9081 神奈中交 2019-10-30 15:00:00
2020年3月期第2四半期 決算説明資料 [pdf]
2020年3月期第2四半期
決算説明資料
2019年10月30日
神奈川中央交通株式会社
セグメントの概況(1)
一般旅客自動車運送事業
乗合事業においては、4月に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生数の増加に対応するため、湘
南台駅~慶応大学間で輸送力の増強を行うとともに、神奈川中央交通東㈱にて川崎市交通局より新た
に1系統の受託を開始するなどの増収策を図りました。また、実証運行を行っている小山田桜台~唐
木田駅東~多摩南部地域病院間において、8月に利用実態に合わせてワゴン車から小型バスに変更す
ることにより輸送力を強化し、利便性の向上に努めたものの、東京工芸大学芸術学部の移転に伴い通
学利用者が減少したことや養護学校など一部の特定契約輸送が契約満了となったことなどにより減収
となりました。
貸切事業においては、神奈中観光㈱にて、積極的な営業活動に努めたことで旅行エージェントから
の受注が増加したことなどにより稼働率が向上し増収となりました。
4月より増便した「湘南台駅西口~直行~慶応中高等部
前」線
乗用事業においては、高齢の方や車椅子ご利用の方など、さまざまなお客さまが利用しやすいユニ
バーサルデザインの次世代型タクシー「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」の導入を推進しまし
た。また、スマートフォンアプリなどによる無線配車サービスの利用促進に努めたほか、9月には決
済機能付きタブレット端末を全車両に設置するなど利便性の向上を図ったものの、乗務員不足による
稼動減が影響し減収となりました。
以上の結果、一般旅客自動車運送事業全体の売上高は29,868百万円(前年同期比1.7%減)、営
業利益は1,830百万円(前年同期比18.3%減)となりました。
タクシー車両に設置した決済機能付きタブレット端末
1
セグメントの概況(2)
不動産事業
分譲事業においては、前期に引き続き、デベロッパーとのマンション共同事業として、伊勢原
市桜台にて「リーフィアレジデンス伊勢原」および藤沢市羽鳥にて「プレミスト湘南辻堂」の販
売を進めました。さらに、神奈川県内のほか、東京都内の物件を手掛けるなど広く分譲開発を継
続し、茅ヶ崎市室田の戸建分譲および茅ヶ崎市菱沼の宅地分譲を進めたことなどにより増収とな
りました。
賃貸事業においては、高稼働率の維持に努め、前期に新たに賃貸を開始した「平塚市浅間町貸
店舗」および新規テナントが入居した「港南中央ビル」などの賃貸収入が通期寄与したことなど
により増収となりました。
以上の結果、不動産事業全体の売上高は3,006百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は
1,331百万円(前年同期比10.9%増)となりました。 横浜市旭区さちが丘新築分譲住宅
自動車販売事業
自動車販売事業においては、神奈中相模ヤナセ㈱にて、フルモデルチェンジした「Aクラ
ス」や「Bクラス」などの新車販売が順調に推移しましたが、高価格帯の車両販売が減少し
たことなどにより減収となりました。また、神奈川三菱ふそう自動車販売㈱にて、小型トラ
ック「キャンター」の販売が順調に推移するとともに、整備部門において積極的な営業活動
により受注が増加したものの、大型バスの販売台数が減少したことなどにより減収となりま
した。
以上の結果、自動車販売事業全体の売上高は13,698百万円(前年同期比6.7%減)、営
業利益は122百万円(前年同期比22.5%減)となりました。
新型メルセデス・ベンツ「Aクラス」
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セグメントの概況(3)
その他の事業
流通事業においては、㈱神奈中商事にて、バスICカードシステム機器の代替を受注し、部品販
売が増加したことなどにより増収となりました。
ビル管理事業においては、横浜ビルシステム㈱にて、4月より新たに金融機関の事務処理業務の
一部を受託したほか、設備更新工事を受注したことなどにより増収となりました。
資源活生事業においては、㈱アドベルにて、リサイクル品の品質向上を図るため、前期にペット
ボトルリサイクル設備を更新し、販売価格の上昇効果を得られたことなどにより増収となりました。
商用車架装事業においては、横浜車輌工業㈱にて、トラクター架装の受注が順調に推移しました 9月にオープンした「ラケル横浜ノースポートモール店」
が、前期に大手運送会社からコンテナ架装を大口受注した反動減などにより減収となりました。
7月にオープンした「北海道らーめん麺処うたり 相模大野店」
レジャー・スポーツ事業においては、㈱神奈中スポーツデザインにて、4月より子ども向けスポ
ーツスクールを核とした小規模運動施設「神奈中スポーツコンボBB茅ヶ崎」を開業したほか、9月
に「フィットネスクラブライフティック平塚」にて、コラーゲン岩盤浴施設を導入するなど施設を
リニューアルし、会員の獲得に向けた施策を推進しましたが、新たな競合施設の出店に伴う競争激
化の影響などにより減収となりました。
飲食・娯楽事業においては、ドーナツ店やドトールコーヒー店舗にてタピオカドリンクなど新商
品の売上が順調に推移しました。また、前期に新たなブランド展開を始めたラーメン店の2号店と
して7月にオープンした「北海道らーめん麺処うたり相模大野店」が順調に推移したものの、TS
UTAYA店舗における売上不振や閉店の影響などにより減収となりました。
ホテル事業においては、宿泊部門にて旅行エージェントへ積極的な営業活動を行い、訪日外国人
横浜ビルシステム㈱によるビル管理
旅行者など宿泊客が増加いたしましたが、前期にケーキショップ「ブルーベリー」が閉店した影響
などにより減収となりました。
9月にリニューアルした
以上の結果、その他の事業全体の売上高は15,656百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は 「フィットネスクラブ ライフティック平塚」
687百万円(前年同期比12.8%増)となりました。
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連結損益計算書(1)
単位:百万円
2020年3月期
2020年3月期 2019年3月期
増減 摘要 第2四半期期初予想 増減
第2四半期 第2四半期 (2019年4月公表値)
自動車販売事業 △977
売上高 56,773 57,157 △ 383 一般旅客自動車運送事業 △506 58,300 △ 1,526
(△ 0.7%) その他の事業 +685、不動産事業 +271 (△ 2.6%)
一般旅客自動車運送事業 △410
営業利益 3,843 4,158 △ 315 不動産事業 +130 3,330 513
(△ 7.6%) (15.4%)
営業外収益 △120
経常利益 3,893 4,297 △ 404 営業外費用 △31 3,350 543
(△ 9.4%) (16.2%)
補助金収入 △61
特別利益 83 121 △ 38 固定資産売却益 +24 30 53
(△ 31.8%) (176.7%)
△ 73 固定資産圧縮損 △60 △ 24
特別損失 185 258 固定資産除却損 △9 210
(△ 28.3%) (△ 11.8%)
親会社株主に帰属 △ 256 523
する四半期純利益
2,473 2,729 1,950
(△ 9.4%) (26.9%)
1株当たり
四半期純利益
201.56円 221.65円 △ 20.09円 159.29円 42.27円
減価償却費 3,276 3,163 113
EBITDA 7,120 7,321 △ 201 ※営業利益+減価償却費
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連結損益計算書(2)
売上高
自動車販売事業は、商用車販売事業において大型バスの代替需要の減少により減収。
一般旅客自動車運送事業は、乗用事業において乗務員不足により稼働が減少したことや乗合事業における輸送人員の
減少により減収。
その他の事業は、流通事業においてバスICカードシステム機器の販売により増収。
不動産事業は、新築分譲マンション「プレミスト湘南辻堂」の販売により増収。
営業利益
一般旅客自動車運送事業は、減収に加えて車載機器の代替などの設備投資により減価償却費が増加し減益。
不動産事業は、分譲事業や賃貸事業における増収により増益。
経常利益
営業利益の減少による減益。
特別利益
1 固定資産売却益 34百万円 車両売却益等
2 補助金収入 48百万円 乗合バス購入補助金等
特別損失
1 固定資産除却損 119百万円 乗用事業における車載機器代替に伴う除却損等
2 固定資産圧縮損 47百万円 補助金による圧縮額
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連結貸借対照表
単位:百万円
2020年3月期
2019年3月期 増減 摘要
第2四半期
流動資産 21,978 22,256 △ 277 受取手形及び売掛金 △377
(△ 1.2%)
固定資産 130,290 130,920 △ 629 投資有価証券 △534
(△ 0.5%)
資産合計 152,268 153,176 △ 907
(△ 0.6%)
流動負債 51,561 47,952 3,608 短期借入金 +3,075
(7.5%)
固定負債 38,685 45,159 △ 6,474 長期借入金 △6,215
(△ 14.3%)
負債合計 90,246 93,112 △ 2,865
(△ 3.1%)
純資産合計 62,021 60,064 1,957 利益剰余金 +2,197
(3.3%)
負債純資産合計 152,268 153,176 △ 907
(△ 0.6%)
1株当たり純資産額 4,682.00円 4,533.08円 148.92円
自己資本比率 37.7% 36.3% 1.4P
有利子負債残高 43,840 46,979 △ 3,139
6
連結キャッシュ・フロー計算書
単位:百万円
2020年3月期 2019年3月期
増減 摘要
第2四半期 第2四半期
営業キャッシュ・フロー 6,891 6,610 280
(4.2%)
投資キャッシュ・フロー △ 2,818 △ 858 △ 1,959 固定資産の取得による支出の増 △1,972
(△ 228.2%)
財務キャッシュ・フロー △ 4,059 △ 5,619 1,559 短期借入金の純増減額 +1,487
(27.8%)
現金及び現金同等物の増減額 12 132 △ 119
(△ 90.3%)
現金及び現金同等物の四半期末残高 2,808 2,600 208
(8.0%)
7
売上高・利益の推移
第2四半期 第2四半期
百万円
売上高 通期 百万円
営業利益 通期
115,525 113,763 114,809 6,815 6,810 6,606
120,000 111,543 7,000 6,481
100,000 6,000
4,792 4,560
80,000 5,000 4,105 4,158
3,843
55,996 57,278 57,349 57,157 56,773 4,000
60,000
3,000
40,000
2,000
20,000
1,000
0
0
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
経常利益 第2四半期 親会社株主に帰属する四半期純利益
百万円 通期 百万円 第2四半期
6,713 6,789
7,000 6,425 6,476 5,000 通期
4,236 4,089
3,977
6,000
4,000
4,617 4,562
5,000 4,141 4,297 3,082 3,131 3,039
3,893 2,698 2,729
4,000 3,000 2,473
3,000 2,000
2,000
1,000
1,000
0 0
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
8
連結決算の範囲
神奈中グループ 子会社 19社、関連会社3社
うち 連結子会社 19社
持分法適用会社 2社(大山観光電鉄㈱、㈱小田急保険サービス)
≪主な連結会社≫
【一般旅客自動車運送事業】
神奈川中央交通(株)、神奈中タクシー(株)、神奈中観光(株)
【不動産事業】
神奈川中央交通(株)、神奈中タクシー(株)、神中興業(株)
【自動車販売事業】
神奈川三菱ふそう自動車販売(株)、神奈中相模ヤナセ(株)
【その他の事業】
神奈川中央交通(株)、(株)神奈中商事、(株)神奈中スポーツデザイン、
(株)アドベル、(株)神奈中情報システム、横浜ビルシステム(株)
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セグメント情報(一般旅客自動車運送事業)
単位:百万円
2020年3月期 2019年3月期 2020年3月期
増減 摘要 第2四半期期初予想 増減
第2四半期 第2四半期
乗合事業 △164
売上高 29,868 30,375 △ 506 貸切事業 +13 29,870 △1
(△ 1.7%) 乗用事業 △355 (△ 0.0%)
乗合事業 △312
営業利益 1,830 2,241 △ 410 貸切事業 △18 1,390 440
(△ 18.3%) 乗用事業 △79 (31.7%)
【対前年】
売上高は、乗用事業において乗務員不足により稼働が減少したことや乗合事業における輸送人員の減少により減収。
営業利益は、減収に加えて車載機器の代替などの設備投資により減価償却費が増加し減益。
※参考 乗合事業輸送人員 単位:百万人
2020年3月期 2019年3月期
増減率 摘要
第2四半期 第2四半期
定期外 91 92 △ 1.0%
定期 34 34 △ 0.4%
合計 126 127 △ 0.8%
10
セグメント情報(不動産事業)
単位:百万円
2020年3月期 2019年3月期 2020年3月期
増減 摘要 第2四半期期初予想 増減
第2四半期 第2四半期
分譲事業 +193
売上高 3,006 2,734 271 賃貸事業 +78 3,430 △ 423
(9.9%) (△ 12.3%)
分譲事業 +45
営業利益 1,331 1,200 130 賃貸事業 +84 1,260 71
(10.9%) (5.6%)
【対前年】
分譲事業における新築分譲マンション「プレミスト湘南辻堂」の販売に加え、賃貸事業において、前期に賃貸を開始した
「平塚市浅間町貸店舗」が寄与したことなどにより増収増益。
11
セグメント情報(自動車販売事業)
単位:百万円
2020年3月期 2019年3月期 2020年3月期
増減 摘要 第2四半期期初予想 増減
第2四半期 第2四半期
商用車販売事業 △583
売上高 13,698 14,676 △ 977 輸入車販売事業 △393 14,850 △ 1,151
(△ 6.7%) (△ 7.8%)
商用車販売事業 +38
営業利益 122 158 △ 35 輸入車販売事業 △74 130 △7
(△ 22.5%) (△ 5.5%)
【対前年】
商用車販売事業において、大型バスの代替需要が減少したものの、車両整備や部品販売の増収により増益。
輸入車販売事業においては、モデルチェンジした新車の販売が順調に推移したものの、高価格帯の車両販売が減少したこと
などにより減収減益。
※参考 新車販売台数 単位:台
2020年3月期 2019年3月期
増減
第2四半期 第2四半期
トラック 1,136 934 202
バス 40 91 △ 51
輸入車 232 250 △ 18
12
セグメント情報(その他の事業)
単位:百万円
2020年3月期 2019年3月期 2020年3月期
増減 摘要 第2四半期期初予想 増減
第2四半期 第2四半期
流通事業 +625
売上高 15,656 14,970 685 サービス事業 +126 15,920 △ 263
(4.6%) 飲食・娯楽事業 △81 (△ 1.7%)
流通事業 +122
営業利益 687 609 77 飲食・娯楽事業 +24 710 △ 22
(12.8%) レジャー・スポーツ事業 △52 (△ 3.2%)
【対前年】
流通事業におけるバスICカードシステム機器の販売や、ビル管理事業の新規業務受注により増収増益。
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2020年3月期の業績予想
14
連結業績予想
単位:百万円
2020年3月期
2019年3月期 増減 摘要
業績予想
売上高 114,900 114,809 90
(0.1%)
営業利益 5,760 6,606 △ 846
(△ 12.8%)
経常利益 5,730 6,789 △ 1,059
(△ 15.6%)
親会社株主に帰属する △ 849
当期純利益
3,240 4,089
(△ 20.8%)
1株当たり当期純利益 264.37円 332.64円 △ 68.27円
15
セグメント別業績予想
売上高 単位:百万円
2020年3月期
2019年3月期 増減 摘要
業績予想
一般旅客自動車運送事業 58,950 59,249 △ 299
(△ 0.5%)
不動産事業 7,170 6,671 498
(7.5%)
自動車販売事業 31,480 30,985 494
(1.6%)
その他の事業 31,960 31,183 776
(2.5%)
営業利益 単位:百万円
2020年3月期
2019年3月期 増減 摘要
業績予想
一般旅客自動車運送事業 2,030 2,838 △ 808
(△ 28.5%)
不動産事業 2,470 2,427 42
(1.8%)
自動車販売事業 240 297 △ 57
(△ 19.2%)
その他の事業 1,380 1,284 95
(7.4%)
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(参考)個別業績予想
単位:百万円
2020年3月期
2019年3月期 増減 摘要
業績予想
売上高 53,800 53,996 △ 196
(△ 0.4%)
営業利益 3,630 4,126 △ 496
(△ 12.0%)
経常利益 3,840 4,472 △ 632
(△ 14.2%)
当期純利益 2,360 2,965 △ 605
(△ 20.4%)
1株当たり当期純利益 192.67円 241.22円 △ 48.55円
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本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報
及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大き
く異なる可能性があります。
【問い合わせ先】
神奈川中央交通株式会社 総務部
TEL 0463-22-8800
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