9176 J-佐渡汽船 2021-02-19 15:00:00
2020年12月期通期の業績予想値と実績値との差異及び営業外費用、特別利益、特別損失の計上並びに剰余金の配当に関するお知らせ [pdf]
2021 年2月 19 日
各 位
会 社 名 佐 渡 汽 船 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 尾 﨑 弘 明
(JASDAQ・コード 9176)
問合せ先
役職・氏名 総 務 部 長 土 屋 亨
電 話 025-245-2311
2020 年 12 月期通期の業績予想値と実績値との差異
及び営業外費用、特別利益、特別損失の計上
並びに剰余金の配当に関するお知らせ
2020 年 11 月 16 日の「業績予想の修正に関するお知らせ」で公表した業績予想値と本日公表の実績
値との差異及び営業外費用、特別利益、特別損失の計上並びに剰余金の配当について、下記の通りお
知らせいたします。
記
1.2020 年 12 月期通期連結業績予想値と実績値との差異(2020 年1月1日~2020 年 12 月 31 日)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属 1株当たり
する当期純利益 当期純利益
前回発表予想(A) 百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
7,254 △3,239 △3,352 △3,878 △272.29
当期実績 (B) 7,690 △2,676 △2,755 △2,547 △177.85
増減額(B-A) 436 563 597 1,331
増減率(%) 6.0 - - -
(ご参考)前期実績 11,477 △308 △418 △769 △54.06
(2019 年 12 月期)
2.2020 年 12 月期通期個別業績予想値と実績値との差異(2020 年1月1日~2020 年 12 月 31 日)
売上高 経常利益 当期純利益 1株当たり当期純利益
前回発表予想(A) 百万円 百万円 百万円 円 銭
4,915 △3,058 △3,593 △251.64
当期実績 (B) 5,266 △2,678 △2,417 △168.27
増減額(B-A) 351 524 1,320
増減率(%) 7.1 - -
(ご参考)前期実績 8,112 △477 △809 △56.66
(2019 年 12 月期)
3.差異の理由
(1) 連結業績
売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による需要の動向を厳しく見積もって
おりましたが、
「Go To トラベルキャンペーン」の効果により個人客及び団体客が想定以上に回復したこ
とから、前回予想を上回りました。
営業利益につきましては、売上高が前回予想を上回ったことに加え、船舶燃料費が想定を下回ったこ
とや、連結各社において費用の圧縮に努めたことにより営業費用が減少したことから、前回予想を上回
りました。
経常利益につきましては、営業利益が前回予想を上回ったことに加え、新型コロナウイルス感染症に
関する助成金等を助成金収入に計上したことにより、前回予想を上回りました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記の理由に加え、前回予想で想定していた固定
資産(船舶)の譲渡方針決定に伴う特別修繕引当金戻入額の特別利益計上を見送ったものの、
「4.特別
利益、特別損失の計上について」にて後述の通り、特別利益を計上したことにより、前回予想を上回り
ました。
以上の理由により、売上高 7,690 百万円、営業利益△2,676 百万円、経常利益△2,755 百万円、親会社
株主に帰属する当期純利益△2,547 百万円となりました。
(2) 個別業績
売上高、経常利益につきましては、(1)連結業績に記載の通り売上高が前回予想を上回ったこと、費用
においても同様の理由により減少したことに加え、
「Go To トラベルキャンペーン」の効果により関係会
社の業績が想定よりも上回ったため、関係会社の財政状態を勘案して引当てを行う関係会社事業損失引
当金繰入額が、想定より減少したことにより前回予想を上回りました。
当期純利益につきましては、売上高、経常利益が増加したことに加え、前回予想で想定していた固定
資産(船舶)の譲渡方針決定に伴う特別修繕引当金戻入額の特別利益計上を見送ったこと、
「Go To トラ
ベルキャンペーン」の効果により関係会社の業績が想定よりも上回ったため、想定していた関係会社株
式評価損が発生しなかったこと、
「5.特別利益の計上について」にて後述の通り、特別利益を計上した
ことにより、前回予想を上回りました。
以上の理由により、売上高 5,266 百万円、経常利益△2,678 百万円、当期純利益△2,417 百万円となり
ました。
4.営業外費用の計上について
当社は関係会社の支援に伴う損失に備えるため、当該会社の財政状態を勘案して必要額の引当てを行っ
ておりますが、2020 年 12 月期決算において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、一部の連結子
会社の業績が著しく悪化したため、関係会社事業損失引当金繰入額 107 百万円を営業外費用として計上し
ております。なお、連結決算においては消去されるため、連結決算の損益に与える影響はありません。
5.特別利益、特別損失の計上について
(1) 連結決算及び個別決算
当社は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け業績が著しく悪化し、2020 年 12 月期において多額
の当期純損失を計上し債務超過となることが見込まれていたことから、関係機関及び地元自治体に対して
事業継続のための支援を要請しておりましたが、国土交通省の「令和2年度 地域公共交通確保維持改善
事業補助金(地域公共交通感染症拡大防止対策事業)
」として 90 百万円、新潟県の「佐渡航路事業継続支
援事業」として 715 百万円、
「地域公共交通感染症拡大防止対策事業」として 88 百万円の補助金が確定し
たことから、個別決算及び連結決算において 895 百万円の特別利益を計上しております。
(2) 連結決算
2019 年3月9日、当社のジェットフォイル「ぎんが」が両津港に向け航行中、浮流障害物(海洋生物と
思われる)と接触し、乗客 80 名超の方が負傷される事故が発生しました。この事故に関し、ジェットフォ
イル「ぎんが」の復旧に係る費用の一部が確定したことから、事故関連損失 187 百万円を特別損失として
計上(うち、91 百万円は 2020 年 12 月期第 1 四半期決算において計上)するとともに、この復旧に係る費
用に対して受け取った受取保険金 170 百万円を特別利益として計上(うち、86 百万円は 2020 年 12 月期第
1四半期決算において計上)しております。
6.剰余金の配当について
直近の配当予想 前期実績
決定額
(2020 年 2 月 19 日公表) (2019 年 12 月期)
基準日 2020 年 12 月 31 日 2020 年 12 月 31 日 2019 年 12 月 31 日
1 株当たり配当金 0円 未定 0円
配当金総額 - - -
効力発生日 - - -
配当原資 - - -
理由
利益の配分にあたりましては、今後の経営環境の変化と計画的な設備投資に備えて一部を内部留保し
財務体質の強化に努め、収益の向上を通して株主には安定した配当を維持することを基本方針としてお
りますが、2020 年 12 月期の期末配当につきましては、個別の通期業績が赤字であることから、誠に遺憾
ながら前回予想(2020 年 11 月 16 日発表)の未定から無配とさせていただきます。
以 上