者が支払う視聴料のうち、スカパー!では約30%を業務手数料、スカパー!プレミアムサービスでは約100%を視聴料収入として収益認識しております。
*2 基本料及びセットトップボックスレンタル料。 23
顧客獲得費用総額(SAC)
2,837 2,841
2,665 (百万円)
262
501
2,267 2,391
33
597 495
448 2,049
552 417 90
190
517 70
197 257 1,586 435
345 53 78
545 144
115 207 183
94 439 64
180 231 105 165
95 195
131
1,624 70
1,453 151
1,141 1,143 1,108
846
650
FY2019/1Q 2Q 3Q 4Q FY2020/1Q 2Q 3Q
広告宣伝費 加入促進費 販売インセンティブ 加入キャンペーン費 その他 無料番組制作費
■ 広告宣伝費:各種媒体での広告宣伝費用
■ 加入促進費:スカパー!加入促進のための費用(パンフレットや会場販促)
■ 販売インセンティブ:家電量販店や携帯キャリアへのインセンティブおよび取次手数料
■ 加入キャンペーン費:新規加入キャンペーン費用(アンテナサポート等)
■ その他:加入獲得にかかるカスタマーセンター運営費用等
■ 無料番組制作費: BSスカパー!等の番組制作費用 24
本資料に関するお問い合わせは、下記担当部までお願い致します。
株式会社スカパーJSATホールディングス
広報・IR部
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FAX:03-5571-1760
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