9090 丸和運輸機関 2019-05-08 15:00:00
中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]

                                                 2019年5月8日
各    位
                            会 社 名 株 式 会 社 丸 和 運 輸 機 関
                            代表者名 代表取締役社長       和 佐 見     勝
                                  ( コード番号:9090 東証第一部 )
                            問合せ先 取締役常務執行役員管理統括本部長
                                  兼総務本部長       河 田    和 美
                                      ( TEL 048-991-1000 )


                中期経営計画の策定に関するお知らせ


 当社グループは、2020年3月期(第47期)から2022年3月期(第49期)までの3ヶ年を対象と
した中期経営計画を策定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                            記


1.基本方針
    物流業界を取り巻く環境は、少子高齢化に伴う労働人口の減少やそれに起因する稼働車両の不足と
いった問題が顕在化しております。これらの問題が将来的に更に深刻化していくことは避けられない
ものと予想されます。
    このような環境下において当社グループの持続的な成長を実現するためには、物流企業間の連携強化、
社会インフラとしての物流ネットワークの構築が必要不可欠であると捉えております。
    当社グループでは、引き続き顧客へのサービスレベルを向上させ、クオリティの高い物流システム
の構築を目指すと共に、更なる事業領域の拡大のため物流プラットフォームビジネスを展開すべく、
「3PL&プラットフォームカンパニー」をコンセプトとした新たな中期経営計画をスタートさせ、
「人材の確保及び育成」
          「先端技術の研究・活用」
                     「新たな市場開発」に傾注し、持続的成長の実現に
努めてまいります。


2.中期重点施策
(1)オールリクルート体制による人材の確保と優秀な「人財」の育成
      企業の活性化と人材不足の回避の観点から、オールリクルート体制を推進し、新卒社員をはじめ
     とした多様な人材の積極採用を推進すると共に、タレントマネジメントによる人材の最適な活用に
     よる職場の生産性改善と勤労意欲の増進による定着率向上に取り組みます。また、当社独自の教育
     システムを見直し、
             「人財」育成の更なる強化を図ります。

(2)EC市場における独自のラストワンマイル配送網の構築と起業家モデルの展開
      成長著しいEC市場において、ラストワンマイル物流の規模拡大と利益創出を実現すべく、新
     規配送拠点の開設及び当社社員の運営による独自のラストワンマイル配送網の構築に傾注すると
     共に、人材・車両の確保を積極的に展開すべく、個人事業主「MQA(Momotaro・Quick Ace)
                                                       」の
     開業を支援する仕組みを更に発展させ、売上保証等により、軽貨物輸送業界のイメージを刷新し
     てまいります。
 (3)低温食品物流事業における「AZ-COM7PL」の機能拡張
    低温食品物流のノウハウを集約した7つのサービスメニュー「AZ-COM7PL」
                                         (アズコム
   セブン・パフォーマンス・ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)について、
   物流品質の均質化とサプライチェーン領域の垂直統合により更なる機能強化を図ってまいります。
    また、当社の強みである高品質なコールドチェーンを活かし、海外市場の開拓に取り組みます。

 (4)先端技術を駆使した革新的なロジスティクスモデルセンターの構築
    ICT(情報通信技術)を駆使した物流革新を目指して積極的な研究開発に取り組み、省人
   化・無人化や、サプライチェーン領域内の標準化(コネクテッド・ロジスティクス)、物流企業
   間のデータ・リソースの共有化(シェアリング・ロジスティクス)が実現された革新的なロジ
   スティクスモデルセンターの構築に取り組みます。

 (5)「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」による物流基盤(プラットフォーム)の発展
    深刻化する人材・車両不足と新たな顧客ニーズに対応するため、「AZ-COM丸和・支援
   ネットワーク」をより発展させ、パートナー企業との相互扶助に基づく連携により人材と車両
   を確保・共有し、平常時のみならず非常時においても安全・安心・安定した物流を提供すべく、
   BCPネットワークをはじめとする社会インフラとしての物流基盤の構築に努めてまいります。



3.連結業績目標
               第 46 期   第 47 期   第 48 期   第 49 期       2019年3月期比
             2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
                 実績       計画       計画       計画         増減       増減率
 売上高(百万円)       85,590   100,000   115,000   130,000   44,409   51.9%
 経常利益(百万円)       6,046     7,300     8,600    10,000   3,953    65.4%
 経常利益率(%)         7.1        7.3       7.5       7.7     0.6    8.9%
 ROE(%)           17.9      19.0      19.5      19.7     1.9    10.4%


※当該中期経営計画の詳細につきましては、2019年5月29日に開催予定の機関投資家及びアナリスト向
 け説明会にて配布いたします説明資料をご参照ください。なお、配布資料は説明会開催後、当社ホー
 ムページに掲載する予定です。

                                                                以 上