2020年６月期 第２四半期
決算説明資料
Genky DrugStores株式会社
(東証一部 ９２６７)
2020年１月24日
目次
1. 20年6月期 第２四半期実績
2. 今期施策について
1
2020年６月期 第2四半期 前年比
(単位:百万円)
2019.6期 2020.6期
前年比
第2四半期 実績 第2四半期 実績
金額 売上比率 金額 売上比率 率差
+4,407
売 上 高 51,922 100.0% 56,330 100.0%
+8.5%
+143
荒 利 益 高 11,920 23.0% 12,064 21.4% △1.6%
+1.2%
+1,015
販 管 費 9,929 19.1% 10,944 19.4% +0.3%
+10.2%
△871
営 業 利 益 1,991 3.8% 1,120 2.0% △1.8%
△43.7%
△899
経 常 利 益 2,145 4.1% 1,246 2.2% △1.9%
△41.9%
△739
四半期純利益 1,475 2.8% 736 1.3% △1.5%
△50.1%
新 規 出 店 20店 19店
( 退 店 ) (1店) (1店)
売上高 : 新規出店による増加によって、前年比8.5%の増収
荒利益高 : ①中部RPDCの立ち上げに伴う物流経費(売上原価)の増加
②競争に勝ち抜くための、ディスカウント強化
→これらによって営業利益高は前年比△43.7%、増収減益
四半期純利益 : 3店舗の減損損失計上(162百万円)に伴い、前年比△50.1%。 2
2020年６月期 第2四半期 予算比
(単位:百万円)
2020.6期 2020.6期
予実差異
第2四半期 予算 第2四半期 実績
金額 売上比率 金額 売上比率 率差
△169
売 上 高 56,500 100.0% 56,330 100.0% -
△0.3%
△686
荒 利 益 高 12,750 22.6% 12,064 21.4% △1.2%
△5.4%
△256
販 管 費 11,200 19.8% 10,944 19.4% △0.4%
△2.3%
△429
営 業 利 益 1,550 2.7% 1,120 2.0% △0.7%
△27.7%
新 規 出 店 18店 19店
( 退 店 ) (2店) (1店)
・売上高は、1Qの△1.2%から ほぼ期初予算通りまで挽回した。
・荒利益高は、価格切り下げの影響が大きく、686百万円の予算未達。
販管費の抑制(256百万円)も寄与したものの、営業利益高は429百万円の未達。
3
月次 売上高 前年対比推移
125%
全店昨対
[1Q] 既存店 98.6% (全店 107.3%)
120%
既存店昨対 価格強化 [2Q] 既存店 101.3% (全店 109.8%)
生鮮改装の一順 [累計] 既存店 99.9% (全店 108.5%)
115%
109.1% 10月度:増税直前の駆け込み需要による上昇
110%
104.9%
105% 11月度:直後の反動減
99.9%
100% 12月度: 暖冬の影響で冬物の立ち上がりは
97.5%
厳しいが、価格切り下げの奏功により
95%
94.8% 増税反動減から回復基調。
93.7%
90%
4
月次 客数・客単価 前年対比推移
125%
客数昨対 [1Q] 客数 95.1% 客単価 103.7%
120%
客単価昨対 価格強化 [2Q] 客数 99.0% 客単価 102.3%
生鮮改装の一順 [累計] 客数 97.0% 客単価 103.0%
115%
109.0%
増税後の反動減も年末商戦後には
110%
97.9%
概ね抜け出し、価格切り下げの効果が
105% 客数増加に繋がっている。
99.7%
100%
100.1%
95% 96.8%
100.2%
90%
5
四半期会計期間 連結業績推移
1,800
27.0% 販管費率 荒利益率 営業利益率 14.0%
売上高 営業利益高 1,600
12.0% 30,000
10.0% 1,400
22.0%
8.0% 25,000 1,200
6.0% 1,000
17.0%
4.0% 20,000 800
2.0% 600
12.0% 0.0% 15,000 400
1Ｑ 1Ｑ 1Ｑ 1Ｑ 1Ｑ 1Ｑ 1Ｑ 1Ｑ
'17.06期 '18.06期 '19.06期 '20.06期 '17.06期 '18.06期 '19.06期 '20.06期
(単位:百万円)
'17.06期 '18.06期 '19.06期 '20.06期
1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 通期 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 通期 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 通期 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 通期
売上高 20,706 20,016 19,959 22,718 83,399 23,686 22,937 22,689 25,555 94,869 26,570 25,352 24,470 27,505 103,897 28,505 27,825
売上昨対(Q) +15.5% +14.8% +12.2% +13.6% +14.0% +14.3% +14.5% +15.5% +14.7% +14.8% +14.7% +13.3% +6.0% +7.6% +9.5% +7.3% +9.8%
荒利益率 23.3% 23.2% 22.7% 23.9% 23.3% 22.6% 22.9% 23.3% 23.5% 23.1% 23.0% 23.0% 24.1% 24.0% 23.5% 21.3% 21.5%
販管費率 18.1% 18.9% 19.3% 18.4% 18.7% 18.1% 19.0% 19.4% 18.4% 18.7% 18.6% 19.7% 20.4% 19.8% 19.6% 19.2% 19.7%
営業利益高 1,061 854 674 1,258 3,849 1,071 893 869 1,294 4,128 1,160 830 896 1,158 4,046 613 507
営業利益昨対(Q) +72.4% +60.6% +32.3% +26.2% +45.0% +1.0% +4.6% +28.8% +2.9% +7.3% +8.3% -7.0% +3.2% -10.5% -2.0% -47.1% -38.9%
営業利益率 5.1% 4.3% 3.4% 5.5% 4.6% 4.5% 3.9% 3.8% 5.1% 4.4% 4.4% 3.3% 3.7% 4.2% 3.9% 2.2% 1.8%
6
2020年６月期 通期業績予想(修正)
(単位:百万円)
2019.6期 実績 2020.6期 修正予想 前年比
金額 売上比率 金額 売上比率 増減額 増減率
売 上 高 103,897 100.0% 117,000 100.0% +13,103 +12.6%
荒 利 益 高 24,419 23.5% 25,300 21.6% +881 +3.6%
販 管 費 20,372 19.6% 22,300 19.1% +1,928 +9.5%
営 業 利 益 4,046 3.9% 3,000 2.6% △1,046 △25.9%
経 常 利 益 4,305 4.1% 3,300 2.8% △1,005 △23.3%
当 期 純 利 益 2,697 2.6% 2,100 1.8% △597 △22.2%
1 株 当 た り
174.70円 138.36円 △36.34円 △20.8%
当 期 純 利 益
新 規 出 店 36店 51店 +15店 +41.6%
2店 4店 +2店
( 退 店 )
(S&B 1店含む) (全てS&B)
7
2020年６月期 上期実績 / 下期予想(修正)
(単位:百万円)
上期 下期 通期
19.06期 20.06期 19.06期 20.06期 19.06期 20.06期
前期比 前期比 前期比
実績 実績 実績 予想 実績 予想
(全社
昨対) +8.5% +16.7% +12.6%
売 上高 (既存店
51,923 56,330 51,975 60,670 103,897 117,000
昨対) △0.1% +5.9% +2.9%
11,921 12,064 +1.2% 12,498 13,236 +5.9% 24,419 25,300 +3.6%
荒利益高
23.0% 21.4% △1.5% 24.0% 21.8% △2.2% 23.5% 21.6% △1.9%
9,930 10,944 +10.2% 10,442 11,356 +8.7% 20,372 22,300 +9.5%
販管費
19.1% 19.4% +0.3% 20.1% 18.7% △1.4% 19.6% 19.1% △0.5%
1,991 1,120 △43.7% 2,055 1,880 △8.5% 4,046 3,000 △25.9%
営業利益
3.8% 2.0% △1.8% 4.0% 3.1% △0.9% 3.9% 2.6% △1.3%
新規出店 20 19 16 32 36 51
(退店) 1 1 1 3 2 4
期末店舗数 237 270 252 299 252 299
8
目次
1. 20年6月期 第２四半期実績
2. 今期施策について
① ディスカウント追求
② ローコスト追求
9
①荒利益率の積極的切り下げによる価格強化
2019年8月10日から、食品を中心とした
強力なディスカウント政策を実施。
短期的な戦術ではなく、
中長期の戦略的意思決定。
目的
• 厳しいオーバーストア環境の中で
お客に選ばれる店になるために、
ゲンキーの強み・特徴を明確に位置づける。
• 坪当たり売上高を10%以上押し上げることで
価格引き下げ前よりも高い営業利益高を確保。
ディスカウントビジネスの追求によって
地域の人々の暮らしを豊かにする事が、
ゲンキーの使命である。
※ 2019年12月20時点の価格。
現状とは異なる場合がございます
10
②ローコスト経営を支える 自前主義を追求
不動産ディベロッパーを介さない自社開発によって、
(1) 店舗開発
レギュラー店に最適な立地確保と不動産費の圧縮を実現
(2) プライベート 仕様、デザイン、配送まで自社で行うことにより、
ブランド 圧倒的な低価格と高収益を両立
3PLに頼らない自社運営で
(3) 物流
業界最低の物流費比率を維持
(4) 生鮮食品 業界初の自社プロセスセンターを本年9月から稼働。
ディスカウントを追求する為には、安く売り続ける仕組みを作らなければならない。
ローコスト経営の根幹として自前主義を貫き、
業界最低の坪当たり経費高20万円/坪・年を維持
11
②-(1) 店舗開発部強化
【店舗開発部】 【売上予測課】
高速出店体制の強化 出店後の収益確保
1人2店舗の物件確保を必達として、 需要予測アプリと自社のノウハウを
組織教育と人員体制の強化 MIXし、より精度の高い予測値の確立
東海/北陸の二部体制で、 社長による現地最終確認方式により、
より現地に入り込んだソーシング さらに厳しい基準へ
現地の不動産業者と連携し、
情報収集を強化(自前出店は継続)
自前化によるコスト圧縮とあわせて、
店舗開発部と売上予測課が別組織系で牽制を効かせることで、
確実に売れる立地に高速で出店する
12
②-(2) プライベートブランド強化 ５ヵ年拡充計画
35% 33.5% 4,500
30.3% 30.0%
29.3%
30% 4,000
売上高構成比
25% 23.5% 3,500
荒利益率
20% 13.5% 3,000
13.5%
12.9% 専門部署「SPA推進部」をさらに拡充。
15% 2,500
低価格と高収益のバランスを取ったMD計画で
10% 2,000
• 顧客のデフレマインド対応
• 買上げ点数の向上
• ナショナルブランドのディスカウント原資
13
②-(3) 物流強化 / 東海地方
2019年６月から、岐阜県に、ドライ・チルド・プロセスセンター
『中部RPDC』稼働開始
（投資総額 50億円 / 延床面積 13,000坪）
• 外部倉庫をすべて解約して物流拠点を
集約し、物流コストを改善
• 愛知エリアの出店を支える
自社物流体制の強化
14
②-(3) 物流強化 / 北陸地方
2020年４月 (予定)
福井県の物流センター『福井TC(旧 丸岡DC)』の増床 + チルドセンター稼働
（投資総額 2.5億円 / 延床面積 2,300坪 → 3,100坪）
増床部分 既設部分
• 北陸エリアの外部倉庫、チルド倉庫を解約し、
自前化によって物流コスト改善
• 石川エリアへの出店加速を支える
自社物流体制の強化
15
②-(4) 生鮮食品強化 プロセスセンター稼働開始
2019年9月、岐阜県において、
おにぎり・弁当・惣菜・精肉を製造加工する
プロセスセンターを運営開始
センター運営を目的として、完全子会社
「富士パール食品株式会社」 を設立
目的
• 内製化による収益性の向上
→価格転嫁 & 鮮度向上でバリューアップ、
さらなる競争力強化に繋げる
• コンセッショナリー(テナント型)では実現できない
価格帯で、集客の要に
自前主義によるFOOD & DRUG を更に追求
SMに匹敵する生鮮食品の鮮度・品質へ
16
②-(4) 生鮮食品強化 内製化によるメリット
コンセッショナリー
自社 内製化
(テナント型)
全ての店舗に導入が可能 出店の決定権がない
お客から見て、どのゲンキーに行っ (各テナントの規模や収益目線に依存)
ても生鮮の品揃えがある安心感
価格を機動的に決定できる 価格の決定権がない
全社マージンMIXで判断できるため、 (テナントごとの収益が必須)
競争優位な価格設定が可能
販促施策を連携させやすい 各種販促の連携が困難
競争環境によって価格強化、ポイン (ポイント付与、チラシ目玉など)
ト対抗など組み合わせて集客に繋
げる事が可能
生鮮食品が競争力強化と来店頻度向上に大きく貢献する。
ゲンキーのレギュラー店『小商圏・高来店頻度フォーマット』と
親和性が非常に高い 17
おわりに
目指すは 1万店舗チェーンストア企業への挑戦
チェーンストア理論の原理原則に従い、
完全標準化と単純化を徹底し、
年間１千店舗出店できる体制を構築していく。
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－ご注意－
本資料に記載されている予想数値は、当社が現在において入手可能な情報、及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に基づく
仮定を前提としています。
また、プレゼンテーションの際の説明には、将来の見通し・判断・計画あるいは戦略が含まれています。これら将来予測による
記載及び発言は不確定要素を含んでいることから、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
【問い合わせ先】
Genky DrugStores 株式会社 IR広報室
TEL : 0776-67-5240 (ゲンキー株式会社 代表)