9085 中央バス 2021-02-12 14:30:00
2021年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月12日
上場会社名 北海道中央バス株式会社 上場取引所 札
コード番号 9085 URL https://www.chuo-bus.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 二階堂 恭仁
問合せ先責任者 (役職名) 取締役専務執行役員 (氏名) 大森 正昭 TEL 0134-24-1111
四半期報告書提出予定日 2021年2月15日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日∼2020年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 21,232 △25.9 △3,324 ― △2,656 ― △1,618 ―
2020年3月期第3四半期 28,665 △0.0 746 272.5 902 149.8 556 252.8
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第3四半期 △618.45 ―
2020年3月期第3四半期 212.60 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 40,112 27,956 68.8
2020年3月期 41,365 31,061 74.1
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 27,590百万円 2020年3月期 30,667百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― ― ― 50.00 50.00
2021年3月期 ― ― ―
2021年3月期(予想) ― ―
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
(注)2021年3月期の配当予想については、現時点では未定としております。
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 29,100 △23.6 △4,300 ― △3,500 ― △1,900 ― △725.94
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
(注)詳細は、添付資料P.8「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の
会計処理の適用)」をご覧ください。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 3,146,000 株 2020年3月期 3,146,000 株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 528,693 株 2020年3月期 528,549 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 2,617,371 株 2020年3月期3Q 2,617,565 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社と
してその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 8
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北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に収束を見通せな
い中、社会経済活動の停滞が続き、企業収益の急速な減少や雇用環境の悪化など、依然として極めて厳しい状況
で推移しました。道内の経済においても、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、観光需要や個人消費の
減少など、厳しい状況が続いております。
このような経営環境の中、当社グループは、地域社会に密着した事業を積極的に展開するとともに、経営効率
を高め収支改善や経営体質の強化など、企業価値の向上に取り組んでまいりましたが、旅客自動車運送事業、観
光事業において新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は21,232百万円(対前年同期比25.9%減)、営業損失は3,324百万
円(前年同期は746百万円の営業利益)、経常損失は2,656百万円(前年同期は902百万円の経常利益)、親会社株
主に帰属する四半期純損失は1,618百万円(前年同期は556百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となり
ました。
事業別の経営成績は、次のとおりであります。
①旅客自動車運送事業
乗合運送事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、大幅な減収を余儀なくされました。その中におい
ても、バス車内及び施設の感染防止対策を徹底するとともに、インバウンド需要の消失や人の移動の自粛により
大きく減少したバス需要に合わせて、細やかに運行便数の減便を行い、5月の緊急事態宣言解除後から11月に感
染が再拡大するまでは、外出自粛の段階的緩和に合わせて運休便の運行を一部再開するなどの対応を図りなが
ら、バス路線の運行を維持し、地域の公共交通機関としての役割を果たしてきました。
貸切運送事業においても、旅行需要が回復せず大幅な減収となりました。
この結果、売上高は10,017百万円(対前年同期比38.4%減)、設備投資計画を全面的に見直すなど費用の削減
を図りましたが、3,392百万円の営業損失(前年同期は449百万円の営業利益)となりました。
②建設業
建設業は、受注競争の激化により受注高は減少しましたが、完成工事高は増加しました。
この結果、売上高は8,050百万円(対前年同期比2.3%増)、営業利益は290百万円(同37.7%増)となりまし
た。
③清掃業・警備業
清掃業・警備業は、受注の減少により減収となりました。
この結果、売上高は2,198百万円(対前年同期比2.8%減)、営業利益は129百万円(同8.8%減)となりまし
た。
④不動産事業
不動産事業は、前年同期並みの売上高となりました。
この結果、売上高は592百万円(対前年同期比0.2%減)、修繕費の減少により営業利益は275百万円(同11.8%
増)となりました。
⑤観光事業
観光事業においては、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、インバウンド需要の消失や人の移動の自粛に
より利用客が大きく減少し、施設の休業や営業時間の短縮を余儀なくされました。外出自粛が緩和された後も、
観光需要が回復しない中、11月に入り再び感染が拡大したことに伴う外出自粛要請などにより観光需要がさらに
減少し、大幅な減収となりました。
ニセコアンヌプリ国際スキー場は、2019-2020シーズンの冬期営業を例年よりも早く終了し、12月から開始した
2020-2021シーズンの冬期営業では、スキー客が大きく減少しました。
小樽天狗山スキー場は、ロープウエイ利用客が大きく減少し、運休や営業期間及び営業時間の短縮を行いまし
た。
ニセコ温泉郷「いこいの湯宿いろは」は、4月下旬から6月末まで休館しました。7月から営業を再開しまし
たが、11月に入り外出自粛要請やGo Toトラベル事業の一時停止などの影響により、予約のキャンセルが相次ぎま
した。
道央自動車道に直結した観光施設の砂川ハイウェイオアシス館は、4月下旬から臨時休業を実施しました。5
月上旬から営業時間を短縮して営業を再開し、イベントを開催するなど集客に努めました。
この結果、売上高は494百万円(対前年同期比57.1%減)、541百万円の営業損失(前年同期は307百万円の営業
損失)となりました。
なお、当セグメントは、スキー場の営業が冬期間中心であるため、第4四半期の売上高が他の四半期に比べて
高くなる季節的変動があります。
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北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
⑥その他の事業
飲食業は、外食需要が減少したことにより、営業時間の短縮を余儀なくされたことから、テイクアウトメニュ
ーの販売を新たに開始するなど集客に努めましたが、減収となりました。自動車教習所は、政府や自治体の要請
を受け臨時休業を実施しましたが、入校生の増加により、増収となりました。旅行業は、旅行需要が消失し臨時
休業を実施しました。6月の営業再開後に、感染防止対策を徹底した旅行商品を企画し販売しましたが、旅行需
要が回復せず、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は1,764百万円(対前年同期比36.0%減)、90百万円の営業損失(前年同期は14百万円の営業
利益)となりました。
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北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,984,519 7,980,608
受取手形及び売掛金 3,749,044 4,655,965
有価証券 3,200,000 2,250,000
商品 34,972 39,798
原材料及び貯蔵品 158,675 167,954
未成工事支出金 21,685 306,490
その他 465,034 851,730
貸倒引当金 △10,280 △3,713
流動資産合計 14,603,652 16,248,834
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 20,423,484 20,518,704
減価償却累計額 △15,635,439 △15,846,139
建物及び構築物(純額) 4,788,044 4,672,564
車両運搬具 28,676,742 27,801,374
減価償却累計額 △22,403,374 △22,713,951
車両運搬具(純額) 6,273,367 5,087,422
土地 10,043,397 10,044,221
その他 4,737,864 4,770,444
減価償却累計額 △4,029,763 △4,126,516
その他(純額) 708,100 643,928
有形固定資産合計 21,812,910 20,448,136
無形固定資産 118,441 103,399
投資その他の資産
投資有価証券 4,289,089 2,791,696
その他 564,672 543,386
貸倒引当金 △23,478 △23,233
投資その他の資産合計 4,830,282 3,311,850
固定資産合計 26,761,635 23,863,385
資産合計 41,365,287 40,112,220
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北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 2,142,428 3,327,530
未払法人税等 247,046 194,986
賞与引当金 234,562 113,934
その他の引当金 3,974 4,162
その他 3,622,136 4,335,889
流動負債合計 6,250,148 7,976,503
固定負債
退職給付に係る負債 2,918,953 2,862,247
役員退職慰労引当金 340,604 337,434
その他 794,313 979,723
固定負債合計 4,053,871 4,179,406
負債合計 10,304,019 12,155,909
純資産の部
株主資本
資本金 2,100,000 2,100,000
資本剰余金 759,341 759,341
利益剰余金 28,272,309 26,508,639
自己株式 △1,216,445 △1,216,994
株主資本合計 29,915,205 28,150,987
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,129,126 △27,588
退職給付に係る調整累計額 △376,726 △532,992
その他の包括利益累計額合計 752,399 △560,581
非支配株主持分 393,662 365,905
純資産合計 31,061,267 27,956,311
負債純資産合計 41,365,287 40,112,220
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北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 28,665,094 21,232,274
売上原価 25,562,577 22,384,401
売上総利益又は売上総損失(△) 3,102,517 △1,152,126
販売費及び一般管理費 2,356,143 2,172,252
営業利益又は営業損失(△) 746,374 △3,324,379
営業外収益
受取配当金 101,798 77,103
助成金収入 11,128 546,867
持分法による投資利益 21,171 21,117
その他 23,635 25,360
営業外収益合計 157,733 670,449
営業外費用
支払利息 381 184
支払手数料 871 2,120
その他 60 80
営業外費用合計 1,313 2,385
経常利益又は経常損失(△) 902,794 △2,656,314
特別利益
固定資産売却益 57,236 1,455
投資有価証券売却益 5,031 1,790,730
その他 5,620 293
特別利益合計 67,888 1,792,479
特別損失
固定資産除売却損 46,647 16,341
その他 3,363 104
特別損失合計 50,010 16,445
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
920,672 △880,281
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 380,054 220,863
法人税等調整額 3,839 544,435
法人税等合計 383,893 765,299
四半期純利益又は四半期純損失(△) 536,778 △1,645,580
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △19,719 △26,857
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
556,498 △1,618,722
に帰属する四半期純損失(△)
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北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 536,778 △1,645,580
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 283,393 △1,157,875
退職給付に係る調整額 232,668 △156,265
持分法適用会社に対する持分相当額 △296 1,361
その他の包括利益合計 515,766 △1,312,779
四半期包括利益 1,052,545 △2,958,360
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,071,855 △2,931,703
非支配株主に係る四半期包括利益 △19,310 △26,657
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北海道中央バス㈱(9085)2021年3月期第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
連結子会社の税金費用については、主として当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税金等調整前当
期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税金等調整前四半期純利益に当該見積実効税
率を乗じて計算しております。
(追加情報)
会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響
新型コロナウイルス感染症の収束時期等を含む仮定について、現時点で入手可能な情報に基づき、前連結会計
年度の有価証券報告書「(追加情報)(会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響)」の記載内容か
ら仮定の一部を変更しております。変更後の仮定は以下の通りであります。
固定資産の減損の判定及び繰延税金資産の回収可能性の判断等の会計上の見積りについては、主たる事業であ
る旅客自動車運送事業のバス利用状況が、2021年3月まで徐々に回復することを期待しつつも、コロナ禍前の利
用状況まで回復しないと仮定し、会計処理に反映しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間において、繰延税金資産の一部を取り崩しており、法人税等調整額が
578,433千円増加しております。
(セグメント情報)
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
旅客自動車 清掃業・ その他の (注1) 計上額
運送事業
建設業
警備業
不動産事業 観光事業
事業
合計
(注2)
売上高
外部顧客に対する
9,966,017 7,873,188 1,416,760 340,599 490,137 1,145,570 21,232,274 - 21,232,274
売上高
セグメント間の内部
51,205 176,907 782,165 252,204 4,267 618,517 1,885,268 △1,885,268 -
売上高又は振替高
計 10,017,223 8,050,095 2,198,926 592,803 494,405 1,764,088 23,117,542 △1,885,268 21,232,274
セグメント利益又は
△3,392,679 290,669 129,437 275,317 △541,976 △90,280 △3,329,513 5,134 △3,324,379
セグメント損失(△)
(注)1 セグメント利益又はセグメント損失(△)の調整額は、セグメント間取引消去であります。
2 セグメント利益又はセグメント損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しておりま
す。
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