9206 SFJ 2019-05-13 16:00:00
2019年3月期 機関投資家およびアナリスト向け決算説明会資料 [pdf]
株式会社スターフライヤー
2019年3月期 決算説明会
2019年5月16日(開催予定)
東証二部 証券コード:9206
目次
Ⅰ. 2019年3月期 実績 P. 8
Ⅱ. 2020年3月期 通期業績予想 P. 25
Ⅲ. 中期経営戦略のアップデート P. 32
当資料に関する注意事項
・本資料は、決算および中期経営戦略を補足説明するためのものです。本資料のいかなる情報も、弊社株式の購入や売却などを勧誘するものではありません。
・本資料は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements) を含みます。記載された意見や予測等は、資料作成時点での弊社の判断です。重大
なリスクと不確実性のために、将来における弊社の業績は当資料に記述された内容と大きく異なる可能性があります。新しい情報、将来の出来事その他の事情
により、見通し情報に更新または変更が望ましい場合であっても、弊社はそれを行う意図を有するものではなく、義務を負うものではありません。正式な業績予想
は、東京証券取引所規則に基づく決算短信等での開示をご参照ください。
・新規路線の就航は、各国政府ならびに関係諸機関の許可・承認が必要であり、弊社が希望するとおりの路線・ダイヤで就航できるとは限りません。弊社の主
要事業である航空運送事業には、空港使用料、航空機燃料税等、弊社の経営努力では管理不可能な公的負担コストが伴います。また、弊社が事業活動を
行っている市場は状況変化が激しく、技術、需要、販売価格、経済環境の動向、原油価格・外国為替レートの変動、その他多くの要因により急激な変化が発
生する可能性があります。したがって、弊社が設定した目標または施策は、全て実現することを保証するものではありません。
1
今回お伝えしたいポイント
① 2019年3月期(通期): ◆対前期では増収減益。高水準で推移した原油
価格や国際線開設準備のための初期費用(人員増含む)などが主因。初
期費用はほぼ一巡。◆期初計画に対しては、国内線が順調で営業利益・経
常利益は予想どおりの着地。税効果会計により、純利益は未達。
② 国際線は路線数2路線で2018年10月28日就航。販売開始が遅れ、就航
当初の利用率やや低めであったが(11月単月53%)期末にかけて上昇 (3
月単月75%)。手ごたえ確か。
③ 2020年3月期: ◆国際線が通期運航。赤字縮小、早期黒字化が課題。
◆上期中に1機受領し13機体制。新規路線(または増便)開拓。◆今後
も人財育成や安全への取り組み、知名度向上に重点を置く。
2
路線図
東京(羽田) = 大阪(関西) 日本
東京(羽田) = 北九州
東京(羽田) = 福岡 羽田
TOKYO
関空 中部
OSAKA CENTRAIR
山口宇部
UBE
福岡 北九州 東京(羽田) = 山口宇部
北九州 = 台北(台湾桃園) FUKUOKA KITAKYUSHU
名古屋(中部) = 福岡
北九州 = 沖縄(那覇) 名古屋(中部) = 台北(台湾桃園)
台北
TAIPEI
台湾 国内線
国際線
那覇
OKINAWA
3
企業理念・安全憲章・行動指針・安全運航のための行動指針
私たちは、安全運航のもと、人とその心を大切に、
企業理念
個性、創造性、ホスピタリティを持って、『感動のあるエアライン』であり続けます
安全運航は、私たち航空輸送に従事するものの至上の責務である
安全憲章 また安全運航は、航空輸送を営む我が社の使命であり、事業の基盤である
私たちは、持てる知識、経験、技量を活かし、叡智を尽くして安全運航を維持し続ける
行動指針 安全運航のための行動指針
安全運航に徹します
規則を遵守し、基本に忠実に業務にあたります
コンプライアンスを徹底します ※
一つひとつの作業を的確、確実に行います
自らの仕事に責任と誇りを持ちます
推測によることなく、必ず確認します
お客様の視点から発想し、創造します
不安があれば必ず報告、相談し、解消します
仲間とともに輝き、ともに挑戦します
常に問題意識を持ち、不安全要素を未然に排除します
感謝の気持ちと謙虚さをもって人と社会に接します
※ 2017年12月20日付で追加 4
特徴① 北九州(空港)を地盤とする
北九州空港 スターフライヤー + 24時間運用 北九州空港
・福岡の第2の玄関
・24時間稼働の空港
山口宇部空港
福岡空港 小倉駅
博多駅 北九州空港
2019年4月現在
大分空港
より
熊本市
早く
朝一番で北九州の顧客を羽田へ
鹿児島市
より
遅く 深夜便にて北九州空港着
新幹線
*臨時増便除く
高速道路
5
特徴② 顧客満足重視の差別化戦略
特長 くつろぎの空間設計
★使用機材:エアバス社A320 12機
★座席数 :150席
他社の同型機が最大180席のところあえて座席数を減らし、より快適な空間を創出
6
特徴② 顧客満足重視の差別化戦略
特長 LCC(低コスト航空会社)でもFSC(大手航空会社)でもない “スマートラグジュアリー”
大 事業運営に係わる要素 ⇒ ローコスト化
FSC
機材を統一 短距離路線に特化
顧客満足に係わる要素 ⇒ 高付加価値化
プライマリー空港利用 広い座席空間を確保
価格 高
新規航空 機内設備充実 機内サービス充実
FSCを下回るリーズナブルな運賃
FSCを上回る最上級のホスピタリティ
LCC 提
供
価
値 感動のある航空会社
7
Ⅰ. 2019年3月期 実績
中期経営戦略(2019年3月期 重点課題進捗状況)
個別戦略 主な取組み課題 実 績 評価
■お客様とのあたりまえ品質の約束 就航率 98.7%(前期比 △0.7pt)主に台風影響
-就航率/定時性の継続的向上
定時出発率 93.7%(前期比 +3.9pt)
運航品質 ■新オペレーション体制
-イレギュラー運航の発生時などに各機能(部門)が協調し、 7月よりオペレーション関連機能を集約・オペレーション統括責任者を配置
より最適な判断が速やかにできる運営体制への移行 様々なオペレーション状況に即応できる体制での運営を開始
■コアとなるスターフライヤーファンを増やすための 新会員サービスの開始、会員向けスマートフォンアプリの導入
マーケティング 取組み ブランド認知度向上(就航地におけるイベント等)
■強いスターフライヤーブランドを作るための取組み 一貫したイメージ訴求の継続
北九州=那覇線 3/25~5/7:1往復, 7/13~10/27:2往復に増便
■北九州=那覇線の継続運航
ネットワーク、 11/16~: 1往復 ok
■国際定期路線への参入
北九州・名古屋(中部)の2空港から台北(台湾桃園)へ就航 ○
機材・プロダクト ■航空機2機受領
2018年6月と10月に航空機受領
人財開発準備室を人財開発室に改め、組織化
■国際線就航に向けた社内体制の構築 安全とCSを体現した人財育成のため、おもてなしセンターを設置
人財
■「働き方改革」の実行 社員同士が互いに刺激しあい、ともに成長していくための環境づくりとして
◎ ok
オフィス改革を実施
■更なる財務基盤の強化 純資産 85億円
財務 ①純資産の積み上げを図る 2018年6月に自社購入機、10月にオペレーティングリース機を導入、さらに ○
②成長戦略に必要な投資等を積極実施 2019年1月満了のリース契約を延長し、12機体制
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路線図
<新規国際定期路線>
国内6路線に加え、2018年10月より国際線2路線の運航を開始
東京(羽田) = 大阪(関西) 日本
東京(羽田) = 北九州
東京(羽田) = 福岡 羽田
TOKYO
関空 中部
OSAKA CENTRAIR
山口宇部
UBE
福岡 北九州 東京(羽田) = 山口宇部
北九州 = 台北(台湾桃園) FUKUOKA KITAKYUSHU
名古屋(中部) = 福岡
北九州 = 沖縄(那覇) 名古屋(中部) = 台北(台湾桃園)
台北
TAIPEI
台湾 国内線
国際線
那覇
OKINAWA
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台北線参入にあたっての課題と対策
台北線参入にあたっての課題 実施内容
知名度がとりわけ低い中部エリアで広告大量出稿
日本国内における知名度の低さ
名古屋駅周辺の広告展開、中部国際空港とタイアップしたイベントを開催
同一就航先から日本国内に複数路線を展開することで、
海外就航地における知名度の低さ
知名度の早期向上を図る
価格競争には加わらずに、「国内線同様、量より質の
国内外の競合他社との競争
サービス」にこだわり、物品を選定
日本版顧客満足度指数とは
スターフライヤーの 日本版顧客満足度指数(JCSI:Japanese
Customer Satisfaction Index)は日本最大級の
特色(強み)
顧客満足度調査。
統計的な収集方法による12万人以上の利用者からの回
答をもとに、「顧客満足度」をはじめとする6つの指数によ
り、各業界・各企業のサービスを多面的に評価・診断。
※国内航空業種では10年連続第1位、国内長距離交通では9年連続第1位
11
台北線のポテンシャル
12
会員サービスの刷新
■ 2018年9月からマイレージ会員プログラム 新規入会数(2019年3月)
「STAR LINK MEMBERS」を刷新 対前年比 %
13
下期業績サマリー
国内線旅客収入が、引き続き好調。
国際線を開始し、収入は伸びたが大きく減益。
(単位:百万円)
2018.3期 2019.3期
下期 下期 前期比 増減額
(10~3月) (10~3月)
営業収入 19,132 20,427 +6.8% +1,295
営業利益 940 299 △68.1% △640
経常利益 825 256 △68.9% △568
四半期純利益 680 31 △95.4% △648
EPS (円) 237.62 10.92 △95.4% △226.70
営業利益率(%) 4.9 1.5 △3.4pt -
ドバイ原油価格
60.90 67.20 +10.3% -
実績・ (ドル/バレル)
前提条件 円ドル為替レート
111.40 111.67 +0.2% -
(円/ドル)
14
通期業績サマリー
収入は堅調、営業利益・経常利益とも、期初計画を達成。対前期では利益半減。
税効果会計により、純利益は計画未達。
(単位:百万円)
2018.3期 2019.3期
実績 前期比 増減額
実績 期初計画 達成率
営業収入 38,095 39,937 39,700 100.6% +4.8% +1,841
営業利益 2,870 1,264 1,200 105.3% △56.0% △1,606
経常利益 2,733 1,250 1,100 113.7% △54.2% △1,482
当期純利益 1,878 513 1,000 51.3% △72.7% △1,365
EPS (円) 655.71 179.03 348.99 51.3% △72.7% △476.68
一株配当(円) 20 10 10 - - -
営業利益率(%) 7.5 3.2 3.0 - - -
ドバイ原油価格
54.90 68.98 63.00 - - -
実績・ (ドル/バレル)
前提条件 円ドル為替レート
111.40 110.48 110.00 - - -
(円/ドル)
15
下期 航空運送事業<国内線>(収入実績)
・北九州=那覇ほぼ全期運航で生産量(ASK)増加。
・生産量(ASK)の伸びを上回る旅客数(RPK)増加で、好調。平均利用率も向上。 (単位:百万円)
販売実績 2018.3期 2019.3期
前期比
下期 構成比 下期 構成比
航空運送 定期旅客運送収入 18,858 98.6% 19,397 99.1% +2.9%
事業収入 貨物運送収入 130 0.7% 85 0.4% △34.6%
不定期旅客運送収入 109 0.6% 0 0.0% △100.0%
小計 19,098 99.8% 19,482 99.5% +2.0%
附帯事業収入 34 0.2% 96 0.5% +184.2%
合計 19,132 100.0% 19,578 100.0% +2.3%
輸送実績 2018.3期 下期 2019.3期 下期 前期比
有償旅客数 (千人) 778 802 +3.1%
有償旅客キロ RPK (百万人・km) 746 771 +3.4%
提供座席キロ ASK (百万席・Km) 978 1,006 +2.9%
座席利用率 L/F (%) 76.3 76.7 +0.4pt
イールド(円) 17.4 17.3 △0.1
16
通期 航空運送事業<国内線>(収入実績)
・生産量(ASK)の伸びを上回る旅客数(RPK)増加で、好調。これまでのビジネス需要に上積みで旅行系も
強化。平均利用率も向上。
・イールド(客単価)微減。
(単位:百万円)
販売実績 2018.3期 2019.3期
前期比
構成比 構成比
航空運送 定期旅客運送収入 37,567 98.6% 38,707 99.0% +3.0%
事業収入 貨物運送収入 237 0.6% 180 0.5% △23.9%
不定期旅客運送収入 215 0.6% 37 0.1% △82.5%
小計 38,019 99.8% 38,925 99.6% +2.4%
附帯事業収入 76 0.2% 163 0.4% +114.7%
合計 38,095 100.0% 39,088 100.0% +2.6%
輸送実績 2018.3期 2019.3期 前期比
有償旅客数 (千人) 1,554 1,596 +2.7%
有償旅客キロ RPK (百万人・km) 1,493 1,535 +2.9%
提供座席キロ ASK (百万席・Km) 1,979 2,017 +1.9%
座席利用率 L/F (%) 75.5 76.1 +0.6pt
イールド(円) 17.3 17.1 △0.2
17
通期 航空運送事業<国際線>(収入実績)
・計画3路線に対して、10月28日2路線でスタート。
・初期費用は、概ね一巡。
(単位:百万円)
販売実績 2019.3期 2019.3期
計画 実績
定期旅客運送収入 1,154 848
輸送実績 2019.3期 2019.3期
計画 実績
提供座席キロ ASK (百万席・km) 233 167
(単位:百万円)
主な投資初期費用実績 2019.3期 2019.3期
計画 実績
旅客システム等IT関係(投資) 62 45
旅客システム等IT関係(費用) 108 128
販売費 等 314 268
人件費(就航までに発生するもの) 32 31
就航からの利用率の立ち上がり 80.0%
60.0%
40.0%
10月 11月 12月 1月 2月 3月 GW
18
下期 費用・営業利益
・内際合計ASK20%増。
・航空機材費、国際線を含む変動費などが上昇。国際線赤字のため、営業利益 大幅減。 (単位:百万円)
2018.3期 2019.3期
増減額 増減率
下期 下期
営業収入 19,132 20,427 +1,295 +6.8%
営業費用 航空事業費 航行費(空港使用料等) 7,403 8,219 +816 +11.0%
うち燃油費および燃料税 3,740 4,364 +624 +16.7%
整備費(整備外注費等) 2,772 3,117 +345 +12.5%
航空機材費(賃借料等) 2,628 2,979 +351 +13.4%
運送費(外部委託費等) 2,841 3,305 +464 +16.4%
小計 15,646 17,621 +1,975 +12.6%
附帯事業費 14 57 +43 +311.1%
販売費 1,736 1,714 △21 △1.3%
一般管理費 794 734 △59 △7.5%
合計 18,192 20,128 +1,936 +10.6%
うち償却費 710 910 +200 +28.2%
営業利益 940 299 △640 △68.2%
ユニットコスト(円)(燃料費含む) 11.0 11.7 +0.6 +6.2%
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通期 費用・営業利益
・原油価格の大幅な上昇により、燃油費増。期中円安進行もあり、外的要因で10.2億円費用増。
・その他国際線の先行費用、事業費発生により、営業利益は半減。 (単位:百万円)
2018.3期 2019.3期
増減額 増減率
通期 通期
営業収入 38,095 39,937 +1,841 +4.8%
営業費用 航空事業費 航行費(空港使用料等) 14,643 15,908 +1,265 +8.6%
うち燃油費および燃料税 7,402 8,413 +1,011 +13.7%
整備費(整備外注費等) 5,466 6,111 +645 +11.8%
航空機材費(賃借料等) 5,203 5,642 +439 +8.5%
運送費(外部委託費等) 5,497 6,179 +682 +12.4%
小計 30,811 33,842 +3,031 +9.8%
附帯事業費 32 86 +54 +170.9%
販売費 3,002 3,240 +238 +7.9%
一般管理費 1,378 1,504 +126 +9.1%
合計 35,225 38,673 +3,448 +9.8%
うち償却費 1,412 1,688 +276 +19.6%
営業利益 2,870 1,264 △1,606 △56.0%
ユニットコスト(円)(燃料費含む) 11.5 11.8 +0.3 +2.6%
20
業績の季節変動
2019年度3月期 下期の四半期業績
第3四半期(10~12月) 第4四半期(1~3月)
345 百万円 △ 45 百万円
営 業 利 益
(前年同期比 △503 百万円) (前年同期比 △135 百万円)
96 百万円 △ 64 百万円
四半期純利益
(前年同期比 △555 百万円) (前年同期比 △91 百万円)
四半期業績の推移 営業利益(百万円) 四半期純利益(百万円)
1,373
1,020
849 849
652 651
557
348 345
90 96
27 △ 56 △ 45 △ 64
△ 170
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年3月期 2019年3月期
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営業利益の増減分析
【営業利益】 #REF! 億円 (2017年度 ⇒ 2018年度)
【営業利益】▲16.1 億円 (2018.3期2Q⇒2019.3期2Q)
・那覇開設
・運休復便
#REF! #REF!
22
財政状況サマリ
・2018年6月受領の自社購入機(JA25MC)のため、固定資産、有利子負債が増加。
・ネットD/Eレシオ、上昇したものの、想定内。
(単位:百万円)
2018.3月末 2019.3月末 増減額
総資産 24,783 28,087 +3,304
純資産額 8,116 8,537 +420
自己資本比率 32.8% 30.4% △2.4pt
有利子負債残高 6,080 8,864 +2,783
ネットD/Eレシオ(倍) ※ 3.1 3.9 -
※ ネットD/Eレシオ=(有利子負債(A)+調整額(B)-現預金)÷純資産
有利子負債(A) :借入金、リース債務
調整額(B) :解約不能オペレーティングリースの未経過リース料
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キャッシュフローの状況
・2018年6月受領の自社購入機(JA25MC)のため、投資C/F大幅支出、借入れと手許資金で賄う。
・資金水準は問題なし。(昨年度末が航空機購入直前で積み増していた)
(単位:百万円)
2018.3期 2019.3期
増減額
通期 通期
営業キャッシュフロー 4,932 265 △4,666
投資キャッシュフロー △1,438 △4,845 △3,407
財務キャッシュフロー △1,038 2,726 +3,764
現金及び現金同等物
2,411 △1,813 △4,224
の増減額(△は減少)
現金及び現金同等物 7,342 5,528 △1,813
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Ⅱ. 2020年3月期 通期業績予想
2020年3月期の施策
国際定期路線の知名度向上でまず利用率アップを目指す。
台北(台湾桃園)=北九州・名古屋(中部)が通年化。早期黒字化目指し広告投下など継続。
福岡=台北路線の就航は引き続きチャレンジ。
増機し13機体制へ。成長継続。
2019年上期中に新造機1機をオペレーティングリースにより導入。
機材活用により路線拡大による成長を継続。
国内路線の収益向上、基盤強化。
那覇線の知名度向上図る。
レベニューマネジメントのさらなる強化。
人財育成への取組みを継続、国内・国際線ともに高水準な顧客満足の維持、向上を目指す。
26
2020年3月期通期 業績予想サマリ
・国際線が通期運航、2019年上期に受領する航空機の活用などにより増収計画。過去最高の更新を目指す。
・国内給油費アップ、デリバティブ終了で燃油費4億円増。国際線は、赤字ながら収益性改善。18年度と同水準の
利益を目指す。
(単位:百万円)
2019.3期 2020.3期
実績 増減額
計画 前期比
営業収入 39,937 42,400 +6.2% +2,462
営業利益 1,264 1,100 △13.0% △164
経常利益 1,250 1,000 △20.0% △250
当期純利益 513 ※ 400 △22.0% △113
EPS (円) 179.03 139.60 △22.0% △39.43
一株配当(円) 10 10 - -
営業利益率(%) 3.2% 2.6% - △0.6pt
ドバイ原油価格
68.98 62.00 - -
実績・ (ドル/バレル)
前提条件 円ドル為替レート
110.48 110.00 - -
(円/ドル)
※税効果会計は織り込まない。
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通期予想 航空運送事業 <国内線>(販売計画・輸送計画)
・国内線の自社ASKは、ほぼ2018年度並み。レベニューマネジメント強化により増収を目指す。
(単位:百万円)
2019.3期 2020.3期
販売計画 前期比
実績 構成比 計画 構成比
定期旅客運送収入 38,707 99.0% 39,844 99.2% +2.9%
航空運送
貨物運送収入 180 0.5% 166 0.4% △7.5%
不定期旅客運送収入 37 0.1% 0 0.0% △100.0%
小計 38,925 99.6% 40,010 99.6% +2.8%
附帯事業収入 163 0.4% 153 0.4% △6.2%
合計 39,088 100.0% 40,163 100.0% +2.8%
輸送計画 2019.3期 2020.3期 前期比
有償旅客数 (千人) 1,596 1,626 +1.8%
有償旅客キロ RPK (百万人・km) 1,535 1,560 +1.6%
提供座席キロ ASK (百万席・Km) 2,017 2,021 +0.2%
座席利用率 L/F (%) 76.1 77.2 +1.1pt
イールド(円) 17.1 17.4 +0.3
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通期予想 航空運送事業 <国際線>(収入計画)
・認知度向上に注力し、まず利用率の上昇により増収を目指す。
(単位:百万円)
販売計画 2019.3期 2020.3期
実績 計画
定期旅客運送収入 848 2,208
(単位:百万円)
輸送計画 2019.3期 2020.3期
実績 計画
提供座席キロ ASK (百万席・km) 167 349
29
2020年3月通期 営業利益計画の増減分析
【営業利益】▲1.6億円 (2018年度実績 ⇒ 2019年度計画)
30
計画前提条件
燃料ヘッジ 2019.3期 2020.3期
燃料ヘッジ率(2019年3月末 現在)
(実績) 前提値
100%
80%
ドバイ原油価格(ドル/バレル) 68.98 ※ 62.0
60% 46%
40%
【原油価格相場感応度】
16%
20% 1バレル当たり1米ドルの変動により、燃油費に年額39百万円
0% の影響を受ける可能性があります。
2020.3期 2021.3期 ※デリバティブ終了、国内燃油費上昇により仕入値は4億円増の見込み。
為替ヘッジ 2019.3期 2020.3期
為替ヘッジ率(2019年3月末 現在)
(実績) 前提値
100%
80%
円ドル為替レート(円/ドル) 110.48 110.0
60%
40% 31%
【為替相場感応度】
20%
15%
1米ドル当たり1円の変動により、燃油費、航空機材費等に年
0% 額81百万円の影響、経常利益段階では年額63百万円の影
2020.3期 2021.3期
響を受ける可能性があります。
31
Ⅲ. 中期経営戦略アップデート
『”らしさ”の追求2020』2019年度ローリング版~イメージ図~
33
”らしさ”の追求2020 全体像
34
当社を取り巻く環境
世界情勢
■米中貿易摩擦
■Brexit先行き不透明感
■不安定な中東情勢による地政学リスクの継続
競合航空他社
■大手の国内線Wi-Fi無償化
(ANAは2018年度より)
■エアアジア・ジャパン
・中部-新千歳線就航 (2017年冬季ダイヤより)
・中部-台北線就航 (2019年2月より)
■バニラエア福岡-台北線就航 (2018年夏季ダイヤより)
■ピーチとバニラエアの統合 (2019年度末を目処)
35
”らしさ”の追求2020 ネットワーク・機材・プロダクト戦略
ネットワーク戦略
国際線事業の早期黒字化と、内際問わず更なるネットワークの拡充を
目指します
北九州=那覇線の定着と通年化や増便を検討します
国内定期既存5路線の更なる収益向上を図りつつ、チャーター・臨時増
便を積極的に実施します
機材・プロダクト戦略
2019年1月にリース満了予定の機材は路線拡大に備え、
リース期間を延長しました
2019年上期に新造機A320ceoを1機導入します
2020年度末までは、A320ceo 13機体制で運航を継続し
ます
2021年度以降の機材更新や増機に備え、現行A320ceo
の後継機種の検討を継続します
今後の導入機材の仕様は、路線展開や技術革新に応じ、
検討を継続します
36
”らしさ”の追求2020 ”企業”質的向上戦略[財務戦略1/2]
株主還元
37
”らしさ”の追求2020 ”企業”質的向上戦略[財務戦略2/2]
38
今後の収支見通し
要更新
39
”らしさ”の追求2020 ~経営計画2019および経営目標2020~
2016.3期 2017.3期 2018.3期 2019.3期 2020.3期 2021.3期
実績 実績 実績 実績 目標 目標
営業収入(百万円) 34,451 34,886 38,095 39,937 42,400 45,100
営業利益(百万円) 2,032 3,058 2,870 1,264 1,100 2,800
業
績
経常利益(百万円) 2,650 2,985 2,733 1,250 1,000 2,700
当期純利益(百万円) 2,558 1,931 1,878 513 400 1,600
経 売上高営業利益率(%) 5.9 8.8 7.5 3.2 2.6 6.2
営
指 ユニットコスト(燃料費含む) 11.0 11.0 11.5 11.8 11.8 11.5
標
ユニットコスト(燃料費含まず) 8.4 8.8 9.1 9.2 9.1 8.8
・
K 純資産額(百万円) 4,240 6,287 8,116 8,537 8,800 10,400
P
I ネット D/Eレシオ(倍) 7.2 5.3 3.1 3.9 3.2 2.1
ドバイ原油価格
実績・ (ドル/バレル)
47.17 45.61 54.90 68.98 62.0 62.0
前提条件 円ドル為替レート
(円/ドル)
120.8 108.4 111.4 110.5 110.0 110.0
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END
本資料に関するお問い合わせ先:
株式会社スターフライヤー
経営企画本部財務経理部 IR担当
(ir@starflyer.jp)
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