9104 商船三井 2021-04-30 12:00:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年4月30日
上場会社名 株式会社 商船三井 上場取引所 東
コード番号 9104 URL https://www.mol.co.jp/ir/index.html
代表者 (役職名) 代表取締役社長執行役員 (氏名)橋本 剛
問合せ先責任者 (役職名) コーポレートコミュニケーション部長 (氏名)中西 慶一郎 TEL 03-3587-6224
定時株主総会開催予定日 2021年6月22日 配当支払開始予定日 2021年6月23日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月22日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 991,426 △14.2 △5,303 - 133,604 142.5 90,052 176.0
2020年3月期 1,155,404 △6.4 23,779 △37.0 55,090 42.8 32,623 21.4
(注)包括利益 2021年3月期 75,332百万円 (-%) 2020年3月期 2,612百万円 (△89.6%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 752.98 750.66 16.5 6.4 △0.5
2020年3月期 272.79 263.55 6.3 2.6 2.1
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 132,912百万円 2020年3月期 15,949百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 2,095,559 699,150 27.6 4,830.12
2020年3月期 2,098,717 641,235 24.5 4,292.31
(参考)自己資本 2021年3月期 577,782百万円 2020年3月期 513,335百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 98,898 △54,660 △61,705 83,436
2020年3月期 100,723 △107,250 △728 102,283
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 30.00 - 35.00 65.00 7,773 23.8 1.5
2021年3月期 - 15.00 - 135.00 150.00 17,943 19.9 3.3
2022年3月期(予想) - 70.00 - 80.00 150.00 19.9
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 540,000 11.4 15,000 - 65,000 98.6 50,000 65.3 418.08
通期 1,060,000 6.9 28,000 - 100,000 △25.1 90,000 △0.1 752.52
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、 除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 120,628,611株 2020年3月期 120,628,611株
② 期末自己株式数 2021年3月期 1,008,005株 2020年3月期 1,034,427株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 119,594,990株 2020年3月期 119,592,239株
(参考)個別業績の概要
2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 585,630 △16.4 △13,267 - 23,457 △27.7 △9,169 -
2020年3月期 700,120 △7.9 12,689 5.3 32,443 △10.5 15,793 △57.3
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 △76.67 -
2020年3月期 132.05 127.58
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 1,009,922 194,574 19.1 1,615.29
2020年3月期 1,008,170 198,234 19.5 1,643.76
(参考)自己資本 2021年3月期 193,226百万円 2020年3月期 196,588百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
※ 業績見通しの適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績見通しの前提となる条件及び業績見通しのご利用にあたって
の注意事項等については、添付資料P.2~4「1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況」をご覧くださ
い。
(決算補足説明資料の入手方法)
決算短信補足資料は当社ホームページ上に掲載する予定です。
(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 15
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 19
4.参考資料 ………………………………………………………………………………………………………………… 20
(1)四半期毎の業績推移 ……………………………………………………………………………………………… 20
(2)減価償却の状況 …………………………………………………………………………………………………… 21
(3)有利子負債残高 …………………………………………………………………………………………………… 21
(4)海運業船腹量 ……………………………………………………………………………………………………… 21
(5)為替情報 …………………………………………………………………………………………………………… 21
(6)船舶燃料油価格情報 ……………………………………………………………………………………………… 21
(7)海運市況 …………………………………………………………………………………………………………… 22
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
①当期の経営成績
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日 増減額/増減率
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 (億円) 11,554 9,914 △1,639 / △14.2%
営業損益 (億円) 237 △53 △290 / -%
経常損益 (億円) 550 1,336 785 / 142.5%
親会社株主に帰属する
326 900 574 / 176.0%
当期純損益 (億円)
為替レート \109.28/US$ \105.95/US$ △\3.33/US$
船舶燃料油価格 ※ US$467/MT US$355/MT △US$112/MT
※平均補油価格(全油種)
当期の対ドル平均為替レートは、前期比\3.33/US$円高の\105.95/US$となりました。また、当期の船舶燃料油価格
平均は、前期比US$112/MT下落しUS$355/MTとなりました。
当期の業績につきましては、売上高9,914億円、営業損益△53億円、経常損益1,336億円、親会社株主に帰属する当
期純損益は900億円となりました。なお、当社持分法適用会社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.(以下「ONE社」)
の損益改善などにより、営業外収益で持分法による投資利益として1,329億円を計上いたしました。うち、同社から
の持分法による投資利益計上額は1,195億円(第4四半期計上額:674億円)となります。
セグメント毎の売上高及びセグメント損益(経常損益)、それらの対前期比較及び概況は以下の通りです。
上段が売上高(億円)、下段がセグメント損益(経常損益)(億円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメントの名称 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日 増減額/増減率
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
2,771 2,221 △549 / △19.8%
ドライバルク船事業
120 △42 △163 / -%
2,982 2,875 △106 / △3.6%
エネルギー輸送事業
254 297 43 / 17.1%
4,768 3,964 △804 / △16.9%
製品輸送事業
67 1,026 959 / 1,423.8%
2,276 2,205 △70 / △3.1%
うち、コンテナ船事業
41 1,171 1,129 / 2,746.2%
1,220 981 △239 / △19.6%
関連事業
123 94 △28 / △23.5%
227 225 △2 / △0.9%
その他
34 26 △7 / △23.0%
(注)売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(A) ドライバルク船事業
ケープサイズの上半期の市況は、中国の需要回復及び運賃先物上昇による相乗効果で改善し、全般的に底堅く推移
しました。下半期は、旺盛な中国の原料需要に加え日韓欧等の需要も回復したことで、秋口に再度上昇したものの、
以後は下落基調で推移しました。12月半ばには中国揚地での滞船増加を背景に堅調となる場面があり、また3月上旬
からは好調なパナマックス市況が波及し上昇基調の時期もありました。パナマックスの上半期の市況は、旺盛な南米
出しの穀物の輸送需要に支えられ、夏場にかけて上昇した後は中国向け石炭輸送需要の減少により低調に推移しまし
た。下半期は、北米穀物等の輸送需要に下支えされ、年明け以降では堅調な中国向けの石炭需要と天候不順により南
米穀物の収穫時期が遅れ積地で滞船が生じるとの観測、さらに代替として北米穀物の需要が高まったことから船腹需
給が引き締まり急騰し、高値圏で推移しました。
一方で、木材チップ船とオープンハッチ船においては、中国向け製紙原料とパルプの輸送需要に回復は見られたも
のの、全般的に低調な荷動きと市況の影響を受けました。また、当社連結子会社MOL BRIDGE FINANCE S.A.社におい
て、持分法適用関連会社GEARBULK HOLDING AGに対する貸付金について貸倒引当金を計上したため、ドライバルク船
事業全体では、前年同期比で大幅な損益悪化となりました。
(B) エネルギー輸送事業
<油送船>
原油船市況は、原油安を受けた洋上備蓄需要の高まりにより春には歴史的高値を記録しましたが、その後は備蓄需
要解消や協調減産の継続により荷動きが回復せず、下落基調が続きました。石油製品船市況は、原油船同様に春に高
値を記録した後、製油所稼働率の低下から荷動きが低迷したため、夏場にかけて下落基調となり、その後も低調に推
移しました。このような市況環境下において、安定的な長期契約の履行に加え、市況の歴史的高値をとらえて有利契
約を獲得したこと等により、油送船部門全体としては前年同期比で大幅な増益を達成しました。
<LNG船・海洋事業>
LNG船部門においては、新たにLNG船4隻及びLNG燃料供給船1隻の契約が開始した他、既存の長期貸船契約を主体
に安定的な利益を確保し、前年同期比で増益となりました。海洋事業部門においては、FPSO事業で既存プロジェクト
が順調に稼働し黒字を計上しましたが、FSRU事業では1隻を従来契約完了後に次の長期契約まで短期契約に投入した
結果、前年同期比で損益悪化となりました。
(C) 製品輸送事業
<コンテナ船>
コンテナ船は、当社持分法適用会社ONE社において、北米航路を中心に巣ごもり需要を背景とした夏場以降の旺盛
な荷動きがあった一方、労働者不足に伴う港湾混雑の発生やアジアにおけるコンテナ不足など様々な理由で供給面の
制約があったことにより、スポット賃率は前年同期を大幅に上回るレベルで推移しました。また燃料油価格が総じて
安値圏を維持したこともあり、前年同期比で大幅な増益となりました。
<自動車船>
完成車の輸送台数は、新型コロナウイルスの流行による世界的な完成車減産の影響を受けて、第3四半期以降回復
したものの、前年同期比では大きく減少しました。解撤や返船を含む船腹供給量の調整、停船による費用削減等、業
績への影響を最小限に留める対策に取り組みましたが、前年同期期比で大幅な損益悪化となりました。
<フェリー・内航RORO船>
フェリー・内航RORO船については、新型コロナウイルスの影響により旅客が大幅に落ち込みました。フェリー船内
やターミナルでの感染症対策を強化するなど、ウィズ・コロナの施策を進め、政府のGo Toトラベル事業を追い風に
一時回復が見られましたが、年初以降の感染の再拡大に伴い、総じて低調に推移しました。一方、荷動きは航路によ
り濃淡はあるものの足元では回復基調にありますが、全般的には前期を下回る状況が継続した結果、損益は前年同期
比で悪化しました。
(D) 関連事業
不動産事業においては、当社グループの不動産事業の中核であるダイビル(株)による、新規物件取得が寄与し、前
年同期比で増益となりました。客船事業は11月から運航再開となりましたが、新型コロナウイルス感染拡大のため多
くのクルーズ運航中止を余儀なくされ、前年同期比で大幅な損益悪化となりました。曳船事業も作業対象船の入出港
減少により、前年同期比で減益となりました。また旅行事業においても海外渡航需要の減少によって前年同期比で損
益悪化となりました。その他の商社等の業績は概ね堅調に推移しましたが、関連事業セグメント全体では前年同期比
で減益となりました。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(E) その他
主にコストセンターであるその他の事業には、船舶運航業、船舶管理業、貸船業、金融業などがありますが、前年
同期比で減益となりました。
②今後の見通し
当期実績 次期(見通し)
増減額/増減率
(2021年3月期) (2022年3月期)
売上高 (億円) 9,914 10,600 685 / 6.9%
営業損益 (億円) △53 280 333 / -%
経常損益 (億円) 1,336 1,000 △336 / △25.1%
親会社株主に帰属する
900 900 △0 / △0.1%
当期純損益 (億円)
為替レート \105.95/US$ \105.00/US$ △\0.95/US$
船舶燃料油価格 全油種 ※1 US$355/MT - -
船舶燃料油価格 HSFO ※2 - US$400/MT -
適合燃料油価格 VLSFO ※3 - US$500/MT -
(通期前提)
※1 平均補油価格(全油種)
※2 HSFO(High Sulfur Fuel Oil)平均補油価格
※3 VLSFO(Very Low Sulfur Fuel Oil)平均補油価格
(A)ドライバルク船事業
ケープサイズの市況は、中国を中心とした堅調な鉄鋼原料需要に加え、船舶需給の引き締まりが見込まれるため、
全体として堅調に推移することが予想されます。パナマックス以下の船型についても旺盛な穀物の荷動きに下支えさ
れ、底堅く推移すると見込んでおります。
また、2021年4月より、鉄鋼・電力会社向けを除くドライバルク輸送(不定期船・木材チップ船・近海船事業)を集
約した「商船三井ドライバルク㈱」を立ち上げ、顧客向けサービス提供価値の向上を図ります。
(B)エネルギー・海洋事業
原油船は、協調減産の延長や石油需要回復の遅れに伴う荷動きの低迷が引き続き見込まれるものの、下半期にかけ
ては新型コロナウイルスのワクチン接種が進展することに伴う世界経済活動の再開を見込み、市況は緩やかに回復す
ることが予想されます。石油製品船は、中国、インドや東南アジア等の旺盛な需要を背景に荷動きが回復し、下半期
において市況は堅調に推移することを見込んでおります。
LNG船部門は、既存の長期契約に加え、新たにLNG船1隻とLNG燃料供給船2隻の稼働を予定し、引き続き安定収益
を確保する見込みです。また、海洋事業部門においては、FPSO事業での安定的な利益の確保を見込んでおります。
(C)製品輸送事業
コンテナ船は、ONE社において、足元の好調な荷動きや賃率が暫くは継続すると見込んでおりますが、期中にかけ
て軟化することを予想しております。
自動車船事業については、当面は新型コロナウイルスや半導体不足の影響による懸念が存在するものの、荷量の回
復傾向は継続すると見込んでおります。引き続き、適正な運航規模を維持しながら配船合理化と効率的な運航に取り
組みます。
フェリー・内航RORO船は、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う業績への影響が懸念されますが、ワクチン接種
が進むことでセンチメントが変わり、Go Toトラベル事業が再開されれば旅客も回復することが想定されます。
(D)関連事業
不動産事業は、保有物件の建て替えに伴う賃料収入の減少が見込まれております。客船事業及び旅行事業について
は、新型コロナウイルスの感染状況の継続に応じて、業績への影響が予想されます。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
①資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ31億円減少し、2兆955億円となりました。これは主に船
舶が減少したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ610億円減少し、1兆3,964億円となりました。これは主に長期借入金が減少した
ことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ579億円増加し、6,991億円となりました。これは主に利益余剰金が増加したこ
とによるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ、3.1ポイント上昇し、27.6%となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて、188億円減少し、834億円となりまし
た。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が1,003億円となったこと等から、988億円(前年
同期1,007億円)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、船舶を中心とする固定資産の取得及び売却等により△546億円(前年同期
△1,072億円)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出等により△617億円(前年同期△7億円)とな
りました。
(参考)
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
自己資本比率(%) 25.8 23.0 24.6 24.5 27.6
時価ベースの
19.0 16.6 13.5 10.0 22.3
自己資本比率(%)
債務償還年数(年) 63.7 11.4 20.0 10.9 10.4
インタレスト・
カバレッジ・ 0.9 4.6 2.6 5.9 7.7
レシオ (倍)
自己資本比率 : 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
債務償還年数 : 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※ 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数により算出しております。
※ 営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しており
ます。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、積極的な事業投資による企業価値向上及び配当を通じた株主への直接的な利益還元を経営上の基本方針と
認識しております。内部留保による資金を活用し、企業体質の強化を図りつつ1株当たりの企業価値向上に努め、当
面の間は連結配当性向20%を目安として業績に連動した配当を行い、中長期的経営課題として配当性向の向上にも取
り組む方針としております。
当期(2021年3月期)におきましては、期末配当金を1株当たり135円とする予定です。年間配当金は、中間配当
金15円とあわせて1株当たり150円となります。
また、次期(2022年3月期)の配当につきましては、次期見通しの利益を確保できる前提で、1株あたり150円(う
ち中間配当70円)を予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を確保するため、当面は日本基準を適用す
る方針であります。なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応
していく方針であります。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 105,784 86,238
受取手形及び営業未収金 81,362 86,828
有価証券 500 500
たな卸資産 33,520 29,615
繰延及び前払費用 61,028 49,866
その他流動資産 52,950 74,505
貸倒引当金 △258 △553
流動資産合計 334,887 327,000
固定資産
有形固定資産
船舶(純額) 711,498 625,896
建物及び構築物(純額) 146,582 145,171
機械装置及び運搬具(純額) 29,205 26,861
器具及び備品(純額) 4,174 5,477
土地 241,162 252,794
建設仮勘定 66,363 40,704
その他有形固定資産(純額) 2,713 2,551
有形固定資産合計 1,201,698 1,099,458
無形固定資産 28,810 31,364
投資その他の資産
投資有価証券 346,890 459,357
長期貸付金 85,261 83,258
長期前払費用 8,490 9,926
退職給付に係る資産 16,121 24,172
繰延税金資産 3,228 2,369
その他長期資産 85,911 79,184
貸倒引当金 △12,584 △20,533
投資その他の資産合計 533,320 637,736
固定資産合計 1,763,829 1,768,559
資産合計 2,098,717 2,095,559
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び営業未払金 69,189 73,019
短期社債 36,766 17,800
短期借入金 180,351 166,879
コマーシャル・ペーパー 25,000 40,000
未払法人税等 5,336 4,119
前受金 34,348 31,762
賞与引当金 4,706 4,962
その他流動負債 66,466 79,030
流動負債合計 422,164 417,574
固定負債
社債 181,000 163,200
長期借入金 655,117 623,006
リース債務 16,091 14,059
繰延税金負債 58,480 65,172
退職給付に係る負債 9,524 9,245
役員退職慰労引当金 1,565 1,645
特別修繕引当金 18,441 15,219
その他固定負債 95,096 87,286
固定負債合計 1,035,316 978,834
負債合計 1,457,481 1,396,409
純資産の部
株主資本
資本金 65,400 65,400
資本剰余金 45,007 45,351
利益剰余金 351,636 435,589
自己株式 △6,722 △6,515
株主資本合計 455,320 539,825
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 16,306 29,917
繰延ヘッジ損益 28,170 5,150
為替換算調整勘定 10,889 △4,653
退職給付に係る調整累計額 2,648 7,541
その他の包括利益累計額合計 58,014 37,956
新株予約権 1,646 1,347
非支配株主持分 126,253 120,020
純資産合計 641,235 699,150
負債純資産合計 2,098,717 2,095,559
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 1,155,404 991,426
売上原価 1,035,771 911,055
売上総利益 119,632 80,370
販売費及び一般管理費 95,852 85,674
営業利益又は営業損失(△) 23,779 △5,303
営業外収益
受取利息 8,028 6,036
受取配当金 6,127 6,795
持分法による投資利益 15,949 132,912
為替差益 17,058 12,412
その他営業外収益 2,800 3,239
営業外収益合計 49,965 161,397
営業外費用
支払利息 16,549 12,518
貸倒引当金繰入額 26 8,187
その他営業外費用 2,077 1,784
営業外費用合計 18,654 22,489
経常利益 55,090 133,604
特別利益
固定資産売却益 8,295 10,758
その他特別利益 7,808 6,138
特別利益合計 16,104 16,897
特別損失
固定資産売却損 449 5,501
固定資産売却損失引当金繰入額 - 6,217
減損損失 982 10,298
事業再編関連損失 8,243 18,480
貸倒引当金繰入額 7,784 -
その他特別損失 6,605 9,689
特別損失合計 24,064 50,187
税金等調整前当期純利益 47,130 100,313
法人税、住民税及び事業税 8,970 6,810
法人税等調整額 △30 303
法人税等合計 8,939 7,114
当期純利益 38,190 93,199
非支配株主に帰属する当期純利益 5,566 3,147
親会社株主に帰属する当期純利益 32,623 90,052
-9-
(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 38,190 93,199
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △11,567 16,329
繰延ヘッジ損益 △5,535 △14,799
為替換算調整勘定 △2,108 △10,249
退職給付に係る調整額 △1,071 4,866
持分法適用会社に対する持分相当額 △15,294 △14,015
その他の包括利益合計 △35,577 △17,867
包括利益 2,612 75,332
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △1,218 69,994
非支配株主に係る包括利益 3,831 5,337
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 65,400 45,385 329,888 △6,764 433,909
会計方針の変更による累積
的影響額
△1,812 △1,812
会計方針の変更を反映した当
65,400 45,385 328,075 △6,764 432,096
期首残高
当期変動額
新株の発行
(新株予約権の行使)
5 5
剰余金の配当 △6,577 △6,577
親会社株主に帰属する
当期純利益
32,623 32,623
連結範囲の変動 △2,446 △2,446
自己株式の取得 △28 △28
自己株式の処分 △38 65 26
連結子会社株式の
取得による持分の増減
△377 △377
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
当期変動額合計 - △377 23,560 41 23,224
当期末残高 65,400 45,007 351,636 △6,722 455,320
その他の包括利益累計額
非支配
その他 その他の 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係 株主持分
有価証券
損益 調整勘定 る調整累計額
包括利益
評価差額金 累計額合計
当期首残高 26,840 44,391 16,197 3,725 91,154 1,803 124,739 651,607
会計方針の変更による累積
的影響額
△1,812
会計方針の変更を反映した当
26,840 44,391 16,197 3,725 91,154 1,803 124,739 649,794
期首残高
当期変動額
新株の発行
(新株予約権の行使)
△5 -
剰余金の配当 △6,577
親会社株主に帰属する
当期純利益
32,623
連結範囲の変動 △2,446
自己株式の取得 △28
自己株式の処分 26
連結子会社株式の
取得による持分の増減
△377
株主資本以外の項目の
△10,533 △16,221 △5,308 △1,076 △33,140 △151 1,514 △31,777
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △10,533 △16,221 △5,308 △1,076 △33,140 △157 1,514 △8,558
当期末残高 16,306 28,170 10,889 2,648 58,014 1,646 126,253 641,235
-11-
(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 65,400 45,007 351,636 △6,722 455,320
当期変動額
新株の発行
(新株予約権の行使)
△21 △21
剰余金の配当 △5,979 △5,979
親会社株主に帰属する
当期純利益
90,052 90,052
連結範囲の変動 △0 △0
自己株式の取得 △25 △25
自己株式の処分 △118 254 135
連結子会社株式の
取得による持分の増減
344 344
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
当期変動額合計 - 344 83,953 207 84,505
当期末残高 65,400 45,351 435,589 △6,515 539,825
その他の包括利益累計額
非支配
その他 その他の 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係 株主持分
有価証券
損益 調整勘定 る調整累計額
包括利益
評価差額金 累計額合計
当期首残高 16,306 28,170 10,889 2,648 58,014 1,646 126,253 641,235
当期変動額
新株の発行
(新株予約権の行使)
21 -
剰余金の配当 △5,979
親会社株主に帰属する
当期純利益
90,052
連結範囲の変動 △0
自己株式の取得 △25
自己株式の処分 135
連結子会社株式の
取得による持分の増減
344
株主資本以外の項目の
13,610 △23,019 △15,542 4,893 △20,058 △319 △6,233 △26,611
当期変動額(純額)
当期変動額合計 13,610 △23,019 △15,542 4,893 △20,058 △298 △6,233 57,914
当期末残高 29,917 5,150 △4,653 7,541 37,956 1,347 120,020 699,150
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 47,130 100,313
減価償却費 87,765 85,798
固定資産売却損失引当金繰入額 - 6,217
減損損失 982 10,298
事業再編関連損失 8,243 18,480
持分法による投資損益(△は益) △15,949 △132,912
引当金の増減額(△は減少) △6,241 △4,937
受取利息及び受取配当金 △14,156 △12,832
支払利息 16,549 12,518
固定資産除売却損益(△は益) △7,546 △4,977
為替差損益(△は益) △15,984 △13,152
売上債権の増減額(△は増加) 10,292 △7,262
たな卸資産の増減額(△は増加) 2,835 3,693
仕入債務の増減額(△は減少) △11,261 4,517
その他 1,203 11,775
小計 103,863 77,538
利息及び配当金の受取額 21,803 43,426
利息の支払額 △16,988 △12,883
法人税等の支払額 △7,955 △9,183
営業活動によるキャッシュ・フロー 100,723 98,898
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の取得による支出 △16,898 △5,109
投資有価証券の売却及び償還による収入 13,446 7,765
固定資産の取得による支出 △155,104 △104,419
固定資産の売却による収入 44,642 59,691
長期貸付けによる支出 △6,680 △28,992
長期貸付金の回収による収入 13,840 19,261
その他 △497 △2,857
投資活動によるキャッシュ・フロー △107,250 △54,660
-13-
(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △9,102 △15,233
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) △15,000 15,000
長期借入れによる収入 117,491 111,589
長期借入金の返済による支出 △104,756 △117,270
社債の発行による収入 50,000 -
社債の償還による支出 △28,500 △36,766
配当金の支払額 △6,570 △5,969
非支配株主への配当金の支払額 △2,937 △8,747
その他 △1,352 △4,308
財務活動によるキャッシュ・フロー △728 △61,705
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,625 △142
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △8,881 △17,610
現金及び現金同等物の期首残高 119,155 102,283
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
△7,991 △1,236
額(△は減少)
現金及び現金同等物の期末残高 102,283 83,436
-14-
(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもので
あります。
当社グループは、海運業を中心に事業活動を展開しております。なお、「ドライバルク船事業」、「エネル
ギー輸送事業」、「コンテナ船事業」、「自動車船・フェリー・内航RORO船事業」及び「関連事業」の5つを
報告セグメントとしております。
「ドライバルク船事業」は、ドライバルク船を保有、運航しております。「エネルギー輸送事業」は、油送
船、LNG船等の不定期専用船を保有、運航しております。また、海洋事業も行っております。「コンテナ船事
業」は、コンテナ船の保有、運航、コンテナターミナルの運営を行っております。また、航空・海上フォワー
ディング、陸上輸送、倉庫保管、重量物輸送等のロジスティクス事業も行っております。「自動車船・フェリ
ー・内航RORO船事業」は、自動車専用船を保有、運航しております。また、フェリーを運航し、旅客並びに貨
物輸送を行っております。「関連事業」は、不動産事業、客船事業、曳船業、商社事業等を営んでおります。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントのセグメント利益及び損失は、経常利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
製品輸送事業
その他 調整額
連結
合計 財務諸表
ドライバルク エネルギー 自動車船・ (注)1 (注)2
関連事業 計 計上額
船事業 輸送事業 コンテナ フェリー・
船事業 内航RORO
船事業
売上高
外部顧客への
277,151 289,375 226,420 249,043 96,556 1,138,548 16,855 1,155,404 - 1,155,404
売上高
セグメント間
の内部売上高 0 8,864 1,202 211 25,501 35,780 5,924 41,704 △41,704 -
又は振替高
計 277,152 298,240 227,623 249,255 122,057 1,174,328 22,779 1,197,108 △41,704 1,155,404
セグメント利益又
12,044 25,428 4,114 2,621 12,346 56,555 3,458 60,014 △4,923 55,090
は損失(△)
その他の項目
減価償却費 10,541 35,961 12,847 17,735 9,170 86,255 417 86,673 1,091 87,765
のれんの償却額 - 54 - - 118 172 - 172 - 172
受取利息 1,392 5,668 1,320 73 91 8,546 4,359 12,906 △4,878 8,028
支払利息 2,939 10,711 1,962 1,085 1,453 18,152 3,841 21,994 △5,444 16,549
持分法投資利益
△1,973 13,098 4,071 518 235 15,949 - 15,949 - 15,949
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメント等であり、船舶運航業、船舶管理業、貸船
業及び金融業等を含んでおります。
2.
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△4,923百万円には、セグメントに配分していない全社損益
△9,649百万円、管理会計調整額6,575百万円及びセグメント間取引消去△1,849百万円が含まれておりま
す。
(2) 減価償却費の調整額1,091百万円は、全社資産に係る減価償却費1,091百万円であります。
(3) 受取利息の調整額△4,878百万円には、全社的な受取利息2,210百万円及びセグメント間取引消去△7,088
百万円が含まれております。
(4) 支払利息の調整額△5,444百万円には、全社的な支払利息5,719百万円、管理会計調整額△4,068百万円及
びセグメント間取引消去△7,095百万円が含まれております。
3.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の経常利益と調整を行っております。
-16-
(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
製品輸送事業
その他 調整額
連結
合計 財務諸表
ドライバルク エネルギー 自動車船・ (注)1 (注)2
関連事業 計 計上額
船事業 輸送事業 コンテナ フェリー・
船事業 内航RORO
船事業
売上高
外部顧客への
222,053 278,865 219,453 175,722 78,942 975,038 16,388 991,426 - 991,426
売上高
セグメント間
の内部売上高 122 8,724 1,130 163 19,183 29,322 6,189 35,512 △35,512 -
又は振替高
計 222,175 287,589 220,583 175,885 98,126 1,004,360 22,577 1,026,938 △35,512 991,426
セグメント利益又
△4,275 29,764 117,113 △14,468 9,450 137,584 2,661 140,246 △6,641 133,604
は損失(△)
その他の項目
減価償却費 10,279 35,381 11,502 17,435 9,615 84,214 415 84,629 1,168 85,798
のれんの償却額 - 30 - - 146 176 - 176 - 176
受取利息 883 4,756 510 64 86 6,301 1,935 8,236 △2,199 6,036
支払利息 1,872 7,932 1,318 627 1,294 13,044 1,313 14,358 △1,840 12,518
持分法投資利益
△2,983 15,553 120,042 88 212 132,912 - 132,912 - 132,912
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメント等であり、船舶運航業、船舶管理業、貸船
業及び金融業等を含んでおります。
2.
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△6,641百万円には、セグメントに配分していない全社損益
△10,869百万円、管理会計調整額5,007百万円及びセグメント間取引消去△779百万円が含まれておりま
す。
(2) 減価償却費の調整額1,168百万円は、全社資産に係る減価償却費1,168百万円であります。
(3) 受取利息の調整額△2,199百万円には、全社的な受取利息921百万円及びセグメント間取引消去△3,121百
万円が含まれております。
(4) 支払利息の調整額△1,840百万円には、全社的な支払利息4,763百万円、管理会計調整額△3,463百万円及
びセグメント間取引消去△3,140百万円が含まれております。
3.一般管理費の配賦方法については、各セグメント損益をより適切に反映させるべく全社損益に配賦される
費用の見直しを行い第1四半期連結会計期間よりその配賦方法を変更しております。
この結果、各報告セグメントの負担額が増加したことにより、従来の方法によった場合に比べ、当連結会計年
度のセグメント利益又は損失(△)の金額が、それぞれ「ドライバルク船事業」で360百万円、「エネルギー
輸送事業」で745百万円、「コンテナ船事業」で204百万円、「自動車船・フェリー・内航RORO船事業」で262
百万円、「関連事業」で201百万円、「その他」で24百万円減少し、「調整額」の金額で1,798百万円増加して
おります。
4.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の経常利益と調整を行っております。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 (円) 4,292.31 4,830.12
1株当たり当期純利益金額 (円) 272.79 752.98
潜在株式調整後
263.55 750.66
1株当たり当期純利益金額 (円)
(注)1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりで
あります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益金額
32,623 90,052
(百万円)
普通株主に帰属しない金額 (百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
32,623 90,052
当期純利益金額(百万円)
期中平均株式数 (千株) 119,592 119,594
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する
- -
当期純利益調整額 (百万円)
普通株式増加数 (千株) 4,193 370
(うち新株予約権ストックオプション) (9) (27)
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整 2010年7月30日取締役会決議による 2011年7月25日取締役会決議による
後1株当たり当期純利益金額の算定に含め 新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
なかった潜在株式の概要 ョン(株式の数169千株) ョン(株式の数168千株)
2011年7月25日取締役会決議による 2012年7月27日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数168千株) ョン(株式の数99千株)
2012年7月27日取締役会決議による 2013年8月1日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数115千株) ョン(株式の数154千株)
2013年8月1日取締役会決議による 2014年8月1日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数154千株) ョン(株式の数141千株)
2014年8月1日取締役会決議による 2015年7月31日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数141千株) ョン(株式の数151千株)
2015年7月31日取締役会決議による 2017年7月31日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数151千株) ョン(株式の数156千株)
2017年7月31日取締役会決議による 2018年7月31日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数156千株) ョン(株式の数163千株)
2018年7月31日取締役会決議による 2019年7月31日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ 新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数164千株) ョン(株式の数159千株)
2019年7月31日取締役会決議による
新株予約権方式のストックオプシ
ョン(株式の数159千株)
4.1株当たり純資産額算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日現在) (2021年3月31日現在)
純資産の部の合計額 (百万円) 641,235 699,150
純資産の部の合計額から控除する金額
127,900 121,368
(百万円)
(うち新株予約権 (百万円)) (1,646) (1,347)
(うち非支配株主持分 (百万円)) (126,253) (120,020)
普通株式に係る連結会計年度末の純資産額
513,335 577,782
(百万円)
1株当たり純資産額の算定に用いられた
119,594 119,620
連結会計年度末の普通株式の数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
4.参考資料
(1) 四半期毎の業績推移
<2021年3月期>
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
2020年4月~6月 7月~9月 10月~12月 2021年1月~3月
売上高 [百万円] 251,471 233,215 246,998 259,742
営業利益又は営業損失(△) △ 5,126 904 3,140 △ 4,221
経常利益又は経常損失(△) 7,358 25,374 40,252 60,620
税金等調整前四半期純利益
9,243 27,336 35,899 27,835
又は税金等調整前四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益
5,491 24,760 34,158 25,643
又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
1株当たり四半期純利益
[円] 45.92 207.04 285.62 214.40
又は1株当たり四半期純損失(△)*
潜在株式調整後1株当たり四半期純利益* 45.13 207.04 285.51 214.14
総資産 [百万円] 2,036,451 2,053,393 2,056,306 2,095,559
純資産 614,648 632,667 656,153 699,150
*親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失
<2020年3月期>
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
2019年4月~6月 7月~9月 10月~12月 2020年1月~3月
売上高 [百万円] 283,147 291,203 292,919 288,135
営業利益又は営業損失(△) 6,854 5,191 12,258 △ 524
経常利益又は経常損失(△) 14,007 14,147 21,127 5,809
税金等調整前四半期純利益
15,308 16,983 27,123 △ 12,284
又は税金等調整前四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益
12,273 13,363 22,850 △ 15,863
又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
1株当たり四半期純利益
[円] 102.63 111.74 191.06 △ 132.64
又は1株当たり四半期純損失(△)*
潜在株式調整後1株当たり四半期純利益* 99.16 107.95 184.55 -
総資産 [百万円] 2,082,641 2,069,083 2,078,425 2,098,717
純資産 639,824 633,474 654,706 641,235
*親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(2) 減価償却の状況 (百万円) (百万円)
前年度 当年度 増 減
船 舶 62,203 61,305 △ 898
そ の 他 25,561 24,493 △ 1,068
減価償却費合計 87,765 85,798 △ 1,966
(3) 有利子負債残高 (百万円)
前 年 度 末 当 年 度 末 増 減
借 入 金 835,468 789,885 △ 45,582
社 債 217,766 181,000 △ 36,766
コマーシャル
25,000 40,000 15,000
・ペーパー
そ の 他 18,450 16,108 △ 2,341
有利子負債残高合計 1,096,685 1,026,994 △ 69,690
(4) 海運業船腹量 (当社及び連結子会社) (隻数及び重量トン)
ドライバルク船 油 送 船 L N G 船 *1 自 動 車 船 コ ン テ ナ 船
隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT
保 有 船 腹 45 4,731 73 9,448 27 2,045 48 856 14 1,110
傭 船 267 24,028 95 4,406 10 705 47 793 46 4,498
運 航 受 託 船 - - 1 35 2 143 - - - -
当 年 度 末 312 28,759 169 13,889 39 2,893 95 1,649 60 5,608
前 年 度 末 311 29,277 167 14,125 45 3,457 107 1,810 64 5,900
フ ェ リ ー ・ 海運業船腹量
客 船 そ の 他 *2
内 航 RORO 船 計
隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT
保 有 船 腹 10 54 1 4 7 47 225 18,295
傭 船 5 31 - - 22 70 492 34,530
運 航 受 託 船 - - - - 1 1 4 179
当 年 度 末 15 85 1 4 30 117 721 53,004
前 年 度 末 15 85 1 4 32 114 742 54,772
*1 海洋事業、ガス・海洋事業部運航船を含む
*2 内航船(内航RORO船以外)を含む
(5) 為替情報
前 年 度 当 年 度 増 減
平均社定レート 109.28円 105.95円 3.33円 (3.0%) 円高
期末レート 108.83円 110.71円 1.88円 (1.7%) 円安
<海外会社>
2019年12月末 2020年12月末 増 減
期末レート 109.56円 103.50円 6.06円 (5.5%) 円高
(注) 平均社定レートは、当該期各月社定レートの平均。期末レートは、当該期末日のTTMレート。
(6) 船舶燃料油価格情報
前 年 度 当 年 度 増 減
平均補油単価 US$467/MT US$355/MT △ US$112/MT
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(株)商船三井(9104)2021年3月期 決算短信
(7) 海運市況
① ドライバルク船市況 (Baltic Dry Index) (1985年1月=1,000とした指数)
出所:Clarkson Research
各月平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 期間平均
2019 1,063 629 680 773 1,036 1,174 1,870 1,982 2,255 1,826 1,419 1,381 1,341
2020 701 461 601 664 489 1,146 1,633 1,516 1,411 1,631 1,180 1,244 1,056
2021 1,658 1,500 2,018 1,725
② 油送船市況(Daily Earnings) : VLCC 中東-日本航路 (US$建傭船料/日)
出所:Clarkson Research
各月平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 期間平均
2019 33,842 24,042 32,844 12,797 11,651 20,240 17,660 34,248 38,243 149,802 80,012 101,423 46,400
2020 71,787 21,404 160,557 177,606 59,755 45,336 26,974 17,463 16,091 12,198 8,277 18,046 52,958
2021 8,221 1,639 -1,229 2,877
③ コンテナ船市況 (China Containerized Freight Index) (1998年1月1日=1,000とした指数)
出所:上海航運交易所
(註)CCFIは中国出しコンテナのみを対象とした運賃指数であり、アジア出し全体の運賃動向と必ずしも一致するものではありません。
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