9318 アジア開発キャピタル 2021-02-15 21:00:00
ワンアジア証券株式会社との包括的業務提携に関する基本合意のお知らせ [pdf]

                                                                 2021 年 2 月 15 日
各 位
                                            会 社 名 アジア開発キャピタル株式会社
                                            代表者名 代表取締役社長 アンセム ウォン
                                                                 ANSELM WONG
                                            (コード:9318 東証第 2 部)
                                            問合せ先 社長室 天神 雄一郎
                                            (TEL.03-5534-9614)


       ワンアジア証券株式会社との包括的業務提携に関する基本合意のお知らせ



当社は、本日開催の取締役会において、ワンアジア証券株式会社(以下、
                                「OAS 社」といいます。
                                            )と包括的業務提
携(以下、
    「本業務提携」といいます。
                )を行う基本合意書を締結することについて決議しましたので、下記の通
りお知らせいたします。


                                    記
1.本業務提携の理由
 当社筆頭株主の親会社である新鴻基有限公司 SUN HUNG KAI & CO. LIMITED(SEHK:0086)
                                                          (以下、
                                                             「SHK 社」とい
います。
   )およびOAS 社筆頭株主の親会社である金山能源集團有限公司 KING STONE ENERGY GROUP LIMITED(SEHK:
0663)
    (以下、
       「KS 社」といいます。
                  )は、いずれも香港証券取引所のメインボードの上場企業であります。KS 社
は、銀鉱石の採掘、天然ガス・石油開発といった資源事業に加え、金融事業として資産ファイナンス業務、ファ
クタリング事業を行っております。
 また、OAS 社は、2001 年2月設立以来、証券仲介業を中心に業務を行ってきました。株式相場の売買委託手数
料が減少している上、手数料自由化に伴う引き下げ競争も激化し、大幅減収に追い込まれる中小証券企業の淘汰
が本格化しております。OAS 社は M&A 仲介事業等の新規事業への進出を試みましたが、結果を出すことができず、
収益改善の兆しが見えなかったことから、2020 年6月に経営陣を刷新し、コロナ禍の中で経営改革を断行し、管
理体制及び全組織の再構築を徹底的に進行させております。
 SHK 社と KS 社並びに KS 社の筆頭株主(49.04%)である北京大学青鳥グループ BEIJING BEIDA JADE BIRD GROUP
(以下、
   「BJB 社」といいます。
               )は長年中国・香港で協業関係があり、以前から日本の金融資本市場に興味を持っ
ておりました。そうした中、当社は SHK 社から KS 社及び BJB 社、OAS 社の紹介を受け、当社を含めた 5 社間によ
る資本業務提携の打診・相談が 2020 年の夏より始まりました。当社はグループ子会社を通して、投資業 アジア
インベストメントファンド株式会社(ASIA INVESTMENT FUND CO. LTD.)及び貸金業 アジアビジネスファイナンス
株式会社(ASIA BUSINESS FINANCE CO. LTD.)を既存業務として行っております。この度 OAS 社との本業務提携に
より、証券業へ事業範囲を広げる事が可能となり、当社グループのコア事業である投資業に、より厚みを持たせ
る事を想定しております。また、当社の筆頭株主の親会社である SHK 社グループおよび系列証券会社である
EVERBRIGHT SUN HUNG KAI LIMITED とのシナジー効果を活かすことで、当社の経営課題の解決や総合的に事業基盤
の拡大や事業成長等に寄与することが可能と考えられることから、このたび本業務提携の基本合意書の締結を行
い、諸準備を双方で協力・実施することといたします。このことが両社において一日でも早く利益を創出し、社
会的信用の向上に繋がるものと判断いたしております。


2.OAS 社の概要
(1)名称                     ワンアジア証券株式会社
(2)所在地                    東京都千代田区丸の内三丁目3番1号
(3)代表者の役職・氏名              代表取締役 鬼木 康男
(4)事業内容                   金融商品取引業(証券業)

                                     1
(5)資本金                         970 百万円
(6)設立年月日                       2001 年 2 月 14 日
(7)大株主及び持株比率                   1.KING STONE (INTERNATIONAL) HOLDINGS LIMITED 35.76%
                               2.CRYSTAL KIRIN LIMITED 14.93%
                               3.LUCKY VIBE LIMITED 14.71%
                               4.株式会社 朝陽 13.17%
                               5.株式会社アジアゲートホールディングス 8.12%
                               6. 中島 一彦 3.29%
                               7. 中文産業 株式会社 3.07%
                               8. 藤井 正晴 2.66%
                               9. 後藤 由利子 1.53%
                               10. 山本 麻記子 0.61%
                               資本関係、人的関係、取引関係、関連当事者への該当状況について、
(8)当事会社間の関係
                               該当事項はございません。
                               本業務提携の実施後、当社より役員の派遣を予定しております。
(9)役員の派遣
                               (注 1)
(注 1)当社執行役員副社長の小杉裕が、OAS 社の代表取締役副社長に就任予定となっております。


3.KS 社の概要
(1)     名                称   KING STONE ENERGY GROUP LTD
                             17TH FLOOR, V HEUN BUILDING,
(2)     所        在       地   138 QUEEN’S ROAD CENTRAL,
                             CENTRAL, HONG KONG
(3)     代表者の役職・氏名            CHIEF EXECUTIVE OFFICER:HAO ZONG
                             資源事業
(4)     事    業       内   容
                             金融事業
(5)     資        本       金   HK$2,703,301
(6)     設    立   年   月   日   1981 年 4 月 14 日
(7)     発 行 済 株 式 数          7,290,055,568 株
(8)     決        算       期   12 月
(9)     従    業       員   数   43 名
(10)    主    要   取   引   先   一般顧客
(11)    主 要 取 引 銀 行          HSBC, BANK OF COMMUNICATIONS, CHINA MINSHENG BANK
                             BELTON LIGHT LIMITED 49.04%(注 2)
(12)    大株主及び持株比率
                             GOLDSINO INVESTMENTS LIMITED 14.84%(注 3)
                             資 本 関 係           該当事項はありません。
        上場会社と当該会社
(13)                         人 的 関 係           該当事項はありません。
        と の 間 の 関 係
                             取 引 関 係           該当事項はありません。
(注 2)中国の最高学府である北京大学が傘下に擁する北京大学青鳥グループ(BEIJING BEIDA JADE BIRD
 GROUP)傘下のファンドである JADE BIRD ENERGY FUND II, L.P.の 100%出資会社であります。
(注 3)ジャスダック上場企業である株式会社アジアゲードホールディングス(JQ:1783)の 100%出資子会社で
 あります。


4.OAS 社の沿革
    年   月                                           沿       革
2001 年 2 月       会社設立

                                               2
2001 年 10 月           関東財務局長(証)第 198 号により登録証券会社となる。 日本証券業協会、日本投資
                      者保護基金に加入 営業開始
2002 年 7 月            保険業法第 2 条第 26 項に規定する保険募集に係る業務開始
2004 年 2 月            組合契約の締結又はその媒介、取次ぎ若しくは代理に係る業務 開始 匿名組合契約の締
                      結又はその媒介、取次ぎ若しくは代理に係る 業務開始
2005 年 4 月            その行う業務に係る顧客に対し他の事業者のあっせん又は紹介 を行う業務開始
2007 年 9 月            みなし登録 関東財務局長(金商)第 201 号
2009 年 8 月            第二種金融商品取引業 登録
2018 年 4 月            本店を千代田区丸の内 3-3-1 新東京ビルへ移転


5.OAS 社の直前 3 事業年度の経営成績及び財政状態                           (単位:千円)

                                 ワンアジア証券株式会社

                             2018年         2019年          2020年
        決算期
                             3月期           3月期            3月期
  純           資         産    188,700         238,275      234,395
  総           資         産   1,479,132      1,601,813    1,145,884
   1株当たり純資産(円)                 474.7           599.5        589.7

  売           上         高     40,482          36,049       34,870
  営     業         利     益    △99,085       △146,710     △163,442

  経     常         利     益   △100,969       △147,063     △163,073
    当 期 純 利 益               △101,669       △150,325     △163,826
  1株当たり当期純利益(円)              △255.81        △378.23       △412.20
    1株当たり配当金(円)                   -              -             -

6.日程
(1)取締役会決議日                              2021 年 2 月 15 日
(2)基本合意締結日                              2021 年 2 月 15 日


7.今後の見通し
本業務提携が当社の 2021 年 3 月期の連結業績に及ぼす影響は軽微であります。今後、当社の連結業績等に重要な
影響を与える事象が発生した場合は、速やかにお知らせいたします。
                                                                    以上




                                                   3
参考
<KS 社グループ相関図>




                4