9179 川崎近船 2021-07-30 11:30:00
2022年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]

             2022年3月期          第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                2021年7月30日
上 場 会 社 名   川崎近海汽船株式会社                                  上場取引所                               東
コ ー ド 番 号   9179                                    URL https://www.kawakin.co.jp
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長                        (氏名) 久下 豊
問合せ先責任者   (役職名) 経理部長                           (氏名) 島田 一郎                 (TEL) 050-3821-1345
四半期報告書提出予定日       2021年8月13日                    配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無       : 無
                                                                                           (百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計)                                                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                           
                                                                             親会社株主に帰属
                      売上高                   営業利益                    経常利益
                                                                             する四半期純利益
                      百万円          %           百万円           %      百万円               %            百万円        %
 2022年3月期第1四半期     9,515   4.8    △124     -    △110  -       △52                                             -
 2021年3月期第1四半期     9,080 △18.1    △316     -    △331  -      △127                                             -
(注) 包括利益 2022年3月期第1四半期 △182 百万円 (    -%) 2021年3月期第1四半期 △173 百万円 (                                             -%)

                                           潜在株式調整後
                      1株当たり
                                             1株当たり
                     四半期純利益
                                            四半期純利益
                               円   銭                    円   銭
2022年3月期第1四半期               △17.82                          -
2021年3月期第1四半期               △43.28                          -

(2)連結財政状態
                                                                                    
                      総資産                      純資産                自己資本比率
                               百万円                      百万円                        %
 2022年3月期第1四半期         48,860                          27,271           53.9
 2021年3月期              48,936                          27,436           53.9
(参考) 自己資本 2022年3月期第1四半期 26,315 百万円                     2021年3月期 26,381 百万円
 
2.配当の状況
                                                                                    
                                                年間配当金

                 第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                              期末                 合計
                       円   銭           円   銭            円   銭           円   銭              円   銭
  2021年3月期         -    50.00                               -           50.00             100.00
  2022年3月期         -
  2022年3月期(予想)          50.00                               -           50.00             100.00
 (注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無                        :   無
 
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                    (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                親会社株主に帰属 1株当たり
                売上高            営業利益      経常利益
                                                 する当期純利益 当期純利益
               百万円     %           百万円         %        百万円        %            百万円            %          円   銭
第2四半期(累計)    19,800 9.1 150 △36.3                           150 13.2             140 △69.7                47.69
     通期      40,450 9.1 850 110.2                           850 352.7            610    -                207.80
  (注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :                         有
 
※       注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                      : 無

        (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)

        新規     ―社 (社名)           、除外   ―社 (社名)

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                      : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
                                                                 
        ①   会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                  : 有

        ②   ①以外の会計方針の変更                         : 無

        ③   会計上の見積りの変更                          : 無

        ④   修正再表示                               : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
        ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)      2022年3月期1Q    2,952,500株   2021年3月期     2,952,500株

        ②   期末自己株式数                2022年3月期1Q      17,019株    2021年3月期       17,019株

        ③   期中平均株式数(四半期累計)         2022年3月期1Q    2,935,481株   2021年3月期1Q   2,935,522株

 
※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
    断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想に関
    する事項は、添付資料P.4「1. 当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予想情報に関する説
    明」をご覧ください。


 
 
○添付資料の目次
 
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………4

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………5

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………5

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………7

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………9

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………9

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………9

      (会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………9

      (セグメント情報) ……………………………………………………………………………………10
 




                         -1-
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
     当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウ
    イルス感染症の影響が引き続いており、一部に持ち直しの動きが出ているものの依然として厳しい状況にありま
    した。
     海運業界を取り巻く環境は、外航海運では旺盛な貨物需要を背景に市況は好調に推移した一方で、内航海運で
    は荷動きが堅調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症により依然として人の移動が制限されていること
    や、燃料油価格が上昇局面にあることなどにより、内外航ともに先行き不透明な経営環境が続きました。
     こうした情勢下、当社グループの第1四半期連結累計期間の売上高は95億15百万円となり前年同期に比べて4.8
    %の増収となりました。近海部門での収支改善により当四半期は損失が縮小し、営業損益については前年同期3
    億16百万円の損失に対して、当四半期は1億24百万円の損失となり、経常損益は前年同期3億31百万円の損失に
    対して当四半期は1億10百万円の損失となりました。親会社株主に帰属する四半期純損益は前年同期1億27百万
    円の損失に対して当四半期は52百万円の損失となりました。


    事業のセグメント別業績概況は次のとおりです。


    <セグメント別 売上高/営業損益>
                                                            (単位:百万円)
                             前第1四半期        当第1四半期
                             連結累計期間        連結累計期間
                                                         増減額     増減率
                          (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
                           至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)

                 売上高               2,177         2,736     559    25.7%
     近海部門
                 営業損益              △185            221     406         -
                 売上高               6,514         6,555      40     0.6%
     内航部門
                 営業損益                 25         △114     △139         -
                 売上高                 387           223    △164   △42.3%
     OSV部門(※)
                 営業損益              △156          △231     △75          -
                 売上高                    0            0     △0    △5.2%
     その他
                 営業損益                   0            0     △0    △17.5%
                 売上高               9,080         9,515     435     4.8%
     合計
                 営業損益              △316          △124      191         -
    (※)OSVとは「Offshore Support Vessel(オフショア支援船)」の略称です。


    「近海部門」
     鋼材輸送では、鉄鋼需要が堅調に推移し、当社グループの輸送量は前年同期を上回りました。木材輸送では、
    再生可能エネルギーとなるバイオマス発電用燃料の需要の増加により、当社グループの輸送量は前年同期を上回
    りました。バルク輸送では、主要貨物であるロシア炭の当社グループの輸送量は積地における滞船の影響なども
    あり前年同期を大幅に下回りました。この結果、部門全体では前年同期を下回る輸送量となりました。
     同部門では、貨物輸送量が減少した一方で、市況の回復に伴い運賃収入や貸船料が増加したことから、売上高
    は前年同期に比べて25.7%増収の27億36百万円となりました。これに伴い営業損益は、前年同期1億85百万円の
    損失に対し2億21百万円の利益となりました。




                                  -2-
  「内航部門」
   定期船輸送では、製紙関連の出荷の落ち込みや自動車部品の出荷が伸び悩んだ一方で、食料品や建設関連の貨
  物などの取り込みなどにより輸送量は前年同期を上回りました。フェリー輸送では、トラックの輸送量が宅配な
  どの雑貨貨物の堅調な荷動きに支えられて前年同期を上回り、旅客と乗用車についても、新型コロナウイルス感
  染症に伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による移動制限が課されるなか、前年同期を上回りました。ま
  た、6月には個室を大幅に増やした新造船“シルバーブリーズ”を八戸/苫小牧航路に投入いたしました。不定
  期船輸送では、石灰石・石炭の各専用船は安定した稼働となり、一般貨物船では荷動きの回復により輸送量は前
  年同期を上回りました。この結果、部門全体では前年同期を上回る輸送量となりました。
   同部門では、売上高は前年同期に比べて0.6%の増収の65億55百万円にとどまりました。営業損益については、
  前年同期比で入渠費や減価償却費が減少した一方、燃料油価格の高騰による燃料費の増加などにより、前年同期
  25百万円の利益に対し、1億14百万円の損失となりました。


  「OSV部門」
   OSV部門は、連結子会社である株式会社オフショア・オペレーション(12月決算会社)が事業遂行を担っており、
  サプライ業務及びサルベージ業務などに従事しました。また、2月に竣工した同社新造船“かいこう”を加えた
  船隊整備を進めるなか、6月には洋上風力発電の支援船事業を推進するため、川崎汽船株式会社と合弁でケイラ
  イン・ウインド・サービス株式会社を設立いたしました。
   同部門では、第1四半期の売上高は海洋調査業務が大幅に減少したことなどにより前年同期と比べて42.3%の
  減収の2億23百万円となりました。営業損益は、売上高の大幅な減少により前年同期1億56百万円の損失に対し
  て2億31百万円の損失となりました。




(2)財政状態に関する説明
   当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ75百万円減少し488億60百万円となりまし
  た。流動資産は、海運業未収金を主とする営業未収入金及び契約資産や関係会社への短期貸付金等の増加があっ
  たものの、現金及び預金の減少により、2億72百万円減少し186億75百万円となりました。固定資産は、減価償却
  による減少があったものの、主に船舶の竣工に伴う増加により、1億97百万円増加し301億84百万円となりまし
  た。
   負債は、前連結会計年度末に比べ89百万円増加し215億89百万円となりました。
   流動負債は、主に営業未払金の増加により、8億45百万円増加し99億92百万円となりました。固定負債は、長
  期借入金の返済により、7億56百万円減少し115億96百万円となりました。
   純資産は、配当金の支払いに加え親会社株主に帰属する純損失による利益剰余金の減少により、前連結会計年
  度末に比べ1億64百万円減少し272億71百万円となりました。




                           -3-
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
 最近の業績動向を踏まえ、2021年4月30日に公表いたしました2022年3月期連結業績予想を下記のとおり修正しまし
たのでお知らせいたします。
 なお、第2四半期以降の前提条件は次のとおりです。
 為替レート:1ドル=110円(前回公表時108円)
 燃料油価格:70,200円/KL(前回公表時58,800円/KL)


 2022年3月期第2四半期(累計)連結業績予想の修正(2021年4月1日~2021年9月30日)
                                                            親会社株主に帰属      1株当たり
                     売上高          営業利益         経常利益
                                                            する四半期純利益     四半期純利益
                           百万円         百万円         百万円            百万円        円   銭

前回発表予想(A)               19,000        △300        △320           △170      △57.91
今回発表予想(B)               19,800           150          150          140      47.69
増減額(B)-(A)                  800          450          470          310           ―
増減率(%)                     4.2%           ―            ―            ―            ―
(ご参考)前期第2四半期実績
(2021年3月期第2四半期)         18,154           235          132          462      157.49


 2022年3月期通期連結業績予想の修正(2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                            親会社株主に帰属     1株当たり
                     売上高          営業利益         経常利益
                                                             する当期純利益     当期純利益
                           百万円         百万円         百万円            百万円        円   銭

前回発表予想(A)               38,500           250          200          150      51.10
今回発表予想(B)               40,450           850          850          610      207.80
増減額(B)-(A)               1,950           600          650          460           ―
増減率(%)                     5.1%      240.0%      325.0%         306.7%           ―
(ご参考)前期実績
(2021年3月期通期)            37,059           404          187        △112      △38.47


修正の理由
 当第1四半期連結累計期間の業績を踏まえて、最新の燃料油価格想定や足元の荷動き想定に基づき見直しを行った結
果、第2四半期累計期間の連結業績予想は、内航部門では、荷動きは堅調に推移すると見込まれるものの、燃料油価格
の上昇が予想されることから収支は前回発表予想並みとなる一方で、近海部門では、市況の回復に伴い運賃や貸船料が
増加し、収支は前回発表予想を大きく上回る見通しであることから、売上高、営業利益および経常利益につきましては
前回発表予想を上回るものと予想し、上記のとおり修正いたしました。
 通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は依然として一定程度継続すると想定されるも
のの、第2四半期連結累計期間同様に、内航部門では、収支は前回発表予想並みとなる一方で、近海部門では、足元の
好調な市況が継続することが見込まれることから、上記のとおり修正いたしました。
(注)上記の業績予想は、当社が現時点において合理的と判断するデータに基づいて作成しており、実際の業績は今後の
様々な要因により異なる可能性があります。




                                     -4-
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                     (単位:千円)
                          前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                         (2021年3月31日)           (2021年6月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                        10,611,078            9,708,562
   受取手形及び営業未収入金                   4,632,524                   -
   受取手形、営業未収入金及び契約資産                     -             4,908,717
   原材料及び貯蔵品                         746,679              879,508
   短期貸付金                          1,754,000            1,983,000
   未収還付法人税等                         264,796              175,161
   その他                              946,607            1,035,253
   貸倒引当金                            △7,434              △14,234
   流動資産合計                        18,948,251           18,675,969
 固定資産
   有形固定資産
     船舶(純額)                      24,353,518           25,511,307
     建物及び構築物(純額)                    287,088              280,470
     土地                           1,002,041            1,002,041
     建設仮勘定                        1,091,332               65,861
     その他(純額)                        477,553              466,545
     有形固定資産合計                    27,211,535           27,326,227
   無形固定資産                            98,680              108,914
   投資その他の資産
     投資有価証券                         726,292              781,998
     長期貸付金                           37,178               36,720
     退職給付に係る資産                      369,423              381,263
     繰延税金資産                         684,875              698,386
     敷金及び保証金                        446,403              445,104
     その他                            432,830              418,932
     貸倒引当金                         △19,269              △12,569
     投資その他の資産合計                   2,677,734            2,749,836
   固定資産合計                        29,987,950           30,184,978
 資産合計                            48,936,201           48,860,947




                       -5-
                                                 (単位:千円)
                      前連結会計年度             当第1四半期連結会計期間
                     (2021年3月31日)           (2021年6月30日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び営業未払金                3,451,989            3,991,691
   短期借入金                      3,921,408            3,921,408
   未払法人税等                        60,665               53,563
   賞与引当金                        270,529              120,556
   役員賞与引当金                       16,000                5,000
   その他                        1,426,206            1,900,222
   流動負債合計                     9,146,799            9,992,441
 固定負債
   長期借入金                     10,705,120           10,112,268
   長期未払金                        304,581              442,504
   繰延税金負債                            -                 5,020
   再評価に係る繰延税金負債                  53,569               53,569
   役員退職慰労引当金                    148,225                   -
   特別修繕引当金                      528,914              379,693
   退職給付に係る負債                    330,019              344,960
   その他                          282,490              258,764
   固定負債合計                    12,352,920           11,596,780
 負債合計                        21,499,720           21,589,222
純資産の部
 株主資本
   資本金                        2,368,650            2,368,650
   資本剰余金                      1,252,800            1,252,800
   利益剰余金                     22,284,041           22,249,557
   自己株式                        △28,932              △28,932
   株主資本合計                    25,876,559           25,842,075
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                 214,925              182,421
   土地再評価差額金                     123,543              123,543
   為替換算調整勘定                     114,440              116,497
   退職給付に係る調整累計額                  52,481               50,700
   その他の包括利益累計額合計                505,391              473,163
 非支配株主持分                      1,054,530              956,486
 純資産合計                       27,436,481           27,271,724
負債純資産合計                      48,936,201           48,860,947




                   -6-
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                        (単位:千円)
                      前第1四半期連結累計期間            当第1四半期連結累計期間
                        (自 2020年4月1日            (自 2021年4月1日
                        至 2020年6月30日)           至 2021年6月30日)
売上高                              9,080,463                9,515,836
売上原価                             8,373,529                8,522,494
売上総利益                              706,934                  993,342
販売費及び一般管理費                       1,022,940                1,117,643
営業損失(△)                          △316,006                 △124,301
営業外収益
 受取利息                                 6,075                    4,464
 受取配当金                               10,203                    8,834
 為替差益                                    -                    20,939
 その他                                  1,297                    8,055
 営業外収益合計                             17,576                   42,293
営業外費用
 支払利息                               19,497                    22,013
 持分法による投資損失                             -                      5,825
 為替差損                               13,836                        -
 その他                                   202                       240
 営業外費用合計                            33,536                    28,078
経常損失(△)                           △331,966                 △110,086
税金等調整前四半期純損失(△)                   △331,966                 △110,086
法人税、住民税及び事業税                        10,988                   112,916
法人税等調整額                           △177,331                  △72,650
法人税等合計                            △166,343                    40,266
四半期純損失(△)                         △165,623                 △150,353
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                △38,561                  △98,044
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)               △127,061                  △52,308




                      -7-
  四半期連結包括利益計算書
   第1四半期連結累計期間
                                                    (単位:千円)
                   前第1四半期連結累計期間           当第1四半期連結累計期間
                     (自 2020年4月1日           (自 2021年4月1日
                     至 2020年6月30日)          至 2021年6月30日)
四半期純損失(△)                     △165,623                △150,353
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                     4,119                △32,503
 為替換算調整勘定                       △18,071                  2,057
 退職給付に係る調整額                       5,766                 △1,781
 その他の包括利益合計                      △8,185                △32,227
四半期包括利益                        △173,808               △182,581
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益               △135,246                △84,536
 非支配株主に係る四半期包括利益                △38,561                △98,044




                   -8-
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。




  (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。




  (会計方針の変更)

  (収益認識に関する会計基準等の適用)

   「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)
  等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当
  該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。これにより、従来
  は、主として航海の完了時に海運業収益及び対応する海運業費用を計上する航海完了基準を採用してきましたが、
  当第1四半期連結会計期間の期首より、航海の経過日数に基づいて海運業収益及び対応する海運業費用を計上す
  る方法に変更しています。
   収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って
  おり、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1
  四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。ただ
  し、収益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、当第1四半期連結会計期間の期首より前までに従前の取扱
  いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用しておりません。また、収
  益認識会計基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、当第1四半期連結会計期間の期首より前までに行われ
  た契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行い、その累積的影響額
  を当第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減しております。
   この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は211,418千円減少し、売上原価は108,722千円減少し、営業利
  益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益はそれぞれ102,696千円減少しております。また、利益剰余金の当期
  首残高は164,598千円増加しております。
   収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示してい
  た「受取手形及び営業未収入金」は、当第1四半期連結会計期間より「受取手形、営業未収入金及び契約資産」
  に含めて表示することとしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結
  会計年度について新たな表示方法により組替えを行っておりません。さらに、「四半期財務諸表に関する会計基
  準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期連結累
  計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。


  (時価の算定に関する会計基準等の適用)

   「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
  う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計
  基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等
  が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。これにより、その他有価証券のうち
  時価のあるものについて、従来は、四半期決算日前1ヶ月の市場価格等の平均に基づいて算定された価額をもっ
  て四半期連結貸借対照表価額としておりましたが、四半期決算期末日の市場価格等をもって四半期連結貸借対照
  表価額とする方法に変更しております。なお、当該会計基準等の適用が四半期連結財務諸表に与える影響は軽微
  であります。




                           -9-
     (セグメント情報)
 Ⅰ   前第1四半期連結累計期間(自    2020年4月1日       至      2020年6月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                              (単位:千円)
                                    報告セグメント                           その他
                                                                                合計
                      近海部門        内航部門         OSV部門        計         (注)

売上高

 外部顧客への売上高            2,177,181   6,514,609     387,804   9,079,595     867     9,080,463
 セグメント間の内部売上高
                             ―           ―           ―           ―       ―             ―
 又は振替高
          計           2,177,181   6,514,609     387,804   9,079,595     867     9,080,463

セグメント利益又は損失(△)        △185,293       25,748   △156,785    △316,330      324     △316,006

 (注)   「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産賃貸業を含んでおります。


  2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内
      容(差異調整に関する事項)
                                                                              (単位:千円)
                 利益                                              金額

報告セグメント計                                                                        △316,330

「その他」の区分の利益                                                                          324

四半期連結損益計算書の営業損失(△)                                                              △316,006




                                       -10-
 Ⅱ   当第1四半期連結累計期間(自    2021年4月1日       至      2021年6月30日)
    1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
                                                                              (単位:千円)
                                    報告セグメント                           その他
                                                                                合計
                      近海部門        内航部門         OSV部門        計         (注)

売上高

 顧客との契約から生じる収益        2,736,339   6,527,283     223,598   9,487,221      ―      9,487,221

 その他の収益                      ―       27,791          ―       27,791     822        28,614

外部顧客への売上高             2,736,339   6,555,074     223,598   9,515,013     822     9,515,836
 セグメント間の内部売上高
                             ―           ―           ―           ―       ―             ―
 又は振替高
          計           2,736,339   6,555,074     223,598   9,515,013     822     9,515,836

セグメント利益又は損失(△)          221,535   △114,139    △231,964    △124,568      267     △124,301

(注)   「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に不動産賃貸業であります。


    2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内
      容(差異調整に関する事項)
                                                                              (単位:千円)
               利益                                                金額

報告セグメント計                                                                        △124,568

「その他」の区分の利益                                                                          267

四半期連結損益計算書の営業損失(△)                                                              △124,301


    3.報告セグメントの変更等に関する事項
      会計方針の変更に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認
     識に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の算定方法を同様に変更しておりま
     す。
      当該変更により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の「近海部門」の売上高は211,418千円減
     少、セグメント利益は102,696千円減少しております。




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