9202 ANA 2021-07-30 15:00:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

 
 
                                                                                   
                                                                                                                


                   2022年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
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場会社名           ANAホールディングス株式会社                                                                上場取引所  東
コード番号          9202         URL  https://www.ana.co.jp/group/
代表者            (役職名) 代表取締役社長                                         (氏名)片野坂           真哉

問合せ先責任者        (役職名) グループ総務部長                                        (氏名)植野           素明      TEL  03-6735-1001

四半期報告書提出予定日  2021年8月6日               配当支払開始予定日                                                -
 
四半期決算補足説明資料作成の有無: 有      
 
四半期決算説明会開催の有無      : 有     (機関投資家、証券アナリスト向け)
 
 
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1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
    (1)連結経営成績(累計)                                                                 (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                                                親会社株主に帰属する
                                  売上高                   営業利益                      経常利益
                                                                                                  四半期純利益
                                 百万円       %           百万円               %     百万円            %    百万円    %
    2022年3月期第1四半期               198,911  63.6         △64,612            -   △63,783          -   △51,159 -
    2021年3月期第1四半期               121,608 △75.7        △159,065            -   △156,544         -  △108,819 -
 
(注)包括利益        2022年3月期第1四半期          △47,968百万円 (-%)                    2021年3月期第1四半期         △93,833百万円 (-%)
 
                                                     潜在株式調整後
                                 1株当たり
                                                      1株当たり
                                四半期純利益
                                                      四半期純利益
                                        円 銭                円 銭
    2022年3月期第1四半期                     △108.77                -
    2021年3月期第1四半期                     △325.29                -
  
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首か
   ら適用しており、2022年3月期第1四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となって
   います。
  
 (2)連結財政状態
                                  総資産                    純資産                  自己資本比率                1株当たり純資産
                                        百万円                      百万円                          %                円 銭
    2022年3月期第1四半期                    3,166,910                  849,692                     26.6             1,794.05
  2021年3月期             3,207,883     1,012,320             31.4 2,141.49
 
(参考)自己資本     2022年3月期第1四半期 843,815百万円    2021年3月期 1,007,233百万円
 
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当第1四半期連結会計期間の期首か
      ら適用しており、2022年3月期第1四半期に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となって
      います。
 
2.配当の状況
                                                       年間配当金
 
                      第1四半期末         第2四半期末            第3四半期末                期末              合計
                          円 銭            円 銭               円 銭                    円 銭              円 銭
    2021年3月期                     -               -                -               0.00             0.00
    2022年3月期                     -                                                              
    2022年3月期(予想)                                 -                -               0.00             0.00
 
(注)1.直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無    
 
 
 
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
 
               売上高        営業利益        経常利益  親会社株主に帰属  1株当たり
                                             する当期純利益  当期純利益
               百万円      %  百万円    %                百万円           %       百万円        %         円 銭
  第2四半期(累計)         -    -      - -                    -         -           -      -             -
     通期     1,380,000 89.4 28,000 -                5,000         -       3,500      -          7.44
 
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※当社は第2四半期連結累計期間の業績予想を行っていません。
 
※  注記事項
    (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無    
       新規  -社  (社名)、除外  -社  (社名)
 
    (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 無    
 
    (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更        : 有    
 
      ②  ①以外の会計方針の変更                      : 無    
 
      ③  会計上の見積りの変更                        : 無    
 
      ④  修正再表示                                  : 無    
     (注)詳細は添付資料P.13 「2.四半期連結財務諸表(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変
        更)」をご参照下さい。
 
    (4)発行済株式数(普通株式)
      ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)              2022年3月期1Q        484,293,561株   2021年3月期       484,293,561株

      ②  期末自己株式数                        2022年3月期1Q         13,951,900株   2021年3月期       13,950,901株

      ③  期中平均株式数(四半期累計)                 2022年3月期1Q        470,341,980株   2021年3月期1Q     334,529,857株
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
     断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
                            ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………         2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………         2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………         7
     (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………         7
    2.四半期連結財務諸表 ……………………………………………………………………………………………………         8
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………         8
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………        10
        四半期連結損益計算書                                              
         第1四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………        10
        四半期連結包括利益計算書                                            
         第1四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………        11
     (3)<要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………        12
     (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………        12
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………        12
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………        12
       (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………        13

       (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………        13
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………        14
    3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………        16
 




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                              ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
                           前第1四半期連結累計期間  当第1四半期連結累計期間          前年同期比
                            (自 2020年4月1日   (自 2021年4月1日         増減率
                 連結経営成績
                             至 2020年6月30日)  至 2021年6月30日)         
                                 (億円)           (億円)            (%)
      売上高                               1,216          1,989      63.6
          航空事業                            953          1,701      78.5

          航空関連事業                          598            533    △10.9

          旅行事業                             31             91     190.5

          商社事業                            197            191     △2.8

          その他                              92             85     △7.1
          セグメント間取引                      △656           △614         -

      営業利益又は営業損失(△)                    △1,590          △646         -
          航空事業                         △1,537          △676         -

          航空関連事業                            8             51     522.6

          旅行事業                           △27             △1         -
          商社事業                           △13             △1         -

          その他                               6              3    △46.6
          セグメント間取引                       △26            △21         -

      経常損失(△)                          △1,565          △637         -

      親会社株主に帰属する四半期純損失
                                       △1,088          △511         -
      (△)

  ※ 下記(注)1、2、3参照。


   当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日~2021年6月30日(以下、「当第1四半期」という。))のわが国
  経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にある中、企業の生産活動や設備投資等に
  おいて持ち直しの動きが続いていますが、個人消費においてはサービス支出を中心に弱い動きとなる等、一部で弱
  さが増しています。
   航空業界は、依然として各国の入国規制や移動制限により厳しい状況にありますが、ワクチン接種が先行してい
  る一部欧米諸国において需要に回復の兆しがみられます。
   このような経済情勢の下、売上高はコロナ禍の影響をより大きく受けた前年から増加し、1,989億円となりまし
  た。コロナ禍の影響が続いており、営業損失は646億円、経常損失は637億円、親会社株主に帰属する四半期純損失
  は511億円となりましたが、損益は良化しています。
   当社グループは、2050年度までに航空機の運航で発生するCO2排出量を実質ゼロにする等、中長期環境目標を刷
  新しました。また、6月にはESG目標の達成状況に応じて条件が変動する「サステナビリティ・リンク・ボンド」
  を発行しました。
   なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
  う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当第1四半期に係る各数値については、当該会計
  基準等を適用した後の数値となっています。詳細については、P.13「2.四半期連結財務諸表(4)四半期連結
  財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。
       
      以下、当第1四半期におけるセグメント別の概況をお知らせいたします。
       
   




                               - 2 -
                                ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

セグメント別の概況

 ◎航空事業
  売上高1,701億円(前年同期比78.5%増)      営業損失676億円(前年同期 営業損失1,537億円)
   
   コロナ禍により甚大な影響を受けているものの、旅客需要は前年から増加した他、好調な貨物需要を積極的
  に取り込み貨物収入が四半期ベースで過去最高となったこと等から、売上高は前年同期を上回りました。人件
  費及び前年の大型機を中心とした早期退役による減価償却費・整備費等の固定費の削減を進めたこと等によ
  り、前年同期に比べて損益は良化したものの、営業損失を計上しました。
    
  <国際線旅客(ANAブランド)>
                              前第1四半期連結累計期間  当第1四半期連結累計期間 前年同期比
            項   目              (自 2020年4月1日   (自 2021年4月1日   増減率
                                至 2020年6月30日)  至 2021年6月30日) (%)

  旅客収入                (億円)                     95            129    36.5

  旅客数                  (人)                 91,582        131,361    43.4

  座席キロ              (千席キロ)              2,365,345      4,514,010    90.8

  旅客キロ              (千人キロ)                619,889        892,094    43.9

  利用率                  (%)                   26.2           19.8   △6.4
  ※ 下記(注)3、4、8、9、13参照。


  国際線旅客では、新型コロナウイルスの感染再拡大により、全方面で旅客需要が大きく低迷した状況が続い
 ていますが、海外赴任・帰任を中心とするビジネス需要が緩やかに回復を始めたことに加え、米国のワクチン
 接種拡大によって増加したアジア発北米行の接続需要を取り込んだこと等により、旅客数・収入ともに前年同
 期を上回りました。
   路線ネットワークでは、貨物も含めて需要を見極めながら、運航継続路線の選択や臨時便の設定等に努めま
  した。
   また、陰性証明やワクチン接種等の情報を電子化した世界共通のデジタル証明書の導入に向けて、「コモン
  パス」や「IATAトラベルパス」の実証実験を行いました。スムーズな出入国手続き実現のため、引き続き関係
  各所と連携してまいります。
    
  <国内線旅客(ANAブランド)>
                              前第1四半期連結累計期間  当第1四半期連結累計期間 前年同期比
            項   目              (自 2020年4月1日   (自 2021年4月1日   増減率
                                至 2020年6月30日)  至 2021年6月30日) (%)

  旅客収入                (億円)                    224            502   123.5

  旅客数                  (人)              1,278,695      3,200,636   150.3

  座席キロ              (千席キロ)              3,939,889      6,980,153    77.2

  旅客キロ              (千人キロ)              1,176,208      2,981,785   153.5

  利用率                  (%)                   29.9           42.7    12.9
  ※ 下記(注)3、4、5、8、9、13参照。


   国内線旅客では、感染者数の拡大に伴う緊急事態宣言が繰り返される状況が続いていますが、旅客数・収入
  ともに新型コロナウイルスの影響を最も大きく受けた前年同期を上回りました。
   路線ネットワークでは、航空需要の変動に合わせて運航規模の調整を進めました。今後についても、ワクチ
  ン接種の拡大に伴う需要の回復状況を見極めつつ対応してまいります。
   営業・サービス面では、手を触れずに出入り可能な機内トイレのドアを、世界で初めて㈱ジャムコと共同開
  発し、5月より順次導入を開始しました。今後も安心・快適なサービスの提供に努めてまいります。
   




                                - 3 -
                                ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

<貨物(ANAブランド)>
                              前第1四半期連結累計期間  当第1四半期連結累計期間 前年同期比
          項   目                (自 2020年4月1日   (自 2021年4月1日   増減率
                                至 2020年6月30日)  至 2021年6月30日) (%)

国際線                                                                             
  貨物収入               (億円)                   254              660       159.5

  有効貨物トンキロ (千トンキロ)                      689,724        1,652,110       139.5

  貨物輸送重量             (トン)                98,935          233,106       135.6

  貨物トンキロ          (千トンキロ)               451,723        1,233,960       173.2

  郵便収入               (億円)                     4               10       129.7

  郵便輸送重量             (トン)                 1,829            4,340       137.2

  郵便トンキロ          (千トンキロ)                11,726           19,256        64.2

  貨物重量利用率             (%)                  67.2             75.9         8.7

国内線                                                                             
  貨物収入               (億円)                    36               59        64.3

  有効貨物トンキロ (千トンキロ)                       94,519          196,422       107.8
  貨物輸送重量             (トン)                35,349           56,873        60.9

  貨物トンキロ          (千トンキロ)                39,970           65,568        64.0

  郵便収入               (億円)                     4                6        37.5

  郵便輸送重量             (トン)                 4,155            6,119        47.3

  郵便トンキロ          (千トンキロ)                 4,116            5,907        43.5

  貨物重量利用率             (%)                  46.6             36.4       △10.3
※ 下記(注)3、4、6、7、10、11、12、13参照。


 国際線貨物では、旺盛な需要を背景に、旅客機を使用した貨物専用便を積極的に設定したことに加え、4月
から成田=ロサンゼルス線に大型貨物専用機ボーイング777F型機での臨時便を就航させる等、貨物専用機を最
大限活用したこと等により、日本・アジア発の自動車部品及び半導体・電子機器や、北米発のアメリカンチェ
リー等の季節商材を積極的に取り込んだ結果、輸送重量は前年同期を大きく上回り、収入は四半期ベースで過
去最高となりました。
 




                                - 4 -
                                     ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

     
    <LCC>
                                  前第1四半期連結累計期間  当第1四半期連結累計期間 前年同期比
                項   目              (自 2020年4月1日   (自 2021年4月1日   増減率
                                    至 2020年6月30日)  至 2021年6月30日) (%)

        LCC収入             (億円)                    17               39   128.5

        旅客数                (人)               173,876          498,145   186.5

        座席キロ            (千席キロ)               559,732        1,240,966   121.7

        旅客キロ            (千人キロ)               197,468          580,188   193.8

        利用率                (%)                  35.3             46.8    11.5
    ※ 下記(注)3、8、9、13、14参照。


        LCCでは、新型コロナウイルスの影響が続いていますが、旅客数・収入ともに最も大きく影響を受けた前
    年同期を上回りました。
     路線ネットワークでは、4月に国内線の運航規模をコロナ前の水準以上に拡大させたものの、緊急事態宣言
    等により5月以降は減便を実施する等、需要に合わせて機動的に運航規模の調整を行いました。今後は、ワク
    チン接種の拡大に伴う需要回復等の動向を見極め、積極的に運航便の再開を図ってまいります。国際線では各
    国の入国制限の強化・継続のため、4月中旬から全路線で運休しています。
     
    <その他>
     航空事業におけるその他の収入は293億円(前年同期316億円、前年同期比7.2%減)となりました。なお、
    航空事業におけるその他には、マイレージ附帯収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれています。
     コロナ禍における新たな取り組みとして、5月・6月に羽田空港に駐機する国際線機材で結婚式セレモニー
    「THE WEDDING with ANA」を実施しました。
      
◎航空関連事業
 売上高533億円(前年同期比10.9%減)            営業利益51億円(同522.6%増)


        整備業務やシステム開発業務等の取扱高が減少し、売上高は前年同期を下回りました。一方で、人件費や外
    部委託費等の固定費の削減を進めたこと等により、営業利益は前年同期を上回りました。
 
◎旅行事業
 売上高91億円(前年同期比190.5%増)            営業損失1億円(前年同期 営業損失27億円)


        新型コロナウイルスの影響により、海外旅行は引き続き当社グループが主催する全てのツアーを催行中止し
    ているものの、国内旅行はインターネット販売のダイナミックパッケージ商品を中心に取扱いが増加しまし
    た。以上の結果、売上高は前年同期を上回り損益は改善したものの、依然としてコロナ禍の影響を受けている
    ことから営業損失を計上しました。
     4月にデジタル領域での販売強化に向けて、顧客データを活用したプラットフォーム事業を担うANA X㈱に
    ANAセールス㈱の旅行事業を移管しました。また、ANAセールス㈱は社名をANAあきんど㈱に改め、地域創生事
    業等を推進してまいります。
 




                                     - 5 -
                                 ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

   
  ◎商社事業
   売上高191億円(前年同期比2.8%減)      営業損失1億円(前年同期 営業損失13億円)


          航空需要の緩やかな回復に伴い、空港物販店「ANA FESTA」等で増収となった他、電子事業で半導体の取扱
      高が増加しました。一方で、当期より収益認識会計基準等を適用したことから、売上高は前年同期を下回りま
      した。損益は良化したものの、依然としてコロナ禍の影響が続いており、営業損失を計上しています。
    
  ◎その他
      売上高85億円(前年同期比7.1%減)   営業利益3億円(同46.6%減)


           新型コロナウイルスの影響により、建物・施設の保守管理事業において取扱高が減少したこと等から、売
          上高は前年同期を下回りました。
       
       
(注) 1.セグメント内の内訳は内部管理上採用している区分によっています。
    2.各セグメントの売上高はセグメント間の売上高を含み、営業利益はセグメント利益に該当します。
    3.上記の金額には、消費税等は含みません。
    4.国際線、国内線ともに不定期便実績を除きます。
    5.国内線旅客実績には、アイベックスエアラインズ㈱、㈱AIRDO、㈱ソラシドエア及び㈱スターフライヤーとのコードシェア便実
       績及びオリエンタルエアブリッジ㈱との一部のコードシェア便実績を含みます。
    6.国際線貨物及び郵便実績には、コードシェア便実績、エアラインチャーター便実績、ブロック・スペース契約締結便実績及び地
       上輸送実績を含みます。
    7.国内線貨物及び郵便実績には、㈱AIRDO、㈱ソラシドエア、オリエンタルエアブリッジ㈱及び㈱スターフライヤーとのコードシ
       ェア便実績、エアラインチャーター便実績及び地上輸送実績を含みます。また、2020年11月1日からPeach Aviation㈱とのコー
       ドシェア便実績を含みます。
    8.座席キロは、各路線各区間の有効座席数(席)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
    9.旅客キロは、各路線各区間の旅客数(人)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
    10.有効貨物トンキロは、各路線各区間の有効貨物重量(トン)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。なお、旅客便につい
       ては、床下貨物室(ベリー)の有効貨物重量に各区間距離を乗じています。また、床下貨物室の有効貨物重量には、貨物・郵便
       の他、搭乗旅客から預かる手荷物搭載の有効搭載重量も含まれます。
    11.貨物トンキロ及び郵便トンキロは、各路線各区間の輸送重量(トン)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
    12.貨物重量利用率は、貨物トンキロと郵便トンキロの合計を有効貨物トンキロで除した数値です。
    13.利用率及び貨物重量利用率については、「前年同期比増減率(%)」の欄に前期差(%)を記載しています。
    14.LCC実績は、Peach Aviation㈱の実績です。
       
       
       




                                 - 6 -
                                 ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

    (2)財政状態に関する説明
      ◎財政状態
        資産の部は、前期末に比べて409億円減少し、3兆1,669億円となりました。
           負債の部は、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用したことにより契約負債を計上
          した結果、前期末に比べて1,216億円増加し、2兆3,172億円となりました。なお、有利子負債は前期末に比べて
          6億円減少し、1兆6,548億円となりました。
           純資産の部は、純損失の計上に加え収益認識会計基準等の適用により、利益剰余金が減少した結果、前期末に
          比べて1,626億円減少し、8,496億円となりました。
           収益認識会計基準等の適用が財務状態に与える影響の詳細についてはP.13 「2.四半期連結財務諸表
          (4)四半期連結財務諸表に関する注記(会計方針の変更)」をご参照ください。
           詳細は、P.8 「2.四半期連結財務諸表 (1) 四半期連結貸借対照表」をご参照ください。
         
      ◎キャッシュ・フローの状況
           営業活動においては、当第1四半期の税金等調整前四半期純損失637億円に、減価償却費等の非資金項目、営
          業活動に係る債権・債務の加減算を行った結果、営業活動によるキャッシュ・フローは399億円の支出となりま
          した。
           投資活動においては、設備投資による支出の一方で、定期預金の払戻や有価証券の償還による収入があったこ
          とから、2,985億円の収入となりました。これらの結果、フリー・キャッシュ・フローは2,585億円の収入となり
          ました。
           財務活動によるキャッシュ・フローは、3億円の支出となりました。
           以上の結果、当第1四半期末における現金及び現金同等物は、期首から2,584億円増加し、6,287億円となりま
          した。
           詳細は、P.12 「2.四半期連結財務諸表 (3) <要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書」をご参照
          ください。
 
    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
       2021年4月30日に発表した連結業績予想の変更は行っていません。
       
 




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                         ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

2.四半期連結財務諸表
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                      (単位:百万円)
                             前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                            (2021年3月31日)           (2021年6月30日)
    資産の部                                                           
     流動資産                                                          
       現金及び預金                          464,739              449,617
       受取手形及び営業未収入金                    103,939               99,722
       リース債権及びリース投資資産                   19,112               18,528
       有価証券                            500,980              456,629
       商品                               11,625               11,058
       貯蔵品                              27,230               26,779
       その他                              98,908               96,188
       貸倒引当金                             △231                 △238
       流動資産合計                        1,226,302            1,158,283
     固定資産                                                          
       有形固定資産                                                      
         建物及び構築物(純額)                   116,032              113,292
         航空機(純額)                     1,026,210              998,645
         機械装置及び運搬具(純額)                  33,180               31,924
         工具、器具及び備品(純額)                  18,957               18,062
         土地                             48,748               48,739
         リース資産(純額)                       4,791                4,499
         建設仮勘定                         198,389              216,599
         有形固定資産合計                    1,446,307            1,431,760
       無形固定資産                                                      
         のれん                            22,346               21,817
         その他                            87,839               82,078
         無形固定資産合計                      110,185              103,895
       投資その他の資産                                                    
         投資有価証券                        159,276              151,443
         長期貸付金                           6,080                6,881
         繰延税金資産                        219,618              270,566
         その他                            40,295               44,186
         貸倒引当金                         △2,237               △2,099
         投資その他の資産合計                    423,032              470,977
       固定資産合計                        1,979,524            2,006,632
     繰延資産合計                              2,057                1,995
     資産合計                            3,207,883            3,166,910
 




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                       ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

 
                                                    (単位:百万円)
                           前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                          (2021年3月31日)           (2021年6月30日)
    負債の部                                                         
     流動負債                                                        
       営業未払金                         161,507              107,067
       短期借入金                         100,070              100,070
       1年内返済予定の長期借入金                  69,443               64,651
       リース債務                           3,523                3,829
       未払法人税等                         10,696                8,154
       発売未決済                          44,718                   -
       契約負債                               -               246,050
       賞与引当金                           4,805                6,030
       その他の引当金                        12,738               14,042
       その他                            95,905               70,056
       流動負債合計                        503,405              619,949
     固定負債                                                        
       社債                            165,000              185,000
       転換社債型新株予約権付社債                 140,000              140,000
       長期借入金                       1,168,252            1,153,373
       リース債務                           9,164                7,912
       繰延税金負債                            222                  107
       賞与引当金                              -                    57
       役員退職慰労引当金                         766                  708
       その他の引当金                        15,319               15,329
       退職給付に係る負債                     160,885              160,576
       資産除去債務                          1,153                1,231
       その他                            31,397               32,976
       固定負債合計                      1,692,158            1,697,269
     負債合計                          2,195,563            2,317,218
    純資産の部                                                        
     株主資本                                                        
       資本金                           467,601              467,601
       資本剰余金                         407,329              407,328
       利益剰余金                         145,101             △20,713
       自己株式                         △59,335              △59,337
       株主資本合計                        960,696              794,879
     その他の包括利益累計額                                                 
       その他有価証券評価差額金                   38,468               33,678
       繰延ヘッジ損益                        21,652               28,043
       為替換算調整勘定                        2,666                2,820
       退職給付に係る調整累計額                 △16,249              △15,605
       その他の包括利益累計額合計                  46,537               48,936
     非支配株主持分                           5,087                5,877
     純資産合計                         1,012,320              849,692
    負債純資産合計                        3,207,883            3,166,910
 




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                              ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第1四半期連結累計期間)
                                                          (単位:百万円)
                              前第1四半期連結累計期間          当第1四半期連結累計期間
                               (自 2020年4月1日          (自 2021年4月1日
                                至 2020年6月30日)         至 2021年6月30日)
    売上高                                  121,608              198,911
    売上原価                                 235,519              229,892
    売上総損失(△)                            △113,911              △30,981
    販売費及び一般管理費                                                       
     販売手数料                                 7,997                2,112
     広告宣伝費                                 2,232                1,228
     従業員給料及び賞与                             7,055                7,697
     貸倒引当金繰入額                               △19                    24
     賞与引当金繰入額                              1,858                  417
     退職給付費用                                  751                  767
     減価償却費                                 6,705                6,472
     外部委託費                                 6,540                6,753
     その他                                  12,035                8,161
     販売費及び一般管理費合計                         45,154               33,631
    営業損失(△)                             △159,065              △64,612
    営業外収益                                                            
     受取利息                                     66                   87
     受取配当金                                   816                  379
     為替差益                                  1,145                  560
     資産売却益                                 1,651                2,324
     固定資産受贈益                                 484                  234
     雇用調整助成金                               7,178                7,448
     その他                                   1,007                1,778
     営業外収益合計                              12,347               12,810
    営業外費用                                                            
     支払利息                                  1,868                6,170
     持分法による投資損失                              795                  904
     資産売却損                                    52                   18
     資産除却損                                   382                  577
     デリバティブ評価損                             5,777                   -
     休止機材費                                    -                 3,341
     その他                                     952                  971
     営業外費用合計                               9,826               11,981
    経常損失(△)                             △156,544              △63,783
    特別利益                                                             
     関係会社株式売却益                               297                   -
     補助金収入                                    82                   -
     特別利益合計                                  379                   -
    税金等調整前四半期純損失(△)                     △156,165              △63,783
    法人税等                                △45,764               △13,319
    四半期純損失(△)                           △110,401              △50,464
    非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
                                         △1,582                   695
    に帰属する四半期純損失(△)
    親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                 △108,819              △51,159
 




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                        ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

     (四半期連結包括利益計算書)
      (第1四半期連結累計期間)
                                                    (単位:百万円)
                        前第1四半期連結累計期間          当第1四半期連結累計期間
                         (自 2020年4月1日          (自 2021年4月1日
                          至 2020年6月30日)         至 2021年6月30日)
    四半期純損失(△)                     △110,401              △50,464
    その他の包括利益                                                   
     その他有価証券評価差額金                    7,486              △4,754
     繰延ヘッジ損益                         8,428                6,365
     為替換算調整勘定                         △72                   252
     退職給付に係る調整額                        623                  616
     持分法適用会社に対する持分相当額                  103                   17
     その他の包括利益合計                     16,568                2,496
    四半期包括利益                       △93,833               △47,968
    (内訳)                                                       
     親会社株主に係る四半期包括利益              △92,267               △48,760
     非支配株主に係る四半期包括利益               △1,566                   792
 




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                               ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

    (3)<要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                         (単位:百万円)
                                     前第1四半期連結累計期間  当第1四半期連結累計期間
                                      (自 2020年4月1日   (自 2021年4月1日
                                       至 2020年6月30日)  至 2021年6月30日)

      Ⅰ.営業活動によるキャッシュ・フロー   (※1)              △135,337         △39,961
      Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー   (※2)                27,632         298,539
      Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー                      513,748           △377

      Ⅳ.現金及び現金同等物に係る換算差額                           85             274

      Ⅴ.現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                   406,128         258,475

      Ⅵ.現金及び現金同等物の期首残高                        135,937         370,322

      Ⅶ.連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物への影響額                 △236               -

      Ⅷ.現金及び現金同等物の四半期末残高                      541,829         628,797

                                                                     
      ※1    うち、減価償却費                           45,029          39,551

      ※2    うち、設備投資額                          △38,890         △29,012
      
 
 
 
    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
     (継続企業の前提に関する注記)
          該当事項はありません。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      当社グループは、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号       2020年3月31日)等を当第1四半期連
     結会計期間の期首から適用しています。詳細は、(会計方針の変更)をご参照ください。
 
 




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                                     ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

        (会計方針の変更)
        (収益認識に関する会計基準等の適用)
          「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号           2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
            等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該
            財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしました。
             収益認識会計基準等の適用による主な変更点は以下のとおりです。
         
            自社ポイント制度に係る収益認識
             当社グループは、会員制プログラムの「ANAマイレージクラブ」を運営しています。
             当プログラムは会員のお客様に当社便の利用や提携他社のサービス利用等に応じてポイント(マイル)を付与し
            ており、付与されたマイルは当社又は提携会社(提携航空会社を含む)から提供される財又はサービスと交換する
            ことができます。
             従来は、付与したマイルの利用に備えるため、将来的な支出見込額を営業費用及び営業未払金として計上してい
            ましたが、本会計基準等の適用により、付与したマイルは追加の財又はサービスを将来購入できるオプションとし
            て、別個に履行義務を識別しています。その結果、マイルに対して配分された取引価格はマイルの付与時点に契約
            負債として認識し、マイルと交換される財又はサービスの利用時又はマイルの失効時に収益を認識することとしま
            した。
             取引価格は契約に含まれる履行義務ごとの独立販売価格の比率に基づいて配分され、マイルの独立販売価格は、
            お客様がマイルの利用に際して選択する財又はサービスの構成割合を考慮して見積もっています。
 
             収益認識会計基準の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取り扱いに従ってお
            り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半
            期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しています。
             この結果、利益剰余金の当期首残高は114,656百万円減少し、純資産は897,664百万円となりました。また、総資
            産は37,352百万円増加し、3,245,235百万円となりました。
             また、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,975百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期
            純利益がそれぞれ2,937百万円増加しています。
             前連結会計年度において、顧客から航空輸送サービスに関して受領した前受対価は流動負債の「発売未決済」と
            して表示していましたが、当連結会計年度より「契約負債」に含めて表示しています。これにより、当第1四半期
            連結会計期間末においては、発売未決済が60,797百万円減少しています。
             なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取り扱いに従って、前連結会計年度について新たな表示方
            法により組換えを行っていません。さらに、「四半期財務諸表に関する会計基準」(2020年3月31日)第28-15項
            に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報
            を記載していません。
 
        (時価の算定に関する会計基準等の適用)
          「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号           2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
            う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
            準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取り扱いに従って、時価算定会計基準
            等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしています。なお、四半期連結財務諸表に与える影
            響はありません。
 
        (追加情報)
        (新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについて)
          前連結会計年度の有価証券報告書の「(重要な会計上の見積り)1.繰延税金資産の回収可能性」に記載した新
            型コロナウイルス感染症の収束時期等を含む仮定について、重要な変更はありません。
     




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                                               ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

     (セグメント情報等)
          【セグメント情報】
      Ⅰ    前第1四半期連結累計期間(自    2020年4月1日              至     2020年6月30日)
          1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                                        (単位:百万円)
                                                               報告セグメント

                           航空                  航空関連                 旅行                    商社
                                                                                                             計
                           事業                   事業                  事業                    事業

    売上高                                                                                                                 

    (1) 外部顧客への売上高           90,986                 8,811                    1,486           17,536           118,819
    (2) セグメント間の内部売上高
                             4,333                51,033                    1,669            2,211            59,246
      又は振替高
                計           95,319                59,844                    3,155           19,747           178,065

    セグメント利益又は損失(△)        △153,771                      824              △2,742            △1,352           △157,041
 
 
                                                                                                          四半期連結
                            その他                                                 調整額                       損益計算書
                                                        合計
                           (注)1                                                 (注)2                       計上額
                                                                                                           (注)3

    売上高                                                                                                                  

    (1) 外部顧客への売上高                2,789                         121,608                       -                121,608
    (2) セグメント間の内部売上高
                                 6,427                         65,673                   △65,673                    -
      又は振替高
                計                9,216                         187,281                  △65,673               121,608

    セグメント利益又は損失(△)                       635              △156,406                      △2,659              △159,065
 
     (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、施設管理、ビジネスサポート
                他の事業を含んでいます。
              2.セグメント利益又は損失の調整額は、全社費用等です。
              3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っています。
 
          2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
             該当事項はありません。
                                                                                                                        
           




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                                               ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

      Ⅱ       当第1四半期連結累計期間(自   2021年4月1日            至    2021年6月30日)
          1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                                        (単位:百万円)
                                                               報告セグメント

                           航空                  航空関連                 旅行                    商社
                                                                                                            計
                           事業                   事業                  事業                    事業

    売上高                                                                                                                

    (1) 外部顧客への売上高          164,445                10,248                    4,480           16,661           195,834
    (2) セグメント間の内部売上高
                               5,677              43,085                    4,686            2,536           55,984
      又は振替高
                計          170,122                53,333                    9,166           19,197           251,818

    セグメント利益又は損失(△)         △67,600                 5,130                    △187             △110           △62,767
 
 
                                                                                                          四半期連結
                            その他                                                 調整額                       損益計算書
                                                        合計
                           (注)1                                                 (注)2                       計上額
                                                                                                           (注)3

    売上高                                                                                                                 

    (1) 外部顧客への売上高                  3,077                       198,911                       -               198,911
    (2) セグメント間の内部売上高
                                   5,485                       61,469                   △61,469                   -
      又は振替高
                計                  8,562                       260,380                  △61,469              198,911

    セグメント利益又は損失(△)                       339               △62,428                      △2,184              △64,612
 
     (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、施設管理、ビジネスサポート
                他の事業を含んでいます。
              2.セグメント利益又は損失の調整額は、全社費用等です。
              3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っています。
 
          2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
             該当事項はありません。
           
          3.報告セグメントの変更等に関する事項
                (会計方針の変更)に記載のとおり、収益認識会計基準等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用
               し、収益認識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変
               更しています。
                なお、当該変更は、主に航空事業セグメントの売上高及びセグメント損失に影響しています。
                                                                                                                        
           




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                           ANAホールディングス株式会社(9202) 2022年3月期 第1四半期決算短信

3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
 当社グループは新型コロナウイルス感染症の拡大により、甚大な影響を受けました。
 このような未曾有の状況下で当社グループは、人件費及び前年の大型機を中心とした早期退役による減価償却費・整備
費等の固定費の削減に加え、航空機等の設備投資を精査・抑制し、実施時期を見直しています。
 当第1四半期においては、社債の発行により200億円を調達した他、民間金融機関から1,000億円の借り換えを行い、当
第1四半期連結会計期間末の現金及び預金に有価証券を加えた手元流動性は9,062億円となりました。
 今後も必要に応じて適宜新規借入等の資金調達を行い、グループ各社の手元流動性資金の確保に努めてまいりますこと
から、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しています。
 




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