9385 ショーエイコーポ 2021-07-30 16:30:00
不適切取引に関する再発防止策のお知らせ [pdf]

                                             2021 年 7 月 30 日
 各 位


                          会 社 名   株式会社ショーエイコーポレーション
                          代表者名    代表取締役社長     芝   原     英   司
                                     (コード番号:9385 東証第一部)
                          問合せ先    代表取締役専務     有   村     芳   文
                                  電話番号   06-6233-2636


              不適切取引に関する再発防止策のお知らせ


 当社は、2021 年 6 月 18 日付で公表いたしました「当社営業部門の従業員の関与の疑われる不適切な
取引の外部調査委員会からの調査報告書受領のお知らせ」に記載のとおり、当社営業部門の従業員によ
る不適切取引に関する報告書を受領し、当該不適切取引の発生を改めて真摯に反省するとともに、当該
報告書において指摘された原因及び再発防止策の提言を踏まえ、その再発防止策について検討してまい
りました。その結果、下記のとおり再発防止策について決定いたしましたのでお知らせいたします。
 株主、投資家をはじめご関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけすることとなりましたことを深くお
詫び申しあげます。今後はコンプライアンスの遵守を徹底し、当社グループ一丸となって信頼の回復に努
めてまいりますので、何卒ご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

                          記


1.当該不適切取引の概要について
 当社は、2021 年3月期の決算作業を進めていた際に、当社営業部門の従業員の関与の疑われる不適
切な取引が発覚いたしましたため、2021 年4月 30 日付けで、当社とは利害関係を有しない外部の弁護士
及び公認会計士で構成される外部調査委員会を設置し、調査を行いました。6 月 18 日付「当社営業部門
の従業員の関与の疑われる不適切な取引の外部調査委員会からの調査報告書受領のお知らせ」で公表
いたしましたとおり、調査の結果、当社営業部門の従業員が、2015 年3月期から 2021 年3月期において、
実態のない売上高及び仕入高を計上することにより、外部の第三者が資金調達を目的として行っていた循
環取引に関与していたことが判明いたしました。
 但し、当該不適切取引に関わる必要な修正事項は適正に反映しております。


2.発生原因について
 当該不適切取引が発生した要因は、受発注の業務プロセスに関して、職務分掌が不十分であったこと及
び業務手順が不明確であったことにおいて不備があり、内部統制が有効に機能しなかったことによるもので
あります。
3.処分等について
 当社は、今回の事態の重大性を厳粛に受け止め、当該不適切取引に関与した役職員について社内規
程に基づき厳正な処分を行いました。


4.再発防止策の概要について
 不正取引の再発防止策としては、下記の項目を掲げ、この度コンプライアンス委員会内に設置しました
「再発防止プロジェクト」が具体的な防止策の検討及びその遂行が適切に実行されるように、その推進役と
して社内を迅速に取りまとめていくものとします。整備には時間を要するものと考えておりますが、原則、実
施・検証は 2022 年 3 月末までに終了させるようにいたします。また、当再発防止策に併せて、社員教育の
充実及びその実効性確保等を行うことにより、内部統制の強化に努めてまいります。


 ①営業促進支援事業における「受注プロセス」「発注プロセス」「売上計上に係わるプロセス」の是正
  ・当社の営業促進支援事業における購買及び販売の業務プロセスに関して、営業部門と購買部門の
   業務分掌が不十分であったこと及び業務手順が不明確であったことにより、内部統制が有効に機能
   しなかったことにあると認識しております。今後は、営業促進支援事業における購買部門の拡充及び
   機能強化を進めることによって営業部門と購買部門の適切な業務分掌を確保する体制を早急に進
   めてまいります。


 ②営業部門及び購買部門の上席者の監督すべき項目のチェックリスト化
  ・営業部門及び購買部門の上席者は、「売上額の増加」「利益率・原価率の異常性」等の監督すべき
   項目をチェックリスト化し、常時モニタリングすることといたしました。また巨額取引を受注できた場合
   は、その獲得経緯や商流の確認、得意先への訪問、仕入先の確認、実需の確認等も必ず実施する
   ものといたします。




 改めまして、株主・投資家の皆様をはじめ、お取引先及び関係者の皆様には、多大なご迷惑とご心配を
おかけしておりますこと深くお詫び申しあげます。
                                                  以上