9303 住友倉 2019-08-09 14:00:00
グリーンボンド発行に関するお知らせ [pdf]
2019 年 8 月 9 日
各 位
会社名 株式会社 住 友 倉 庫
代表者名 社 長 小 野 孝 則
(コード番号 9303 東証第 1 部)
問合せ先 経理部長 星野公彦
(TEL. 06-6444-1183)
グリーンボンド発行に関するお知らせ
当社は、国内市場において、公募形式によるグリーンボンドの発行を予定しておりますので、
お知らせいたします。
グリーンボンドとは、企業や地方公共団体等がグリーンプロジェクト(再生可能エネルギー
事業、省エネ設備の建設・改修、環境汚染の防止・管理等の環境改善効果がある事業)に要する
資金を調達するために発行する債券です。
なお、倉庫会社によるグリーンボンドの発行は国内初となります。
記
1.本発行の目的及び背景
当社は、地球環境保全が事業上の重要課題の一つであるという認識のもと、企業活動による
環境負荷の軽減など、環境保全に一層貢献すべく 2006 年に環境方針を策定し、それ以来、太
陽光発電システムの導入、屋上緑化、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)A ランク
(大変良い)評価取得、グリーン経営認証取得など、様々な取組みを継続しています。
現在推進中の中期経営計画「チャレンジ 120」においても、社会から信頼され、社会に貢献す
る企業であり続けるとともに、長期的な展望も視野に入れた成長戦略を推進する過程におい
て、老朽化した倉庫の高機能倉庫への置き換え、設備の更新などに取組んでおります。その
中で、今般、より環境に配慮した施設・設備の導入に必要な資金については、グリーンボン
ドの発行により調達することを決定いたしました。
2.グリーンボンドの概要
発行年限/予定額 5 年/50 億円
発行予定時期 2019 年 9 月(予定)
資金の使途 以下の環境保全に関する設備投資に充当します(リファイナンスを
含みます)
。
1.当社が保有する国内倉庫施設及び貸ビル等の空調機器の更新
2.当社が保有する国内倉庫施設等の照明器具の LED 化
3.海外子会社が保有する倉庫施設の屋上への太陽光発電設備の設置
主幹事会社 SMBC 日興証券株式会社、大和証券株式会社
Green Bond 大和証券株式会社
Structuring Agent
1
(注)資金使途につきましては、国際資本市場協会の「グリーンボンド原則 2018」及び環境
省の「グリーンボンドガイドライン 2017 年版」に基づく適格基準を満たすものとし
て、以下の通り選定しております。
(1)電力使用量削減プロジェクト
①空調機器の更新
更新前後において約 30%の機器電力使用量削減が見込まれるもの
②照明器具の LED 化
更新前後において平均約 60%の器具電力使用量削減が見込まれるもの
(2)再生可能エネルギー発電プロジェクト
太陽光発電設備の設置
なお、上記の資金使途は、持続可能な開発目標(SDGs)と一致しております。
目標 7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
ターゲット 7.3. 2030 年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増
させる。
目標 9:産業と技術革新の基礎をつくろう
ターゲット 9.4. 2030 年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術および
環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改
善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組
を行う。
目標 11:住み続けられる街づくりを
ターゲット 11.3. 2030 年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、す
べての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化
する。
3.グリーンボンドの適格性
当グリーンボンドの適格性については、第三者評価として、株式会社日本格付研究所(JCR)
から、「JCR グリーンボンド評価」の最上位評価である「Green1」の予備評価を取得しまし
た。
当評価は、以下の JCR ホームページに掲載されています。
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/green/
4.今後のスケジュール
発行金額等の条件は、
2019 年 9 月に決定する予定です。決定次第すみやかにお知らせします。
以 上
2