9008 京王 2019-04-26 15:00:00
平成31年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                        平成31年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                        平成31年4月26日
上 場 会 社 名 京王電鉄株式会社                      上場取引所                         東
コ ー ド 番 号 9008                URL https://www.keio.co.jp/
代   表   者
        (役職名) 代表取締役社長       (氏名) 紅村 康
               経営統括本部経理部
問合せ先責任者 (役職名) 経理担当課長        (氏名) 村上 公彦             (TEL) 042-337-3135
定時株主総会開催予定日     平成31年6月27日 配当支払開始予定日               平成31年6月28日
有価証券報告書提出予定日 平成31年6月27日
決算補足説明資料作成の有無    : 有
決算説明会開催の有無       : 有 (  機関投資家・アナリスト向け )
 
                                                                                              (百万円未満切捨て)
1.平成31年3月期の連結業績(平成30年4月1日~平成31年3月31日)
(1)連結経営成績                                                                               (%表示は対前期増減率)
                                                                                         親会社株主に帰属する
                 営業収益                         営業利益                    経常利益
                                                                                            当期純利益
                  百万円           %             百万円           %         百万円           %           百万円          %
   31年3月期       447,508        2.9         40,078   4.0             39,281      9.9       27,213         13.9
   30年3月期       434,697        3.7         38,537   1.5             35,728      1.3       23,897         12.9
(注) 包括利益        31年3月期               21,897百万円( △15.0%)           30年3月期           25,747百万円(           0.5%)
 
                               潜在株式調整後
               1株当たり                                     自己資本              総資産                   営業収益
                                1株当たり
               当期純利益                                    当期純利益率            経常利益率                 営業利益率
                                当期純利益
                        円 銭                   円 銭                  %                     %                   %
  31年3月期            222.87                   ―                  7.6               4.4                     9.0
  30年3月期            195.71                   ―                  7.0               4.1                     8.9
(参考) 持分法投資損益     31年3月期                  22百万円             30年3月期           △129百万円
 
    当社は平成29年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施したため、前連結会計年度の期首に当該株式
 
    併合が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。
(2)連結財政状態
                  総資産                         純資産                 自己資本比率                 1株当たり純資産
                           百万円                          百万円                         %                    円 銭
  31年3月期              889,341           368,022                                 41.3                  3,011.54
  30年3月期              889,135           352,241                                 39.6                  2,882.39
(参考) 自己資本        31年3月期      367,717百万円     30年3月期                        351,953百万円
 
 
(3)連結キャッシュ・フローの状況
              営業活動による                   投資活動による                   財務活動による               現金及び現金同等物
             キャッシュ・フロー                 キャッシュ・フロー                 キャッシュ・フロー                 期末残高
                           百万円                          百万円                   百万円                       百万円
    31年3月期                60,620                      △47,608               △20,376                    57,934
 
    30年3月期                62,713                      △71,267                17,384                    64,469
 
2.配当の状況
                                     年間配当金                                                            純資産
                                                                          配当金総額         配当性向
                                                                                                      配当率
             第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                     期末         合計        (合計)          (連結)
                                                                                                      (連結)
                円 銭    円 銭    円 銭                       円 銭       円 銭         百万円                %           %
30年3月期             ―        4.50              ―         25.00        ―        5,800            24.3        1.7
31年3月期             ―       25.00              ―         25.00     50.00       6,105            22.4        1.7
32年3月期(予想)
 
                   ―       25.00              ―         27.50     52.50                        22.5
    平成30年3月期の1株当たり配当金につきましては、第2四半期末の中間配当金は株式併合前の金額、期末配当金は株式併
    合後の金額を記載し、年間配当金合計は「―」として記載しております。なお、株式併合後の基準で換算した平成30年3月
 
    期の1株当たり年間配当額は47円50銭となります。
3.平成32年3月期の連結業績予想(平成31年4月1日~平成32年3月31日)
                                                  (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                             親会社株主に
                                                                      1株当たり
               営業収益                  営業利益             経常利益     帰属する
                                                                      当期純利益
                                                              当期純利益
               百万円        %          百万円          %        百万円     %        百万円          %               円 銭
第2四半期(累計)     226,300    4.0         24,300    2.8       23,500 △1.1       16,100       6.4            131.86
   通 期        460,000    2.8         43,300    8.0       41,900  6.7       28,500       4.7            233.41
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)                                                          : 無
 

 
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                                            : 無
     ②      ①以外の会計方針の変更                                           : 無
     ③      会計上の見積りの変更                                            : 無
     ④      修正再表示                                                 : 無
 

 
(3)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)                              31年3月期         128,550,830株   30年3月期           128,550,830株

     ②      期末自己株式数                                31年3月期          6,447,914株    30年3月期            6,445,990株

     ③      期中平均株式数                                31年3月期         122,103,856株   30年3月期           122,107,886株
 

    (注)前連結会計年度の期首に株式併合が行われたと仮定し、期中平均株式数を算定しております。

 


(参考) 個別業績の概要
1.平成31年3月期の個別業績(平成30年4月1日~平成31年3月31日)
(1)個別経営成績                                                                                (%表示は対前期増減率)
                      営業収益                      営業利益                 経常利益                      当期純利益
                      百万円             %         百万円         %         百万円           %           百万円           %
    31年3月期           128,801         1.8        24,588     5.6       26,606       33.8         19,681      47.9
    30年3月期           126,499         2.3        23,273     1.0       19,888      △1.9          13,305      28.6
 

                     1株当たり                   潜在株式調整後
                     当期純利益                 1株当たり当期純利益
                                     円 銭                  円 銭
    31年3月期                      161.19                      ―
 
    30年3月期                      108.97                      ―
    当社は平成29年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施したため、前事業年度の期首に当該株式併合
 
    が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。
(2)個別財政状態
                      総資産                       純資産               自己資本比率                  1株当たり純資産
                                 百万円                     百万円                        %                      円 銭
  31年3月期                  734,187           234,326                             31.9                    1,919.09
  30年3月期                  743,364           225,220                             30.3                    1,844.48
(参考) 自己資本
 
                     31年3月期      234,326百万円     30年3月期                    225,220百万円
 
 
2.平成32年3月期の個別業績予想(平成31年4月1日~平成32年3月31日)
 



                                                                                (%表示は対前期増減率)
                                                                                    1株当たり
                    営業収益                   営業利益            経常利益            当期純利益
                                                                                    当期純利益
                    百万円         %      百万円         %     百万円        %      百万円            %                円 銭
        通   期   131,100        1.8     25,300     2.9    26,700    0.4    20,300         3.1             166.25
 

 


 
    ※    決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
         本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的である
        と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
         業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、   【添付資料】8ページ
        「(4)今後の見通し」をご覧ください。
                                京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


○添付資料の目次

  1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
   (1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
   (2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………7
   (3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………7
   (4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………8


  2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………8


  3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………9
   (1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………9
   (2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………11
   (3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………13
   (4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………15
   (5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………16
    (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………16
    (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………16
    (1株当たり情報) …………………………………………………………………………………18
    (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………18




                        ― 1 ―
                                             京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
 ①   当連結会計年度の業績全般
  ・営業概況
    当期のわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなか、全体としては緩やかな回復基調が継続いたしまし
   たが、米中貿易摩擦の影響などにより、企業収益に減速感が広まり、先行き不透明な状況が見られました。
    このような情勢のもとで、当社グループは、「京王グループ中期3カ年経営計画」の初年度として、戦略投
   資案件の収益化および事業の選択と集中など、“成長の実現”に向けた諸施策を推進してまいりました。
    これらの結果、当連結会計年度の経営成績は以下のとおりとなりました。
                                             (単位:百万円)
                前連結会計年度             当連結会計年度             増 減 額               増 減 率
                                                                                      %
  連結営業収益                 434,697              447,508         12,810                 2.9

  連結営業利益                  38,537               40,078          1,540                 4.0

  連結経常利益                  35,728               39,281          3,552                 9.9
  親会社株主に帰属する
                          23,897               27,213          3,316                13.9
  当期純利益
  連結EBITDA                74,802               76,731          1,928                 2.6

  連結減価償却費                 35,860               36,248              387               1.1
(注)連結EBITDAは、連結営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額により算出しております。

  ・業績
     連結営業収益は、すべてのセグメントで増収となり4,475億8百万円(前期比2.9%増)、連結営業利益は、
   運輸業、流通業で増益となったことから400億7千8百万円(前期比4.0%増)となりました。連結経常利益は
   392億8千1百万円(前期比9.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は272億1千3百万円(前期比13.9
   %増)となりました。
     なお、連結EBITDAは、767億3千1百万円(前期比2.6%増)となりました。
     また、連結減価償却費は、362億4千8百万円(前期比1.1%増)となりました。
    
 ② 当連結会計年度の各セグメント別の概況
                                                 (単位:百万円)
                              営 業 収 益                             営 業 利 益
               前連結会計年度 当連結会計年度 増 減 率 前連結会計年度 当連結会計年度 増 減 率
                                                   %                                  %
  運輸業               131,378        132,224        0.6    13,516          14,710      8.8

  流通業               162,235        166,423        2.6     4,113           5,138     24.9

  不動産業               44,565         50,004       12.2     9,445           9,433   △0.1

  レジャー・サービス業         77,914         80,477        3.3     7,206           6,983   △3.1

  その他業               64,616         65,191        0.9     5,410           5,247   △3.0

   計                480,711        494,320        2.8    39,692          41,514      4.6

  連結修正              △46,013        △46,812         ―    △1,155           △1,435       ―

  連結                434,697        447,508        2.9    38,537          40,078      4.0




                                    ― 2 ―
                                            京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


 ( 運 輸 業 )
    ・営業概況
      鉄道事業では、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに用
     地取得や駅舎デザインの検討など設計業務を引き続き進めたほか、高架橋の基礎杭工事などに着手しました。
     運行開始以来ご好評をいただいている座席指定列車「京王ライナー」については、高尾山の紅葉シーズンにイ
     ベント列車「Mt.TAKAO号」を運行したほか、2月のダイヤ改正により、朝間時間帯の都心方面への運
     行を開始するとともに、土休日の夕夜間時間帯の京王八王子・橋本方面への運行を拡大しました。ラグビーワ
     ールドカップ2019 ™ および東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取組みについては、会場の最寄り
     駅となる飛田給駅において、2番線でホームドアの使用を開始したほか、エレベーターの増設など駅舎のリニ
     ューアル工事を進めました。また、新線新宿駅および渋谷駅でホームドアを設置したほか、新宿駅においてエ
     レベーターを増設し、安全性と利便性の向上をはかりました。自然災害への備えについては、高架橋柱や盛土
     などの鉄道施設の耐震補強工事や大雨・落雷対策工事を引き続き進めるとともに、大型台風通過後の運行再開
     時における線路や設備等の点検方法を見直しました。サービス向上策については、下北沢駅で、中央改札口を
     新設し、エスカレーターや旅客トイレなどのリニューアル工事を進めたほか、鉄道運行情報などのお客様への
     ご案内の強化を目的として、運賃表一体型デジタルサイネージなどの導入や対話型AIを搭載した窓口案内ロ
     ボットの試験導入を行いました。また、京王よみうりランド駅では、よみうりランドとのコラボレーション企
     画による駅装飾工事やコンコースなどのリニューアル工事を実施しました。環境への取組みについては、車両
     の消費電力削減効果に優れた新型VVVFインバータ制御装置の導入や、駅構内などの照明のLED化を引き
     続き進めました。
      バス事業では、高速バスにおいて、訪日外国人旅行客の増加を受けて好調に推移している富士五湖線(新宿
     ~富士五湖・富士山五合目)で運行回数を増やし、増収に努めたほか、羽田空港線(国分寺・府中~羽田空
     港)を西国分寺駅まで延伸し、利便性の向上をはかりました。このほか、新宿行き高速バスのトランクを活用
     した貨客混載による農産物の輸送の取組みについては、新たに伊那・飯田線(新宿~伊那・飯田)での輸送を
     開始しました。

                                                                     (単位:百万円)
           業 種 別             前連結会計年度             当連結会計年度             増 減 率
                                                                                %
    鉄道事業                           86,057                86,179               0.1

    バス事業                           35,667                36,542               2.5

    タクシー業                          12,926                13,022               0.7

    その他                             2,599                 2,646               1.8

    消去                            △5,873                △6,166                 ―

    営業収益                          131,378               132,224               0.6

    営業利益                           13,516                14,710               8.8
 
    [鉄道事業輸送人員と旅客運輸収入]
                                 前連結会計年度             当連結会計年度         増 減 率
                                                                                %
               定    期   千人              396,434            402,729            1.6
    輸 送 人 員
               定期外       〃              273,808            275,259            0.5

                   計     〃              670,242            677,988            1.2

               定    期   百万円                 35,782          35,852            0.2

    旅客運輸収入     定期外       〃                  46,751          46,407           △0.7

                   計     〃                  82,534          82,259           △0.3




                                  ― 3 ―
                                   京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信



 ・業績
    鉄道事業では、雇用情勢の改善や沿線人口の増加などにより輸送人員は増加しました。一方、旅客運輸収入
  は、前年度3月に相模原線の加算運賃引下げを実施したことなどにより0.3%減(うち定期0.2%増、定期外
  0.7%減)となりましたが、「京王ライナー」の座席指定料金収入の増加などにより鉄道事業の営業収益合計
  は0.1%増となりました。また、バス事業では、路線・高速などで増収となりました。これらの結果、営業収
  益は1,322億2千4百万円(前期比0.6%増)、営業利益は147億1千万円(前期比8.8%増)となりました。


( 流 通 業 )
 ・営業概況
   百貨店業では、「京王百貨店」新宿店において、引き続き集客力強化と客層拡大を目的として、中地階の惣
  菜売場や1階化粧品売場の改装を進めました。
  ストア業では、共働きや一人暮らしの方をメインターゲットとして「京王ストアエクスプレス」府中店をオー
  プンいたしました。
   ショッピングセンター事業では、「京王府中ショッピングセンター」において“利便性+トレンド感”をコ
  ンセプトとした改装を進め、「ぷらりと京王府中」としてリニューアルオープンいたしました。また、「フレ
  ンテ南大沢」では、5階の「東京ミートレア」について、小さなお子様連れのお客様にもご利用いただきやす
  いよう、キッズスペースを新設するなど改装し、「南大沢駅まえダイニング 東京ミートレア」としてリニュー
  アルオープンいたしました。
   このほか、「アートマンアートマン コスメ」仙川店をオープンし、「ベーカリー&カフェ ルパ」府中店を
  改装オープンいたしました。また、「京王パスポートカード」では、「京王パスポートVISAゴールドカー
  ド」を新たに発行し、サービスの拡充に努めました。

                                                       (単位:百万円)
       業 種 別      前連結会計年度             当連結会計年度          増 減 率
                                                                  %
百貨店業                      88,356              89,535            1.3

ストア業                      48,462              50,327            3.8

書籍販売業                      6,609               6,447           △2.5

ショッピングセンター事業              13,478              14,384            6.7

その他                       11,618              12,130            4.4

消去                       △6,290              △6,402               ―

営業収益                     162,235             166,423            2.6

営業利益                       4,113               5,138           24.9

 ・業績
   百貨店業では、インバウンド売上が好調に推移したことなどにより増収となりました。また、ストア業およ
  びショッピングセンター事業では、前年度に開業した店舗が寄与したことなどにより増収となりました。これ
  らの結果、営業収益は1,664億2千3百万円(前期比2.6%増)、営業利益は51億3千8百万円(前期比24.9%
  増)となりました。




                         ― 4 ―
                                    京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


( 不 動 産 業 )
 ・営業概況
   不動産賃貸業では、「京王笹塚ビル」をリノベーションし、「笹塚テラス」として住居や店舗区画の賃貸を
  開始するとともに、一部を中長期滞在者向けの宿泊施設「KARIO SASAZUKA TERRACE」として開業しました。ま
  た、新宿区西新宿の既存オフィスビルをリノベーションしたシェアオフィス「12 SHINJUKU」の賃貸を開始し
  たほか、商業施設「仙川駅ビル」を改装し「フレンテ仙川」としてリニューアルオープンいたしました。
   不動産販売業では、都心部で保有していた賃貸マンション「MODIER AKASAKA」および「広尾クアルト」をそ
  れぞれ一棟販売しました。
   このほか、都心部の100㎡を超えるマンション物件をリノベーションして分譲する事業「R100 TOKYO」の推
  進と賃貸資産の拡充を目的として、港区南麻布のハイグレードマンション「オパス有栖川テラス&レジデン
  ス」の一部を取得しました。また、既存の建物をリノベーションし、宿泊者や地域の人々が交流できる場を備
  えたシェア型複合ホテルへと再生させる事業では、「RAKURO 京都」をオープンしたほか、「TSUGU 京都三
  条」が竣工し、開業に向けた準備を進めました。

                                                        (単位:百万円)
       業 種 別        前連結会計年度            当連結会計年度          増 減 率
                                                                   %
不動産賃貸業                     34,743             35,497             2.2

不動産販売業                     16,451             20,966            27.4

その他                         2,113              2,463            16.6

消去                         △8,742             △8,922               ―

営業収益                       44,565             50,004            12.2

営業利益                        9,445              9,433            △0.1

 ・業績
   不動産賃貸業では、賃貸物件の増加などにより増収となりました。また、不動産販売業では、投資用マンシ
  ョンの販売などが増加したことに加え、リノベーション物件の売上増などにより増収となりました。これらの
  結果、営業収益は500億4百万円(前期比12.2%増)、営業利益は不動産賃貸業において営業費用が増加したこ
  となどにより94億3千3百万円(前期比0.1%減)となりました。


( レジャー・サービス業 )
 ・営業概況
   ホテル業では、「京王プラザホテル(新宿)」において、本館35階と36階を最上級客室フロア「プレミアグ
  ラン」として改装したほか、本館30階の客室を改装し、幅広いお客様にご利用いただけるようにバリアフリー
  設備を充実させた「ユニバーサルルーム」を増室しました。また、本館2階のスーパーブッフェ「グラスコー
  ト」をリニューアルオープンいたしました。「京王プレッソイン」については、五反田、池袋の2店において
  客室・共用部を全面リニューアルいたしました。さらに、宿泊特化型アッパーミドルホテル「京王プレリアホ
  テル 京都烏丸五条」を開業したほか、「京王プレリアホテル 札幌」が竣工し、開業に向けた準備を進めまし
  た。このほか、提携基本契約を締結している高山グリーンホテルの敷地において、客室を主体に宴会場を備え
  た新館の建設に着手しました。
   広告代理業では、ラグビーワールドカップ2019 ™ の年間プロモーションに関する企画・運営・広報業務を東
  京都から受注するなど、収益拡大に取り組みました。
   このほか、テイクアウト専門台湾茶スタンド「happylemon」京王新宿店をオープンしたほか、武蔵野台駅改
  札前に地域の事業者と協業して、地元産農産物などを取扱う物販店と飲食店からなる複合店舗「武蔵野台商
  店」をオープンいたしました。




                           ― 5 ―
                                   京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


                                                       (単位:百万円)
       業 種 別      前連結会計年度             当連結会計年度          増 減 率
                                                                  %
ホテル業                      51,428             54,633             6.2

旅行業                       17,865             17,686            △1.0

広告代理業                     12,500             12,556             0.5

その他                        6,634              6,831             3.0

消去                      △10,513             △11,231               ―

営業収益                      77,914             80,477             3.3

営業利益                       7,206              6,983            △3.1

 ・業績
   ホテル業では、「京王プレッソイン」で前年度に開業した2店舗(東京駅八重洲、浜松町)が寄与したこと
  などに加え、「京王プラザホテル(新宿)」で客室単価の向上などにより増収となりました。これらの結果、
  営業収益は804億7千7百万円(前期比3.3%増)、営業利益はホテル業で開業に伴う費用が増加したことなど
  により69億8千3百万円(前期比3.1%減)となりました。


( そ の 他 業 )
 ・営業概況
   子育て支援事業では、東京都認証保育所「京王キッズプラッツ多摩川」、「京王キッズプラッツ永福町」お
  よび「京王キッズプラッツよみうりランド」を本年4月から認可保育所とし、事業基盤の強化をはかりまし
  た。また、企業主導型保育所「京王キッズプラッツ多摩センター」について、本年6月の開園に向けた準備を
  進めました。
   ビル総合管理業では、東京臨海高速鉄道(りんかい線)において国際展示場駅など4駅で旅客案内業務を受
  託するなど、収益基盤の強化をはかりました。
   このほか、テレワークを導入するなど働き方改革を推進している企業向けに職住近接を実現する場を提供す
  るとともに、利用者の交流・協働・創業を促す場として多摩市にサテライトオフィス「KEIO BIZ PLAZA」を開
  業しました。

                                                       (単位:百万円)
       業 種 別      前連結会計年度             当連結会計年度          増 減 率
                                                                  %
ビル総合管理業                   25,367             25,845             1.9

車両整備業                     10,499             10,100            △3.8

建築・土木業                    23,335             23,730             1.7

その他                        7,838              7,870             0.4

消去                       △2,422              △2,356               ―

営業収益                      64,616             65,191             0.9

営業利益                       5,410              5,247            △3.0

 ・業績
    ビル総合管理業では、メンテナンス業務の受注増などにより増収となりました。また建築・土木業では、完
  成工事高の増加などにより増収となりました。これらの結果、営業収益は651億9千1百万円(前期比0.9%
  増)、営業利益は建築・土木業において粗利益が減少したことなどにより52億4千7百万円(前期比3.0%
  減)となりました。
   




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                                  京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


(2)当期の財政状態の概況

                                                             (単位:百万円)
                     前連結会計年度                当連結会計年度          増 減 額

  総資産                       889,135              889,341                206

   負債                       536,893              521,319         △15,574

   純資産                      352,241              368,022             15,780

  負債及び純資産                   889,135              889,341                206

  当連結会計年度末の総資産は、有形固定資産の増加などにより2億6百万円増加し8,893億4千1百万円となりま
 した。
  負債は、第28回無担保社債の償還や前受金の減少などにより155億7千4百万円減少し5,213億1千9百万円とな
 りました。
  純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより157億8千万円増加し、3,680億2千2百万円とな
 りました。


(3)当期のキャッシュ・フローの概況

                                                             (単位:百万円)
                         前連結会計年度             当連結会計年度         増 減 額

  営業活動によるキャッシュ・フロー                 62,713           60,620       △2,093

  投資活動によるキャッシュ・フロー             △71,267            △47,608            23,659

  財務活動によるキャッシュ・フロー                 17,384         △20,376       △37,760

  現金及び現金同等物に係る換算差額                  △427               830            1,258

  現金及び現金同等物の増減額                     8,402          △6,534       △14,936

  現金及び現金同等物の期末残高                   64,469           57,934       △6,534

  有利子負債の期末残高                      352,181          338,376      △13,804

  (注)有利子負債は、借入金 + 社債により算出しております。

  当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、流入額は前連結会計年度に比べ20億9千3百万円減少
 し、606億2千万円となりました。
  当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得による支出の減少などに
 より、流出額は前連結会計年度に比べ236億5千9百万円減少し、476億8百万円となりました。
  当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済や社債の償還による支出などにより、
 流出額は203億7千6百万円となりました。
  これらの結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は579億3千4百万円となりました。
  また、有利子負債の当連結会計年度末残高は、3,383億7千6百万円となりました。




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                                       京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


(4)今後の見通し

                                                                    (単位:億円)
                  平成31年3月期(実績)         平成32年3月期(予想)               増 減 率
                                                                            %
  連結営業収益                       4,475                4,600                 2.8

  連結営業利益                         400                  433                 8.0

  連結経常利益                         392                  419                 6.7
  親会社株主に帰属する
                                 272                  285                 4.7
  当期純利益
  連結EBITDA                       767                  801                 4.4

  連結減価償却費                        362                  363                 0.4
  (注)連結EBITDAは、連結営業利益 + 減価償却費 + のれん償却額により算出しております。
                                                                    (単位:億円)
                        営業収益                                営業利益

               平成32年3月期(予想)    対前期増減率          平成32年3月期(予想)        対前期増減率
                                          %                                 %
  運輸業                  1,325             0.2                149            1.3

  流通業                  1,686             1.3                 52            1.2

  不動産業                   548             9.6                101            7.1

  レジャー・サービス業             825             2.5                 81           16.0

  その他業                   678             4.0                 58           10.5

   計                   5,064             2.4                443            6.7

  連結修正                 △464               ―                 △10             ―

  連結                   4,600             2.8                433            8.0


   平成32年3月期の連結営業収益は4,600億円(前期比2.8%増)を見込んでおります。セグメント別に見ますと、
 運輸業では、鉄道事業で輸送人員の増加や「京王ライナー」の座席指定料金収入の増加などにより増収を見込んで
 おります。流通業では、百貨店業やストア業の増などにより増収を見込んでおります。不動産業では、不動産販売
 業でリノベーション物件の売上増などにより増収を見込んでおります。レジャー・サービス業では、ホテル業で新
 規出店や前年度に開業した店舗の通期寄与などにより増収を見込んでおります。その他業では、建築・土木業で完
 成工事高の増加などにより増収を見込んでおります。
  連結営業利益は433億円(前期比8.0%増)、連結経常利益は419億円(前期比6.7%増)を見込んでおります。親
 会社株主に帰属する当期純利益は285億円(前期比4.7%増)を見込んでおります。
  なお、連結EBITDAは801億円(前期比4.4%増)を見込んでおります。
  また、連結減価償却費は363億円(前期比0.4%増)を見込んでおります。


 (注)連結業績予想は、公表時現在において入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき作
       成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想と大きく異なる可能性があります。


2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
   当社グループは鉄道事業を中心とした企業集団であり、日本国内において主要な事業活動および財務活動を行
  っていることから日本基準を採用しております。
   今後のIFRS適用につきましては、国内企業のIFRS採用動向を踏まえつつ、検討を進めてまいります。




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                             京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
                                                  (単位:百万円)
                         前連結会計年度               当連結会計年度
                       (平成30年3月31日)          (平成31年3月31日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                           50,988             38,963
   受取手形及び売掛金                        39,033             45,144
   有価証券                             13,500             19,200
   商品及び製品                           16,089             12,977
   仕掛品                              21,976             23,031
   原材料及び貯蔵品                          2,158              2,159
   その他                               6,332              6,677
   貸倒引当金                              △51                △45
   流動資産合計                          150,027            148,109
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                   328,778            342,882
     機械装置及び運搬具(純額)                  38,727             36,613
     土地                            227,366            228,209
     建設仮勘定                          36,872             28,413
     その他(純額)                        11,240             11,568
     有形固定資産合計                      642,985            647,687
   無形固定資産                           11,525             14,049
   投資その他の資産
     投資有価証券                         60,131             52,968
     退職給付に係る資産                       6,994              7,270
     繰延税金資産                         10,630             12,412
     その他                             6,989              6,980
     貸倒引当金                           △148               △139
     投資その他の資産合計                     84,596             79,494
   固定資産合計                          739,108            741,231
 資産合計                              889,135            889,341




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                        前連結会計年度                当連結会計年度
                      (平成30年3月31日)           (平成31年3月31日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                        18,061              19,058
   短期借入金                            73,287              70,998
   1年内償還予定の社債                       10,000              20,000
   未払法人税等                            6,706               6,625
   前受金                              26,126              18,554
   賞与引当金                             2,811               2,907
   その他の引当金                           1,842               1,739
   その他                              68,646              72,895
   流動負債合計                          207,482             212,780
 固定負債
   社債                              140,000             120,000
   長期借入金                           128,893             127,377
   繰延税金負債                            1,764               1,762
   退職給付に係る負債                        20,935              21,266
   その他                              37,817              38,132
   固定負債合計                          329,411             308,538
 負債合計                              536,893             521,319
純資産の部
 株主資本
   資本金                              59,023              59,023
   資本剰余金                            42,010              42,011
   利益剰余金                           253,392             274,501
   自己株式                           △19,530             △19,542
   株主資本合計                          334,897             355,994
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                     15,152              10,527
   為替換算調整勘定                              8                   8
   退職給付に係る調整累計額                      1,895               1,186
   その他の包括利益累計額合計                    17,056              11,723
 非支配株主持分                               288                 304
 純資産合計                             352,241             368,022
負債純資産合計                            889,135             889,341




                   ― 10 ―
                                 京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
                                                        (単位:百万円)
                            前連結会計年度                 当連結会計年度
                          (自 平成29年4月1日            (自 平成30年4月1日
                          至 平成30年3月31日)           至 平成31年3月31日)
営業収益                                434,697                 447,508
営業費
 運輸業等営業費及び売上原価                         347,554               358,066
 販売費及び一般管理費                             48,606                49,363
 営業費合計                                 396,160               407,430
営業利益                                    38,537                40,078
営業外収益
 受取利息                                      176                   163
 受取配当金                                   1,180                 1,204
 為替差益                                        -                   831
 持分法による投資利益                                  -                    22
 雑収入                                       959                   903
 営業外収益合計                                 2,317                 3,125
営業外費用
 支払利息                                    3,702                 3,431
 為替差損                                      669                     -
 持分法による投資損失                                129                     -
 雑支出                                       624                   491
 営業外費用合計                                 5,126                 3,922
経常利益                                    35,728                39,281
特別利益
 工事負担金等受入額                               1,017                14,434
 固定資産売却益                                 2,214                 3,554
 その他                                        73                   241
 特別利益合計                                  3,305                18,230
特別損失
 固定資産圧縮損                                 1,935                14,382
 固定資産除却損                                   769                   998
 その他                                       886                 1,988
 特別損失合計                                  3,591                17,369
税金等調整前当期純利益                             35,442                40,142
法人税、住民税及び事業税                            11,569                12,341
法人税等調整額                                   △48                    570
法人税等合計                                  11,521                12,911
当期純利益                                   23,921                27,230
非支配株主に帰属する当期純利益                             23                    16
親会社株主に帰属する当期純利益                         23,897                27,213




                        ― 11 ―
                             京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


連結包括利益計算書
                                                    (単位:百万円)
                        前連結会計年度                 当連結会計年度
                      (自 平成29年4月1日            (自 平成30年4月1日
                      至 平成30年3月31日)           至 平成31年3月31日)
当期純利益                           23,921                   27,230
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                        1,260               △4,627
 退職給付に係る調整額                            567                 △708
 持分法適用会社に対する持分相当額                      △0                      2
 その他の包括利益合計                          1,826               △5,333
包括利益                                25,747                21,897
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益                       25,724                21,880
 非支配株主に係る包括利益                           23                    16




                    ― 12 ―
                                                京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


(3)連結株主資本等変動計算書
 前連結会計年度(自 平成29年4月1日        至 平成30年3月31日)
                                                                (単位:百万円)
                                         株主資本

                資本金        資本剰余金        利益剰余金           自己株式       株主資本合計

当期首残高             59,023      42,010       234,989       △19,497      316,526

当期変動額

 剰余金の配当                                    △5,494                     △5,494
 親会社株主に帰属する
                                            23,897                     23,897
 当期純利益
 自己株式の取得                                                    △34          △34

 自己株式の処分                           0                           2            3
 株主資本以外の項目の
 当期変動額(純額)
当期変動額合計               ―            0        18,402          △32        18,371

当期末残高             59,023      42,010       253,392       △19,530      334,897



                            その他の包括利益累計額
              その他有価証券          退職給付に係る その他の包括利益 非支配株主持分                         純資産合計
                      為替換算調整勘定
               評価差額金            調整累計額    累計額合計
当期首残高             13,892           9            1,328     15,229          264     332,020

当期変動額

 剰余金の配当                                                                           △5,494
 親会社株主に帰属する
                                                                                   23,897
 当期純利益
 自己株式の取得                                                                            △34

 自己株式の処分                                                                                3
 株主資本以外の項目の
                   1,260        △0                567      1,826           23      1,850
 当期変動額(純額)
当期変動額合計            1,260        △0                567      1,826           23      20,221

当期末残高             15,152           8            1,895     17,056          288     352,241




                                       ― 13 ―
                                                京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


 当連結会計年度(自 平成30年4月1日        至 平成31年3月31日)
                                                                (単位:百万円)
                                         株主資本

                資本金        資本剰余金        利益剰余金           自己株式       株主資本合計

当期首残高             59,023      42,010       253,392       △19,530      334,897

当期変動額

 剰余金の配当                                    △6,105                     △6,105
 親会社株主に帰属する
                                            27,213                     27,213
 当期純利益
 自己株式の取得                                                    △12          △12

 自己株式の処分                           0                           0            1
 株主資本以外の項目の
 当期変動額(純額)
当期変動額合計               ―            0        21,108          △12        21,097

当期末残高             59,023      42,011       274,501       △19,542      355,994



                         その他の包括利益累計額
              その他有価証券          退職給付に係る その他の包括利益 非支配株主持分                         純資産合計
                      為替換算調整勘定
               評価差額金            調整累計額    累計額合計
当期首残高             15,152           8            1,895     17,056          288     352,241

当期変動額

 剰余金の配当                                                                           △6,105
 親会社株主に帰属する
                                                                                   27,213
 当期純利益
 自己株式の取得                                                                            △12

 自己株式の処分                                                                                1
 株主資本以外の項目の
                 △4,625            0            △708      △5,333           16     △5,316
 当期変動額(純額)
当期変動額合計          △4,625            0            △708      △5,333           16      15,780

当期末残高             10,527           8            1,186     11,723          304     368,022




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                                京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                        (単位:百万円)
                               前連結会計年度               当連結会計年度
                             (自 平成29年4月1日          (自 平成30年4月1日
                             至 平成30年3月31日)         至 平成31年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純利益                             35,442              40,142
 減価償却費                                   35,860              36,248
 減損損失                                       743                 518
 のれん償却額                                     404                 404
 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                      △155                   19
 退職給付に係る資産の増減額(△は増加)                      △528                △985
 販売用土地評価損                                    62                 104
 固定資産除却損                                    662                 882
 固定資産圧縮損                                  1,935              14,382
 受取利息及び受取配当金                            △1,357              △1,368
 支払利息                                     3,702               3,431
 工事負担金等受入額                              △1,017             △14,434
 固定資産売却益                                △2,214              △3,554
 退店補償金                                      105                 730
 営業債権の増減額(△は増加)                             746             △4,843
 たな卸資産の増減額(△は増加)                        △3,795                  958
 営業債務の増減額(△は減少)                           1,067                 237
 その他                                      5,184               2,718
 小計                                      76,849              75,592
 利息及び配当金の受取額                              1,346               1,409
 利息の支払額                                 △3,786              △3,472
 退店補償金の支払額                                △105                △730
 法人税等の支払額                              △11,591             △12,179
 営業活動によるキャッシュ・フロー                        62,713              60,620
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形及び無形固定資産の取得による支出                    △76,528             △57,866
 有形及び無形固定資産の売却による収入                      1,586               5,105
 工事負担金等受入による収入                           4,943               5,136
 投資有価証券の取得による支出                         △1,434               △138
 投資有価証券の売却及び償還による収入                        196                  15
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入                    -                 144
 その他                                      △31                  △4
 投資活動によるキャッシュ・フロー                      △71,267             △47,608
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金の純増減額(△は減少)                       △2,659                △169
 長期借入れによる収入                              18,469              13,220
 長期借入金の返済による支出                         △12,212             △16,855
 社債の発行による収入                              39,777                   -
 社債の償還による支出                            △20,000             △10,000
 自己株式の取得による支出                              △34                 △12
 配当金の支払額                                △5,492              △6,101
 その他                                      △462                △458
 財務活動によるキャッシュ・フロー                        17,384            △20,376
現金及び現金同等物に係る換算差額                          △427                  830
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                       8,402             △6,534
現金及び現金同等物の期首残高                           56,067              64,469
現金及び現金同等物の期末残高                           64,469              57,934




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                                京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
  該当事項はありません。


(セグメント情報等)
 1.報告セグメントの概要
    当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営
   資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
    当社グループは沿線地域を中心に、その活性化につながる各種のサービスを多角的に運営、展開しておりま
   す。
    したがって、当社グループは、サービスの種類別のセグメントから構成されており、「運輸業」、「流通
   業」、「不動産業」、「レジャー・サービス業」及び「その他業」の5つを報告セグメントとしております。
    「運輸業」は主に鉄道、バス等の旅客運輸業を行っております。「流通業」は生活関連を中心とした各種の
   小売業を運営しております。「不動産業」は不動産物件を賃貸ならびに販売しております。「レジャー・サー
   ビス業」はホテル業、旅行業等のサービスを提供しております。「その他業」はビル総合管理業、建築・土木
   業等の事業を展開しております。


 2.報告セグメントごとの営業収益、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
    報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市場実
   勢価格に基づいております。




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                                             京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信


 3.報告セグメントごとの営業収益、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
  前連結会計年度(自 平成29年4月1日        至 平成30年3月31日)
                                                                                (単位:百万円)
                                                                                         連結
                                             レジャー・                           調整額       財務諸表
               運輸業       流通業       不動産業                 その他業       合計
                                             サービス業                           (注)1       計上額
                                                                                        (注)2
営業収益
 外部顧客への営業収益    129,074   158,720    41,737     73,084    32,080    434,697        ―     434,697
 セグメント間の内部
                 2,303     3,515     2,828      4,829    32,536     46,013   △46,013        ―
 営業収益又は振替高
         計     131,378   162,235    44,565     77,914    64,616    480,711   △46,013    434,697

セグメント利益         13,516     4,113     9,445      7,206     5,410     39,692   △1,155      38,537

セグメント資産        402,581   108,133   207,722    136,503    30,577    885,517     3,617    889,135

その他の項目
 減価償却費          23,313     3,943     4,502      4,014       346     36,120     △259      35,860
 のれんの償却額            ―         ―        404        ―          ―         404        ―         404
 減損損失              348        53       299        41           0       743        ―         743
 持分法適用会社
                 2,814     2,302        ―         166        ―       5,283        ―       5,283
 への投資額
 有形固定資産及び
 無形固定資産の        32,829    11,795    19,061      9,546       500     73,733   △1,112      72,621
 増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
    (1) セグメント利益の調整額△1,155百万円、減価償却費の調整額△259百万円、有形固定資産及び無形固定
        資産の増加額の調整額△1,112百万円はセグメント間取引消去額であります。
    (2) セグメント資産の調整額3,617百万円のうち、108,790百万円は全社資産(報告セグメントに帰属しない
        金融資産)であり、△105,173百万円はセグメント間取引消去額であります。
   2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


  当連結会計年度(自 平成30年4月1日        至 平成31年3月31日)
                                                                                (単位:百万円)
                                                                                         連結
                                             レジャー・                           調整額       財務諸表
               運輸業       流通業       不動産業                 その他業       合計
                                             サービス業                           (注)1       計上額
                                                                                        (注)2
営業収益
 外部顧客への営業収益    129,939   162,665    47,181     76,191    31,529    447,508        ―     447,508
 セグメント間の内部
                 2,284     3,757     2,823      4,285    33,661     46,812   △46,812        ―
 営業収益又は振替高
         計     132,224   166,423    50,004     80,477    65,191    494,320   △46,812    447,508

セグメント利益         14,710     5,138     9,433      6,983     5,247     41,514   △1,435      40,078

セグメント資産        399,461   108,949   211,015    151,271    36,579    907,277   △17,936    889,341

その他の項目
 減価償却費          23,212     4,108     4,488      4,363       371     36,543     △295      36,248
 のれんの償却額            ―         ―        404        ―          ―         404        ―         404
 減損損失               ―         52       391        73           0       518        ―         518
 持分法適用会社
                 2,988     2,237        ―         82         80      5,389        ―       5,389
 への投資額
 有形固定資産及び
 無形固定資産の        24,360     3,191    11,605     16,276       661     56,096     △949      55,146
 増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
    (1) セグメント利益の調整額△1,435百万円、減価償却費の調整額△295百万円、有形固定資産及び無形固定
        資産の増加額の調整額△949百万円はセグメント間取引消去額であります。
    (2) セグメント資産の調整額△17,936百万円のうち、94,452百万円は全社資産(報告セグメントに帰属しな
        い金融資産)であり、△112,388百万円はセグメント間取引消去額であります。
   2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。




                                    ― 17 ―
                                    京王電鉄株式会社(9008) 平成31年3月期 決算短信




(1株当たり情報)
                         前連結会計年度                        当連結会計年度
                      (自 平成29年4月1日                   (自 平成30年4月1日
                       至 平成30年3月31日)                  至 平成31年3月31日)

1株当たり純資産額                           2,882.39円                      3,011.54円

1株当たり当期純利益                           195.71円                        222.87円
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
    2.当社は平成29年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施したため、前連結会計年度の
      期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。

   3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                              前連結会計年度                         当連結会計年度
            項目             (自 平成29年4月1日                    (自 平成30年4月1日
                            至 平成30年3月31日)                   至 平成31年3月31日)

1株当たり当期純利益

 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)                            23,897               27,213

 普通株主に帰属しない金額(百万円)                                   ―                     ―
 普通株式に係る親会社株主に帰属する
                                                 23,897               27,213
 当期純利益(百万円)
 普通株式の期中平均株式数(千株)                               122,107              122,103

   4.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                              前連結会計年度                         当連結会計年度
            項目
                            (平成30年3月31日)                    (平成31年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円)                                  352,241              368,022

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)                              288                  304

(うち非支配株主持分(百万円))                                   (288)                (304)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)                             351,953              367,717
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
                                                122,104              122,102
の数(千株)


(重要な後発事象)
  該当事項はありません。
   




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