9083 神姫バス 2019-08-09 13:10:00
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
神姫バス㈱(9083)2020年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 8
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかに回復しているものの、米国の通
商政策による貿易摩擦や中国の成長鈍化、2019年10月に控える消費増税等国内外の経済の不確定要素を受け、先行き
不透明な状況となっております。
当社の事業分野におきましても、雇用環境の改善や訪日外国人旅行者の増加により順調に推移しておりますが、日
韓関係の悪化による訪日韓国人観光客の減少や原油価格の動向等、予断を許しません。
このような情勢の中、当社は本年度を開始年度とする中期経営計画を策定し、自動車運送、不動産をコア事業、旅
行貸切を成長事業と位置付け、これらの事業に重点を置いた事業展開を図りました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比13百万円(△0.1%)減の10,811百万円、営業利益は
前年同期比141百万円(139.6%)増の242百万円、経常利益は前年同期比130百万円(79.8%)増の292百万円となりまし
た。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比66百万円(95.1%)増の137百万円となりました。
セグメントの業績は次の通りであります。売上高、営業利益はセグメント間の内部売上高又は振替高控除前の金額
であります。
① 自動車運送
当事業部門におきましては、乗務員の確保、安全性の向上、輸送効率の改善等の諸施策に注力してまいりました。
乗合バス部門におきましては、一般路線バスでは好調な企業業績や雇用環境の改善を受け、通勤・通学需要の増加が
続き、定期券売上が堅調に推移いたしました。また、2018年8月に公営バスからの一部路線受託もあり増収となりま
した。高速乗合バスは2019年4月「三宮~松江出雲線」を新設したほか、既存路線におきましても増便、一部路線の
運賃改定を行ったこと等により増収となりました。郵便物輸送部門は新規受託路線の獲得等により増収となりまし
た。以上の結果、売上高は前年同期比96百万円(2.0%)増の4,874百万円、営業損益は事業拡大や乗務員確保のための
人件費の増加等がありましたが、前年同期に比べ34百万円(12.0%)改善し、256百万円の営業損失となりました。
② 車両物販・整備
車両物販部門におきましては、車両の使用年数の長期化による自動車整備工場からの車検・整備関係部材の受注が
増加したことや、設備関係部材の受注が増加したこと等により増収となりました。自動車整備部門は車検整備台数は
増加したものの、車体装備品の取付減等により減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比18百万円
(1.0%)増の1,972百万円、営業利益は人件費の減少等により前年同期比44百万円(79.3%)増の100百万円となりまし
た。
③ 業務受託
車両管理部門におきましては、新規契約や契約価格の増額改定がありましたが、2019年3月末に岡山営業所を閉鎖
したことや既存取引先との契約縮小等により減収となりました。経営受託部門は2018年11月に姫路市宿泊型児童館
「星の子館」がリニューアルオープンしたことや、ゴールデンウィークの長期化によるレジャー施設「グリーンエコ
ー笠形」の利用者増加等により増収となりました。介護部門はサービス付き高齢者向け住宅「青山の郷」の稼働率が
減少したものの、前期開始した訪問介護事業のほか、各サービスの稼働増により増収となりました。以上の結果、売
上高は前年同期比27百万円(3.4%)増の844百万円、営業利益は前年同期比12百万円(29.7%)増の56百万円となりまし
た。
④ 不動産
住宅部門は注文住宅の販売戸数は増加しましたものの、建売住宅販売戸数、分譲地販売区画数が減少したこと、ま
たリフォーム件数の減少により減収となりました。建設部門は前年に工場新築工事があった反動により減収となりま
した。以上の結果、売上高は前年同期比91百万円(△9.1%)減の920百万円、営業利益は前年同期比1百万円
(△0.4%)減の340百万円となりました。
⑤ レジャーサービス
サービスエリア部門におきましては、西宮店において賃借先との契約変更により減収となりました。飲食部門は前
期「いきなりステーキ姫路駅前店」の事業譲受及び「E PRONTO ビエラ岸辺健都店」並びに2019年5月「さち福やカ
フェ三宮店」の出店により、またツタヤFC部門は2019年5月「TSUTAYA熊見店」の事業譲受により増収となりまし
た。なお、食品製造販売部門の株式会社冨士屋かまぼこは2019年3月に株式譲渡しております。以上の結果、売上高
は前年同期比78百万円(△5.4%)減の1,388百万円となりましたが、営業利益は前年同期比9百万円(491.7%)増の11
百万円となりました。
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⑥ 旅行貸切
旅行部門におきましては、手配旅行は2018年4月に開催した大相撲姫路場所の開催時期変更や団体旅行の受注件数
減により減収となりました。募集型企画旅行は主力ブランド「バス旅」や訪日外国人向けツアーの集客が好調に推移
したことにより増収となりました。貸切バス部門は東京ディズニーリゾート行バスを増便したことにより増収となり
ました。以上の結果、売上高は前年同期比77百万円(7.4%)増の1,123百万円、営業損益は前年同期に比べ30百万円
(84.1%)改善し、5百万円の営業損失となりました。
⑦ その他
清掃・警備部門におきましては、ホテルや公共施設等の建物清掃・管理業務を新規受注したこと等により増収とな
りました。化粧品販売部門は前年実施したキャンペーンの反動及びエステサロンの一部閉店等により減収となりまし
た。農業部門は運営方法の一部見直しにより減収となりました。以上の結果、売上高は前年同期比37百万円
(△7.3%)減の476百万円となりましたが、営業損益は清掃・警備部門の収支改善等により前年同期に比べ8百万円
(59.0%)改善し、5百万円の営業損失となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,066百万円増加し、57,704百万円となりまし
た。増減の主なものは、現金及び預金の増加2,048百万円、分譲土地建物の増加383百万円、有価証券及び投資有価証
券の時価評価等による増加123百万円、商品及び製品の増加134百万円、受取手形及び売掛金の減少1,454百万円、有
形固定資産の減少150百万円等であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,016百万円増加し、14,739百万円となりました。増減の主なものは、賞与引当
金の増加760百万円、前受金の増加427百万円、未払消費税の減少301百万円等であります。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加35百万円、その他有価証券評価差
額金の増加30百万円等により、前連結会計年度末に比べ50百万円増加の42,965百万円となり、自己資本比率は74.4%
となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の業績予想につきましては、2019年5月15日に公表した予想を変更しておりません。今後の事業環境
や収益見通し等を見極め、業績予想の修正の必要性があれば速やかに修正を開示いたします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,662 9,711
受取手形及び売掛金 4,821 3,367
有価証券 70 35
商品及び製品 496 631
仕掛品 246 178
原材料及び貯蔵品 123 114
分譲土地建物 352 736
その他 712 754
貸倒引当金 △3 △3
流動資産合計 14,483 15,525
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 26,335 26,273
減価償却累計額 △16,642 △16,611
建物及び構築物(純額) 9,692 9,661
機械装置及び工具器具備品 2,901 2,909
減価償却累計額 △2,214 △2,244
機械装置及び工具器具備品(純額) 686 665
車両運搬具 16,788 17,076
減価償却累計額 △13,145 △13,473
車両運搬具(純額) 3,642 3,603
土地 19,190 19,221
リース資産 1,953 1,941
減価償却累計額 △1,053 △1,127
リース資産(純額) 899 814
建設仮勘定 38 34
有形固定資産合計 34,150 34,000
無形固定資産
のれん 19 18
その他 393 382
無形固定資産合計 412 400
投資その他の資産
投資有価証券 4,198 4,356
退職給付に係る資産 1,248 1,258
その他 2,264 2,199
貸倒引当金 △119 △36
投資その他の資産合計 7,591 7,778
固定資産合計 42,154 42,179
資産合計 56,638 57,704
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,185 1,182
1年内返済予定の長期借入金 261 243
リース債務 398 355
未払金 3,119 3,041
未払法人税等 240 183
賞与引当金 987 1,747
過年度雑収計上旅行券引当金 21 21
その他 2,475 3,024
流動負債合計 8,689 9,800
固定負債
長期借入金 375 319
リース債務 599 546
役員退職慰労引当金 60 43
退職給付に係る負債 871 886
その他 3,126 3,142
固定負債合計 5,033 4,938
負債合計 13,723 14,739
純資産の部
株主資本
資本金 3,140 3,140
資本剰余金 2,235 2,235
利益剰余金 36,361 36,396
自己株式 △448 △448
株主資本合計 41,288 41,324
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,449 1,479
為替換算調整勘定 - △1
退職給付に係る調整累計額 151 137
その他の包括利益累計額合計 1,601 1,616
非支配株主持分 24 25
純資産合計 42,915 42,965
負債純資産合計 56,638 57,704
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 10,825 10,811
売上原価 8,037 8,033
売上総利益 2,787 2,777
販売費及び一般管理費 2,686 2,535
営業利益 101 242
営業外収益
受取利息 2 2
受取配当金 43 33
持分法による投資利益 5 2
その他 35 33
営業外収益合計 86 72
営業外費用
支払利息 0 0
固定資産除却損 5 10
関係会社貸倒引当金繰入額 14 5
その他 4 5
営業外費用合計 24 21
経常利益 162 292
特別利益
車両等購入補助金 55 10
負ののれん発生益 - 10
特別利益合計 55 21
特別損失
固定資産圧縮損 53 10
関係会社株式評価損 - 18
特別損失合計 53 28
税金等調整前四半期純利益 164 285
法人税等 94 147
四半期純利益 70 137
非支配株主に帰属する四半期純利益 0 0
親会社株主に帰属する四半期純利益 70 137
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純利益 70 137
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △297 32
退職給付に係る調整額 △12 △14
持分法適用会社に対する持分相当額 1 △1
その他の包括利益合計 △308 16
四半期包括利益 △237 153
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △238 153
非支配株主に係る四半期包括利益 0 0
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用
後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
なお、法人税等調整額は、法人税等に含めて表示しております。
(セグメント情報)
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
合計
車両物販・ レジャー (注)
自動車運送
整備
業務受託 不動産 旅行貸切 計
サービス
売上高
外部顧客への売上高 4,727 1,445 811 928 1,467 1,028 10,409 415 10,825
セグメント間の内部
51 508 5 83 - 17 665 98 764
売上高又は振替高
計 4,778 1,954 817 1,011 1,467 1,046 11,075 514 11,589
セグメント利益又はセ
△291 56 43 341 2 △35 116 △14 102
グメント損失(△)
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、食料品・雑貨・化粧品等の物品
販売、広告代理、清掃・警備、農業等を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主
な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 116
「その他」の区分の損失(△) △14
セグメント間取引消去 △0
四半期連結損益計算書の営業利益 101
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Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
その他
合計
車両物販・ レジャー (注)
自動車運送
整備
業務受託 不動産 旅行貸切 計
サービス
売上高
外部顧客への売上高 4,820 1,463 839 847 1,388 1,083 10,443 368 10,811
セグメント間の内部
54 509 4 72 - 40 681 108 790
売上高又は振替高
計 4,874 1,972 844 920 1,388 1,123 11,125 476 11,601
セグメント利益又はセ
△256 100 56 340 11 △5 247 △5 241
グメント損失(△)
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、食料品・雑貨・化粧品等の物品
販売、広告代理、清掃・警備、農業等を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主
な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 247
「その他」の区分の損失(△) △5
セグメント間取引消去 0
四半期連結損益計算書の営業利益 242
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