2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2020年1月31日
上場会社名 西日本旅客鉄道株式会社 上場取引所 東名福
コード番号 9021 URL https://www.westjr.co.jp
代表者 （役職名） 代表取締役社長 （氏名） 長谷川 一明
問合せ先責任者 （役職名） 広報部長 （氏名） 福島 純 TEL 06-6375-8889
四半期報告書提出予定日 2020年2月10日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 ： 有
四半期決算説明会開催の有無 ： 無
（百万円未満切捨て）
1. 2020年3月期第3四半期の連結業績（2019年4月1日～2019年12月31日）
(1) 連結経営成績（累計） （％表示は、対前年同四半期増減率）
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益 半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2020年3月期第3四半期 1,151,699 2.0 191,194 6.4 180,041 7.3 117,113 19.8
2019年3月期第3四半期 1,129,099 1.6 179,748 2.6 167,859 3.5 97,785 △9.8
（注）包括利益 2020年3月期第3四半期 119,697百万円 （21.4％） 2019年3月期第3四半期 98,584百万円 （△12.6％）
1株当たり四半期純利益 潜在株式調整後1株当たり四半期
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第3四半期 611.50 ―
2019年3月期第3四半期 507.27 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 ％
2020年3月期第3四半期 3,243,522 1,255,916 35.5
2019年3月期 3,237,596 1,179,861 33.3
（参考）自己資本 2020年3月期第3四半期 1,152,796百万円 2019年3月期 1,079,598百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― 87.50 ― 87.50 175.00
2020年3月期 ― 95.00 ―
2020年3月期（予想） 95.00 190.00
（注）直近に公表されている配当予想からの修正の有無 ： 無
3. 2020年3月期の連結業績予想（2019年4月1日～2020年3月31日）
（％表示は、対前期増減率）
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円銭
通期 1,570,000 2.7 202,000 2.6 189,500 3.4 120,000 16.8 626.82
（注）直近に公表されている業績予想からの修正の有無 ： 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動） ： 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ： 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
(4) 発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2020年3月期3Q 191,334,500 株 2019年3月期 192,481,400 株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 129,792 株 2019年3月期 129,794 株
③ 期中平均株式数（四半期累計） 2020年3月期3Q 191,519,636 株 2019年3月期3Q 192,767,383 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると思われる一定の前提に基づいており、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資
料P.5「連結業績予想に関する定性的情報」をご覧ください。
・決算短信補足資料は当社ホームページに掲載します。
西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
１．当四半期決算に関する定性的情報･････････････････････････････････････････ 2
（１） 連結経営成績に関する定性的情報･････････････････････････････････････････ 2
（２） 連結財政状態に関する定性的情報･････････････････････････････････････････ 5
（３） 連結業績予想に関する定性的情報･････････････････････････････････････････ 5
２．四半期連結財務諸表及び主な注記
（１） 四半期連結貸借対照表･･･････････････････････････････････････････････････ 6
（２） 四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書･･･････････････････････ 8
（３） 継続企業の前提に関する注記･････････････････････････････････････････････ 10
（４） 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記･･･････････････････････････ 10
（５） その他･････････････････････････････････････････････････････････････････ 10
（参考）2019 年度第３四半期決算について
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西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
１．当四半期決算に関する定性的情報
当社グループは、
「JR 西日本グループ中期経営計画2022」及びその中核をなす「JR 西日本グループ
鉄道安全考動計画2022」（以下、「安全考動計画2022」）に基づき、中長期的な企業価値向上に向けて、
各種施策を着実に推進しました。
当第３四半期連結累計期間においては、多客期を含めて運輸収入が好調であったこと等により、営
業収益は前年同期比2.0％増の１兆1,516億円、営業利益は同6.4％増の1,911億円、経常利益は同7.3％
増の1,800億円、法人税等を控除した親会社株主に帰属する四半期純利益は同19.8％増の1,171億円と
なりました。
（１） 連結経営成績に関する定性的情報
当第３四半期連結累計期間の概況
2019年度第３四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりです。
売 上 高 １１，５１６億円
営 業 利 益 １，９１１億円
経 常 利 益 １，８００億円
親会社株主に帰属する四半期純利益 １，１７１億円
これをセグメント別に示すと次のとおりとなります。
① 運輸業
〔安全性向上等〕
当社は、2005年４月25日、福知山線塚口駅～尼崎駅間において、106名のお客様の尊い命を奪い、
500名を超えるお客様を負傷させるという、極めて重大な事故を惹き起こしました。引き続き被害に
遭われた方々への真摯な対応、安全性向上への弛まぬ努力を積み重ねるとともに、福知山線列車事故
のような事故を二度と発生させないとの決意のもと、
「安全考動計画2022」を策定し、ハード、ソフ
ト両面から安全性向上の取り組みや安全マネジメントの仕組みづくりを進めました。
新幹線では、より安全性、信頼性を追求した新製車両への置き換えを進めています。また、走行中
の台車の異常を把握するための装置の整備も推進しています。
ホームの安全対策としては、山陽新幹線の主要駅及び在来線のご利用の多い駅等におけるホーム柵
の整備等を引き続き進めています。
激甚化する自然災害への対策としては、引き続き、斜面防災対策をはじめとした豪雨対策を行うと
ともに、地震に対しては、山陽新幹線における逸脱防止ガードの整備や、建物、高架橋等の耐震補強
等の対策を進めています。
加えて、列車内における防犯対策も推進しました。
（主な具体的取り組み）
ア．新幹線安全対策
・東海道・山陽新幹線を直通する700系車両の新製車両（N700A）への置き換え
・山陽新幹線での地上に設置する台車温度検知装置の整備推進
・N700系への台車異常検知装置の整備推進
2
西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
イ．ホーム、踏切の安全対策
・京橋駅、三ノ宮駅、大阪駅の一部のりばのホーム柵使用開始（昨年10～12月）
・岡山駅（新幹線）の一部のりばのホーム柵使用開始（同12月）
ウ．自然災害対策
・琵琶湖線、JR 京都線の主に特急・新快速列車が走行する区間等における斜面防災対策の継続
エ．車内防犯対策
・特急「はるか」車内への防護装具等の搭載や駅への防護盾の配備拡大（昨年６月以降順次）
・新幹線客室内への防犯カメラ増設推進（N700A、N700系）
〔営業施策等〕
営業施策については CS（お客様満足）の向上を鉄道事業の基本戦略の一つに位置付け、お客様の
多様なニーズにお応えする施策を推進しながら、訪日のお客様も含めたビジネス・観光需要の獲得、
創出に取り組んでいます。
引き続き、CS の向上に向けた各種施策に取り組むとともに、新幹線における輸送サービスの品質
向上、近畿エリアでの線区価値向上、西日本各エリアでの地域と連携した観光誘客等に取り組みまし
た。
（主な具体的取り組み）
ア．新幹線
・
「観光で地域を元気に」北陸信越エリアへの旅を応援する取り組みの実施（北陸新幹線開業５
周年キャンペーン等）
（昨年10月～）
・
「スマート EX」２周年＆300万人達成記念キャンペーンの実施（同10～12月）
イ．近畿エリア
・大阪環状線への新型車両「323系」の投入完了（昨年６月）
・新大阪駅～奈良駅間での特急「まほろば」臨時運行（同11～12月）
ウ．西日本各エリア
・山陰地区におけるアフターデスティネーションキャンペーンの実施（昨年７～９月）
・せとうちエリアにおけるプレデスティネーションキャンペーンの実施及び「観光型 MaaS
『setowa』
」実証実験の実施（同10月～）
エ．訪日のお客様への対応
・
「JR-WEST ONLINE TRAIN RESERVATION」での訪日のお客様向け専用商品の取り扱い開始（昨年
５月)
・新大阪駅に「Travel Service Center SHIN-OSAKA」を開設（同８月)
・有力プラットフォーム（KLOOK、アリババ）等と連携した商品の販売促進（同９月～）
バス事業、船舶事業（宮島航路）については、安全輸送を基本とし、お客様のご利用に応じた輸送
改善等の実施により、利便性向上に努めました。
運輸業セグメントでは、これらの取り組みに加え、多客期等のご利用が好調であったこと等により、
営業収益は前年同期比2.6％増の7,382億円、営業利益は同8.2％増の1,498億円となりました。
3
西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
② 流通業
流通業については、直営業態の運営力を強化し、駅ナカの利便性向上を図るとともに、駅ソトへの
展開も推進し、競争力のあるブランドの確立に向けて取り組んでいます。
百貨店においては、さらなる魅力向上のため、
「ジェイアール京都伊勢丹」の２～５階の大規模リ
ニューアルを、本年春の完成に向けて段階的に進めました。
さらに、流通業セグメントに区分される宿泊特化型ホテルについては、
「ヴィアイン」４店舗（京
都駅八条口、博多口駅前、心斎橋四ツ橋、日本橋人形町）を昨年５月から８月にかけて開業しました。
しかしながら、流通業セグメントでは、駅ナカテナントとの契約方式の変更等により、営業収益は
前年同期比3.7％減の1,774億円、ヴィアイン開業経費等の増加により、営業利益は同2.1％減の55億
円となりました。
③ 不動産業
不動産業については、当社グループの保有資産の活用によりお客様の利便性向上や沿線価値向上に
つながる鉄道事業と親和性の高い事業と捉えて、ショッピングセンターの開発、運営や住宅分譲をは
じめとする販売事業等を進めました。
昨年７月には、
「ルクア大阪」を運営する JR 西日本 SC 開発㈱と「天王寺ミオ」を運営する天王寺
SC 開発㈱とを合併しました。両社が保有するノウハウや人材等の経営資源を一元化し、グループ SC
全体で活用し、専門性に磨きをかけていきます。
また、同９月には JR 西日本グループショッピングセンター共通ポイント及びスマートフォン向け
アプリ「WESPO」のサービスを開始しました。同10月には広島駅の商業施設「エキエ」がグランドオ
ープンしたほか、同11月には駅ソト立地のショッピングセンター「甲子園口グリーンプレイス」を開
業しました。
さらに、当社鉄道の沿線外及びエリア外の有望市場についても、不動産販売、賃貸事業展開を進め、
同11月には商業施設「ビエラ」が東京エリアへ初めて進出しました。
不動産業セグメントでは、これらの取り組みに加え、不動産販売も好調であったこと等により、営
業収益は前年同期比5.6％増の1,109億円、営業利益は同3.1％増の288億円となりました。
④ その他
ホテル業については、堅調な宿泊需要とお客様の多様なニーズに対応するため、訪日のお客様の受
入体制整備等の運営力の強化や、新規ホテルの出店拡大等を推進しました。
昨年５月には、ハイクラス宿泊主体型ホテル「ホテルヴィスキオ京都」を開業しました。また、同
11月には、さらなる魅力向上のため、
「ホテルグランヴィア大阪」の館内全面リニューアルの第１期
が完了しました。今後も「ホテルグランヴィア」をはじめとするシティホテルや、宿泊特化型ホテル
「ヴィアイン」等とあわせて、多様なブランド構成で沿線外及びエリア外も含めて展開していきます。
旅行業については、訪日のお客様への営業展開を強化するとともに、法人営業における受注拡大、
WEB 専用商品をはじめとする個人向け商品の販売拡大等に取り組みました。
その他セグメントでは、営業収益は昨年開業したホテルの効果等により、前年同期比3.9％増の
1,249億円となりましたが、営業利益は工事業での受注減の影響により、同21.4％減の55億円となり
ました。
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西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
（２）連結財政状態に関する定性的情報
当第３四半期連結会計期間末の総資産額は３兆 2,435 億円となり、前連結会計年度末と比較し 59
億円増加しました。これは主に、たな卸資産の増加によるものです。
負債総額は１兆 9,876 億円となり、前連結会計年度末と比較し 701 億円減少しました。これは主
に、未払金の減少によるものです。
純資産総額は１兆 2,559 億円となり、前連結会計年度末と比較し 760 億円増加しました。これは主
に、利益剰余金の増加によるものです。
（３）連結業績予想に関する定性的情報
現時点における当社グループの当期連結業績は、概ね想定の範囲内で推移していることから、2020
年３月期の連結業績予想につきましては、
2019 年 10 月 28 日に開示した内容を変更しておりません。
（注）上記の業績予想は、現時点で合理的であると思われる一定の前提に基づいており、変動す
る可能性があります。
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２．四半期連結財務諸表及び主な注記
（１）四半期連結貸借対照表
（単位：百万円）
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2019年３月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 109,327 78,415
受取手形及び売掛金 32,521 30,932
未収運賃 43,552 38,279
未収金 72,287 56,069
有価証券 27,500 21,542
たな卸資産 104,827 154,317
その他 65,623 84,168
貸倒引当金 △705 △664
流動資産合計 454,934 463,060
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物（純額） 1,175,279 1,173,721
機械装置及び運搬具（純額） 376,995 374,074
土地 767,908 772,309
建設仮勘定 73,496 80,088
その他（純額） 60,207 60,129
有形固定資産合計 2,453,887 2,460,323
無形固定資産 39,361 32,634
投資その他の資産
投資有価証券 101,010 110,789
退職給付に係る資産 2,170 2,393
繰延税金資産 140,749 128,848
その他 49,359 49,479
貸倒引当金 △3,876 △4,006
投資その他の資産合計 289,413 287,504
固定資産合計 2,782,661 2,780,462
資産合計 3,237,596 3,243,522
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（単位：百万円）
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2019年３月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 70,771 54,417
短期借入金 20,713 25,619
1年内償還予定の社債 35,000 35,000
1年内返済予定の長期借入金 38,832 38,902
鉄道施設購入未払金 1,642 1,658
未払金 126,024 80,856
未払消費税等 6,583 19,372
未払法人税等 28,068 21,863
前受運賃 41,280 44,380
前受金 33,785 55,237
賞与引当金 37,408 18,827
災害損失引当金 11,100 12,254
ポイント引当金 2,081 2,364
その他 155,261 167,211
流動負債合計 608,554 577,967
固定負債
社債 534,984 519,986
長期借入金 350,828 346,011
鉄道施設購入長期未払金 102,728 101,894
繰延税金負債 1,528 1,766
新幹線鉄道大規模改修引当金 12,500 15,625
環境安全対策引当金 11,587 9,419
線区整理損失引当金 9,594 9,231
未引換商品券等引当金 2,382 2,119
退職給付に係る負債 285,843 264,432
その他 137,203 139,151
固定負債合計 1,449,180 1,409,639
負債合計 2,057,734 1,987,606
純資産の部
株主資本
資本金 100,000 100,000
資本剰余金 56,171 56,646
利益剰余金 911,532 984,043
自己株式 △483 △483
株主資本合計 1,067,220 1,140,207
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 3,837 4,848
繰延ヘッジ損益 △54 △76
退職給付に係る調整累計額 8,594 7,817
その他の包括利益累計額合計 12,378 12,589
非支配株主持分 100,262 103,119
純資産合計 1,179,861 1,255,916
負債純資産合計 3,237,596 3,243,522
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西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
【四半期連結損益計算書】
【第３四半期連結累計期間】
（単位：百万円）
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2018年４月１日 (自 2019年４月１日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業収益 1,129,099 1,151,699
営業費
運輸業等営業費及び売上原価 801,049 800,224
販売費及び一般管理費 148,301 160,280
営業費合計 949,350 960,504
営業利益 179,748 191,194
営業外収益
受取利息 16 25
受取配当金 1,041 651
受託工事事務費戻入 200 268
持分法による投資利益 1,680 1,424
その他 1,651 1,734
営業外収益合計 4,590 4,104
営業外費用
支払利息 15,067 14,659
その他 1,412 598
営業外費用合計 16,479 15,257
経常利益 167,859 180,041
特別利益
工事負担金等受入額 12,547 6,192
その他 963 1,528
特別利益合計 13,510 7,721
特別損失
工事負担金等圧縮額 11,936 5,985
災害損失引当金繰入額 17,300 3,000
その他 8,354 5,445
特別損失合計 37,590 14,430
税金等調整前四半期純利益 143,779 173,332
法人税、住民税及び事業税 30,092 41,494
法人税等調整額 13,388 12,408
法人税等合計 43,481 53,902
四半期純利益 100,298 119,429
非支配株主に帰属する四半期純利益 2,512 2,316
親会社株主に帰属する四半期純利益 97,785 117,113
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西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
【四半期連結包括利益計算書】
【第３四半期連結累計期間】
（単位：百万円）
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2018年４月１日 (自 2019年４月１日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 100,298 119,429
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △834 819
繰延ヘッジ損益 △30 △28
退職給付に係る調整額 △869 △757
持分法適用会社に対する持分相当額 20 233
その他の包括利益合計 △1,713 267
四半期包括利益 98,584 119,697
（内訳）
親会社株主に係る四半期包括利益 96,133 117,324
非支配株主に係る四半期包括利益 2,451 2,372
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西日本旅客鉄道株式会社（9021） 2020年3月期第3四半期決算短信
（３）継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
（４）株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記
当社は、2019 年４月 26 日開催の取締役会決議に基づき、2019 年５月７日から 2019 年７月
12 日にかけて、東京証券取引所における市場買付により当社普通株式 1,146,900 株を総額
9,999 百万円にて取得し、自己株式としました。
また、2019 年７月 30 日開催の取締役会決議に基づき、2019 年８月 15 日に自己株式 1,146,900
株の消却を実施し、当該自己株式の帳簿価額 9,999 百万円を利益剰余金から減額しました。
（５）その他
（追加情報）
台風 19 号（2019 年 10 月）による被害の発生
台風 19 号による浸水被害を受けた新幹線車両の廃車・復旧の見積り額を「災害損失引当金
繰入額」として四半期連結損益計算書の特別損失に計上しております。
10
参 考 2019年度 第３四半期決算について
2 0 2 0 年 １ 月 31 日
西日本旅客鉄道株式会社
１ 決算概要
【損益計算書】 （単位：億円、％）
第３四半期累計 通期業績予想
2018 2019 対前年 2018 2019 対前年
年度 年度 増減 比率 年度 年度 増減 比率
実績
A B B-A B/A C D D-C D/C
<1.53> <1.52> <1.56> <1.56>
営 業 収 益 11,290 11,516 225 102.0 15,293 15,700 406 102.7
連 営 業 利 益 1,797 1,911 114 106.4 1,969 2,020 50 102.6
経 常 利 益 1,678 1,800 121 107.3 1,833 1,895 61 103.4
結
親会社株主に帰属する <1.22> <1.17> <1.27> <1.24>
四半期(当期)純利益 977 1,171 193 119.8 1,027 1,200 172 116.8
営業 収 益 7,393 7,591 198 102.7 9,809 10,050 240 102.5
単 輸 運
収 入 6,604 6,809 205 103.1 8,734 8,990 255 102.9
営 業 費 用 5,900 5,986 85 101.5 8,301 8,495 193 102.3
体 営 業 利 益 1,492 1,604 112 107.5 1,507 1,555 47 103.2
経 常 利 益 1,368 1,492 124 109.1 1,364 1,425 60 104.4
四半期(当期)純利益 801 1,004 202 125.3 806 965 158 119.7
（注）< > は、連単倍率を示しております。
【貸借対照表】 （単位：億円）
2018 年 度 2019 年 度
増 減 備 考
期 末 第3四半期末
資 産 32,375 32,435 59 流動資産 81、固定資産 △21
連
負 債 20,577 19,876 △ 701 流動負債 △305、固定負債 △395
(長 期 債 務 残 高 ) (10,640) (10,434) (△ 205)
結
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,171、配当 △353
純 資 産 11,798 12,559 760 自己株式取得 △99
資 産 27,823 27,354 △ 469 流動資産 △357、固定資産 △111
単
負 債 19,825 18,795 △ 1,030 流動負債 △579、固定負債 △451
(長 期 債 務 残 高 ) (10,616) (10,405) (△ 211)
体
純 資 産 7,997 8,558 560 四半期純利益 1,004、配当 △350、自己株式取得 △99
※第３四半期決算のポイント
１ 第３四半期決算は、連結・単体ともに増収増益。
・単体は、台風19号（10月）の影響を受けたものの、緩やかな景気回復を背景に、新幹線の利便性向上等に
より多客期やインバウンド需要の取り込みに努めたことや、前年度に発生した「平成30年7月豪雨」等の
災害反動により増収。
・連結は、駅ナカテナントとの契約方式変更に伴う減収(流通業)があったが、単体の増収に加え、駅型コン
ビニやホテルの拡大展開により増収。
２ 2019年度は、｢JR西日本グループ中期経営計画2022｣における｢めざす未来～ありたい姿｣の実現に向けて、
｢地域価値の向上｣・｢線区価値の向上｣・｢事業価値の向上｣をめざし鉄道事業・創造事業が一体となった施策
を着実に推進。
・「せとうちパレットプロジェクト」等各エリアでの地域と連携した広域観光ルートの整備
・３大プロジェクト(大阪・三ノ宮・広島)の計画推進
・2025年日本国際博覧会をはじめとする国際的大型イベントにおける社会インフラを担う企業としての貢献
３ 通期業績予想については、台風19号の影響を含めて概ね想定の範囲内で推移していることから、連結・単体
ともに2019年10月28日発表の業績予想を見直していない。
参考-1
２ 輸送人キロ及び運輸収入（単体）（第３四半期累計）
（単位：百万人㌔、億円、％）
輸 送 人 キ ロ 運 輸 収 入
項 目 対 前 年 対 前 年
2018年度 2019年度 2018年度 2019年度
増 減 比 率 増 減 比 率
定 期 665 674 9 101.4 84 86 1 102.0
新幹線 定期外 15,584 15,981 397 102.6 3,398 3,470 71 102.1
合 計 16,249 16,656 406 102.5 3,482 3,556 73 102.1
定 期 17,455 17,678 223 101.3 1,075 1,079 3 100.3
在来線 定期外 11,435 11,989 553 104.8 2,045 2,173 127 106.2
合 計 28,891 29,668 776 102.7 3,121 3,252 131 104.2
定 期 14,364 14,556 191 101.3 886 890 3 100.4
近畿圏 定 期 外 8,272 8,616 344 104.2 1,426 1,512 86 106.1
合 計 22,637 23,172 535 102.4 2,312 2,403 90 103.9
定 期 3,090 3,122 32 101.0 188 189 0 100.1
その他 定 期 外 3,163 3,372 209 106.6 619 660 41 106.6
合 計 6,254 6,495 241 103.9 808 849 41 105.1
定 期 18,120 18,353 232 101.3 1,160 1,165 5 100.5
全社計 定期外 27,019 27,971 951 103.5 5,443 5,643 199 103.7
合 計 45,140 46,324 1,183 102.6 6,604 6,809 205 103.1
（注）荷物収入は含めておりません。
参考-2
３ 損益計算書
（１）単体（第３四半期累計及び通期業績予想）
（単位：億円、％）
対 前 年 通期業績予想
科 目 2018年度 2019年度 備 考
今回 対前年
増減 比率 (1/31) 増減
営 業 収 益 7,393 7,591 198 102.7 【３期連続の増収】 10,050 240
運 輸 収 入 6,604 6,809 205 103.1 8,990 255
運輸附帯収入 131 130 △ 1 99.0 172 △ 4
関連事業収入 216 225 8 104.1 302 8
その他収入 441 426 △ 14 96.7 会社間清算減、部外関連工事減 等 586 △ 18
営 業 費 用 5,900 5,986 85 101.5 8,495 193
人 件 費 1,618 1,611 △ 6 99.6 2,165 6
物 件 費 2,799 2,841 41 101.5 4,275 108
動 力 費 335 345 9 102.8 465 12
修 繕 費 1,002 1,032 30 103.1 工事進捗差 等 1,695 54
業 務 費 1,461 1,462 1 100.1 2,115 41
線路使用料等 203 212 8 104.2 285 12
租 税 公 課 293 302 9 103.2 370 9
減価償却費 985 1,018 33 103.4 1,400 56
営 業 利 益 1,492 1,604 112 107.5 【３期連続の増益】 1,555 47
営業外損益 △ 123 △ 111 12 90.2 △ 130 12
営業外収益 33 35 2 － 受取配当金増 等 － －
営業外費用 156 147 △ 9 － 支払利息減 等 － －
経 常 利 益 1,368 1,492 124 109.1 【３期連続の増益】 1,425 60
特 別 損 益 △ 228 △ 51 176 － △ 45 161
特 別 利 益 129 65 △ 63 － 工事負担金等受入額減 等 －－ －
特 別 損 失 357 117 △ 240 － 災害関連、工事負担金等圧縮額減 等 －－ －
税引前四半期純利益 1,140 1,440 300 126.4 1,380 221
法 人 税 等 338 436 97 128.9 415 62
四半期純利益 801 1,004 202 125.3 【２期ぶりの増益】 965 158
（注）通期業績予想は、2019年10月28日発表の予想を変更しておりません。
参考-3
（２）連結（第３四半期累計及び通期業績予想）
（単位：億円、％）
対 前 年 通期業績予想
科 目 2018年度 2019年度 備 考
今回 対前年
増 減 比 率
（1/31） 増減
営 業 収 益 11,290 11,516 225 102.0 【３期連続の増収】 15,700 406
(セグメント別内訳)
運 輸 業 7,193 7,382 189 102.6 当社 運輸収入の増 9,782 242
流 通 業 1,843 1,774 △ 69 96.3 物販飲食業の減 2,377 △ 78
不 動 産 業 1,050 1,109 58 105.6 不動産販売の増、ＳＣ業の増 1,643 157
そ の 他 1,202 1,249 46 103.9 ホテル業の増、旅行業の増 1,898 84
営 業 費 用 9,493 9,605 111 101.2 13,680 356
営 業 利 益 1,797 1,911 114 106.4 【３期連続の増益】 2,020 50
(セグメント別内訳)
運 輸 業 1,383 1,498 114 108.2 当社 運輸収入の増 1,407 44
流 通 業 56 55 △ 1 97.9 百貨店の減 64 2
不 動 産 業 280 288 8 103.1 不動産販売の増、ＳＣ業の減 363 6
そ の 他 71 55 △ 15 78.6 工事業の減 216 3
営 業 外 損 益 △ 118 △ 111 7 93.8 △ 125 11
経 常 利 益 1,678 1,800 121 107.3 【３期連続の増益】 1,895 61
特 別 損 益 △ 240 △ 67 173 － △ 90 171
税引前四半期純利益 1,437 1,733 295 120.6 1,805 233
法 人 税 等 434 539 104 124.0 560 66
四 半 期 純 利 益 1,002 1,194 191 119.1 1,245 166
非支配株主に帰属する
四 半 期 純 利 益 25 23 △ 1 92.2 45 △ 5
親会社株主に帰属する
四 半 期 純 利 益 977 1,171 193 119.8 【２期ぶりの増益】 1,200 172
（注1）営業収益は、外部顧客に対する売上高を示しております。
（注2）通期業績予想は、2019年10月28日発表の予想を変更しておりません。
（注3）連結子会社数 64社、持分法適用会社数 ５社
参考-4
４ 設備投資（第３四半期累計）
（単位：億円、％）
対 前 年 2019年度
2018年度 2019年度
増減 比率 通期計画
連 設 備 投 資 1,491 1,309 △ 181 87.8 －
結 自 己 資 金 1,411 1,250 △ 160 88.6 2,610
負 担 金 80 59 △ 20 74.0 －
設 備 投 資 1,135 897 △ 237 79.1 －
単
自 己 資 金 1,054 837 △ 216 79.5 1,920
体 （再掲：安全関連投資） (669) (568) (△ 100) (85.0) (1,200)
負 担 金 80 59 △ 20 74.0 －
・主な設備投資件名（単体）
地震対策等保安防災対策、新型電車（N700A）等
参考-5
５ 貸借対照表
（１）連結 （単位：億円）
2018 年 度 2019 年 度
科 目 増 減 備 考
期 末 第３四半期末
流 動 資 産 4,549 4,630 81 たな卸資産増 等
固 定 資 産 27,826 27,804 △ 21
有 形 固 定 資 産 等 24,197 24,128 △ 68 資産増 1,330、資産減 △1,399
建 設 仮 勘 定 734 800 65
投資その他の資 産 2,894 2,875 △ 19
資 産 計 32,375 32,435 59
流 動 負 債 6,085 5,779 △ 305
１年内返済予定長期借入金等 754 755 0
未 払 金 等 5,330 5,024 △ 306 未払金減 等
固 定 負 債 14,491 14,096 △ 395
社債・長期借入金等 9,885 9,678 △ 206
退職給付に係る負債 2,858 2,644 △ 214
その他の固定負債 1,747 1,773 25
負 債 計 20,577 19,876 △ 701
株 主 資 本 10,672 11,402 729
資 本 金 1,000 1,000 －
資 本 剰 余 金 561 566 4
利 益 剰 余 金 9,115 9,840 725 親会社株主に帰属する
自 己 株 式 △ 4 △ 4 △ 0 四半期純利益 1,171、配当 △350 等
その他の包括利益累計額 123 125 2
非 支 配 株 主 持 分 1,002 1,031 28
純 資 産 計 11,798 12,559 760
負 債 ・ 純 資 産 計 32,375 32,435 59
（２）単体 （単位：億円）
2018 年 度 2019 年 度
科 目 増 減 備 考
期 末 第３四半期末
流 動 資 産 2,949 2,591 △ 357 現金及び預金減 等
固 定 資 産 24,874 24,762 △ 111
鉄道事業等固定資産 19,006 18,722 △ 283 資産増 850、資産減 △1,134
建 設 仮 勘 定 592 644 52
投資その他の資産 5,275 5,394 119
資 産 計 27,823 27,354 △ 469
流 動 負 債 6,764 6,185 △ 579
１年内返済予定長期借入金等 736 736 0
未 払 金 等 6,028 5,448 △ 579 未払金減 等
固 定 負 債 13,061 12,609 △ 451
社債・長期借入金等 9,879 9,668 △ 211
退 職 給 付 引 当 金 2,726 2,485 △ 241
その他の固定負債 454 456 1
負 債 計 19,825 18,795 △ 1,030
株 主 資 本 7,970 8,524 554
資 本 金 1,000 1,000 －
資 本 剰 余 金 550 550 －
利 益 剰 余 金 6,420 6,974 554 四半期純利益 1,004、配当 △350 等
自 己 株 式 △ 0 △ 0 △ 0
評 価 ・ 換 算 差 額 等 27 34 6
純 資 産 計 7,997 8,558 560
負 債 ・ 純 資 産 計 27,823 27,354 △ 469
参考-6