9244 M-デジタリフト 2021-09-28 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]

                                                                                  2021 年9月 28 日
各    位
                                                       会 社 名      株 式 会 社 デ ジ タ リ フ ト
                                                       代表者名       代 表 取 締 役             百本 正博
                                                                  (コード番号:9244 東証マザーズ)
                                                       問合せ先       管理 Division Officer   石塚 久路
                                                                                (TEL 03-6427-1866)




             東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ

 当社は、本日、2021 年9月 28 日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、なお一層のご
指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 2021 年9月期(2020 年 10 月 1 日から 2021 年9月 31 日)における当社の業績予想は、次のとおりでありま
す。また、最近の決算情報等につきまして別添のとおりであります。

【個別】                                                                           (単位:百万円、%)
                                                         2021 年9月期
                     決算期       2021 年9月期                                         2020 年9月期
                                                        第3四半期累計期間
                                 (予想)                                               (実績)
 項目                                                         (実績)
                                    対売上        対前期                    対売上                対売上
                                    高比率        増減率                    高比率                高比率
 売           上         高   2,523      100.0     22.2      1,770        100.0     2,065      100.0
 営       業       利    益     175         6.9     57.9       152          8.6        110        5.4
 経       常       利    益     169         6.7     49.5       153          8.7        113        5.5
 当期(四半期)純利益                 110         4.4     50.4       100          5.7         73        3.5
 1 株 当 た り 当 期
                                   80 円 68 銭               73 円 65 銭              53 円 68 銭
 (四半期)純利益

 1株当たり配当金                          0円 00 銭                        -               0円 00 銭

    (注) 1.当社は、連結財務諸表及び四半期連結財務諸表を作成しておりません。
        2.2020 年9月期(実績)及び 2021 年9月期第3四半期累計期間(実績)の1株当たり当期(四半
          期)純利益は、期中平均発行済株式数により算出しております。
        3.2021 年9月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募予定株式数(110,000 株)を含めた予
          定期中平均発行済株式数により算出し、オーバーアロットメントによる売出しに関する第三者割
          当増資分(最大 63,900 株)を考慮しておりません。
【2021 年9月期業績予想の前提条件】
 本資料に記載している 2021 年9月期の業績予想数値については、2020 年 10 月から 2021 年6月までの実
績数値及び 2021 年7月の状況を踏まえ、2021 年8月以降の予想数値を合算した数値となっております。

1.    全体の見通し
      当社はインターネット広告における運用型広告市場の「トレーディングデスク事業(注)1」を展開して
     おり、単一セグメントとなっております。当社の前提条件及び業績見通しは次のとおりでございます。
      当社が属するインターネット広告業界における市場規模は、株式会社電通の『2020 年日本の広告費』に
     よると、2019 年度で約 2 兆 1,048 億円、2020 年度で約 2 兆 2,290 億円となっており、2023 年度までには
     約 2.8 兆円に成長すると推計されております。新聞、雑誌、ラジオ、テレビというマスコミ4媒体の広告
     費がデジタル広告にシフトしており、2019 年度にはインターネット広告費がテレビメディア広告費を初め
     て上回りました。自社プラットフォームを保有する媒体社も、運用型の機能拡充とその広告販売に注力し
     ております。また、各種コンテンツメディアについては、収益基盤となる運用型広告プラットフォームの
     活用を進め、さらに、E コマースメディアにおける広告市場も急速に成長しており、今後もインターネッ
     ト広告市場規模は拡大していくと見込まれております。
      当社は、①アジャイル広告運用(注)2、②CdMO(注)3 の各サービスを顧客ニーズに合わせて柔軟に組
     み合わせてご提供する他、③LIFT+(注)4 を多種多様なお客様に対して提供する「トレーディングデス
     ク事業」を行っております。
      また、各サービスを提供する中で得られたデジタルマーケティング領域に関する豊富な知見を社内にし
     っかりと蓄積し、サービス間でそれらを共有する体制を構築することにより、連鎖的に各サービスの品質
     を高め合う効果を得ております。
      3つのサービスは、クライアントの広告予算規模に応じて、そのニーズが異なることに着目して設計・
     ご提供しています。
      広告運用の領域において、デジタルマーケティング戦略に沿った運用を中規模以上の広告予算を投入し
     て配信を行うクライアントに対して、運用期間中にも絶え間なく発生する消費者の変化を動的に捉え、そ
     れに対応していく「アジャイル広告運用サービス」をご提供しています。その具体的な特徴としては、配
     信設定段階では、当社側のリサーチ及び、クライアントへのヒアリング情報・開示情報をベースに配信構
     造を設定し、広告配信の運用を実行します。その後、結果として良し悪しのデータが明確に現れますの
     で、これらのデータをもとに、継続的に配信構造の改善診断をしております。
      また、  「CdMO サービス」は大企業を中心とする先進的な取り組みを求めるクライアントに対してご提供
     する、包括的なマーケティング領域のコンサルティングサービスです。クライントの CMO の広範なカバー
     領域のうち、特に高い専門性が求められるデジタル領域を支援する役割を担っており、                 「メディア特性、消
     費者の行動変化などの最新状況を考慮したデジタル戦略のアイデア提供」「デジタルツールの最新事情や   、
     他社事例の提供」「新商品、新サービスの立上に関するアドバイス」「デジタル・マーケティング組織の
                  、                                  、
     構築・強化・評価方法・内製化等の方針検討」などを行っております。
      一方、予算の限られる小規模事業者様のニーズに対しては、広告自動運用パッケージサービスである
     「LIFT+サービス」をご提供します。とりわけ、事業立ち上げフェーズのクライアント企業は、その高い将
     来性に比して、投下可能な広告予算の制約が大きいという特徴があります。このようなクライアントに向
     け、上述した CdMO サービス、アジャイル広告運用経験に裏打ちされた知見を盛り込んだ高いサービス品質
     でスタートアップ企業様をご支援することで、新たな事業育成・市場創造を狙っています。また、従来
     は、高品質なデジタル広告運用サービスの提供が難しかった、中小企業や地場産業等のマーケティング高
     度化への貢献も狙っております。その活動を通じて、地域経済の活性化へ寄与していきたいと考えており
     ます。
      このように、当社の提供サービスは、業界や広告予算にかかわらず、あらゆるクライアントに対して高
     品質な価値提供ができることを強みとしています。

(注)1     トレーディングデスク事業:デジタル広告配信にまつわることを一手に引き受け、狙い通りに情報
       をお届けするのが、トレーディングデスク事業の役割です。
(注)2   アジャイル広告運用:運用期間中にも絶え間なく発生する消費者の変化を動的に捉え、達成したい
       KGI/KPI を踏まえて広告運用の設計を行うと共に、キャンペーン期間中に動的に運用変更を行うサ
       ービスです。
(注)3   CdMO: 大企業を中心とする先進的な取り組みを求めるクライアントに対してご提供する、包括的な
       マーケティング領域のコンサルティングサービスです。
(注)4   LIFT+:予算の限られる小規模事業者様のニーズに対応する、広告自動運用パッケージサービスで
       す。

2. 項目別の見通し
(1)売上高
   当社の事業は、トレーディングデスク事業の単一セグメントとなっております。 2021 年9月期業績予
  想の具体的な策定方法は以下のとおりであります。

  当社の提供するサービス(①アジャイル広告運用、②CdMO、③LIFT+)のうち単体でサービス提供され
 るケースとしては、アジャイル広告運用サービス及び LIFT+サービスがございます。CdMO サービスについ
 ては、アジャイル広告運用との組み合わせをすることで個別のクライアント様のニーズに合致した、最適
 なマーケティング戦略構築のご支援と、個別マーケティング施策の着実な実行が可能となっております。

【各サービスの収益構造】
  CdMO サービス×アジャイル広告運用サービスの収益の主な内訳は、当社のアジャイル広告運用のインタ
 ーネット広告費の 15%-20%程度の手数料(インターネット広告費を含む)、CdMO サービス手数料(コンサル
 費用 or 成果報酬 or 制作手数料)およびアジャイル広告運用に付帯する手数料となります。

   アジャイル広告運用サービスの収益の主な内訳は、アジャイル広告運用のインターネット広告費の 15%-
 20%程度の手数料(インターネット広告費を含む)
                        、およびアジャイル広告運用に付帯する手数料となりま
 す。

  LIFT+サービスの収益の主な内訳は、初期設定手数料、インターネット広告費の 15%-20%程度の広告運
 用の手数料(インターネット広告費を含む)となります。

【顧客数の考え方】
   当社と取引先との取引は、長期間継続的な取引が続く傾向がございます。そのため、解約の可能性が低
 いクライアントを継続顧客として見込み(過去 1 年以内の取引状況と今後の継続状況を検討)     、算出してお
 ります。相応に解約可能性のあるクライアントは見込みには含めておりません。アジャイル広告運用サー
 ビスの導入社数 39 社、CdMO サービス×アジャイル広告運用サービスの導入者数 11 社を見込んでおりま
 す。
   また、新規顧客については、市況及び商談状況(受注「案件獲得」    、契約関連/クロージング「内諾済み
 or 積極的検討」、プレゼンテーション/提案・シミレーション作成「営業提案」  、ヒアリング・アポイント
 設定・リード「初期営業段階」     )に応じて見込みを立て、さらに現在注力をしている優秀な人材の採用によ
 り新規営業獲得を見込んでおります。
   ただし、LIFT+サービスについてはサービスのローンチから現在まで日が浅いことから、今後の継続的
 な取引状況は見通しが立ちにくいところはありますが、現時点では解約率は低い状況であるため、継続顧
 客として見込んでおります。計画策定時では、導入社数は 43 社まで進み、さらに導入いただくことを見越
 して 51 社と想定をしております。
【顧客単価の考え方】
   各サービスの顧客単価の一般的な考え方としては、クライアントの経営戦略の変化や消費者の行動変化
 により日々広告費の変動が生じていくため固定的に単価を設定することが困難であります。また、クライ
 アントの業界や商品などの特性により季節的な変動を生じることがあります。
   継続顧客については、商談を通じてクライアントの広告予算の変動が生じる確度が高い顧客を除き(お
 おむね 1 年程度の期間を参考に)過去実績を基に算出しております。また、継続顧客については、当社の
 各サービス導入後にアップセルを行う(例えば、LIFT+サービスを導入いただだきアジャイル広告運用サー
 ビスに移行する、アジャイル広告運用サービスを導入いただき CdMO サービスをさらにご導入いただくケー
 スがあります)ケースがございますので、一定程度(アジャイル広告運用×CdMO サービスは数社程度、
 LIFT+からアジャイル広告運用は 10 社程度)見込んでおります。
   新規顧客については、商談状況に鑑みて見込まれる(受注では「契約金額」  、営業提案および初期営業段
 階では「想定金額」で算定した)取引額を算定しております。また、季節(クライアントにより広告を行
 う時期が「クライアントの期末、夏休み、クリスマスなど」あらかじめ定まっているケースがあります)
 によって取引が発生する可能性についても、過去の実績を基に最低限の取引見込み(1 億程度を計画)を
 算出しております。

【当社および当社サービスの認知向上】
  当社は、積極的なPR等を通じて当社および当社サービスの認知向上をさせることで新規取引先獲得を
 行っております。
  以上の結果、2021 年9月期の売上高は、2,523 百万円(前期比 22.2%増)を見込んでおります。 LIFT+
 サービス及びアジャイル広告運用サービスの新規顧客獲得(期間限定のクライアント含む 42 社)及び継続
 取引先のアップセルにより小規模から中規模のクライアント層が増加する一方で顧客単価は前年同期と比
 較して 10%低下はいたしますが、顧客数の増加により売上拡大を見込んでおり、アジャイル広告運用サー
 ビスは前年同期比 184 百万円増(前年同期比 14.5%増)、CdMO サービス×アジャイル広告運用サービスは
 前年同期比 105 百万円増(前年同期比 13.6%増)
                            、LIFT+は前年同期比 173 百万円増(前年同期比 332.7%
 増)を見込んでおります。

  当第3四半期累計期間における売上高は、当社の主要サービスである「アジャイル広告運用」及び
 「CdMO」が引き続き堅調であり、特に、 「CdMO」においては、クライアントへのコンサルティング提供領域
 が拡大いたしました。また、 「LIFT+」では、2020 年 4 月のサービス開始から取扱社数及び取扱高を堅調
 に増やしました。
  その結果、当第3四半期累計期間の売上高は、1,770,677 千円となりました。

(2)売上原価、売上総利益
  2021 年9月期の売上原価は、主にインターネット広告費が中心であります。 インターネット広告費
 は、メディアなどにインターネット上で広告配信に応じて発生する原価であり当社の売上高と連動をする
 変動費用であります。
  上記の結果、2021 年9月期の売上原価は、1,865 百万円(前期比 19.5 %増)
                                             、売上総利益は 658 百万円
 (前期比 30.6 %増)を見込んでおります。
  当第3四半期累計期間における売上原価は、1,297,029 千円となりました。これは主に、インターネッ
 ト広告費の仕入によります。
  その結果、当第3四半期累計期間の売上総利益は、473,648 千円となりました。

(3)販売費及び一般管理費、営業利益
  2021 年9月期の販売費及び一般管理費は、適切な利益確保を維持するために統制が効いたコストコント
 ロールのもと予算を個別に検討しております。販売費及び一般管理費の主な内訳は、人件費(採用費を含
 む)については、既存の従業員数(期首 48 名)及び将来の採用計画(今期期末 63 名想定)に基づき算出し
 ております。2021 年9月期の人件費は、293 百万円(前期比 13.9%増)となる見通しであります。その他
 の費目については、過去の実績を基準に個別に発生する費用を積み上げて算出しております。
  以上の結果、2021 年9月期の販売費及び一般管理費は 483 百万円(前期比 22.9%増)、営業利益 175 百
 万円(前期比 57.9%増)を見込んでおります。

  当第3四半期累計期間における販売費及び一般管理費は、320,911 千円となりました。主に営業人員強
 化及び内部体制強化により採用教育費、人件費、支払手数料、支払報酬及びその他の経費で構成されてお
 ります。
  その結果、当第3四半期累計期間の営業利益は 152,736 千円となりました。

(4)営業外損益、経常利益
  2021 年9月期の営業外損益については、営業外収益は助成金収入として4百万円を見込んでおり、営業
 外費用は主に上場に関連する一時的な費用として 10 百万円を見込んでいるほか、金融機関からの借入れに
 係る支払利息を見込んでおります。2021 年9月期の営業外収益は6百万円(前期比 41.9%増)を見込み、
 営業外費用は 12 百万円(前期比 435.0%増)を見込んでおります。
  以上の結果、2021 年9月期の経常利益は 169 百万円(前期比 49.5%増)を見込んでおります。

  当第3四半期累計期間における経常利益は、主に受取手数料及び助成金の収入に伴う営業外収益 2,689
 千円、支払利息の営業外費用 1,462 千円が発生し、経常利益は 153,963 千円となりました。

(5)特別損益、当期純利益
  2021 年9月期の特別損益の計上は見込んでおりません。
  以上の結果、2021 年9月期の当期純利益は 110 百万円(前期比 50.4%増)を見込んでおります。

  当第3四半期累計期間における四半期純利益は、法人税、住民税及び事業税及び法人税等調整額 53,435
 千円が発生した結果、四半期純利益は 100,527 千円となりました。

【業績予想に関するご留意事項】
 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合がございます。

                                                         以上
             2021年9月期          第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
                                                                                 2021年9月28日
上 場 会 社 名   株式会社デジタリフト                                  上場取引所        東
コ ー ド 番 号                                           URL https://digitalift.co.jp/
代   表   者 (役職名)代表取締役                           (氏名)百本 正博
問合せ先責任者   (役職名)管理Division Officer              (氏名)石塚 久路                  (TEL)03(6427)1866
四半期報告書提出予定日      ―                              配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無        : 無
                                                                                         
                                                                                            (百万円未満切捨て)
1.2021年9月期第3四半期の業績(2020年10月1日~2021年6月30日)
(1)経営成績(累計)                                                                 (%表示は、対前年同四半期増減率)
                        売上高                        営業利益                     経常利益                    四半期純利益
                       百万円             %           百万円           %          百万円             %        百万円              %
2021年9月期第3四半期          1,770           ―            152          ―           153            ―           100           ―
2020年9月期第3四半期             ―            ―             ―           ―            ―             ―            ―            ―
                                                                                         
                                               潜在株式調整後
                       1株当たり
                                                 1株当たり
                      四半期純利益
                                                四半期純利益
                                   円   銭                   円     銭
2021年9月期第3四半期                      73.65                         ―
2020年9月期第3四半期                         ―                          ―
                                                                                         
(2)財政状態
                        総資産                        純資産                  自己資本比率
                                   百万円                     百万円                              %
2021年9月期第3四半期               937         343         36.7
2020年9月期                    746         243         32.6
 (参考) 自己資本      2021年9月期第3四半期   343 百万円   2020年9月期 243   百万円
   (注)1.当社は、2020年9月期第3四半期については、四半期財務諸表を作成していないため、2020年9月期第3
        四半期の数値及び対前年同四半期増減率、2021年9月期第3四半期の対前年同四半期増減率は記載をして
        おりません。
      2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、
        期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

2.配当の状況
                                                    年間配当金

                   第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                                     期末              合計
                           円   銭           円   銭           円     銭           円     銭            円   銭
   2020年9月期         ―     0.00                                   ―               0.00            0.00
   2021年9月期         ―     0.00                                   ―
   2021年9月期(予想)                                                                  0.00            0.00
 (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :                         無
 
3.2021年9月期の業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
                                        (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                             1株当たり
                売上高                営業利益      経常利益    当期純利益
                                                             当期純利益
                百万円    %           百万円         %          百万円          %          百万円           %             円   銭
    通期      2,523 22.2 175 57.9                            169       49.5           110     50.4              80.68
 (注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :                         無
 
※    注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                   : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ①   会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                : 無

     ②   ①以外の会計方針の変更                       : 無

     ③   会計上の見積りの変更                        : 無

     ④   修正再表示                             : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
     ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)    2021年9月期3Q    1,365,000株   2020年9月期     1,365,000株

     ②   期末自己株式数              2021年9月期3Q          ―株     2020年9月期           ―株

     ③   期中平均株式数(四半期累計)       2021年9月期3Q    1,365,000株   2020年9月期3Q         ―株

 (注)2020年9月期第3四半期については、四半期財務諸表を作成していないため、期中平均株式数は記載しており
    ません。

※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※   業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断す
る一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々
な原因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項
等については、添付資料P.4「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)業績予想などの将来予測情報に関する説
明」をご覧ください。
                     株式会社デジタリフト(9244) 2021 年9月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次
   1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

   (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

   (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3

   (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………4

   2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………5

   (1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………5

   (2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………7

   (3)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………8

     (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8

     (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8




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                          株式会社デジタリフト(9244) 2021 年9月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当
  社は、前第3四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較
  分析は行っておりません。


   我が国のインターネット広告市場において、2020年のインターネット広告費(注1)が2兆2,290億円(前年比
  5.9%増)と広告費全体の36.2%を占めるまでに引き続き高い成長をしておりますが、現在新型コロナウイルス感
  染症の世界規模での流行が発生しており、先行きは不透明な経済状況になっております。
   このような環境のもと、当社は「カスタマーの意思決定を円滑に         ―広告主とエンドユーザー双方の利益を
  LIFTします。―」というビジョンを掲げ、当社は、①アジャイル広告運用サービス、②CdMOサービス、③LIFT+
  サービスという3つのサービスを顧客ニーズに合わせて柔軟に組み合わせることで、多種多様なお客様に対して、
  幅広く「トレーディングデスク事業」をご提供いたしました。
   また、アジャイル広告運用サービス中心に各サービスを提供する中で得られたデジタルマーケティング領域に
  関する豊富な知見を社内に蓄積し、サービス間でそれらを共有する体制を構築することにより、連鎖的に各サー
  ビスの品質を高め合う効果を得ております。
   (図1(左):3つのサービスの関係性)
   広告運用の領域において、デジタルマーケティング戦略に沿った運用を中規模以上の広告予算を投入して配信
  を行うクライアントに対して、運用期間中にも絶え間なく発生する消費者の変化を動的に捉え、それに対応して
  いく「アジャイル広告運用サービス」をご提供しています。その具体的な特徴としては、配信設定段階では、当
  社側のリサーチ及び、クライアントへのヒアリング情報・開示情報をベースに配信構造を設定し、広告配信の運
  用を実行します。その後、結果として良し悪しのデータが明確に現れますので、これらのデータをもとに、継続
  的に配信構造の改善診断をしております。
   また、「CdMOサービス」は大企業を中心とする先進的な取り組みを求めるクライアントに対してご提供する、
  包括的なマーケティング領域のコンサルティングサービスです。クライントのCMOの広範なカバー領域のうち、特
  に高い専門性が求められるデジタル領域を支援する役割を担っており、「メディア特性、消費者の行動変化など
  の最新状況を考慮したデジタル戦略のアイデア提供」、「デジタルツールの最新事情や他社事例の提供」、「新
  商品、新サービスの立上に関するアドバイス」、「デジタル・マーケティング組織の構築・強化・評価方法・内
  製化等の方針検討」などを行っております。
   一方、予算の限られる小規模事業者のニーズに対しては、広告自動運用パッケージサービスであるLIFT+を提供
  します。とりわけ、事業立ち上げフェーズのクライアント企業は、その高い将来性に比して、投下可能な広告予
  算の制約が大きいという特徴があります。このようなクライアントに向け、上述したアジャイル広告運用、CdMO
  サービス経験に裏打ちされた知見を盛り込んだ高いサービス品質でスタートアップ企業をご支援することで、新
  たな事業育成・市場創造を狙っています。また、従来は、高品質なデジタル広告運用サービスの提供が難しかっ
  た、中小企業や地場産業等のマーケティング高度化への貢献も狙っております。その活動を通じて、地域経済の
  活性化へ寄与していきたいと考えております。
   このように、当社の提供サービスは、業界や広告予算にかかわらず、あらゆるクライアントに対して高品質な
  価値提供ができることを強みとして事業成長いたしました。(図1(右):クライアントニーズ、および、
  DIGITALIFTのサービス提供形態)
   当第3四半期累計期間において、当社の主要サービスである「アジャイル広告運用」及び「CdMOサービス」が
  引き続き堅調であり、特に、「CdMOサービス」においては、クライアントのコンサルティング領域が拡大いたし
  ました。また、「LIFT+サービス」では、2020年4月のサービス開始から取扱社数及び取扱高を堅調に増やしてお
  ります。


   以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は1,770,677千円、営業利益は152,736千円、経常利益は
  153,963千円、四半期純利益は100,527千円となりました。


   なお、当社はトレーディングデスク事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりま
  す。




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                         株式会社デジタリフト(9244) 2021 年9月期 第3四半期決算短信


  (図1)




  ※ROI(Return On Investment): 投資利益率と呼ばれ、投資額に対してどれくらいの利益・効果が得られたの
  かを表す指標のことを言う。


  (注1)出典:株式会社電通「2020年日本の広告費」2021年3月10日
  (注2) CdMOサービス: 大企業を中心とする先進的な取り組みを求めるクライアントに対してご提供する、包括
         的なマーケティング領域のコンサルティングサービスです。
  (注3)アジャイル広告運用サービス:運用期間中にも絶え間なく発生する消費者の変化を動的に捉え、達成し
         たいKGI/KPIを踏まえて広告運用の設計を行うと共に、キャンペーン期間中に動的に運用変更を行うこと
         (プランb)を、あらかじめ想定してキャンペーンをスタートします。運用中に計測されたKGI/KPIの状
         況から、狙っているターゲットが適正か、その顧客層を狙うために適切な広告媒体を用いているか、な
         どを見極めて、確実に成果につながるよう柔軟に運用変更を行います。短いサイクルで運用を変えなが
         ら、求める成果を刈り取ると共に、次回キャンペーンの計画を練ります。固定化されがちな広告運用を
         ダイナミックに変化させることにより、エンドユーザーの興味関心を捉え、購買行動を喚起して、クラ
         イアントの売上向上に貢献します。


(2)財政状態に関する説明
 (資産)
   当第3四半期会計期間末における総資産は937,088千円となり、前事業年度末に比べ190,314千円の増加となり
  ました。これは、主に現金及び預金の増加158,608千円、売上高の増加に伴う売掛金の増加33,493千円によるもの
  です。
 (負債)
   当第3四半期会計期間末における負債は593,217千円となり前事業年度末と比べ89,787千円の増加となりまし
  た。これは、主に長期借入金(1年内返済予定含む)の増加65,176千円、未払法人税等の増加20,683千円による



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                       株式会社デジタリフト(9244) 2021 年9月期 第3四半期決算短信


  ものです。
 (純資産)
   当第3四半期会計期間末における純資産は343,870千円となり前事業年度末と比べ100,527千円の増加となりま
  した。これは、四半期純利益の計上による利益剰余金の増加100,527千円によるものです。




(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
 2021年9月期の業績予想につきましては、本日公表いたしました「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決
算情報等のお知らせ」をご参照下さい。
 なお、当該業績予想につきましては、本日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に
基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因により異なる可能性があります。




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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
                                                         (単位:千円)
                              前事業年度               当第3四半期会計期間
                           (2020年9月30日)            (2021年6月30日)

資産の部
 流動資産
  現金及び預金                             449,400                608,008
  売掛金                                246,536                280,029
  その他                                     8,113               6,853
  流動資産合計                             704,050                894,891
 固定資産
  有形固定資産                                  8,889               5,725
  投資その他の資産                            33,833                 36,471
  固定資産合計                              42,722                 42,196
 資産合計                                746,773                937,088




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                                                         (単位:千円)
                              前事業年度               当第3四半期会計期間
                           (2020年9月30日)            (2021年6月30日)

負債の部
 流動負債
  買掛金                                188,686                192,341
  短期借入金                              200,000                200,000
  1年内返済予定の長期借入金                       16,800                 47,336
  未払法人税等                              18,198                 38,882
  未払消費税等                              15,824                 26,304
  賞与引当金                                      ―                4,500
  その他                                 54,120                 39,413
  流動負債合計                             493,629                548,777
 固定負債
  長期借入金                                   9,800              44,440
  固定負債合計                                  9,800              44,440
 負債合計                                503,429                593,217
純資産の部
 株主資本
  資本金                                     9,800               9,800
  資本剰余金                                   4,050               4,050
  利益剰余金                              229,493                330,020
  株主資本合計                             243,343                343,870
 純資産合計                               243,343                343,870
負債純資産合計                              746,773                937,088




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                株式会社デジタリフト(9244) 2021 年9月期 第3四半期決算短信


(2)四半期損益計算書

  第3四半期累計期間
                              (単位:千円)
                     当第3四半期累計期間
                     (自 2020年10月1日
                      至 2021年6月30日)
 売上高                          1,770,677
 売上原価                         1,297,029
 売上総利益                          473,648
 販売費及び一般管理費                     320,911
 営業利益                           152,736
 営業外収益
  受取利息                                2
  受取手数料                           2,010
  助成金収入                             491
  その他                               184
  営業外収益合計                         2,689
 営業外費用
  支払利息                            1,462
  営業外費用合計                         1,462
 経常利益                           153,963
 税引前四半期純利益                      153,963
 法人税、住民税及び事業税                    56,621
 法人税等調整額                        △3,185
 法人税等合計                          53,435
 四半期純利益                         100,527




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                     株式会社デジタリフト(9244) 2021 年9月期 第3四半期決算短信


(3)四半期財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。


  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。




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