9318 アジア開発キャピタル 2021-06-30 15:00:00
営業外収益・営業外費用、特別利益・特別損失の計上及び連結・個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                       2021 年 6 月 30 日
各 位
                                    会 社 名 アジア開発キャピタル株式会社
                                    代表者名 代表取締役社長 アンセム ウォン
                                                       ANSELM WONG
                                    (コード:9318 東証第 2 部)
                                    問合せ先 IR 推進執行役員 山内 沙織
                                    (TEL.03-5534-9614)


            営業外収益・営業外費用、特別利益・特別損失の計上及び
            連結・個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせ

 当社は、2021 年 3 月期決算におきまして、営業外収益・営業外費用、特別利益・特別損失を計上いたしま
すので、下記の通りお知らせいたします。
 また、2021 年 3 月期の連結・個別業績と前期(2020 年 3 月期)実績値との間に差異が生じましたので、併
せてお知らせいたします。


1.2021 年 3 月期連結決算
(1)営業外収益の計上
  当社の持分法適用関連会社 Mabuhay Holdings Corporation(以下、
                                              「MHC」といいます。
                                                        )の決算報告に基
づき、持分法による投資利益 46 百万円(同第 3 四半期連結累計期間は 37 百万円)を営業外収益として計上
いたしました。


(2)営業外費用の計上
 ① 為替差損
   為替相場の変動により、為替差損 29 百万円(同第 3 四半期連結累計期間は 14 百万円)を営業外費用と
  して計上いたしました。


 ② 貸倒引当金繰入額
   当社旧 EC 事業部が EC サイト運営業者に預託した保証金 8 百万円について、回収見込みが不確定である
  ため、保守的に判断し、その全額に対して貸倒引当金を設定し、貸倒引当金繰入額 8 百万円を営業外費用
  として計上いたしました。
             (2020 年 11 月 16 日付適時開示資料「営業外収益、営業外費用および特別損失
  の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。
                     )


(3)特別利益の計上
  ワンアジア証券株式会社を子会社化するにあたり、純資産価額を下回る価額で株式を取得したことから、
 負ののれん発生益 17 百万円を特別利益として計上いたしました。


(4)特別損失の計上
 ① 固定資産売却損
   当社子会社・株式会社トレードセブン(以下、
                       「T7」といいます。
                                )の事務所閉鎖および当社子会社・ア
  ジアビジネスファイナンス株式会社(以下、
                     「ABF」といいます。
                               )の事務所移転に伴い、固定資産売却損
  5 百万円を特別損失として計上いたしました。


 ② 投資有価証券評価損
   当社が保有する投資有価証券の一部について、帳簿価額に比べて実質価値が著しく低下したため、減損
  処理による投資有価証券評価損 8 百万円を特別損失として計上いたしました。
                                      (2020 年 11 月 16 日付適時
  開示資料「営業外収益、営業外費用および特別損失の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。
                                            )

                               1
 ③ 貸倒引当金繰入額
    当社が当社グループ外に対して有する金銭債権 11 百万円、および、ABF が 2020 年 10 月に T7 から引き
  継いだ当社グループ外に対して有する貸付債権 700 百万円について、5 年間に渡って当社会計監査人から
  保全面・回収性で疑義がある旨の指摘を受けていたことから、現監査法人の判断の下で回収された 50 百
  万円以外の全額に対して貸倒引当金を設定し、貸倒引当金繰入額 661 百万円を特別損失として計上いたし
  ました。
     (2021 年 2 月 15 日付適時開示資料「
                            (訂正)
                               「資金の貸付に関するお知らせ」の一部訂正および補
  足について」をご参照下さい。
               )


 ④ 減損損失
    当社が既に撤退した旧 EC 事業のソフトウェア 4 百万円、および、収益性が低下している当社子会社
  Cleath Biomass Energy Sdn. Bhd.(以下、
                                    「CBE」といいます。
                                              )の固定資産 14 百万円につき、減損損失
  18 百万円を特別損失として計上いたしました。


 ⑤ 事業撤退損
    T7 の事業撤退に伴う原状回復費用、資産除去債務、固定資産除却損として、事業撤退損 18 百万円を特
  別損失として計上いたしました。
                (2021 年 3 月 23 日付適時開示資料「当社及び連結子会社の特別損失の計
  上に関するお知らせ」をご参照下さい。
                   )


 ⑥ 訂正関連損失引当金繰入額
    過年度決算訂正に伴い発生する費用のうち見積り可能な部分について、訂正関連損失引当金繰入額 90
  百万円を特別損失として計上いたしました。


(2)2021 年 3 月期連結業績(2020 年 4 月 1 日~2021 年 3 月 31 日)と前期実績値との差異
                                                               (単位:百万円)
                                                        親会社株主
                                                                   1 株当たり
                        売上高        営業利益        経常利益     に帰属する
                                                                   当期純利益
                      (百万円)        (百万円)       (百万円)    当期純利益
                                                                    (円)
                                                        (百万円)
 前期(2020 年 3 月期)
                            865         △520     △800     △1,181      △2.50
 実績(A)
 当期(2021 年 3 月期)
                            945         △275     △279     △1,070      △1.30
 実績(B)
 増減額(B-A)                     80         245      521        110
 増減率(%)                     9.3           -        -           -


 (差異の主要な理由)
   売上高につきましては、不採算事業の撤退・閉鎖を進める一方で、営業投資有価証券売上高を計上した
  こと及び中古遊戯台割賦販売を開始したこと等により、前期比で 100 百万円弱増加しております。
   営業利益につきましては、上記の理由に加え、子会社を中心に販売費及び一般管理費の大幅な削減を進
  めたこと等により、前期比で損失が大幅に減少しております。
   経常利益につきましては、上記の理由に加え、持分法による投資利益を計上したこと等により、前期比
  で損失が大幅に減少しております。
   親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、貸倒引当金繰入額、訂正関連損失引当金繰入額を計
  上した一方で、減損損失、事業撤退損の計上額が前期との比較で減少していること等により、前期比で損
  失がやや減少しております。



                                    2
2.2021 年 3 月期個別決算
(1)特別損失の計上
 ① 関係会社株式評価損
    下記の通り、関係会社株式評価損 306 百万円を特別損失として計上いたしました。
    (内訳)
    ・T7 株式 3 百万円(事業撤退のため)
                        (2021 年 3 月 23 日付適時開示資料「当社及び当社子会社の特別
     損失の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。
                          )
    ・CBE 株式 129 百万円(債務超過のため)
                           (2021 年 3 月 23 日付適時開示資料「関係会社株式評価損及
     び貸倒引当金繰入額の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。
                                 )
    ・ABF 株式 172 百万円(債務超過のため)


 ② 減損損失
    当社が既に撤退した旧 EC 事業のソフトウェアにつき、減損損失 4 百万円を特別損失として計上いたし
  ました。


 ③ 貸倒引当金繰入額
    下記の通り、貸倒引当金繰入額 528 百万円を特別損失として計上いたしました。
    (内訳)
    ・グループ外に対する金銭債権 11 百万円(回収見込みが不確定のため)
    ・T7 に対する貸付債権 50 百万円(事業撤退のため)
                               (2021 年 3 月 23 日付適時開示資料「当社及び当
     社子会社の特別損失の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。
                                 )
    ・CBE に対する貸付債権 1 百万円(債務超過のため)
                               (2021 年 3 月 23 日付適時開示資料「関係会社株
     式評価損及び貸倒引当金繰入額の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。
                                      )
    ・ABF に対する貸付債権 540 百万円(債務超過のため)
    ・CBE に対する貸付債権の回収分 △75 百万円


 ④ 投資損失引当金繰入額
    当期末時点の MHC 株式の時価が簿価を下回ったことから、評価損として、投資損失引当金繰入額 373 百
  万円を特別損失として計上いたしました。


 ⑤ 訂正関連損失引当金繰入額
    当社が本日付で実施した過年度決算訂正に伴う費用のうち見積り可能な部分について、訂正関連損失引
  当金繰入額 90 百万円を特別損失として計上いたしました。


(2)2021 年 3 月期個別業績(2020 年 4 月 1 日~2021 年 3 月 31 日)と前期実績値との差異
                                                                (単位:百万円)
                                                                  1 株当たり
                        売上高        営業利益        経常利益     当期純利益
                                                                  当期純利益
                      (百万円)        (百万円)       (百万円)    (百万円)
                                                                   (円)
 前期(2020 年 3 月期)
                            124         △316     △407    △1,505     △3.19
 実績(A)
 当期(2021 年 3 月期)
                            385         △90      △133    △1,438     △1.75
 実績(B)
 増減額(B-A)                   261          225      273        66
 増減率(%)                    210.0          -        -         -




                                    3
(差異の主要な理由)
 売上高につきましては、利息収入の増加、営業投資有価証券売上高および経営指導料の計上等により、
前期比で 3 倍以上増加しております。
 営業利益、経常利益につきましては、上記の理由に加え、有価証券運用益などの計上により前期との比
較で減少していること等により、前期比で損失が大きく減少しております。
 当期純利益につきましては、貸倒引当金繰入額、投資損失引当金繰入額、訂正関連損失引当金繰入額を
計上した一方で、関係会社株式評価損の計上額が前期との比較で減少していること等により、前期比で損
失が減少しております。



                                           以 上




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