9202 ANA 2021-01-29 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                  2021年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                2021年1月29日
上場会社名          ANAホールディングス株式会社                                                    上場取引所  東
コード番号          9202   URL  https://www.ana.co.jp/group/
代表者            (役職名) 代表取締役社長                             (氏名)片野坂             真哉
問合せ先責任者        (役職名) グループ総務部長                            (氏名)植野         素明        TEL  03-6735-1001
四半期報告書提出予定日           2021年2月10日                         配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無: 有
四半期決算説明会開催の有無      : 有                (機関投資家、証券アナリスト向け)

                                                                                            (百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
 (1)連結経営成績(累計)                                                         (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                         親会社株主に帰属する
                            売上高                  営業利益                 経常利益
                                                                                           四半期純利益
                           百万円        %          百万円        %         百万円           %           百万円      %
2021年3月期第3四半期           527,614 △66.7          △362,408     -     △350,757     -            △309,575     -
2020年3月期第3四半期         1,582,166   0.9           119,656 △23.6      122,535 △20.5              86,446 △19.1
(注)包括利益    2021年3月期第3四半期      △287,340百万円 (-%)              2020年3月期第3四半期                92,323百万円 (△14.5%)


                                               潜在株式調整後
                        1株当たり
                                                1株当たり
                       四半期純利益
                                                四半期純利益
                                   円 銭               円 銭
2021年3月期第3四半期                    △903.05               -
2020年3月期第3四半期                     258.38               -



 (2)連結財政状態
                            総資産                   純資産             自己資本比率                   1株当たり純資産
                                百万円                     百万円                         %              円 銭
2021年3月期第3四半期                3,293,353               1,057,430                    31.9          2,282.39
2020年3月期                     2,560,153               1,068,870                    41.4             3,171.80
(参考)自己資本          2021年3月期第3四半期 1,051,859百万円                2020年3月期 1,061,028百万円

2.配当の状況
                                                年間配当金
                  第1四半期末     第2四半期末            第3四半期末            期末               合計
                      円 銭            円 銭             円 銭              円 銭                円 銭
2020年3月期                -                  -            -             0.00               0.00
2021年3月期                -                  -            -
2021年3月期(予想)                                                          0.00               0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
                                                                            (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                  親会社株主に帰属            1株当たり
                       売上高             営業利益              経常利益
                                                                   する当期純利益            当期純利益
                     百万円       %      百万円      %     百万円        %   百万円    %               円 銭
       通期           740,000 △62.5   △505,000   -   △500,000     - △510,000 -           △1,363.83
 
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 無                          
 
 
※  注記事項
    (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無    
       新規  -社  (社名)、除外  -社  (社名)
        
    (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 無    
 
    (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更        : 無    
 
      ②  ①以外の会計方針の変更                      : 無    
 
      ③  会計上の見積りの変更                        : 無    
 
      ④  修正再表示                                  : 無    
 
 
    (4)発行済株式数(普通株式)
      ①  期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q                     474,808,361株   2020年3月期      348,498,361株

      ②  期末自己株式数                          2021年3月期3Q       13,949,475株   2020年3月期      13,978,652株

      ③  期中平均株式数(四半期累計)                   2021年3月期3Q      342,810,814株   2020年3月期3Q    334,572,501株
 
 
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
  (将来に関する記述等についてのご注意)
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
    断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
    は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
     2021年1月13日を払込期日とする第三者割当増資により、普通株式9,485,200株を発行しております。2021年3月
    期の通期業績予想に記載の1株当たり当期純利益は、上記第三者割当増資による普通株式9,485,200株の増加を前提
    に再計算しております。
                         ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………        2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        7
     (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………        7
    2.四半期連結財務諸表 ……………………………………………………………………………………………………        8
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………        8
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………       10
        四半期連結損益計算書                                             
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………       10
        四半期連結包括利益計算書                                           
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………       11
     (3)<要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………       12
     (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………       13
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………       13
       (四半期連結損益計算書関係) ……………………………………………………………………………………       13
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………       13
       (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………       13
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………       14
    3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………       16
 




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                            ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
                           前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間        前年同期比
                            (自 2019年4月1日          (自 2020年4月1日        増減率
           連結経営成績
                             至 2019年12月31日)        至 2020年12月31日)       
                                (億円)                  (億円)            (%)

   売上高                                  15,821               5,276     △66.7
    航空事業                                13,953               4,320     △69.0

    航空関連事業                               2,248               1,667     △25.8

    旅行事業                                 1,192                 361     △69.7

    商社事業                                 1,144                 610     △46.7

    その他                                    314                 274     △12.6
    セグメント間取引                            △3,031              △1,958        -

   営業利益又は営業損失(△)                         1,196              △3,624        -
    航空事業                                 1,121              △3,480        -

    航空関連事業                                 113                  20     △81.9

    旅行事業                                    19                △47         -

    商社事業                                    31                △30         -

    その他                                     19                   5     △74.7
    セグメント間取引                             △109                 △91         -

   経常利益又は経常損失(△)                         1,225              △3,507        -
   親会社株主に帰属する四半期純利益又
   は親会社株式に帰属する四半期純損失                       864              △3,095        -
   (△)
  ※ 下記(注)1、2、3参照。


   当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日(以下、「当第3四半期」という。))のわが国
  経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益の大幅な減少が続き雇用情勢が弱い動きとなる等、依然
  として厳しい状況にありますが、持ち直しの動きがみられます。
   航空業界は、各国の入国規制や外出自粛等により人の移動が激減したことから世界的に厳しい状況にあります。
   このような経済情勢の下、当社においてもすべてのセグメントで甚大な影響を受けたことから、売上高は大幅に
  減少し5,276億円となりました。運航規模の抑制による変動費の削減に加え、人件費等の固定費を削減し4,730億円
  のコスト削減策(雇用調整助成金337億円の効果を含む)を実行しましたが、売上高の減少が非常に大きかったこ
  とから、営業損失は3,624億円、経常損失は3,507億円、親会社株主に帰属する四半期純損失は3,095億円となりま
  した。なお、収支改善を進めるための大量の航空機の早期退役に伴う減損損失を含め、事業構造改革費用として
  760億円を特別損失に計上しています。
   当社は、世界の代表的な社会的責任投資の指標である「Dow Jones Sustainability World Index」の構成銘柄に
  4年連続で選定され、航空業界部門において最も評価の高い「Industry Leader」に2年ぶりに3回目の選定を受
  けました。当社グループでは、11月に既存のジェット燃料よりも環境負荷を抑えたSAF(Sustainable Aviation
  Fuel)を本邦エアラインとして初めて、日本出発の国際線定期便に使用しました。今後も社会的価値と経済的価値
  の同時創造による持続的な成長を目指してまいります。
    
   以下、当第3四半期におけるセグメント別の概況をお知らせいたします。
    




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                                  ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

      
    セグメント別の概況

     ◎航空事業
      売上高4,320億円(前年同期比69.0%減)       営業損失3,480億円(前年同期 営業利益1,121億円)
       
          新型コロナウイルスの世界的な流行により、旅客需要が著しく減退し、売上高は前年同期を大幅に下回りま
      した。国内線では旅客需要は徐々に回復に向かっていたものの、感染者数の増加に伴い12月からは減少に転じ
      ています。国際線では旅客需要の低迷が続く一方で、貨物需要は経済活動の再開等により、第3四半期(10月
      ~12月)にはほぼ前年の水準まで回復しています。当社グループでは、需要の減退に合わせて運航規模を大幅
      に抑制し燃油費・空港使用料等を削減した他、役員報酬・管理職賃金・一時金等の人件費の削減に取り組みま
      したが、多額の営業損失を計上しました。
       当社グループでは、お客様に航空機をより安心・安全にご利用いただくために、空港やラウンジ・機内等の
      清潔・衛生的な環境づくりに引き続き取り組んでまいります。
       また、当社グループでは、過去10年間における様々な取り組みが評価され、英国の航空専門誌Flight
      Global社における「Decade of Airline Excellence Awards 2020」のアジア太平洋部門で「最優秀賞」を受賞
      した他、公共社団法人企業情報化協会が発表する「2020年度(第38回)IT賞」において、サービス向上を実現
      するデジタルプラットフォーム整備に取り組んだことが評価され、「IT最優秀賞(顧客・事業機能領域)」を
      受賞しました。
 
 
      <国際線旅客(ANAブランド)>
                                   前第3四半期連結累計期間  当第3四半期連結累計期間 前年同期比
                 項   目             (自 2019年4月1日    (自 2020年4月1日    増減率
                                    至 2019年12月31日)  至 2020年12月31日) (%)

          旅客収入             (億円)                   5,080             323   △93.6

          旅客数               (人)               7,733,502         320,846   △95.9

          座席キロ           (千席キロ)               52,729,055      9,809,527   △81.4

          旅客キロ           (千人キロ)               40,502,900      2,140,297   △94.7

          利用率               (%)                     76.8          21.8    △55.0
      ※ 下記(注)3、4、8、9、13、14参照。


          国際線旅客では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界各国での入国規制により、需要が著しく低迷し
      たことで旅客数・収入ともに前年同期を大幅に下回りました。
       路線ネットワークでは、大規模な運休・減便を継続する中でも、海外赴任・帰任等の需要動向を見極め、運
      航継続路線の選択や臨時便の設定等に努めました。第3四半期(10月~12月)においては、一部の国・地域か
      らの入国規制緩和に伴う技能実習生・留学生や年末の日本人の里帰り等の渡航需要を取り込みました。また、
      貨物輸送を中心に需要が一定程度見込まれることから、12月から日本の航空会社として初めて成田=深圳線を
      開設した他、羽田=サンフランシスコ線に就航しました。この結果、運航規模は前年同期比で18.6%となりま
      した。
       営業・サービス面では、日本発片道割引運賃の販売を本年2月まで延長し、引き続き海外赴任や留学等の需
      要の取り込みを図った他、12月より国際線機内免税品販売サービスを再開しました。同サービスは感染予防対
      策として、シートモニターから商品を注文いただく方法に変更しています。
           




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                             ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

  
<国内線旅客(ANAブランド)>
                              前第3四半期連結累計期間  当第3四半期連結累計期間 前年同期比
            項   目             (自 2019年4月1日    (自 2020年4月1日    増減率
                               至 2019年12月31日)  至 2020年12月31日) (%)

旅客収入                  (億円)                   5,535             1,563       △71.7

旅客数                    (人)               34,724,581        9,906,904       △71.5

座席キロ                (千席キロ)               44,941,895       20,812,233       △53.7

旅客キロ                (千人キロ)               31,945,917        9,097,649       △71.5

利用率                    (%)                     71.1             43.7       △27.4
※ 下記(注)3、4、5、8、9、13、14参照。


 国内線旅客では、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、旅客数・収入ともに前年同期を大幅に下回りま
した。5月の緊急事態宣言解除以降、需要は回復傾向にありましたが、12月からは感染者数の増加に伴い減少
に転じています。
 路線ネットワークでは、第1四半期の運航規模は前年同期比26.7%でしたが、需要の回復に合わせて運航
便数を増やし、第2四半期(7月~9月)は同50.7%、第3四半期(10月~12月)は「Go Toトラベルキャン
ペーン」の効果もあり同61.4%となりました。
 営業・サービス面では、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、日程や行先の変更の際に手数料がかから
ない「あんしん変更キャンペーン」を本年3月末まで延長した他、11月には羽田空港でお客様が自動手荷物預
け機「ANA Baggage Drop」を画面に触れずに操作いただく検証実験を実施しました。今後もお客様に安心して
ご利用いただけるサービス開発に努めてまいります。
  
<貨物(ANAブランド)>
                              前第3四半期連結累計期間  当第3四半期連結累計期間 前年同期比
            項   目             (自 2019年4月1日    (自 2020年4月1日    増減率
                               至 2019年12月31日)  至 2020年12月31日) (%)

国際線                                                                                 
     貨物収入             (億円)                     781             1,016        30.0

     有効貨物トンキロ (千トンキロ)                    5,551,267         2,996,602       △46.0

     貨物輸送重量           (トン)                 672,605           429,917       △36.1

     貨物トンキロ     (千トンキロ)                  3,221,018         2,066,065       △35.9

     郵便収入             (億円)                       36               19       △46.9

     郵便輸送重量           (トン)                   16,933            9,277       △45.2

     郵便トンキロ     (千トンキロ)                      91,486           48,615       △46.9

     貨物重量利用率           (%)                     59.7             70.6        10.9

国内線                                                                                 
     貨物収入             (億円)                     196               153       △22.0

     有効貨物トンキロ (千トンキロ)                    1,326,304           541,461       △59.2

     貨物輸送重量           (トン)                 289,251           162,741       △43.7

     貨物トンキロ     (千トンキロ)                    298,898           179,453       △40.0

     郵便収入             (億円)                       23               19       △19.1

     郵便輸送重量           (トン)                   22,088           17,234       △22.0

     郵便トンキロ     (千トンキロ)                      21,881           17,040       △22.1

     貨物重量利用率           (%)                     24.2             36.3        12.1
※ 下記(注)3、4、6、7、10、11、12、13、15参照。




                                 - 4 -
                               ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

     国際線貨物では、新型コロナウイルスの影響により世界的に旅客便の運休・減便が発生し、貨物搭載スペ
    ースの供給量は低位に推移する中、当社グループにおいても輸送重量は前年同期を下回りました。一方で第
    1四半期(4月~6月)にマスク等の緊急物資の輸送需要が増加したことに加え、8月からは完成車・自動
    車部品や半導体・電子機器等の需要が回復し始め、第3四半期(10月~12月)には前年並みの水準に達し、
    需給の逼迫は継続しました。このような状況において、当社グループでは、貨物専用機による臨時便・チャ
    ーター便の設定に加え、10月に成田=フランクフルト線、12月に成田=バンコク線に大型貨物機ボーイング
    777F型機を就航させた他、旅客機を使用した貨物臨時便を大幅に増やす等、積極的に需要の取り込みを図り
    ました。この結果、第3四半期(10月~12月)における収入は過去最高を更新し、当第3四半期の収入は前
    年を大きく上回りました。
 
    <LCC>
                                前第3四半期連結累計期間  当第3四半期連結累計期間 前年同期比
              項   目             (自 2019年4月1日    (自 2020年4月1日    増減率
                                 至 2019年12月31日)  至 2020年12月31日) (%)

    LCC収入               (億円)                     643          153   △76.1

    旅客数                  (人)               5,776,652    1,583,149   △72.6

    座席キロ              (千席キロ)               8,595,847    3,769,417   △56.1

    旅客キロ              (千人キロ)               7,334,619    1,822,998   △75.1

    利用率                  (%)                    85.3        48.4    △37.0
    ※ 下記(注)3、8、9、13、16参照。


     LCCでは、新型コロナウイルスの影響により需要が大きく減退した結果、旅客数・収入ともに前年同期を
    大幅に下回りました。5月の緊急事態宣言解除以降、国内線の旅客需要は徐々に回復していたものの、感染者
    数の増加に伴い12月からは減少に転じています。
     路線ネットワークでは、第1四半期の国内線の運航規模は前年同期比42.0%でしたが、旅客需要の増加に合
    わせたネットワークの回復に加えて、8月に成田=釧路線、成田=宮崎線、10月に新千歳=那覇線、仙台=那
    覇線、12月に中部=新千歳線、中部=仙台線を新規開設した結果、第2四半期(7月~9月)は同112.4%、
    第3四半期(10月~12月)は同132.2%となりました。国際線では、全路線で運休が続いていましたが、入国
    制限の緩和等に伴い、10月より台北(桃園)への運航を部分的に再開しました。
     営業・サービス面では、お客様に安心してご利用いただくために、11月から国内線の一部路線で航空券予約
    と抗原検査を同時に申込みできるサービスを実施しました。
      
     <その他>
     航空事業におけるその他の収入は1,071億円(前年同期1,656億円、前年同期比35.3%減)となりました。な
    お、航空事業におけるその他には、マイレージ附帯収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれています。
      




                                   - 5 -
                              ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

           
  ◎航空関連事業
   売上高1,667億円(前年同期比25.8%減)       営業利益20億円(同81.9%減)

       新型コロナウイルス感染拡大による航空各社の運休・減便の影響により、旅客の搭乗受付や手荷物搭載等の
      空港地上支援業務の受託及び、機内食関連業務の受託が減少したこと等により、売上高は前年同期比25.8%減
      となりました。
       12月よりANA国際線エコノミークラスの機内食等のインターネット販売を実施し、多くのお客様にご購入
      いただきました。今後は商品ラインアップの充実に努め、増収を図ってまいります。
        
  ◎旅行事業
   売上高361億円(前年同期比69.7%減)       営業損失47億円(前年同期       営業利益19億円)

       新型コロナウイルスの感染拡大により、旅行事業は海外旅行・国内旅行ともに大きな影響を受けました。海
      外旅行は渡航制限の影響により、当社グループが主催する全ツアーの催行を中止しました。国内旅行は7月か
      らの「Go Toトラベルキャンペーン」の後押し等により、第3四半期(10月~12月)にはインターネット販売
      のダイナミックパッケージ商品の取扱高は前年同期を上回る等、需要は徐々に回復しましたが、感染者数増加
      の影響により12月からは減少に転じています。以上の結果、売上高は前年同期比69.7%減となり、営業損失を
      計上しました。
       新型コロナウイルスの影響が続く中、新たな需要を取り込むため、「ANAトラベラーズ オンラインツアー」
      を開始しました。同商品ではオンラインで旅先の風景を楽しみながら、ご当地に詳しい専門家等とのコミュニ
      ケーションを通じて旅行を疑似体験いただける企画等を設定しています。
   
  ◎商社事業
   売上高610億円(前年同期比46.7%減)       営業損失30億円(前年同期       営業利益31億円)

       新型コロナウイルスの感染拡大により、リテール部門の空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」や空港物販店
      「ANA FESTA」を中心に大きく影響を受けました。「ANA FESTA」の取扱高は、国内線旅客数の増加に伴い徐々
      に回復していましたが、12月からは減少に転じています。また、生活産業部門では、機内で提供する飲料・食
      品やアメニティ等の機用品の取り扱いが大幅に減少しました。以上の結果、売上高は前年同期比46.7%減とな
      り、営業損失を計上しました。
       
  ◎その他
   売上高274億円(前年同期比12.6%減)       営業利益5億円(同74.7%減)


          新型コロナウイルスの影響により、ラウンジの閉鎖に伴う受付管理業務の受託が減少した他、講師派遣等の
      研修事業の収入が減少したこと等により、売上高は前年同期比12.6%減となりました。
       
       
(注) 1.セグメント内の内訳は内部管理上採用している区分によっています。
    2.各セグメントの売上高はセグメント間の売上高を含み、営業利益はセグメント利益に該当します。
    3.上記の金額には、消費税等は含みません。
    4.国内線、国際線ともに不定期便実績を除きます。
    5.国内線旅客実績には、アイベックスエアラインズ㈱、㈱AIRDO、㈱ソラシドエア及び㈱スターフライヤーとのコードシェア便実
       績及びオリエンタルエアブリッジ㈱との一部のコードシェア便実績を含みます。
    6.国際線貨物及び郵便実績には、コードシェア便実績、エアラインチャーター便実績、ブロック・スペース契約締結便実績及び地
       上輸送実績を含みます。
    7.国内線貨物及び郵便実績には、㈱AIRDO、㈱ソラシドエア、オリエンタルエアブリッジ㈱及び㈱スターフライヤーとのコードシ
       ェア便実績、エアラインチャーター便実績及び地上輸送実績を含みます。また、2020年11月1日からPeach Aviation㈱とのコー
       ドシェア便実績を含みます。
    8.座席キロは、各路線各区間の有効座席数(席)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
    9.旅客キロは、各路線各区間の旅客数(人)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
    10.有効貨物トンキロは、各路線各区間の有効貨物重量(トン)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。なお、旅客便につい
       ては、床下貨物室(ベリー)の有効貨物重量に各区間距離を乗じています。また、床下貨物室の有効貨物重量には、貨物・郵便
       の他、搭乗旅客から預かる手荷物搭載の有効搭載重量も含まれています。
    11.貨物トンキロ及び郵便トンキロは、各路線各区間の輸送重量(トン)に各区間距離(km)を乗じた数値の合計です。
    12.貨物重量利用率は、貨物トンキロと郵便トンキロの合計を有効貨物トンキロで除した数値です。
    13.利用率及び貨物重量利用率については、「前期比(%)」の欄に前期差(%)を記載しています。
    14.Peach Aviation㈱及びバニラ・エア㈱の実績は含みません。
    15.バニラ・エア㈱は貨物・郵便の取扱いをしていません。
    16.LCC実績は、Peach Aviation㈱及びバニラ・エア㈱の実績の合計です。なお、バニラ・エア㈱はPeach Aviation㈱との事業統
       合のため、2019年10月に運航終了しており、前年同期の実績のみ含まれます。



                                   - 6 -
                            ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

    (2)財政状態に関する説明
     ◎財政状態
       資産の部は、航空機の早期退役を行った一方で、資金調達により手元流動性を高めた結果、前期末に比べて
      7,332億円増加し、3兆2,933億円となりました。
        負債の部は、劣後ローン等金融機関から借入を行った結果、前期末に比べて7,446億円増加し、2兆2,359億円
      となりました。なお、有利子負債は、前期末に比べて8,456億円増加し、1兆6,885億円となりました。
       純資産の部は、事業構造改革の加速や、財務基盤の強化等を目的とした公募増資の実施により、資本金ならび
      に資本剰余金が2,768億円増加した一方、利益剰余金が3,106億円減少し、1兆574億円となりました。現金及び
      預金に有価証券を加えた手元流動性資金は前期末から8,053億円増加し、1兆440億円となりました。
          詳細は、P.8 「2.四半期連結財務諸表 (1) 四半期連結貸借対照表」をご参照ください。
       
     ◎キャッシュ・フローの状況
       当第3四半期の税金等調整前四半期純損失4,281億円に減価償却費等の非資金項目、営業活動に係る債権・債
      務の加減算を行った結果、営業活動によるキャッシュ・フローは2,009億円の支出となりました。
       投資活動においては、設備投資における1,320億円の支出に3ヵ月超の預金の移動等を加えた結果、5,213億円
      の支出となりました。これらの結果、フリー・キャッシュ・フローは7,222億円の支出となりました。
       財務活動においては、劣後ローン等資金調達を行ったことから、財務活動によるキャッシュ・フローは1兆
      1,105億円の収入となりました。
        以上の結果、当第3四半期末における現金及び現金同等物は、前期末に比べて3,876億円増加し、5,236億円と
      なりました。
       詳細は、P.12 「2.四半期連結財務諸表 (3) <要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書」をご参照
      ください。
       
    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
        連結業績予想の見直しは現時点では行っていません。
       
 




                               - 7 -
                         ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

2.四半期連結財務諸表
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                          (単位:百万円)
                                前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                               (2020年3月31日)           (2020年12月31日)
    資産の部                                                               
     流動資産                                                              
       現金及び預金                             109,447               560,544
       受取手形及び営業未収入金                        98,845                88,522
       リース投資資産                             22,823                20,001
       有価証券                               129,200               483,480
       商品                                  13,490                13,086
       貯蔵品                                 53,822                50,552
       その他                                144,073                89,530
       貸倒引当金                                △538                  △334
       流動資産合計                             571,162             1,305,381
     固定資産                                                              
       有形固定資産                                                          
         建物及び構築物(純額)                      127,983               123,995
         航空機(純額)                        1,157,585             1,030,472
         機械装置及び運搬具(純額)                     33,219                34,179
         工具、器具及び備品(純額)                     21,751                19,035
         土地                                53,886                49,711
         リース資産(純額)                          5,897                 5,014
         建設仮勘定                            180,005               210,119
         有形固定資産合計                       1,580,326             1,472,525
       無形固定資産                                                          
         のれん                               24,461                22,874
         その他                              101,062                91,320
         無形固定資産合計                         125,523               114,194
       投資その他の資産                                                        
         投資有価証券                           145,664               159,932
         長期貸付金                              5,269                 5,860
         繰延税金資産                            99,824               211,666
         その他                               33,614                23,976
         貸倒引当金                            △2,029                △2,190
         投資その他の資産合計                       282,342               399,244
       固定資産合計                           1,988,191             1,985,963
     繰延資産                                     800                 2,009
     資産合計                               2,560,153             3,293,353
 




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                       ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

 
                                                        (単位:百万円)
                              前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                             (2020年3月31日)           (2020年12月31日)
    負債の部                                                             
     流動負債                                                            
       営業未払金                            185,897               163,586
       短期借入金                                429               100,070
       1年内返済予定の長期借入金                     84,057                80,723
       1年内償還予定の社債                        20,000                    -
       リース債務                              3,821                 3,467
       未払法人税等                             8,441                11,123
       発売未決済                            111,827                45,088
       賞与引当金                             21,158                 5,629
       その他の引当金                            5,958                10,525
       その他                               88,958                98,339
       流動負債合計                           530,546               518,550
     固定負債                                                            
       社債                               165,000               165,000
       転換社債型新株予約権付社債                    140,000               140,000
       長期借入金                            416,900             1,189,254
       リース債務                             12,655                10,043
       繰延税金負債                               112                   150
       役員退職慰労引当金                            959                   882
       退職給付に係る負債                        163,384               162,873
       その他の引当金                           15,765                14,071
       資産除去債務                             1,224                 1,197
       その他                               44,738                33,903
       固定負債合計                           960,737             1,717,373
     負債合計                             1,491,283             2,235,923
    純資産の部                                                            
     株主資本                                                            
       資本金                              318,789               457,207
       資本剰余金                            258,470               396,935
       利益剰余金                            550,839               240,150
       自己株式                            △59,435               △59,332
       株主資本合計                         1,068,663             1,034,960
     その他の包括利益累計額                                                     
       その他有価証券評価差額金                      22,120                35,297
       繰延ヘッジ損益                         △14,595                △4,766
       為替換算調整勘定                           2,668                 2,320
       退職給付に係る調整累計額                    △17,828               △15,952
       その他の包括利益累計額合計                    △7,635                 16,899
     非支配株主持分                              7,842                 5,571
     純資産合計                            1,068,870             1,057,430
    負債純資産合計                           2,560,153             3,293,353
 




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                         ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                             (単位:百万円)
                              前第3四半期連結累計期間            当第3四半期連結累計期間
                               (自 2019年4月1日            (自 2020年4月1日
                                至 2019年12月31日)          至 2020年12月31日)
    売上高                                  1,582,166                 527,614
    売上原価                                 1,206,634                 746,460
    売上総利益又は売上総損失(△)                        375,532               △218,846
    販売費及び一般管理費                                                            
     販売手数料                                  81,084                  25,466
     広告宣伝費                                   9,103                   4,727
     従業員給料及び賞与                              30,667                  23,602
     貸倒引当金繰入額                                    1                    △33
     賞与引当金繰入額                                3,830                   1,218
     退職給付費用                                  2,524                   2,377
     減価償却費                                  20,296                  20,279
     その他                                   108,371                  65,926
     販売費及び一般管理費合計                          255,876                 143,562
    営業利益又は営業損失(△)                          119,656               △362,408
    営業外収益                                                                 
     受取利息                                      467                     475
     受取配当金                                   1,724                   1,246
     持分法による投資利益                              1,117                      -
     為替差益                                      370                   1,061
     資産売却益                                   4,329                   3,031
     固定資産受贈益                                 3,008                   1,730
     雇用調整助成金                                    -                   33,700
     その他                                     2,806                   3,751
     営業外収益合計                                13,821                  44,994
    営業外費用                                                                 
     支払利息                                    4,769                   9,988
     持分法による投資損失                                 -                    2,577
     資産売却損                                     373                     356
     資産除却損                                   3,898                   3,223
     支払手数料                                      15                   7,736
     デリバティブ評価損                                  -                    7,942
     その他                                     1,887                   1,521
     営業外費用合計                                10,942                  33,343
    経常利益又は経常損失(△)                          122,535               △350,757
    特別利益                                                                  
     投資有価証券売却益                                 359                     297
     補償金                                     2,286                     270
     固定資産売却益                                    -                    1,882
     その他                                        28                      82
     特別利益合計                                  2,673                   2,531
    特別損失                                                                  
     投資有価証券評価損                                  19                   3,588
     事業構造改革費用                                   -                   76,090
     その他                                         6                     242
     特別損失合計                                     25                  79,920
    税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
                                            125,183               △428,146
    純損失(△)
    法人税等                                     38,554               △116,060
    四半期純利益又は四半期純損失(△)                        86,629               △312,086
    非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
                                                183                 △2,511
    に帰属する四半期純損失(△)
    親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
                                             86,446               △309,575
    に帰属する四半期純損失(△)
 

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                        ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

     (四半期連結包括利益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                        (単位:百万円)
                           前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                            (自 2019年4月1日           (自 2020年4月1日
                             至 2019年12月31日)         至 2020年12月31日)
    四半期純利益又は四半期純損失(△)                  86,629               △312,086
    その他の包括利益                                                        
     その他有価証券評価差額金                       5,591                 13,111
     繰延ヘッジ損益                           △1,742                  9,954
     為替換算調整勘定                           △288                   △350
     退職給付に係る調整額                         2,088                  1,865
     持分法適用会社に対する持分相当額                      45                    166
     その他の包括利益合計                         5,694                 24,746
    四半期包括利益                            92,323               △287,340
    (内訳)                                                            
     親会社株主に係る四半期包括利益                   92,155               △285,041
     非支配株主に係る四半期包括利益                      168                △2,299
 




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                            ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

    (3)<要約>四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                          (単位:百万円)
                                    前第3四半期連結累計期間  当第3四半期連結累計期間
                                     (自 2019年4月1日    (自 2020年4月1日
                                      至 2019年12月31日)  至 2020年12月31日)

      Ⅰ.営業活動によるキャッシュ・フロー   (※1)               194,962         △200,920
      Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー   (※2)              △180,886         △521,377
      Ⅲ.財務活動によるキャッシュ・フロー                       29,493         1,110,577

      Ⅳ.現金及び現金同等物に係る換算差額                        △150              △355

      Ⅴ.現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                    43,419           387,925

      Ⅵ.現金及び現金同等物の期首残高                        211,838           135,937
      Ⅶ.連結範囲変更に伴う現金及び現金同等物への影響
                                                  553             △236
      額
      Ⅷ.現金及び現金同等物の四半期末残高                      255,810           523,626

                                                                        
      ※1   うち、減価償却費                           129,937           134,835
      ※2   うち、設備投資額                          △269,825         △132,040
 
 




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                            ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。
 
    (四半期連結損益計算書関係)
     事業構造改革費用の主な内訳は、事業構造改革の一環で実施した航空機の早期退役に係る減損損失が66,524百万
    円、固定資産売却損が5,680百万円、その他希望退職割増金などが含まれております。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
     当社は2020年11月27日開催の取締役会決議に基づき、当第3四半期連結累計期間において公募による新株式発行を
    行いました。この結果、資本金が138,418百万円、資本準備金が138,418百万円増加し、当第3四半期連結会計期間末
    において資本金が457,207百万円、資本剰余金が396,935百万円となっております。
 
    (追加情報)
    (新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについて)
     第2四半期報告書の(追加情報)(新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについて)に記載した新型
    コロナウイルス感染症の収束時期等を含む仮定の見直しを検討した結果、重要な変更はありません。




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                                            ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

     (セグメント情報等)
          【セグメント情報】
           Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自             2019年4月1日           至        2019年12月31日)
            1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                              (単位:百万円)
                                                           報告セグメント

                        航空              航空関連                 旅行                 商社
                                                                                                  計
                        事業               事業                  事業                 事業

    売上高                                                                                                       
    (1)外部顧客への売上高        1,329,924             37,612             112,110          91,447         1,571,093
    (2)セグメント間の内部
                           65,400            187,277                 7,134        22,962           282,773
       売上高又は振替高
            計           1,395,324            224,889             119,244         114,409         1,853,866
    セグメント利益               112,132             11,392                 1,921          3,128          128,573
 
                                                                                               四半期連結
                        その他                                               調整額                  損益計算書
                                                 合計
                        (注1)                                             (注2)                   計上額
                                                                                               (注3)

    売上高                                                                                                       
    (1)外部顧客への売上高               11,073              1,582,166                       -             1,582,166
    (2)セグメント間の内部
                               20,351                  303,124               △303,124                   -
       売上高又は振替高
            計                  31,424              1,885,290                 △303,124            1,582,166
    セグメント利益                     1,998                  130,571               △10,915               119,656
 
          (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、施設管理、
                  ビジネスサポート他の事業を含んでいます。
                2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去及び全社費用等です。
                3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
 
            2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
              該当事項はありません。
 




                                                - 14 -
                                             ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

           Ⅱ    当第3四半期連結累計期間(自           2020年4月1日           至        2020年12月31日)
            1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                                   (単位:百万円)
                                                            報告セグメント

                        航空               航空関連                 旅行                      商社
                                                                                                        計
                        事業                事業                  事業                      事業

    売上高                                                                                                            
    (1)外部顧客への売上高         407,155               27,517                 31,491            52,366          518,529
    (2)セグメント間の内部
                          24,887              139,269                  4,638             8,650          177,444
       売上高又は振替高
            計            432,042              166,786                 36,129            61,016          695,973
    セグメント利益又は損失
                        △348,031                2,060             △4,745               △3,038          △353,754
    (△)
 
                                                                                                     四半期連結
                        その他                                                 調整額                      損益計算書
                                                  合計
                        (注1)                                               (注2)                       計上額
                                                                                                     (注3)

    売上高                                                                                                            
    (1)外部顧客への売上高               9,085                    527,614                          -               527,614
    (2)セグメント間の内部
                              18,386                    195,830                    △195,830                  -
       売上高又は振替高
            計                 27,471                    723,444                    △195,830              527,614
    セグメント利益又は損失
                                   505              △353,249                        △9,159             △362,408
    (△)
 
          (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、施設管理、
                  ビジネスサポート他の事業を含んでいます。
                2.セグメント利益又は損失の調整額は、セグメント間取引消去及び全社費用等です。
                3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っています。
 
            2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
              (固定資産に係る重要な減損損失)
                 「航空事業」セグメントにおいて、事業構造改革に伴う航空機の早期退役による減額損失が発生して
                 おります。なお、当該減額損失の計上額は当第3四半期連結累計期間においては66,524百万円です。




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                        ANAホールディングス株式会社(9202) 2021年3月期 第3四半期決算短信  

3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
 当社グループは新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、甚大な影響を受けており、今後も極めて厳しい経営状況
が続くと見込まれています。
 このような未曾有の状況下で当社グループは、航空事業において運航規模を抑制し、燃油費等の運航関連費用を削減す
る他、役員報酬・管理職賃金の減額や従業員の一時帰休の活用等で人件費を削減することに加え、航空機等の設備投資を
精査・抑制し、実施時期を見直しています。また、本年4月から12月の9ヵ月間で、民間金融機関及び日本政策投資銀行
から、合計9,350億円規模の借入を実施した他、公募増資により2,768億円の資金を調達しました。また、融資枠として既
存の1,500億円に加えて新たに3,500億円のコミットメントライン契約を締結しました。今後も必要に応じて適宜新規借入
等の資金調達を行い、グループ各社の手元流動性資金の確保に努めてまいりますことから、継続企業の前提に関する重要
な不確実性は認められないと判断しています。




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