2020年3月期
決算補足資料
2020年5月8日
京阪ホールディングス株式会社
（ 東証1部 9045 https:// www.keihan-holdings.co.jp/）
◆見通しに関する注意事項◆
業績予想及び将来の予測等に関する記述は、当社が現時点において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因
に係る現時点における仮定を前提としています。
実際の業績は、今後の様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
2020年3月期
決算の概要
1
連結損益計算書
• 不動産業における前年度大型マンション販売の反動減に加え、新型コロナウイルス感染症拡大によるインバウンドの減少や国内におけ
る外出自粛の影響などにより、減収減益。
（単位：百万円）
2020/3 2019/3 2020/3
増減 増減要因 増減
実績 実績 通期予想
△9,056 △7,896
営 業 収 益 317,103 326,159 ※新型コロナウイルスの影響△70億円 325,000
(△2.8%) (△2.4%)
△2,592 △3,176
営 業 利 益 31,123 33,715 ※新型コロナウイルスの影響△49億円 34,300
(△7.7%) (△9.3%)
営業外収益 2,083 2,016 66
営業外費用 3,320 3,623 △303
△2,222 △3,213
経 常 利 益 29,886 32,108 33,100
(△6.9%) (△9.7%)
特 別 利 益 3,920 4,312 △391
特 別 損 失 2,592 4,372 △1,779 災害による損失△936
親会社株主に帰属する △1,359 △2,878
20,121 21,480 23,000
当 期 純 利 益 (△6.3%) (△12.5%)
減 価 償 却 費 20,784 19,819 965 21,000 △ 215
Ｅ Ｂ Ｉ Ｔ Ｄ Ａ 51,908 53,535 △1,626 ※EBITDA：営業利益＋減価償却費 55,300 △3,391
受取利息及び配当金 1,000 937 62 986 13
支 払 利 息 2,189 2,401 △211 2,212 △23
金 融 収 支 △1,188 △1,463 274 △1,226 37
2
セグメント情報
（単位：百万円）
2020/3 2019/3 2020/3
増減額 増減率 増減額 増減率
実績 実績 通期予想
営業収益 93,365 93,926 △561 △0.6% 95,100 △1,734 △1.8%
運 輸 業
営業利益 10,862 11,221 △358 △3.2% 11,600 △737 △6.4%
営業収益 110,228 118,607 △8,378 △7.1% 110,200 28 0.0%
不 動 産 業
営業利益 16,906 17,468 △562 △3.2% 17,100 △193 △1.1%
営業収益 98,186 98,727 △541 △0.5% 100,400 △2,213 △2.2%
流 通 業
営業利益 3,258 2,923 335 11.5% 3,500 △241 △6.9%
営業収益 32,081 30,621 1,460 4.8% 35,500 △3,418 △9.6%
ﾚｼﾞｬｰ･ｻｰﾋﾞｽ業
営業利益 1,336 1,817 △481 △26.5% 3,300 △1,963 △59.5%
営業収益 2,908 1,843 1,065 57.8% 3,500 △591 △16.9%
その他の事業
営業利益 △921 △57 △863 － △400 △521 －
営業収益 △19,667 △17,567 △2,100 － △19,700 32 －
全 社 ・ 消 去
営業利益 △319 342 △662 － △800 480 －
3
新型コロナウイルスの影響
《新型コロナウイルスの影響額（2020年3月期）》
（単位：億円）
営業収益 営業利益
運 輸 業 △20 △19
不 動 産 業 △0 △0
流 通 業 △14 △5
ﾚ ｼ ﾞ ｬ ｰ ･ ｻ ｰ ﾋ ﾞ ｽ 業 △33 △22
そ の 他 の 事 業 △1 △0
連 結 △70 △49
《影響を受けた主な事業の状況（2019年12月～2020年3月）》
(％) 京阪電気鉄道 旅客数対前年比 (％) 京阪百貨店 営業収益対前年比 (％) ホテル客室稼働率
10.0 10.0 100.0
0.0 80.0
0.0
△10.0 60.0
△10.0
△20.0 40.0
△30.0 △20.0 20.0
12月 1月 2月 3月 12月 1月 2月 3月 12月 1月 2月 3月
ホテル京阪
京阪ホテルズ＆リゾーツ 4
セグメント情報（構成比）
【連結対象会社】42社（対前年同期 1社増） 【持分法適用会社】2社（対前年同期 増減なし）
運 輸 業 京阪電気鉄道、京福電気鉄道、京阪バス 他12社
不 動 産 業 京阪ホールディングス、京阪電鉄不動産、ゼロ・コーポレーション、京阪建物 他8社
流 通 業 京阪百貨店、京阪ザ・ストア、京阪流通システムズ、ビオ・マーケット 他1社
レジャー・サービス業 ホテル京阪、京阪ホテルズ＆リゾーツ、琵琶湖汽船 他5社
そ の 他 の 事 業 ビオスタイル、京阪カード
＜セグメント別営業収益＞ ＜セグメント別営業利益＞
32.7％ 53.8％
27.7 ％ 29.2％
1,102億円 169億円
933億円 981億円 34.5 ％
108億円
9.5 ％
0.9 ％ 10.4％ 4.2％
320億円 29億円 32億円 13億円
△9億円
△2.9％
運輸業 不動産業 流通業 レジャー・ その他の 運輸業 不動産業 流通業 レジャー・ その他の
サービス業 事業 サービス業 事業
(注)セグメント数値は、セグメント間取引消去を含む金額、構成比であります。
％は各セグメントの構成比を表しており、各セグメントの構成比を合計すると100％になります。 5
セグメント情報（運輸業）
（単位：百万円）
2020/3 2019/3
増減額 増減率
実績 実績
営 業 収 益 93,365 93,926 △561 △0.6%
鉄 道 事 業 76,184 76,634 △450 △0.6%
バ ス 事 業 27,480 27,620 △139 △0.5%
消 去 △10,299 △10,327 28 －
営 業 利 益 10,862 11,221 △358 △3.2%
鉄 道 事 業 9,272 9,788 △516 △5.3%
バ ス 事 業 1,541 1,393 147 10.6%
消 去 49 39 10 －
（主な増減要因）
• 鉄道事業は、前年度の自然災害の反動増があったものの、新型コロナウイルスによる旅客数減少の影響が大きく、減収減益。
• バス事業は、新型コロナウイルスによる乗合収入の減少などで減収となったものの、人件費の減少などにより増益。
6
運輸成績 京阪電気鉄道
2020/3 2019/3
増減 増減率
実績 実績
百万円 百万円 百万円 ％
旅 客 収 入 51,481 52,054 △572 △1.1
定 期 外 34,379 35,187 △808 △2.3
定 期 17,102 16,866 235 1.4
千人 千人 千人 ％
旅 客 数 293,104 295,099 △1,994 △0.7
定 期 外 145,643 149,795 △4,151 △2.8
定 期 147,461 145,304 2,156 1.5
（定期外旅客収入の主な増減要因）
• 新型コロナウイルスの影響△1,250百万円、前年度の自然災害の反動増＋304百万円
（定期旅客収入の主な増減要因）
• 雇用情勢の改善
7
セグメント情報（不動産業）
（単位：百万円）
2020/3 2019/3
増減額 増減率
実績 実績
営 業 収 益 110,228 118,607 △8,378 △7.1%
不 動 産 事 業 91,413 100,250 △8,837 △8.8%
不 動 産 販 売 業 63,753 74,907 △11,154 △14.9%
不 動 産 賃 貸 業 23,872 21,826 2,045 9.4%
そ の 他 3,787 3,516 271 7.7%
建 設 事 業 24,762 24,578 184 0.7%
消 去 △5,947 △6,222 274 －
営 業 利 益 16,906 17,468 △562 △3.2%
不 動 産 事 業 16,324 16,841 △516 △3.1%
不 動 産 販 売 業 5,525 6,563 △1,038 △15.8%
不 動 産 賃 貸 業 10,396 9,900 495 5.0%
そ の 他 403 377 25 6.9%
建 設 事 業 705 817 △112 △13.8%
消 去 △123 △190 67 －
（主な増減要因）
• 不動産販売業は、事業用物件一棟売却が増加したものの、前年度の大型マンション販売の反動減などにより、減収減益。
• 不動産賃貸業は、前年度に取得した物件の通期寄与などにより、増収増益。
8
セグメント情報（流通業）
（単位：百万円）
2020/3 2019/3
増減額 増減率
実績 実績
営 業 収 益 98,186 98,727 △541 △0.5%
百 貨 店 業 50,796 50,886 △90 △0.2%
ス ト ア 業 29,831 30,143 △312 △1.0%
ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾙの経営 14,818 14,788 29 0.2%
そ の 他 7,624 7,866 △242 △3.1%
消 去 △4,883 △4,958 74 －
営 業 利 益 3,258 2,923 335 11.5%
百 貨 店 業 586 292 293 100.1%
ス ト ア 業 592 730 △138 △19.0%
ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞﾓｰﾙの経営 1,986 1,839 147 8.0%
そ の 他 78 88 △10 △11.5%
消 去 15 △28 43 －
（主な増減要因）
• 百貨店業は、暖冬による冬物衣料の苦戦や新型コロナウイルスによる外出自粛の影響などにより減収となったものの、人件費や経費の
減少などにより増益。
• ストア業は、新型コロナウイルスによる外出自粛やインバウンドの減少、前年度に閉店した店舗の影響などにより、減収減益。
• ショッピングモールの経営は、新型コロナウイルスによる営業時間短縮の影響があったものの、「京阪シティモール」の改装効果に加え、経
費の見直しなどもあり、増収増益。
9
セグメント情報（レジャー・サービス業）
（単位：百万円）
2020/3 2019/3
増減額 増減率
実績 実績
営 業 収 益 32,081 30,621 1,460 4.8%
ホ テ ル 事 業 28,337 26,800 1,536 5.7%
レ ジ ャ ー 事 業 3,772 3,848 △76 △2.0%
消 去 △27 △27 △0 －
営 業 利 益 1,336 1,817 △481 △26.5%
ホ テ ル 事 業 1,379 1,688 △308 △18.3%
レ ジ ャ ー 事 業 △62 107 △170 －
消 去 18 21 △2 －
《ホテル稼働率 内訳》
2020/3 2019/3
増減
実績 実績
ホ テ ル 京 阪 83.6% 94.1% △10.5pt
京阪ホテルズ＆リゾーツ 79.3% 87.6% △8.3pt
（主な増減要因）
• ホテル事業は、競合との価格競争激化や新型コロナウイルスの影響による減収があったものの、前年度に開業した新店の通期寄与
が上回り、全体で増収。利益面では、稼働率・客室単価の低下により減益。
• レジャー事業は、新型コロナウイルスによるレジャー施設利用客数の減少などに加え、ゴルフ場改装に伴う費用が増加したことなどによ
り、減収減益。
10
連結貸借対照表
（単位：百万円）
2020/3 2019/3
増減 増減要因
実績 実績
流 動 資 産 177,016 180,080 △3,064 受取手形及び売掛金△9,241
建物及び構築物＋14,871、
固 定 資 産 555,808 551,669 4,138 建設仮勘定△13,795
資 産 合 計 732,824 731,750 1,073
短期借入金△20,852、
流 動 負 債 167,695 178,310 △10,614 １年内償還予定の社債＋9,993
固 定 負 債 311,069 314,744 △3,674 社債△10,059、長期借入金＋5,704
負 債 合 計 478,765 493,055 △14,289
利益剰余金＋16,367
純 資 産 254,058 238,695 15,363 ※自己資本比率34.1%（＋2.0pt）
負 債 純 資 産 合 計 732,824 731,750 1,073
R O A 4.3％ 4.7％ △0.4pt ※ROA：総資産営業利益率
R O E 8.3% 9.4% △1.1pt ※ROE：自己資本当期純利益率
Ｅ Ｂ Ｉ Ｔ Ｄ Ａ 51,908 53,535 △1,626 ※EBITDA：営業利益＋減価償却費
有 利 子 負 債 327,132 334,346 △7,214 借入金△15,147、短期社債＋7,999
有利子負債EBITDA倍率(倍) 6.30 6.25 0.05
ネ ッ ト 有 利 子 負 債
E B I T D A 倍 率 ( 倍 ) 6.01 5.85 0.16
11
連結キャッシュ･フロー計算書
（単位：百万円）
2020/3 2019/3
増減額 増減要因
実績 実績
営業活動によるキャッシュ･フロー 32,033 36,473 △4,439 たな卸資産の増加△4,520
固定資産の取得による支出＋18,375、
投資活動によるキャッシュ･フロー △26,363 △48,059 21,695 投資有価証券の取得による支出＋2,665
社債の発行による収入の減少△9,939、
財務活動によるキャッシュ･フロー △12,138 12,655 △24,794 短期借入金の減少△9,295
現金及び現金同等物の増減額 △6,468 1,069 △7,538
現金及び現金同等物の期首残高 21,377 20,300 1,076
現金及び現金同等物の期末残高 14,911 21,377 △6,466
12
セグメント別設備投資
（単位：百万円）
2020/3 2019/3 2020/3
増減額 増減額
実績 実績 通期予想
設 備 投 資 29,324 43,631 △14,306 49,200 △19,875
運 輸 業 13,283 14,609 △1,325 15,900 △2,616
不 動 産 業 11,824 26,080 △14,256 16,300 △4,475
流 通 業 1,073 1,428 △354 1,800 △726
ﾚｼﾞｬｰ･ｻｰﾋﾞｽ業 1,933 3,364 △1,431 2,000 △66
そ の 他 の 事 業 862 9 852 1,500 △637
全 社 ・ 消 去 348 △1,860 2,209 11,700 △11,351
13
セグメント別EBITDA
（単位：百万円）
2020/3 2019/3 2020/3
増減額 増減額
実績 実績 通期予想
Ｅ Ｂ Ｉ Ｔ Ｄ Ａ 51,908 53,535 △1,626 55,300 △3,391
運 輸 業 22,597 23,119 △521 23,400 △802
不 動 産 業 22,893 22,666 226 23,100 △206
流 通 業 4,513 4,230 283 4,800 △286
ﾚｼﾞｬｰ･ｻｰﾋﾞｽ業 2,775 2,933 △158 4,800 △2,024
そ の 他 の 事 業 △807 △20 △786 △300 △507
全 社 ・ 消 去 △64 605 △669 △500 435
14
2021年3月期
業績予想
15
2021年3月期 業績予想
１．次期の連結業績予想の公表延期について
次期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を現段階におい
て合理的に算定することが困難なことから「未定」としております。今後、業績予想の開示が可能と
なった段階で速やかに公表いたします。
２．感染症拡大が次期の連結業績に与えうる影響について
感染症収束の見通しがつかない中、4月7日に政府より緊急事態宣言が発令され、鉄道事業・
バス事業の旅客数がさらに減少する傾向にあり、百貨店やショッピングモール、ホテルなどにおいては、
一部施設の休業や営業時間の短縮、イベントの休止などの感染症拡大防止対策を実施してい
ることから、業績に大きな影響を与える可能性があります。
《足元の状況（2019年12月～2020年4月）》
(％) 京阪電気鉄道 旅客数対前年比 (％) 京阪百貨店 営業収益対前年比 (％) ホテル客室稼働率
0.0 20.0 100.0
0.0 80.0
△20.0
60.0
△40.0 △20.0
40.0
△60.0 △40.0 20.0
△80.0 △60.0 0.0
12月 1月 2月 3月 4月 12月 1月 2月 3月 4月 12月 1月 2月 3月 4月
ホテル京阪
京阪ホテルズ＆リゾーツ 16
お問い合わせ先
京阪ホールディングス株式会社
経営統括室経理部
TEL 06-6944-2527
FAX 06-6944-2562