9104 商船三井 2020-10-30 12:00:00
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年10月30日
上場会社名 株式会社 商船三井 上場取引所 東
コード番号 9104 URL https://www.mol.co.jp/ir/index.html
代表者 (役職名) 代表取締役社長執行役員 (氏名)池田 潤一郎
問合せ先責任者 (役職名) コーポレートコミュニケーション部長 (氏名)中西 慶一郎 TEL 03-3587-6224
四半期報告書提出予定日 2020年11月11日 配当支払開始予定日 2020年11月30日
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 484,686 △15.6 △4,222 - 32,732 16.3 30,251 18.0
2020年3月期第2四半期 574,350 △7.3 12,045 △18.4 28,154 173.9 25,636 347.8
(注)包括利益 2021年3月期第2四半期 3,824百万円 (-%) 2020年3月期第2四半期 △9,979百万円 (-%)
1株当たり 潜在株式調整後
四半期純利益 1株当たり四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第2四半期 252.96 251.62
2020年3月期第2四半期 214.37 207.11
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 2,053,393 632,667 24.9
2020年3月期 2,098,717 641,235 24.5
(参考)自己資本 2021年3月期第2四半期 510,434百万円 2020年3月期 513,335百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 30.00 - 35.00 65.00
2021年3月期 - 15.00
2021年3月期(予想) - 20.00 35.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:有
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 975,000 △15.6 △13,000 - 40,000 △27.4 20,000 △38.7 167.23
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注)詳細は、添付資料P.11「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記
事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 120,628,611株 2020年3月期 120,628,611株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 1,036,766株 2020年3月期 1,034,427株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 119,593,280株 2020年3月期2Q 119,592,243株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注
意事項等については、添付資料P.4「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情
報に関する説明」をご覧ください。
(四半期決算補足説明資料の入手方法について)
決算短信補足説明資料は当社ホームページに掲載する予定です。
㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 7
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 9
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 11
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 12
3.参考資料 ………………………………………………………………………………………………………………… 13
(1)四半期毎の業績推移 ……………………………………………………………………………………………… 13
(2)減価償却の状況 …………………………………………………………………………………………………… 14
(3)有利子負債残高 …………………………………………………………………………………………………… 14
(4)海運業船腹量 ……………………………………………………………………………………………………… 14
(5)為替情報 …………………………………………………………………………………………………………… 14
(6)船舶燃料油価格情報 ……………………………………………………………………………………………… 14
(7)海運市況 …………………………………………………………………………………………………………… 15
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日 増減額/増減率
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 (億円) 5,743 4,846 △896 / △15.6%
営業損益 (億円) 120 △42 △162 / -%
経常損益 (億円) 281 327 45 / 16.3%
親会社株主に帰属する
256 302 46 / 18.0%
四半期純損益 (億円)
為替レート (6ヶ月平均) \109.39/US$ \107.37/US$ △\2.02/US$
船舶燃料油価格(6ヶ月平均)※ US$438/MT US$296/MT △US$142/MT
※平均補油価格(全油種)
当第2四半期連結累計期間の対ドル平均為替レートは、前年同期比\2.02/US$円高の\107.37/US$となりました。ま
た、当第2四半期連結累計期間の船舶燃料油価格平均は、前年同期比US$142/MT下落しUS$296/MTとなりました。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高4,846億円、営業損益△42億円、経常損益327億円、親会
社株主に帰属する四半期純損益は302億円となりました。なお、当社持分法適用会社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE.
LTD.の損益改善などにより、営業外収益で持分法による投資利益として306億円を計上いたしました。
セグメント毎の売上高及びセグメント損益(経常損益)、それらの対前年同期比較及び概況は以下の通りです。
上段が売上高(億円)、下段がセグメント損益(経常損益)(億円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
セグメントの名称 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日 増減額/増減率
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
1,367 1,104 △263 / △19.2%
ドライバルク船事業
52 △0 △53 / -%
1,435 1,518 83 / 5.8%
エネルギー輸送事業
116 203 86 / 74.4%
2,428 1,798 △630 / △26.0%
製品輸送事業
67 93 26 / 39.3%
1,148 1,030 △118 / △10.3%
うち、コンテナ船事業
56 236 179 / 317.1%
607 483 △123 / △20.3%
関連事業
63 48 △14 / △23.5%
109 104 △4 / △4.3%
その他
9 9 △0 / △4.8%
(注)売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(A) ドライバルク船事業
ケープサイズの市況は、雨季の影響が長期化したブラジル鉱石の出荷低迷、新型コロナウイルスの影響による鋼
板需要の減少等が日本/欧州向け鉄鉱石荷動き鈍化に繋がり期初においては前年度比で悪化しましたが、5月下旬
からは中国の需要増加及び運賃先物の上昇による改善と調整局面を挟みつつ、全般的に底堅く推移しました。パナ
マックスの市況は、前年度比で悪化しましたが、6月以降は、南米出しを始めとする旺盛な穀物輸送需要により上
昇基調で推移しました。9月に入ると中国・インド向け石炭の輸送需要が低迷しましたが、北米出し中国向けの穀
物輸送需要に市況は下支えられました。また、木材チップ船とオープンハッチ船においては、中国向けパルプの一
定の需要回復は見られたものの、日本向け紙需要の低迷による荷動き減少の影響を受けました。このような市況環
境の中、ドライバルク船部門は前年同期比では損益悪化となりました。
(B) エネルギー輸送事業
<油送船>
原油船市況は、前年同期においては低調に推移していたのに対し、原油安を受けた洋上備蓄需要の高まりにより、
前半は歴史的高値を記録しました。その後、備蓄需要解消や減産合意によるカーゴ減により徐々に軟化し、夏場にか
けて下落基調となりました。石油製品船市況は、原油船同様前半に高値を記録した後、世界的な石油製品余りによる
製油所稼働率の低さを受け、荷動きが鈍かったことが市況の重しとなり後半は下落基調となりました。このような市
況環境下において、市況の歴史的高値をとらえて有利契約を獲得したこと等により、油送船部門全体としては前年同
期比で大幅な増益となり、黒字を計上しました。
<LNG船・海洋事業>
LNG船部門においては、当社が初めて保有する世界最大級の LNG 燃料供給船1隻及びロシア・ヤマルLNGプロジェ
クト向け在来LNG船3番船の契約が開始した他、既存の長期貸船契約を主体に安定的に黒字を計上しました。海洋事
業部門では、FSRU1隻を従来契約完了後に引き続いて短期契約に投入しておりますが前年同期比で減益となりまし
た。FPSO事業は既存プロジェクトが順調に稼働し黒字を計上しました。
(C) 製品輸送事業
<コンテナ船>
当社持分法適用会社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.において、積高は前年同期比減とはなったものの、北米航
路を中心に荷動きの回復に伴う需給ひっ迫によりスポット賃率は第1四半期を大きく上回るレベルで推移しました。
燃料価格が第1四半期同様安値を維持したことも相俟って、大幅黒字となりました。
<自動車船>
完成車の輸送台数は、世界各国で新型コロナウイルス感染症対応が始まり、完成車販売・生産台数は回復傾向にあ
るものの、前年同期比では大きく減少しました。解撤や返船を含む船腹供給量の調整、停船による費用削減等、業績
への影響を最小限に留める対策に取り組んできましたが、前年同期比で大幅な損益悪化となりました。
<フェリー・内航RORO船>
フェリー・内航RORO船については、荷動きは航路により濃淡はあるものの総じて回復基調にありますが、新型コロ
ナウイルスの影響により落ち込んでいた旅客数は回復基調に転じているものの、未だ前年を下回る状況が続いてお
り、全体としては前年同期比で損益悪化となりました。尚、乗船客の安心・安全に繋げるべく、フェリー船内に高性
能フィルタ付き業務空気清浄機の設置を進める等、感染症対策強化を一層進めております。
(D) 関連事業
不動産事業においては、当社グループの不動産事業の中核であるダイビル(株)による、昨年度の新規物件取得が寄
与し、前年同期比で増収増益となりました。客船事業は新型コロナウイルス感染防止のため、クルーズ運航中止を余
儀なくされており前年同期比で大幅な損益悪化となり、曳船事業も曳船作業対象船の入出港隻数減少により、前年同
期比で減益となりました。商社事業は費用削減等により、前年同期比では増益となりました。
(E) その他
主にコストセンターであるその他の事業には、船舶運航業、船舶管理業、貸船業、金融業などがありますが、ほぼ
前年同期並みの業績となりました。
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ453億円減少し、2兆533億円となりました。
これは主に船舶が減少したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ367億円減少し、1兆4,207億円となりました。これは主に長期借入金が減少した
ことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ85億円減少し、6,326億円となりました。これは主に繰延ヘッジ損益が減少し
たことによるものです。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.4ポイント上昇し、24.9%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
(通期)
前回予想 今回予想
増減額/増減率
(2020年9月24日発表) (第2四半期決算発表時点)
売上高 (億円) - 9,750 -
営業損益 (億円) - △130 -
経常損益 (億円) 未定 400 -
親会社株主に帰属する
- 200 -
当期純損益 (億円)
為替レート - \105.00/US$ -
船舶燃料油価格 ※1 - US$300/MT -
適合燃料油価格 ※2 - US$380/MT -
(下期前提)
※1 HSFO(High Sulfur Fuel Oil)平均補油価格
※2 VLSFO(Very Low Sulfur Fuel Oil)平均補油価格
(A)ドライバルク船事業
ケープサイズバルカーは、ブラジルでの活発な鉄鉱石の出荷や新型コロナウイルス感染対策を背景として中国で滞
船が発生して足元船腹需給の引締めに貢献しているものの、年明け以降はブラジルや豪州での雨季やサイクロンに伴
う出荷減少が想定されます。中小型バルカーは、一般産業向け原料・資材における荷動きへの影響が想定されるもの
の、かねてより市況エクスポージャーの縮減に努めており、今後の市況変動が当社業績へ与える影響は限定的です。
(B)エネルギー輸送事業
原油船市況は、冬場の需要期に加え減産緩和による荷動きの活発化によりある程度の市況回復が期待されますが、
新型コロナウイルスの感染再拡大による石油需要回復の遅れが市況回復の重しになることも想定されます。石油製品
船市況は、経済活動の再開に伴い緩やかに需要が回復していることや、これから冬季のヒーティング需要期を迎える
ことで、足元より市況は回復することを見込んでおります。
LNG船部門は、既存の長期契約を主体に引き続き安定収益を確保する見込みです。また、海洋事業は、この数年順
調に利益を伸ばしてきましたが本年度においてはFSRU1隻が従来契約を終了して次の長期契約開始まで短期契約へ投
入された結果、前年同期比で大きな減益を見込んでおります。
(C)製品輸送事業
コンテナ船について、夏場のピークシーズンは超えたものの今しばらくは順調な荷動きが継続すると予想してお
り、冬場には荷動きが減少することは織り込むも、下期全体では黒字を見込んでおります。
自動車船事業については、航路ごとに濃淡はあるものの海上輸送台数の回復傾向の継続を想定しており、適正な運
航規模を維持しながら引き続き配船合理化と効率的な運航に努めることで、業績の早期回復に取り組んで参ります。
フェリー・内航RORO船は、政府のGo Toトラベルキャンペーンを追い風にフェリー旅客の回復が足元では見られま
すが、新型コロナウイルスの感染再拡大時には業績の悪化が懸念されます。
(D)関連事業
不動産事業は引続き安定的に利益を計上する見込みです。客船事業においてはクルーズの再開を織込み、旅行事業
においては緩やかに出張需要の回復を想定しておりますが、新型コロナウイルスの感染状況に応じて、業績の変動が
予想されます。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 105,784 88,870
受取手形及び営業未収金 81,362 83,455
有価証券 500 500
たな卸資産 33,520 23,368
繰延及び前払費用 61,028 54,577
その他流動資産 52,950 49,285
貸倒引当金 △258 △254
流動資産合計 334,887 299,803
固定資産
有形固定資産
船舶(純額) 711,498 686,264
建物及び構築物(純額) 146,582 142,774
機械装置及び運搬具(純額) 29,205 27,703
器具及び備品(純額) 4,174 4,010
土地 241,162 241,055
建設仮勘定 66,363 76,464
その他有形固定資産(純額) 2,713 2,832
有形固定資産合計 1,201,698 1,181,105
無形固定資産 28,810 29,736
投資その他の資産
投資有価証券 346,890 363,654
長期貸付金 85,261 82,785
長期前払費用 8,490 9,543
退職給付に係る資産 16,121 16,166
繰延税金資産 3,228 3,411
その他長期資産 85,911 79,986
貸倒引当金 △12,584 △12,799
投資その他の資産合計 533,320 542,747
固定資産合計 1,763,829 1,753,590
資産合計 2,098,717 2,053,393
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び営業未払金 69,189 60,062
短期社債 36,766 17,800
短期借入金 180,351 205,403
コマーシャル・ペーパー 25,000 47,500
未払法人税等 5,336 4,335
前受金 34,348 32,458
賞与引当金 4,706 4,293
その他流動負債 66,466 61,864
流動負債合計 422,164 433,717
固定負債
社債 181,000 163,200
長期借入金 655,117 627,808
リース債務 16,091 15,399
繰延税金負債 58,480 60,798
退職給付に係る負債 9,524 9,864
役員退職慰労引当金 1,565 1,383
特別修繕引当金 18,441 17,628
その他固定負債 95,096 90,925
固定負債合計 1,035,316 987,008
負債合計 1,457,481 1,420,726
純資産の部
株主資本
資本金 65,400 65,400
資本剰余金 45,007 45,290
利益剰余金 351,636 377,696
自己株式 △6,722 △6,722
株主資本合計 455,320 481,664
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 16,306 20,840
繰延ヘッジ損益 28,170 1,099
為替換算調整勘定 10,889 4,463
退職給付に係る調整累計額 2,648 2,366
その他の包括利益累計額合計 58,014 28,769
新株予約権 1,646 1,369
非支配株主持分 126,253 120,863
純資産合計 641,235 632,667
負債純資産合計 2,098,717 2,053,393
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 574,350 484,686
売上原価 517,372 446,904
売上総利益 56,977 37,782
販売費及び一般管理費 44,932 42,005
営業利益又は営業損失(△) 12,045 △4,222
営業外収益
受取利息 3,971 2,951
受取配当金 3,109 3,507
持分法による投資利益 9,973 30,641
為替差益 7,135 6,929
その他営業外収益 1,086 1,347
営業外収益合計 25,276 45,378
営業外費用
支払利息 8,251 6,752
その他営業外費用 915 1,670
営業外費用合計 9,167 8,422
経常利益 28,154 32,732
特別利益
固定資産売却益 3,472 3,886
その他特別利益 2,753 3,969
特別利益合計 6,226 7,856
特別損失
固定資産売却損 103 107
その他特別損失 1,985 3,901
特別損失合計 2,089 4,009
税金等調整前四半期純利益 32,291 36,579
法人税等 2,751 4,046
四半期純利益 29,539 32,532
非支配株主に帰属する四半期純利益 3,902 2,280
親会社株主に帰属する四半期純利益 25,636 30,251
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益 29,539 32,532
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △3,216 5,815
繰延ヘッジ損益 △10,250 △10,406
為替換算調整勘定 △6,617 △2,914
退職給付に係る調整額 △630 △283
持分法適用会社に対する持分相当額 △18,803 △20,919
その他の包括利益合計 △39,518 △28,707
四半期包括利益 △9,979 3,824
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △13,264 1,006
非支配株主に係る四半期包括利益 3,285 2,817
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 32,291 36,579
減価償却費 42,855 42,819
持分法による投資損益(△は益) △9,973 △30,641
引当金の増減額(△は減少) △11,762 △11,929
受取利息及び受取配当金 △7,081 △6,459
支払利息 8,251 6,752
固定資産除売却損益(△は益) △3,353 △3,653
為替差損益(△は益) △6,460 △6,417
売上債権の増減額(△は増加) 4,642 △2,897
たな卸資産の増減額(△は増加) 5,494 10,129
仕入債務の増減額(△は減少) △8,796 △8,728
その他 1,562 8,776
小計 47,671 34,329
利息及び配当金の受取額 10,156 13,589
利息の支払額 △8,474 △6,704
法人税等の支払額 △3,116 △4,139
営業活動によるキャッシュ・フロー 46,237 37,075
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の取得による支出 △7,243 △2,949
投資有価証券の売却及び償還による収入 8,100 6,611
固定資産の取得による支出 △71,636 △65,177
固定資産の売却による収入 21,285 12,652
長期貸付けによる支出 △3,526 △685
長期貸付金の回収による収入 5,562 2,541
その他 △832 △301
投資活動によるキャッシュ・フロー △48,290 △47,308
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △37,939 28,797
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) 10,000 22,500
長期借入れによる収入 48,575 56,250
長期借入金の返済による支出 △46,554 △61,609
社債の発行による収入 40,000 -
社債の償還による支出 △28,500 △36,776
配当金の支払額 △2,985 △4,203
非支配株主への配当金の支払額 △1,513 △6,288
その他 △1,050 △2,295
財務活動によるキャッシュ・フロー △19,968 △3,625
現金及び現金同等物に係る換算差額 △2,438 △935
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △24,459 △14,794
現金及び現金同等物の期首残高 119,155 102,283
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
△7,991 △1,286
額(△は減少)
現金及び現金同等物の四半期末残高 86,705 86,202
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
ただし、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、税引前四半
期純利益に一時差異等に該当しない重要な差異を加減した上で、法定実効税率を乗じて計算しております。
なお、法人税等調整額は法人税等に含めて表示しております。
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
製品輸送事業
その他 調整額 損益計算書
エネルギー 自動車船・
合計
ドライバルク
関連事業 計 (注)1 (注)2 計上額
船事業 輸送事業 コンテナ フェリー・ (注)3
船事業 内航RORO船
事業
売上高
外部顧客への
136,791 139,248 114,243 127,902 48,270 566,456 7,893 574,350 - 574,350
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 0 4,272 636 108 12,453 17,471 3,064 20,535 △20,535 -
振替高
計 136,792 143,521 114,879 128,011 60,724 583,928 10,957 594,886 △20,535 574,350
セグメント利益 5,288 11,650 5,674 1,032 6,375 30,022 989 31,012 △2,858 28,154
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメント等であり、船舶運航業、船舶管理
業、貸船業及び金融業を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△2,858百万円には、セグメントに配分していない全社損益△6,106百万円、管
理会計調整額3,274百万円及びセグメント間取引消去△25百万円が含まれております。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
製品輸送事業
その他 調整額 損益計算書
エネルギー 自動車船・
合計
ドライバルク
関連事業 計 (注)1 (注)2、3 計上額
船事業 輸送事業 コンテナ フェリー・ (注)4
船事業 内航RORO船
事業
売上高
外部顧客への
110,423 147,509 102,546 76,718 39,816 477,014 7,672 484,686 - 484,686
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 41 4,348 501 84 8,565 13,543 2,818 16,361 △16,361 -
振替高
計 110,465 151,858 103,047 76,803 48,382 490,557 10,490 501,048 △16,361 484,686
セグメント利益
△49 20,321 23,667 △14,322 4,878 34,495 942 35,438 △2,705 32,732
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメント等であり、船舶運航業、船舶管理
業、貸船業及び金融業等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△2,705百万円には、セグメントに配分していない全社損益
△4,980百万円、管理会計調整額2,688百万円及びセグメント間取引消去△414百万円が含まれておりま
す。
3.一般管理費の配賦方法については、各セグメント損益をより適切に反映させるべく全社損益に配賦され
る費用の見直しを行い当第1四半期連結会計期間よりその配賦方法を変更しております。
この結果、従来の方法によった場合に比べ、当2四半期連結累計期間のセグメント利益又は損失(△)
の金額が、それぞれ「ドライバルク船事業」で158百万円、「エネルギー輸送事業」で323百万円、「コ
ンテナ船事業」で94百万円、「自動車船・フェリー・内航RORO船事業」で126百万円、「関連事業」で95
百万円、「その他」で24百万円減少し、「調整額」の金額で820百万円増加しております。
4.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
3.参考資料
(1) 四半期毎の業績推移
<2021年3月期>
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
2020年4月~6月 7月~9月 10月~12月 2021年1月~3月
売上高 [百万円] 251,471 233,215
営業利益又は営業損失(△) △ 5,126 904
経常利益又は経常損失(△) 7,358 25,374
税金等調整前四半期純利益
9,243 27,336
又は税金等調整前四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益
5,491 24,760
又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
1株当たり四半期純利益
[円] 45.92 207.04
又は1株当たり四半期純損失(△)*
潜在株式調整後1株当たり四半期純利益* 45.13 207.04
総資産 [百万円] 2,036,451 2,053,393
純資産 614,648 632,667
*親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失
<2020年3月期>
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
2019年4月~6月 7月~9月 10月~12月 2020年1月~3月
売上高 [百万円] 283,147 291,203 292,919 288,135
営業利益又は営業損失(△) 6,854 5,191 12,258 △ 524
経常利益又は経常損失(△) 14,007 14,147 21,127 5,809
税金等調整前四半期純利益
15,308 16,983 27,123 △ 12,284
又は税金等調整前四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益
12,273 13,363 22,850 △ 15,863
又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
1株当たり四半期純利益
[円] 102.63 111.74 191.06 △ 132.64
又は1株当たり四半期純損失(△)*
潜在株式調整後1株当たり四半期純利益* 99.16 107.95 184.55 -
総資産 [百万円] 2,082,641 2,069,083 2,078,425 2,098,717
純資産 639,824 633,474 654,706 641,235
*親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(2) 減価償却の状況 (百万円) (百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増 減 前 年 度
累計期間 累計期間
船 舶 31,642 31,718 75 62,203
そ の 他 11,213 11,101 △ 112 25,561
減価償却費合計 42,855 42,819 △ 36 87,765
(3) 有利子負債残高 (百万円) (百万円)
前 年 度 末 当第2四半期末 増 減 前第2四半期末
借 入 金 835,468 833,211 △ 2,256 810,152
社 債 217,766 181,000 36,766 207,584
コマーシャル
25,000 47,500 △ 22,500 50,000
・ペーパー
そ の 他 18,450 17,577 872 15,943
有利子負債残高合計 1,096,685 1,079,289 △ 17,395 1,083,680
(4) 海運業船腹量 (当社及び連結子会社) (隻数及び重量トン)
ドライバルク船 油 送 船 L N G 船 自 動 車 船 コ ン テ ナ 船
隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT
保 有 船 腹 47 4,909 77 10,116 28 2,115 48 867 14 1,110
傭 船 250 22,957 94 4,122 10 675 46 759 47 4,571
運 航 受 託 船 - - - - 2 143 - - - -
当第2四半期末 297 27,867 171 14,238 40 2,933 94 1,626 61 5,681
前 年 度 末 311 29,277 167 14,125 45 3,457 107 1,810 64 5,900
フ ェ リ ー ・ 海運業船腹量
客 船 そ の 他 *
内 航 RORO 船 計
隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT 隻 千MT
保 有 船 腹 10 54 1 4 7 42 232 19,217
傭 船 5 31 - - 21 65 473 33,179
運 航 受 託 船 - - - - 1 1 3 144
当第2四半期末 15 85 1 4 29 107 708 52,541
前 年 度 末 15 85 1 5 32 114 742 54,772
*内航船(内航RORO船以外)を含む
(5) 為替情報
前 第 2 四 半 期 当 第 2 四 半 期
増 減 前 年 度
累 計 期 間 累 計 期 間
平均社定レート 109.39円 107.37円 2.02円 (1.8%) 円高 109.28円
期末レート 107.92円 105.80円 2.12円 (2.0%) 円高 108.83円
<海外会社>
2019年6月末 2020年6月末 増 減 2019年12月末
期末レート 107.79円 107.74円 0.05円 (0.0%) 円高 109.56円
(注) 平均社定レートは、当該期各月社定レートの平均。期末レートは、当該期末日のTTMレート。
(6) 船舶燃料油価格情報
前 第 2 四 半 期 当 第 2 四 半 期
増 減
累 計 期 間 累 計 期 間
平均補油単価 US$438/MT US$296/MT △ US$142/MT
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㈱商船三井(9104) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(7) 海運市況
① ドライバルク船市況 (Baltic Dry Index) (1985年1月=1,000とした指数)
出所:Clarkson Research
各月平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 期間平均
2019 1,063 629 680 773 1,036 1,174 1,870 1,982 2,255 1,826 1,419 1,381 1,341
2020 701 461 601 664 489 1,146 1,633 1,516 1,411 958
② 油送船市況(Daily Earnings) : VLCC 中東-日本航路 (US$建傭船料/日)
出所:Clarkson Research
各月平均 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 期間平均
2019 33,842 24,042 32,844 12,797 11,651 20,240 17,660 34,248 38,243 149,802 80,012 101,423 46,400
2020 71,787 21,404 160,557 177,606 59,755 45,336 26,974 17,463 16,091 66,330
③ コンテナ船市況 (China Containerized Freight Index) (1998年1月1日=1,000とした指数)
出所:上海航運交易所
(註)CCFIは中国出しコンテナのみを対象とした運賃指数であり、アジア出し全体の運賃動向と必ずしも一致するものではありません。
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