9325 ファイズHD 2020-08-07 15:00:00
2021年3月期第1四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年8月7日
上場会社名 ファイズホールディングス株式会社 上場取引所 東
コード番号 9325 URL https://phyz.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)榎屋 幸生
問合せ先責任者 (役職名) 取締役財務担当部長 (氏名)西村 考史 TEL 06-6453-0250
四半期報告書提出予定日 2020年8月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 3,004 47.9 181 - 188 - 127 -
2020年3月期第1四半期 2,031 - △34 - △4 - △6 -
(注)包括利益 2021年3月期第1四半期 128百万円 (343.3%) 2020年3月期第1四半期 28百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
四半期純利益
1株当たり
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 11.90 11.86
2020年3月期第1四半期 △0.58 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第1四半期 3,128 1,417 45.0
2020年3月期 2,779 1,288 46.1
(参考)自己資本 2021年3月期第1四半期 1,408百万円 2020年3月期 1,280百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - - - - -
2021年3月期 -
2021年3月期(予想) - - - -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 12,500 17.5 400 14.5 400 14.6 236 28.3 21.94
(注)1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
2.当社グループは年次での業績管理を行っておりますので、第2四半期(累計)の業績予想の記載を省略してお
ります。詳細は、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情
報に関する説明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-
除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 10,822,800株 2020年3月期 10,821,200株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 139,846株 2020年3月期 93,826株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 10,727,224株 2020年3月期1Q 10,816,354株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
ファイズホールディングス(株)(9325)2021年3月期第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益及び包括利益計算書 …………………………………………………………………………… 5
第1四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………… 5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 7
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 7
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ファイズホールディングス(株)(9325)2021年3月期第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言で社
会・企業活動が制限されたことなどを背景に、大きく冷え込む結果となりました。緊急事態宣言そのものは5月下
旬に解除されたものの、その後も国内景気に回復の兆しは見えず、さらに6月下旬以降は再び国内感染者数が増加
基調に転じるなど、予断の許さない状況が続いています。
コロナ禍は物流市場にも大きな影響を及ぼしています。食品や日用雑貨といった生活関連物資の輸送需要は例年
並みで推移しましたが、企業活動の自粛や停滞で製造業を中心に原材料や部品などの荷動きは大幅に落ち込み、ト
ラック運送事業者間の貨物獲得競争が激化し、運賃水準は低下傾向にあります。
そのような厳しい経済状況が続くなか、当社グループは、主にEC(注1)ビジネスを展開する企業を対象にした
サードパーティー・ロジスティクス(注2)事業である「ECソリューションサービス事業」として、①物流センター
の運営機能(業務)を提供する「オペレーションサービス」、②拠点間の幹線輸送や配車プラットフォーム機能の
提供(利用運送)などを手掛ける「ロジスティクスサービス」、③ルート配送やラストワンマイル配送などを担う
「デリバリーサービス」の3つのサービスを軸に事業拡大を図ってきました。
「オペレーションサービス」では引き続き、大手ネット通販会社向け物流センターの運営を軸に事業を展開しま
した。「巣篭もり消費」拡大でネット通販需要が伸長し、既存の運営拠点(全国18カ所)では軒並み入出荷ボリュ
ームが大幅に増加しました。これに対して、当社グループではスタッフの柔軟な追加投入などを通じた庫内オペレ
ーション体制の強化に取り組むことで、ネット通販ユーザーへの安定的な商品供給を実現しました。各運営拠点に
おいては、新型コロナ対策の一環として「ソーシャル・ディスタンス」を十分に確保した状態で作業を展開したこ
とがコストアップ要因となりましたが、新たな運営体制もすでに定着し、作業生産性も徐々に回復しつつありま
す。
「オペレーションサービス」では、新型コロナへの感染および感染拡大リスクを回避するための軽度体調不良者
への休業補償など、コロナ禍での新たなコストも発生しましたが、その一方で、スタッフ採用に掛かる広告出稿費
の削減などコスト抑制も進みました。また、新規プロジェクトとしては、関東エリアで大手流通業向け一括物流セ
ンターの運営業務がスタートしました。
「ロジスティクスサービス」では、トラック配車プラットフォームサービス(T-Board)において、企業間輸送
のニーズが大きく落ち込む中、コロナ禍でも比較的安定した荷動きが見られた生活関連物資等をターゲットに全社
的な営業活動を展開していくことで、利用登録事業者数(荷主および実運送会社)と成約件数を伸ばすことができ
ました。さらに、EC関連貨物の拠点間輸送についても受託件数は大幅に増加しました。また、配車の最適化で自社
保有車両の稼働率が高まったほか、軽油・ガソリン価格の下落を背景に使用燃料費の削減も実現しました。
「デリバリーサービス」では、宅配便の集配などラストワンマイル物流における既存受託エリアでの増車要請へ
の対応などに取り組んだほか、前連結会計年度に立ち上げた関西エリアでの宅配便事業では、新たに百貨店から出
荷される贈答品の配達サービスなどもスタートしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高3,004,273千円(前年同四半期比47.9%
増)、営業利益181,096千円(前年同四半期は営業損失34,014千円)、経常利益188,445千円(前年同四半期は経常
損失4,735千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益127,663千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期
純損失6,285千円)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。セグメントの売上高は外部顧客に対するものです。
① ECソリューションサービス事業
ネット通販会社向け物流センターでの入出荷量が「巣篭もり消費」拡大で堅調に推移したこと、新たに大手流通
業向け一括物流センターの運営を受託したことで収入が伸びた一方で、不採算事業所の整理、スタッフ採用費や外
注費、燃料費の削減などに取り組んだ結果、当セグメントの売上高は2,992,048千円となり、セグメント利益は
156,828千円となりました。また、ECソリューションサービス事業の各サービス別の売上は次のとおりでありま
す。
ⅰ オペレーションサービス
「ソーシャル・ディスタンス」の確保を強く意識した庫内オペレーション体制にシフトしたものの、ネット通販
向けの既存運営センターは高い作業生産性を維持し、安定的に稼働しました。投入スタッフ数と受託業務範囲の拡
大、入出荷増に伴うクライアントからの緊急オーダーに対する迅速な労働力供給などにも対応しました。また、新
たに大手流通業向け一括物流センターの運営もスタートしました。その結果、売上高は2,288,833千円となりまし
た。
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ファイズホールディングス(株)(9325)2021年3月期第1四半期決算短信
ⅱ ロジスティクスサービス
コロナ禍で企業間輸送のニーズが冷え込む中、荷動きが比較的安定している業種業態をターゲットにトラック配
車プラットフォームサービスの利用促進を図りました。加えて、物流センター間で発生する横持ち輸送など、拠点
間輸送の常用ニーズやスポット需要の取り込みを強化した結果、売上高は550,735千円となりました。
ⅲ デリバリーサービス
大手宅配便会社(日系および外資系)向けに提供している集配代行業務における投入車両数の増加、関西エリア
での宅配便サービス事業などに取り組んだ結果、売上高は152,478千円となりました。
② その他
その他サービスとしては、IT技術者の派遣や各種情報システムの開発、ウェブサイト制作といったシステムコン
サルティングサービスの提供やECサイト運営企業等をターゲットにした人材紹介事業を中心に事業展開し、売上高
は12,225千円となりました。
(注1)ECとは、インターネットやコンピュータなど電子的な手段を介して行う商取引の総称。また、Webサイトな
どを通じて企業が消費者に商品を販売するオンラインショップのこと
(注2)サードパーティーロジスティクスとは、荷主が第三者であるロジスティクス業者に対し、物流業務全般を長
期間一括して委託すること
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ349,738千円増加し、3,128,803千円
となりました。これは主に現金及び預金が334,185千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ221,308千円増加し、1,711,492千円
となりました。これは主にその他に含まれる未払消費税等が120,769千円減少する一方、短期借入金が200,000千
円、未払費用が158,958千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ128,429千円増加し、1,417,311千
円となりました。これは主に、四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の業績予想については、2020年5月15日発表の「2020年3月期決算短信」からの変更はありません。
今後、重要な変更がある場合には、適切に開示してまいります。
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ファイズホールディングス(株)(9325)2021年3月期第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,100,090 1,434,275
売掛金 1,299,598 1,355,678
貯蔵品 8,034 7,216
未収消費税等 84,387 -
未収還付法人税等 14,583 15,888
その他 85,751 65,925
貸倒引当金 △24,622 △5,663
流動資産合計 2,567,822 2,873,322
固定資産
有形固定資産 44,507 103,256
無形固定資産 80,934 77,648
投資その他の資産
投資有価証券 1,586 1,586
その他 84,213 72,989
投資その他の資産合計 85,800 74,575
固定資産合計 211,242 255,481
資産合計 2,779,065 3,128,803
負債の部
流動負債
買掛金 436,891 458,978
短期借入金 - 200,000
未払費用 477,192 636,151
未払法人税等 136,920 46,712
その他 433,316 305,442
流動負債合計 1,484,320 1,647,285
固定負債
資産除去債務 2,276 2,276
その他 3,586 61,931
固定負債合計 5,863 64,207
負債合計 1,490,183 1,711,492
純資産の部
株主資本
資本金 326,512 326,522
資本剰余金 231,221 231,231
利益剰余金 790,283 917,947
自己株式 △67,411 △67,411
株主資本合計 1,280,606 1,408,290
非支配株主持分 8,275 9,020
純資産合計 1,288,881 1,417,311
負債純資産合計 2,779,065 3,128,803
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 2,031,113 3,004,273
売上原価 1,936,582 2,710,570
売上総利益 94,530 293,703
販売費及び一般管理費 128,544 112,606
営業利益又は営業損失(△) △34,014 181,096
営業外収益
受取配当金 13,049 -
固定資産売却益 16,135 6,656
雑収入 253 811
営業外収益合計 29,437 7,468
営業外費用
支払利息 158 119
営業外費用合計 158 119
経常利益又は経常損失(△) △4,735 188,445
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
△4,735 188,445
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 3,434 48,570
法人税等調整額 △1,883 11,466
法人税等合計 1,550 60,036
四半期純利益又は四半期純損失(△) △6,285 128,408
非支配株主に帰属する四半期純利益 - 745
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
△6,285 127,663
に帰属する四半期純損失(△)
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) △6,285 128,408
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 35,253 -
その他の包括利益合計 35,253 -
四半期包括利益 28,968 128,408
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 28,968 127,663
非支配株主に係る四半期包括利益 - 745
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
前連結会計年度の有価証券報告書の追加情報に記載した新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する仮定に
ついて重要な変更はありません。
(重要な後発事象)
(取得による企業結合)
当社は、2020年7月21日開催の取締役会において、以下のとおり、株式会社中央運輸の全株式を取得し、子会社
化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結し、2020年7月30日付で全株式を取得いたしました。
(1)企業結合の概要
①被取得企業の名称及びその事業の内容
・被取得企業の名称 株式会社中央運輸
・事業の内容 貨物自動車運送事業等
②企業結合を行った主な理由
当社グループは、「人と人のつながりで”未来のあたりまえ”を創造する」という経営理念のもと、サード
パーティーロジスティクスをはじめとするECソリューションを包括的に提供する企業です。
株式会社中央運輸は、関東地区を中心に中・大型車両を用いた商品の輸送を行っている会社であります。同
社の株式取得後は、当社のロジスティクスサービス事業との連携強化を図ることにより、当社の経営理念の実
現を図ることができるものと判断し、このたび、同社の株式を当社が取得いたしました。
③企業結合日
2020年7月1日(予定)
④企業結合の法的形式
株式の取得
⑤取得した議決権比率
100%
⑥取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価として持分を取得するためであります。
(2)被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価 現金 90百万円
取得原価 90百万円
(3)主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザリー費用等(概算額)27百万円
(4)発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
現時点では確定しておりません。
(5)企業結合日に受け入れる資産及び引き受ける負債の額並びにその主な内訳
現時点では確定しておりません。
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