9202 ANA 2019-01-29 15:00:00
2019年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年1月29日
上場会社名 ANAホールディングス株式会社 上場取引所 東
コード番号 9202 URL http://www.ana.co.jp/group/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)片野坂 真哉
コーポレートコミュニケーション室
問合せ先責任者 (役職名) (氏名)坂爪 浩 TEL 03-6735-1001
グループ総務部長
四半期報告書提出予定日 2019年2月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無: 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家、証券アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日~2018年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期第3四半期 1,568,431 5.2 156,608 △5.6 154,163 △5.9 106,838 △30.2
2018年3月期第3四半期 1,490,843 11.9 165,966 27.4 163,872 31.9 152,959 76.7
(注)包括利益 2019年3月期第3四半期 108,004百万円 (△42.0%) 2018年3月期第3四半期 186,241百万円 (29.6%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期第3四半期 319.27 -
2018年3月期第3四半期 440.96 -
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っています。前連結会計年度の期首に
当該株式併合が行われたと仮定して、「1株当たり四半期純利益」を算定しています。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期第3四半期 2,588,608 1,075,847 41.2 3,187.52
2018年3月期 2,562,462 1,000,552 38.6 2,954.47
(参考)自己資本 2019年3月期第3四半期 1,066,643百万円 2018年3月期 988,661百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年3月期 - - - 60.00 60.00
2019年3月期 - - -
2019年3月期(予想) 70.00 70.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無
3.2019年3月期の連結業績予想(2018年4月1日~2019年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 2,040,000 3.5 165,000 0.3 158,000 △1.6 102,000 △29.1 304.81
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期3Q 348,498,361株 2018年3月期 348,498,361株
② 期末自己株式数 2019年3月期3Q 13,867,238株 2018年3月期 13,866,101株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年3月期3Q 334,633,083株 2018年3月期3Q 346,876,115株
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っています。前連結会計年度
の期首に当該株式併合が行われたと仮定して、期中平均株式数(四半期累計)を算定しています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 6
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 6
2.四半期連結財務諸表 …………………………………………………………………………………………………… 7
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 7
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 9
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 10
(3)<要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 11
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 12
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ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前年同期比
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 増減率
連結経営成績
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
(億円) (億円) (%)
売上高 14,908 15,684 5.2
航空事業 13,081 13,834 5.8
航空関連事業 2,115 2,171 2.6
旅行事業 1,219 1,152 △5.4
商社事業 1,065 1,142 7.2
その他 281 292 3.8
セグメント間取引 △2,854 △2,908 -
営業利益 1,659 1,566 △5.6
航空事業 1,554 1,492 △4.0
航空関連事業 114 122 6.9
旅行事業 36 13 △63.0
商社事業 36 29 △17.4
その他 23 19 △16.3
セグメント間取引 △106 △112 -
経常利益 1,638 1,541 △5.9
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,529 1,068 △30.2
※ 下記(注)1、2、3参照。
当第3四半期連結累計期間(2018年4月1日~2018 年12月31日(以下、「当第3四半期」という。))のわが
国経済は、企業収益及び雇用環境の改善が続く中、個人消費の持ち直しが見られる等、景気は緩やかに回復しまし
た。先行きについては、通商問題の動向が世界経済に与える影響や海外景気の下振れ、相次いでいる自然災害の経
済に与える影響等、景気を下押しするリスクが懸念されるものの、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果等もあ
り、緩やかな回復が続くことが期待されています。
このような経済情勢の下、航空事業を中心に増収となったことから売上高は1兆5,684億円となりましたが、営
業費用の増加により、営業利益は1,566億円、経常利益は1,541億円となりました。前期にPeach・Aviation㈱を連
結子会社としたことによる特別利益があったことや、米国での集団民事訴訟の和解による特別損失を計上したこと
等から、親会社株主に帰属する四半期純利益は前期に比べて減少し1,068億円となりました。
以下、当第3四半期におけるセグメント別の概況をお知らせいたします。
セグメント別の概況
◎航空事業
売上高1兆3,834億円(前年同期比5.8%増) 営業利益1,492億円(同4.0%減)
旺盛な需要に支えられ、国際線旅客、国際線貨物が好調に推移したこと等により、航空事業の売上高は前年
同期を上回りました。一方で、「安全・品質サービス」や「人」に対する費用に加え、燃油価格の上昇による
費用増加等により、営業利益は前年同期を下回りました。
また、当社グループは、日本の伝統芸能「歌舞伎」をテーマに、12月より機内安全ビデオを刷新しました。
お客様に機内での安全に関わる情報を分かりやすく確実に伝えるとともに、世界中のお客様に日本の伝統芸
能・文化に触れていただく機会に繋げます。
なお、当社グループは、公益財団法人日本生産性本部が実施しているJCSI(日本版顧客満足度指数)調査に
おいて、国際航空部門の「顧客満足」で初の第1位となり、当社グループのサービス品質に高い評価をいただ
きました。
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ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
<国内線旅客>
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前年同期比
項 目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 増減率
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日) (%)
旅客収入 (億円) 5,326 5,348 0.4
旅客数 (人) 33,799,245 33,757,029 △0.1
座席キロ (千席キロ) 44,481,098 44,083,195 △0.9
旅客キロ (千人キロ) 30,752,313 30,971,153 0.7
利用率 (%) 69.1 70.3 1.1
※ 下記(注)3、4、5、8、9、13、14参照。
国内線旅客は、相次ぐ自然災害やロールス・ロイス社製エンジンの点検整備による欠航の影響等により、旅
客数は前年同期を下回ったものの、堅調なビジネス需要と訪日旅客の国内移動需要を取り込むとともに、需要
に応じた各種割引運賃の設定等に取り組んだ結果、収入は前年同期を上回りました。
路線ネットワークでは、サマーダイヤから中部=宮古線、福岡=石垣線を通年運航とし、日本各地から石垣
島、宮古島への直行便を拡大する等、需要の取り込みを図りました。
営業・サービス面では、北海道復興支援「でかけよう北海道」プロジェクト及び「訪日旅客向け関西空港利
用促進キャンペーン」の実施により、国内外からの渡航需要喚起を図りました。また、お客様の声に基づき、
10月より誰でもわかりやすい「グループ順」による搭乗案内スタイルを導入した他、12月から羽田空港におい
て、保安検査場の通過締切時刻を出発の15分前から20分前へ変更する等、お客様にもご協力いただいた結果、
定時性の向上に繋がりました。
<国際線旅客>
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前年同期比
項 目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 増減率
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日) (%)
旅客収入 (億円) 4,474 4,966 11.0
旅客数 (人) 7,238,512 7,642,336 5.6
座席キロ (千席キロ) 48,194,968 49,634,036 3.0
旅客キロ (千人キロ) 36,684,905 38,298,847 4.4
利用率 (%) 76.1 77.2 1.0
※ 下記(注)3、5、8、9、13、14参照。
国際線旅客は、日本発ビジネス需要が好調に推移していることに加え、旺盛な訪日需要を取り込んだこと等
により、旅客数・収入ともに前年同期を上回りました。
路線ネットワークでは、6月から羽田=バンコク線を1日3便へ増便し、成田=バンコク線と合わせて1日
合計5便の運航とした他、日本=イタリア間の渡航需要取り込みのため、10月からアリタリアとのコードシェ
ア便の運航及びマイレージプログラム提携を開始する等、ネットワークの更なる拡充を図りました。
営業・サービス面では、プレミアムエコノミーにおいて、マイルを利用した特典航空券やエコノミークラス
からのアップグレードの予約を開始した他、増加する訪日外国人に向けて日本の食文化への興味を喚起する一
環として、12月よりビジネスクラスの軽食「築地銀だこ たこ焼」の提供を開始する等、お客様の利便性向上
とサービス拡充に努めました。
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ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
<貨物>
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前年同期比
項 目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 増減率
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日) (%)
国内線
貨物収入 (億円) 236 213 △9.8
有効貨物トンキロ (千トンキロ) 1,335,137 1,301,755 △2.5
貨物輸送重量 (トン) 338,792 305,447 △9.8
貨物トンキロ (千トンキロ) 347,281 316,327 △8.9
郵便収入 (億円) 25 24 △4.9
郵便輸送重量 (トン) 25,758 23,055 △10.5
郵便トンキロ (千トンキロ) 25,266 22,777 △9.9
貨物重量利用率 (%) 27.9 26.0 △1.9
国際線
貨物収入 (億円) 881 988 12.1
有効貨物トンキロ (千トンキロ) 5,116,331 5,388,790 5.3
貨物輸送重量 (トン) 763,825 715,019 △6.4
貨物トンキロ (千トンキロ) 3,403,342 3,349,354 △1.6
郵便収入 (億円) 43 40 △8.6
郵便輸送重量 (トン) 24,112 20,096 △16.7
郵便トンキロ (千トンキロ) 113,552 102,244 △10.0
貨物重量利用率 (%) 68.7 64.1 △4.7
※ 下記(注)3、5、6、7、10、11、12、13、15参照。
国際線貨物では、北米・欧州向けの自動車関連部品や電子部品を中心とした旺盛な貨物需要を背景に、日本
発海外向けは好調に推移しました。海外発においても、日本向け貨物が堅調に推移したことに加え、エアライ
ンチャーター(他社機材を使用した貨物チャーター便)を活用する等、需要の取り込みに努めました。三国間
輸送貨物が減少し輸送重量は前年同期を下回りましたが、イールドマネジメントを強化した結果、収入は前年
同期を上回りました。
<LCC>
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前年同期比
項 目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 増減率
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日) (%)
旅客収入 (億円) 643 692 7.5
旅客数 (人) 5,790,683 6,099,583 5.3
座席キロ (千席キロ) 8,819,817 9,062,881 2.8
旅客キロ (千人キロ) 7,593,711 7,797,960 2.7
利用率 (%) 86.1 86.0 △0.1
※ 下記(注)3、8、9、16参照。
LCCでは、路線の拡大や旺盛な訪日需要を取り込んだこと等により、旅客数、収入ともに前年同期を上回
りました。
路線ネットワークでは、Peach・Aviation㈱が4月から沖縄=高雄線、8月から関西=釧路線を新規開設し
た他、バニラ・エア㈱が7月から成田=石垣線、沖縄=石垣線を新規開設し、10月から沖縄=台北線を増便す
る等、ネットワークの拡充を図りました。
営業面では、Peach・Aviation㈱が9月の台風の影響により落ち込んだ旅行需要の回復を図り、「Osakaも
Kansaiも負けへんで!」キャンペーンを展開した他、バニラ・エア㈱が就航5周年記念セールを実施する等、
需要の取り込みに努めました。
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ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
<その他>
航空事業におけるその他の収入は1,561億円(前年同期1,448億円、前年同期比7.8%増)となりました。な
お、航空事業におけるその他には、マイレージ附帯収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれています。
◎航空関連事業
売上高2,171億円(前年同期比2.6%増) 営業利益122億円(同6.9%増)
福岡空港をはじめとした旅客の搭乗受付や手荷物搭載等の空港地上支援業務の受託が増加したことや、外国
航空会社から機内食関連業務の受託が増加したこと等により、売上高は前年同期比2.6%増となりました。
◎旅行事業
売上高1,152億円(前年同期比5.4%減) 営業利益13億円(同63.0%減)
国内旅行の取扱高が減少したこと等から、売上高は前年同期比5.4%減となりました。また、新しく稼動し
た旅行システムの費用増加により、営業利益は前年同期比63.0%減となりました。
国内旅行は、ダイナミックパッケージ商品「旅作」において、需要の早期取り込みを図ったこと等により堅
調に推移したものの、「ANAスカイホリデー」においては、北海道胆振東部地震や台風による影響により、北
海道、沖縄方面を中心に集客が伸び悩んだこと等から、売上高は前年同期を下回りました。
海外旅行は、「ANAハローツアー」において、重点的に販売を強化しているハワイや、添乗員付き商品を中
心としたヨーロッパ方面の集客が堅調に推移したものの、その他方面の集客が伸び悩んだこと等から、売上高
は前年同期を下回りました。
また、旅行の需要喚起を目的に、12月から自分の好みに合った写真から旅行先を見つけることができる
「DOCOICO」サービスを開始しました。
◎商社事業
売上高1,142億円(前年同期比7.2%増) 営業利益29億円(同17.4%減)
空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」等のリテール部門において訪日旅客の需要を取り込んだことに加え、食
品部門において生鮮食品の取扱高が増えたこと等により、売上高は前年同期比7.2%増となりました。一方
で、航空・電子部門や生活産業部門の利益が減少したこと等が影響し、営業利益は前年同期比17.4%減となり
ました。
◎その他
売上高292億円(前年同期比3.8%増) 営業利益19億円(同16.3%減)
航空保安警備事業が堅調に推移したこと等により、売上高は前年同期比3.8%増となりましたが、不動産関
連事業において、土地売買に伴う仲介手数料収入が減少したため、営業利益は前年同期比16.3%減となりまし
た。
(注) 1.セグメント内の内訳は内部管理上採用している区分によっています。
2.各セグメントの売上高はセグメント間の売上高を含み、営業利益はセグメント利益に該当します。
3.上記の金額には、消費税等は含みません。
4.国内線旅客実績にはアイベックスエアラインズ㈱、㈱AIRDO、㈱ソラシドエア及び㈱スターフライヤーとのコードシェア便実績
を含みます。また、2017年10月29日からオリエンタルエアブリッジ㈱との一部のコードシェア便実績を含みます。
5.国内線、国際線ともに不定期便実績を含みません。
6.国内線貨物及び郵便実績には、㈱AIRDO、㈱ソラシドエア、オリエンタルエアブリッジ㈱及び㈱スターフライヤーとのコードシ
ェア便実績、エアラインチャーター便実績及び地上輸送実績を含みます。
7.国際線貨物及び郵便実績には、コードシェア便実績、エアラインチャーター便実績、ブロック・スペース契約締結便実績及び地
上輸送実績を含みます。
8.座席キロは、各路線各区間の有効座席数(席)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
9.旅客キロは、各路線各区間の旅客数(人)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
10.有効貨物トンキロは、各路線各区間の有効貨物重量(トン)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。なお、旅客便につい
ては、床下貨物室(ベリー)の有効貨物重量に各区間距離を乗じています。また、床下貨物室の有効貨物重量には、貨物・郵便
の他、搭乗旅客から預かる手荷物搭載の有効搭載重量も含まれています。
11.貨物トンキロ及び郵便トンキロは、各路線各区間の輸送重量(トン)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
12.貨物重量利用率は、貨物トンキロと郵便トンキロの合計を有効貨物トンキロで除した数値です。
13.利用率及び貨物重量利用率については、「前年同期比(%)」の欄に前期差(%)を記載しています。
14.Peach・Aviation㈱及びバニラ・エア㈱の実績は含みません。
15.Peach・Aviation㈱及びバニラ・エア㈱は貨物・郵便の取扱いをしていません。
16.LCC実績は、Peach・Aviation㈱及びバニラ・エア㈱の実績の合計です。
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ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
◎財政状態
資産の部は、航空機や訓練施設への投資を積極的に進めたことにより、総資産は前期末に比べて261億円増加
し、2兆5,886億円となりました。
負債の部は、エアラインでは世界初となるグリーンボンド等による資金調達を行った一方で、借入金の返済や
法人税の納付により、前期末に比べて491億円減少し、1兆5,127億円となりました。なお、有利子負債は、前期
末に比べて173億円減少し、7,810億円となりました。
純資産の部は、配当金の支払いがあった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、純資産
合計では前期末に比べて752億円増加し、1兆758億円となりました。
詳細は、P.7 「2.四半期連結財務諸表 (1) 四半期連結貸借対照表」をご参照ください。
◎キャッシュ・フローの状況
当第3四半期の税金等調整前四半期純利益1,476億円に減価償却費等の非資金項目、営業活動に係る債権・債
務の加減算を行った結果、営業活動によるキャッシュ・フローは2,065億円の収入となりました。
投資活動においては、航空機・部品等の取得及び導入予定機材の前払いによる支出等により、投資活動による
キャッシュ・フローは2,077億円の支出となりました。これらの結果、フリー・キャッシュ・フローは11億円の
支出となりました。
財務活動においては、社債発行等の資金調達を行った一方で、配当金の支払いや借入金の返済を行ったことか
ら、財務活動によるキャッシュ・フローは535億円の支出となりました。
以上の結果、当第3四半期末における現金及び現金同等物は、前期末に比べて548億円減少し、2,156億円とな
りました。
詳細は、P.11 「2.四半期連結財務諸表 (3) <要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書」をご参照
ください。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想の見直しは現時点では行っていません。
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ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 78,036 76,116
受取手形及び営業未収入金 173,472 158,933
リース投資資産 27,341 27,226
有価証券 279,540 254,750
商品 12,364 13,128
貯蔵品 50,106 56,923
その他 103,113 112,035
貸倒引当金 △479 △494
流動資産合計 723,493 698,617
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 98,961 93,791
航空機(純額) 1,027,910 1,020,430
機械装置及び運搬具(純額) 30,269 28,225
工具、器具及び備品(純額) 10,608 10,292
土地 55,786 55,207
リース資産(純額) 7,239 6,581
建設仮勘定 202,328 263,445
有形固定資産合計 1,433,101 1,477,971
無形固定資産
のれん 55,336 52,312
その他 99,902 103,991
無形固定資産合計 155,238 156,303
投資その他の資産
投資有価証券 119,962 124,953
長期貸付金 4,721 4,754
繰延税金資産 93,376 93,532
その他 33,699 33,578
貸倒引当金 △1,618 △1,629
投資その他の資産合計 250,140 255,188
固定資産合計 1,838,479 1,889,462
繰延資産 490 529
資産合計 2,562,462 2,588,608
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ANAホールディングス株式会社(9202) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
負債の部
流動負債
営業未払金 220,330 224,873
短期借入金 176 292
1年内返済予定の長期借入金 84,738 77,984
1年内償還予定の社債 10,000 30,000
リース債務 5,211 4,778
未払法人税等 37,709 15,314
発売未決済 181,353 183,285
賞与引当金 45,332 23,271
独禁法関連引当金 - 6,535
その他 63,231 60,443
流動負債合計 648,080 626,775
固定負債
社債 125,000 115,000
転換社債型新株予約権付社債 140,000 140,000
長期借入金 418,185 398,459
リース債務 15,083 14,563
繰延税金負債 94 29
役員退職慰労引当金 742 913
退職給付に係る負債 156,765 158,403
その他の引当金 11,421 14,484
資産除去債務 1,196 1,031
その他 45,344 43,104
固定負債合計 913,830 885,986
負債合計 1,561,910 1,512,761
純資産の部
株主資本
資本金 318,789 318,789
資本剰余金 268,208 258,823
利益剰余金 457,746 544,500
自己株式 △59,015 △59,025
株主資本合計 985,728 1,063,087
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 24,467 23,441
繰延ヘッジ損益 △3,471 △3,873
為替換算調整勘定 3,201 3,105
退職給付に係る調整累計額 △21,264 △19,117
その他の包括利益累計額合計 2,933 3,556
非支配株主持分 11,891 9,204
純資産合計 1,000,552 1,075,847
負債純資産合計 2,562,462 2,588,608
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
売上高 1,490,843 1,568,431
売上原価 1,083,732 1,165,080
売上総利益 407,111 403,351
販売費及び一般管理費
販売手数料 73,263 79,341
広告宣伝費 9,041 8,853
従業員給料及び賞与 29,988 31,228
貸倒引当金繰入額 65 47
賞与引当金繰入額 4,647 4,385
退職給付費用 2,584 2,601
減価償却費 15,986 17,917
その他 105,571 102,371
販売費及び一般管理費合計 241,145 246,743
営業利益 165,966 156,608
営業外収益
受取利息 415 486
受取配当金 1,169 1,792
持分法による投資利益 1,188 1,423
資産売却益 1,756 1,468
固定資産受贈益 802 1,264
その他 2,352 3,489
営業外収益合計 7,682 9,922
営業外費用
支払利息 6,667 5,358
為替差損 55 2,132
資産売却損 38 34
資産除却損 2,119 3,713
その他 897 1,130
営業外費用合計 9,776 12,367
経常利益 163,872 154,163
特別利益
固定資産売却益 9,449 -
投資有価証券売却益 1,311 -
段階取得に係る差益 33,801 -
補助金収入 2 4
その他 21 -
特別利益合計 44,584 4
特別損失
固定資産除却損 665 -
独禁法関連引当金繰入額 - 6,535
特別損失合計 665 6,535
税金等調整前四半期純利益 207,791 147,632
法人税等 53,153 40,051
四半期純利益 154,638 107,581
非支配株主に帰属する四半期純利益 1,679 743
親会社株主に帰属する四半期純利益 152,959 106,838
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
四半期純利益 154,638 107,581
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 6,103 △975
繰延ヘッジ損益 23,236 △421
為替換算調整勘定 △150 △134
退職給付に係る調整額 2,450 2,141
持分法適用会社に対する持分相当額 △36 △188
その他の包括利益合計 31,603 423
四半期包括利益 186,241 108,004
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 184,493 107,461
非支配株主に係る四半期包括利益 1,748 543
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(3)<要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
Ⅰ.営業活動によるキャッシュ・フロー (※1) 260,874 206,563
Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー (※2) △285,982 △207,733
Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー 11,492 △53,524
Ⅳ.現金及び現金同等物に係る換算差額 888 △129
Ⅴ.現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △12,728 △54,823
Ⅵ.現金及び現金同等物の期首残高 309,058 270,509
Ⅶ.現金及び現金同等物の四半期末残高 296,330 215,686
※1 うち、減価償却費 111,885 116,695
※2 うち、設備投資額 △261,449 △244,785
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結
会計期間から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分
に表示しています。なお、2018年3月期の連結貸借対照表についても、当該会計基準を遡って適用しています。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
航空 航空関連 旅行 商社
計
事業 事業 事業 事業
売上高
(1)外部顧客への売上高 1,240,837 40,103 114,201 85,905 1,481,046
(2)セグメント間の内部
67,312 171,427 7,720 20,693 267,152
売上高又は振替高
計 1,308,149 211,530 121,921 106,598 1,748,198
セグメント利益 155,446 11,474 3,674 3,612 174,206
四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
(注1) (注2) 計上額
(注3)
売上高
(1)外部顧客への売上高 9,797 1,490,843 - 1,490,843
(2)セグメント間の内部
18,344 285,496 △285,496 -
売上高又は振替高
計 28,141 1,776,339 △285,496 1,490,843
セグメント利益 2,379 176,585 △10,619 165,966
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、施設管理、
ビジネスサポート他の事業を含んでいます。
2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去及び全社費用等です。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
航空 航空関連 旅行 商社
計
事業 事業 事業 事業
売上高
(1)外部顧客への売上高 1,318,041 38,568 107,786 93,625 1,558,020
(2)セグメント間の内部
65,411 178,555 7,494 20,627 272,087
売上高又は振替高
計 1,383,452 217,123 115,280 114,252 1,830,107
セグメント利益 149,268 12,264 1,358 2,983 165,873
四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
(注1) (注2) 計上額
(注3)
売上高
(1)外部顧客への売上高 10,411 1,568,431 - 1,568,431
(2)セグメント間の内部
18,807 290,894 △290,894 -
売上高又は振替高
計 29,218 1,859,325 △290,894 1,568,431
セグメント利益 1,992 167,865 △11,257 156,608
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、施設管理、
ビジネスサポート他の事業を含んでいます。
2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去及び全社費用等です。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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