8986 R-大和証券リビング 2020-11-19 15:20:00
2020年9月期決算短信(REIT) [pdf]

                                         2020年9月期               決算短信(REIT)
                                                                                                           2020年11月19日
 
不動産投資信託証券発行者名                  大和証券リビング投資法人                                上場取引所            東
                                                                                  https://www.daiwa-securities-livin
コ     ー      ド    番      号     8986                                        URL
                                                                                  g.co.jp/
代            表           者     (役職名) 執行役員                                  (氏名) 正田          郁夫
資    産   運   用   会   社   名     大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社
代            表           者     (役職名) 代表取締役社長                               (氏名) 福島          寿雄
問    合   せ   先   責   任   者     (役職名) コーポレート本部 部長                           (氏名) 千葉          貴志
                               (TEL) 03-6757-9680

有価証券報告書提出予定日                 2020年12月23日                                 分配金支払開始予定日 2020年12月15日
決算補足説明資料作成の有無 :有
決算説明会開催の有無    :有 (                         アナリスト・機関投資家向け)
 
                                                                                                    (百万円未満切捨て)
1.2020年9月期の運用、資産の状況(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)運用状況                                                                                         (%表示は対前期増減率)
              営業収益         営業利益          経常利益                                                       当期純利益
                          百万円             %            百万円          %            百万円          %            百万円         %
    2020年9月期             11,645         40.9           4,860      29.2           5,031     54.4            6,133    88.2
    2020年3月期              8,262        △2.3            3,762     △1.9            3,259    △3.1             3,258   △3.1
 

                         1口当たり                    自己資本                       総資産                       営業収益
                         当期純利益                   当期純利益率                     経常利益率                     経常利益率
                                          円                         %                         %                        %
    2020年9月期                           2,983                       4.7                      1.9                     43.2
    2020年3月期                           1,986                       3.0                      1.4                     39.4

(2)分配状況
                 1口当たり分配金   分配金総額
                                     1口当たり   利益超過分配金
                 (利益超過分配金 (利益超過分配金                                                          配当性向           純資産配当率
                                    利益超過分配金     総額
                  は含まない)   は含まない)
                         円      百万円        円      百万円                                                 %                %
    2020年9月期                 2,190             4,502                -                -              73.4             3.1
    2020年3月期                 2,028             3,326                -                -             102.1             3.1
(注)2020年9月期の分配金の支払原資は、当期未処分利益から配当積立金499百万円及び一時差異等調整積立金1,198百万円を控除し、一時差
    異等調整積立金67百万円を充当した金額で、当期純利益とは異なります。
(注)2020年3月期の分配金の支払原資は、当期未処分利益に一時差異等調整積立金67百万円を充当した金額で、当期純利益とは異なりま
    す。
 
(3)財政状態
                          総資産                          純資産                 自己資本比率                  1口当たり純資産
                                      百万円                       百万円                           %                        円
    2020年9月期                         310,207                   151,117                     48.7                    73,502
 
    2020年3月期                         226,860                   108,369                     47.8                    66,076
 
(4)キャッシュ・フローの状況
          営業活動による                               投資活動による                   財務活動による                  現金及び現金同等物
         キャッシュ・フロー                             キャッシュ・フロー                 キャッシュ・フロー                    期末残高
                                      百万円                       百万円                       百万円                      百万円
    2020年9月期                          20,389                    67,848                    49,977                   12,210
 
    2020年3月期                           5,043                   △2,927                    △3,345                     7,946
 
2.2021年3月期の運用状況の予想(2020年10月1日~2021年3月31日)及び2021年9月期の運用状況の予想(2021
 
  年4月1日~2021年9月30日)
                                                    (%表示は対前期増減率)
                                                  1口当たり分配金 1口当たり
           営業収益     営業利益      経常利益       当期純利益    (利益超過分配金 利益超過分
                                                   は含まない)    配金
                百万円         %    百万円       %    百万円        %    百万円          %                 円            円
 2021年3月期       10,463   △10.1   5,065    4.2   4,402   △12.5   4,401    △28.2             2,160             -
 
 2021年9月期       10,766     2.9   5,006   △1.2   4,364    △0.9   4,363     △0.9             2,160             -
(参考)1口当たり予想当期純利益(2021年3月期)2,065円、1口当たり予想当期純利益(2021年9月期)2,047円
(注)2021年3月期の分配金の支払原資は、当期純利益に一時差異等調整積立金の取崩額202百万円が含まれており、当期純利益の金額と異なり
        ます。2021年9月期の分配金の支払原資は、当期純利益に一時差異等調整積立金の取崩額240百万円が含まれており、当期純利益の金額
        と異なります。なお、上記運用状況の予想につきましては、後記「1.運用状況 (4)運用状況の見通し」をご参照ください。
※ その他
(1)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  :無
        ②   ①以外の会計方針の変更                         :無
        ③   会計上の見積りの変更                          :無
        ④   修正再表示                               :無
 
会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示に関する注記
(2)発行済投資口の総口数
  ① 期末発行済投資口の総口数(自己投資口を含む)  2020年9月期                                    2,055,946 口 2020年3月期       1,640,060 口

        ②   期末自己投資口数                                    2020年9月期              0 口 2020年3月期                0 口
 
    (注)1口当たり当期純利益の算定の基礎となる投資口数については、42ページ「1口当たり情報に関する注記」を
       ご覧ください。

    ※       決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
 
 
    ※    特記事項
         本資料に記載されている運用状況の見通し等の将来に関する記述は、現在入手している情報及び合理的である
        と判断する一定の前提に基づいており、実際の運用状況等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
         また、本予想は分配金の額を保証するものではありません。運用状況の予想の前提となる仮定及び運用状況の
        予想のご利用にあたっての注意事項等については、17ページ「1.運用状況(4) 運用状況の見通し」をご覧くだ
        さい。
                             大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


○目次
 
    1.運用状況 ………………………………………………………………………………………………       2
      (1) 運用状況 ……………………………………………………………………………………………    2
      (2) 投資リスク …………………………………………………………………………………………    11
      (3) 決算後に生じた重要な事実 ………………………………………………………………………    12
      (4) 運用状況の見通し …………………………………………………………………………………    17
    2.財務諸表 ………………………………………………………………………………………………       20
      (1) 貸借対照表 …………………………………………………………………………………………    20
      (2) 損益計算書 …………………………………………………………………………………………    22
      (3) 投資主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………    23
      (4) 金銭の分配に係る計算書 …………………………………………………………………………    25
      (5) キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………    26
      (6) 継続企業の前提に関する注記 ……………………………………………………………………    27
      (7) 重要な会計方針に係る事項に関する注記 ………………………………………………………    27
      (8) 財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………    29
      (9) 発行済投資口の総口数の増減 ……………………………………………………………………    48
    3.参考情報 ………………………………………………………………………………………………       49
      (1) 運用資産等の価格に関する情報 …………………………………………………………………    49
      (2) 資本的支出の状況 …………………………………………………………………………………    54




                            ― 1 ―
                              大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


1.運用状況
(1) 運用状況
 ①当期の概況

  (イ)投資法人の主な推移
     本投資法人は、投資信託及び投資法人に関する法律(昭和26年法律第198号。その後の改正を含みます。以下
    「投信法」といいます。)に基づき2005年10月7日に設立され、2006年6月22日に株式会社東京証券取引所不
    動産投資信託証券市場に「住宅特化型REIT」として上場(銘柄コード8986)しました。本投資法人は、2010年
    7月1日付でプロスペクト・リート投資法人を吸収合併し、52物件(取得価格合計52,952百万円)の運用資産
    をポートフォリオに加えました。当該合併後は、物件の入替(新規物件の取得や既存物件の譲渡)によるポー
    トフォリオの質の向上、稼働率の向上等のオペレーション全般の強化、有利子負債費用の低減等によるコスト
    削減に注力し、分配金の着実な向上を目指してまいりました。さらに、2020年4月1日付で、本投資法人を吸
    収合併存続法人、日本ヘルスケア投資法人(以下「NHI」といいます。)を吸収合併消滅法人として吸収合
    併(以下「本合併」といいます。)し、商号を「日本賃貸住宅投資法人」から「大和証券リビング投資法人」
    へ変更し、ヘルスケア施設をポートフォリオに加え、「ライフステージに合わせ「すべての人の生活・暮らし
    を支える」ために快適な居住空間を総合的に提供するREIT」として運用しています。
     2020年9月末時点の運用資産は、218物件、取得価格総額303,729百万円、総賃貸可能面積687,316.86㎡とな
    っています。

  (ロ)当期の投資環境
     日本国内の不動産マーケットは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に起因した世界経済の悪化やテレワ
    ークなどの進展の影響を受け、先行きが不透明な厳しい環境にあります。
     このような中、当期における住宅系上場REIT各社が保有する賃貸マンションでは、引き続き、安定した運用
    環境下にありました。不動産投資市場に関しては、賃貸マンションの安定したキャッシュ・フローへの人気は
    根強く、低金利環境も継続しているため、物件の取得競争は激化しています。その結果、売買価格は引き続き
    高値圏で推移しており、東京都23区及び大都市圏に所在する賃貸マンションの売買キャップレート(賃貸事業
    収入から賃貸事業費用を控除した金額を取得価格で除した比率)は低下傾向にありました。ヘルスケア施設に
    関しても、総人口のうち高齢者人口の占める割合の上昇に伴い、高齢者施設・住宅に対する社会的需要は年々
    高まっています。

  (ハ)当期の運用実績
     本資産運用会社は、本投資法人の投資口価値向上のため、a. 本合併及び資産の入替え、b オペレーション
    全般の継続強化(高稼働率の維持、賃料等収入の極大化及び賃貸事業費用の削減)、c 資金調達の強化(金融
    コストの削減と借入期間の長期化等)、d サステナビリティに関する取組みに注力いたしました。

   a. 本合併及び資産の入替え
     本投資法人は、2020年4月1日付で本合併によりNHIからヘルスケア施設23物件(取得価格24,241百万
    円)を承継しました。また、2020年4月1日付で賃貸住宅27物件(取得価格合計13,459百万円)を譲渡し、
    2020年4月2日付でヘルスケア施設28物件(取得価格合計62,660百万円)を取得し、2020年4月10日付で賃貸
    住宅1物件(グランカーサ文京千石、取得価格1,480百万円)を取得し、本合併に伴う資産規模の拡大と同時
    に、ポートフォリオの質の向上を目的とした資産の入替えを実施しました。本合併及びそれに付随する当該一
    連の取引の結果、2020年4月10日時点で取得価格総額302,799百万円に達し、資産規模の拡大を実現しまし
    た。その後、2020年9月30日付で賃貸住宅1物件(グランカーサ日本橋浜町、取得価格930百万円)を取得しま
    した。上記の結果、当期末現在の保有物件は、賃貸住宅168物件(取得価格合計216,828百万円)、ヘルスケア
    施設50物件(取得価格合計86,901百万円)の計218物件(取得価格総額303,729百万円)となりました。




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                               大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


<本合併による承継資産(ヘルスケア施設23物件)>
                                                           取得価格
                 物件名称                   用途     承継年月日       (千円)
                                                           (注1)
チャームスイート緑地公園                                   2020年4月1日   3,030,000
SOMPOケア ラヴィーレ相模原中央                             2020年4月1日   1,780,000
ヴェルジェ枚方                                        2020年4月1日   1,560,000
さわやかはーとらいふ西京極                                  2020年4月1日   1,130,000
SOMPOケア ラヴィーレ衣笠山公園                             2020年4月1日   2,000,000
スーパー・コートJR奈良駅前                                 2020年4月1日   1,710,000
ラ・ナシカあらこがわ                                     2020年4月1日   1,400,000
みんなの家・中央区円阿弥                                   2020年4月1日     860,000
みんなの家・大宮つつじヶ丘公園                                2020年4月1日     775,000
そんぽの家   西田辺駅前                                  2020年4月1日     737,000
イリーゼ狛江・別邸(準共有持分30%)                            2020年4月1日     399,000
                                      ヘルスケア
SOMPOケア ラヴィーレ広島光が丘                             2020年4月1日   1,210,000
                                        施設
さわやか海響館                                        2020年4月1日     899,000
さわやか鳴水館                                        2020年4月1日     813,000
ニチイケアセンター福島大森                                  2020年4月1日     337,000
さわやか日の出館                                       2020年4月1日     896,000
さわやか大畠参番館                                      2020年4月1日     349,000
さわやかリバーサイド栗の木                                  2020年4月1日     306,000
シルバーハイツ羊ヶ丘3番館                                  2020年4月1日   1,330,000
アルファリビング岡山西川緑道公園                               2020年4月1日     789,000
アルファリビング岡山後楽園                                  2020年4月1日     661,000
アルファリビング高松駅前                                   2020年4月1日     642,000
アルファリビング高松百間町                                  2020年4月1日     628,000
                        ヘルスケア施設合計                          24,241,000




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                                  大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


<取得資産(賃貸住宅2物件、ヘルスケア施設28物件)>
                                                               取得価格
                 物件名称                      用途     取得年月日        (千円)
                                                               (注1)
グランカーサ文京千石(注2)                                    2020年4月10日   1,480,000
                                         賃貸住宅
グランカーサ日本橋浜町(注3)                                   2020年9月30日      930,000
                         賃貸住宅合計                                2,410,000
イリーゼ狛江・別邸(準共有持分70%)                               2020年4月2日       920,500
AIP勝どき駅前ビル                                        2020年4月2日    8,150,000
プレザングラン南雪谷                                        2020年4月2日    3,380,000
あいらの杜 東大船                                         2020年4月2日    2,271,195
あいらの杜 石神井公園                                       2020年4月2日    2,070,000
あいらの杜 江戸川篠崎                                       2020年4月2日    1,499,307
シニアフォレスト横浜都筑                                      2020年4月2日    1,202,000
そんぽの家 豊中南曽根                                       2020年4月2日       825,000
グッドタイム リビング センター南・プラテシア センター南                     2020年4月2日    11,150,000
グッドタイム リビング 千葉みなと/海岸通・プラテシア 千葉みな
                                                  2020年4月2日    4,516,000
と
グッドタイム リビング 横浜都筑                                  2020年4月2日    4,064,000
グッドタイム リビング 千里ひなたが丘                               2020年4月2日    2,800,000
グッドタイム リビング なかもず                                  2020年4月2日    2,180,000
グッドタイム リビング 香里ヶ丘                         ヘルスケア    2020年4月2日    2,120,000
                                           施設
グッドタイム リビング 亀戸                                    2020年4月2日    1,860,000
グッドタイム リビング 御影                                    2020年4月2日    1,820,000
グッドタイム リビング 尼崎新都心                                 2020年4月2日    1,585,000
グッドタイム リビング 南千里                                   2020年4月2日    1,430,000
グッドタイム リビング 神戸垂水                                  2020年4月2日    1,370,000
グッドタイム リビング 千葉みなと/駅前通                             2020年4月2日    1,320,000
グッドタイム リビング 泉北泉ヶ丘                                 2020年4月2日       980,000
グッドタイム リビング 池田緑丘                                  2020年4月2日       920,000
グッドタイム リビング 長津田みなみ台                               2020年4月2日       850,000
グッドタイム リビング 埼玉蓮田                                  2020年4月2日       659,000
グッドタイム リビング 流山壱番館                                 2020年4月2日       610,000
グッドタイム リビング 流山弐番館                                 2020年4月2日       563,000
グッドタイム リビング 尼崎駅前                                  2020年4月2日       320,000
アルファリビング高松紺屋町                                     2020年4月2日    1,225,000
                        ヘルスケア施設合計                              62,660,002
                            合計                                 65,070,002
(注1)取得価格には、取得諸経費、固定資産税及び都市計画税の精算分並びに消費税及び地方消費税相当額を含みません。
(注2)「(仮称)千石4丁目PJ」は、2020年4月10日付で「グランカーサ文京千石」に物件名称を変更しました。以下同じです。
(注3)「レオーネ日本橋浜町」は、2020年10月30日付で「グランカーサ日本橋浜町」に物件名称を変更しました。以下同じです。




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                               大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


<譲渡資産(賃貸住宅27物件)>
                                                          譲渡価格
                物件名称                    用途     譲渡年月日      (千円)
                                                           (注)
willDo越谷                                      2020年4月1日      575,000
サイトピア                                         2020年4月1日      456,000
エクセルシオール栄                                     2020年4月1日      545,000
willDo日比野                                     2020年4月1日      311,000
willDo新座                                      2020年4月1日      585,000
willDo稲永                                      2020年4月1日      648,000
willDo四日市鵜の森                                  2020年4月1日      563,000
アブレスト桜川                                       2020年4月1日      507,000
プロスペクト美章園                                     2020年4月1日      330,000
入間駅前ビル                                        2020年4月1日    1,730,000
入間駅前第二ビル                                      2020年4月1日      648,000
シェモア桜ヶ丘                                       2020年4月1日      634,000
コリンヌ津田沼                                       2020年4月1日      348,000
茅ヶ崎ダイカンプラザ                                    2020年4月1日      483,000
                                      賃貸住宅
ウィンベルコーラス平塚第13                                2020年4月1日      358,000
プロスペクト桂                                       2020年4月1日      480,000
willDo北24条                                    2020年4月1日      286,000
グランカーサ南13条                                    2020年4月1日      406,000
グランカーサ南9条                                     2020年4月1日      461,000
willDo西下台町                                    2020年4月1日      593,000
グランメゾン七福                                      2020年4月1日      300,000
リビングステージ東仙台                                   2020年4月1日      363,000
ロイヤルガーデン森林公園                                  2020年4月1日      280,000
グリーンパーク小松島                                    2020年4月1日      421,000
ダイアパレス泉崎                                      2020年4月1日      316,000
リビングステージ南仙台                                   2020年4月1日      222,000
高砂関弐番館                                        2020年4月1日      757,000
                        賃貸住宅合計                            13,606,000
(注)譲渡価格には、譲渡諸経費、固定資産税及び都市計画税の精算分並びに消費税及び地方消費税相当額を含みません。




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                             大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


 b. オペレーション全般の継続強化
 ⅰ.賃貸住宅の運用戦略
   本資産運用会社は、『日次稼働率予測システム』の活用や既存諸施策等に引き続き注力した結果、期中平均
 稼働率は98.6%(前期は98.2%)となりました。また、入替え時賃料(注)の増額にも引き続き注力した結
 果、当期は、総件数1,062件のうち846件で前賃料比の増額を実現し、件数ベースの上昇比率が79.6%、賃料ベ
 ースの上昇が+1.7%(前期は+2.1%)と前期に続いて上昇傾向を維持し、増収に寄与しました。
   賃貸事業費用につきましては、高額工事承認委員会を通した修繕費及び再商品化工事費用の抑制やLED照
 明の導入効果等による水道光熱費の削減等の既存諸施策に注力しました。
 (注)入替え時賃料は、新規取得物件やサブリース契約解約等により前賃料が不明な住戸及び住居以外の用途の貸室を除き算出して
    います。


(既存諸施策)
 ●『日次稼働率予測システム』(本資産運用会社が独自・自社開発した日次ベースで毎月末日の稼働率を予測するITシステム・2011
   年10月導入)の活用による、個別空室ごとの異動情報の把握及び対策が必要な空室の特定・現地調査・原因追究・対策実施・効果
   確認のサイクルの短縮化。2015年5月から新バージョンにアップグレードしたITシステムの稼働を開始し、インターネットで稼働
   率を含めた種々の情報把握がほぼリアルタイムで可能な仕組みを実現。
 ●『3週間ルール』(退去から3週間以内に再商品化工事を完成させるルール・2010年10月導入)の徹底による機会損失の極小化。
 ●『ダウンタイム60日』(退去から60日以内に次の契約の成約を目指す方針・2012年10月導入)
 ●『アクション30日』(募集開始後当初30日間で最良の賃料を最短で得るべく重点対応する方針・2013年10月導入した募集開始後30
   日経過の空室への重点対応を、2016年4月に新たに導入した『物件別経営方針』に基づき更に積極的な施策に変更)などにより、
   空室期間を短縮し稼働率及び収益性の更なる向上を目指す。
 ●『月次重点物件』(2011年4月導入)や『長期空室(対象空室期間60日)』(2010年10月導入)の対応強化。
 ●『高額工事承認委員会』(100万円以上の工事等の発注に際し、工事内容や金額について組織的に精査する会議・2012年4月導入)
   による高額工事の経費支出適正化。
 ●『再商品化工事標準仕様策定』(退去後の原状回復工事を「再商品化」と捉え、独自の工事仕様を策定・2012年4月導入)による、
   よりよい住戸づくりと費用及び工期の管理。
 ●『満室稼働物件数向上管理』(満室稼働物件数の管理を通じて稼働率の一層の向上を目指す・2014年4月導入)
 ●『物件別経営方針』(個別物件ごとの過去の成約データ(賃料・ダウンタイム・前賃料対比・礼金等)の分析を基に、物件ごとの
   基本方針を策定して物件運用するもので、上記の既存諸施策の一つである『アクション30日』の取組みと併せて実行することによ
   り、解約住戸の新規契約ごとに賃料の増額とダウンタイム短縮を同時に目指し、収入増加に注力・2016年4月導入)


 ⅱ.ヘルスケア施設の運用戦略
   ヘルスケア施設において、安定的な収益を獲得し、投資主価値の維持・向上に資するために、運営主体であ
 るオペレーターの信用力、運営力等が安定稼働を実現する上で重要な要素であると考えており、オペレーター
 へのモニタリングを実施しています。当期は新型コロナウイルス感染の影響も鑑みて、施設への訪問を控え
 Web会議システムを利用した面談を施設管理者や本社担当者と実施し、ヒアリング等を行っています。新型コ
 ロナウイルス感染については1施設で2020年6月1日に感染者が発生したものの、行政と連携した迅速な対応
 により感染拡大を阻止しています。
   上記の結果、ヘルスケア施設の期中平均稼働率は100.0%となっています。




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                               大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


c. 資金調達の強化(金融コストの削減と借入期間の長期化等)
  本投資法人は、2020年4月1日の合併により日本ヘルスケア投資法人の借入金9,800百万円を承継しまし
 た。
  2020年4月2日に既存取引行より総額27,300百万円の借入を行い、新規物件の取得資金に充当いたしまし
 た。
  当期に返済期日を迎えた銀行借入金総額9,349百万円(返済期日2020年4月30日、同2020年5月29日及び
 2020年7月22日)の銀行借入れについて、既存取引行及び新規取引行にて借換えを行い、当期に償還期日を迎
 えた第2回投資法人債1,700百万円(償還期日2020年7月28日)については、既存取引行より同額の借入れを
 行い、償還資金に充当しました。
  その結果、本投資法人の当期末時点の有利子負債の平均残存年数は、4.11年となり、総資産有利子負債比率
 (LTV)は49.2%に、長期有利子負債比率は83.8%に、金利固定化比率は65.1%になりました。

d. サステナビリティに関する取組み
  本投資法人は、近時、「環境・社会・企業統治」(総称して「ESG」といいます。)を始めとしたサステ
 ナビリティに関する取組みの重要性が高まっているとの認識から、2016年8月に「ESGに関する方針」を決
 定しました。
  上記方針に基づき、2018年9月期に、本投資法人と本資産運用会社は、グローバル不動産サステナビリテ
 ィ・ベンチマーク(Global Real Estate Sustainability Benchmark: GRESB)リアルエステイト評価に
 初めて参加し、「マネジメントと方針」及び「実行と計測」の両側面で優れた取組みを実践している参加者に
 与えられる「Green Star」評価を獲得しました。(GRESBリアルエステイト評価は、不動産セクターのE
 SGへの配慮を測る年次のベンチマーク評価であり、責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要年金基金
 のグループを中心に2009年に創設されました。)
  当期においてもGRESBリアルエステイト評価に関して継続して高い評価を獲得できるよう、環境保護に
 資する設備機器の導入等、各種取組みを実施しました。

(ニ)業績及び分配の概要
  上記の運用の結果、本投資法人の当期の実績は、営業収益11,645百万円、営業利益4,860百万円、経常利益
 5,031百万円、当期純利益は、6,133百万円となりました。
  分配金につきましては、既存の方針どおり、当期未処分利益(6,133百万円)から、配当積立金(499百万
 円)及び一時差異等調整積立金(1,198百万円)を差し引き、一時差異等調整積立金(67百万円)を加算し分配
 します。
  その結果、当期の分配金総額は、4,502百万円となり、投資口1口当たり2,190円(前期比162円の増配)とな
 りました。
(注)分配金については、租税特別措置法(昭和32年法律第26号、その後の改正を含みます。以下「租税特別措置法」といいます。)
   第67条の15の適用により、利益分配金の最大額が損金算入されることを企図して、投資口1口当たりの分配金が1円未満となる
   端数部分を除く当期未処分利益の全額を分配することとしています。




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    ②次期の見通し
 
    (イ)次期における運用方針及び対処すべき課題
      本投資法人は、新規物件の厳しい取得環境、金融緩和政策の継続等の運用環境を踏まえ、以下の3点を次期
     の重点項目として注力いたします。
 
     a. 新規物件の取得による外部成長
       本資産運用会社は、本投資法人を含む5つの上場及び私募投資法人並びに投資法人形態以外の不動産ファン
      ド等(以下「その他ファンド等」といいます。)の資産運用業務を受託しており、不動産事業に関して、特定
      の不動産会社やデベロッパー等のグループに属さない独立系であることから、不動産私募ファンドや不動産投
      資法人の資産運用会社、金融機関、不動産会社、不動産仲介会社、事業法人、投資家、株式会社大和証券グル
      ープ本社及びそのグループ会社等の各方面の多様なルートから物件情報を入手することができます。入手した
      豊富な物件情報を厳選し、機動的に新規物件の取得に取り組んでまいります。その際、既存物件のみならず、
      本資産運用会社の親会社である大和証券グループ本社との共同の取組みにより、ブリッジ・ファンドを活用し
      た開発案件への投資についても検討してまいります。
       また、本資産運用会社は、2001年以降ヘルスケア分野(病院・介護施設)に焦点を当てた投資戦略を実施
      し、2008年以降高齢者施設・住宅向けに特化した投資を行ってきたAIPヘルスケアジャパン合同会社とアド
      バイザリー契約を締結しており、本投資法人による投資対象資産であるヘルスケア施設の情報提供、管理及び
      運営並びにオペレーターとの協働等に関する助言を受けています。

       本資産運用会社は、以下の3つの観点で物件を厳選して、様々な手段を活用して新規物件取得を目指してま
      いります。
      ⅰ 合理的な理由により相対取引が予定されている物件や競争入札者が少ない物件
      ⅱ アンダーバリュー物件(賃料・稼働率・賃貸事業経費等の観点で本投資法人が取得後に収益を改善できる
        蓋然性が高い物件)
      ⅲ 非売却対象物件(売却物件として市場に売り出されていない物件)

       賃貸住宅に投資するに当たっては、地域経済及び賃貸市況の変動並びに地震等のリスクを軽減することによ
      り、キャッシュ・フローの安定化を図ることを目的として、地域的分散投資を行います。賃貸住宅の投資対象
      地域は、首都圏、政令指定都市、県庁等所在地及びそれに準ずる都市並びにそれらの周辺通勤圏等を含むもの
      とし、投資対象地域を日本全国に分散させます。また、賃貸住宅カテゴリー別の賃貸市況の変動リスクを軽減
      することにより、キャッシュ・フローの安定化を図ることを目的として、異なる賃貸住宅カテゴリーに分散投
      資を行います。投資対象とする賃貸住宅カテゴリーは、ワンルームタイプ(注1)及びファミリータイプ(注
      2)とします。個々の賃貸住宅への投資に当たっては、当該賃貸住宅の予想収益、立地及び住環境、建築及び
      設備の仕様、耐震性能、権利関係、建物管理状況、環境・地質等を十分に調査し、その投資価値を見極めた上
      で、総合的に判断します。
       ヘルスケア施設に投資するに当たっては、中長期安定運用の観点から、人口が集中しており高齢者人口も集
      中すると見込まれる東京圏(注3)、中京圏(注4)、近畿圏(注5)の三大都市圏を中心としつつ、ポート
      フォリオのリスク分散の観点から全国のヘルスケア施設に投資を行います。個々のヘルスケア施設への投資に
      当たっては、(1)経済要因(経済情勢、財政状況、金融・不動産市場動向)、社会要因(高齢者人口・要介
      護認定者推移)及び行政要因(介護・医療保険制度、ヘルスケア施設の供給規制)等の一般要因、(2)立地
      エリアの周辺環境(交通利便性、商業施設・公共施設等との接近性、居住環境としての品質。以下同じで
      す。)等の地域要因、(3)建物の仕様や賃借人であるオペレーター、施設の稼働状況、賃料負担率等の個別
      物件要因を総合的に判断した上で投資判断を行います。
     (注1)「ワンルームタイプ」とは、1R、1K、1DK、1LDKの間取りを有する住居をいいます。
     (注2)「ファミリータイプ」とは、2K、2DK、2LDK以上の間取りを有する住居をいいます。
     (注3)「東京圏」とは、東京都、神奈川県、千葉県及び埼玉県をいいます。
     (注4)「中京圏」とは、愛知県、三重県及び岐阜県をいいます。
     (注5)「近畿圏」とは、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県及び滋賀県をいいます。




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  なお、本資産運用会社が資産の運用を受託している私募投資法人の大和証券レジデンシャル・プライベート
 投資法人(以下「DRP」といいます。)は賃貸住宅を投資対象としており、本投資法人と投資対象が競合す
 ること、また、本資産運用会社が運用するその他ファンド等も賃貸住宅に投資する可能性があることから、本
 資産運用会社は、賃貸住宅に関し、以下の「ローテーション・ルール」を設けることにより、本投資法人、D
 RP及びその他ファンド等の間で恣意的な物件情報の配分を抑制し、利益相反を防止するものとします。

           <賃貸住宅の取得に関するローテーション・ルール>
                                      優先検討順位
                                       第1順位:本投資法人
              西暦竣工年次が奇数の場合
                                       第2順位:DRP
                                       第3順位:その他ファンド等
                                       優先検討順位
                                       第1順位:DRP
              西暦竣工年次が偶数の場合
                                       第2順位:本投資法人
                                       第3順位:その他ファンド等

 ただし、以下の場合等は、ローテーション・ルールの対象外とします。
  ⅰ 売主その他の関係者より本投資法人、DRP又はその他ファンド等のいずれかが優先検討者として予め指
      定されている場合
  ⅱ 共有・区分所有建物・受益権の準共有等の理由によって本投資法人、DRP又はその他ファンド等が既に
      権利を有している物件の場合
  ⅲ 本投資法人、DRP又はその他ファンド等が、隣接する物件を既に保有している等特殊な事情がある場合

b. オペレーション全般の継続強化
 ⅰ.賃貸住宅の運用戦略
 本資産運用会社は、賃貸住宅において『日次稼働率予測システム』の活用や『物件別経営方針』に基づき、
ダウンタイムと賃料の最適化により物件ごとの賃料収入の極大化に引き続き注力します。また、大都市圏にお
ける好調な賃貸住宅マーケットを踏まえ、きめ細やかな賃貸条件設定を行い、新規契約賃料の増額を追求して
いきます。賃貸事業経費に関しましては、引き続き高額工事承認委員会を通した、外壁工事等の大規模修繕並
びに一般の修繕費及び再商品化工事費用の抑制や、LED照明の導入等による水道光熱費の削減等に努めま
す。
 ⅱ.ヘルスケア施設の運用戦略
 本資産運用会社は、ヘルスケア施設において、安定的な収益を獲得し、投資主価値の維持・向上に資するた
めに、以下の各施策を実施しています。
(ⅰ)収入の安定化
     本投資法人は、ヘルスケア施設については、原則として、取得時における賃貸借契約の残存年限が、契約
 更改の可能性も勘案の上、実質10年以上の物件を投資対象とします。本投資法人又は信託受託者とオペレー
 ターとの間で締結される賃貸借契約は、オペレーター負担費用の固定化及び本投資法人収入の安定化を実現
 する観点から、原則として、オペレーターが固定金額の賃料を支払うことを内容とする賃貸借契約とする方
 針です。なお、本投資法人の保有資産におけるオペレーターとの賃貸借契約は、全て固定賃料契約となって
 います。
(ⅱ)オペレーターの選定基準・方法
     本投資法人は、ヘルスケア施設を取得する場合、施設の不動産としての質だけでなく、運営主体であるオ
 ペレーターの信用力、運営力等が安定稼働を実現する上で重要な要素であると考えています。これは、入居
 者に選ばれるためには、入居一時金及び月額利用料等に見合う質及び種類のサービスをオペレーターが提供
 でき、当該オペレーターが継続的に運営を行えることがヘルスケア施設の収益性・資産価値という観点から
 も重要な要素となると考えているためです。
 (ⅲ)Backup Operator Membershipの採用



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                                大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


   本投資法人は、運営のバックアップに関する協定を保有資産の各オペレーター(一部を除きます。)との
  間で締結しています。当該協定の主な目的は、本投資法人が保有するヘルスケア施設に係る賃貸借契約が解
  約、解除若しくはその他の原因により終了した場合又は終了することが見込まれる場合において、保有資産
  の他のオペレーターに、本投資法人との間の新たな賃貸借契約の締結及び当該ヘルスケア施設の運営を依頼
  した際は、当該オペレーターはかかる依頼について誠実に協議する旨を規定するものです。また、将来取得
  するヘルスケア施設のオペレーターとの間でも同様の協定を締結することを検討します。このような各オペ
  レーターとの協定による関係を「Backup Operator Membership」といいます。

c. 新規物件取得のための10,900百万円の借入れ及び有利子負債9,814百万円の借換えと金利の固定化等
   2020年10月30日に返済期日を迎えた既存借入金1,000百万円について、同日付で借換えを行いました。2020
  年9月30日及び10月22日付で取得済みの新規物件(以下、「取得済み物件」といいます。)の取得資金の一部
  として2020年11月30日付で300百万円の借入れ、及び2020年12月10日付で取得する新規物件の取得資金への充
  当並びに取得済み物件の取得資金の一部として、2020年12月10日付で総額10,600百万円の借入れを行いま
  す。
   また、返済期日を迎える借入金総額8,814百万円(返済期日2021年1月29日、2021年3月22日)につきまし
  ては同額の借換えを行い、返済期日の長期化及び分散化、金利の固定化等に努めてまいります。

d. サステナビリティに関する取組み
   本投資法人は、近時、「環境・社会・企業統治」(総称して「ESG」といいます。)を始めとしたサス
  テナビリティに関する取組みの重要性が高まっているとの認識から、2016年8月に「ESGに関する方針」
  を決定しました。
   上記方針に基づき、2018年9月期に、本投資法人と本資産運用会社は、グローバル不動産サステナビリテ
  ィ・ベンチマーク(Global Real Estate Sustainability Benchmark: GRESB)リアルエステイト評価に
  初めて参加し、「マネジメントと方針」及び「実行と計測」の両側面で優れた取組みを実践している参加者
  に与えられる「Green Star」評価を獲得しました。(GRESBリアルエステイト評価は、不動産セクター
  のESGへの配慮を測る年次のベンチマーク評価であり、責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要年
  金基金のグループを中心に2009年に創設されました。)
   当期においてもGRESBリアルエステイト評価に関して継続して高い評価を獲得できるよう、環境保護
  に資する設備機器の導入等、各種取組みを実施しました。




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 ③今後の運用方針及び対処すべき課題

  (イ)外部成長戦略
     本投資法人は、「ライフステージに合わせた快適な居住空間を総合的に提供するリート」として、賃貸住宅
   とヘルスケア施設への投資により更なる成長を実現し、本投資法人の収益の確保と分配金の安定・向上によっ
   て投資主価値の最大化を図ってまいります。
     物件取得については、「②次期の見通し(イ)次期における運用方針及び対処すべき課題a.新規物件の取得
   による外部成長」に記載した状況に鑑み、厳選した新規物件の取得に取組んでまいります。

  (ロ)内部成長戦略
    オペレーション全般の継続強化
     「②次期の見通し(イ)次期における運用方針及び対処すべき課題       b. オペレーション全般の継続強化」
   に記載したとおり、オペレーション全般について、引き続き取組みを強化してまいります。

  (ハ)財務戦略
     本投資法人は、借入期間の一層の長期化、返済期日の分散化、変動金利の固定化を図り、今後とも強固なバ
   ンクフォーメーションの維持に努めていくことで安定した資金調達を図ってまいります。なお、有利子負債の
   水準については、資金余力の確保に留意した設定とし、原則として60%を上限として運用を行っていきます。
   これにより、環境の変化に耐えうる財務基盤の構築を図ります。

  (ニ)分配金戦略
     本投資法人は、2017年9月期(第23期)より、当期純利益に一時差異等調整積立金の一部である67百万円を
   加算し分配しています。また、当期の当期純利益のうち、一時差異等調整積立金として1,198百万円を積立て、
   2021年3月期(第30期)より毎期11百万円加算し分配します。
     なお、長期的な分配金水準の安定化のため、配当積立金及び一時差異等調整積立金等を追加で取り崩し、上
   記金額に加算して分配することがあります(注)。
   (注)本方針は、今後の本投資法人役員会の決議等により変更される可能性があり、将来の一時差異等調整積立金の取り崩しの方法、
      金額等を保証するものではありません。


(2) 投資リスク
  最近の有価証券報告書(2020年6月19日提出)における記載から重要な変更がないため開示を省略します。




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                                  大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


(3) 決算後に生じた重要な事実
 A.資産の取得
     本投資法人は、2020年10月22日付で以下の資産を取得しました。
                                           取得価格        鑑定評価額
      物件名称     資産の種類      用途     所在地       (千円)         (千円)        取得日     取得先
                                           (注1)         (注2)
                                 東京都                                2020年
ソリッド馬込(注3)          不動産   賃貸住宅               602,000     619,000            (注4)
                                 大田区                               10月22日
(注1)当該不動産の取得に要する諸費用(売買媒介手数料、公租公課等)を含まない金額(不動産売買契約書に記載された不動産の売買価
      格)を記載しています。
(注2)鑑定評価額の価格時点は、2020年10月1日です。
(注3)2020年12月1日付で、物件名称を「グランカーサ馬込Ⅰ」に変更予定です。
(注4)取得先は、株式会社LIXILリアルティです。


     本投資法人は、2020年10月21日付で以下の資産の取得に係る売買契約を締結しました。
                                          取得予定価格       鑑定評価額
      物件名称     資産の種類      用途     所在地       (千円)         (千円)       取得予定日    取得先
                                           (注1)         (注2)
(仮称)南大井プロジェ                      東京都                                2021年
                    不動産   賃貸住宅             1,119,766   1,200,000            (注9)
クト(注3)                           品川区                               3月1日
(仮称)ルジェンテ上野                      東京都                                2021年
                    不動産   賃貸住宅             1,420,000   1,470,000            (注10)
池之端(注4)                          台東区                               4月15日
(仮称)毛利一丁目プロ                      東京都                                2021年
                    不動産   賃貸住宅             1,140,000   1,190,000            (注11)
ジェクト(注5)                         江東区                               4月30日
(仮称)入谷プロジェク                      東京都                                2021年
                    不動産   賃貸住宅             1,225,893   1,260,000            (注12)
ト(注6)                            台東区                               6月1日
(仮称)永代プロジェク                      東京都                                2021年
                    不動産   賃貸住宅               780,000     833,000            (注13)
ト(注7)                            江東区                               8月3日
(仮称)中馬込プロジェ                      東京都                                2021年
                    不動産   賃貸住宅               700,000     730,000            (注14)
クト(注8)                           大田区                               9月1日
合計                   -     -      -        6,385,660   6,683,000     -       -
(注1)当該不動産の取得に要する諸費用(売買媒介手数料、公租公課等)を含まない金額(不動産売買契約書に記載された不動産の売買価
      格)を記載しています。
(注2)鑑定評価額の価格時点は、2020年10月1日です。
(注3)2021年1月竣工予定であり、物件名称は「グランカーサ大森海岸」とする予定です。
(注4)2021年1月竣工予定であり、物件名称は「グランカーサ上野池之端」とする予定です。
(注5)2021年3月竣工予定であり、物件名称は「グランカーサ住吉」とする予定です。
(注6)2021年2月竣工予定であり、物件名称は「グランカーサ上野入谷」とする予定です。
(注7)2021年7月竣工予定であり、物件名称は「グランカーサ門前仲町」とする予定です。
(注8)2021年7月竣工予定であり、物件名称は「グランカーサ馬込Ⅱ」とする予定です。
(注9)取得先は、株式会社藤和ハウスです。
(注10)取得先は、東急リバブル株式会社です。
(注11)取得先は、株式会社藤栄建設です。
(注12)取得予定資産の取得先は国内法人ですが、取得先の同意が得られていないため非開示としています。
(注13)取得先は、土地・建物それぞれの持分5分の3については株式会社M&Hアセットマネジメント、土地・建物それぞれの持分5分の2
      については株式会社ソクラテスです。
(注14)取得先は、株式会社M&Hアセットマネジメントです。




                                 ― 12 ―
                                   大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


     本投資法人は、2020年11月19日付で以下の資産の取得に係る売買契約を締結しました。
                                           取得予定価格       鑑定評価額
      物件名称      資産の種類      用途     所在地       (千円)         (千円)        取得予定日    取得先
                                            (注1)         (注2)
スプランディッド難波元       信託               大阪府                                2020年
                          賃貸住宅              5,820,000    6,120,000            (注4)
町(注3)            受益権               大阪市                               12月10日
                  信託              神奈川県                                2020年
グランカーサ藤沢                  賃貸住宅              1,000,000    1,050,000            (注4)
                 受益権               藤沢市                               12月10日
グッドタイム リビング       信託      ヘルスケア    大阪府                                2020年
                                            4,700,000    4,820,000            (注5)
大阪ベイ             受益権        施設     大阪市                               12月10日
                  信託      ヘルスケア   神奈川県                                2020年
サニーライフ日吉                                    2,060,000    2,190,000            (注6)
                 受益権        施設     川崎市                               12月10日
                  信託      ヘルスケア    東京都                                2020年
サニーライフ調布                                    1,920,000    2,150,000            (注7)
                 受益権        施設     調布市                               12月10日
合計                    -    -       -       15,500,000   16,330,000     -       -
(注1)当該信託受益権の取得に要する諸費用(売買媒介手数料、公租公課等)を含まない金額(信託受益権譲渡契約書に記載された信託受
      益権の売買価格)を記載しています。
(注2)鑑定評価額の価格時点は、2020年10月1日です。
(注3)2021年1月に、物件名称を「グランカーサ難波元町」に変更予定です。
(注4)取得先は、合同会社東京レジデンシャル1です。
(注5)取得先は、合同会社GTLヘルスケア2です。
(注6)取得先は、大和証券ファシリティーズ株式会社です。
(注7)取得先は、合同会社DAヘルスケア4です。

B.新投資口の発行の決議
  本投資法人は、2020年11月19日開催の役員会において、下記のとおり新投資口発行及び投資口売出しに関し決議
 しました。

 (a)公募による新投資口発行(一般募集)
     募集投資口数 72,000口
 (b)第三者割当による新投資口の発行 (注)
     募集投資口数 3,600口
     割当先 大和証券株式会社
 (c)投資口の売出し
     売出投資口数 3,600口
     売出人 大和証券株式会社
 (d)資金使途
     2020年11月19日付で契約した資産の取得資金等に充当します。
     (注)上記第三者割当における発行数の全部又は一部につき申込みが行われず、その結果、失権により上記第三者割当における最終的
        な発行数がその限度で減少し、又は発行そのものが全く行われない場合があります。




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                             大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


C.資金の借入れ
  本投資法人は、2020年11月19日開催の役員会において、資金の借入れに係る契約を、以下のとおり締結しまし
 た。資金使途は、2020年9月30日付で取得したグランカーサ日本橋浜町(旧名称レオーネ日本橋浜町)、上記「A.
 資産の取得」に記載のソリッド馬込、スプランディッド難波元町、グランカーサ藤沢、グッドタイム リビング 大
 阪ベイ、サニーライフ日吉、サニーライフ調布の取得資金(なお、グランカーサ日本橋浜町及びソリッド馬込につ
 いては一時的に自己資金で取得済)です。

借入金の概要
<タームローンKK号 第一ローン>
借入先           みずほ信託銀行株式会社

借入金額          1,000,000千円

利率            全銀協3ヶ月日本円TIBOR+0.3575%

借入予定日         2020年12月10日

返済期日          2025年11月28日

              各ローン毎に、初回を2021年2月26日として、その後満期日までの期間における
利払日
              各年の2月、5月、8月及び11月の末日並びに満期日とする。

返済方法          期日一括返済

担保設定の有無       無担保・無保証

<タームローンKK号 第二ローン>
              株式会社三菱UFJ銀行、株式会社新生銀行、株式会社七十七銀行、
借入先
              株式会社関西みらい銀行、株式会社りそな銀行

借入金額          4,800,000千円

利率            全銀協3ヶ月日本円TIBOR+0.4825%

借入予定日         2020年12月10日

返済期日          2028年11月30日

              各ローン毎に、初回を2021年2月26日として、その後満期日までの期間における
利払日
              各年の2月、5月、8月及び11月の末日並びに満期日とする。

返済方法          期日一括返済

担保設定の有無       無担保・無保証

<個別ローン>
借入先           株式会社三井住友銀行

借入金額          2,000,000千円

利率            全銀協3ヶ月日本円TIBOR+0.4825%

借入予定日         2020年12月10日

返済期日          2028年11月30日

              各ローン毎に、初回を2021年2月26日として、その後満期日までの期間における
利払日
              各年の2月、5月、8月及び11月の末日並びに満期日とする。

返済方法          期日一括返済

担保設定の有無       無担保・無保証




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                           大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


<個別ローン>
借入先       株式会社山口銀行

借入金額      1,500,000千円

利率        全銀協3ヶ月日本円TIBOR+0.5825%

借入予定日     2020年12月10日

返済期日      2030年11月29日

          各ローン毎に、初回を2021年2月26日として、その後満期日までの期間における
利払日
          各年の2月、5月、8月及び11月の末日並びに満期日とする。

返済方法      期日一括返済

担保設定の有無   無担保・無保証

<個別ローン>
借入先       三井住友信託銀行株式会社

借入金額      1,000,000千円

利率        全銀協3ヶ月日本円TIBOR+0.3375%

借入予定日     2020年12月10日

返済期日      2024年11月29日

          各ローン毎に、初回を2021年2月26日として、その後満期日までの期間における
利払日
          各年の2月、5月、8月及び11月の末日並びに満期日とする。

返済方法      期日一括返済

担保設定の有無   無担保・無保証

<個別ローン>
借入先       第一生命保険株式会社

借入金額      300,000千円

利率        0.5700% (固定金利)

借入予定日     2020年11月30日

返済期日      2027年11月30日

          各ローン毎に、初回を2021年2月26日として、その後満期日までの期間における
利払日
          各年の2月、5月、8月及び11月の末日並びに満期日とする。

返済方法      期日一括返済

担保設定の有無   無担保・無保証

<個別ローン>
借入先       株式会社三菱UFJ銀行

借入金額      370,000千円

利率        全銀協1ヶ月日本円TIBOR+0.3000%

借入予定日     2020年12月10日

返済期日      2021年11月30日

利払日       2020年12月30日を初回とし、以降、各末日並びに満期日

返済方法      期日一括返済

担保設定の有無   無担保・無保証




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                            大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


 本投資法人は、2020年11月19日開催の役員会において、資金の借入れに係る契約を、以下のとおり締結しまし
た。資金使途は、既存借入れの期限前弁済資金に充当し、2020年11月30日付で返済を予定しています。

借入金の概要
<個別ローン>
借入先          株式会社関西みらい銀行

借入金額         500,000千円

利率           基準金利(全銀協3ヶ月日本円TIBOR)+0.5825%

借入予定日        2020年11月30日

返済期日         2030年11月29日

             2021年2月26日を初回とし、以降、各年の2月、5月、8月及び11月の各末日並
利払日
             びに満期日

返済方法         期日一括返済

担保設定の有無      無担保・無保証

期限前弁済を行う借入金の内容
<個別ローン>
借入先          株式会社みずほ銀行

借入金額         500,000千円

利率           全銀協1ヶ月日本円TIBOR+0.3000%

借入予定日        2020年10月30日

返済期日         2021年3月31日

利払日          2020年11月30日を初回とし、以降、各月末日並びに満期日

返済方法         期日一括返済

担保設定の有無      無担保・無保証




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                                             大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


 (4) 運用状況の見通し
    2021年3月期(第30期:2020年10月1日~2021年3月31日)及び2021年9月期(第31期:2021年4月1日~2021
  年9月30日)の運用状況については、下記のとおり見込んでおります。この運用状況の見通しの前提条件につきま
  しては、下記記載の「2021年3月期(2020年10月1日~2021年3月31日)及び2021年9月期(第31期:2021年4月
  1日~2021年9月30日)の運用状況予想の前提条件」をご参照ください。

                                                                      (%表示は対前期増減率)
                                                                   1口当たり分配金 1口当たり
             営業収益            営業利益           経常利益           当期純利益   (利益超過分配金 利益超過
                                                                   は含まない)     分配金
          百万円        %    百万円        %    百万円        %    百万円    %         円     円
2021年3月期 10,463   △10.1    5,065    4.2   4,402   △12.5   4,401   △28.2   2,160   -
2021年9月期 10,766     2.9    5,006   △1.2   4,364   △0.9    4,363   △0.9    2,160   -
(参考)1口当たり予想当期純利益(2021年3月期) 2,065円、1口当たり予想当期純利益(2021年9月期) 2,047円
(注)2021年3月期の分配金の支払原資は、当期純利益に一時差異等調整積立金の取崩額202百万円が含まれており、当期純利益の金額と異なり
   ます。2021年9月期の分配金の支払原資は、当期純利益に一時差異等調整積立金の取崩額240百万円が含まれており、当期純利益の金額と
   異なります。


 <2021年3月期(2020年10月1日~2021年3月31日)及び2021年9月期(第31期:2021年4月1日~2021年9月30
  日)の運用状況予想の前提条件>
        項目                                                前提条件
                          ・2021年3月期:2020年10月1日~2021年3月31日(182日)
計算期間
                          ・2021年9月期:2021年4月1日~2021年9月30日(183日)
                          ・本投資法人が2020年9月30日時点で保有する不動産及び不動産信託受益権218物件
                           から下記の運用資産の異動を前提としています。

                      【取得済み資産及び取得予定資産(以下総称して「取得予定資産等」といい、下記の②
                       乃至⑥を「本募集による取得予定資産」、下記の⑦乃至⑫を「本募集後取得予定資
                       産」といいます。)】

                           ①ソリッド馬込(2020年10月22日付で取得済み)
                           ②スプランディッド難波元町(取得予定日:2020年12月10日)
                           ③グランカーサ藤沢(取得予定日:2020年12月10日)
                           ④グッドタイム リビング 大阪ベイ(取得予定日:2020年12月10日)
運用資産                       ⑤サニーライフ日吉(取得予定日:2020年12月10日)
                           ⑥サニーライフ調布(取得予定日:2020年12月10日)
                           ⑦(仮称)南大井プロジェクト(取得予定日:2021年3月1日)
                           ⑧(仮称)ルジェンテ上野池之端(取得予定日:2021年4月15日)
                           ⑨(仮称)毛利一丁目プロジェクト(取得予定日:2021年4月30日)
                           ⑩(仮称)入谷プロジェクト(取得予定日:2021年6月1日)
                           ⑪(仮称)永代プロジェクト(取得予定日:2021年8月3日)
                           ⑫(仮称)中馬込プロジェクト(取得予定日:2021年9月1日)

                          ・上記前提を踏まえると、2021年3月期末時点及び2021年9月期末時点で、運用資産
                           はそれぞれ225物件、230物件となりますが、実際にはその他の物件取得又は売却等
                           により運用資産は変動する可能性があります。
                          ・営業収益は、上記「運用資産」を前提として算出しています。
営業収益                      ・2021年3月期及び2021年9月期において、不動産等売却益の計上は見込んでいませ
                           ん。




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                          大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


        項目                        前提条件
             ・営業費用は、上記「運用資産」を前提として算出しています。
             ・2021年3月期及び2021年9月期において、不動産等売却損の計上は見込んでいませ
              ん。
             ・主たる営業費用である賃貸事業費用のうち、減価償却費以外の費用については、過
              去の実績値及び取得予定資産の前保有者等より提供を受けた資料に基づき、費用の
              変動要素を反映して算出しています。
             ・物件管理等委託費について、2021年3月期に429百万円、2021年9月期に441百万円
              を想定しています。
             ・建物の修繕費は、各営業期間において必要とされる額を見積もっており、2021年3
              月期に374百万円、2021年9月期に422百万円を想定しています。しかし、予期し難
              い修繕費が発生する可能性があること等の理由により、実際の修繕費は予想金額と
営業費用          大きく異なる可能性があります。
             ・公租公課について、2021年3月期に529百万円、2021年9月期に687百万円を想定し
              ています。なお、一般に不動産等の売買にあたり固定資産税及び都市計画税等につ
              いては現所有者と期間按分による計算を行い取得時に精算しますが、本投資法人が
              負担した取得年度の固定資産税及び都市計画税等は取得原価に算入されるため、費
              用に計上されません。上記「運用資産」記載の①~⑥の取得予定資産等の公租公課
              の発生開始時期は2021年9月期、「運用資産」記載の⑦~⑫の取得予定資産等の公
              租公課の発生開始時期は2022年9月期であり、公租公課はそれぞれ28百万円、8百
              万円と見込んでいます。
             ・減価償却費については、付随費用、将来の追加の資本的支出を含めて定額法により
              算出しており、2021年3月期に2,363百万円、2021年9月期に2,405百万円を想定し
              ています。
             ・営業外費用として2021年3月期に670百万円、2021年9月期に650百万円を想定して
              おり、内訳は以下の通りです。
             (1)支払利息及び投資法人債利息 2021年3月期に470百万円、2021年9月期に495百
                万円
営業外費用        (2)融資関連費用 2021年3月期に153百万円、2021年9月期に148百万円
             (3)投資口交付費 2021年3月期に39百万円、2021年9月期は投資口交付費の計上は
                見込んでいません。
             (4)投資法人債発行費償却 2021年3月期に5百万円、2021年9月期に4百万円
             (5)その他費用 2021年3月期に1百万円、2021年9月期に1百万円
             ・本日現在、本投資法人は、142,587百万円の借入金残高及び10,100百万円の投資法
              人債発行残高があります。返済期限が到来する借入金及び償還期限が到来する投資
              法人債(3,000百万円)については、借入金で調達した資金で返済及び償還するこ
              とを前提としています。
             ・2021年3月期においては、本募集による取得予定資産の取得資金等に充当すること
              を目的として、 11,470百万円の銀行借入れ及び(仮称)南大井プロジェクトの取
              得資金等に充当することを目的として、1,200百万円の銀行借入れを行うことを前
              提としています。2021年9月期においては、(仮称)南大井プロジェクトを除く本
              募集後取得予定資産5物件の取得資金に充当することを目的として、5,500百万円
              の銀行借入れを行うことを前提としています。なお、2021年3月期の上記銀行借入
有利子負債
              れ11,470百万円のうち、500百万円については、既存借入れの返済に充当し、370百
              万円については、第三者割当による新投資口の発行で調達した金額を原資として返
              済を予定しています。
             ・上記の結果、2021年3月期末時点で、借入金残高154,387百万円、投資法人債発行
              残高10,100百万円、2021年9月期末時点で、借入金残高162,887百万円、投資法人
              債発行残高7,100百万円となることを前提としています。
             ・有利子負債比率は、2021年3月期末及び2021年9月期末でそれぞれ50.0%、50.8%
              となる見込みです。
             ・本予想における有利子負債比率の算定に当たっては、次の算式を使用しています。
              有利子負債比率=(有利子負債総額÷総資産)×100




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      項目                           前提条件

               ・本日時点の発行済投資口の総口数2,055,946口に、2020年11月19日開催の本投資法
                人の役員会で決議した新投資口の発行によって発行される新投資口の募集投資口数
                である75,600口を加えた2,131,546口を前提としています。
               ・上記の新投資口の発行によって発行される新投資口の発行口数は、公募による新投
発行済投資口の総口数
                資口の発行口数72,000口及びオーバーアロットメントによる売出しに伴う第三者割
                当による新投資口の発行口数3,600口が全て発行されることを前提としています。
               ・その後は2021年9月期末まで発行済投資口の総口数に変化がないことを前提として
                います。

               ・規約に定める金銭の分配の方針を前提として算出しています。また、原則として各
                営業期間における当期純利益を全額分配することを前提として算出しています。
               ・2021年3月期の分配金については、当期純利益4,401百万円(1口当たり2,065円)
                に一時差異等調整積立金の取崩予定額202百万円(1口当たり94円)を加算し、総
                額4,604百万円を分配(1口当たり分配金2,160円)することを前提としています。
               ・2021年9月期の分配金については、当期純利益4,363百万円(1口当たり2,047円)
1口当たり分配金        に一時差異等調整積立金の取崩予定額240百万円(1口当たり112円)を加算し、総
                額4,604百万円を分配(1口当たり分配金2,160円)することを前提としています。
               ・運用資産の異動、テナントの異動等に伴う賃料収入の変動又は予期せぬ修繕の発生
                等を含む種々の要因により、1口当たり分配金は変動する可能性があります。
               ・各営業期間における1口当たり当期純利益及び1口当たり分配金については、上記
                発行済投資口の総口数に基づく各期の予想期末発行済投資口の総口数を用いて算出
                しています。

1口当たり利益超過分配金   ・現時点で行う予定はありません。

               ・法令、税制、会計基準、上場規則、投信協会規則等において、上記の予想数値に影
                響を与える改正が行われないことを前提としています。
その他
               ・一般的な経済動向及び不動産市況等に不測の重大な変化が生じないことを前提とし
                ています。




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2.財務諸表
(1) 貸借対照表
                                                       (単位:千円)
                                  前期                   当期
                            (2020年3月31日)         (2020年9月30日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                            6,900,838            9,660,148
   信託現金及び信託預金                        1,045,332            2,550,211
   営業未収入金                              242,587              172,770
   前払費用                                253,863              328,920
   未収消費税等                               57,190              170,369
   その他                                       5                  135
   貸倒引当金                               △4,565               △5,541
   流動資産合計                            8,495,252           12,877,015
 固定資産
   有形固定資産
     建物                            100,614,791           92,540,701
      減価償却累計額                     △23,779,791          △22,180,188
      建物(純額)                        76,834,999           70,360,512
     構築物                               483,215              459,893
      減価償却累計額                        △247,055             △240,916
      構築物(純額)                          236,159              218,977
     機械及び装置                            482,766              427,927
      減価償却累計額                        △252,356             △233,732
      機械及び装置(純額)                       230,410              194,194
     工具、器具及び備品                         829,015              828,567
      減価償却累計額                        △462,690             △445,372
      工具、器具及び備品(純額)                    366,325              383,195
     土地                             78,162,686           74,927,498
     建設仮勘定                             184,620               20,911
     信託建物                           40,563,688           77,410,914
      減価償却累計額                      △6,015,293           △6,896,219
      信託建物(純額)                      34,548,395           70,514,695
     信託構築物                             212,354              812,479
      減価償却累計額                         △90,466             △110,497
      信託構築物(純額)                        121,888              701,982
     信託機械及び装置                           83,495              113,588
      減価償却累計額                         △38,516              △40,828
      信託機械及び装置(純額)                      44,979               72,760
     信託工具、器具及び備品                       134,404              215,102
      減価償却累計額                         △56,536              △66,444
      信託工具、器具及び備品(純額)                   77,867              148,658
     信託土地                           26,353,530           78,319,287
     信託建設仮勘定                            11,595                   -
     有形固定資産合計                      217,173,457          295,862,672
   無形固定資産
     借地権                               546,283              546,283
     水道施設利用権                                85                   59
     信託借地権                                  -                64,831
     商標権                                   213                  199
     無形固定資産合計                          546,582              611,373




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                                     前期                        当期
                               (2020年3月31日)              (2020年9月30日)
   投資その他の資産
     敷金及び保証金                                    10,663                   23,612
     長期前払費用                                    416,578                  610,944
     修繕積立金                                     164,806                  175,287
     投資その他の資産合計                                592,047                  809,844
   固定資産合計                                  218,312,088              297,283,890
 繰延資産
   投資法人債発行費                                     53,510                   46,829
   繰延資産合計                                       53,510                   46,829
 資産合計                                      226,860,852              310,207,735
負債の部
 流動負債
   営業未払金                                       397,698                  833,985
   短期借入金                                     2,000,000                2,500,000
   1年内償還予定の投資法人債                             1,700,000                3,000,000
   1年内返済予定の長期借入金                            14,163,000               19,214,000
   未払金                                          33,658                   57,669
   未払費用                                        435,208                  729,941
   未払法人税等                                          605                      605
   前受金                                         381,587                  721,672
   その他                                          15,206                    8,251
   流動負債合計                                   19,126,963               27,066,126
 固定負債
   投資法人債                                    10,100,000                7,100,000
   長期借入金                                    87,624,000              120,873,000
   預り敷金及び保証金                                 1,216,915                1,097,519
   信託預り敷金及び保証金                                 420,519                2,831,032
   資産除去債務                                           -                   117,540
   デリバティブ債務                                      3,362                       -
   その他                                              -                     5,341
   固定負債合計                                   99,364,797              132,024,433
 負債合計                                      118,491,760              159,090,559
純資産の部
 投資主資本
   出資総額                                     91,715,714              117,715,634
   剰余金
     出資剰余金                                   6,682,398               20,620,242
     任意積立金
      配当積立金                                    376,191                  376,191
      一時差異等調整積立金                      ※2     6,339,409         ※2     6,272,078
      任意積立金合計                                6,715,600                6,648,269
     当期未処分利益又は当期未処理損失(△)                     3,258,739                6,133,029
     剰余金合計                                  16,656,738               33,401,541
   投資主資本合計                                 108,372,453              151,117,176
 評価・換算差額等
   繰延ヘッジ損益                                     △3,362                        -
   評価・換算差額等合計                                  △3,362                        -
 純資産合計                              ※1     108,369,091       ※1     151,117,176
負債純資産合計                                    226,860,852              310,207,735




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                       大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


(2) 損益計算書
                                                         (単位:千円)
                               前期                      当期
                         (自 2019年10月1日           (自 2020年4月1日
                         至 2020年3月31日)           至 2020年9月30日)
営業収益
 賃貸事業収入                        ※1   8,262,914        ※1    10,173,929
 不動産等売却益                                   -          ※2    1,471,328
 営業収益合計                             8,262,914              11,645,257
営業費用
 賃貸事業費用                        ※1   3,585,365         ※1       4,580,475
 不動産等売却損                                   -              ※3     637,454
 資産運用報酬                               556,300                    716,100
 役員報酬                                   6,000                     10,500
 資産保管手数料                               13,486                     13,508
 一般事務委託手数料                             41,378                     45,044
 会計監査人報酬                               13,800                     15,500
 合併関連費用                                    -                     393,709
 貸倒引当金繰入額                                 505                      2,428
 貸倒損失                                      -                           2
 その他営業費用                              283,456                    369,759
 営業費用合計                             4,500,292                  6,784,483
営業利益                                3,762,621                  4,860,774
営業外収益
 受取利息                                       4                          8
 雑収入                                   16,567                    830,589
 営業外収益合計                               16,571                    830,598
営業外費用
 支払利息                                 378,181                    447,420
 融資関連費用                               131,233                    175,404
 投資口交付費                                    -                      28,972
 投資法人債発行費償却                             8,877                      6,680
 その他                                    1,554                      1,571
 営業外費用合計                              519,848                    660,049
経常利益                                3,259,344                  5,031,323
特別利益
 負ののれん発生益                                  -                   1,102,282
 特別利益合計                                    -                   1,102,282
税引前当期純利益                            3,259,344                  6,133,605
法人税、住民税及び事業税                              605                        605
法人税等合計                                    605                        605
当期純利益                               3,258,739                  6,133,000
前期繰越利益                                     -                          29
当期未処分利益又は当期未処理損失(△)                 3,258,739                  6,133,029




                      ― 22 ―
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(3) 投資主資本等変動計算書
前期(自     2019年10月1日    至    2020年3月31日)
                                                                                                 (単位:千円)
                                                          投資主資本

                                                            剰余金

                                                     任意積立金             当期未処分利                         投資主資本
                出資総額                                                   益又は当期未
                            出資剰余金                                             剰余金合計                     合計
                                                     一時差異等       任意積立金  処理損失
                                        配当積立金
                                                     調整積立金         合計    (△)
当期首残高          91,715,714   6,682,398      232,297   6,463,797   6,696,094    3,365,228   16,743,720 108,459,435

当期変動額

 配当積立金の積立                                  143,893                 143,893    △143,893           ―            ―
 一時差異等調整
                                                     △124,387    △124,387       124,387          ―            ―
 積立金の取崩
 剰余金の配当                                                                      △3,345,722 △3,345,722 △3,345,722

 当期純利益                                                                        3,258,739   3,258,739    3,258,739
 投資主資本以外の項
 目
 の当期変動額(純
 額)
当期変動額合計                ―          ―        143,893   △124,387       19,506    △106,488     △86,982      △86,982

当期末残高          91,715,714   6,682,398      376,191   6,339,409   6,715,600    3,258,739   16,656,738 108,372,453



                  評価・換算差額等


               繰延ヘッジ        評価・換算       純資産合計
                 損益         差額等合計


当期首残高            △12,081     △12,081 108,447,354

当期変動額

 配当積立金の積立                                       ―
 一時差異等調整
                                                ―
 積立金の取崩
 剰余金の配当                                 △3,345,722

 当期純利益                                   3,258,739
 投資主資本以外の項
 目
                    8,719       8,719        8,719
 の当期変動額(純
 額)
当期変動額合計             8,719       8,719     △78,263

当期末残高             △3,362      △3,362 108,369,091




                                                 ― 23 ―
                                                      大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信


当期(自     2020年4月1日     至    2020年9月30日)
                                                                                                   (単位:千円)
                                                           投資主資本

                                                             剰余金

                                                      任意積立金             当期未処分利                          投資主資本
               出資総額                                                     益又は当期未
                            出資剰余金                                              剰余金合計                      合計
                                                      一時差異等       任意積立金  処理損失
                                         配当積立金
                                                      調整積立金         合計    (△)
当期首残高          91,715,714    6,682,398      376,191   6,339,409   6,715,600    3,258,739   16,656,738 108,372,453

当期変動額

 新投資口の発行       25,999,919                                                                               25,999,919

 合併による増加                    13,937,844                                                     13,937,844   13,937,844
 一時差異等調整
                                                       △67,331     △67,331        67,331           ―           ―
 積立金の取崩
 剰余金の配当                                                                       △3,326,041 △3,326,041 △3,326,041

 当期純利益                                                                         6,133,000    6,133,000   6,133,000
 投資主資本以外の項
 目
 の当期変動額(純
 額)
当期変動額合計        25,999,919   13,937,844           ―     △67,331     △67,331     2,874,289   16,744,803   42,744,723

当期末残高         117,715,634   20,620,242      376,191   6,272,078   6,648,269    6,133,029   33,401,541 151,117,176



                  評価・換算差額等


              繰延ヘッジ         評価・換算        純資産合計
                損益          差額等合計


当期首残高             △3,362       △3,362 108,369,091

当期変動額

 新投資口の発行                                 25,999,919

 合併による増加                                 13,937,844
 一時差異等調整
                                                 ―
 積立金の取崩
 剰余金の配当                                  △3,326,041
 当期純利益                                    6,133,000
 投資主資本以外の項
 目
                    3,362        3,362        3,362
 の当期変動額(純
 額)
当期変動額合計             3,362        3,362   42,748,085

当期末残高                  ―           ― 151,117,176




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(4) 金銭の分配に係る計算書

                               前    期                        当    期
            項目            自   2019年10月1日                自   2020年4月1日
                          至   2020年3月31日                至   2020年9月30日
Ⅰ   当期未処分利益                     3,258,739,888 円               6,133,029,709 円
Ⅱ   任意積立金取崩額
    一時差異等調整積立金取崩額        ※1       67,331,221 円         ※1       67,331,221 円
Ⅲ   分配金額                        3,326,041,680 円               4,502,521,740 円
    (投資口1口当たり分配金の額)                     (2,028 円)                   (2,190 円)
Ⅳ   任意積立金
    配当積立金繰入額                               - 円                  499,704,622 円
    一時差異等調整積立金繰入額                          - 円                1,198,134,568 円
Ⅴ   次期繰越利益                              29,429 円                         - 円
分配金の額の算出方法              本投資法人の規約第15条第1項の             本投資法人の規約第15条第1項の
                      定める金銭の分配の方針に基づき、              定める金銭の分配の方針に基づき、
                      分配金の額は租税特別措置法第67条             分配金の額は租税特別措置法第67条
                      の15に規定されている「配当可能利             の15に規定されている「配当可能利
                      益の額」の90%に相当する金額を超             益の額」の90%に相当する金額を超
                      えるものとしています。かかる方針              えるものとしています。かかる方針
                      に よ り、 当 期 未 処 分 利 益          に よ り、 当 期 未 処 分 利 益
                      3,258,739,888円に、一時差異等調        6,133,029,709円から、配当積立金
                      整積立金取崩額67,331,221円を加算         積立額499,704,622円、一時差異等
                      した金額を超えない額で発行済投資              調整積立金繰入額1,198,134,568円
                      口の総口数1,640,060口の整数倍の          を差し引き、一時差異等調整積立金
                      最大値となる3,326,041,680円を利        取崩額67,331,221円を加算した金額
                      益分配金として分配することとしま              を超えない額で発行済投資口の総口
                      した。なお、本投資法人規約第15条             数2,055,946口の整数倍の最大値と
                      第3項に定める利益を超えた金銭の              なる4,502,521,740円を利益分配金
                      分配は行いません。                     として分配することとしました。な
                                                    お、本投資法人規約第15条第3項に
                                                    定める利益を超えた金銭の分配は行
                                                    いません。




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(5) キャッシュ・フロー計算書
                                                         (単位:千円)
                                前期                     当期
                          (自 2019年10月1日          (自 2020年4月1日
                          至 2020年3月31日)          至 2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税引前当期純利益                           3,259,344               6,133,605
 減価償却費                              1,853,218               2,288,750
 長期前払費用償却額                            102,400                 109,994
 投資法人債発行費償却                             8,877                   6,680
 負ののれん発生益                                   -             △1,102,282
 受取利息                                     △4                      △8
 支払利息                                 378,181                 447,420
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                        △875                      976
 営業未収入金の増減額(△は増加)                     △6,629                   69,817
 前払費用の増減額(△は増加)                        36,006                △47,823
 未収消費税等の増減額(△は増加)                    △57,190                △113,179
 営業未払金の増減額(△は減少)                       24,590                 482,392
 未払消費税等の増減額(△は減少)                   △129,505                  △1,264
 未払金の増減額(△は減少)                          9,635               △269,462
 未払費用の増減額(△は減少)                           874                 278,127
 前受金の増減額(△は減少)                          3,093                 253,207
 有形固定資産の売却による減少額                            -              11,676,275
 信託有形固定資産の売却による減少額                          -                 975,088
 長期前払費用の支払額                          △55,894                △331,393
 その他                                  △5,201                 △23,954
 小計                                 5,420,922              20,832,967
 利息の受取額                                     4                       8
 利息の支払額                             △376,461                △442,419
 法人税等の支払額                               △605                  △1,328
 営業活動によるキャッシュ・フロー                   5,043,860              20,389,228
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有形固定資産の取得による支出                   △2,319,707               △3,041,293
 信託有形固定資産の取得による支出                  △623,919               △66,321,915
 信託無形固定資産の取得による支出                          -                 △26,392
 無形固定資産の取得による支出                        △115                         -
 預り敷金及び保証金の返還による支出                  △65,223                 △206,144
 預り敷金及び保証金の受入による収入                    83,986                   86,748
 信託預り敷金及び保証金の返還による支出                △35,191                △1,731,407
 信託預り敷金及び保証金の受入による収入                  32,447                3,391,543
 投資活動によるキャッシュ・フロー                 △2,927,723              △67,848,860
財務活動によるキャッシュ・フロー
 投資法人債の償還による支出                     △2,000,000             △1,700,000
 短期借入れによる収入                         2,000,000                       -
 長期借入れによる収入                         6,450,000              38,349,000
 長期借入金の返済による支出                     △6,450,000             △9,349,000
 投資口の発行による収入                                -              25,999,919
 分配金の支払額                           △3,345,307             △3,322,752
 財務活動によるキャッシュ・フロー                  △3,345,307              49,977,167
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                △1,229,171               2,517,534
現金及び現金同等物の期首残高                      9,175,342               7,946,170
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額                          -               1,746,654
現金及び現金同等物の期末残高                  ※1  7,946,170        ※1    12,210,360




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(6) 継続企業の前提に関する注記
 該当事項はありません。


(7) 重要な会計方針に係る事項に関する注記
 1.   固定資産の減価償却の方法
   ①   有形固定資産(信託不動産を含む)
       定額法を採用しています。
       なお、主たる有形固定資産の耐用年数は以下のとおりです。
       建物           1~69年
       構築物          4~60年
       機械及び装置       6~24年
       工具、器具及び備品    2~21年
   ②   無形固定資産
       定額法を採用しています。
   ③   長期前払費用
       定額法を採用しています。
 2.   繰延資産の処理方法
   ①   投資口交付費
       支出時に全額費用処理しています。
   ②   投資法人債発行費
       投資法人債の償還期間にわたり均等償却しています。
 3.   引当金の計上基準
      貸倒引当金
       債権の貸倒損失に備えるため、貸倒懸念債権等特定の債権について、個別に回収可能性を検討し、回収不能
      見込額を計上しています。
 4.   収益及び費用の計上基準
      固定資産税等の費用処理方法
       保有する不動産等に係る固定資産税、都市計画税及び償却資産税等については、賦課決定された税額のうち、
      当計算期間に対応する額を賃貸事業費用として費用処理する方法を採用しています。
       なお、不動産等の取得に伴い、譲渡人に支払った固定資産税等の精算金は賃貸事業費用として計上せず、当
      該不動産等の取得価額に算入しています。
 5.   ヘッジ会計の方法
   ①   ヘッジ会計の方法
       原則として繰延ヘッジ処理によっています。なお、特例処理の要件を満たしている金利スワップについては
      特例処理によっています。
   ②   ヘッジ手段とヘッジ対象
       ヘッジ手段   金利スワップ取引
       ヘッジ対象   金利
   ③   ヘッジ方針
       本投資法人は、財務方針に基づき、規約に規定するリスクをヘッジする目的でデリバティブ取引を行ってい
      ます。
   ④   ヘッジの有効性評価の方法
       ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動の累計と、ヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計とを比較し、
      両者の変動額の比率を検証することにより、ヘッジの有効性を評価しています。ただし、特例処理によってい
      る金利スワップについては、有効性の評価を省略しています。




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6.   キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
     キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金及び信託現金、随時引き出し可能
  な預金及び信託預金並びに容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日
  から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっています。
7.   その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
  (1) 不動産等を信託財産とする信託受益権に関する会計処理方法
      保有する不動産等を信託財産とする信託受益権については、信託財産内の全ての資産及び負債勘定並びに信
     託財産に生じた全ての収益及び費用勘定について、貸借対照表及び損益計算書の該当勘定科目に計上していま
     す。
      なお、該当勘定科目に計上した信託財産のうち重要性がある下記の科目については、貸借対照表において区
     分掲記しています。
      a.信託現金及び信託預金
      b.信託建物、信託構築物、信託機械及び装置、信託工具、器具及び備品、信託土地、信託建設仮勘定
      c.信託借地権
      d.信託預り敷金及び保証金
  (2) 消費税等の処理方法
      消費税等の会計処理は、税抜方式によっています。ただし、固定資産及び繰延資産については、税込処理に
     よっています。




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 (8) 財務諸表に関する注記事項
    (貸借対照表に関する注記)
    ※1.     投信法第67条第4項に定める最低純資産額
                                                    50,000千円

    ※2.     一時差異等調整積立金の積立て及び取崩しの処理に関する事項
        前期(2020年3月31日)
                                                                          (単位:千円)
                                                                             積立て、取崩し
                当初発生額        当期首残高        当期積立額          当期取崩額        当期末残高
                                                                              の発生事由
配当積立金            6,733,122    6,463,797            -      △ 124,387       6,339,409   分配金に充当
(注)過年度に計上した負ののれん発生益に細分された金額の残額であり、2017年9月期以降、毎期50年均等額以上を取り崩す予定です。
     
        当期(2020年9月30日)
                                                                          (単位:千円)
                                                                             積立て、取崩し
                当初発生額        当期首残高        当期積立額          当期取崩額        当期末残高
                                                                              の発生事由
配当積立金            6,733,122    6,339,409            -       △ 67,331       6,272,078   分配金に充当
(注)過年度に計上した負ののれん発生益に細分された金額の残額であり、2017年9月期以降、毎期50年均等額以上を取り崩す予定です。
 
    (損益計算書に関する注記)
 ※1.    賃貸事業損益の内訳は以下のとおりです。
                                                 前    期                        当    期
                                           自    2019年10月1日                自   2020年4月1日
                                           至    2020年3月31日                至   2020年9月30日
        A.賃貸事業収益
        賃貸料                                        7,082,953千円                 9,036,757千円
        共益費                                         488,067千円                    453,126千円
        駐車場収入                                       305,460千円                    284,149千円
        付帯収入                                         58,766千円                     59,005千円
        その他賃貸事業収入                                   327,665千円                    340,890千円
        計                                          8,262,914千円                 10,173,929千円
        B.賃貸事業費用
        物件管理等委託費                                    427,325千円                    446,329千円
        公租公課                                        504,743千円                    529,566千円
        水道光熱費                                       141,177千円                    122,574千円
        修繕費                                         335,495千円                    863,381千円
        保険料                                            15,377千円                   17,185千円
        営業広告費等                                      200,956千円                    184,982千円
        信託報酬                                           10,281千円                   20,331千円
        減価償却費                                      1,853,218千円                 2,288,428千円
        その他賃貸事業費用                                      96,789千円                  107,695千円
        計                                          3,585,365千円                 4,580,475千円
        C.賃貸事業損益(A-B)                              4,677,548千円                 5,593,454千円




                                          ― 29 ―
                                         大和証券リビング投資法人(8986) 2020年9月期 決算短信



 ※2.不動産等売却益の内訳は以下のとおりです。

     前期   (自 2019年10月1日   至 2020年3月31日)

       該当事項はありません。

     当期   (自 2020年4月1日    至 2020年9月30日)



                            (単位:千円)
    willDo越谷
        不動産売却収入                576,464
        不動産売却原価                422,407
        その他売却費用                  6,049
        不動産売却益                 148,007

    willDo日比野
        不動産売却収入                312,009
        不動産売却原価                267,059
        その他売却費用                  4,132
        不動産売却益                  40,817

    willDo新座
        不動産売却収入                586,816
        不動産売却原価                541,678
        その他売却費用                  6,558
        不動産売却益                  38,579

    willDo稲永
        不動産売却収入                650,796
        不動産売却原価                527,371
        その他売却費用                  8,142
        不動産売却益                 115,283

    willDo四日市鵜の森
        不動産売却収入                565,335
        不動産売却原価                420,337
        その他売却費用                  7,128
        不動産売却益                 137,