9233 アジア航測 2019-07-05 10:00:00
新たなサービスの開始に関するお知らせ [pdf]
2019 年7月5日
各 位
会 社 名 アジア航測株式会社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 小川 紀一朗
(コード:9233 東証第二部)
問合せ先 常務取締役経営本部長 迫 徹
(TEL.044-969-7230)
新たなサービスの開始に関するお知らせ
当社は、西日本旅客鉄道株式会社と共同開発した鉄道分野におけるMMS(Mobile
Mapping System)技術を用いた新サービス、「RaiLis(レイリス)」を展開することといた
しましたので、下記の通りお知らせ致します。
記
1.新サービスの内容
(1)サービス名
「RaiLis(レイリス)(商標登録出願中)
」
(2)特徴
道路分野で普及しているMMS技術を鉄道分野に応用したサービスです。レー
ザスキャナなどのセンサを搭載した車両で線路上を走行しながら、線路周辺の高
密度三次元点群を取得し、建築限界確認など鉄道施設の維持管理の効率化・高度
化・均質化、鉄道の運行や現場作業の安全性向上に寄与してまいります。
※詳細は別紙参照。
2.新サービス開始時期
2019 年 7 月 5 日
3.新サービス提供先
日本全国の鉄道事業者
4.新サービスの連結売上高等への影響
本件が当社の連結売上高に与える影響は、当面軽微であると見込んでおりますが、
中長期的には業績向上に貢献するものと考えております。今後当社業績に影響を与え
る規模の売上の発生が見込まれた場合は、速やかに開示致します。
また、現時点においては、本件に関する支出は精査中でありますが、本件開始にあ
たり特別に支出する金額は軽微であると見込んでおります。今後の当該サービス展開
において当社の業績に大きな影響を与えると認められる支出が発生した場合には、速
やかに開示してまいります。
なお、本件による 2018 年 11 月 2 日発表の 2019 年 9 月期の業績予想の修正はありま
せん。
以上
別紙
3次元レーザ計測による鉄道ICTソリューション「RaiLis」
RaiLis※1 (レイリス)は、道路分野で普及しているMMS※2技術を鉄道分野に応用した当社の商品
サービス名です。
当社は、1998年頃からGeoMaster、 GeoMasterNeo®として、道路分野を中心にMMSを用いた国内
最高水準の計測サービスをいち早く提供してきました。
RaiLisは、当社が有する点群処理技術を鉄道向けに改良・パッケージ化して提供することにより、
鉄道設備の調査・検査の効率化や高度化に寄与いたします。
※1:RaiLisはRailway LiDAR inspection systemの略
※2:MMSはMobile Mapping Systemの略
RaiLis
生産年齢人口の減少 ハード技術の発展
•レーザ計測機
ベテラン技術者の退職 •GNSS/IMU
ソフト技術の発展
インフラ点検技術の継承 •点群データ処理
鉄道分野への
ICT技術活用 MMS適用 MMS技術の
のニーズ 検査・調査作業の 普及・高度化
省力化
• 鉄道オペレーション 高精度化 • 道路維持管理
のシステムチェンジ 均質化 • 河川堤防調査
• 生産性向上 保安度向上 • 空港滑走路点検
• 働き方改革
サービスの位置づけ
<サービス概要>
各鉄道事業者のご要望に応じたサービスを提供します。
②コンサルティング
(鉄道設備の空間情報解析)
①計測 建築限界確認
ホーム限界測定
各鉄道事業者の牽引する台車
見通し解析
や軌陸車を利用して計測
工事図面作成 など
(※当社計測機材を使用)
計測データ(点群データ) ③システム構築
閲覧ビューアを提供
各事業者の手順・ルールに
GNSS IMU 基づく自動ツール化
BIM/CIM等
架台
1
<サービス内容>
① 計測サービス
トロ台車などに当社のMMS機材を搭載し、線路および周辺設備の3次元点群データを取得します。
軌道中心線からの断面測定やキロ程検索が可能な点群閲覧ビューアを合わせて提供します。
レール断面
【メリット】
・線路内立入作業時間の短縮による、保安度
駅構内
の向上 5km/h走行 15km/h走行
・取得した3次元形状データによる、机上での
現場状況把握
橋梁 抽出した
【利用場面】 軌道中心線
・工事箇所や要注意箇所などの臨時・随時の 抽出した
左右レール
ピンポイント計測に最適
トンネル
(測量、発注図書作成、現況記録など)
取得した点群データ
②コンサルティングサービス(鉄道設備の空間情報解析)
鉄道事業者の実情に応じて、3次元点群データの解析処理を行い、帳票、図面、レポート等を提供します。
【メリット】
・点群データ処理と鉄道設備の知識を有する技術者による一貫したソリューション
【利用場面】
・鉄道設備の調査・検査への活用
(建築限界確認、ホーム限界測定、トンネル断面測定、見通し解析、設備台帳作成・更新など)
建築限界枠+余裕枠
ホーム端部 視点
不可視
可視
軌道中心
建築限界確認 ホーム限界測定 見通し解析
③システム構築サービス
独自の追加機能をカスタマイズし提供します。
【メリット】
・点群データを用いて繰り返し行う
測定業務の効率化
勾配の可視化
【利用場面】
・各事業者様の手順・ルールに ホーム上に発生させた
基づいた自動ツール化 グリッドの勾配を自動計算
※本サービスは、当社で取得した点群データと
閲覧ビューアの使用を前提としています。 カスタマイズ機能(例:ホーム勾配解析)
【この件に関するお問い合わせ先】
アジア航測株式会社 社会インフラマネジメント事業部 鉄道事業本部
E-mail:service@ajiko.co.jp 2