9193 東汽船 2021-05-14 14:30:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上場会社名 東京汽船株式会社 上場取引所 東
コード番号 9193 URL http://www.tokyokisen.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 齊藤 宏之
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経理部長 (氏名) 佐藤 晃司 TEL 045-671-7713
定時株主総会開催予定日 2021年6月29日 配当支払開始予定日 2021年6月30日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期の連結業績(2020年4月1日∼2021年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 9,889 △16.4 △621 ― △340 ― △94 ―
2020年3月期 11,825 △7.0 170 △80.7 503 △60.0 300 △70.1
(注)包括利益 2021年3月期 267百万円 (―%) 2020年3月期 △7百万円 (△100.7%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2021年3月期 △9.47 ― △0.5 △1.3 △6.3
2020年3月期 30.26 ― 1.5 1.8 1.4
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 129百万円 2020年3月期 253百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期 26,993 21,277 75.5 2,048.85
2020年3月期 26,696 21,211 76.1 2,042.65
(参考) 自己資本 2021年3月期 20,379百万円 2020年3月期 20,318百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 231 1,404 △238 4,152
2020年3月期 1,067 △487 △399 2,754
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2020年3月期 ― ― ― 20.00 20.00 198 66.1 1.0
2021年3月期 ― ― ― 10.00 10.00 99 ― 0.5
2022年3月期(予想) ― ― ― 10.00 10.00 ―
3. 2022年 3月期の連結業績予想(2021年 4月 1日∼2022年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 5,608 20.2 △109 ― △22 ― 36 ― 3.66
通期 11,116 12.4 △261 ― △130 ― △80 ― △8.12
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 10,010,000 株 2020年3月期 10,010,000 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 62,982 株 2020年3月期 62,982 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 9,947,018 株 2020年3月期 9,947,075 株
(参考)個別業績の概要
1. 2021年3月期の個別業績(2020年4月1日∼2021年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 7,122 △9.3 △72 ― 66 △90.3 △34 ―
2020年3月期 7,851 △4.0 407 △40.9 691 △29.1 203 △74.8
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2021年3月期 △3.44 ―
2020年3月期 20.43 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期 20,340 17,158 84.4 1,724.99
2020年3月期 20,141 17,112 85.0 1,720.38
(参考) 自己資本 2021年3月期 17,158百万円 2020年3月期 17,112百万円
2. 2022年 3月期の個別業績予想(2021年 4月 1日∼2022年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり当期純利
売上高 経常利益 当期純利益
益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 3,927 17.0 118 ― 110 △0.5 11.13
通期 7,821 9.8 158 137.4 30 ― 3.10
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
【添付資料】
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(2)当期の財政状態の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・ 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ・・・・・・・・・・ 4
(4)今後の見通し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ・・・・・・・・・ 5
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ・・・・・・・ 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ・・・・・・・・・・・・・ 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ・・・・・・・・・・・ 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ・・・・・・・・・・・ 14
(継続企業の前提に関する注記)・・・・・・・・・・・・ 14
(セグメント情報等) ・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
(1株当たり情報) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
(重要な後発事象) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
当連結会計年度における日本経済は、上期は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い景気は
大きく落ち込んだものの、下期に入り中国経済が他国に先立ち回復し、米国は年明け後にワ
クチン接種効果が出始め、 海外経済が景気回復に向かうなか製造業は改善傾向となりました。
一方、非製造業のうち航空・運輸、観光産業や飲食業界においては大幅な減収が響き深刻
な状況となっており、業種間にばらつきが見られております。
また、企業の設備投資は、新型コロナウイルス感染症の先行き不透明な状況下で慎重な姿
勢が見られ、個人消費は、政府による特別定額給付金や「GO TO キャンペーン」による需要喚
起策が実施され効果が表れ始めたものの、昨年末以降の第3波による感染再拡大が水を差す
結果となりました。
このような経済環境のなかで、当社グループの主たる事業である曳船事業を取り巻く状況
につきましては、 新型コロナウイルス感染症が海上物流に与える悪影響は4月に入り出始め、
第3四半期の 10 月までは東京湾への入出港船舶数の減少傾向は続いておりましたが、 月以 11
降一部の船種に底打ち感が見え始め、第4四半期(1月~3月)には売上は前年と同水準と
なりました。
一方、旅客船事業では、新型コロナウイルス感染拡大と天候不順が重なり夏場の需要期も
大きく低迷しました。9月に入り「GO TO キャンペーン」の効果が出始めたものの、昨年末以
降の第3波による感染再拡大により期末にかけて業績はさらに悪化し、先行き不透明感が増
大する事態となっております。
このようなコロナ禍での未曽有の経営環境のなかで、当社グループ全体の売上高は 1,936
百万円減少し 9,889 百万円(前期比 16.4%減)と大幅な減収となりました。
利益面では、原油価格は第4四半期に入り上昇傾向となりましたが、上期の景気減速を受
け通期では低水準となり、燃料費は 300 百万円減少しましたが、大幅な減収が響き 621 百万
円の営業損失(前期は 170 百万円の営業利益) 、340 百万円の経常損失(前期は 503 百万円の
経常利益)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産売却益(曳船売却益)が発生しましたが、
旅客船事業で臨時休業等による損失や貸倒引当金繰入額が発生し、 百万円の当期純損失
94 (前
期は 300 百万円の当期純利益)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりです。
曳船事業
曳船事業は、横浜川崎地区では、コンテナ船、自動車専用船、大型タンカーへの作業数は
第4四半期において上昇に転じましたが、通期ではほぼ全ての船種の入出港船舶数が減少し
減収となりました。東京地区では、第2四半期まではコンテナ船の入出港数は微減に留まり
ましたが、第3四半期以降はしだいに陰りが見えはじめ期末にかけて減少幅が拡大いたしま
した。横須賀地区では、コンテナ船、危険物積載船や大型客船を中心に入出港数が減少し、
エスコート作業や東京湾口水先艇の乗下船作業が減少し大幅な減収となりました。千葉地区
では、プロダクトタンカーが増加しましたが、大型タンカー・LNG船等の危険物積載船が
減少し減収となりました。
この結果、曳船事業セグメントの売上高は 783 百万円減少し 8,117 百万円(前期比 8.8%減)
となり、燃料費は減少したものの大幅な減収が響き 27 百万円の営業利益(前期比 94.9%減)
に留まりました。
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
旅客船事業
旅客船事業は、横浜港における観光船部門では、新型コロナウイルス感染症の拡大を回避
するため4月から観光船を運休しておりましたが、一部を除き5月 25 日から運航再開となり
ました。夏場の需要期は、猛暑と船内での感染リスク懸念から客足は伸びず、9月に入り政
府による「GO TO キャンペーン」の効果が出始めたものの、観光船の利用客は昨年末以降の第
3波の感染再拡大により激減し大幅な減収となりました。
久里浜・金谷間を結ぶカーフェリー部門では、4月に入りバスツアー団体客の利用がなく
なり、さらに、ゴールデンウィーク期間中の運休やその後の減便での運航に加え、外出自粛
要請から一般の利用客も大幅に減少いたしました。第3四半期に入り、政府による上記の観
光需要喚起策で一般の利用客は戻り始めましたが、今年に入り観光船同様に感染再拡大によ
り大幅な減収となりました。
この結果、旅客船事業セグメントの売上高は 882 百万円減少し 1,398 百万円(前期比 38.7%
減)となり、営業費用のうち燃料費は運航休止により減少しましたが、大幅な減収が響き 580
百万円の営業損失(前期は 325 百万円の営業損失)となりました。
売店・食堂事業
売店・食堂事業は、新型コロナウイルス感染症拡大の原因とされる団体による旅行・飲食
が敬遠されるなか、4月に入りカーフェリー部門同様にバスツアー団体客の利用が途絶え、
旗艦店金谷センターだけでなく久里浜センターも大打撃を受けました。
この結果、売上高は 270 百万円減少し 373 百万円(前期比 42.0%減)となり 68 百万円の営
業損失(前期は 39 百万円の営業損失)となりました。
(2) 当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ 297 百万円増加し 26,993 百万円と
なりました。
流動資産の部では、現金及び預金は洋上風力発電交通船(CTV=Crew Transfer Vessel)へ
の設備投資を主因として 2,502 百万円減少いたしました。また、リース契約に基づき洋上風
力発電交通船(CTV)をリース会社へ売却し未収金が発生し、その他流動資産が 732 百万円増
加いたしました。固定資産の部では、曳船の設備更新に加え上記の CTV 新規投資により建設
仮勘定が 908 百万円増加いたしました。
負債は、前連結会計年度末に比べ、231 百万円増加し 5,716 百万円となりました。流動負債
の部では、支払手形及び買掛金が 44 百万円増加し、洋上風力発電交通船(CTV) のリース債
務及び未払金の増加により、その他流動負債が 164 百万円増加いたしました。固定負債の部
では、上記リース債務が 341 百万円増加し、デリバティブ債務の決済期日が1年内となった
ことで流動負債の部その他に振替え、その他固定負債が 152 百万円減少いたしました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ、65 百万円増加し 21,277 百万円となりました。これは
主に 94 百万円の親会社株主に帰属する当期純損失と、剰余金の配当を 198 百万円実施したこ
とにより利益剰余金が 293 百万円減少し、その他有価証券評価差額金が 216 百万円、繰延ヘ
ッジ損益が 91 百万円増加したことによるものです。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の 76.1%から 75.5%と 0.6 ポイント減少いた
しました。
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(3) 当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、 「資金」という。)は、前連結会計
年度末に比べ 1,397 百万円増加し 4,152 百万円となりました。
当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりとなりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、 前連結会計年度に比べ 835
百万円減少し 231 百万円の資金取得となりました。資金収支の主な内訳は、税金等調整前当
期純損失が2百万円となり、減価償却費が 1,146 百万円、法人税等の支払額が 235 百万円、
固定資産売却益が 405 百万円発生したことです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ
1,891 百万円支出が減少し 1,404 百万円の資金取得となりました。資金収支の主な内訳は、 設
備更新(曳船の代替)と洋上風力発電交通船(CTV)4隻の建造及び購入により有形固定資産
取得による支出が 2,841 百万円発生しましたが、 有形固定資産売却による収入が 454 百万円、
預入期間が3カ月を超える定期預金の払戻による収入が預入による支出を 3,900 百万円上回
りました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、 前連結会計年度に比べ 160
百万円減少し 238 百万円の資金支出となりました。資金収支の主な内訳は、長期借入金を 128
百万円返済したこと、配当金の支払額が 193 百万円発生したことです。
(4) 今後の見通し
今後の見通しにつきましては、曳船事業においては、新型コロナウイルス変異株の感染拡
大が懸念されますが、世界的にワクチン接種が広がり徐々に感染拡大に歯止めがかかり、中
国や米国を中心に景気回復の兆しが出始めていることから、海上輸送の先行きは上向くこと
が予想されます。また、建設用洋上風力発電交通船(CTV)の稼働が加わり増収を見込んでお
ります。
費用面では、昨年 12 月末に実施した1隻減船によるコスト削減効果は表れ始めるものの、
OPECの協調減産の継続による供給面での要因や、世界経済の回復による需要増も予想さ
れ原油価格の上昇による燃料費の増加懸念があります。
旅客船事業においては、変異株の感染拡大により首都圏で3度目の緊急事態宣言が発出さ
れたのに加え、ワクチン接種の遅れから感染症は年内に収束することが難しい状況となって
おります。
また、観光需要に大きく悪影響を与える雇用・所得不安もあり、本年度中の利用客の本格
的回復は困難で、旅客船事業は前期同様に営業赤字を予想しております。
通期の連結業績予想につきましては、ワクチン接種の効果が出始め新型コロナウイルス感
染症が収束に向かう時期が年末以降になることを前提に、売上高を 11,116 百万円、営業損失
261 百万円、経常損失 130 百万円、親会社株主に帰属する当期純損失 80 百万円を予想してお
ります。
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2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、利害関係者の多くが国内の株主、債権者、取引先であり、また、海外か
らの資金調達の必要性も乏しいため、会計基準につきましては日本基準を採用しております。
なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、その適用環境を勘案しながら検
討を進めていく方針です。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 11,184,879 8,682,188
売掛金 1,992,208 2,014,577
商品 19,468 15,652
貯蔵品 85,241 97,593
その他 364,798 1,096,851
貸倒引当金 △2,473 △26,945
流動資産合計 13,644,122 11,879,916
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 2,343,316 2,527,734
減価償却累計額 △2,142,280 △2,131,108
建物及び構築物(純額) 201,036 396,625
船舶 19,957,729 20,523,827
減価償却累計額 △13,841,752 △13,704,316
船舶(純額) 6,115,976 6,819,510
機械装置及び運搬具 31,282 24,059
減価償却累計額 △28,412 △21,634
機械装置及び運搬具(純額) 2,870 2,425
器具及び備品 297,548 315,974
減価償却累計額 △262,024 △261,567
器具及び備品(純額) 35,524 54,407
土地 1,257,341 1,257,341
建設仮勘定 297,275 1,205,872
有形固定資産合計 7,910,025 9,736,183
無形固定資産
ソフトウエア 59,121 124,018
電話加入権 5,003 5,003
その他 40,653 -
無形固定資産合計 104,778 129,021
投資その他の資産
投資有価証券 1,647,785 1,927,252
関係会社株式 2,741,500 2,794,184
繰延税金資産 280,857 130,951
その他 468,840 497,419
貸倒引当金 △100,945 △100,953
投資その他の資産合計 5,038,037 5,248,855
固定資産合計 13,052,841 15,114,060
資産合計 26,696,964 26,993,977
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 918,059 962,686
短期借入金 1,395,000 1,395,000
1年内返済予定の長期借入金 128,431 123,248
未払法人税等 103,071 35,166
未払消費税等 25,885 25,572
役員賞与引当金 35,000 20,000
賞与引当金 210,255 208,511
その他 290,398 455,447
流動負債合計 3,106,101 3,225,632
固定負債
長期借入金 217,492 194,244
リース債務 17,391 358,990
役員退職慰労引当金 489,352 511,902
特別修繕引当金 431,254 397,622
退職給付に係る負債 937,616 870,001
繰延税金負債 133,273 157,949
その他 153,099 400
固定負債合計 2,379,479 2,491,109
負債合計 5,485,581 5,716,742
純資産の部
株主資本
資本金 500,500 500,500
資本剰余金 75,357 75,357
利益剰余金 19,901,486 19,608,350
自己株式 △45,319 △45,319
株主資本合計 20,432,024 20,138,888
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 73,040 289,737
繰延ヘッジ損益 △106,415 △15,148
為替換算調整勘定 △38,049 △74,496
退職給付に係る調整累計額 △42,286 40,987
その他の包括利益累計額合計 △113,711 241,080
非支配株主持分 893,070 897,266
純資産合計 21,211,383 21,277,235
負債純資産合計 26,696,964 26,993,977
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 11,825,622 9,889,499
売上原価 9,780,773 8,734,552
売上総利益 2,044,848 1,154,947
販売費及び一般管理費
販売費 276,711 200,847
一般管理費 1,597,974 1,575,428
販売費及び一般管理費合計 1,874,686 1,776,276
営業利益又は営業損失(△) 170,162 △621,328
営業外収益
受取利息 985 802
受取配当金 39,309 42,784
負ののれん償却額 2,373 -
助成金収入 - 85,299
持分法による投資利益 253,516 129,490
その他 59,287 54,042
営業外収益合計 355,471 312,419
営業外費用
支払利息 18,525 19,753
その他 4,105 11,455
営業外費用合計 22,631 31,208
経常利益又は経常損失(△) 503,003 △340,118
特別利益
固定資産売却益 242,505 405,728
受取保険金 70,700 -
特別利益合計 313,205 405,728
特別損失
減損損失 214,278 -
固定資産除却損 - 20,419
投資有価証券評価損 26,111 -
貸倒引当金繰入額 - 24,037
災害による損失 78,180 -
臨時休業等による損失 - 23,291
特別損失合計 318,569 67,748
税金等調整前当期純利益
497,639 △2,138
又は税金等調整前当期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 298,083 48,873
法人税等調整額 △12,241 28,421
法人税等合計 285,842 77,295
当期純利益又は当期純損失(△) 211,796 △79,433
非支配株主に帰属する当期純利益
△89,181 14,761
又は非支配株主に帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益
300,977 △94,195
又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) 211,796 △79,433
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △149,206 208,816
繰延ヘッジ損益 △64,097 91,267
退職給付に係る調整額 10,340 83,274
持分法適用会社に対する持分相当額 △16,233 △36,446
その他の包括利益合計 △219,196 346,911
包括利益 △7,399 267,478
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 81,243 260,596
非支配株主に係る包括利益 △88,642 6,881
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 500,500 75,357 19,849,186 △45,234 20,379,809
当期変動額
剰余金の配当 △248,678 △248,678
親会社株主に帰属する
300,977 300,977
当期純利益
自己株式の取得 △84 △84
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― 52,299 △84 52,214
当期末残高 500,500 75,357 19,901,486 △45,319 20,432,024
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 222,785 △42,318 △21,816 △52,627 106,023 992,457 21,478,289
当期変動額
剰余金の配当 △248,678
親会社株主に帰属する
300,977
当期純利益
自己株式の取得 △84
株主資本以外の項目
△149,744 △64,097 △16,233 10,340 △219,734 △99,386 △319,121
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 △149,744 △64,097 △16,233 10,340 △219,734 △99,386 △266,906
当期末残高 73,040 △106,415 △38,049 △42,286 △113,711 893,070 21,211,383
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 500,500 75,357 19,901,486 △45,319 20,432,024
当期変動額
剰余金の配当 △198,940 △198,940
親会社株主に帰属する
△94,195 △94,195
当期純損失(△)
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― △293,135 ― △293,135
当期末残高 500,500 75,357 19,608,350 △45,319 20,138,888
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 73,040 △106,415 △38,049 △42,286 △113,711 893,070 21,211,383
当期変動額
剰余金の配当 △198,940
親会社株主に帰属する
△94,195
当期純損失(△)
株主資本以外の項目
216,696 91,267 △36,446 83,274 354,791 4,195 358,987
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 216,696 91,267 △36,446 83,274 354,791 4,195 65,851
当期末残高 289,737 △15,148 △74,496 40,987 241,080 897,266 21,277,235
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益
497,639 △2,138
又は税金等調整前当期純損失(△)
減価償却費 1,124,856 1,146,078
減損損失 214,278 -
負ののれん償却額 △2,373 -
受取利息及び受取配当金 △40,294 △43,587
助成金収入 - △85,299
支払利息 18,525 19,753
持分法による投資損益(△は益) △253,516 △129,490
貸倒引当金の増減額(△は減少) △2,685 24,479
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 87,241 51,877
退職給付信託の設定額 △650,000 -
特別修繕引当金の増減額(△は減少) 52,010 △33,632
賞与引当金の増減額(△は減少) △1,585 △1,744
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △5,000 △15,000
固定資産売却損益(△は益) △242,505 △405,728
固定資産除却損 - 20,419
投資有価証券評価損益(△は益) 26,111 -
受取保険金 △70,700 -
災害による損失 78,180 -
臨時休業等による損失 - 23,291
売上債権の増減額(△は増加) 390,706 △25,791
たな卸資産の増減額(△は増加) 9,006 △8,698
仕入債務の増減額(△は減少) △107,977 △4,835
未払金の増減額(△は減少) △13,609 18,863
未払消費税等の増減額(△は減少) △6,868 △313
預り金の増減額(△は減少) △22,883 △1,849
その他の流動負債の増減額(△は減少) △5,080 1,901
その他の流動資産の増減額(△は増加) 269,608 △186,466
その他 △15,477 1,824
小計 1,327,607 363,913
利息及び配当金の受取額 209,840 84,042
保険金の受取額 70,700 -
助成金の受取額 - 85,299
利息の支払額 △18,788 △20,513
災害による損失に伴う支払額 △54,427 △22,511
臨時休業等による損失の支払額 - △23,291
法人税等の支払額 △467,853 △235,206
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,067,079 231,732
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の取得による支出 △46,270 △404
投資有価証券の売却による収入 12,346 -
関係会社株式の取得による支出 △2,300 -
有形固定資産の取得による支出 △1,303,435 △2,841,147
有形固定資産の売却による収入 323,775 454,844
定期預金の預入による支出 △13,950,000 △6,850,000
定期預金の払戻による収入 14,500,000 10,750,000
貸付けによる支出 △3,012 △74,482
貸付金の回収による収入 2,155 4,388
その他の支出 △49,983 △61,969
その他の収入 28,883 22,928
投資活動によるキャッシュ・フロー △487,841 1,404,157
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入れによる収入 - 100,000
長期借入金の返済による支出 △133,584 △128,431
リース債務の返済による支出 △6,879 △14,284
自己株式の取得による支出 △84 -
配当金の支払額 △248,019 △193,179
非支配株主への配当金の支払額 △10,744 △2,686
財務活動によるキャッシュ・フロー △399,312 △238,580
現金及び現金同等物に係る換算差額 - -
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 179,924 1,397,309
現金及び現金同等物の期首残高 2,574,954 2,754,879
現金及び現金同等物の期末残高 2,754,879 4,152,188
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、連結子会社各社の事業を単一セグメントとして業績評価を行って
おります。
報告セグメントの具体的な内容は、役務提供の種類・性質、市場等の類似性を考慮して、東京汽船㈱、
東港サービス㈱及び東亜汽船㈱を「曳船事業」、㈱ポートサービスと東京湾フェリー㈱を「旅客船事業」、
フェリー興業㈱を「売店・食堂事業」として分類しております。
「曳船事業」は、曳船事業、貸船事業、防災関係事業等を行っております。
「旅客船事業」は、観光船事業、カーフェリー事業、交通船事業等を行っております。
「売店・食堂事業」は、売店事業、レストラン事業等を行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計
処理の原則及び手続に準拠した方法であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は、市場価格等
を勘案して決定しております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 調整額 連結財務諸表
曳 船 事 業 旅客船事業 売店・食堂事業 計 (注)1 計上額(注)2
売 上 高
外部顧客への売上高 8,901,307 2,280,991 643,324 11,825,622 - 11,825,622
セグメント間の内部売上高 2,886 29,651 4,781 37,319 △37,319 -
又は振替高
計 8,904,194 2,310,642 648,105 11,862,941 △37,319 11,825,622
セグメント利益又は損失(△) 535,920 △325,967 △39,791 170,162 - 170,162
セグメント資産 25,319,541 1,572,071 70,548 26,962,161 △265,197 26,696,964
その他の項目
減価償却費 1,113,672 9,347 1,836 1,124,856 - 1,124,856
減損損失 - 203,170 11,107 214,278 - 214,278
有形固定資産及び
1,359,361 10,515 1,358 1,371,235 - 1,371,235
無形固定資産の増加額
(注)1. セグメント資産の調整額は、セグメント間取引消去であります。
2. セグメント利益又は損失の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 調整額 連結財務諸表
曳 船 事 業 旅客船事業 売店・食堂事業 計 (注)1 計上額(注)2
売 上 高
外部顧客への売上高 8,117,827 1,398,350 373,321 9,889,499 - 9,889,499
セグメント間の内部売上高 1,689 7,124 4,125 12,939 △12,939 -
又は振替高
計 8,119,516 1,405,475 377,446 9,902,438 △12,939 9,889,499
セグメント利益又は損失(△) 27,423 △580,594 △68,158 △621,328 - △621,328
セグメント資産 25,881,827 1,669,891 82,685 27,634,404 △640,427 26,993,977
その他の項目
減価償却費 1,136,955 8,767 354 1,146,078 - 1,146,078
減損損失 - - - - - -
有形固定資産及び
3,052,880 2,699 - 3,055,579 - 3,055,579
無形固定資産の増加額
(注)1. セグメント資産の調整額は、セグメント間取引消去であります。
2. セグメント利益又は損失の合計額は、連結損益計算書の営業損失と一致しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報 (単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
東京湾海事事業協同組合 1,338,353 曳船事業及び旅客船事業
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報 (単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
東京湾海事事業協同組合 1,210,912 曳船事業及び旅客船事業
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
2010年4月1日前に行なわれた企業結合により発生した負ののれんの償却額及び未償却残高は、以下
のとおりであります。
(単位:千円)
曳 船 事 業 旅客船事業 売店・食堂事業 合計
負ののれんの当期償却額 - 2,373 - 2,373
負ののれんの当期末残高 - - - -
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
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東京汽船㈱ (9193) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
(前連結会計年度) (当連結会計年度)
1株当たり純資産額 2,042.65 円 2,048.85 円
1株当たり当期純利益又は
30.26 円 △9.47 円
1株当たり当期純損失(△)
なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しており
ません。
(注) 算定上の基礎
1株当たり当期純利益又は
(前連結会計年度) (当連結会計年度)
1株当たり当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益又は
300,977 千円 △94,195 千円
親会社株主に帰属する当期純損失(△)
普通株主に帰属しない金額 ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益又は親会社株主に帰属する 300,977 千円 △94,195 千円
当期純損失(△)
普通株式の期中平均株式数 9,947,075 株 9,947,018 株
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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