9193 東汽船 2019-11-13 14:15:00
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月13日
上場会社名 東京汽船株式会社 上場取引所 東
コード番号 9193 URL http://www.tokyokisen.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 齊藤 宏之
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経理部長 (氏名) 佐藤 晃司 TEL 045-671-7713
四半期報告書提出予定日 2019年11月14日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日∼2019年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第2四半期 6,037 △6.2 188 △66.0 395 △47.9 180 △69.4
2019年3月期第2四半期 6,435 4.8 553 52.6 759 35.4 588 40.0
(注)包括利益 2020年3月期第2四半期 149百万円 (△79.8%) 2019年3月期第2四半期 740百万円 (70.7%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第2四半期 18.10 ―
2019年3月期第2四半期 59.16 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第2四半期 27,470 21,368 74.4
2019年3月期 27,803 21,478 73.7
(参考)自己資本 2020年3月期第2四半期 20,425百万円 2019年3月期 20,485百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― ― ― 25.00 25.00
2020年3月期 ― ―
2020年3月期(予想) ― 20.00 20.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 11,923 △6.2 141 △84.0 470 △62.5 321 △68.1 32.33
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期2Q 10,010,000 株 2019年3月期 10,010,000 株
② 期末自己株式数 2020年3月期2Q 62,902 株 2019年3月期 62,867 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期2Q 9,947,115 株 2019年3月期2Q 9,947,133 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
東京汽船㈱ (9193) 2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(2)財政状態に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ・・・・・・ 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ・・・ 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ・・・・・・・・・・ 8
(継続企業の前提に関する注記)・・・・・・・・・・・・・・ 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)・・・・・ 8
(追加情報)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
(セグメント情報等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
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東京汽船㈱ (9193) 2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、米中貿易摩擦の影響や中国経済の減速の
煽りを受け輸出は減少に転じました。個人消費は、消費税増税前の駆け込み需要も見られ改
善しました。しかし、相次ぐ自然災害により甚大な被害が発生し、国内経済の不安定要因と
なっております。
当社グループの主たる事業である曳船事業を取り巻く状況につきましては、輸出環境の悪
化により製造業を中心に輸出産業が低迷するなか、東京湾への入出港船舶数は減少いたしま
した。
このような経済環境のなかで、当社グループは総力を上げて業績向上に努めましたが、売
上高は前年同期に比べ 397 百万円減収と大幅に落ち込み 6,037 百万円(前年同期比 6.2%減)
となりました。
利益面では、原油価格は落ち着いた展開となり燃料費は横ばいに推移しましたが、減価償
却費の増加に加え当社グループ全体での大幅な減収が響き、営業利益は 188 百万円(前年同
期比 66.0%減)
、経常利益は 395 百万円(前年同期比 47.9%減)となりました。また、親会
社株主に帰属する四半期純利益は、旅客船事業及び売店・食堂事業で 214 百万円の減損損失
が発生したため 180 百万円(前年同期比 69.4%減)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりです。
曳船事業
曳船事業は、横浜川崎地区では、大型タンカーの入港数は増加したものの、自動車専用船
やLNG船を中心に減少し減収となりました。東京地区では、コンテナ船の入出港数が減少
し大幅な減収となりました。横須賀地区では、LNG船の入港数の減少が響きエスコート作
業や荷役中の警戒作業が減少し、さらに、前年同期には増収要因となった特殊海難救助作業
があったため当四半期は減収となりました。千葉地区でも同様に、大型タンカー、LNG船
等の危険物積載船やバルカーの入出港数が減少し減収となりました。
この結果、曳船事業セグメントの売上高は 345 百万円の減収となり 4,380 百万円(前年同
期比 7.3%減)となりました。
次に利益面では、減収に加え営業費用のうち用船料や減価償却費が増加したため、営業利
益は 321 百万円減少し 232 百万円(前年同期比 58.0%減)となりました。
旅客船事業
旅客船事業は、横浜港における観光船部門では、第 1 四半期は 10 連休となったゴールデン
ウィーク期間中の利用客が増加し増収となりましたが、7月の天候不順の影響や9月に入り
台風 15 号の到来で水上バス2隻に被害が発生したため減収となりました。
久里浜・金谷間を結ぶカーフェリー部門でも同様に、ゴールデンウィーク期間中の利用客
が増加しましたが、上記の台風により千葉県全域にわたり甚大な被害が発生し減収を余儀な
くされました。
この結果、旅客船事業セグメントの売上高は 17 百万円減少し 1,325 百万円(前年同期比
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東京汽船㈱ (9193) 2020年3月期 第2四半期決算短信
1.3%減)となりました。
利益面では、営業費用のうち修繕費が増加したため、営業利益は 34 百万円減少し 25 百万
円の営業損失(前年同期は 9 百万円の営業利益)となりました。
また、 月に入り発生した台風 19 号や豪雨が千葉県全域にわたり及ぼした被害が今後の観
10
光需要に与える影響を見込むことが難しく、カーフェリー部門での収益性を判断することが
困難となったことで 203 百万円の減損損失を計上いたしました。
売店・食堂事業
売店・食堂事業は、旗艦店の金谷センターでは昨年から団体利用客の減少が続いているこ
とに加え、カーフェリー部門同様に千葉県全域にわたる台風被害等により売上高は 34 百万円
減少し 331 百万円(前年同期比 9.4%減)と大幅な減収となりました。
利益面では、減収により 19 百万円の営業損失(前年同期は 9 百万円の営業損失)となり、
さらに、カーフェリー部門と同様の理由で 11 百万円の減損損失を計上いたしました。
(2) 財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ、332 百万円減少し
27,470 百万円となりました。
流動資産の部では、現金及び預金が 573 百万円増加しましたが、売掛金が 305 百万円減少
し、その他流動資産が 288 百万円減少いたしました。固定資産の部では、土地を中心に 214
百万円減損し、建設仮勘定が船舶の竣工により 156 百万円減少いたしました。
負債は、前連結会計年度末に比べ、222 百万円減少し 6,101 百万円となりました。流動負債
の部では、支払手形及び買掛金が 178 百万円減少し、未払法人税等が 123 百万円減少し、そ
の他流動負債が 115 百万円増加いたしました。固定負債の部では、長期借入金が 66 百万円減
少し、退職給付に係る負債が 33 百万円増加し、長期デリバティブ債務が 28 百万円増加いた
しました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ、109 百万円減少し 21,368 百万円となりました。これ
は主に剰余金の配当を 248 百万円実施し、親会社株主に帰属する四半期純利益が 180 百万円
となったことで利益剰余金が 68 百万円減少し、その他有価証券評価差額金が 45 百万円増加
し、非支配株主持分が 49 百万円減少したことによるものです。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の 73.7%から 74.4%と 0.7 ポイント増加いた
しました。
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後の連結業績予想の見通しにつきましては、曳船事業において入出港船舶数の減少傾向
が続くものと予想され、さらに、旅客船事業及び売店・食堂事業では、台風等がもたらした
甚大な被害による減損損失等の計上もあり、2019 年 11 月 8 日発表の「業績予想の下方修正に
関するお知らせ」にて修正しております。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 11,554,954 12,128,248
売掛金 2,382,914 2,077,011
商品 21,991 20,601
貯蔵品 92,966 89,065
その他 617,554 328,651
貸倒引当金 △2,856 △2,804
流動資産合計 14,667,524 14,640,774
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 239,302 210,268
船舶(純額) 6,061,535 6,092,371
土地 1,435,628 1,257,341
その他(純額) 239,428 77,335
有形固定資産合計 7,975,895 7,637,317
無形固定資産 68,395 75,697
投資その他の資産
投資有価証券 1,831,661 1,901,938
関係会社株式 2,677,474 2,651,741
繰延税金資産 202,572 198,210
その他 482,822 468,055
貸倒引当金 △103,247 △103,248
投資その他の資産合計 5,091,283 5,116,697
固定資産合計 13,135,574 12,829,713
資産合計 27,803,098 27,470,487
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,022,385 843,462
短期借入金 1,528,584 1,528,599
未払法人税等 262,094 138,560
役員賞与引当金 40,000 20,000
賞与引当金 211,841 211,489
その他 309,541 424,788
流動負債合計 3,374,446 3,166,899
固定負債
長期借入金 345,923 279,116
役員退職慰労引当金 496,311 477,531
特別修繕引当金 379,244 382,787
退職給付に係る負債 1,515,212 1,548,633
繰延税金負債 133,499 136,551
資産除去債務 3,151 3,174
負ののれん 2,373 -
その他 74,646 107,128
固定負債合計 2,950,361 2,934,922
負債合計 6,324,808 6,101,822
純資産の部
株主資本
資本金 500,500 500,500
資本剰余金 75,357 75,357
利益剰余金 19,849,186 19,780,552
自己株式 △45,234 △45,260
株主資本合計 20,379,809 20,311,149
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 222,785 267,958
繰延ヘッジ損益 △42,318 △61,989
為替換算調整勘定 △21,816 △50,864
退職給付に係る調整累計額 △52,627 △40,994
その他の包括利益累計額合計 106,023 114,110
非支配株主持分 992,457 943,405
純資産合計 21,478,289 21,368,664
負債純資産合計 27,803,098 27,470,487
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 6,435,005 6,037,115
売上原価 4,877,326 4,894,340
売上総利益 1,557,678 1,142,774
販売費及び一般管理費
販売費 146,076 141,830
一般管理費 858,336 812,623
販売費及び一般管理費合計 1,004,412 954,454
営業利益 553,265 188,320
営業外収益
受取利息 350 484
受取配当金 32,664 24,066
負ののれん償却額 4,746 2,373
持分法による投資利益 152,823 156,872
その他 31,183 34,310
営業外収益合計 221,768 218,107
営業外費用
支払利息 9,943 9,471
貸倒引当金繰入額 3,999 0
その他 1,661 1,348
営業外費用合計 15,604 10,820
経常利益 759,429 395,608
特別利益
固定資産売却益 198,448 91,383
受取保険金 - 20,000
特別利益合計 198,448 111,383
特別損失
減損損失 - 214,278
災害による損失 - 29,611
特別損失合計 - 243,889
税金等調整前四半期純利益 957,877 263,102
法人税、住民税及び事業税 248,111 135,438
法人税等調整額 22,023 △12,551
法人税等合計 270,135 122,886
四半期純利益 687,742 140,215
非支配株主に帰属する四半期純利益
99,226 △39,829
又は非支配株主に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 588,516 180,044
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東京汽船㈱ (9193) 2020年3月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益 687,742 140,215
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 82,616 46,693
繰延ヘッジ損益 - △19,670
退職給付に係る調整額 4,940 11,632
持分法適用会社に対する持分相当額 △34,379 △29,047
その他の包括利益合計 53,177 9,608
四半期包括利益 740,919 149,823
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 640,659 188,131
非支配株主に係る四半期包括利益 100,260 △38,308
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東京汽船㈱ (9193) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(2019年9月9日の台風15号による被害の発生)
2019年9月9日の台風15号の影響による被害を受けたことに伴い、当第2四半期連結累計期間に
おいて、「災害による損失」として事業資産の修繕費用等29,611千円を特別損失に計上しておりま
す。なお、現時点で合理的に見積もることが困難な費用等については、「災害による損失」には含
めていないため、当該計上額は今後変動する可能性があります。
また、上記台風被害に係る損害に対する保険収益20,000千円を「受取保険金」として特別利益に
計上しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 合計
調整額
曳 船 事 業 旅客船事業 売店・食堂事業 計 (注)
売 上 高
外部顧客への売上高 4,725,628 1,343,030 366,346 6,435,005 - 6,435,005
セグメント間の内部売上高 1,155 28,204 2,148 31,508 △31,508 -
又は振替高
計 4,726,784 1,371,235 368,494 6,466,514 △31,508 6,435,005
セグメント利益又は損失(△) 554,043 9,036 △9,814 553,265 - 553,265
(注)セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 合計
調整額
曳 船 事 業 旅客船事業 売店・食堂事業 計 (注)
売 上 高
外部顧客への売上高 4,380,106 1,325,190 331,819 6,037,115 - 6,037,115
セグメント間の内部売上高 1,986 19,246 2,657 23,890 △23,890 -
又は振替高
計 4,382,092 1,344,436 334,476 6,061,005 △23,890 6,037,115
セグメント利益又は損失(△) 232,522 △25,092 △19,108 188,320 - 188,320
(注)セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
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