2021年3月期 第3四半期
決算補足資料
2021年2月5日
京阪ホールディングス株式会社
（ 東証1部 9045 https://www.keihan-holdings.co.jp/ ）
2021年3月期 第3四半期
決算の概要
1
連結損益計算書
• 新型コロナウイルス感染症拡大によるインバウンド需要の減少や国内における外出自粛の影響による大幅な減収に加え、不動産業に
おける前年同期のマンション販売の反動減などにより減収。また、各段階の利益においても大幅に悪化し、第3四半期決算としては過
去最低。
（単位：百万円）
2021/3 2020/3
増減 増減要因
3Q実績 3Q実績
△64,024
営 業 収 益 182,908 246,932 ※新型コロナウイルスの影響△609億円
（△25.9%）
△31,166
営 業 利 益 270 31,437 ※新型コロナウイルスの影響△372億円
（△99.1%）
営 業 外 収 益 3,129 1,686 1,443 雇用調整助成金+1,369
営 業 外 費 用 2,651 2,433 218
△29,940
経 常 利 益 749 30,690
（△97.6%）
投資有価証券売却益+2,578、
特 別 利 益 3,939 2,831 1,107 受取補償金△1,093
新型コロナウイルス感染症による損失+947、
特 別 損 失 1,404 1,313 91 固定資産圧縮損△909
親 会 社 株 主に帰属 する △22,836
△1,593 21,242
四 半 期 純 利 益 （－）
受取利 息及 び配 当金 599 985 △386
支 払 利 息 1,567 1,668 △100
金 融 収 支 △968 △683 △285
2
セグメント情報
（単位：百万円）
2021/3 2020/3
増減額 増減率
3Q実績 3Q実績
営 業 収 益 49,003 72,674 △23,671 △32.6%
運 輸 業
営 業 利 益 △7,263 11,630 △18,893 －
営 業 収 益 76,013 84,246 △8,232 △9.8%
不 動 産 業
営 業 利 益 15,168 14,500 667 4.6%
営 業 収 益 61,881 75,372 △13,490 △17.9%
流 通 業
営 業 利 益 771 2,842 △2,070 △72.9%
営 業 収 益 7,483 27,208 △19,724 △72.5%
ﾚｼﾞｬｰ･ｻｰﾋﾞｽ業
営 業 利 益 △7,786 3,127 △10,913 －
営 業 収 益 2,292 2,113 178 8.4%
そ の 他 の 事 業
営 業 利 益 △982 △414 △567 －
営 業 収 益 △13,766 △14,682 915 －
全 社 ・ 消 去
営 業 利 益 362 △248 611 －
3
新型コロナウイルスの影響
《影響の概要》
2020年４月に発令された緊急事態宣言により、当社グループの各事業は厳しい状況に陥りました。特に運輸業やレジャー・
サービス業では、外出自粛に伴う利用者数減少の影響が非常に大きく、流通業では、政府や地方自治体の要請による店舗休業
の影響を受けました。
5月の同緊急事態宣言の解除以降、国内需要は徐々に回復の兆しが見えてきたものの、11月以降再び感染者数が急増した
ことで需要回復に歯止めがかかっており、インバウンド需要も厳しい状況が続いております。
《影響額》
営業収益 営業利益 主な影響
運 輸 業 △250億円 △235億円 鉄道・バスの旅客数減少
不 動 産 業 △11億円 △4億円 展示場・貸し会議室利用数の減少
流 通 業 △124億円 △21億円 商業施設の利用者数減少
ﾚｼﾞｬｰ･ｻｰﾋﾞｽ業 △208億円 △105億円 ホテル・レジャー施設の利用者数減少
そ の 他 の 事 業 △13億円 △6億円 商業施設の利用者数減少
合 計 △609億円 △372億円
《休業施設等の固定費の会計処理》
緊急事態宣言発令期間中（2020年4月～5月）の休業施設などに係る固定費（人件費、賃借料、減価償却費など）
947百万円を「新型コロナウイルス感染症による損失」として特別損失に計上しました。
4
影響を受けた主な事業の状況（１）
《鉄道事業（京阪電気鉄道） 旅客数対前年比》
(％) 10.0 0.8
緊急事態宣言 緊急事態宣言再発令
△10.0
△2.1
△30.0 △20.9
△22.4 △26.9 △26.2 △28.0 △23.2
△28.6 △25.0
△50.0 △37.3
△49.9 △48.1
△70.0
2020年 2021年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月見込※
※改札通過人員を使用（実績は統計上の旅客数）
《百貨店業（京阪百貨店） 営業収益対前年比》
(％) 20.0
大規模内装工事受注の反動減を除いた場合
一部店舗休業
0.0 △9.7 △10.0
△1.9 △1.5
△5.5 △6.4 △6.5 △7.4
△20.0
△16.8 △16.9
△22.8 △20.2
△40.0
△26.8
消費税増税前
△36.2
駆け込み需要の反動減
△60.0 △53.0
2020年 2021年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月見込
5
影響を受けた主な事業の状況（２）
《ホテル事業 客室稼働率》
(％) 100.0 Go To トラベル
82.1 一部ホテル休業および 一時停止
営業規模縮小
80.0
65.5
62.6
74.0 51.0
60.0
38.6 36.9
56.6 35.4 56.8
40.0 47.9
19.6 26.5
9.9 33.2 12.2
20.0 6.3 28.5
4.3 25.5
20.2 17.2
0.0 7.6 7.9
4.4 3.5
2020年 2021年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月見込
ホテル京阪 京阪ホテルズ＆リゾーツ
※緊急事態宣言の再発令による影響
2020年11月5日に公表した業績予想では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の再発令などは行われないと
いう前提を置き算定しておりましたが、2021年１月14日に大阪府や京都府において緊急事態宣言が発令され、時短営業や外
出自粛の要請が行われたことにより、当社グループの業績への影響が想定されます。しかしながら、現時点では影響を合理的に算
定することが困難であるため、前回公表数値を据え置いております。
6
セグメント情報（構成）
【連結対象会社】42社（対前年同期 増減なし）【持分法適用会社】2社（対前年同期 増減なし）
運 輸 業 京阪電気鉄道、京福電気鉄道、京阪バス 他12社
不 動 産 業 京阪ホールディングス、京阪電鉄不動産、ゼロ・コーポレーション、京阪建物 他8社
流 通 業 京阪百貨店、京阪ザ・ストア、京阪流通システムズ、ビオ・マーケット 他1社
レ ジ ャ ー ・ サ ー ビ ス 業 ホテル京阪、京阪ホテルズ＆リゾーツ、琵琶湖汽船 他5社
そ の 他 の 事 業 ビオスタイル、京阪カード
＜セグメント別営業収益＞ ＜セグメント別営業利益＞
151億円
38.6％
760億円 31.5％
24.9 ％ 618億円
7億円
490億円
3.8 ％
△9億円
1.2 ％ △72億円 △77億円
74億円
22億円
運輸業 不動産業 流通業 レジャー・ その他の 運輸業 不動産業 流通業 レジャー・ その他の
サービス業 事業 サービス業 事業
(注)セグメント数値は、セグメント間取引消去を含む金額であります。％は各セグメントの構成比を表しております。
7
セグメント情報（四半期推移）
セグメント別営業収益推移
(百万円)
40,000
32,133
30,000 27,423
23,520
20,998
20,000 18,506
17,084 16,457 17,361
13,413
10,000
4,192
2,426
863
1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q
運輸業 不動産業 流通業 レジャー・サービス業
セグメント別営業利益推移
(百万円)
8,000 6,977
4,509
3,681
4,000
796
252
0
△253 △277
△1,564
△2,018
△4,000 △3,230 △2,991
△4,991
△8,000
1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q
運輸業 不動産業 流通業 レジャー・サービス業 8
セグメント情報（運輸業）
（単位：百万円）
2021/3 2020/3
増減額 増減率
3Q実績 3Q実績
営 業 収 益 49,003 72,674 △23,671 △32.6%
鉄 道 事 業 41,115 58,818 △17,703 △30.1%
バ ス 事 業 13,917 21,313 △7,396 △34.7%
消 去 △6,028 △7,457 1,428 －
営 業 利 益 △7,263 11,630 △18,893 －
鉄 道 事 業 △4,903 9,426 △14,329 －
バ ス 事 業 △2,372 2,187 △4,559 －
消 去 11 15 △4 －
（主な増減要因）
• 鉄道事業は、新型コロナウイルスの影響による旅客数減少の影響が大きく、減収・減益。
• バス事業は、新型コロナウイルスの影響による乗合収入や定期観光収入の減少などにより、減収・減益。
9
運輸成績 京阪電気鉄道
2021/3 2020/3
増減 増減率
3Q実績 3Q実績
百万円 百万円 百万円 ％
旅 客 収 入 26,634 39,905 △13,270 △33.3
定 期 外 16,070 26,848 △10,778 △40.1
定 期 10,563 13,056 △2,492 △19.1
千人 千人 千人 ％
旅 客 数 157,504 227,859 △70,355 △30.9
定 期 外 67,884 113,841 △45,956 △40.4
定 期 89,620 114,018 △24,398 △21.4
旅客収入の推移（百万円）
15,000
（定期外旅客収入の主な増減要因）
10,000 • 新型コロナウイルスの影響△10,963百万円
9,180 8,733 8,935
7,531
5,728 6,454 （定期旅客収入の主な増減要因）
5,000 3,888
• 通勤定期の減少△1,452百万円
4,323 4,473 4,260 4,046 3,404 3,600 3,559
0
• 通学定期の減少 △808百万円
2019.1Q 2019.2Q 2019.3Q 2019.4Q 2020.1Q 2020.2Q 2020.3Q
定期 定期外
10
セグメント情報（不動産業）
（単位：百万円）
2021/3 2020/3
増減額 増減率
3Q実績 3Q実績
営 業 収 益 76,013 84,246 △8,232 △9.8%
不 動 産 事 業 64,090 72,421 △8,331 △11.5%
不 動 産 販 売 業 42,483 51,661 △9,178 △17.8%
不 動 産 賃 貸 業 18,751 17,894 856 4.8%
そ の 他 2,854 2,864 △9 △0.3%
建 設 事 業 15,808 16,305 △497 △3.0%
消 去 △3,884 △4,480 595 －
営 業 利 益 15,168 14,500 667 4.6%
不 動 産 事 業 15,045 14,340 705 4.9%
不 動 産 販 売 業 5,960 5,598 361 6.5%
不 動 産 賃 貸 業 8,753 8,409 343 4.1%
そ の 他 332 332 0 0.0%
建 設 事 業 △15 250 △265 －
消 去 137 △90 228 －
（主な増減要因）
• 不動産販売業は、前年同期の「ザ・京都レジデンス御所東」などのマンション販売の反動減により減収となったものの、利益面では戸建
事業や事業用物件一棟売却が寄与し、増益。
• 不動産賃貸業は、不動産ファンド収入の増加や前期に取得した物件の通期寄与などにより、増収・増益。
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セグメント情報（流通業）
（単位：百万円）
2021/3 2020/3
増減額 増減率
3Q実績 3Q実績
営 業 収 益 61,881 75,372 △13,490 △17.9%
百 貨 店 業 31,426 39,284 △7,858 △20.0%
ス ト ア 業 19,347 22,866 △3,518 △15.4%
ｼｮｯﾋﾟﾝ ｸﾞ ﾓｰ ﾙの経営 8,903 11,103 △2,199 △19.8%
そ の 他 5,010 5,946 △936 △15.7%
消 去 △2,806 △3,828 1,022 －
営 業 利 益 771 2,842 △2,070 △72.9%
百 貨 店 業 △98 609 △708 －
ス ト ア 業 389 553 △163 △29.5%
ｼｮｯﾋﾟﾝ ｸﾞ ﾓｰ ﾙの経営 671 1,517 △846 △55.8%
そ の 他 △201 149 △351 －
消 去 11 11 △0 －
（主な増減要因）
• 百貨店業は、新型コロナウイルスの影響による各店舗の一部休業などにより、減収・減益。
• ストア業は、新型コロナウイルスの影響により駅近・空港内の商業施設が苦戦し、減収・減益。
• ショッピングモールの経営は、新型コロナウイルスの影響による「KUZUHA MALL」の休業などにより、減収・減益。
12
セグメント情報（レジャー・サービス業）
（単位：百万円）
2021/3 2020/3
増減額 増減率
3Q実績 3Q実績
営 業 収 益 7,483 27,208 △19,724 △72.5%
ホ テ ル 事 業 5,840 24,050 △18,209 △75.7%
レ ジ ャ ー 事 業 1,661 3,178 △1,517 △47.7%
消 去 △18 △21 2 －
営 業 利 益 △7,786 3,127 △10,913 －
ホ テ ル 事 業 △7,462 2,812 △10,274 －
レ ジ ャ ー 事 業 △337 301 △638 －
消 去 12 14 △1 －
《ホテル稼働率 内訳》
2021/3 2020/3
増減
3Q実績 3Q実績
ホ テ ル 京 阪 26.4% 92.8% △66.4pt
京 阪 ホ テ ル ズ ＆ リ ゾ ー ツ 27.4% 87.2% △59.8pt
（主な増減要因）
• ホテル事業は、新型コロナウイルスの影響による各店舗の休業や営業規模の縮小などにより、減収・減益。
• レジャー事業は、新型コロナウイルスの影響による運休・休業などにより、減収・減益。
13
連結貸借対照表
（単位：百万円）
2021/3 2020/3
増減額 増減要因
3Q実績 実績
現金及び預金+15,095、
流 動 資 産 197,526 177,016 20,510
販売土地及び建物+6,770
固 定 資 産 556,202 555,808 394
資 産 合 計 753,728 732,824 20,904
短期借入金△11,597、
流 動 負 債 162,087 167,695 △5,608
１年以内償還予定の社債+9,965
固 定 負 債 342,814 311,069 31,744 社債+20,000、長期借入金+12,500
負 債 合 計 504,902 478,765 26,136
利益剰余金△3,468
純 資 産 248,826 254,058 △5,232
※自己資本比率32.4%（△1.7pt）
負 債 純 資 産 合 計 753,728 732,824 20,904
有 利 子 負 債 350,001 327,132 22,868 社債+29,965、短期社債△7,999
14
お問い合わせ先
京阪ホールディングス株式会社
グループ管理室経理部
TEL 06-6944-2527
FAX 06-6944-2562