9412 スカパーJ 2020-09-02 15:00:00
2021年3月期第1四半期決算説明会 [pdf]

2021年3月期 第1四半期決算説明会

      2020年9月2日(水)
  株式会社スカパーJSATホールディングス
                     証券コード : 9412
将来の見通しに関する記述について

  本説明資料に掲載されている予想、戦略、経営方針、目標等のうち、歴史的事実でないものは、将来の見通しに関する
  記述であり、現在入手可能な情報にもとづく経営者の前提、計画、期待、判断などを基礎としています。これらの将来の
  見通しに関する記述は、様々なリスクや不確定要因の影響を受けるため、現実の結果が想定から著しく異なる可能性が
  あります。このようなリスクや不確定要因のうち、現在想定しうる主要なものには、以下のようなものが含まれます。
  なお、リスクや不確定要因はこれらに限られるものではありませんのでご留意下さい。



  ≪全般に関するリスク≫
     ・ 事業投資等に関するリスク
     ・ 事業上の法的規制に関するリスク
     ・ 個人情報及び重要情報の流出や取扱い及びサイバーセキュリティに関するリスク
     ・ 大規模災害等による事業継続に関するリスク

  ≪メディア事業に関するリスク≫
     ・ 有料多チャンネル事業の事業性低下に関するリスク
     ・ 不正視聴に関するリスク
     ・ 顧客管理システムに関するリスク

  ≪宇宙事業に関するリスク≫
    ・ 衛星通信市場における競争力低下のリスク
    ・ 通信衛星調達に関するリスク
    ・ 通信衛星の運用に関するリスク                                       2
  2021年3月期

第1四半期連結決算概要
連結損益概要
・営業収益、各利益とも通期予想に対して概ね計画どおりに進捗
・メディア事業の視聴料収入等が減少する一方で、宇宙事業のJCSAT-17及びHorizons 3eの
 収益拡大に加え、メディア事業の営業費用の減少により、増収増益
                                                                     (百万円)

                                                                2021年3月期
                    2019年度1Q     2020年度1Q     増減率      進捗率
                                                                  通期予想

 営業収益                   34,519       34,674     0.5%    24.8%      140,000

 営業利益                    3,694        5,594    51.4%    46.6%       12,000

 経常利益                    3,807        5,977    57.0%    47.8%       12,500

 親会社株主に帰属する
                         2,464        4,022    63.2%    50.3%        8,000
 四半期純利益

 EBITDA *               10,821       12,368    14.3%    32.5%       38,000

  * EBITDA =純利益+税金費用+減価償却費+のれん償却費+支払利息                                       4
メディア事業の業績概況:前年同期比

■セグメント利益(四半期純利益)は16億円(前年同期比+11.3億円)
■シーズンスポーツの開催延期等によりコンテンツ費用が10億円減少したことや、
  減価償却費の減少8億円等により営業利益及びセグメント利益は増加


            営業収益                      セグメント利益
(百万円)                        (百万円)
                                                           セグメント利益増減要因
 30,000                       2,000
                                                        ■営業収益(△19.2億円)*
           24,985
 25,000                                        1,603    ・視聴料収入の減少:△12億円
                    23,066
                              1,500
 20,000
                                                        ・業務手数料収入の減少:△2億円
                                                        ■営業費用(△34.4 億円)*
 15,000                       1,000
                                                        ・番組供給料の減少:△ 6億円
 10,000                                                 ・コンテンツ費用の減少:△10億円
                               500
                                        474
                                                        ・減価償却費の減少:△8億円
  5,000


     0                           0
          2019年度    2020年度            2019年度   2020年度
             1Q        1Q                1Q       1Q                     * セグメント間内部取引を含む
                                                                                           5
宇宙事業の業績概況:前年同期比

■セグメント利益(四半期純利益)は25億円(前年同期比+3.8億円)
■新型コロナウイルスの影響により、航空機内インターネット接続用衛星回線の収益が3億円減少する一方で、
   JCSAT-17及びHorizons 3eの収益が19億円増加したこと等により営業収益は増加


            営業収益                      セグメント利益
(百万円)                        (百万円)
                                                            セグメント利益増減要因
 16,000                       3,000
                    14,381                              ■営業収益(+18.1億円)*
                                               2,529
           12,570                                       ・JCSAT-17及びHorizons 3eの収益の増加:+19億円
 12,000                                2,146
                                                        ・航空機内インターネット接続用
                              2,000
                                                         衛星回線収益の減少:△3億円
  8,000
                                                        ■営業費用(+14.7億円)*
                              1,000                     ・減価償却費の増加:+4億円
  4,000                                                 ・衛星事業原価等の増加:+11億円


     0                           0
          2019年度    2020年度            2019年度   2020年度
             1Q        1Q                1Q       1Q                       * セグメント間内部取引を含む
                                                                                             6
今後の見通し


■メディア事業
➢ 第1四半期においては、計画に対して累計加入件数や契約者支払単価等が堅調に推移

➢ プロ野球は、6月の開幕以降、プロ野球セット中心に加入が戻ってきているものの、
  前年ピーク時には到達せず

➢ 第2四半期以降はスポーツの開始や再開等により、営業費用の増加が見込まれる

■宇宙事業

➢ 新型コロナウイルス感染拡大により、航空機内インターネット接続用衛星回線市場は通期にわたって
  引き続き厳しい状況を想定

➢ 第2四半期以降、当初から計画していた新規事業等の取り組みは抑制せず実施するため、
  営業費用の増加が見込まれる




                                                  7
ウィズコロナの対応

■恒常的なテレワーク体制を導入し、時間や場所にとらわれない多様な働き方と生産性向上を目指す
 ➢ 環境整備
  - テレワーク環境の整備(ネットワーク環境の利便性向上、テレワーク端末の導入検討)
  - 自社拠点※のサテライトオフィス化、社外のサテライトオフィス利用拡充
  - フレックス制度のコアタイム撤廃(原則平日5時から22時の間の任意の時間に勤務可)
  - テレワーク勤務の定着により、7月の出社率は20%未満(赤坂本社勤務者)
 ➢ テレワーク体制に合わせた手当等の見直し
  - 通勤手当支給ルールの変更(定額支給から出社日数に応じた支給に変更)
  - 臨時手当の支給(5月)に加え、テレワーク勤務や感染予防対策に必要な費用の一部を補助する
    手当の支給開始(7月~)
                            ※赤坂本社、横浜衛星管制センター、スカパー東京メディアセンター
■ 事業における取り組み
 ➢ カスタマーセンター在宅トライアル
   6月~:トライアルを実施
   10月~:正式導入(予定)
   段階的に拡大し、今後は全国のカスタマーセンターに展開予定

 ➢ スカパー!オンデマンド エンタメ応援キャンペーン
  -コロナ禍、ステージ主催者へ期間限定の特別配信プランを提供
                                                          8
メディア事業トピックス
                                                           自社媒体の掲載例
■ファン・マーケティング施策
⚫ 『ソロフェス』    (ハロプロメンバー総勢52名が冠番組をかけて1曲ずつソロ歌唱する5時間コンサート企画)


                       ✓ 7月放送の「ソロフェス」を皮切りに、「舞台裏特番」や
                         ソロフェスでの「MVP冠番組」までの3カ月間の連続企画

                       ✓ ハロプロメンバーおよび事務所からの告知を含めて適切な
                         プロモーションがファンに届き、好調な加入件数を獲得。

                       ✓ Twitterではトレンドランキングで1位をマーク。


⚫ 『 F1グランプリ 【 4K 】』期間限定キャンペーン     ※4K放送受信機器が必要
 ✓ F1を放送中のフジテレビNEXTご契約のお客様を対象に追加料金なしで4Kもご視聴いただけるキャンペーンを
   9月より実施。

■KIBO宇宙放送局 開局特番
 国際宇宙ステーションに開設されたKIBO宇宙スタジオから、世界初の宇宙との双方向
 ライブ配信番組を8月12日に放送。BSスカパー!をはじめスカパーオンデマンド、
 YouTubeやTwitterなどで無料生放送&生配信。

                                                                      9
宇宙事業トピックス

 ■Sat-Qサービスの提供開始
  ・6月、超小型平面アンテナSatcubeを用いたIP映像伝送サービス『Sat-Q』の提供を開始。
  ・最大6Mbpsの映像伝送用の衛星インターネット回線を提供。報道機関を中心としたご利用を想定。
  ・報道中継現場で利用されるモバイル中継システムとも連動可能で、現場の地上携帯網輻輳時にも
   安定した伝送路を提供。また、独自の衛星捕捉機能により設置から最短1分以内での通信が可能。




端末サイズイメージ           テレビ西日本 デモの様子        利用イメージ       10
衛星フリート図

               北米上空からインド洋上空まで 計19機 の衛星を保有
                                                                               Horizons-1
                                                                                (127W)
                                  Horizons-2
                                             JCSAT-8
                                      (85E)
                                                                                                        Horizons 3e
                               JCSAT-85                                                                  (169E)
                                  (85E)




                                                                                   SDS-4
                                                                                                                  Superbird-B3
                                                                                                                  (162E)
          JCSAT-110R
   BS/CSハイブリッド衛星
              (110E)                                                         Superbird-C2
                                                                                (144E)                       JCSAT-2B
                                                                                                               (154E)
                                           JCSAT-3A    JCSAT-5A JCSAT-6 JCSAT-17
                 JCSAT-110A                  (128E)    (132E)  (136E) (136E)
                     (110E)
                                                                                             JCSAT-1C
                                                                                             (150E)



                                           JCSAT-4B                                                                   2020年9月
                         JCSAT-16 JCSAT-12 (124E)
                           (予備) (予備)
                                                                                                                                 11
参考資料
メディア事業の主要指標

                                          2019年度        2020年度       2020年度
                                             1Q            1Q        加入目標

 新規*(ICカード数 万件)                                 17.6         16.7             64.3

 純増数(ICカード数 万件)                                   2.8       △1.8          △8.2
 (スカパー!)                                        (4.8)        (0.5)         (1.5)
 (スカパー!プレミアムサービス)                             (△1.9)       (△2.2)        (△9.2)
 (スカパー!プレミアムサービス光)                            (△0.1)       (△0.1)        (△0.6)

 累計加入件数(ICカード数 万件)                             327.5        315.2         308.8

 累計契約者数(契約者数 万件)                               277.2        259.3         249.2

 契約者月額支払単価(円)
 スカパー!                                         3,256        3,262
                                                                               ー
 スカパー!プレミアムサービス                                3,674        3,590
 スカパー!プレミアムサービス光                               5,254        5,194
 *2019年10月末より、従来「新規」「再加入」として別々に集計していた加入件数を合算し、「新規」として集計しております
 2019年度の「新規」は変更後の「新規」で記載しております                                                       13
セグメント別 連結業績の推移(2019年度1Q ~ 2020年度1Q)
                                                                                                  (百万円)

                                                      2019年度                                     2020年度

                          1Q            2Q              3Q            4Q            通期             1Q

 営業収益                      34,519        34,752          34,552        35,717        139,541        34,674

              メディア事業           24,985        24,822          24,213        23,623     97,645            23,066

                 宇宙事業          12,570        12,893          13,180        14,889     53,533            14,381

              消去又は全社       △3,037        △2,963          △2,842        △2,794       △11,637         △2,773

 営業利益                          3,694         4,636           3,971         2,960      15,263            5,594

              メディア事業             654          1,932           1,284        △795          3,076           2,174

                 宇宙事業           3,225         2,875           2,855         3,945     12,901             3,568

              消去又は全社           △185          △171            △168          △189          △714           △148

 セグメント利益                        2,464         3,479           2,582         3,500     12,027             4,022
 (親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益)

              メディア事業              474         1,416             909         1,746        4,546           1,603

                 宇宙事業           2,146         2,197           1,800         1,884        8,029           2,529

              消去又は全社            △156          △134            △128          △130         △549            △111
                                                                                                                 14
連結貸借対照表
                   資産                                      負債・純資産
                                    (百万円)      自己資本比率: 60.3%        60.6%     (百万円)
         378,367          378,420                      378,367     378,420
                                                        47,782     49,226

        176,049           181,840                      101,641     98,789




        142,539           138,565
                                                       228,943     230,404

         8,731            7,945
         51,046           50,069

        2020年3月末         2020年6月末                     2020年3月末     2020年6月末

 流動資産    有形固定資産         無形固定資産       投資その他資産            流動負債     固定負債         純資産


                                                                                      15
連結キャッシュ・フロー
                                                   (百万円)

                                     2019年度      2020年度
                                        1Q          1Q
    営業活動によるキャッシュ・フロー                    13,524     20,611
    投資活動によるキャッシュ・フロー                   △6,868     △2,349
    フリー・キャッシュフロー (*1)                    6,656     18,262
    財務活動によるキャッシュ・フロー                   △5,197    △10,380
    現金及び現金同等物の四半期末残高(a)                 49,545     51,474
    有利子負債期末残高 (*2) (b)                 105,070     94,560
    純有利子負債期末残高 (b)-(a)                  55,524     43,086
      *1. 営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー
      *2. 借入金+無担保社債                                         16
新規加入件数の推移(ICカード)
(千件)   176                                     181
                                                1              167    ■
        2
                                               11               1
       10
                                                                9     ■
                   134
                    1            125                                  ■
                    6             1
                                  5



       164                                     169
                                                               157
                   126           118




   FY2019/1Q        2Q            3Q            4Q        FY2020/1Q
  * 2019年10月末より「新規」「再加入」として別々に集計していた加入件数を合算し、「新規」として集計しております
    2019年度の「新規|は再集計しております                                                 17
解約率の推移( ICカード)
         解約率*(四半期毎)          解約件数               注:すべてスカパー!合計

  (千件)
                                6.0%                 5.8%
                                         5.6%
                      5.2%
           4.6%


                                194
                                          183        185
                       168
          148




     FY2019/1Q          2Q       3Q       4Q      FY2020/1Q


   * 各四半期の解約件数合計を前年度末の累計加入件数で除した率を表示しております。
                                                               18
契約者支払単価*1
・スカパー! 3,256                3,290             3,246             3,248             3,262       (円)


          2,879             2,913             2,869             2,870              2,885

           377               377               377               377               377
        FY2019/1Q
        FY2019/1Q             2Q
                             2Q                3Q
                                               3Q                4Q             FY2020/1Q
                                                                                FY2020/1Q
・スカパー!プレミアムサービス
       3,674                3,684             3,612             3,588             3,590       (円)


          3,235             3,245             3,174             3,150              3,153

           439               438               438               438                437
        FY2019/1Q
        FY2019/1Q            2Q
                             2Q                3Q
                                               3Q                 4Q
                                                                 4Q             FY2020/1Q
                                                                                FY2020/1Q
・スカパー!プレミアムサービス光
       5,254                5,258             5,249             5,241             5,194       (円)


          4,378             4,392             4,389             4,379              4,331


           876               866               860               862                863
        FY2019/1Q
        FY2019/1Q            2Q
                             2Q                3Q
                                               3Q                4Q
                                                                 4Q               FY2020/1Q
                                                                                 FY2020/1Q
                             基本料その他*2                   視聴料
*1. 契約者が支払う月額視聴料等の平均単価。従来「加入者」(ICカード数)単位で開示していた月額単価を、「契約者」単位に変更しております(2019年度第1四半期開示資料より)。
    契約者が支払う視聴料のうち、スカパー!では約30%を業務手数料として、スカパー!プレミアムサービスでは約100%を視聴料収入として営業収益認識しております。
*2. 基本料その他 基本料及びセットトップボックスレンタル料                                                                 19
顧客獲得費用総額(SAC)
                                                                                   (百万円)
   2,837                                                 2,841
                                     2,665
                                                          262          2,391
     501
                      2,267                                                 33
                                      597                 495
                                                                           448
     552               417
                                                          190
                                      517                 70
                                                          197              257
     345                                                                     53
                       545                                                 144
     115                              207
                                       94
     180               231            105
                       95
                       131
                                                         1,624
                                                                           1,453
    1,141                            1,143
                       846



  FY2019/1Q            2Q             3Q                  4Q          FY2020/1Q

              広告宣伝費   加入促進費   販売インセンティブ      加入キャンペーン費     その他   無料番組制作費

  広告宣伝費:各種媒体での広告宣伝費用
  加入促進費:スカパー!加入促進のための費用(パンフレットや会場販促)
  販売インセンティブ:家電量販店や携帯キャリアへのインセンティブおよび取次手数料
  加入キャンペーン費:新規加入キャンペーン費用(アンテナサポート等)
  その他:加入獲得にかかるカスタマーセンター運営費用等
  無料番組制作費: BSスカパー!等の番組制作費用                                                                 20
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     株式会社スカパーJSATホールディングス
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