2021 年 6 月 30 日
各 位
会 社 名 アジア開発キャピタル株式会社
代表者名 代表取締役社長 アンセム ウォン
ANSELM WONG
（コード：9318 東証第 2 部）
問合せ先 IR 推進執行役員 山内 沙織
（TEL．03-5534-9614）
過年度の決算短信の訂正に関するお知らせ
当社は、過年度の決算短信の訂正を行うことといたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
１．訂正の経緯及び理由
当社は、連結子会社 2 社である株式会社トレードセブン、及びその子会社・株式会社 TS Project が実行
した蓄電池事業の取引実態に疑義があることが判明したため、弁護士及び会計士等で構成する特別調査委
員会の調査結論を経て、不適切な会計処理が行われていた事実を確認いたしました。
これに伴い、当社は、2017 年 11 月から 2019 年 4 月（2017 年 12 月期から 2019 年 6 月期）にかけて行わ
れた計 18 回の取引について、当該売上・仕入及び売掛金の計上を取り消し、回収時に差益を特別利益とし
て認識することといたしました。
また、この取引に関わる不透明な資金支出に関しまして、2018 年 12 期の発生時期に一括して特別損失と
して処理を行い、一連の会計処理を訂正することといたしました。この処理に伴い、株式会社トレードセ
ブンの純資産に影響が発生したため、当社保有の同社株式の減損処理等も同時に実施いたしました。
この他、監査法人の変更に伴い、過去の経理処理を全面的に精査した結果、海外子会社での見積もりの
訂正が必要と判断いたしました。マレーシア子会社 1 社につき、収益状況が悪化し、今後の見通し等も勘
案した結果、2020 年 3 月期に固定資産、貸付金等の減損引当処理を実施いたしました。
当社は、監査法人と協議の上、本件について過年度の決算を訂正することとし、現時点において正しい
決算数値の確定が可能となりましたので、2018 年（平成 30 年）3 月期まで遡及の上、過年度に開示した決
算短信を下記の通り訂正いたします。
また、本日、過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を関東財務局に提出いたします。
1
２．訂正による過年度業績への影響額
今回訂正に伴う過年度業績への影響額の概要は下記の通りです。
（１）連結財務諸表
（単位：百万円）
訂正前 訂正後 影響額
期間 項目 増減率
（Ａ） （Ｂ） （Ｂ－Ａ）
売上高 326 234 △91 △28.1％
営業利益 △312 △311 1 －
第 98 期
経常利益 △706 △705 1 －
平成 30 年 3 月期
親会社株主に帰属
（2018 年 3 月期） △1,336 △1,371 △34 －
する四半期純利益
第 3 四半期
総資産 3,738 3,703 △34 △0.9％
純資産 3,660 3,626 △34 △1.0％
売上高 682 315 △367 △53.8％
営業利益 △484 △490 △5 －
第 98 期
経常利益 △713 △719 △5 －
平成 30 年 3 月期
親会社株主に帰属
（2018 年 3 月期） △1,321 △1,363 △41 －
する当期純利益
通期
総資産 4,146 4,104 △41 △1.0％
純資産 3,650 3,608 △41 △1.1％
売上高 415 140 △275 △66.2％
営業利益 △141 △147 △5 －
第 99 期 経常利益 △102 △108 △5 －
2019 年 3 月期 親会社株主に帰属
△103 △100 2 －
第 1 四半期 する四半期純利益
総資産 4,034 3,994 △39 △1.0％
純資産 3,527 3,487 △39 △1.1％
売上高 718 167 △550 △76.6％
営業利益 △434 △447 △13 －
第 99 期 経常利益 △314 △327 △13 －
2019 年 3 月期 親会社株主に帰属
△340 △337 2 －
第 2 四半期 する四半期純利益
総資産 4,065 4,026 △38 △1.0％
純資産 3,377 3,338 △38 △1.1％
売上高 1,137 311 △826 △72.6％
営業利益 △672 △690 △17 －
第 99 期 経常利益 △580 △598 △17 －
2019 年 3 月期 親会社株主に帰属
△613 △607 6 －
第 3 四半期 する四半期純利益
総資産 3,606 3,571 △35 △1.0％
純資産 3,014 2,979 △35 △1.2％
売上高 1,630 517 △1,112 △68.2％
営業利益 △843 △868 △24 －
第 99 期 経常利益 △847 △871 △24 －
2019 年 3 月期 親会社株主に帰属
△882 △875 7 －
通期 する当期純利益
総資産 3,310 3,276 △34 △1.0％
純資産 2,698 2,664 △34 △1.3％
2
（単位：百万円）
訂正前 訂正後 影響額
期間 項目 増減率
（Ａ） （Ｂ） （Ｂ－Ａ）
売上高 322 132 △190 △59.0％
営業利益 △163 △168 △5 －
第 100 期 経常利益 △134 △139 △5 －
2020 年 3 月期 親会社株主に帰属
△145 △140 5 －
第 1 四半期 する四半期純利益
総資産 3,126 3,097 △29 △0.9％
純資産 2,531 2,502 △29 △1.1％
売上高 530 340 △190 △35.8％
営業利益 △325 △327 △2 －
第 100 期 経常利益 △381 △384 △2 －
2020 年 3 月期 親会社株主に帰属
△562 △551 11 －
第 2 四半期 する四半期純利益
総資産 2,482 2,459 △22 △0.9％
純資産 2,099 2,076 △22 △1.1％
売上高 828 638 △190 △22.9％
営業利益 △373 △373 △0 －
第 100 期 経常利益 △491 △492 △0 －
2020 年 3 月期 親会社株主に帰属
△796 △782 13 －
第 3 四半期 する四半期純利益
総資産 2,254 2,234 △20 △0.9％
純資産 1,852 1,832 △20 △1.1％
売上高 1,055 865 △190 △18.0％
営業利益 △522 △520 1 －
第 100 期 経常利益 △802 △800 1 －
2020 年 3 月期 親会社株主に帰属
△1,116 △1,181 △64 －
通期 する当期純利益
総資産 2,022 1,924 △98 △4.9％
純資産 1,539 1,441 △98 △6.4％
売上高 151 151 － －
営業利益 △98 △90 8 －
第 101 期 経常利益 △98 △90 8 －
2021 年 3 月期 親会社株主に帰属
△98 △90 8 －
第 1 四半期 する四半期純利益
総資産 1,879 1,792 △87 △4.6％
純資産 1,438 1,350 △87 △6.1％
売上高 265 265 － －
営業利益 △220 △204 15 －
第 101 期 経常利益 △203 △187 16 －
2021 年 3 月期 親会社株主に帰属
△213 △196 16 －
第 2 四半期 する四半期純利益
総資産 1,795 1,716 △78 △4.4％
純資産 1,333 1,255 △78 △5.9％
売上高 463 463 － －
営業利益 △320 △296 24 －
第 101 期 経常利益 △313 △288 24 －
2021 年 3 月期 親会社株主に帰属
△326 △301 24 －
第 3 四半期 する四半期純利益
総資産 3,408 3,337 △70 △2.1％
純資産 3,218 3,147 △70 △2.2％
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（２）個別財務諸表
（単位：百万円）
訂正前 訂正後 影響額
期間 項目 増減率
（Ａ） （Ｂ） （Ｂ－Ａ）
売上高 166 166 － －
第 98 期 営業利益 △447 △447 － －
平成 30 年 3 月期 経常利益 △624 △624 － －
（2018 年 3 月期） 当期純利益 △1,261 △1,333 △72 －
通期 総資産 4,889 4,817 △72 △1.5％
純資産 3,839 3,767 △72 △1.9％
売上高 152 152 － －
営業利益 △324 △324 － －
第 99 期
経常利益 △343 △343 － －
2019 年 3 月期
当期純利益 △478 △540 △62 －
通期
総資産 4,475 4,341 △134 △3.0％
純資産 3,330 3,195 △134 △4.0％
売上高 124 124 － －
営業利益 △316 △316 － －
第 100 期
経常利益 △407 △407 － －
2020 年 3 月期
当期純利益 △1,150 △1,505 △354 －
通期
総資産 3,163 2,675 △488 △15.4％
純資産 2,170 1,681 △488 △22.5％
以 上
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