9253 M-スローガン 2021-11-25 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]

                                                                             2021 年 11 月 25 日
各    位
                                               会 社 名 スローガン株式会社
                                               代表者名  代表取締役社長         伊藤 豊
                                               (コード番号:9253 東証マザーズ)
                                               問合せ先  取締役 執行役員 CFO    北川 裕憲
                                                              (TEL 03-6434-5220)




             東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ


    当社は、本日、2021 年 11 月 25 日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、なお
一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
    なお、2022 年2月期(2021 年3月1日から 2022 年2月 28 日)における当社グループの連結業績予
想は次のとおりであり、また、最近の決算情報等につきましては別添のとおりであります。


【連結】                                                                     (単位:百万円、%)
                                                          2022 年2月期
                               2022 年2月期                                     2021 年2月期
                     決算期                                 第2四半期累計期間
                                 (予想)                                          (実績)
                                                            (実績)
項目                                   対売上        対前期               対売上                対売上
                                     高比率        増減率               高比率                高比率
売            上         高   1,393       100.0      6.3       779   100.0      1,311     100.0
営        業       利    益     182        13.1      325.9      266       34.2      42         3.3
経        常       利    益     203        14.6      377.5      299       38.5      42         3.2
親会社株主に帰属す
る 当 期 ( 四 半 期 )             140        10.1      182.1      226       29.1      49         3.8
純      利      益
1 株 当 た り 当 期
                               62 円 07 銭                  106 円 58 銭           23 円 14 銭
( 四 半 期 ) 純 利 益
1 株 当 た り 配 当 金                    0 円 00 銭                0 円 00 銭            0 円 00 銭
(注)1.2021年2月期(実績)及び2022年2月期第2四半期累計期間(実績)の1株当たり当期(四
      半期)純利益は、期中平均発行済株式数により算出しております。
   2.2022年2月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募予定株式数(500,000株)を含めた
     期中平均発行済(予定)株式数により算出しております。
【2022 年2月期業績予想の前提条件】
(1)当社グループ全体の見通し
 当社グループは、当社及び連結子会社1社(チームアップ株式会社)により構成されており、新産
業領域の企業に対する人材採用を中心とした各種サービスを提供しております。当社グループは「人
の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける。
                                  」というミッションを掲げ、
人の創造性と生産性を最大化させる配置による新産業創出をとおして、停滞・衰退に抗い常に革新し
続ける社会を目指すべく、キャリアサービス分野とメディア・SaaS分野で事業を展開しております。
 堅調な経済状況を背景に2019年度まで好調を維持していた人材関連ビジネス市場ではありますが、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって当該市場を取り巻く事業環境は一変しております。当
社がターゲットとする主な市場である人材紹介業及びネット転職情報サービスにおいては、
                                        「人材ビジ
ネスの現状と展望 2020年版 PART1 総合編」
                         (株式会社矢野経済研究所、2020年)によると、2019年度
の4,395億円の市場規模に対して、2021年度は求人企業の採用活動が縮小したことによる求人掲載数や
紹介成約数などの減少による影響を受け、3,700億円まで減少するものと予想されております。
 しかしながら、人材関連ビジネス市場全体としては減退傾向となる一方で、オンライン化の進展に
より働く場所を問わない就業スタイルの浸透が進み、これまで地理的制約から就業機会がなかった求
職者にとっては新たな就業機会を獲得する契機となり、新しい就業スタイルへの変化の適応力が高い
ベンチャー・スタートアップ企業を中心とした新産業領域の企業にとっては、人材獲得機会を増加さ
せる環境変化となっていると考えております。また、人材関連サービスを提供する事業者においては
各種サービスやコンテンツのオンライン化、求人企業においては採用活動における企業説明会や面接
等のオンライン化が進んだことで、求職者にとってもオンラインでの採用活動がメインとなりました。
これは、特に地方に居住する新卒学生にとっては就職活動における機会の格差を解消することとなり、
従来に比べて就業機会を多く得られる環境となりました。また、求人企業にとっても、地方に居住す
る人材へのアプローチが可能となり、より多くの候補者と接点を持つことが可能となりました。さら
に、新型コロナウイルス感染症の影響により急速に進んだデジタル化は、デジタル領域でサービスを
提供する企業とって大きな事業機会となり、事業成長を後押しする環境となりました。その結果、当
社の主要顧客であるベンチャー・スタートアップ企業をはじめとする新産業領域の企業における求人
ニーズは、人材関連ビジネス市場全体の減退傾向に反して高まっているものと考えております。
 以上のような環境を踏まえ、2022年2月期の通期業績見通しは、売上高1,393百万円(前期比6.3%
増)
 、営業利益182百万円(前期比325.9%増)、経常利益203百万円(前期比377.5%増)
                                              、親会社株主に
帰属する当期純利益140百万円(前期比182.1%増)を見込んでおります。
(2)業績予想の前提条件
①売上高
     当社グループの売上高は、新産業領域における人材創出事業の単一の報告セグメントであるため、
 セグメント別の記載を省略しておりますが、キャリアサービス分野及びメディア・SaaS分野を事業
 部門として区分し、さらに、キャリアサービス分野は、学生向けサービス及び社会人向けサービス
 に細分化しております。当該区分ごとの2022年2月期売上高の業績予想は次のとおりです。
                                                       (単位:百万円、%)
                                          2022 年2月期
                     2022年2月期                             2021 年2月期
         決算期                             第2四半期累計期間
                       (予想)                                 (実績)
                                            (実績)
 区分                              対前期
                         構成比                     構成比              構成比
                                 増減率
 キャリアサービス
                 1,153    82.8     7.8     681    87.5    1,069    81.6
 分         野
   学 生 向 け
                 1,019    73.2    11.2     615    78.9     916     69.9
   サ ー ビ ス
   社 会 人 向 け
                   133     9.6   △12.8      66     8.6     153     11.7
   サ ー ビ ス
 メディア・SaaS
                   240    17.2    △0.6      97    12.5     241     18.4
 分         野
 合          計    1,393   100.0     6.3     779    100.0   1,311   100.0

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。


【キャリアサービス分野】
     本分野においては、学生向けサービスと社会人向けサービスを展開しております。


(学生向けサービス)
     学生向けサービスとしては、新卒学生向けに、厳選就活プラットフォーム「Goodfind」及びコン
 サル就活サービス「FactLogic」、並びに長期インターン紹介サービス「Intern Street」を展開し
 ております。
     「Goodfind」及び「FactLogic」の売上高については、契約形態としては、新卒学生が入社するこ
 とにより売上が発生する成功報酬型人材紹介契約、メディア掲載及びこれに付随するサービスの提
 供により売上が発生するメディア利用契約、これらを組み合わせた人材紹介一体型コンサルティン
 グ契約があり、企業の採用課題やニーズに対して適切な契約形態を選択することで、柔軟にサービ
 スを提供しております。人材紹介一体型コンサルティング契約とは、契約に定める人数までは成功
 報酬が発生せず、当該採用目標人数の達成に向けたメディア掲載及び各種コンサルティングサービ
 スを提供するものとなります。成功報酬型人材紹介契約に係る人材紹介売上については、新卒学生
 の入社が一般的には4月となっているため、主に2021年4月入社者に係る売上高が計上されており
 ます。メディア利用契約及び人材紹介一体型コンサルティング契約に係る売上については、取引先
 ごとの見込契約金額を積み上げ、提供時期又は提供期間に応じて収益を認識することで算定してお
 ります。2021年4月入社者については、人材紹介一体型コンサルティング契約及び成功報酬型契約
 の獲得が好調となったことを受け、2022年2月期における人材紹介売上は前年比35.9%増となる196
百万円を、確定した売上高として見込んでおります。メディア利用契約及び人材紹介一体型コンサ
ルティング契約に係る売上高については、顧客単価の向上及び取引社数の増加を見込み、763百万円
(前年比7.5%の増加)を見込んでおります。
 「Intern Street」の売上高については、主に求職者が入社することにより売上が発生する成功報
酬型人材紹介契約で構成されており、入社人数×単価により算定しております。入社人数について
は、想定面談件数に、2021年2月期実績を勘案して算定して想定入社率を掛けることで算定してお
ります。単価については、2021年2月期実績から分析された平均単価を基礎として算定しておりま
す。
 なお、2021年2月期は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に起因して、イベントやセミナーの
中止又は延期が発生しておりましたが、イベントやセミナーのオンライン化、求人企業の採用活動
のオンライン化に伴い、2022年2月期の採用活動は新型コロナウイルス感染症の感染拡大以前と同
様に進行される環境となっており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が通期業績へ与える影響
は軽微であると予想しております。
 以上の結果、学生向けサービスの売上高は、前期比11.2%増の1,019百万円を見込んでおります。


(社会人向けサービス)
 社会人向けサービスとしては、ベンチャー・スタートアップ求人特化型エージェント「Goodfind
Career」を展開しております。
 売上高は、主に求職者が企業に入社した時点で企業から人材紹介に係る成功報酬を受け取る成功
報酬型人材紹介契約により収益を得ており、当該人材紹介売上を入社日基準で売上計上しておりま
す。人材紹介売上は、入社人数×単価により算定しております。入社人数は、2022年2月期におけ
るキャリアアドバイザーの人員計画を基礎として算定しており、単価は2021年2月期の実績単価を
基礎として算定しております。
 2022年2月期においては、求人企業の採用意欲は回復基調にあるものの、依然として新型コロナ
ウイルス感染症の感染拡大の影響に起因する求職者の転職意欲減退があり、この結果、社会人向け
サービスの売上高は、前期比12.8%減の133百万円を見込んでおります。


【メディア・SaaS分野】
 本分野においては、若手イノベーション人材向けビジネスメディア「FastGrow」と1on1の仕組
みをつくるSaaS型HRサービス「TeamUp」を提供しております。
 「FastGrow」の売上高については、主に企業のメディア掲載やイベント出展の対価により収益を
得ております。計画策定にあたっては、2021年2月期実績及び直近の販売実績から取引先ごとの見
込売上金額を積み上げ、策定しております。2022年2月期においてはメディアブランドの認知度向
上及び営業体制の強化による取引社数の増加を見込んでおりますが、新型コロナウイルス感染症の
感染拡大に起因して、企業の広報・PRに対する投資意欲が減退すると予想される結果、前期比11.6%
減の169百万円を見込んでおります。
 「TeamUp」の売上高については、主に利用企業に対する月額課金により収益を得ております。計
画策定にあたっては、企業からの問い合わせの状況や過去の実績を基に、新規契約社数及び解約社
数を見込んで売上計画を策定しております。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響は軽微で
あり、新規契約社数及び取引単価の増加を見込んだ結果、前期比42.5%増の70百万円を見込んでお
ります。
 以上の結果、メディア・SaaS分野の売上高は、前期比0.6%減の240百万円を見込んでおります。


②売上原価、売上総利益
 売上原価は、主にメディア・SaaS分野におけるメディア記事制作費及びサービス開発費(Webエン
ジニアやデザイナー等の人件費及び外部委託費等)となっております。2021年2月期の原価率実績
を考慮して設定しており、原価率実績4.0%に対して、2022年2月期は主にTeamUpの開発エンジニア
の採用等による開発費の増加を見込み、原価率は4.4%となっております。この結果、2022年2月期
の売上原価は前期比18.3%増の61百万円、売上総利益は前期比5.8%増の1,331百万円を見込んでお
ります。


③販管費及び一般管理費、営業利益
 販売費及び一般管理費は、主に人件費、外部委託費及び地代家賃により構成されております。人
件費は、人員計画に基づき新規採用等を見込み算定しており、業容拡大に伴い管理部門及び各事業
部門の人員体制を強化した結果、前期比 2.8%増の 729 百万円を見込んでおります。外部委託費は、
監査法人に対する支払報酬料や上場準備に関するコンサルティング業務委託料等の外部委託費が増
加した一方で、委託業務の内製化による削減を実施した結果、前期比 14.3%減の 197 百万円を見込
んでおります。地代家賃は、リモートワークを基本とする働き方への変革及び各事業におけるサー
ビスのオンライン化により、オフィス面積を縮減した結果、前期比 89.1%減の 9 百万円を見込んで
おります。
 この結果、2022 年2月期の販売費及び一般管理費は前期比 5.5%減の 1,148 百万円を見込み、販
売費及び一般管理費の減少及び売上高の増加の結果、営業利益は前期比 325.9%増の 182 百万円を見
込んでおります。


④営業外損益、経常利益
 営業外損益については、営業外収益は投資有価証券売却益 32 百万円を確定実績として見込み、ま
た営業外費用は支払利息及び株式公開に伴う株式交付費を見込んでおり、経常利益は前期比 377.5%
増の 203 百万円を見込んでおります。


⑤特別損益、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益
 当期においては、特別損益は見込んでおりません。この結果、2022 年2月期は税金等調整前当期
利益 203 百万円より法人税等を差し引き、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比 182.1%増の
140 百万円を見込んでおります。


⑥業績の季節的変動について
 キャリアサービス分野の学生向けサービスとして展開している「Goodfind」においては、新卒採
用に係る人材紹介手数料については、入社日基準により売上高を認識しているため、新卒の多くが
入社する4月に売上高が集中する結果、第1四半期に売上高が集中する傾向にあります。また、第
 4四半期について、2021 年2月期は新型コロナウイルス感染症の影響により新規採用を含む投資を
 抑制していたことにより営業利益となりましたが、2022 年2月期は顧客企業の新卒採用活動の早期
 化により収益計上時期が前倒しになったことや積極的な新規採用に伴う採用費及び人件費の増加等
 の要因により営業損失を見込んでおります。各四半期連結会計期間の推移は次のとおりです。
2021 年2月期(2020 年3月1日から 2021 年2月 28 日)                   (単位:百万円)
            第1四半期        第2四半期       第3四半期     第4四半期
                                                           通期
           連結会計期間       連結会計期間      連結会計期間    連結会計期間
売上高               414         242       274       379       1,311
営業利益又は
                   80        △82        △33        77            42
営業損失(△)


2022 年2月期(2021 年3月1日から 2022 年2月 28 日)                   (単位:百万円)
            第1四半期        第2四半期       第3四半期     第4四半期
                                                           通期
           連結会計期間       連結会計期間      連結会計期間    連結会計期間
                                                          (予想)
             (実績)         (実績)        (予想)      (予想)
売上高               492         287       329       283       1,393

営業利益又は
                  233          33         0       △85           182
営業損失(△)
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
      2.2021 年2月期における四半期連結会計期間の売上高及び営業利益又は営業損失(△)は、
        金融商品取引法第 193 条の2第1項の規定に基づく EY 新日本有限責任監査法人による四半
        期レビューは受けておりません。


※ 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述につきましては、当社が現在入手している
情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により異な
る可能性があります。


                                                                以上
                2022年2月期                第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                            2021年11月25日
上場会社名   スローガン株式会社                                                                      上場取引所          東
コード番号   9253  URL https://www.slogan.jp/
代表者     (役職名) 代表取締役社長                (氏名)伊藤 豊
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 執行役員CFO            (氏名)北川 裕憲                                         TEL         03(6434)5220
四半期報告書提出予定日   -                      配当支払開始予定日                                   -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無    :無

                                                                                                     (百万円未満切捨て)
1.2022年2月期第2四半期の連結業績(2021年3月1日~2021年8月31日)
 (1)連結経営成績(累計)                                                                   (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                                      親会社株主に帰属する
                       売上高                             営業利益                 経常利益
                                                                                                        四半期純利益

                      百万円               %              百万円        %         百万円                %            百万円       %
2022年2月期第2四半期              779          -               266       -              299       -                 226      -
2021年2月期第2四半期              -            -               -         -              -         -                 -        -
(注)包括利益    2022年2月期第2四半期                     226百万円 (-%)           2021年2月期第2四半期                          -百万円 (-%)


                                                     潜在株式調整後
                     1株当たり
                                                      1株当たり
                    四半期純利益
                                                      四半期純利益

                                       円 銭                     円 銭
2022年2月期第2四半期                      106.58                         -
2021年2月期第2四半期                           -                         -
(注)1.2021年2月期第2四半期においては、四半期連結財務諸表を作成していないため、2021年2月期第2四半期の数値及び2022年2月期の
     対前年同四半期の増減率を記載しておりません。
   2.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であったため、期中平均株価が
     把握できませんので記載しておりません。

 (2)連結財政状態
                             総資産                                  純資産                                自己資本比率

                                              百万円                              百万円                                    %
2022年2月期第2四半期                                  1,440                              694                              48.2
2021年2月期                                       1,172                              491                              42.0
(参考)自己資本        2022年2月期第2四半期                           694百万円        2021年2月期                     491百万円


2.配当の状況
                                                                 年間配当金
                  第1四半期末                     第2四半期末              第3四半期末                  期末                   合計
                                 円 銭                   円 銭               円 銭                       円 銭             円 銭
2021年2月期                          -                    0.00               -                        0.00            0.00
2022年2月期                          -                    0.00
2022年2月期(予想)                                                              -                        0.00            0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無


3.2022年2月期の連結業績予想(2021年3月1日~2022年2月28日)
                                                                                          (%表示は、対前期増減率)
                                                                                     親会社株主に帰属                1株当たり
                    売上高                       営業利益                経常利益
                                                                                      する当期純利益                当期純利益

                  百万円              %         百万円          %      百万円        %           百万円           %            円 銭
     通期            1,393          6.3          182     325.9       203   377.5           140        182.1          62.07
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※    注記事項
    (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
       新規   -社 (社名)     、除外   -社 (社名)
       (注)連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動はありません。なお、特定子会社には該当しませんが、連結子会
          社でありましたスローガンアドバイザリー株式会社は、2021年3月1日付で当社を存続会社とする吸収合
          併により消滅したため、第1四半期連結会計期間より連結の範囲から除外しております。

    (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
       (注)詳細は、添付資料P.11「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事
          項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。

    (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更    :無
      ② ①以外の会計方針の変更           :無
      ③ 会計上の見積りの変更            :無
      ④ 修正再表示                 :無

    (4)発行済株式数(普通株式)
      ① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年2月期2Q     2,203,075株   2021年2月期     2,203,075株
      ②   期末自己株式数           2022年2月期2Q     85,550株    2021年2月期       65,000株
      ③   期中平均株式数(四半期累計)    2022年2月期2Q   2,127,688株   2021年2月期2Q   2,150,466株



※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     (将来に関する記述等についてのご注意)
       本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
      判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
      績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当た
      っての注意事項等については、添付資料P.5「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの
      将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
                                 スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次

1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………          2
 (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………          2
 (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………          2
 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………          3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………          4
 (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………          4
 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………          6
    四半期連結損益計算書
     第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………          6
    四半期連結包括利益計算書
     第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………          7
 (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………          8
 (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………          9
   (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………          9
   (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………          9
   (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………………………          9
   (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………          9
   (セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………           9
   (重要な後発事情) …………………………………………………………………………………………………          9




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                                     スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、2019年12月に確認された新型コロナウイルス感染症の感染拡
  大により経済活動が著しく制限され、ワクチン接種の開始や緊急事態宣言の解除後は段階的な経済活動の再開によ
  り景気回復の兆しが見られたものの、緊急事態宣言の再発令により新型コロナウイルス感染症の収束時期及び経済
  活動の動向は、先行きが極めて不透明な状況が続いております。
   堅調な経済状況を背景に2019年度まで好調を維持していた人材関連ビジネス市場ではありますが、新型コロナウ
  イルス感染症の感染拡大によって当該市場を取り巻く事業環境は一変しております。当社がターゲットとする主な
  市場である人材紹介業及びネット求人情報サービスにおいては、株式会社矢野経済研究所が発行する「2020年版
  人材ビジネスの現状と展望 PART1 総合編」によると、2019年度の4,395億円の市場規模に対して、2021年度は求人
  企業の採用活動が縮小したことによる求人掲載数や紹介成約数などの減少による影響を受け、3,700億円まで減少
  するものと見込まれております。
   しかしながら、人材関連ビジネス市場全体としては減退傾向となる一方で、オンライン化の進展により働く場所
  を問わない就業スタイルの浸透が進み、これまで地理的制約から就業機会がなかった求職者にとっては新たな就業
  機会を獲得する契機となり、新しい就業スタイルへの変化の適応力が高いベンチャー・スタートアップ企業を中心
  とした新産業領域の企業にとっては、人材獲得機会を増加させる環境変化となっていると考えております。また、
  人材関連サービスを提供する事業者においては各種サービスやコンテンツのオンライン化、求人企業においては採
  用活動における企業説明会や面接等のオンライン化が進んだことで、求職者にとってもオンラインでの採用活動が
  メインとなりました。これは、特に地方に居住する新卒学生にとっては就職活動における機会の格差を解消するこ
  ととなり、従来に比べて就業機会を多く得られる環境となりました。また、求人企業にとっても、地方に居住する
  人材へのアプローチが可能となり、より多くの候補者と接点を持つことが可能となりました。さらに、新型コロナ
  ウイルス感染症の影響により急速に進んだデジタル化は、デジタル領域でサービスを提供する企業にとって大きな
  事業機会となり、事業成長を後押しする環境となりました。その結果、当社の主要顧客であるベンチャー・スター
  トアップ企業をはじめとする新産業領域の企業における求人ニーズは、人材関連ビジネス市場全体の減退傾向に反
  して高まっております。
   このような経営環境の中、当社グループは新産業領域における人材創出事業において人材採用を中心とする各種
  サービスを提供し、当第2四半期連結累計期間においては、2021年3月卒業学生の新卒人材紹介手数料に係る売上
  高が堅調に推移し、また、新卒採用活動の早期化ニーズを捉えた販売活動に注力いたしました。また、新型コロナ
  ウイルス感染症の感染拡大に伴う景気の先行き不透明な状況に対して、前連結会計年度において取り組んだ固定費
  削減等のコスト構造の見直しにより、販売費及び一般管理費を削減いたしました。
    この結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、売上高779,383千円、営業利益
  266,325千円、経常利益299,802千円、親会社株主に帰属する四半期純利益226,763千円となりました。
   なお、当社グループの売上高は、新卒学生の入社が4月に集中するため、新卒学生に係る入社成功報酬が4月に
  計上される結果、第1四半期連結会計期間の売上高及び営業利益の割合が他の四半期連結会計期間と比べて大きく
  なる傾向にありますが、当該傾向については、新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)の事業等のリスク
  に記載した「(12)業績の季節的変動について」のとおりであります。
   また、当社グループは新産業領域における人材創出事業の単一の報告セグメントであるため、セグメント別の記
  載を省略しております。


(2)財政状態に関する説明
  (資産)
   当第2四半期連結会計期間末における資産合計は1,440,127千円となり、前連結会計年度末に比べ267,883千円
  増加いたしました。これは主に、売掛金が60,357千円減少した一方で、現金及び預金が371,316千円増加したこと
  によるものであります。
   売掛金の減少は、主に売上債権の回収によるものであります。現金及び預金の増加は、主に親会社株主に帰属
  する四半期純利益の計上、東京本社オフィスに係る定期建物賃貸借契約の合意解約に伴う差入保証金の回収、投
  資有価証券の売却によるものであります。

  (負債)
   当第2四半期連結会計期間末における負債合計は745,425千円となり、前連結会計年度末に比べ64,957千円増加
  いたしました。これは主に未払法人税等が69,923千円、前受金が31,799千円増加したことによるものでありま
  す。
   未払法人税等の増加は、主に税金等調整前四半期純利益の計上に伴う課税所得の増加によるものであります。
  前受金の増加は、営業取引の増加によるものであります。


                             - 2 -
                                   スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


  (純資産)
   当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は694,701千円となり、前連結会計年度末に比べ202,925千円
  増加いたしました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加226,763千円及び
  自己株式の取得による減少23,838千円によるものであります。
   この結果、自己資本比率は48.2%(前連結会計年度末は42.0%)となりました。

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   連結業績予想につきましては、本日(2021年11月25日)公表いたしました「東京証券取引所マザーズへの上場に
  伴う当社決算情報等のお知らせ」をご覧ください。




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                            スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


2.四半期連結財務諸表及び主な注記
 (1)四半期連結貸借対照表
                                                (単位:千円)
                       前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                      (2021年2月28日)         (2021年8月31日)
資産の部
 流動資産
  現金及び預金                        825,400           1,196,717
  売掛金                           228,936             168,579
  貯蔵品                               619                 435
  前払費用                           18,815              18,140
  その他                            43,192               1,662
  流動資産合計                      1,116,965           1,385,535
 固定資産
  有形固定資産
   建物(純額)                        6,365                  -
   工具、器具及び備品(純額)                 1,279               1,045
   有形固定資産合計                      7,645               1,045
  無形固定資産
   ソフトウエア                        2,152               3,421
   無形固定資産合計                      2,152               3,421
  投資その他の資産
   投資有価証券                        13,675              13,849
   差入保証金                             -                4,470
   繰延税金資産                        31,804              31,804
   投資その他の資産合計                    45,480              50,124
  固定資産合計                         55,278              54,591
 資産合計                         1,172,244           1,440,127




                    - 4 -
                          スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


                                              (単位:千円)
                     前連結会計年度            当第2四半期連結会計期間
                    (2021年2月28日)         (2021年8月31日)
負債の部
 流動負債
  1年内返済予定の長期借入金               26,412              21,302
  未払金                         48,748              30,628
  未払費用                        15,422               7,183
  未払法人税等                      10,503              80,426
  未払消費税等                      23,779              37,040
  前受金                        519,679             551,478
  その他                         14,225               5,664
  流動負債合計                     658,770             733,723
 固定負債
  長期借入金                       21,698              11,702
  固定負債合計                      21,698              11,702
 負債合計                        680,468             745,425
純資産の部
 株主資本
  資本金                         227,102             227,102
  資本剰余金                       229,132             229,132
  利益剰余金                        64,081             290,844
  自己株式                       △28,540             △52,378
  株主資本合計                      491,775             694,701
 純資産合計                        491,775             694,701
負債純資産合計                     1,172,244           1,440,127




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                                 スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  (四半期連結損益計算書)
   (第2四半期連結累計期間)
                                 (単位:千円)
                         当第2四半期連結累計期間
                         (自 2021年3月1日
                          至 2021年8月31日)
売上高                                 779,383
売上原価                                 25,045
売上総利益                               754,338
販売費及び一般管理費                          488,013
営業利益                                266,325
営業外収益
 投資有価証券売却益                           32,645
 有限責任事業組合運用益                            175
 その他                                    943
 営業外収益合計                             33,763
営業外費用
 支払利息                                   264
 その他                                     21
 営業外費用合計                                286
経常利益                                299,802
税金等調整前四半期純利益                        299,802
法人税等                                 73,039
四半期純利益                              226,763
非支配株主に帰属する四半期純利益                         -
親会社株主に帰属する四半期純利益                    226,763




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                           スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


  (四半期連結包括利益計算書)
   (第2四半期連結累計期間)
                           (単位:千円)
                   当第2四半期連結累計期間
                   (自 2021年3月1日
                    至 2021年8月31日)
四半期純利益                        226,763
四半期包括利益                       226,763
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益              226,763
 非支配株主に係る四半期包括利益                   -




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                                スローガン株式会社(9253)2022年2月期 第2四半期決算短信


 (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                (単位:千円)
                        当第2四半期連結累計期間
                        (自 2021年3月1日
                         至 2021年8月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前四半期純利益                     299,802
 減価償却費                              7,209
 受取利息                                 △4
 支払利息                                 264
 投資有価証券売却損益(△は益)                  △32,645
 売上債権の増減額(△は増加)                    60,357
 前払費用の増減額(△は増加)                       662
 未払金の増減額(△は減少)                    △18,119
 未払費用の増減額(△は減少)                   △8,239
 未払消費税等の増減額(△は減少)                  13,261
 前受金の増減額(△は減少)                     31,799
 その他                              △1,326
 小計                               353,021
 利息の受取額                                 4
 利息の支払額                             △251
 法人税等の支払額                         △2,987
 営業活動によるキャッシュ・フロー                 349,787
投資活動によるキャッシュ・フロー
 無形固定資産の取得による支出                    △1,878
 投資有価証券の売却による収入                     32,645
 差入保証金の差入による支出                     △4,470
 差入保証金の返還による収入                      34,176
 投資活動によるキャッシュ・フロー                   60,473
財務活動によるキャッシュ・フロー
 長期借入金の返済による支出                     △15,106
 自己株式の取得による支出                      △23,838
 財務活動によるキャッシュ・フロー                  △38,944
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                 371,316
現金及び現金同等物の期首残高                      825,400
現金及び現金同等物の四半期末残高                  1,196,717




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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   当社は、2021年5月26日開催の定時株主総会決議に基づき、自己株式の取得を行っております。この結果、当第
  2四半期連結累計期間において、自己株式が23,838千円(20,550株)増加し、当第2四半期期連結会計期間末にお
  いて自己株式が52,378千円となっております。


 (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
  (税金費用の計算)
    税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
   適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
    なお、「法人税、住民税及び事業税」及び「法人税等調整額」を「法人税等」として一括掲記しております。


 (追加情報)
  (新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う会計上の見積りについて)
    2022年2月期は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響で、経済活動の停止や顧客企業の業績悪
   化、景気後退、採用活動の停止・縮小等により、当社グループの業績に影響が及ぶことが想定されます。
    当社グループは、繰延税金資産の回収可能性の評価や固定資産の減損の兆候の判定等において、新型コロナウ
   イルス感染症の感染拡大が少なくとも2021年においては続くものとの一定の仮定のもとで、会計上の見積りを会
   計処理に反映しております。
    しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は不確定要素が多く、第3四半期連結会計期間以降
   の当社グループの財政状態、経営成績に想定外の影響を及ぼす可能性があります。


 (セグメント情報)
  当第2四半期連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2021年8月31日)
    当社グループは、新産業領域における人材創出事業の単一の報告セグメントであるため、記載を省略しており
   ます。


 (重要な後発事象)
   該当事項はありません。




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