9302 三井倉HD 2021-03-22 14:00:00
特別利益および特別損失の計上ならびに2021年3月期通期業績予想値の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                  2021 年3月 22 日
     各      位
                                            会 社 名   三井倉庫ホールディングス株式会社
                                            代表者名    代表取締役社長      古賀    博文
                                            (コード:9302、東証第 1 部)
                                            問合せ先    執行役員経理部長      松井    博文
                                            (TEL.03-6400-8006)


                              特別利益および特別損失の計上ならびに
                        2021 年3月期通期業績予想値の修正に関するお知らせ


     当社が保有する投資有価証券の一部を売却したことにより、2021 年3月期連結および個別決算において
 投資有価証券売却益を計上する見込みです。また、2021 年3月期連結決算においてのれんに係る減損損失
 ならびに子会社の個別決算において関係会社株式評価損を計上する見込みです。これらを踏まえて 2021 年
 2月2日に公表した通期連結業績予想値および 2020 年5月 11 日に公表した通期個別業績予想値を修正いた
 しましたので、お知らせいたします。

                                        記



1.       特別利益(投資有価証券売却益)の計上
         (1) 投資有価証券売却の理由
               コーポレートガバナンス強化のため。
          (売却の背景)
               企業による政策保有株式の保有については、コーポレートガバナンス・コードにおいて保有方針の開
           示が求められる等、保有に関する規律の強化が促されております。
               当社は「中期経営計画 2017」に基づく重点施策の一つとして「ESG 経営」の推進を掲げており、政策
           保有株式の保有に関するガバナンス強化を図るため縮減の取り組みを加速することとし、保有する投資
           有価証券の一部を売却いたしました。


         (2) 投資有価証券売却の内容
           売    却   株   式   :上場有価証券 22 銘柄(含む見なし保有株式3銘柄)および非上場有価証券1銘柄
           投資有価証券売却益:約 52 億円


          なお、株式の売却により得た資金は現在の財務政策の基本方針に沿い、有利子負債の返済に充当し、財務
          バランスの更なる改善を図ることといたします。
2. 特別損失の計上
  (1) 連結決算におけるのれんの減損損失
        MS Supply Chain Solutions (Malaysia) Sdn.Bhd.は、当社グループのサプライチェーンマネジ
     メント支援業務のマレーシアにおける現地法人として、調達物流、工場内荷役や工場間輸送などの
     工場物流、マレーシア発または三国間の国際輸送業務等を行い、業績は概ね事業計画に沿って推移
     しておりました。しかしながら、マレーシア現地における主要顧客の生産体制見直しによる取扱量
     の減少見通し等を受け、今後の事業計画を慎重に見直し、回収可能価額について検討した結果、の
     れんの減損損失約26億円を計上する見込みです。


  (2) 子会社の個別決算における関係会社株式評価損
        MS Supply Chain Solutions (Malaysia) Sdn.Bhd.の株式を保有する三井倉庫サプライチェーン
     ソリューション株式会社の個別決算において、上記の事業計画見直しに伴い、同社が保有するMS
     Supply Chain Solutions (Malaysia) Sdn.Bhd.の株式について実質価額を算定した結果、関係会社
     株式評価損約48億円を計上する見込みです。なお、当該関係会社株式評価損は当社の連結決算には
     影響ございません。




3. 2021 年3月期(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)の連結業績予想値の修正
                                                         親会社株主に     1株当たり
                       営業収益        営業利益       経常利益        帰属する
                                                         当期純利益      当期純利益
                          百万円        百万円        百万円         百万円       円     銭
①前回発表予想
                         244,000     16,000     15,500      9,000     362.37

②今回修正予想                  248,000     17,000     16,500      9,800     394.58

③増減額 ②-①                   4,000      1,000      1,000        800           -

④増減率 ③/①                   1.6%       6.3%       6.5%       8.9%            -

参考:前年同期実績
                         241,080     11,808     10,531      6,395     257.50
(2020年3月期)

修正の理由
  投資有価証券売却益約52億円、のれんの減損損失約26億円の計上に加え、自動車関連貨物の航空輸送が想定を
上回り推移していることなどから、上記の通り通期連結業績予想値を修正いたしました。
4. 2021 年3月期(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)の個別業績予想値の修正
                                                             1株当たり
                   営業収益        営業利益      経常利益      当期純利益
                                                             当期純利益
                      百万円       百万円       百万円        百万円         円   銭
①前回発表予想
                      18,600     4,500     3,800     3,400       136.90

②今回修正予想               18,600     5,000     4,700     7,300       293.92

③増減額 ②-①                  -       500       900      3,900           -

④増減率 ③/①                  -     11.1%     23.7%     114.7%           -
参考:前年同期実績
                      17,903     4,446     3,949       945        38.08
(2020年3月期)

修正の理由
  各種経費が想定を下回ったこと、有利子負債の削減が想定以上に進捗したことから支払利息が予想を下回った
こと、投資有価証券売却益約52億円の計上により、上記の通り通期個別業績予想値を修正いたしました。



(注)上記に記載した予想数値は、当社が現在入手している情報に基づくものであり、実際の業績は様々な要
  因により異なる結果となる可能性があります。


                                                             以       上