9176 J-佐渡汽船 2021-11-12 13:30:00
2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月12日
上場会社名 佐渡汽船株式会社 上場取引所 東
コード番号 9176 URL https://www.sadokisen.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)尾崎 弘明
問合せ先責任者 (役職名) 取締役総務部長 (氏名)三富 丈堂 TEL 025-245-2311
四半期報告書提出予定日 2021年11月15日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年12月期第3四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第3四半期 5,762 8.6 △1,642 - △1,766 - △1,776 -
2020年12月期第3四半期 5,304 △40.1 △1,920 - △1,973 - △2,735 -
(注)包括利益 2021年12月期第3四半期 △1,780百万円 (-%) 2020年12月期第3四半期 △2,771百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年12月期第3四半期 △107.19 -
2020年12月期第3四半期 △192.07 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第3四半期 10,033 △2,299 △23.6
2020年12月期 15,041 △876 △6.4
(参考)自己資本 2021年12月期第3四半期 △2,372百万円 2020年12月期 △963百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年12月期 - - - 0.00 0.00
2021年12月期 - - -
2021年12月期
- -
(予想)
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
(注)2021年12月期の配当につきましては、現段階では未定とさせていただいております。
3.2021年12月期の連結業績予想(2021年1月1日~2021年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 7,879 2.5 △1,976 - △2,234 - △2,168 - △130.82
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期3Q 17,006,947株 2020年12月期 15,370,647株
② 期末自己株式数 2021年12月期3Q 103,398株 2020年12月期 103,361株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期3Q 16,573,192株 2020年12月期3Q 14,244,051株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想に関
する事項については、添付資料3ページをご参照ください。
佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
(第3四半期連結累計期間) ………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
(第3四半期連結累計期間) ………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 9
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 10
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 12
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佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、東京オリンピック・パラリンピックの開催による高揚ムードはあっ
たものの、新型コロナウイルス感染症拡大とそれに伴う緊急事態宣言の発出及び対象地域の拡大や長期化により、
国内外の経済活動や社会活動は縮小し、企業収益の悪化や個人消費の落ち込みなど、極めて厳しい状況が続いてお
ります。
当社グループにおいても、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により年初から断続的に緊急事態宣言が発出さ
れていることから、感染症拡大地域との往来や旅行・帰省の自粛等により、旅客、航送、貨物の主要三部門の輸送
量はコロナ前の水準と比較すると大幅に減少し非常に厳しい状況が続いております。このような状況を踏まえ、当
社では輸送量に見合ったダイヤ編成にて運航を行い、観光産業に付帯するサービスを行っている連結子会社では閑
散期において施設の臨時休業を行いました。
売上高については、例年5月~7月の間に実施される新潟県内の小学校の修学旅行が予定通り実施(前年は新型
コロナウイルス感染症拡大の影響を受け8月以降に延期され実施)されたこと等に伴い、旅客、航送の輸送量が前
年同期を若干上回ったこと、国による地域公共交通確保維持改善事業費補助金の金額が前年同期に計上した金額よ
り増加したことにより、前年同期を上回りました。しかしながら、当社グループにとって最盛期である8月は、新
型コロナウイルス感染症拡大の第5波と重なり、売上高はコロナ前の水準と比較すると大幅に減少しております。
費用については、新型コロナウイルス感染症拡大による売上高の減少に対処するため人件費やその他費用の圧縮
に努めたものの、前連結会計年度において、固定資産(船舶)の譲渡方針決定に伴い当該固定資産の耐用年数の変
更を行ったことから減価償却費が増加したこと、原油価格の上昇及び円安の進行に伴い燃料費が増加したこと等か
ら、前年同期を上回りました。
また、当社では2021年6月25日開催の取締役会において、固定資産(船舶)を譲渡することを決議し、同日付で
譲渡契約を締結、2021年7月14日に当該資産の引渡しを行っております。これに伴い、特別利益及び特別損失が発
生しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は5,762,044千円(前年同期比8.6%増)、営業損失は
1,642,067千円(前年同期は1,920,882千円の営業損失)、経常損失は1,766,352千円(前年同期は1,973,569千円の
経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,776,445千円(前年同期は2,735,862千円の親会社株主に帰属
する四半期純損失)となりました。
なお、当社ではお客様及び従業員の健康と安全のため、新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、①カーフ
ェリー及びジェットフォイル船内に「抗ウイルス」「抗菌」「消臭」効果のある光触媒コーティングの実施、②ジ
ェットフォイル船内に「抗ウイルス」「抗菌」「臭いの元」を分解して空気を浄化する低濃度オゾン発生装置の設
置、③船内でのソーシャルディスタンス確保のため、ジェットフォイル及びカーフェリーの指定席の発売数を通常
の8割程度を上限として制限、④飛沫感染を防止するため各港のカウンターにビニールシートを設置、⑤乗船名簿
記入のお願い(任意)、⑥乗船前のサーモグラフィによる検温及び健康チェック、⑦船内及び各港ターミナルの換
気の強化、⑧船内及び各港ターミナル内のアルコール消毒、⑨船員及び各港ターミナルスタッフのマスク着用や始
業前の検温等による健康管理の強化、⑩船内及び各港ターミナルにおける感染症予防アナウンスの実施、⑪カーフ
ェリー船内及び各港ターミナル内にアルコール液の設置、⑫船内の貸出用毛布に抗ウイルス加工を実施等の対策を
行い、お客様に安心してご利用いただけるよう努めております。
セグメントごとの経営成績は、以下の通りであります。なお、当社グループの売上高は事業の性質上、第3四半
期に著しく増加する傾向にあり季節的変動が顕著であります。
①海運
当第3四半期連結累計期間の旅客輸送人員は547,260人(前年同期比4.3%増)、自動車航送台数は乗用車換算
で128,205台(前年同期比4.0%増)、貨物輸送トン数は90,515トン(前年同期比7.1%減)となりました。
売上高は、新潟県内の小学校の修学旅行が例年通り5月~7月に実施(前年は新型コロナウイルス感染症拡大
の影響により秋に実施)されたこと、国による地域公共交通確保維持改善事業費補助金の金額が前年同期に計上
した金額より増加したことにより、前年同期を上回りました。費用においては、人件費や委託料等の削減に努め
たものの、前連結会計年度において、固定資産(船舶)の譲渡方針決定に伴い当該固定資産の耐用年数の変更を
行ったことから減価償却費が増加したこと、原油価格の上昇及び円安の進行に伴い燃料費が増加したことなどか
ら前年同期を上回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,980,441千円(前年同期比12.1%増)、セグメント損失
(営業損失)は1,472,732千円(前年同期は1,659,113千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
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佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
②一般貨物自動車運送
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により輸送が鈍っていること、企業等で転勤が控えられたため引越しの
取扱いが減少していることの他、当連結会計年度は期首より新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている
ため(前連結会計年度は3月半ば頃からの影響)、売上高は前年同期を下回りました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は994,703千円(前年同期比2.2%減)、セグメント損失(営業損失)は
17,950千円(前年同期は34,911千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
③売店・飲食
売上高は、前年と同様に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けており、前年並みに推移しました。セグ
メント損失は人件費等の費用削減に努めた結果、前年同期と比較して若干改善しました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は381,987千円(前年同期比0.5%増)、セグメント損失(営業損失)は
101,542千円(前年同期は120,016千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
④観光
新潟県内の小学校の修学旅行が例年通り5月~7月に実施(前年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響によ
り秋に実施)されたことにより、旅行業部門、観光施設部門ともに売上高は増加しました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は280,875千円(前年同期比27.0%増)、セグメント損失(営業損失)は
53,791千円(前年同期は111,324千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
⑤不動産賃貸
テナントの解約や新型コロナウイルス感染症拡大の影響により佐渡市民が移動を自粛しているため、両津港タ
ーミナル周辺の航路利用者用の駐車場収入が減少したことから、売上高は前年同期を下回りました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は56,260千円(前年同期比14.1%減)、セグメント損失(営業損失)は
15,708千円(前年同期は13,440千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
⑥その他
売上高は、前年と同様に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けており、前年並みに推移しました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は67,778千円(前年同期比0.8%減)、セグメント損失(営業損失)は
3,666千円(前年同期は741千円のセグメント損失(営業損失))となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,007,206千円減少し10,033,965千円とな
りました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,887,432千円減少し3,594,518千円となりました。これは、現金及び預金
が969,190千円、受取手形及び売掛金が40,651千円、たな卸資産が14,976千円、その他が未収計上していた国や自
治体からの補助金等の入金により863,281千円それぞれ減少したことが主な要因であります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ3,115,461千円減少し6,432,127千円となりました。これは、有形固定資産
が船舶の売却により減少したこと、有形固定資産及び無形固定資産が償却の進行により減少したこと、減損損失を
計上したことが主な要因であります。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,584,557千円減少し12,333,536千円とな
りました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,615,295千円減少し2,256,667千円となりました。これは、賞与
引当金が48,473千円増加したものの、支払手形及び買掛金が116,696千円、短期借入金が402,400千円、1年内返済
予定の長期借入金が1,001,134千円、1年内償還予定の社債が137,460千円それぞれ減少したことが主な要因であり
ます。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ1,969,262千円減少し10,076,869千円となりました。これは、退職給付に
係る負債が5,013千円増加したものの、社債が117,280千円、長期借入金が1,563,374千円、特別修繕引当金が船舶
の定期検査の実施及び売却に伴う取崩しにより293,414千円それぞれ減少したことが主な要因であります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,422,649千円減少し△2,299,571千円と
なりました。これは、1,776,445千円の親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したことが主な要因でありま
す。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年2月19日に公表いたしました「2020年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」において未定としており
ました「2021年12月期の業績予想」につきましては、本日付「2021年12月期通期(連結・個別)の業績予想の修正
に関するお知らせ」にて修正しておりますので、ご参照ください。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,910,454 1,941,264
受取手形及び売掛金 641,276 600,625
たな卸資産 836,673 821,697
その他 1,097,748 234,467
貸倒引当金 △4,201 △3,535
流動資産合計 5,481,950 3,594,518
固定資産
有形固定資産
船舶(純額) 3,432,806 584,347
建物(純額) 2,814,407 2,715,751
土地 1,718,126 1,683,790
その他(純額) 775,953 645,842
有形固定資産合計 8,741,292 5,629,730
無形固定資産
その他 197,999 159,673
無形固定資産合計 197,999 159,673
投資その他の資産
投資有価証券 124,795 127,074
長期前払費用 357,817 373,986
その他 127,827 143,811
貸倒引当金 △2,142 △2,147
投資その他の資産合計 608,297 642,724
固定資産合計 9,547,588 6,432,127
繰延資産
社債発行費 11,633 7,320
繰延資産合計 11,633 7,320
資産合計 15,041,171 10,033,965
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 405,952 289,256
短期借入金 454,000 51,600
1年内償還予定の社債 254,740 117,280
1年内返済予定の長期借入金 2,074,160 1,073,026
未払法人税等 16,212 90,768
賞与引当金 35,396 83,869
その他 631,502 550,868
流動負債合計 3,871,962 2,256,667
固定負債
社債 482,080 364,800
長期借入金 9,988,878 8,425,504
役員退職慰労引当金 55,743 60,007
退職給付に係る負債 1,003,926 1,008,939
特別修繕引当金 395,009 101,595
資産除去債務 28,497 28,427
その他 91,998 87,597
固定負債合計 12,046,131 10,076,869
負債合計 15,918,093 12,333,536
純資産の部
株主資本
資本金 845,265 1,028,184
資本剰余金 984,041 1,166,959
利益剰余金 △2,769,147 △4,545,592
自己株式 △37,406 △37,414
株主資本合計 △977,247 △2,387,863
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 13,761 15,318
その他の包括利益累計額合計 13,761 15,318
新株予約権 25,581 17,757
非支配株主持分 60,983 55,217
純資産合計 △876,922 △2,299,571
負債純資産合計 15,041,171 10,033,965
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 5,304,248 5,762,044
売上原価 6,538,509 6,640,630
売上総損失(△) △1,234,261 △878,586
販売費及び一般管理費 686,621 763,481
営業損失(△) △1,920,882 △1,642,067
営業外収益
固定資産賃貸料 56,369 54,906
受取利息 86 367
受取配当金 4,575 1,743
助成金収入 44,787 34,237
その他 31,890 42,185
営業外収益合計 137,707 133,438
営業外費用
支払利息 140,577 145,946
固定資産賃貸費用 28,509 26,657
その他 21,308 85,120
営業外費用合計 190,394 257,723
経常損失(△) △1,973,569 △1,766,352
特別利益
固定資産売却益 5,952 16,878
固定資産受贈益 40,000 -
受取保険金 86,010 12,000
役員退職慰労引当金戻入額 4,264 314
補助金収入 - 190,556
固定資産圧縮額戻入益 - 759,248
特別修繕引当金戻入額 - 125,791
特別利益合計 136,226 1,104,787
特別損失
固定資産売却損 316 246,218
固定資産除却損 4,897 3,197
事故関連損失 91,910 8,460
投資有価証券評価損 11,438 -
補助金返還損失 - 676,704
解約手数料 - 61,212
減損損失 742,943 37,045
特別損失合計 851,504 1,032,836
税金等調整前四半期純損失(△) △2,688,847 △1,694,400
法人税、住民税及び事業税 75,624 90,030
法人税等調整額 3,511 △2,219
法人税等合計 79,135 87,811
四半期純損失(△) △2,767,982 △1,782,211
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △32,120 △5,766
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △2,735,862 △1,776,445
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期純損失(△) △2,767,982 △1,782,211
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △3,831 1,557
その他の包括利益合計 △3,831 1,557
四半期包括利益 △2,771,813 △1,780,654
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △2,739,626 △1,774,888
非支配株主に係る四半期包括利益 △32,187 △5,766
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佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により売上高が著しく減少し、前連結会計年度において
重要な営業損失2,676,543千円、経常損失2,755,220千円、親会社株主に帰属する当期純損失2,547,349千円を計上
し、876,922千円の債務超過となっております。当第3四半期連結累計期間においても、当該感染症の影響によ
り、営業損失1,642,067千円、経常損失1,766,352千円、親会社株主に帰属する四半期純損失1,776,445千円を計上
していることから債務超過の解消には至らず、当第3四半期連結会計期間以降の財政状態、経営成績及びキャッシ
ュ・フローの状況に重要な影響を及ぼしております。
今後、新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗等により、新型コロナウイルス感染症は徐々に収束に向かって
いくものと思われますが、需要の回復には一定期間を要すると見込まれることから、営業債務の支払及び借入金の
返済等の資金繰りに懸念が生じております。また、当第3四半期連結累計期間における重要な営業損失、経常損失
及び親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により、当第3四半期連結会計期間末において2,299,571千円の債
務超過となっていることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
このような状況を解消するため、当社グループでは経営改善計画を策定し、収支の改善と債務超過を解消すべく
以下のとおり対応を行っております。
(1) 収益基盤の改善
① 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により輸送量が大幅に減少していることから、輸送量に見合ったダ
イヤ編成による運航コストの削減、役員報酬の減額及び管理職の給与・賞与の減額や新卒採用抑制による人
件費の削減、子会社等への業務委託費の削減、県外営業所の一部閉鎖等により費用の圧縮を図っておりま
す。
② 慢性的な赤字を計上している小木・直江津航路の収支改善のため、関係機関との協議を経て、2021年4月
よりこれまで就航していた高速カーフェリーに替えて、ジェットフォイルを同航路に就航させております。
また、高速カーフェリーについては、2021年6月25日開催の当社取締役会において譲渡の決議を行い、同日
付で売買契約を締結、2021年7月14日に引渡しを行っております。
③ 当社が行っている燃料油価格変動調整金制度は導入から14年以上経過し、経済環境の変化等により燃料油
上昇コストを十分に回収できていないことから、関係機関と協議を経て2021年1月より燃料油価格変動調整
金の改定を行っております。
④ 佐渡島の人口減少、産業構造の変化に伴う貨物輸送量の減少、輸送コストの増大などにより、現行の輸送
体制を維持することが難しくなったため、2021年4月より10%の貨物運賃改定を行っております。
⑤ 慢性的な赤字を計上している貨物部門の収支改善のため、貨物船「日海丸」の運航体制や貨物部門の人員
配置、運搬用具の運用について見直しを行い、効率化を進めてまいります。
⑥ 現在、当社が行っている、ジェットフォイルを中心とした旅客運賃割引及び航送運賃割引など各種割引施
策の廃止や見直しを行うことにより、売上単価のアップを図り、収益基盤の改善を進めてまいります。
(2) 債務超過解消のための対応策
① 国や自治体が行う新型コロナウイルス感染症対策を活用するとともに、感染症対策及び佐渡航路事業継続
のため国や地元自治体に支援を要請し、補助金の交付又は交付決定を受けております。また、佐渡市を割当
先とする第三者割当増資を行っております(2021年2月、払込み完了)。
② 監督官庁や関係自治体、関係機関、メインバンクを中心とした金融機関等との情報の交換・共有、当社事
業継続のための協議を適宜行うとともに、第三者出資等の実現に向けて関係者との協議・検討を進めてまい
ります。
当社グループでは、当連結会計年度において前述の国や地元自治体からの支援に加え、新型コロナウイルス感染
症対応資金として、取引金融機関から資本性劣後ローンを総額で1,140,000千円調達しております。また、資金繰
り安定化のため、取引金融機関からは借入金元本の一定期間の返済猶予の支援を受けております。
今後、新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗等により、新型コロナウイルス感染症は徐々に収束に向かって
いくと思われるものの、需要の回復には一定期間を要すると見込まれることから、当社グループの資金繰りに重要
な影響を及ぼす可能性があります。また、収支の改善と債務超過解消のための対応策は実施途上であることから、
現時点においては、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しております。
なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の
影響を四半期連結財務諸表には反映しておりません。
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佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する会計上の見積り)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、当第3四半期連結累計期間の旅客輸送実績は、新型コロナ
ウイルス感染症拡大の影響が無かった2019年の同時期と比較して47%となっており、当社グループの事業に大きな
影響を及ぼしております。
当社グループでは、当該感染症の今後の収束時期については統一的な見解がないものの、当第3四半期連結累計
期間末において、当該感染症の影響はワクチン接種の進捗等により、第4四半期連結会計期間から2022年の春頃に
向けて徐々に収束していくものと仮定して、継続企業の前提に係る事項の検討を行っております。
なお、当社グループでは当該感染症拡大の状況や緊急事態宣言の発出、ワクチン接種の動向等について注視して
おりますが、今後、当該感染症拡大の影響が更に長期化した場合、第4四半期連結会計期間以降の当社グループの
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす恐れがあります。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2021年2月10日付で、佐渡市から第三者割当増資の払込みを受けました。また、2021年3月26日付で、
新株予約権の権利行使がありました。この結果、当第3四半期連結累計期間において資本金が182,918千円(第三
者割当増資による増加178,990千円、新株予約権の権利行使による増加3,927千円)、資本準備金が182,918千円
(第三者割当増資による増加178,990千円、新株予約権の権利行使による増加3,927千円)増加し、当第3四半期連
結会計期間末において資本金が1,028,184千円、資本準備金が1,097,896千円となっております。
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佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
一般貨物 合計
海運 売店・飲食 観光 不動産賃貸 計 (注)
自動車運送
売上高
外部顧客への売上高 3,551,946 1,017,269 380,050 221,179 65,505 5,235,949 68,299 5,304,248
セグメント間の内部売上高又
1,640 245,004 24,450 280,872 11,279 563,245 121,585 684,830
は振替高
計 3,553,586 1,262,273 404,500 502,051 76,784 5,799,194 189,884 5,989,078
セグメント損失(△) △1,659,113 △34,911 △120,016 △111,324 △13,440 △1,938,804 △741 △1,939,545
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、建物サービス事業であり
ます。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の
主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 △1,938,804
「その他」の区分の損失 △741
セグメント間取引消去 18,663
四半期連結損益計算書の営業損失 △1,920,882
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
(単位:千円)
一般貨物
海運 観光 不動産賃貸 合計
自動車運送
減損損失 699,564 14,500 18,113 10,765 742,943
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佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
一般貨物 合計
海運 売店・飲食 観光 不動産賃貸 計 (注)
自動車運送
売上高
外部顧客への売上高 3,980,441 994,703 381,987 280,875 56,260 5,694,266 67,778 5,762,044
セグメント間の内部売上高又
1,170 242,421 18,354 265,307 11,280 538,532 117,913 656,445
は振替高
計 3,981,611 1,237,124 400,341 546,182 67,540 6,232,798 185,691 6,418,489
セグメント損失(△) △1,472,732 △17,950 △101,542 △53,791 △15,708 △1,661,723 △3,666 △1,665,389
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、建物サービス事業であり
ます。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の
主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 △1,661,723
「その他」の区分の損失 △3,666
セグメント間取引消去 23,322
四半期連結損益計算書の営業損失 △1,642,067
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
(単位:千円)
一般貨物
海運 観光 不動産賃貸 合計
自動車運送
減損損失 37,045 - - - 37,045
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佐渡汽船㈱(9176)2021年12月期第3四半期決算短信
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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