9284 I-カナディアンソラ 2021-01-20 15:30:00
投資法人債(グリーンボンド)の発行に関するお知らせ [pdf]

                                                     2021 年1月 20 日

各   位

                          インフラファンド発行者名
                            カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
                            代表者名 執行役員                 中村 哲 也
                                                (コ ー ド番 号 9284)
                          管理会社名
                            カナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社
                            代表 者 名 代 表 取締 役 社 長       中村 哲 也
                            問合 せ 先 財務企画部長             柳澤 宏
                            TEL: 03-6279-0311




                投資法人債(グリーンボンド)の発行に関するお知らせ


  カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(以下「本投資法人」といいます。)は、2020年6月
26日に開催した本投資法人役員会における投資法人債の発行に係る包括決議に基づき、本日、下
記の通り投資法人債(以下「本投資法人債」といいます。)の発行を決定しましたのでお知らせ致
します。

                                 記

1. 投資法人債の概要
 ① 名                  称   カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人第1回無担保投資
                          法人債(特定投資法人債間限定同順位特約付)      (グリーンボン
                          ド) (以下「本グリーンボンド」といいます。    )
    ②   発    行   総    額   金 38 億円
    ③   債   券  の  形   式   本グリーンボンドは、社債、株式等の振替に関する法律の適用
                          を受け、投資法人債券は発行しません。
    ④   払   込   金  額      各グリーンボンドの金額 100 円につき金 100 円
    ⑤   償   還   金  額      各グリーンボンドの金額 100 円につき金 100 円
    ⑥   利          率      年 0.80%
    ⑦   各グリーンボンドの金額       金1億円
    ⑧   募   集   方  法      一般募集
    ⑨   申   込   期  間      2021 年1月 20 日
    ⑩   払   込   期  日      2021 年1月 26 日
    ⑪   担  保  ・  保 証      本グリーンボンドには担保及び保証は付されておらず、また本
                          グリーンボンドのために特に留保されている資産はありませ
                          ん。
    ⑫   償 還 方 法 及 び 期 限   2026 年1月 26 日(5年債)
                          本グリーンボンドの買入消却は、払込期日の翌日以降、法令又
                          は振替機関が別途定める場合を除き、いつでもこれを行うこと
                          ができます。本グリーンボンドの償還期日が銀行休業日に当た
                          るときは、その支払は前銀行営業日にこれを繰り上げます。
    ⑬   利   払    期    日   毎年1月 26 日及び7月 26 日
                          (初回利払日:2021 年7月 26 日)
    ⑭   取   得    格    付   A(株式会社日本格付研究所)
⑮   財 務 上 の 特 約          担保提供制限条項が付されています。
⑯   振   替   機   関        株式会社証券保管振替機構
⑰   財務代理人、発行代理人          株式会社みずほ銀行
    及 び 支 払 代 理 人
⑱   引 受 証 券 会 社          みずほ証券株式会社、SMBC 日興証券株式会社



2. 発行の理由
    本投資法人では、環境に配慮した取組の一環としてグリーンファイナンスを実施しており
   ます。2020年5月11日に株式会社日本格付研究所(以下「JCR」といいます。
                                         )より本投資法人
   のグリーンファイナンス・フレームワークに関して最上位のGreen 1 (F)評価を取得してお
   りますが、取得後初めてのグリーンボンドの発行を行うことで、今後も更にESG活動を推進す
   ると共に、ESG投資に積極的な投資家層からの資金調達を行っていきたいと考えております。
    本投資法人債の手取金については、返済期限の到来が近い借入金の返済に充当する予定で
   す。



3. 本投資法人債発行の仕組み
   (1)グリーンボンドとしての適格性について
        本投資法人は、グリーンボンドである本グリーンボンドの発行を含むグリーンファイナ
      ンス実施のために、     「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2018 年版」(注1)、
      「グリーンボンドガイドライン 2020 年版」(注2)、「グリーンローン原則(Green Loan
      Principles)」(注3)及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイ
      ドライン 2020 年版」(注4)に即したグリーンファイナンス・フレームワークを策定しま
      した。   本投資法人は、  グリーンファイナンス・フレームワーク及び本グリーンボンドに対す
      る第三者評価として JCR より「JCR グリーンファイナンス・フレームワーク評価」(注5)
      及び「JCR グリーンボンド評価」   (注6)の最上位評価となる「Green 1(F)」及び「Green
      1」の本評価をそれぞれ取得しています。
    (注1)「グリーンボンド原則(Green Bond Principles)2018 年版」とは、国際資本市場協会(ICMA)が事務局機能を担う民
         間団体であるグリーンボンド原則執行委員会(Green Bond Principles Executive Committee)により策定されてい
         るグリーンボンドの発行に係るガイドラインをいい、以下「グリーンボンド原則」といいます。
    (注2)「グリーンボンドガイドライン 2020 年版」とは、グリーンボンド原則との整合性に配慮しつつ、市場関係者の実務担
         当者がグリーンボンドに関する具体的対応を検討する際に参考とし得る、具体的対応の例や我が国の特性に即した解
         釈を示すことで、グリーンボンドを国内でさらに普及させることを目的に、環境省が 2017 年3月に策定・公表し、
         2020 年3月に改訂したガイドラインをいい、以下「グリーンボンドガイドライン」といいます。
    (注3)「グリーンローン原則(Green Loan Principles)」とは、ローン市場協会(LMA)及びアジア太平洋地域ローン市場協
         会(APLMA)により策定された環境分野に使途を限定する融資のガイドラインをいい、以下「グリーンローン原則」と
         いいます。
    (注4)「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン 2020 年版」とは、環境省が 2020 年3月に策
         定・公表したガイドラインをいい、以下「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」と
         いいます。同ガイドラインでは、グリーンローンについてグリーンローン原則との整合性に配慮しつつ、グリーンロ
         ーンを国内でさらに普及させることを目的として、借り手、貸し手その他の関係機関の実務担当者がグリーンローン
         に関する具体的対応を検討する際に参考とし得る、具体的対応の例や我が国の特性に即した解釈が示されています。
    (注5)「JCR グリーンファイナンス・フレームワーク評価」とは、ICMA が策定したグリーンボンド原則、LMA 及び APLMA が策
         定したグリーンローン原則、環境省が策定したグリーンボンドガイドライン並びにグリーンローン及びサステナビリ
         ティ リンク ローンガイドラインを受けた発行体又は借入人のグリーンボンド発行又はグリーンローン借入方針
           ・   ・                                            (グ
         リーンファイナンス方針)に対する JCR による第三者評価をいいます。当該評価においては発行体又は借入人のグリ
         ーンファイナンス方針に記載のプロジェクト分類がグリーンプロジェクトに該当するかの評価である「グリーン性評
         価」及び発行体又は借入人の管理・運営体制及び透明性について評価する「管理・運営・透明性評価」を行い、これ
         ら評価の総合評価として「JCR グリーンファイナンス・フレームワーク評価」が決定されます。なお、「JCR グリーン
      ファイナンス・フレームワーク評価」は、個別の債券又は借入に関する評価と区別するため、評価記号の末尾に(F)
      をつけて表示されます。
 (注6)「JCR グリーンボンド評価」とは、ICMA が策定したグリーンボンド原則及び環境省が策定したグリーンボンドガイドラ
      インを受けた発行体のグリーンボンド発行に対する JCR による第三者評価をいいます。当該評価においてはグリーン
      ボンドの調達資金の使途がグリーンプロジェクトに該当するかの評価である「グリーン性評価」及び発行体の管理・
      運営体制及び透明性について評価する「管理・運営・透明性評価」を行い、これら評価の総合評価として「JCR グリ
      ーンボンド評価」が決定されます。


(2)適格クライテリアについて
    グリーンファイナンスで調達された資金による資金充当対象プロジェクトは、本投資法
   人及びカナディアン・ソーラー・アセットマネジメント株式会社(以下「資産運用会社」と
   いいます。)の審査基準に照らしリスク検証を実施した健全な事業運営が期待できるプロ
   ジェクトとし、以下の適格基準を満たすものとします。
    ・ 対象設備が日本国内に存在していること
    ・ 対象設備の建設・設置にあたり、森林法をはじめとする法令及び諸規則を遵守するこ
      とについて、適用される法令を確認した上で必要となる手続きが行われていること
    ・ 対象設備の建設・設置にあたり、所在土地の権利・契約関係が安定的であり、地元自
      治体を含めた周辺住民からの理解が適切なレベルで得られていること
    ・ 対象設備の所在地に環境・土壌の汚染がなく、将来においても対象設備がそれら汚染
      を引き起こすおそれがないこと
    ・ 各種専門家レポートにおいて審査基準を満たさない状況であることの指摘がないこ
      と
    ・ プロジェクトへの投資は、関連グリーンファイナンスの実行日後速やかに実施される
      ものであること

(3)プロジェクトの評価及び選定のプロセス
    プロジェクトを選定する際のプロセスでは、資産運用会社のコンプライアンス委員会に
   おける審議及び決議を経たうえで、投資運用委員会等の決定を経て最終的に本投資法人の
   執行役員と監督役員から構成される役員会で審議、承認が行われます。

(4)調達資金の管理
    本グリーンボンドの資金使途は、太陽光発電設備等4件の取得のために調達した借入金
   の返済資金であり、これ以外の目的に充当される予定はありません。調達された資金は、本
   投資法人内の特定の口座にて管理し、速やかに当該借入金の返済に対して支出が行われま
   す。支出時には、本投資法人の資産運用会社の財務企画部長及び代表取締役社長の決裁が
   行われます。また、これらの入出金手続きは、内部監査及び外部監査の対象となっており、
   入出金にかかわる監査が適切に行われる予定です。本投資法人では、本グリーンボンドに
   より調達した資金について、内部監査及び外部監査の対象とする予定です。本グリーンボ
   ンドの資金使途は太陽光発電設備等の取得のために調達した借入金の返済資金に充当され
   るものであるため、未充当資金は発生しない予定です。本グリーンボンドの償還前に、当該
   太陽光発電設備が自然災害等によって損壊した場合には、保険金等によって設備の修復が
   行われる予定です。

(5)レポーティング
   ・資金の充当状況に係るレポーティング
     本グリーンボンドの資金使途については、JCR グリーンボンド評価のレポートによっ
    て投資家に対して開示されます。また、調達した資金の充当状況については、本投資法
    人のウェブサイトにおいて定期的(決算期ごと)に対象プロジェクトとともに開示され
    る予定です。
     本グリーンボンドが償還されるまでの間に対象資産を売却した場合で再充当の必要が
    ある場合には、本グリーンボンドの調達資金の全額を再度適格なプロジェクトに充当す
    るまで、本投資法人のウェブサイト上にて、定期的に開示することを予定しています。
   ・環境改善効果に係るレポーティング
     本投資法人では、環境改善効果に関するレポーティングについて、保有する太陽光発
    電所において発電された発電量及びパネル出力容量を毎月ウェブサイトで公表していま
    す。



4. 調達する資金の額、具体的な資金使途及び支出予定時期
   (1) 調達する資金の額(差引手取概算額)
       3,770百万円
   (2) 調達する資金の具体的な資金使途及び支出予定時期
         上記差引手取概算額のうち、981百万円については、2021年3月31日までにCS石狩
       新篠津村発電所及びCS大崎市化女沼発電所の取得のために調達した既存借入金の期限
       前返済資金に、2,250百万円については、2021年5月31日までにCS伊豆市発電所の取
       得のために調達した既存借入金の一部の期限前返済資金に、残額については、2021年
       6月30日までにCS丸森町発電所の取得のために調達した既存借入金の一部の期限前返
       済資金にそれぞれ充当する予定です。



5. 本投資法人債への投資表明投資家
    本日時点において、本グリーンボンドへの投資を表明していただいている投資家のうち、
   投資家名の実名開示に同意いただいた投資家を掲載しております。
       ・淡路信用金庫
       ・飯田信用金庫
       ・飯塚信用金庫
       ・一般社団法人岩手県農業団体共済会
       ・岩手県私学振興会
       ・大阪商工信用金庫
       ・大阪府医師信用組合
       ・観音寺信用金庫
       ・北おおさか信用金庫
       ・大東京信用組合
       ・淡陽信用組合
       ・三島信用金庫
       ・大和信用金庫
       ・ライフネット生命保険株式会社
       ・両備信用組合
        (注)五十音順に記載しています。
 6. 本グリーンボンド発行後の有利子負債の状況
                                                              (単位:百万円)
                                   本グリーンボンド発行後
                                                     本グリーンボンド発行       増減額
                本グリーンボンド発行前          期限前弁済前
                                                      及び期限前弁済後        (注)
                                   (2021年1月27日)
        短期借入金              6,517            6,517           3,247      ▲3,270
        長期借入金             19,524            19,524          19,024         ▲499
      借入金合計               26,042            26,042          22,272     ▲3,770
      投資法人債                1,100            4,900           4,900          3,800
    有利子負債合計               27,142            30,942          27,172            30
    (注)本グリーンボンド発行前と本グリーンボンド発行及び期限前弁済後の差額です。



 7. 今後の見通し
     2020年8月14日付「2020年6月期決算短信(インフラファンド)     」にて公表した2020年12月
    期(2020年7月1日~2020年12月31日)、2021年6月期(2021年1月1日~2021年6月30日)
    及び2021年12月期(2021年7月1日~2021年12月31日)の運用状況及び分配金の予想に変更
    はありません。



 8. その他投資者が当該情報を適切に理解・判断するために必要な事項
     本グリーンボンドの発行による資金調達等に関わるリスクに関して、本投資法人が2020年
    9月28日に提出した2020年6月期(2020年1月1日~2020年6月30日)有価証券報告書に記
    載した「投資リスク」に記載の内容に重要な影響を及ぼす変更は生じません。

                                                                     以 上

本投資法人のホームページアドレス: https://www.canadiansolarinfra.com