9083 神姫バス 2021-11-29 14:00:00
2022年3月期第2四半期決算説明資料 [pdf]

2022年3月期     第2四半期決算
説明資料
2021年11月




上場市場:東証二部
証券コード:9083
目次




     2022年3月期 第2四半期決算概要

     2022年3月期 業績予想

     株主還元方針

     参考資料




                          1
2022年3月期 第2四半期決算概要


                     2
新型コロナウイルス感染症の影響について

当社の主な事業エリアである兵庫県・大阪府では、緊急事態宣言の発出やまん延防止等
重点措置の適用で移動や活動の制限が求められたことにより、特に以下のセグメントで厳し
い状況となった。

兵庫県における
 ・緊急事態宣言…4/25~6/20、8/20~9/30(計99日)
 ・まん延防止等重点措置…4/5~4/24、6/21~7/11、8/2~8/19(計59日)
 自動車運送業     ・路線バスは、深夜便や学校専用便の運休やダイヤの見直しを実施
(乗合バス事業)    ・高速バスは、生活路線である淡路島線を除き、半数以上を運休
            ・自社ツアーは、緊急事態宣言期間中は全て中止
            ・貸切バスは、一般団体の自粛や学生団体の規模縮小などで稼働
  旅行貸切業      が低迷するも、7~8月は東京五輪での輸送やワクチン接種会場へ
             の送迎バス受注により大きく回復
            ・前年と同様訪日外国人向けツアーの実施が皆無
            ・レジャーサービス業(飲食・高速道SA)が引き続き影響あり
              →緊急事態宣言期間を中心に臨時休業や酒類提供の禁止を
  その他の事業
               伴う営業時間の短縮
              →感染拡大防止のため座席数などの制限
                                                 3
 2022年3月期 第2四半期業績(連結)

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の継続的な発出・適用により、コロナ禍前の業績までの回復とはなら
なかったものの、前年の緊急事態宣言(4月・5月)の反動や、需要に合わせた供給体制や一般管理費の見
直しといったコスト削減により、経常利益の赤字幅は前年から大きく改善。

                                   前年比                   前々年比
    (百万円)          実績
                             増減額         増減率       増減額          増減率

 売上高                16,934    1,562       10.2%    △5,213       △23.5%

 営業利益               △1,384    1,729            -   △2,027             -

 経常利益               △1,035    1,671            -   △1,756             -

       経常利益率             ₋         -           -          -           -

 親会社株主に帰属する
                    △1,057    1,544            -   △1,472             -
 当期純利益

            ROA          ₋         -           -          -           -
  (経常利益/期中平均総資産)




                                                                          4
2022年3月期 第2四半期業績(セグメント別)

                                           前年比                   前々年比
       (百万円)          実績
                                    増減額          増減率       増減額          増減率
売上高                        16,934     1,562        10.2%    △5,213       △23.5%
           自動車運送            6,995         614       9.6%    △2,732       △28.1%
         車両物販・整備            3,113         230       8.0%          25       0.8%
           ※1
               業務受託         1,561          74       5.0%         △74      △4.5%
                不動産         1,894         201      11.9%     △115         △5.7%
         レジャーサービス           1,785     △102        △5.4%     △1,110       △38.3%
           ※2
               旅行貸切           846         484     133.9%    △1,204       △58.7%
                その他           736          60       8.9%         △3       △0.4%
営業利益                       △1,384     1,729            -    △2,052            -
           自動車運送           △1,616     1,255            -    △1,191            -
         車両物販・整備              137         △69     △33.6%         △94     △40.7%
           ※1
               業務受託            75         △18     △19.4%         △78     △50.8%
                不動産           720          44       6.7%         △68      △8.7%
         レジャーサービス           △135           73          -     △188             -
           ※2
               旅行貸切         △539          449          -     △422             -
                その他          △10           11          -         △10          -
       (セグメント間取引消去)          △14          △17          -          25          -
※1業務受託…索道業を当期より「自動車運送」から「業務受託」へセグメント変更している。(比較も変更後の数値を適用)
※2旅行貸切…「収益認識に関する会計基準」等を当期より適用しており、売上高及び売上原価において、従来の「純額表示」から「総額

          表示」に表示方法を変更している(比較は変更前の数値を適用)
                                                                                  5
 セグメント収益概要
自動車運送は最大のセグメント。車両物販・整備や旅行貸切を含めた自動車運送関連事業は売上高の65%
を占める

一方、利益面での稼ぎ頭は不動産。コロナ禍においてもこの事業のみが黒字・増益となった。自動車運送関連
では、自動車運送・旅行貸切の赤字は前年より大きく改善しているが、全社的な赤字の主因となる

             売上高構成比                             営業利益(単位:億円)


         旅行貸切   その他                                    7.2
                4.4%
         5.0%
 レジャーサービス                                 1.3    0.7
  10.5%
                                                                           △0.1
                          自動車運送                              △1.3
  不動産       2022/3期 2Q    41.3%                                     △5.3
 11.2%        169億円
                                                             2022/3期 2Q
                                                               △13億円
   業務受託

   9.2%                           △16.1
                車両物販・整備
                                  自動車運 車両物 業務受託 不動産          レジャー 旅行貸切 その他
                18.4%              送      販・整備               サービス
 自動車運送関連事業
                                                                                  6
セグメント収益概要


  自動車運送                   車両物販・整備
  ・乗合バスの輸送人員は10.6%増       ・車検台数は8.8%増
  ・乗合バスの実車キロは3.0%減        ・車両部品出荷額は4.1%増



  業務受託                    不動産
  ・受託管理施設利用者数は23.4%増      ・賃貸料収入は0.6%増
  ・車両管理収入は3.9%増           ・リフォーム件数は2.1%増




  レジャーサービス                旅行貸切
  ・TSUTAYA店舗売上は9.1%減      ・貸切バス稼働数は57.1%増
  ・サービスエリア3店舗の客数は11.0%減   ・国内バスツアー集客数は9.4%減
  ・FC・レストランの客数は12.4%減



                                ※増減は前年との比較


                                              7
        自動車運送業概況
    高速バス・路線バスとも、1Qは1回目の緊急事態宣言が発出された前年4~5月の反動により増
    収となったが、2Qは“第5波”の影響により利用人員が回復せず微減。
    営業利益は、需要バランスを勘案した減便およびコスト削減効果で、赤字幅が大きく縮小。
                                 ※2020/3期                                  ※2021/3期                        2022/3期
         (百万円)
                       1Q        2Q         3Q       4Q       1Q           2Q      3Q         4Q          1Q         2Q
        売上高            4,772     4,955      4,945    5,749    2,768        3,612   4,041      5,372       3,379      3,616
        営業利益           △265      △159       △268      854 △1,755 △1,117            △564            923    △875       △741
                        ※当期より、索道業を「自動車運送」から「業務受託」へセグメント変更しており、2020/3期・2021/3期の数値も変更後で表示



                      高速バス 利用人員対比                                                  路線バス ICカード利用人員対比
                      (対2020年3月期実績)                                                  (対2020年3月期実績)
  0%                                                                 0%

                                                                                                                  -21%       -18%
                                                                            -22%              -23%       -24%
-25%                               -35%                            -25%             -36%
                                                      -41%                                               -25%     -23%       -23%
         -46%             -46%                                                               -28%
                                              -50%
-50%            -59%              -43%                 -47%        -50%
                         -49%                 -53%
                                                                            -53%   -58%
-75%                                                               -75%
        -72%
                -79%

-100%                                                              -100%
          4月     5月         6月        7月       8月      9月                    4月     5月         6月         7月         8月      9月

                       2022/3期             2021/3期                                      2022/3期計          2021/3期計
                                                                                                                                  8
 不動産業概況
賃貸事業はコロナ禍による解約や賃料値下げがあったものの、‘20/8に取得した賃貸マンション
「ラウロ豊里」の寄与により増収
住宅販売の販売戸数では、販売戸数が建売住宅+1棟、注文住宅△5棟となり減収
建設工事事業では、こども園舎2棟引き渡しがあり、大きく増収

                   2020/3期                        2021/3期               2022/3期
 (百万円)
           1Q     2Q      3Q      4Q      1Q      2Q     3Q     4Q      1Q     2Q
 売上高        913   1,095   1,162   1,132    744     948    993   1,313    877   1,016
 営業利益       338    449     382     303     320     354    351    454     348    371




         ラウロ豊里(’20/8取得)                        建築物件(姫路市 幼保連携型認定こども園)
                                                                                       9
        旅行貸切業概況
   セグメント全体では、継続的な出控えが影響し、コロナ禍前と比べ低調に推移
   貸切バスでは、東京五輪の輸送やワクチン接種会場への送迎により稼働数が回復するも、
   収支改善としては限定的
                                2020/3期                                  2021/3期                       2022/3期
         (百万円)
                        1Q      2Q       3Q         4Q      1Q         2Q        3Q        4Q          1Q          2Q
        売上高             1,100    950     1,219        691        66      295       700         289      297         548
        営業利益              △6    △111          87    △347    △582      △406       △112     △343       △325          △214
        「収益認識に関する会計基準」等を当期より適用しており、売上高及び売上原価において、従来の「純額表示」から「総額表示」に表示方
        法を変更している(2020/3期・2021/3期は変更前の数値で表記)

                    貸切バス 稼働数対比                                           自社主催国内ツアー 参加者数対比
                   (対2020年3月期実績)                                           (対2020年3月期実績)
  0%                            -11%                          0%

                                         -29%
-25%                                                        -25%

                                                   -48%
-50%
                                                            -50%
         -71%            -68%
                                                                                                -76%
-75%             -85%
                                         -71%      -72%     -75%                                                    -67%
                                                                      -87%                                  -88%
                                -76%                                                   -95%
                                                                               -100%                                -96%
-100%    -88%    -89%    -89%                                                  -100%                        -85%
                                                            -100% -98%                          -87%
          4月     5月       6月     7月       8月        9月                                  -93%
                                                                      4月        5月       6月       7月        8月          9月
                   2022/3期             2021/3期                                    2022/3期       2021/3期
                                                                                                                             10
 レジャーサービス業概況
サービスエリア事業は、客数は減少したが客単価がアップしたことで増収
レストラン事業は、酒類提供や営業時間の制約、2店舗閉店により大きく減収
TSUTAYA事業は、前年の巣ごもり・大ヒット漫画特需の反動により減収

                        2020/3期                                 2021/3期                2022/3期
 (百万円)
             1Q        2Q          3Q         4Q      1Q      2Q      3Q        4Q     1Q     2Q
 売上高         1,388     1,507       1,425      1,246    820    1,068   1,096      931    843    941
 営業利益             11        40          32     △39    △154      △54    △24       △89   △70    △65


                                             事業別収益 前年比較
         20.0%


                            3.9%
                                               1.6%
          0.0%


                                                                              -9.1%

         -20.0%                                              -14.2%

                        SA事業         フランチャイズ事業       レストラン事業      TSUTAYA事業
                                                                                                     11
 連結貸借対照表

前事業年度に借入金を積み増しているものの、自己資本比率は72.8%と財務安定性は維持

(単位:百万円)         2021年3月末     2021年9月末   前期末比
流動資産               13,159       11,481   △1,678
                                                       主な売掛金内訳
           現預金      5,940        6,411    +470     未収補助金の減少(△14.4億円)
           売掛金      4,968        2,980   △1,987
           その他      2,250        2,089    △161
                                                    主な有形固定資産内訳
固定資産               43,982       43,431    △551     乗合2車庫建屋建設(+2.5億円)
   有形固定資産          36,702       36,097    △605     償却減損による減(△12.1億円)
           その他      7,280        7,334     +54
資産合計               57,142       54,913   △2,229
負債                 16,071       14,944   △1,126      主な有利子負債内訳
        有利子負債       5,151        4,652    △499     長期借入金返済(△3.1億円)
                                                   リース債務減少(△1.8億円)
           未払金      2,597        2,055    △542
           その他      8,321        8,237     △84
                                                        主な未払金
純資産                41,071       39,968   △1,103    工事代金減少(△2.6億円)
 負債純資産計            57,142       54,913   △2,229

  ※Net   Cash         789        1,759    +969
                                                     自己資本比率72.8%
※Net   Cash=期末現預金-期末有利子負債残高
                                                                      12
 連結キャッシュ・フローの推移
営業CFはコロナ禍により厳しい業績が続いているものの、前年に比べ赤字幅が縮小したため黒字
化。また、設備投資についても抑制に努めたため、FCFも黒字に転換。

                                          キャッシュフロー推移

 (単位:億円)                  営業キャッシュフロー                     投資キャッシュフロー                     FCF
                     42
                                                             34
 26                                      28
                          26                                      25                                19
           14                                      15
                               10
      12                                                               6                                 11
                                                        10
                                              3
                -3                  -4
                                                        -5                  -9   -5        -3-8
                                                              -9                                      -8
   -14                          -14                                                         -10
            -17       -15                                               -16
                                          -24                                      -33
                                                                                 -38

  上期       下期        上期        下期        上期        下期        上期        下期        上期           下期    上期

      2017/3期             2018/3期             2019/3期             2020/3期             2021/3期      2022/3期
  *FCF=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー
                                                                                                              13
      長期業績推移

 2020/3期までは売上高を順調に伸ばしていたが、コロナ禍の影響を受け大きく減収。
 2020/3期までは事業拡大への人員確保などが費用増として影響。2021/3期はコロナ禍により
 赤字、2022/3期も赤字となったが赤字幅は大きく改善
                        売上高(第2四半期)                                                       親会社株主に帰属する当期純利益(第2四半期)
 (百万円)                                                                            (百万円)




                                                21,903 22,148
         20,906            21,027 21,304 21,456
19,936            19,631
                                                                         16,934
                                                                15,371




                                                                                                802   768
                                                                                                            524   533         414
                                                                                   337    369
                                                                                                                        223



'13/3 '14/3 '15/3 '16/3 '17/3 '18/3 '19/3 '20/3 '21/3 '22/3                       '13/3 '14/3 '15/3 '16/3 '17/3 '18/3 '19/3 '20/3 '21/3 22/3期
  期        期        期        期      期     期      期      期         期        期       期      期     期     期     期     期     期     期       期
                                                                                                                                             △1,057




                                                                                                                                    △2,601       14
2022年3月期 業績予想


                15
 2022年3月期 業績予想
上期は、度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の実施により、想定以上に影響が長引
いたが、ワクチン接種の進捗や感染者数の減少を踏まえ、移動需要が徐々に回復するものと想定
当期純利益の大きな増益は、当社神姫ビルおよび合同ビルの土地・建物の売却益(特別利益
約27億円)によるもの (詳細は20ページを参照)
                                               2022/3期        対前年比
                     2020/3期    2021/3期
      (百万円)                                       予想
                       実績         実績
                                              (11/12開示)    増減額       増減率

売上高                    45,076     35,669          39,100    3,431     9.6%

営業利益                    2,043     △2,266            410     2,676          -

経常利益                    2,224     △1,314           1,070    2,384          -

        経常利益率            4.9%             -        2.7%          -         -

親会社株主に帰属する
                          993     △2,167           2,250    4,417          -
当期純利益

              ※ROA       3.9%             ‐                      -         -
※ROA=経常利益/期中平均総資産




                                                                               16
 2022年3月期 半期別業績見通し

半期ベースでは、例年の季節要因からも下期に黒字を想定。また、事業全体の回復基調を想定し、
増収を見込む


                      2021/3期                         2022/3期
   (百万円)
                上期              下期       上期       下期見通し     Y/Y増減額      H/H増減額

売上高              15,371         20,298   16,934    22,166       1,868     5,232

営業利益            △3,114            848    △1,384     1,794        946      3,178

経常利益            △2,706           1,392   △1,035     2,105        713      3,140

      経常利益率             -        6.8%         -     9.5%        +2.7p         -

親会社株主に帰属する
                △2,601            434    △1,057     3,307       2,873     4,364
当期純利益

        ※ROA            -        1.5%         -                               -
※ROA=年率換算経常利益/期末総資産




                                                                                  17
2022年3月期 業績予想(セグメント別)
                 2020/3期   2021/3期   2022/3期         対前年比
   (百万円)
                   実績        実績        予想         増減額    増減率
 売上高                45,076    35,669    39,100     3,431   9.6%
        自動車運送      20,575    15,793      16,800    1,007      6.4%
   車両物販・整備          6,223     6,184       6,500      316      5.1%
         業務受託       2,988     3,060       3,200      140      4.6%
          不動産       4,304     3,999       4,300      301      7.5%
    レジャーサービス        5,568     3,917       3,800    △117      △3.0%
         旅行貸切       3,962     1,352     ※3,000     1,648   121.9%
           その他      1,455     1,361       1,500      139     10.2%
 営業利益               2,043    △2,266        410     2,676         -
        自動車運送         170    △2,514       △780     1,734         -
   車両物販・整備            508       421        390      △31      △7.4%
         業務受託         245       204        160      △44    △21.6%
          不動産       1,475     1,480       1,510       30      2.0%
    レジャーサービス           45     △323        △180       143         -
         旅行貸切       △377     △1,445       △630       815         -
           その他        △4       △56         △20        36         -
  (セグメント間取引消去)       △20       △33         △40       △7          -
                                      ※収益認識会計基準の適用による増収を含む




                                                                     18
2022年3月期 セグメント別業績予想前提

 自動車運送
 ○路線バス                     車両物販・整備
  感染者数減少による移動需要の回復や        ・神戸工場移転による一般車検の増強
  大学の対面授業再開により利用者数持ち直し     ・自動車部品は前年からの反動により整備
 ○高速バス                      需要が増加すると想定
  長距離移動の回復は鈍いと想定
 ○全般
  原油高騰による経費増(期首より単価15%↑)   不動産
                           ・分譲土地の販売強化
 業務受託                      ・建物管理の新規契約強化
  ・感染者数減少による施設利用者の回復


                           旅行貸切
                           ・訪日客数は皆無と予想
  レジャーサービス                 ・学生団体は需要回復
  ・感染者数減少による飲食店利用者の回復      ・国内バスツアーも回復すると見込む
  ・SA店前通行量の回復による店舗利用者増
  ・書籍販売は前年のような特需がなく減収想定




                                                 19
  2022年3月期 特記事項
固定資産の譲渡
当社が所有する以下の建物および土地を山陽電気鉄道株式会社へ2022/3期内に売却
 ・当社本社が所在する「神姫ビル」
 ・「神姫ビル」と接続した「合同ビル」のうち当社所有分(83%の所有権 残りは山陽電気鉄道)
 【売却理由】
  ①「神姫ビル」は築65年が経過(大規模修繕や耐震補強が必要)
  ②「神姫ビル」「合同ビル」と接続して山陽百貨店所有のビルがあり、土地・建物の所有区分が複雑化し、
   大規模修繕や耐震補強を当社単独で行うことが困難
  ③大規模修繕や耐震補強分の投資に見合う収益確保が困難


  山陽電気鉄道より購入打診があり、
     2物件の売却を決定
    項 目              内    容
            土地 577.58坪
   土地・建物
            建物3,741.41坪
   売却先・時期   山陽電気鉄道株式会社 2022年3月
                                  神姫ビル(2021年11月撮影)赤枠内
    売却益     約2,700百万円(特別利益に計上)
  ※本社事務所は、売却後も当面の間は山陽電気鉄道との賃借契約を締結予定
  ※売却による資金は、新たな不動産物件や事業買収等の投資に活用
                                                        20
株主還元方針


         21
 株主還元方針
2021/3期は赤字となり、先行き不透明な状況下、中間は手元流動性を確保するため配当を見
送り、期末は長期安定配当という方針のもと、1株当たり17.50円を配当

2022/3期も新型コロナウィルス感染症の収束が見通せないものの、回復基調にあると判断し、
長期安定配当という基本方針に基づき、年間35.00円を配当予定


                                    配当状況

     (円)           2018/3期    2019/3期    2020/3期    2021/3期    2022/3期   前年差異

1株当たり当期純利益           262.17     290.55     164.99   △359.94     373.65    733.59

1株当たり配当金              35.00      35.00      35.00      17.50     35.00     17.50
        ※
            配当性向     13.4%      12.0%      21.2%          -       9.4%        -
※配当性向=配当金の支払い額/当期純利益




                                                                                   22
参考資料


       23
企業理念・ビジョン


            企業理念
        地域共栄 未来創成

            ビジョン

        積み重ねてきたことと
       私たちの成長のすべてを、
        地域・社会に活かす。
         未来につなげる。


                      24
行動指針

          「誠実に、果敢に、おもしろく」
誠実に        関わる人すべてを思いやり、責任を持って、やり遂げる。
一人ひとりが頼られる存在になるように、お客様、地域、取引先、株主のみなさま、社員など…関わる人すべてを思いやるこ
とが私たちの要。積み上げてきた実績や伝統から真摯に学び、関わることすべてに責任を持って、やり遂げることから新たな
伝統が生まれます。



果敢に        変化や失敗を恐れずに、粘り強く挑戦し続ける。
変化や失敗を恐れることなく、現状に満足しないで粘り強く挑戦し続ける姿勢。知識や経験を活かし、型にはまらず、勇気
ある行動を積み重ねていくことが成果や成功につながります。




おもしろく      自らの意志を持って、全力で仕事を楽しむ。
自らの意志を持って仕事に一生懸命取り組めば、私たち自身も、会社も、地域・社会も、未来も、もっとおもしろくなるはず。
全力で、臨機応変に仕事を楽しめるかどうかが、これからの成長の鍵となります。


                                                            25
      沿革
1927/08   神姫自動車株式会社誕生(資本金20万円)
1949/06   菱油商事が神姫産業株式会社(現・連結子会社)に商号変更
1952/06   赤穂合同自動車株式会社が神姫自動車株式会社神戸タクシー部を吸収合併し、神姫タクシー株式会社(現・連結子会社)に商号変更
1961/10   大阪証券取引所へ上場(市場第二部)
1969/03   逓送部門を分離し、神姫逓送株式会社(現・連結子会社)を設立
1970/09   シンキ興業株式会社(現・連結子会社神姫フードサービス株式会社)を設立し、飲食業を開始
1970/04   車両部門(板金・塗装等)を分離し、完全自動車整備塗装株式会社(現・連結子会社神姫商工株式会社)を設立
1972/05   神姫バス株式会社に商号変更、事業年度を1年(3月末日)に変更
1982/12   神姫観光株式会社の旅行業以外の事業を分離し、神姫商産株式会社(現・連結子会社神姫クリエイト株式会社)を設立し、
          1983年4月乗車券発売・広告・保険代理業等を開始
1984/01   株式会社ホープ(現・連結子会社神姫トラストホープ株式会社)を設立し、自動車の車両運行管理業を開始
1997/11   神姫観光バス株式会社(連結子会社)を設立し、1998年8月貸切旅客運送事業の運行部門の第一次営業譲渡を行い
          貸切旅行事業を開業
2006/01   株式会社ハウジング幸陽を買収(連結子会社株式会社エルテオに商号変更)
2012/03   神姫バスツアーズ株式会社(連結子会社)を設立
2012/04   神姫観光ホールディングス株式会社(連結子会社)を設立
2012/07   吸収分割により旅行事業を神姫バスツアーズ株式会社に移管更に、吸収分割により神姫バスツアーズ株式会社及び
          神姫観光バス株式会社の株式を神姫観光ホールディングス株式会社に承継させ、旅行事業及び貸切バス事業の経営を管理する中間持株会社
          体制を構築
2013/07   東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所(市場第二部)に上場
2016/10   タイ・バンコクにShinki International Co.,Ltd. (現・非連結子会社)を設立
2017/01   神姫産業株式会社が株式会社大陽商会を吸収合併
2018/04   東京オフィス開設
2019/03   Shinki International Co.,Ltd.がHeisei Enterprise Thailand Co.,Ltd.を買収し、Thai Cross Japan Tour Co.,Ltd. (現・非連結子会社)に
          商号変更
2019/10   株式会社エルテオが神姫バスオール株式会社を吸収合併し、神姫バス不動産株式会社(現・連結子会社)に商号変更
2020/02   株式会社ケアサービス神姫(現・連結子会社)を設立し、介護事業を分社独立化
2020/05   神姫観光バス株式会社が神姫観光ホールディングス株式会社、神姫バスツアーズ株式会社を吸収合併し、神姫観光株式会社に商号変更
2021/01   神姫フードサービス株式会社が株式会社神戸(神姫フードサービスの子会社)を吸収合併

                                                                                                                      26
       財務ハイライト(連結経営指標の推移)
       決算年月          単位      2017/3期      2018/3期      2019/3期      2020/3期      2021/3期
売上高                 (百万円)        44,522       44,562       45,889       45,076       35,669
経常利益                (百万円)         3,027        2,821        2,567        2,224      △1,314
当期純利益(親会社株主に帰属する)   (百万円)         1,991        1,579        1,749         993       △2,167
包括利益(親会社株主に帰属する)    (百万円)         2,099        1,692        1,039         455       △1,983
資本金                 (百万円)         3,140        3,140        3,140        3,140        3,140
発行済株式総数             (千株)         30,860        6,172        6,172        6,172        6,172
純資産額                (百万円)        40,614       42,102       42,915       43,161       41,071
総資産額                (百万円)        55,585       57,371       56,638       56,287       57,142
1株当たり純資産額            (円)       6,737.43     6,986.55     7,121.77     7,162.92     6,816.37
1株当たり配当額             (円)           6.00        35.00        35.00        35.00        17.50
1株当たり当期純利益額          (円)         330.54       262.17       290.55       164.99     △359.94
自己資本比率               (%)          73.02        73.34        75.73        76.63        71.83
自己資本利益率              (%)           5.03         3.82         4.12         2.31              ‐
営業活動によるキャッシュ・フロー    (百万円)         4,048        5,177        4,299        4,059        △815
投資活動によるキャッシュ・フロー    (百万円)       △3,124       △2,954       △2,926       △2,473       △4,022
財務活動によるキャッシュ・フロー    (百万円)       △1,197       △1,037         △775         △555         3,409
現金及び現金同等物の期末残高      (百万円)         4,429        5,615        6,212        7,244        5,815
従業員数                              3,280       3,207        3,281        3,293        3,158
                     (人)
[外、平均臨時雇用者数]                   [1,728]     [1,748]      [1,789]      [1,758]      [1,569]

※当社は、2017年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。2018年3月期の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資
産及び1株当たり当期純利益額を算定しています。

                                                                                           27
ディスクレーマー




             < 見通しに関する注意事項 >


 当資料に記載されている内容は、いくつかの前提に基づいたものであり、将来の計画数値や施策
 の実現を確約したり保証したりするものではありません。




                                 問い合わせ先
                                 総務部 秘書広報課
                                 079-223-1241 (代表)
                                 ir@shinkibus.co.jp

                                                      28