9052 山陽電鉄 2020-05-15 15:00:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月15日
上場会社名 山陽電気鉄道株式会社 上場取引所 東
コード番号 9052 URL http://www.sanyo-railway.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)上門 一裕
執行役員 経営統括本部 経理担当 兼
問合せ先責任者 (役職名) (氏名)水谷 大輔 TEL 078-612-2032
経営統括本部マネージャー
定時株主総会開催予定日 2020年6月24日 配当支払開始予定日 2020年6月25日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月25日
決算補足説明資料作成の有無: 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
営業収益 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 51,633 0.3 4,146 12.5 4,208 12.7 2,879 26.0
2019年3月期 51,475 8.8 3,686 8.4 3,734 9.0 2,285 △1.4
(注)包括利益 2020年3月期 1,964百万円 (7.7%) 2019年3月期 1,824百万円 (△33.7%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 129.57 - 7.2 4.3 8.0
2019年3月期 102.86 - 5.9 3.8 7.2
(参考)持分法投資損益 2020年3月期 0百万円 2019年3月期 0百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 98,435 41,524 41.1 1,818.56
2019年3月期 98,011 40,228 40.0 1,765.48
(参考)自己資本 2020年3月期 40,410百万円 2019年3月期 39,232百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 8,114 △6,499 △391 8,988
2019年3月期 6,118 △7,314 789 7,765
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
(合計) (連結) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 12.50 - 15.00 27.50 611 26.7 1.6
2020年3月期 - 15.00 - 15.00 30.00 666 23.2 1.7
2021年3月期(予想) - - -
- - -
(注)2021年3月期の配当につきましては、現時点で未定としております。配当予想額の開示が可能となった時点で速や
かに公表いたします。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響により、現時点において合理的に算定することが困難であることから未
定としております。今後、業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 22,330,598株 2019年3月期 22,330,598株
② 期末自己株式数 2020年3月期 109,461株 2019年3月期 108,583株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 22,221,589株 2019年3月期 22,222,697株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響により、現時点に
おいて合理的に算定することが困難であることから未定とさせていただきます。今後、業績予想の算定が可能となっ
た時点で速やかに公表いたします。
なお、上記の業績予想に関する事項につきましては、添付資料4ページ「1.経営成績等の概況(3)今後の見通
し」をご覧ください。
決算補足説明資料は、決算短信に添付しています。
山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する概況 ………………………………………………………………………… 3
(3)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 7
連結損益計算書 ………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 13
(表示方法の変更) ……………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………… 15
4.決算発表補足説明資料 ……………………………………………………………………………… 16
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1) 経営成績に関する概況
(当期の経営成績)
当連結会計年度のわが国経済は、上半期は景気の緩やかな回復基調が続いたものの、下半期に
入り消費税率の引き上げの反動や海外情勢の不確実性が顕著となり、さらに2月からは新型コロナ
ウイルス感染症の流行拡大の影響を大きく受けるなど、先行きへの懸念が強まるなかで推移しまし
た。
このような情勢のなか、運輸業では、神戸~姫路間の当社沿線を巡っていただけるよう、各種イ
ベントを実施したほか、観光資源を積極的にPRして旅客誘致に取り組みました。また、流通業に
おいては、山陽百貨店で「日本一生き生きとした百貨店」の実現に向け、各種営業施策を展開し集
客力の向上に努めました。さらに不動産業においても、引き続き分譲マンション事業を積極的に推
進するなど、グループ全体で収益拡大に努めました。
当連結会計年度の営業収益は、51,633百万円と前連結会計年度に比べ157百万円(0.3%)の増
収、営業利益は4,146百万円と前連結会計年度に比べ459百万円(12.5%)の増益、経常利益は
4,208百万円と前連結会計年度に比べ474百万円(12.7%)の増益となり、親会社株主に帰属する当
期純利益は2,879百万円と前連結会計年度に比べ593百万円(26.0%)の増益となりました。
事業の種類別セグメントの業績を示すと、次のとおりとなります。
なお、第1四半期連結会計期間よりセグメント区分を変更しています。詳細は「3.(5)連結
財務諸表に関する注記事項(セグメント情報)」に記載のとおりであります。
①運輸業
鉄道事業におきましては、沿線企業の活況により通勤定期運賃収入は好調に推移したものの、定
期外運賃収入については、アニメ「忍たま乱太郎」とのコラボレーション企画をはじめとする各種
イベントの実施や、沿線で開催されたスポーツやグルメイベントを積極的にPRし、多くのお客さ
まにご利用いただきましたが、2月以降は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けて減
収となりました。バス事業では、明石市コミュニティバス路線の一部を他事業者に引き継いだこと
や新型コロナウイルス感染症拡大により乗合バスを中心に影響を受けたことなどにより減収となり
ました。
運輸業全体の営業収益 につきまし ては、19,5 01百万円と 前連結会計 年度に比べ215 百 万円
(1.1%)の減収となりましたが、諸費用の減少により営業利益は1,377百万円と前連結会計年度に
比べ324百万円(30.8%)の増益となりました。
②流通業
百貨店業におきましては、消費税率の引き上げによる反動減や新型コロナウイルス感染症拡大の
影響もあり、衣料品を中心に売上が減少傾向であったものの、消費税率引き上げ前に美術品・宝飾
品等の高額品の購入需要を取り込めたことなどが大きく寄与し、増収となりました。コンビニエン
スストア業におきましては、既存の「ローソン+フレンズ」の各店舗が堅調に推移したことに
より、増収となりました。
流 通 業 全 体 の 営 業 収 益 に つ き ま し て は 、 2 2 , 1 0 1 百 万円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ 8 2 百 万 円
(0.4%)の増収となり、営業利益は372百万円と前連結会計年度に比べ50百万円(15.6%)の増益
となりました。
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
③不動産業
不動産業のうち、分譲事業におきましては、西宮市での「ルネ西宮仁川」や神戸市須磨区での
「シエリア須磨鷹取」の引渡しを行ったことなどにより、増収となりました。賃貸事業では、前期
に取得した賃貸マンションの収入が通期で寄与したことや、神戸市垂水区小束山地区の保有土地の
一部を医療法人へ貸し付けたことなどにより、増収となりました。
不動産業全体の営業収益につきましては、分譲事業におけるマンション販売件数の差などにより
6,682百万円と前連結会計年度に比べ267百万円(4.2%)の増収となり、営業利益は2,192百万円と
前連結会計年度に比べ62百万円(2.9%)の増益となりました。
④レジャー・サービス業
飲食業におきまして、既存のケンタッキー・フライド・チキンの各店舗で様々なキャンペーンを
実施したことに加え、「ミスタードーナツテラッソ姫路ショップ」や「マネケン山陽明石駅店」と
いった新規店舗が好調に推移したことなどにより増収となったものの、舞子ホテルの休業や一部喫
茶店の閉店などの影響で減収となりました。
レジャー・サービス業全体の営業収益につきましては、2,020百万円と前連結会計年度に比べ
62百万円(3.0%)の減収となりましたが、諸費用の減少などから、営業利益は75百万円と前連結
会計年度に比べ33百万円(80.7%)の増益となりました。
⑤その他の事業
総合ビルメンテナンス事業におきまして、積極的な営業活動により、新たに沿線の公共施設の管
理業務を受託しました。また、一般労働者派遣業においても沿線自治体の業務を受託したことなど
により、増収となりました。
その他の事業全体の営業収益につきましては、1,327百万円と前連結会計年度に比べ84百万円
( 6 . 8 % ) の 増 収と な り ま し た が 、 営 業 利 益 は 1 0 9 百 万円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ 2 0 百 万 円
(15.8%)の減益となりました。
(2) 財政状態に関する概況
① 資産、負債及び純資産の状況
総資産は、前連結会計年度末と比較し424百万円増加の98,435百万円となりました。主な増減
は、借入金の増加等により現金及び預金が1,222百万円の増加、車両新造工事の竣工等により機械
装置及び運搬具が1,872百万円の増加、減価償却等により建物及び構築物が1,045百万円の減少、投
資有価証券が1,809百万円の減少などであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比較し871百万円減少の56,911百万円となりました。
主な増減は、支払手形及び買掛金が1,073百万円の減少、長期借入金が246百万円の減少、短期借入
金が567百万円の増加などであります。
純資産につきましては、前連結会計年度と比較し1,295百万円増加の41,524百万円となりま
した。主な増減は、利益剰余金が2,212百万円の増加、その他有価証券評価差額金が803百万円の
減少などであります。
これらの結果、自己資本比率は41.1%となりました。
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② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末
より1,222百万円の増加となり、当連結会計年度末には8,988百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、法人税等の支払があったものの、税金等調整前当期純利益、
減価償却費の計上等により8,114百万円となり、前連結会計年度に比べ1,995百万円の増加となりま
した。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、長期前受工事負担金の受入等があったものの、設備投資に
よる有形固定資産の取得による支出等により6,499百万円となり、前連結会計年度に比べ814百万円
の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、長期借入金の返済による支出等により391百万円となり、前連
結会計年度に比べ1,181百万円の増加となりました。
(3) 今後の見通し
今後の見通しにつきましては、少子高齢化や人口減少の進行に加え、特に新型コロナウイルス感
染症の流行拡大は、当社グループに深刻な影響を及ぼしており、先行きも予測は困難で憂慮すべき
状況が続くと思われます。
このような極めて厳しい情勢に対処するため、2021年度までの中期経営計画の5つの基本戦略で
ある「各事業の連携強化による企業価値の向上」、「沿線活性化に向けた取り組みの推進」、「非
鉄道事業分野での収益基盤の着実な拡充」、「安全・安心の確立とサービスの向上」、「健康で明
るく活き活きと働ける職場環境の整備」に基づいた各種施策を着実に実行し、難局にも耐えられる
強固な経営基盤を築いてまいります。
なお、業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響により、現時
点において合理的に算定することが困難であることから未定としております。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、当社グループでは、運輸業における輸送人員
の減少、流通業における来店客数の減少(山陽百貨店の店舗を一部臨時休業)などの影響が出てお
ります。当該影響により、今後、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能
性があります。業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループの利害関係者の多くは、国内の株主、債権者、取引先等であるため、また、国内の
同業他社との比較可能性を確保するため、会計基準につきましては日本基準を適用しております。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,893 9,116
受取手形及び売掛金 2,312 2,288
有価証券 - 701
商品及び製品 1,065 1,120
分譲土地建物 4,432 4,596
その他 801 925
貸倒引当金 △2 △3
流動資産合計 16,503 18,745
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 36,547 35,502
機械装置及び運搬具(純額) 7,909 9,782
土地 22,088 22,123
建設仮勘定 2,761 1,581
その他(純額) 1,044 1,045
有形固定資産合計 70,352 70,035
無形固定資産 304 408
投資その他の資産
投資有価証券 6,637 4,828
長期貸付金 68 61
退職給付に係る資産 2,588 2,361
繰延税金資産 258 678
その他 1,315 1,332
貸倒引当金 △16 △15
投資その他の資産合計 10,851 9,247
固定資産合計 81,508 79,690
資産合計 98,011 98,435
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,608 5,534
短期借入金 5,616 6,183
未払法人税等 815 809
賞与引当金 552 592
役員賞与引当金 36 46
商品券等使用引当金 233 229
その他 8,135 8,054
流動負債合計 21,998 21,451
固定負債
社債 6,000 6,000
長期借入金 23,739 23,493
繰延税金負債 33 1
退職給付に係る負債 1,500 1,670
長期前受工事負担金 51 208
受入敷金保証金 3,982 3,686
その他 475 399
固定負債合計 35,784 35,459
負債合計 57,782 56,911
純資産の部
株主資本
資本金 10,090 10,090
資本剰余金 6,853 6,854
利益剰余金 20,268 22,480
自己株式 △171 △173
株主資本合計 37,040 39,251
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,496 692
退職給付に係る調整累計額 696 466
その他の包括利益累計額合計 2,192 1,158
非支配株主持分 996 1,113
純資産合計 40,228 41,524
負債純資産合計 98,011 98,435
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業収益 51,475 51,633
営業費
運輸業等営業費及び売上原価 42,169 42,037
販売費及び一般管理費 5,619 5,448
営業費合計 47,789 47,486
営業利益 3,686 4,146
営業外収益
受取利息 2 2
受取配当金 153 155
持分法による投資利益 0 0
雑収入 272 282
営業外収益合計 429 441
営業外費用
支払利息 259 257
雑支出 121 121
営業外費用合計 381 378
経常利益 3,734 4,208
特別利益
工事負担金等受入額 396 366
固定資産売却益 0 13
投資有価証券売却益 80 -
収用等特別勘定取崩益 62 -
特別利益合計 539 379
特別損失
工事負担金等圧縮額 396 366
固定資産除却損 18 13
固定資産売却損 - 3
災害による損失 94 -
収用等代替資産圧縮損 62 -
減損損失 59 -
特別損失合計 631 383
税金等調整前当期純利益 3,642 4,205
法人税、住民税及び事業税 1,240 1,342
法人税等調整額 △8 △141
法人税等合計 1,232 1,201
当期純利益 2,410 3,004
非支配株主に帰属する当期純利益 124 124
親会社株主に帰属する当期純利益 2,285 2,879
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(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 2,410 3,004
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △420 △809
退職給付に係る調整額 △166 △230
その他の包括利益合計 △586 △1,040
包括利益 1,824 1,964
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 1,704 1,845
非支配株主に係る包括利益 119 118
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 10,090 6,852 18,537 △168 35,311
当期変動額
剰余金の配当 △555 △555
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,285 2,285
自己株式の取得 △3 △3
自己株式の処分 0 0 0
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
0 0
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 0 1,730 △2 1,728
当期末残高 10,090 6,853 20,268 △171 37,040
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益
差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 1,911 862 2,773 878 38,963
当期変動額
剰余金の配当 △555
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,285
自己株式の取得 △3
自己株式の処分 0
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
0
株主資本以外の項目の
△414 △166 △581 118 △463
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △414 △166 △581 118 1,264
当期末残高 1,496 696 2,192 996 40,228
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当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 10,090 6,853 20,268 △171 37,040
当期変動額
剰余金の配当 △666 △666
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,879 2,879
自己株式の取得 △2 △2
自己株式の処分 0 0 0
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
1 1
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 1 2,212 △1 2,211
当期末残高 10,090 6,854 22,480 △173 39,251
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益
差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 1,496 696 2,192 996 40,228
当期変動額
剰余金の配当 △666
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,879
自己株式の取得 △2
自己株式の処分 0
非支配株主との取引に
係る親会社の持分変動
1
株主資本以外の項目の
△803 △230 △1,033 117 △916
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △803 △230 △1,033 117 1,295
当期末残高 692 466 1,158 1,113 41,524
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 3,642 4,205
減価償却費 4,074 3,860
減損損失 59 -
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 214 66
賞与引当金の増減額(△は減少) 1 40
役員賞与引当金の増減額(△は減少) 3 10
商品券等使用引当金の増減額(△は減少) △7 △3
持分法による投資損益(△は益) △0 △0
受取利息及び受取配当金 △155 △157
支払利息 259 257
有形固定資産除却損 136 238
売上債権の増減額(△は増加) △214 9
たな卸資産の増減額(△は増加) △332 302
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 27 △0
仕入債務の増減額(△は減少) △739 618
その他の流動資産の増減額(△は増加) 213 △54
その他の流動負債の増減額(△は減少) △129 108
その他の固定負債の増減額(△は減少) △302 △335
建設仮勘定の営業費振替額 529 283
その他 160 319
小計 7,440 9,768
利息及び配当金の受取額 156 156
利息の支払額 △258 △257
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △1,219 △1,552
営業活動によるキャッシュ・フロー 6,118 8,114
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 - △0
有形固定資産の取得による支出 △8,803 △6,635
有形固定資産の売却による収入 84 17
投資有価証券の取得による支出 △106 △10
長期前払費用の増減額(△は増加) △2 △100
その他の投資その他の資産の取得による支出 △82 △55
その他の投資その他の資産の減少による収入 100 13
長期前受工事負担金等受入による収入 1,324 341
その他 171 △69
投資活動によるキャッシュ・フロー △7,314 △6,499
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △85 △57
長期借入れによる収入 6,600 5,600
長期借入金の返済による支出 △5,107 △5,222
配当金の支払額 △555 △666
その他 △62 △46
財務活動によるキャッシュ・フロー 789 △391
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △406 1,222
現金及び現金同等物の期首残高 8,172 7,765
現金及び現金同等物の期末残高 7,765 8,988
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書関係)
当社及び須磨浦遊園株式会社の「索道事業」、「遊園事業」における「一般管理費」について、従来、「営業
費」の「販売費及び一般管理費」に表示しておりましたが、第1四半期連結会計期間より、「運輸業等営業費及び
売上原価」に表示しております。
この変更は、当連結会計年度を初年度とする山陽電鉄グループ中期経営計画において重点施策である「各事業の
連携強化による企業価値の向上」を踏まえ、従来、「レジャー・サービス業」及び「その他の事業」に区分してお
りました「索道・遊園事業」において、それぞれの施設運営を当社の直営とし、施設管理・営業の両面から鉄道事
業と一体にして運営を行う方針となったことから、「運輸業」にセグメント変更を行うことによるものでありま
す。
なお、この変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。この結果、「販
管費及び一般管理費」に表示しておりました19百万円は、「運輸業等営業費及び売上原価」に表示しております。
(セグメント情報等)
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
当社グループは鉄道事業をはじめとする運輸業、百貨店業をはじめとする流通業を中心に、不動産、レジャー・
サービスなど沿線の活性化につながる各種事業を多角的に営んでおります。
当社グループは、上記の事業内容を基礎とした事業の種類別セグメントから構成されており、「運輸業」、
「流通業」、「不動産業」、「レジャー・サービス業」、「その他の事業」の5つを報告セグメントとしてお
ります。
各報告セグメントにおける各事業区分の事業内容は、以下のとおりであります。
運輸業…………………………鉄道、バス、タクシー等の営業を行っております。
流通業…………………………百貨店業を中心に商品の販売等を行っております。
不動産業………………………建物及び土地の賃貸・販売等を行っております。
レジャー・サービス業………飲食業等を行っております。
その他の事業…………………設備の保守・整備・工事業、一般労働者派遣業等、会社運営をサポートする事業
を行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のため採用している会計基準に基づく金
額により記載しております。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。また、セグメント間の内部収益及び振替高は市場
実勢価格に基づいております。
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務
調整額
レジャー・ その他の 諸表計上額
運輸業 流通業 不動産業 計 (注1)
サービス業 事業 (注2)
営業収益
(1)外部顧客に対する営業収益 19,716 22,019 6,414 2,082 1,242 51,475 - 51,475
(2)セグメント間の内部営業収
396 48 667 67 2,015 3,196 △3,196 -
益又は振替高
計 20,113 22,068 7,082 2,149 3,258 54,672 △3,196 51,475
セグメント利益 1,052 322 2,129 42 129 3,676 10 3,686
セグメント資産 41,982 14,111 28,784 910 2,484 88,274 9,736 98,011
その他の項目
減価償却費 2,830 332 836 50 24 4,074 - 4,074
減損損失 - - - 59 - 59 - 59
有形固定資産及び無形固定
5,646 82 2,702 143 16 8,591 - 8,591
資産の増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額10百万円は、セグメント間取引消去であります。
(2)セグメント資産の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資産15,578百万円、セグメント間取引消
去△5,841百万円であります。全社資産の主なものは、当社の現金及び預金、投資有価証券等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務
調整額
レジャー・ その他の 諸表計上額
運輸業 流通業 不動産業 計 (注1)
サービス業 事業 (注2)
営業収益
(1)外部顧客に対する営業収益 19,501 22,101 6,682 2,020 1,327 51,633 - 51,633
(2)セグメント間の内部営業収
401 37 463 62 1,829 2,794 △2,794 -
益又は振替高
計 19,902 22,139 7,146 2,082 3,156 54,428 △2,794 51,633
セグメント利益 1,377 372 2,192 75 109 4,127 19 4,146
セグメント資産 43,705 12,991 27,522 866 2,466 87,552 10,882 98,435
その他の項目
減価償却費 2,647 287 857 44 23 3,860 - 3,860
有形固定資産及び無形固定
4,489 102 58 62 13 4,726 - 4,726
資産の増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額19百万円は、セグメント間取引消去であります。
(2)セグメント資産の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社資産17,097百万円、セグメント間取引消
去△6,214百万円であります。全社資産の主なものは、当社の現金及び預金、投資有価証券等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
4.報告セグメントの変更等に関する事項
(表示方法の変更)
「3、(5)連結財務諸表に関する注記事項 表示方法の変更(連結損益計算書関係)」に記載の通り、第1四
半期連結会計期間より、従来、「レジャー・サービス業」及び「その他の事業」に含めて表示しておりました当社
及び須磨浦遊園株式会社の「索道事業」及び「遊園事業」を、「運輸業」の「鉄道事業」に含めて表示しておりま
す。なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の報告セグメントの区分方法により作成しており
ます。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 1,765円48銭 1,818円56銭
1株当たり当期純利益 102円86銭 129円57銭
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため、記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
親会社株主に帰属する
2,285 2,879
当期純利益(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
2,285 2,879
当期純利益(百万円)
期中平均株式数(千株) 22,222 22,221
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
4.決算発表補足説明資料
(1)セグメント情報(連結)
(連結業績)
外部顧客に対する営業収益
2020年3月期 2019年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(実績) 通期(実績)
百万円 百万円 百万円 %
運 輸 業 19,501 19,716 △ 215 △1.1
流 通 業 22,101 22,019 82 0.4
不 動 産 業 6,682 6,414 267 4.2
レジャー・サービス業 2,020 2,082 △ 62 △3.0
そ の 他 の 事 業 1,327 1,242 84 6.8
計 51,633 51,475 157 0.3
営業利益
2020年3月期 2019年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(実績) 通期(実績)
百万円 百万円 百万円 %
運 輸 業 1,377 1,052 324 30.8
流 通 業 372 322 50 15.6
不 動 産 業 2,192 2,129 62 2.9
レジャー・サービス業 75 42 33 80.7
そ の 他 の 事 業 109 129 △ 20 △15.8
消 去 19 10 8 86.2
計 4,146 3,686 459 12.5
(連結業績予想)
外部顧客に対する営業収益
2021年3月期 2020年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(予想) 通期(実績)
百万円 百万円 百万円 %
運 輸 業 - 19,501 - -
流 通 業 - 22,101 - -
不 動 産 業 - 6,682 - -
レジャー・サービス業 - 2,020 - -
そ の 他 の 事 業 - 1,327 - -
計 - 51,633 - -
営業利益
2021年3月期 2020年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(予想) 通期(実績)
百万円 百万円 百万円 %
運 輸 業 - 1,377 - -
流 通 業 - 372 - -
不 動 産 業 - 2,192 - -
レジャー・サービス業 - 75 - -
そ の 他 の 事 業 - 109 - -
消 去 - 19 - -
計 - 4,146 - -
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山陽電気鉄道㈱(9052)2020年3月期 決算短信
(2)金融収支(連結)
2021年3月期 2020年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(予想) 通期(実績)
百万円 百万円 百万円 %
受取利息・配当金 154 157 △ 2 △1.8
支払利息・社債利息 254 257 △ 2 △1.0
計 △ 99 △ 99 △ 0 -
(3)減価償却費(連結)
2021年3月期 2020年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(予想) 通期(実績)
百万円 百万円 百万円 %
3,971 3,860 110 2.9
(4)設備投資額(連結)
2021年3月期 2020年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(予想) 通期(実績)
百万円 百万円 百万円 %
運 輸 業 7,113 4,489 2,624 58.4
流 通 業 139 102 36 36.0
不 動 産 業 1,825 58 1,766 -
レジャー・サービス業 42 62 △ 20 △32.1
そ の 他 の 事 業 13 13 0 0.0
計 9,133 4,726 4,407 93.2
(5)鉄道事業運輸成績表(個別)
(収入)
2020年3月期 2019年3月期
増 減 額 増 減 率
通期(実績) 通期(実績)
千円 千円 千円 %
定 期 外 6,581,296 6,726,334 △ 145,037 △2.2
定 期 6,209,699 6,085,385 124,314 2.0
計 12,790,996 12,811,719 △ 20,722 △0.2
(人員)
2020年3月期 2019年3月期
増 減 増 減 率
通期(実績) 通期(実績)
千人 千人 千人 %
定 期 外 22,362 22,685 △ 322 △1.4
定 期 37,587 36,809 777 2.1
計 59,950 59,495 454 0.8
(注)(1)セグメント情報(連結)の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響
により、現時点において合理的に算定することが困難であることから未定としております。
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