8985 R-JHR 2021-08-25 15:30:00
第22期中間期(2021年12月期)決算説明資料 [pdf]
目次
Ⅰ. 2021年12月期 中間決算ハイライト Appendix 1 本投資法人の方針と戦略
1. 2021年12月期 中間決算ハイライト 3 1. 本投資法人の投資目標 28
2. 安定性とアップサイド・ポテンシャルの両立 29
Ⅱ. 中間決算の概要 3. 外部成長戦略 30
1. 2021年12月期 中間期実績 5 4. 内部成長戦略 31
5. 財務戦略 32
Ⅲ. ホテル運営状況
6. 投資主優待制度 33
1. 変動賃料等導入24ホテルの月別主要指標推移 7
Appendix 2 保有物件情報
2. ホテルの業績 8
1. ポートフォリオ 35
3. 賃借人/オペレーターへの対応 9
2. ポートフォリオの分散 36
4. 賃借人の変更/リブランド 10 3. 保有物件一覧 37
5. Post コロナに向けたアクティブ・アセットマネジメント 12 4. 賃貸借契約の概要 39
6. 物件の取得 13 5. ホテル別の主なCAPEX Ⅲ 42
6. HMJ5ホテルハイライト 43
7. サステナビリティへの取組み 14
7. 貸借対照表 44
Ⅳ. 財務の状況 8. ポートフォリオマップ 45
1. 財務の状況 17
Appendix 3 投資主構成と投資口価格
1. 大口投資主・投資口保有区分 47
Ⅴ. マーケット環境
2. 投資口価格・時価総額の推移 48
1. マーケット環境 21
Appendix 4 資産運用会社の概要
Ⅵ. 最後に
1. 資産運用会社の概要 50
1. 最後に 25 2. 資産運用会社の特徴とガバナンス 51
1
Ⅰ. 2021年12月期 中間決算ハイライト
1.2021年12月期 中間決算ハイライト
1. ホテルの運営状況 3. 財務の健全性
▶ 変動賃料等導入24ホテル(注1)の業績 ▶ 保守的な財務運営
2021年12月期の通期予想については、未定 健全な財務基盤を維持
(2021年6月末時点)
2019年上期 2020年上期 2021年上期 LTV 有利子負債コスト 平均残存年数 フリーキャッシュ(注3)
稼働率 85.1% 34.0% 30.6% 42.7% 1.0% 3.8年 170億円
RevPAR 13,348円 4,536円 3,320円
2021年リファイナンス実績・予定
対2019年上期 △66.0% △75.1%
RevPAR
増減率 上期実績 下期(予定)
対2020年上期 - △26.8%
GOP 9,067百万円 △213百万円 △65百万円 77億円 183
億円
(うち、投資法人債15億円)
2. DPUとNAVの推移 4. リブランドの実施
▶ DPUの推移 ▶ NAVの推移 ▶ オリエンタルホテル(HMJグループ)へのリブランドを実施
(円) (円) マーケット回復期のアップサイドを見込み、3ホテルにおいてHMJグループへのリブランドを
3,690 83,286
4,000 90,000 77,525 77,523 実施(予定)
3,000 ホテル京阪 オキナワマリオット
△88.9% 60,000 △6.9% △0.0% 旧 ホテルアセント福岡
2,000 ユニバーサル・シティ リゾート & スパ
30,000
1,000 410 未定
0 0 ホテル オリエンタル オリエンタルホテル オリエンタルホテル
新
新
(-297※) 2019/12期 2020/12期 2021/6月末 エクスプレス 福岡天神 ユニバーサル・シティ 沖縄リゾート&スパ
-1,000 (第20期) (第21期) (第22期中間)
2019/12期 2020/12期 2021/12期
オープン
プレオープン 2021年7月1日 オープン(予定)
(第20期) (第21期) (第22期) 2021年6月18日 グランドオープン 2021年10月1日
(予定)
2021年12月
※ 売却益を控除した場合の概算値(注2)
(注1) 変動賃料等導入24ホテルとは、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル 東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ、オリエンタルホテル広島(「HMJ5ホテル」といいます。)に、オキナワ マリオット リゾート & スパ、アクティブ
インターシティ広島の主要施設であるシェラトングランドホテル広島、オリエンタルホテル福岡 博多ステーション、ホリデイ・イン大阪難波、ヒルトン成田、インターナショナルガーデンホテル成田、ホテル日航奈良、ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋及
びヒルトン東京お台場を加えた14ホテル(「HMJグループホテル」といいます。)、並びにザ・ビー 池袋、ザ・ビー 八王子、ザ・ビー 博多及びザ・ビー 水道橋の4ホテル(「イシングループホテル」といいます。)及びイビス東京新宿、イビス スタイルズ 京都
ステーション、イビス スタイルズ 札幌、メルキュールホテル札幌、メルキュールホテル沖縄那覇、メルキュールホテル横須賀の6ホテル(「アコーグループホテル」といいます。)を加えた24ホテルをいいます。以下同じです。
(注2) 2020年7月に売却した相鉄フレッサイン新橋烏森口の売却益相当額を分配可能利益から控除した概算値です。
(注3) 現金及び預金から各種信託リザーブ等を除いた金額を表します。
3
Ⅱ. 中間決算の概要
1.2021年12月期 中間期実績
(単位:百万円)
2020年12月期 2021年12月期 2021年12月期
前期実績との差異 予想との差異
(第21期) (第22期) (第22期) 前期実績との差異
(注1) (注2)
中間期実績 中間期予想 中間期実績
(C)–(A) 増減率 (C)–(B) 増減率 固定賃料
(A) (B) (C)
• HMJグループホテル △794百万円
物 物件数(件) 43 42 42 △1 – – –
件 • その他ホテル、テナント △200百万円
取得価格 374,508 370,031 370,031 △4,477 – – –
• 売却物件(注4) △149百万円
営業収益 5,536 4,556 4,589 △947 △17.1% 32 0.7% (合計) △1,143百万円
不動産運用収益 5,536 4,556 4,589 △947 △17.1% 32 0.7% 変動賃料
固定賃料 80.3% 4,446 71.9% 3,278 72.0% 3,302 △1,143 △25.7% 23 0.7% • HMJグループホテル 248百万円
その他収入 8.0% 443 10.0% 456 9.7% 445 1 0.3% △10 △2.4% • その他ホテル、テナント 12百万円
変動賃料 11.7% 646 18.0% 821 18.3% 841 194 30.2% 19 2.4% • 売却物件(注4) △66百万円
NOI(注3) 3,588 2,533 2,513 △1,074 △29.9% △19 △0.8% (合計) 194百万円
減価償却費 2,365 2,368 2,334 △31 △34
損 資産除去債務費用 1 0 0 0 0 予想との差異
益
固定資産除却損 0 11 7 6 △4 固定賃料
(注3)
償却後NOI 1,220 152 171 △1,048 △85.9% 19 12.8% • ホテル以外のテナント 23百万円
その他の営業費用 894 902 871 △23 – △30 – (合計) 23百万円
営業利益 325 △750 △699 △1,025 – 50 – 変動賃料
営業外収益 35 0 76 41 76 • HMJグループホテル △15百万円
営業外費用 911 886 864 △46 △21
• イシングループホテル(ザ・ビー) 73百万円
• その他ホテル、テナント △38百万円
経常利益 △550 △1,636 △1,488 △937 – 148 –
(合計) 19百万円
純利益 △551 △1,637 △1,488 △937 – 148 –
(注1) 2021年2月25日付2020年12月期決算短信にて公表した予想を記載しています。
(注2) 詳細については、2021年8月25日付中間決算短信をご参照ください。
(注3) それぞれ以下の算式で算出しています。
NOI (Net Operating Income)=不動産運用収益-不動産運用費用+減価償却費+固定資産除却損+資産除去債務費用
償却後NOI=不動産運用収益-不動産運用費用
(注4) 2020年7月に売却した相鉄フレッサイン新橋烏森口をいいます。
5
Ⅲ. ホテル運営状況
1.変動賃料等導入24ホテルの月別主要指標推移
2020 2021
(円) まん延防止等重点措置
20,000 稼働率(右軸) 100%
緊急事態 Go To トラベル Go To トラベル 緊急事態宣言 緊急事態 緊
ADR(左軸)
RevPAR(左軸) 宣言 キャンペーン キャンペーン 宣言 急
東京が対象に追加 事
態
16,258 宣 80%
14,469 言
15,000 14,103 13,847
13,777
13,350 13,239 13,345 13,362 13,354 13,357
12,553 12,714
11,690
11,246 11,178 11,320
10,843 10,868 60%
10,658 10,595
9,420
10,000 9,003 10,846
9,822
7,835
6,879 40%
5,855 6,048
5,445
4,993
4,669 4,862 4,536
5,000 3,750 3,978
3,461 3,632 3,519
3,320
2,779 2,817 3,148 20%
1,606
991
701
79.7% 65.3% 28.1% 14.8% 26.1% 32.3% 38.7% 46.1% 56.6% 45.3% 34.0% 40.8% 37.4% 26.1% 26.6% 35.1% 33.4% 30.1% 32.0% 42.3% 30.6%
8.9% 7.4%
0 0%
2020年 2021年
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 上期 下期 通年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 上期
<RevPAR対2019年・対2020年同期比>
対2019年 +1.6% △29.6% △72.7% △93.5% △95.0% △87.7% △78.1% △75.3% △63.4% △59.2% △44.9% △54.6% △66.0% △63.7% △64.8% △74.9% △78.0% △71.0% △76.3% △75.1% △75.9% △56.5% △75.1%
対2020年 △75.3% △68.7% +6.1% +266.5% +401.8% +96.0% +98.7% △26.8%
<変動賃料等導入24ホテルの休館数>
休館ホテル
数
0 0 0 10 16 9 4 2 2 2 2 3 ー ー ー 5 5 4 2 3 3 2 ー
休館ホテル
客室数割合
0 0 0 15.3%70.5%33.9% 8.1% 5.6% 5.6% 5.6% 5.6% 7.4% ー ー ー 10.3%17.4% 7.1% 6.4% 6.6% 8.9% 6.4% ー
7
2.ホテルの業績
主要指標の上期実績
稼働率(右軸) ADR(左軸) RevPAR(左軸)
変動賃料等導入24ホテル合計 うち、HMJグループホテル
(円) (円)
20,000 100% 20,000 17,587 100%
15,691 15,222 14,906
13,362 12,368 80% 13,048 80%
15,000 15,000
10,846
60% 60%
10,000 10,000 15,005
13,348 5,045 5,428
4,536 4,868 40% 40%
3,320 3,618
5,000 20% 5,000 20%
85.1% 34.0% 30.6% 39.4% 85.3% 33.1% 27.7% 36.4%
0 0% 0 0%
2019年 2020年 2021年 2021年 2019年 2020年 2021年 2021年
上期実績 上期実績 上期実績 上期予想 上期実績 上期実績 上期実績 上期予想
対2019年 △66.0% △75.1% ー 対2019年 △66.4% △75.9% ー
RevPAR 対2020年 ー △26.8% ー RevPAR 対2020年 ー △28.3% ー
対 予想 ー △31.8% ー 対 予想 ー △33.3% ー
GOPの実績・予想
変動賃料等導入24ホテル合計 うち、HMJグループホテル
(百万円) 20,871 (百万円)
3,000
20,000 3,000
20,000 17,116
9,067
10,000
2,000 1,654 10,000
2,000 7,230
1,326
1,000 277 1,000 113
0 0
-1,000 △65 -1,000 △136
△213 △370
2019年 2019年 2020年 2020年 2021年 2021年 2019年 2019年 2020年 2020年 2021年 2021年
上期実績 通期実績 上期実績 通期実績 上期実績 上期予想 上期実績 通期実績 上期実績 通期実績 上期実績 上期予想
(注) 2021年上期予想は、2021年2月25日付2020年12月期決算短信にて公表した予想を記載しています。
8
3.賃借人/オペレーターへの対応
賃借人/オペレーターへの対応はほぼ完了
賃借人/オペレーターへの対応 賃借人/オペレーターの内訳
HMJグループ JHRの賃借人/
イシン(ザ・ビー) その他7社
共立メンテナンス 3.4% (4) 6.9% (10)
オペレーター数 13 社
2020年8月25日付で賃貸借契約を変更
(ドーミーイン等)
2020年 2月以降を変動賃料のみへ変更 4.1% (4)
名古屋ヒルトン
2021年 全額変動賃料 4.1% (1)
第一ビルディング
(ヒルトン東京ベイ)
固定賃料 従前の賃貸借契約と同額(注1)
2022年 7.0% (1)
以降 GOP基準額を物件毎に見直し、適切な賃料負担率 アコー
変動賃料
となる料率を設定(注2) (メルキュール/イビス)
(注1) ヒルトン東京お台場の固定賃料は、変更前の契約で2022年以降の固定賃料として定めた16億円と同額です。
(注2) 各ホテルのAGOPがAGOP基準額を超えた場合、当該金額にホテル毎に設定した変動賃料率を乗じて変動賃料を算出します。 8.5% (6)
HMJ
イシングループ 66.0% (16)
2020年10月30日付で賃貸借契約を変更
(注) 取得価格ベース。( )内はホテル軒数。2021年8月25日時点
変更前:固定賃料(428百万円/年)+ 変動賃料(GOPに連動)
2020年4月以降 固定賃料(免除) + 変動賃料 HMJが賃借人であるホテルが14軒から16軒に増加
2021年 固定賃料(100百万円) + 変動賃料
2022年以降 固定賃料(214百万円) + 変動賃料
ザ・ビー 池袋 HMJへのリブランド
2015年1月31日~2024年7月31日
ザ・ビー 八王子
(2年半延長)
契約期間 ザ・ビー 博多 JHRにとって最大の戦略的オペレーターであるHMJへのリブランド
ザ・ビー 水道橋 2020年1月1日~2026年12月31日 HMJはコスト削減を中心とするリストラクチャリングを一層推進
適切な賃料負担率の設定(賃料負担率増)により賃料増加を図る
その他 HMJは2021年より「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」のブランディング
賃料の減額要請等について、数社と協議中 戦略を推進
9
4.賃借人の変更/リブランド
賃貸借契約の変更/リブランドへの取組み
ホテル名
変更後のポイント 賃貸借契約の主な変更点 収益アップサイド等
(リブランド日)
チサンホテル蒲田
普通借家契約を中途解約 普通借家契約から定期借家契約へ変更 <NOI利回り想定>
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ㈱に賃借人を 期間:2021年1月~2025年12月 2019年実績 6.5%
変更しリブランド
固定賃料+売上歩合から変動賃料に
変更
マーケット回復時(注1) 8.8%
2021年1月1日
ホテル オリエンタル
エクスプレス 福岡天神 エコノミーからミッドプライスへのグレードアップ 定期借家契約 <NOI利回り想定>
前賃借人の撤退に伴い、賃借人をHMJグループ 期間:2021年6月~2031年12月 2019年実績 6.1%
に変更。福岡所在のホテルにおけるバックオフィスの
固定賃料から固定賃料+変動賃料に
共通化を通じて、運営を効率化
変更(HMJグループホテルと同スキーム)
マーケット回復時(注1) 8.3%
2021年6月18日
オリエンタルホテル
ユニバーサル・シティ 前賃借人との契約終了に伴い、賃借人をHMJ 普通借家契約から定期借家契約へ変更 <NOI利回り想定>
グループに変更。大阪での経営資源を活用した
期間:2021年7月~2031年12月 2019年実績 11.1%
効率運営を企図
固定賃料+売上歩合から
USJに隣接するテーマパークホテルとして、国内
固定賃料+変動賃料に変更
需要の回復期に収益最大化 マーケット回復時(注1) 18.4%
(HMJグループホテルと同スキーム)
2021年7月1日
オリエンタルホテル
沖縄リゾート&スパ マリオットグループとのフランチャイズ契約(注2)終了 変更なし フランチャイズ・フィー削減
に伴い、HMJグループの「オリエンタルホテル」へ
オリエンタルブランド認知度向上
名称を変更
「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」の
2022年以降、ロビー、プール、客室等で順次、
ブランディング戦略を推進
リノベーションを実施予定
2021年10月1日(予定)
(注1) マーケット回復時とは、マーケットが回復し、RevPARが2019年実績と同水準になった場合の利回りを記載しています。
(注2) ホテル運営会社とインターナショナル・ブランド「マリオット」のフランチャイザーであるGlobal Hospitality Licensing S.a r.l.との契約です。
10
4.賃借人の変更/リブランド(続き)
ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡天神 オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ
(旧 ホテルアセント福岡) (現 オキナワマリオット リゾート & スパ)
リブランド前 リブランド後 リブランド前 リブランド後(イメージ)
視認性向上のため、エントランス上部に
外観 多くのゲストがより快適にプールを楽しめる
特徴的なファサードを新設
よう、プールサイドを拡張
プール
ナイトプールでは光の演出により、
間接照明を利用し、ロビー全体が明るい
ロビー フォトジェニックなリゾートプールを演出
印象に
ナチュラルなカラーに変更し、ビジネスから
客室
レジャーと幅広い客層に対応
11
5.Post コロナに向けたアクティブ・アセットマネジメント
アクティブ・アセットマネジメントによる潜在的アップサイド
Post コロナに向けた取組み
1
運営の改善による ホテルのオペレーター変更、リブランド、アップグレード等を通じて
ホテル売上の向上
ホ 売上の向上 ホテル運営を改善し、ホテル売上の向上を⽬指す
テ
ル
2
リストラクチャリング コスト構造を⾒直し、収益体制を改善。効率的な運営を通じて、
ホテル運営費用の減少
によるコスト⾒直し GOP最⼤化を⽬指す
GOPの向上
3
本 賃料スキームの リブランド時の賃料負担率の引き上げ等を通じて、本投資法人が
投 不動産運用収入の向上
資 改定等 収受する賃料の増加を図る
法
人
不動産運用費用の減少 PM費用、信託費用、運営委託報酬の削減、支払地代の減額等
NOIの向上
賃料の増加
12
6.物件の取得
オリエンタルホテル ユニバーサル・シティの一部敷地(2021年7月)
大阪市との借地契約の満了時の定めに従い、借地であったホテルの一部敷地を取得
完全所有権の不動産となることによる資産価値の向上
固定資産税及び都市計画税の額が借地料を下回ることによるキャッシュフローの改善
オリエンタルホテル ユニバーサル・シティ
資産の内容 ホテルの敷地の一部である土地の共有持分
売主 大阪市
資産の面積 8,788.67m2
取得価格 754百万円
三菱UFJ信託銀行株式会社(MUTB)
買主
(JHRの信託受託者)
鑑定価格 763百万円
ユニバーサル・シティウォーク大阪 権利関係(概要図)
オリエンタルホテル ホテル近鉄
名称 商業棟・地冷施設 業務棟
ユニバーサル・シティ ユニバーサル・シティ
信託受託者 :MUTB
建物 区分所有者A 区分所有者B 区分所有者C
専有部(議決権割合) 受益者 :JHR
(31.18%) (25.22%) (21.45%)
(22.15%)
共有部 駐車場他
MUTB 区分所有者A 区分所有者B
土地A(共有持分)
(19.06%) (26.83%) (54.11%)
土地
土地B(共有持分) MUTB 区分所有者A 区分所有者B
(旧大阪市所有。本件売買対象) (19.06%) (26.83%) (54.11%)
今回取得
13
7.サステナビリティへの取組み
社会・環境と共生・共存する中長期的な成長を目指し、ESG課題への適切な対応を通じたサステナビリティ向上への取組み(注1)
これまでのESGへの取組み
サステナビリティに関する方針 グリーンビル認証の取得
2017年12月に制定 ホテルを評価対象とする認証が限られる中、BELS・CASBEEの取得を推進
認証取得率:17.2%(延べ床面積ベース)
GRESBリアルエステイト評価(注2)
◆ BELS評価(注3) ◆ CASBEE建築評価認証(注4)
2018年から3年連続 「Green Star」 を取得
メルキュールホテル沖縄那覇 オリエンタルホテル福岡 博多ステーション
2018年2月 2021年5月
▶ 2020年は CASBEE建築評価認証 B+ランク(良い)
アジア・ホテルセクター において、
「セクターリーダー」 に選出
▶ GRESBレーティングで
「4-star」 評価の取得
ホテル日航アリビラ ヒルトン東京お台場
2018年2月 2020年4月
CASBEE建築評価認証 B+ランク(良い)
環境パフォーマンス実績の開示
エネルギー消費(電気、ガス)、水の使用量、産業廃棄物の使用量を測定
し、ウェブサイト上で開示
今後もESG関連の開示の拡充やグリーンビル認証取得を目指す
(注1) 本投資法人のサステナビリティに関する方針や取組み事例については、本投資法人のウェブサイトをご参照ください。(https://www.jhrth.co.jp/ja/about/sustainability.html)
(注2) GRESBとは、不動産会社・ファンドのESG配慮を測る年次のベンチマークです。GRESBリアルエステイト評価は、個々の不動産を対象としたものではなく、不動産会社・REIT・不動産ファンドを対象としてサステナビリティへの取組みを評価することが特徴
です。なお、GRESBレーティングは総合スコアに基づく相対評価で、最上位は「5-star」です。
(注3) BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)とは、国土交通省が定める建築物の省エネルギー性能評価表示制度です。
(注4) CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency/「建築環境総合性能評価システム」)は、建築物の環境性能を評価し格付けするもので、CASBEE建築評価認証は、CASBEE-建築(新築)、
(既存)、(改修)のいずれかで評価され、「Sランク(素晴らしい)」「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」及び「Cランク(劣る)」の5段階に格付けされます。
14
7.サステナビリティへの取組み(続き)
新型コロナウイルス感染防止対策への取組み
各ホテルにおける新型コロナウイルス対応
新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ ワクチン接種
新型コロナウイルス感染症無症状者及び軽症者の受け入れ(7ホテル) HMJグループにおけるワクチン接種の実施
• 新型コロナウイルス感染症患者のうち、入院治療 • ホテルのゲストに安心してご利用いただけるように、HMJグループホテルでは
が必要のない軽症や無症状の方々を受け入れる 全ホテルで希望する従業員(パート・アルバイト含む)、家族に対し、
宿泊療養施設として活用 ワクチン接種を実施
• ホテルでの生活をより安全で快適な環境とするた
め、お掃除ロボットや入居時のお出迎えロボットを
導入
新型コロナウイルス感染症対策
(デジタルトランスフォーメーション(DX))
宴会場の提供
自動チェックイン機の導入 • オリエンタルホテル東京ベイ、ホテル日航奈良において、宴会場等のスペースを
職域接種会場や集団接種会場として提供
• ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡
天神において、感染症対策やコスト
削減のために、自動チェックイン機を
導入
• HMJグループホテルにおいて、今後
順次導入予定
15
Ⅳ. 財務の状況
1.財務の状況
主な財務指標 有利子負債の返済スケジュール
(2021年6月末時点) (2021年6月末時点)
(百万円)
30,000 借入金 投資法人債 28,000
有利子負債比率(総資産ベースLTV) 42.7% 23,700
25,000
21,650
10,000
19,000
全有利子負債コスト (注1)
1.0% 20,000 18,282 6,000 3,000 17,350 17,000
1,500 15,772
15,000
平均残存年数(注2) 3.8年
10,000 13,100 8,000
18,650 19,000 17,000 18,000
16,782 17,700 15,772
フリーキャッシュ(注3) 170億円 5,000
8,000
4,250
0
含み益 1,279億円 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029
有利子負債コスト(注1)及び平均残存年数(注2)の推移 2021年のリファイナンス実績・予定
平均残存年数 有利子負債コスト (年)
2.0% 6.0 返済期日 借入残高
5.2年
4.7年 4.8年
5.0
4.3年
1.5% 3.8年 上期実績 7,735百万円
4.0
1.0% 3.0 18,282百万円
1.1% 1.1% 下期(予定)
1.0% 1.0% 1.0% (うち、投資法人債1,500百万円)
2.0
0.5%
1.0
0.0% 0.0 (注1) 各時点における有利子負債コスト(アップフロントフィー等を含む)の加重平均です。
2017/12期末 2018/12期末 2019/12期末 2020/12期末 2021/6月末 なお、小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。
(注2) 各時点における有利子負債の平均残存年数です。
(第18期) (第19期) (第20期) (第21期) (第22期中間)
(注3)現金及び預金から各種信託リザーブ等を除いた金額を表します。
17
1.財務の状況(続き)
有利子負債の借入先別一覧 有利子負債の内訳
(2021年6月末時点)
(単位:百万円)
前期末残高 当中間期末残高
11.6% 13.0%
借入先/銘柄 (2020年12月末時点) (2021年6月末時点) 差異
残高 比率 残高 比率 24.7% 9.7%
株式会社三井住友銀行 32,388 19.2% 32,850 19.5% 462
株式会社みずほ銀行 19,370 11.5% 19,646 11.6% 276
株式会社新生銀行 19,015 11.3% 19,015 11.3% – 75.3% 78.7% 87.0%
三井住友信託銀行株式会社 13,825 8.2% 14,022 8.3% 197
株式会社りそな銀行 10,126 6.0% 10,126 6.0% –
株式会社日本政策投資銀行 5,900 3.5% 5,900 3.5% – 借入金 短期 長期 固定金利
株式会社福岡銀行 4,750 2.8% 4,750 2.8% – 投資法人債 長期 (1年以内返済予定) 変動金利
野村信託銀行株式会社 4,660 2.8% 4,660 2.8% –
(注) 長期とは借入又は償還期間が1年超のもの、短期とは借入又は償還期間が1年以内のものをいいます。
株式会社あおぞら銀行 3,435 2.0% 3,435 2.0% –
株式会社三菱UFJ銀行 4,135 2.5% 3,200 1.9% △935
株式会社千葉銀行 2,900 1.7% 2,900 1.7% – 有利子負債比率(総資産ベースLTV)の推移
株式会社西日本シティ銀行 2,750 1.6% 2,750 1.6% –
株式会社広島銀行 1,900 1.1% 1,900 1.1% – 45% 42.2% 42.7%
損害保険ジャパン株式会社 1,500 0.9% 1,500 0.9% – 40.6%
39.9%
株式会社静岡銀行 500 0.3% 500 0.3% – 39.0%
40%
借入金 計 127,154 75.3% 127,154 75.3% –
投資法人債(機関投資家向け)
第4回無担保投資法人債 1,500 0.9% 1,500 0.9% – 35%
第6回無担保投資法人債 3,000 1.8% 3,000 1.8% – 2017/12期末 2018/12期末 2019/12期末 2020/12期末 2021/6月末
第8回無担保投資法人債 1,100 0.7% 1,100 0.7% – (第18期) (第19期) (第20期) (第21期) (第22期中間)
第9回無担保投資法人債 1,000 0.6% 1,000 0.6% – (注) 各期末時点における有利子負債比率です。
投
資 第12回無担保投資法人債 2,000 1.2% 2,000 1.2% –
法 投資法人債(機関投資家向け) 計 8,600 5.1% 8,600 5.1% –
人
投資法人債(個人投資家向け)
格付の状況
債
第5回無担保投資法人債 6,000 3.6% 6,000 3.6% –
A+
第7回無担保投資法人債 9,000 5.3% 9,000 5.3% –
第10回無担保投資法人債 10,000 5.9% 10,000 5.9% –
日本格付研究所(JCR) (ネガティブ)
第11回無担保投資法人債 8,000 4.7% 8,000 4.7% –
投資法人債(個人投資家向け) 計 33,000 19.6% 33,000 19.6% –
投資法人債 計 41,600 24.7% 41,600 24.7% – 格付投資情報センター(R&I) A (ネガティブ)
有利子負債 計 168,754 100.0% 168,754 100.0% –
18
1.財務の状況(続き)
鑑定評価額(含み益)の推移 鑑定評価額の変化
(億円) 帳簿価額 含み益 5,259
4,933 4,937 2019/12期末 2020/6月末 2020/12期末 2021/6月末
5,000
4,393 4,375 物件数(注2) 42 42 42 42
1,515
1,265 1,279
3,987
4,000 取得価格(百万円) 369,708 369,708 370,031 370,031
1,221 1,307
1,138 鑑定価格
516,960 494,690 493,330 493,730
3,021 (百万円)
3,000
鑑定価格
– △4.3% △0.3% 0.1%
787 増減率
2,054
CAPレート(注3) 4.5% 4.5% 4.6% 4.6%
2,000
348 3,743 鑑
3,667 3,657
定
3,172 CAPレート
3,067 – +0.1pt +0.0pt △0.0pt
2,849 増減率(注3)
2,233
1,000 ネットキャッシュ
1,705 23,098 22,422 22,566 22,556
フロー(百万円)
ネットキャッシュ
– △2.9% 0.6% △0.0%
フロー増減率(注3)
0
含み益率 20.4% 35.2% 39.9% 38.5% 42.6% 40.5% 34.5% 35.0%
2014/12期 2015/12期 2016/12期 2017/12期 2018/12期 2019/12期 2020/12期 2021/6月末 (注1) 各時点を価格時点とした鑑定評価額に基づきます。
(第15期) (第16期) (第17期) (第18期) (第19期) (第20期) (第21期) (第22期中間)
(注2) 2019年12月期末、2020年6月末については、2020年7月に売却した相鉄フレッサイン新橋烏森口を除
いた42物件の数値です。
(注) 鑑定評価額から帳簿価額を控除した値が含み益となります。 (注3) CAPレート、CAPレート増減率及びネットキャッシュフロー増減率につき、四捨五入して表示しています。
19
Ⅴ. マーケット環境
1.マーケット環境
観光目的の入国は制限され、国際的な移動の制約が続く 2021年上期の延べ宿泊者数は対前年同期比16.4%減少、
対2019年同期比56.3%減少
インバウンド数の推移 国内宿泊施設の延べ宿泊者数の推移
(万人) (百万人泊)
インバウンド数 うち、観光目的 日本人延べ宿泊者数
596
3,500 600 +10.8%
+2.2% 外国人延べ宿泊者数
+8.7% 3,119 3,188 +5.6%
538
+3.5%
510
3,000 +19.4% 2,869 492
500 △44.3%
2,500 2,403 △87.1%
400
+8.2%
2,000 △99.4% 480 332 △56.3%
(対2019年上期) +3.2% (対2019年上期)
1,663 +1.6% 444 285
300 430 △35.2%
423
1,500
△16.4%
200 (対2020年上期)
1,000 311 227 149
△97.6% 125
(対2020年上期) +22.7%
+18.3%
411 394 100 +14.8% △82.4% △5.9%
500 131
116 123
80 94 △91.0%
69 59
9
0 0 20 18 2
2016 2017 2018 2019 2020 2019 2020 2021 2016 2017 2018 2019 2020 2019 2020 2021
1-6月 1-6月 1-6月 1-6月 1-6月 1-6月
出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」
出所:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数の動向」 (注) 百万人未満の数値を四捨五入して表示しています。また、2021年1–5月は第2次速報値、
(注) 2021年1–5月は暫定値、6月は推計値です。 6月は第1次速報値です。
21
1.マーケット環境(続き)
2021年新規供給(開業予定)は、半年前の予想と比較し6千室以上減少
全国のホテル・旅館の新規供給客室数
2021年7月末時点 参考:2021年1月末時点(注2)
開業済 開業予定 開業済 開業予定
(室) <全 国> (室) <全 国>
80,000 80,000
54,051 59,079 49,115 54,051 59,052 49,016
60,000 60,000 42,549
32,988 36,298 32,988
40,000 24,644 25,483 40,000 28,534
16,517 16,517 21,709
11,924
20,000 20,000
22,651
0 0
新規供給割合 +1.1% +2.1% +3.4% +3.6% +2.9% +2.1% +1.4% +0.7% +1.4% 新規供給割合 +1.1% +2.1% +3.4% +3.6% +2.9% +2.4% +1.2% +1.6%
東京/大阪を除く +0.7% +1.7% +2.5% +2.7% +2.1% +1.8% +1.2% +0.5% +1.1% 東京/大阪を除く +0.7% +1.7% +2.5% +2.7% +2.1% +1.9% +0.9% +1.4%
(%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年以降 (%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年以降
(未定を含む) (未定を含む)
(室) (室)
20,000 <東 京> 20,000 <東 京>
15,000 11,833 11,105 12,483 15,000 11,833 11,062 12,748
9,686
10,000 6,107 5,866 6,032 4,619 10,000 6,107 5,866 5,009
3,743
5,000 1,418 5,000 2,412
0 1,987 0
新規供給割合 +4.1% +3.8% +7.4% +6.5% +6.8% +3.1% +2.3% +0.7% +1.8% 新規供給割合 +4.1% +3.8% +7.4% +6.4% +7.0% +5.0% +2.4% +1.1%
(%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年以降 (%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年以降
(未定を含む) (未定を含む)
<大 阪> <大 阪>
(室) (室)
10,721 10,721
12,000 12,000
8,329 8,329
9,000 6,205 9,000 6,205
5,018 4,260 4,585 5,018 5,014 4,775
6,000 2,927 2,989 6,000 3,401
3,000 1,402 3,000 1,402
3,087
0 0
新規供給割合 +1.8% +6.3% +9.9% +11.6% +6.0% +3.9% +2.6% +2.6% +3.8% 新規供給割合 +1.8% +6.3% +9.9% +11.6% +6.0% +4.6% +3.0% +4.0%
(%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年以降 (%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年以降
(未定を含む) (未定を含む)
出所:厚生労働省「衛生行政報告例」、週刊ホテルレストラン(HOTERES)、日経テレコンのデータを基に本資産運用会社にて試算
(注1) 新規供給割合とは、年初の総客室数(ホテル及び旅館)に対する年間新規供給客室数の割合を指します。なお、上記データのうち、供給客室数未定とされているホテルについては、新規供給客室数の平均値から、180室と仮定して試算しています。
(注2) 2020年12月期決算説明資料において公表したものです。
22
1.マーケット環境(続き)
新型コロナウイルス感染症状況及び国内外の動き
1/23 武漢封鎖 3/24 東京オリンピック・パラリンピック延期決定 10/14 フランスで再度の非常事態宣⾔ 7/19
英国で大幅規制緩和
世界の 1/30 WHO緊急事態宣言 12/2 英国でワクチン接種開始
7/23
動き 3/13 ⽶国 国家非常事態宣⾔ 12/14 ⽶国でワクチン接種開始
東京オリンピック開催
3/16 EU域内への不要な渡航の30日間停止を提案、この後、欧州各国がロックダウンへ
4/7 緊急事態宣⾔(東京含む⾸都圏、関⻄圏、福岡県) 1/8 緊急事態宣⾔(⾸都圏) 7/12 緊急事態宣⾔(東京)
4/16 緊急事態宣⾔(全都道府県へ拡大) 2/17 医療従事者へのワクチン接種開始 8/2 緊急事態宣⾔
日本の
5/25 全国で緊急事態宣⾔解除 4/12高齢者へのワクチン接種開始 (埼玉、千葉、
動き 7/22 Go To トラベルキャンペーン開始 4/25 緊急事態宣⾔ 神奈川、大阪)
12/28 Go To トラベルキャンペーンの (東京、大阪、京都、兵庫)
一時停止 5/23 緊急事態宣⾔(沖縄)
(人) (人)
25,000 日本と米国のワクチン接種率(注) 国内の新規感染者数(左軸) 第5波 300
60% 国内の死亡者数(右軸)
日本 米国
250
20,000 40% 第4波
20% 200
15,000
0%
2020/12 2021/2 2021/4 2021/6 2021/8 150
第3波
10,000
第1波 第2波
100
5,000
50
0 0
2020/1 2020/3 2020/5 2020/7 2020/9 2020/11 2021/1 2021/3 2021/5 2021/7
出所:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」、Our World in Data(https://ourworldindata.org/covid-vaccinations?country=OWID_WRL)
(注) 2021年8月17日時点。日本と米国のワクチン接種率は、所定回数のワクチン接種を終えた人の人口に占める割合を示しています。
23
Ⅵ. 最後に
1.最後に
●有効なワクチン、治療薬の開発・普及
Pre コロナ With コロナ Post コロナ
2019 2020 2021 2022 2023
大きな変化
価値観・ 社会経済 レジャー需要 ホテルゲスト
金融市場 投資機会
生活様式 活動 (量と質) のニーズ
社会全体 ホテル市場
変化への柔軟な対応
"Post コロナに適応する
"With コロナを生き延びる"
フロントランナーを目指す"
25
Memo
26
Appendix 1
本投資法人の方針と戦略
1.本投資法人の投資目標
高い物件取得能力
中長期的な分配金の上昇を志向 日本最大のホテル特化型J-REITとしての高い認知度
継続的な物件取得による売買市場での高いプレゼンス
及び信用力
多様な取得スキームの提案力及び実行力
高い内部成長の実現力
アクティブ・アセットマネジメント戦略による安定性とアップサイド・
高い物件 高い内部成長
ポテンシャルを両立させる運用手法
取得能力 の実現力 優良なオペレーターとのコラボレーションによるホテル収益の向上
充実したインターナショナル・ブランドによる
インバウンド需要の取込み
適切な資本的支出による競争力の維持/強化
安定した
資金調達力
安定した資金調達力
財務の健全性及び安定性の確保
資金調達手段の多様化
28
2.安定性とアップサイド・ポテンシャルの両立
成長戦略の着実な実行により、「安定性とアップサイド・ポテンシャルの両立」を追求
安定収益の確保 アップサイドの追求
固定賃料方式 運営委託方式 変動賃料方式 売上歩合方式
アクティブ・アセットマネジメント戦略
ホテル運営状況の適切なモニタリング
競争力・資産価値維持のための資本的支出 賃料スキームの変更・リブランド
戦略的な資本的支出 等
テナント等の賃料負担能力の維持・向上 ホテルの業績の向上による賃料収入等の増加
賃料収入割合 (2019年実績(年換算)) 賃料形態割合 (2021年8月25日時点)
固定賃料のみ
変動賃料等(*) 10物件
固定賃料等
38.4%
変動賃料等(*)
61.6%
32物件
(*) 変動賃料、売上歩合賃料、運営委託収入 (*) 固定賃料プラス変動賃料、固定賃料プラス売上歩合、変動賃料、運営委託
29
3.外部成長戦略
外部環境に対する認識 基本方針
「国内レジャー客」及び「訪日外国人レジャー客」の需要の取込みが中長期的に期待できる地域において
ホテル投資市場の動向 高い競争力を持つホテル用不動産等の取得
ポートフォリオ全体の収益力、安定性、質の向上
新型コロナウイルス(COVID-19)感染
がいまだ収束せず、緊急事態宣言が再三
にわたり発出されるなど、景気悪化・経済
活動自粛が続く中、ホテル収益の低迷が
長期化し、テナントからの賃料減額・中途
解約要請、ホテルオペレーターの信用不安
等の事象が見受けられるなど、ホテルマー 主要な施策
ケットは依然として厳しい経営環境が続い
ている。 ホテル用不動産等のハード、ソフト、ロケーション面での優位性を重視
短期的には市況の不透明感及び金融機 • 重要な投資対象は運営及び管理ノウハウ、投下資本、立地の制約から参入障壁が高い「フルサービスホテル」
関の慎重な融資姿勢などから売主・買主 及び「リゾートホテル」
の双方がマーケット動向を静観している状 • 「リミテッドサービスホテル」はホテル賃借人の信用力、築年、ロケーション、客室構成、収益性を重視
態であり、ホテル売買取引が停滞している • シングルルームを主体とする宿泊特化型ホテルについても、ホテルスペックやアップサイド実現の蓋然性等を勘案し個別に取得を
が、一方で事業会社によるオフバランス化 検討
を目的とした売買が行われるなど、徐々に • 特に、アクティブ・アセットマネジメント戦略の実行による内部成長及び既存物件とのシナジー効果が期待されるホテルについては、
動きが出始めており、今後かかる取引が 積極的に取得を検討
増加していく可能性がある。
戦略的投資対象地域
中長期的には、新型コロナウイルスのワクチ
• 北海道エリア、東京及びベイエリア、大阪・京都エリア、福岡エリア、沖縄エリア
ン接種率の上昇などを契機として国内外の
宿泊需要が回復することが期待されており、 取得時の内部成長戦略の検討・立案
市況回復に伴いホテル投資が再び活発化 • 契約改定時等における適切な賃料水準・スキームの検討、費用削減可能性、ハード面の改善可能性の検討
していく可能性があるが、ホテルのスペック、 • 特に、変動賃料等導入物件では、賃借人・ホテル運営者と協働して内部成長を促進
ロケーション、ホテル運営者の能力に応じて
ホテルの競争力の優劣がより明確になって 新型コロナウイルスの影響により生じる以前とは異なる投資機会(事業会社によるオフバランス化を目的としたホテル売却、オペ
おり、各ホテルの差別化が重要となっている。 レーター不在の状態での売却等)に対して、HMJの効率的なホテルオペレーションプラットフォーム及び運営改善ノウハウ等を活用
して対応
30
4.内部成長戦略
外部環境に対する認識 基本方針
アクティブ・アセットマネジメント戦略の着実な実行による「安定性」と「アップサイド・ポテンシャル」の両立
ホテル市場環境
新型コロナウイルス(COVID-19)の感
染拡大により、インバウンド需要・国内需
要とも大幅に減少し、日本の観光産業、
ホテル産業は停滞が続いている。
一方で、国内外でのワクチン接種の進行や、
感染拡大収束後の国・自治体による需要
喚起施策等により、インバウンド需要・国
内需要とも漸次回復していくものと見込ま 主要な施策
れる。
アップサイドを実現する「アクティブ・アセットマネジメント戦略」の立案及び実施
近年の旺盛なホテル需要を背景に新規ホ • 成長期待の高いホテルを中心とした収益力向上及び競争力強化につながる戦略的CAPEXの実行
テル供給が続いたことから、市場により需給
• 賃料引上げ、アップサイド取込み可能な賃料スキームへの変更
の不均衡が見られるものの、アジア圏の経
済成長に伴う中長期的な観光旅行マー • 運営委託方式の物件における運営委託報酬の削減
ケットの拡大トレンドに変化はないと考えら • 優良なオペレーターとのコラボレーションによるホテル収益の向上
れる。 • インターナショナル・ブランドへのリブランドによるインバウンド需要の取込み
ホテル事業者は、一時的に大幅な市場環 • ホテル売上面・費用面双方にわたるGOP最大化を企図した効率的なホテル運営体制構築への積極的な提言
境の悪化にさらされるため、経営の健全性 • 現下のマーケット環境に即した、各ホテルの特性を生かした商品造成による国内需要の喚起と取込み
を維持する守りの戦略や、回復の機運を
捉えた攻めの戦略への転換といった、変化 安定収益の確保を実現する資本的支出の立案、実施、及び賃借人のモニタリング
への柔軟な対応が求められる。 • ホテル賃借人の信用力の分析、ホテル収支の把握、賃料負担力の注視、改善
• 競争力及び資産価値維持・向上につながる資本的支出の実行によるテナント等の賃料負担能力の維持・向上の確保
31
5.財務戦略
外部環境に対する認識 基本方針
財務の健全性及び安定性確保
資金の調達環境及び金利の動向
レンダーフォーメーション及び金融機関との関係強化
東証REIT指数は、各国中央銀行による
資金調達手法の多様化
大規模な金融緩和の実施や新型コロナ
ウイルスのワクチン普及による経済活動正
常化の期待を背景に、昨年11月以来本
年6月まで8か月連続の上昇。2021年
上期のJ-REIT公募増資は12件と好調な
投資口価格を背景に回復傾向。金融機
関の支援姿勢に変化は見られないものの、 主要な施策
ホテル等の一部のセクターにおいては、新型
コロナウイルスの感染拡大を受け、長期の 資本的支出のコントロール等を通じ、内部留保を確保し、財務基盤をより強化
融資に慎重姿勢、金利の上昇圧力も見ら
当面LTV50%(総資産ベース)を上限とする運営
れる。
短期、長期金利共に緩和的な政策を背 公募増資及び投資法人債の発行等、資金調達手法の多様化
景に低水準が継続。
返済期限の分散化に配慮しつつ、必要に応じて金利固定化等、財務安定性の向上
投資法人債は、対前年比発行額増加。
発行額のうち、7割超がグリーン・ソーシャ
資金調達コストの最適化
ル・サステナビリティボンド。
32
6.投資主優待制度
保有ホテルに対する投資主の理解及び満足度の向上、投資主の裾野の拡大を図ることを目的として実施
優待券送付対象者 優待制度の内容
毎年6月末日(中間決算期末)時点で投資口10口以上保有の投資主 宿泊優待券5枚及びレストラン優待券5枚(注)を送付
<2021年度> 各ホテルが提供する宿泊ベストレートから10%割引及び
対象人数 : 13,175人 レストラン利用料から10%割引
利用可能期間 : 2021年10月1日~2022年9月30日の1年間 (注) レストラン優待は一部ホテルを除く
優待対象ホテル
HMJグループホテル アコーグループホテル
神戸メリケンパーク オリエンタルホテル 東京ベイ なんばオリエンタルホテル オリエンタルホテル広島 ホテル日航アリビラ オキナワ マリオット リゾート & スパ
オリエンタルホテル イビス東京新宿 イビス スタイルズ 京都ステーション
アクティブインターシティ広島 オリエンタルホテル福岡 ホリデイ・イン大阪難波 ヒルトン成田 インターナショナルガーデンホテル成田
(シェラトングランドホテル広島) 博多ステーション メルキュールホテル札幌 イビス スタイルズ 札幌
ホテル日航奈良 ヒルトン東京お台場 ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋 オリエンタルホテル ホテル オリエンタル エクスプレス
ユニバーサル・シティ 福岡天神
メルキュールホテル沖縄那覇 メルキュールホテル横須賀
新規追加
33
Appendix 2
保有物件情報
1.ポートフォリオ
強いレジャー宿泊需要が存在するエリアに立地する競争力の高いホテルで構成されたポートフォリオ
戦略的投資対象地域をはじめとするレジャー需要の高い成長性を有するエリアへ選別的に投資
ポートフォリオ概要 戦略的投資対象地域と保有物件所在地
(2021年6月末時点)
保有物件
資産規模(注1) 戦略的投資対象地域
3,700 億円
北海道エリア
ホテル数
沖縄エリア
42 物件
(戦略的投資対象地域 33 物件)
総客室数 東京及びベイエリア(注2)
福岡エリア
11,485 室
大阪・京都エリア(注3)
(注1) 資産規模は、取得価格の合計です。以下同じです。
(注2) ベイエリアとは、東京湾に面した神奈川県及び千葉県の臨海地域を指します。 東京23区
(注3) 大阪・京都エリアとは、大阪府及び京都府を指します。
35
2.ポートフォリオの分散
広く分散の効いた質の高いポートフォリオ
インターナショナルブランドによるインバウンドへの訴求
ブランド別投資比率 グレード別投資比率
(2021年8月25日時点) エコノミー (2021年6月末時点)
3%
その他
ドーミーイン等 オリエンタルホテル
9%
(共立メンテナンス) (HMJ) ラグジュアリー
4% 19% 21%
ザ・ビー ミッドプライス
3% 42%
メルキュール/ アッパーミドル
イビス(アコー) ホテル日航 33%
8% 8%
ホリデイ・イン
タイプ別投資比率
(IHG)
7% (2021年6月末時点)
シェラトン
5% リゾート
ヒルトン マリオット 21%
32% リミテッドサービス
4%
32%
インターナショナルブランド比率: フルサービス
56% 47%
(注) 取得価格ベースで算出しています。
36
3.保有物件一覧(1/2)
(2021年6月末時点)
鑑定評価額
No. 物件名称 ホテルタイブ グレード 客室数 所在地 築年数 取得価格 帳簿価額 第21期 第22期 投資比率 不動産運用 NOI 不動産運用
(注1) (注2) (室) (注3) (百万円) (百万円) (2020.12.31時点) (2021.6.30時点) (注6) 収益 (千円) 損益
(注4) (注5) (千円) (注7) (千円)
鑑定評価額 鑑定評価額 (注7) (注7)
CAPレート CAPレート
(百万円) (百万円)
1 神戸メリケンパークオリエンタルホテル フルサービス アッパーミドル 323 兵庫 26.0 10,900 9,576 13,900 4.8% 14,000 4.8% 2.9% 969 △123,965 △267,192
2 オリエンタルホテル 東京ベイ フルサービス ミッドプライス 511 千葉 26.2 19,900 17,215 32,100 4.4% 32,200 4.4% 5.4% – △59,239 △240,276
3 なんばオリエンタルホテル リミテッドサービス ミッドプライス 258 大阪 25.3 15,000 14,457 31,400 4.1% 31,400 4.1% 4.1% 140,717 88,108 17,321
4 オリエンタルホテル広島 フルサービス アッパーミドル 227 広島 27.8 4,100 4,088 4,130 4.9% 4,220 4.9% 1.1% 22,609 513 △43,018
5 ホテル日航アリビラ リゾート ラグジュアリー 397 沖縄 27.2 18,900 17,899 28,800 4.8% 28,900 4.8% 5.1% 49,816 △24,348 △160,265
6 ザ・ビーチタワー沖縄 リゾート ミッドプライス 280 沖縄 17.3 7,610 6,443 10,000 4.4% 10,000 4.4% 2.1% 255,504 232,689 171,847
7 箱根強羅温泉 季の湯 雪月花 リゾート ミッドプライス 158 神奈川 14.7 4,070 3,622 5,300 4.9% 5,270 4.9% 1.1% 147,469 134,832 87,123
8 ドーミーイン熊本 リミテッドサービス ミッドプライス 291 熊本 13.4 2,334 2,146 3,030 5.6% 2,950 5.6% 0.6% 97,230 85,457 61,520
9 ザ・ビー 水道橋 リミテッドサービス ミッドプライス 99 東京 34.8 1,120 1,174 2,280 4.1% 2,280 4.1% 0.3% 6,499 510 △12,433
10 ドーミーイン・global cabin 浅草 リミテッドサービス エコノミー 75 東京 24.3 999 929 1,280 4.0% 1,280 4.0% 0.3% 31,997 27,604 21,202
11 博多中洲ワシントンホテルプラザ リミテッドサービス ミッドプライス 247 福岡 26.3 2,130 2,067 4,510 4.4% 4,530 4.4% 0.6% 120,000 112,000 99,000
12 奈良ワシントンホテルプラザ リミテッドサービス ミッドプライス 204 奈良 21.3 2,050 1,754 2,430 5.0% 2,430 5.0% 0.6% 75,000 67,000 48,000
13 R&Bホテル上野広小路 リミテッドサービス エコノミー 187 東京 19.2 1,720 1,802 1,910 4.0% 1,900 4.0% 0.5% 48,645 41,345 33,029
14 コンフォートホテル東京東日本橋 リミテッドサービス エコノミー 259 東京 13.4 3,746 3,473 5,390 4.4% 5,350 4.4% 1.0% 135,763 119,473 101,078
15 スマイルホテル日本橋三越前 リミテッドサービス エコノミー 164 東京 24.3 2,108 2,036 2,930 4.1% 2,930 4.1% 0.6% 67,200 59,333 48,747
16 東横イン博多口駅前本館・シングル館 リミテッドサービス エコノミー 257 福岡 19.8 1,652 1,391 2,750 4.5% 2,750 4.5% 0.4% 70,519 63,636 54,531
17 オリエンタルホテル ユニバーサル・シティ(注8) リゾート ミッドプライス 330 大阪 20.0 6,000 5,924 15,400 5.0% 15,400 5.0% 1.6% 290,788 234,452 186,149
18 チサンイン蒲田 リミテッドサービス エコノミー 70 東京 18.2 823 770 1,370 4.6% 1,370 4.6% 0.2% 421 △3,099 △7,826
19 チサンホテル蒲田(注9) リミテッドサービス エコノミー 105 東京 29.4 1,512 1,483 2,010 4.8% 2,020 4.8% 0.4% 70 △7,300 △23,067
20 ヒルトン東京ベイ リゾート ラグジュアリー 828 千葉 33.0 26,050 26,226 39,900 4.3% 40,300 4.3% 7.0% 989,235 847,882 754,430
21 イビス東京新宿 リミテッドサービス ミッドプライス 206 東京 40.8 7,243 7,858 9,900 4.1% 9,900 4.1% 2.0% 67,209 12,928 △42,133
22 イビス スタイルズ 京都ステーション リミテッドサービス ミッドプライス 215 京都 12.3 6,600 6,626 10,200 4.3% 9,990 4.3% 1.8% 23,193 △19,990 △38,026
23 イビス スタイルズ 札幌 リミテッドサービス ミッドプライス 278 北海道 10.9 6,797 6,486 11,100 4.7% 11,100 4.7% 1.8% 25,132 △38,935 △79,477
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3.保有物件一覧(2/2)
(2021年6月末時点)
鑑定評価額
No. 物件名称 ホテルタイブ グレード 客室数 所在地 築年数 取得価格 帳簿価額 第21期 第22期 投資比率 不動産運用 NOI 不動産運用
(注1) (注2) (室) (注3) (百万円) (百万円) (2020.12.31時点) (2021.6.30時点) (注6) 収益 (千円) 損益
(注4) (注5) (千円) (注7) (千円)
鑑定評価額 鑑定評価額 (注7) (注7)
CAPレート CAPレート
(百万円) (百万円)
24 メルキュールホテル札幌 リミテッドサービス ミッドプライス 285 北海道 12.2 6,000 5,753 10,500 4.7% 10,500 4.7% 1.6% 55,243 △66,887 △112,292
25 メルキュールホテル沖縄那覇 リミテッドサービス ミッドプライス 260 沖縄 11.9 3,000 2,813 6,940 4.7% 6,950 4.7% 0.8% – △28,115 △59,716
26 ザ・ビー 池袋 リミテッドサービス ミッドプライス 175 東京 39.0 6,520 6,581 6,980 4.2% 7,020 4.2% 1.8% 169,338 155,109 139,282
27 ザ・ビー 八王子 リミテッドサービス ミッドプライス 196 東京 34.9 2,610 2,695 2,560 5.1% 2,570 5.1% 0.7% 22,336 9,788 △6,897
28 ザ・ビー 博多 リミテッドサービス ミッドプライス 175 福岡 23.8 2,300 2,341 4,330 4.3% 4,330 4.3% 0.6% 17,761 11,245 103
29 ホテル フランクス フルサービス ミッドプライス 222 千葉 29.9 3,105 3,128 4,080 4.6% 4,040 4.7% 0.8% 150,000 119,016 95,844
30 メルキュールホテル横須賀 フルサービス ミッドプライス 160 神奈川 27.7 1,650 1,627 3,310 4.6% 3,340 4.6% 0.4% 124,002 79,273 61,327
31 オキナワ マリオット リゾート & スパ リゾート アッパーミドル 361 沖縄 16.4 14,950 14,742 17,200 4.9% 17,200 4.9% 4.0% – △42,120 △179,550
アクティブインターシティ広島
32 フルサービス ラグジュアリー 238 広島 10.8 17,320 17,190 21,000 4.6% 20,700 4.6% 4.7% 408,764 228,078 117,191
(シェラトングランドホテル広島)
33 カンデオホテルズ上野公園 リミテッドサービス ミッドプライス 268 東京 11.5 6,705 6,593 7,430 4.0% 7,440 4.0% 1.8% 174,985 161,900 141,739
34 オリエンタルホテル福岡 博多ステーション フルサービス アッパーミドル 221 福岡 36.0 7,197 9,318 15,200 4.6% 15,200 4.6% 1.9% 81,313 △43,183 △253,874
35 ホリデイ・イン大阪難波 リミテッドサービス ミッドプライス 314 大阪 12.9 27,000 26,861 26,500 4.3% 26,500 4.3% 7.3% – △24,501 △105,166
36 ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡天神(注10) リミテッドサービス ミッドプライス 263 福岡 22.2 5,248 5,849 6,650 4.8% 6,480 4.8% 1.4% 274,043 206,261 184,654
37 ヒルトン名古屋 フルサービス ラグジュアリー 460 愛知 32.3 15,250 15,667 15,000 4.2% 14,800 4.2% 4.1% 352,822 65,360 △21,967
38 ヒルトン成田 フルサービス アッパーミドル 548 千葉 27.9 13,175 13,291 13,400 4.6% 13,600 4.6% 3.6% – △42,457 △147,853
39 インターナショナルガーデンホテル成田 フルサービス ミッドプライス 463 千葉 25.1 9,125 9,125 9,500 4.8% 9,520 4.8% 2.5% 76,576 54,329 △20,189
40 ホテル日航奈良 フルサービス アッパーミドル 330 奈良 23.3 10,373 10,298 9,790 4.8% 9,890 4.8% 2.8% – △24,144 △98,497
41 ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋 リミテッドサービス ミッドプライス 124 大阪 3.4 2,738 2,823 2,840 4.7% 2,880 4.7% 0.7% – △7,022 △13,753
42 ヒルトン東京お台場 フルサービス アッパーミドル 453 東京 25.5 62,400 63,581 68,100 3.7% 68,300 3.7% 16.9% – △165,255 △306,978
合計 又は 平均 – – 11,485 – 23.4 370,031 365,741 493,330 – 493,730 – 100.0% 4,573,905 2,498,490 184,486
(注1) ホテルタイプにおいて、「フルサービス」は「フルサービスホテル」、「リゾート」は「リゾートホテル」、「リミテッドサービス」は「リミテッドサービスホテル」を指します。
(注2) 本投資法人は、主に平均客室販売価格等の観点から、ホテルを「ラグジュアリー」、「アッパーミドル」、「ミッドプライス」及び「エコノミー」の4種類に分類しています。
(注3) 築年数の平均は各物件の取得価格に築年数を乗じた値の各物件の総和を取得価格の合計値で除した加重平均です。
(注4) 「取得価格」欄には、信託受益権売買契約又は不動産売買契約に記載された売買代金(消費税及び消費税相当額並びに媒介手数料等の取得に要した費用を含みません。)を記載しています。
(注5) 2021年6月末時点の帳簿価額を記載しています。
(注6) 「投資比率」欄には、取得価格の合計額に対する物件の取得価格の割合を記載しており、小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。
(注7) 2021年1月から6月までの6か月間の実績値です。なお、No.11、12については、賃借人より千円単位での賃料開示について同意を得られなかったため、百万円未満を切り捨てて表示しています。
(注8) 2021年7月1日付でホテル京阪 ユニバーサル・シティより名称変更しました。
(注9) 2021年1月1日付でホテルビスタ蒲田東京より名称変更しました。
(注10) 2021年6月18日付でホテルアセント福岡より名称変更しました。
38
4.賃貸借契約の概要(1/3)
(2021年6月末時点)
賃貸借/ 直近の賃料改定実績 賃料改定スケジュール
ホテル運営受託者/ 契約 (取得後~) (2021–2022年)
No. 物件名称 賃貸形態 賃料種別(注1) 賃借人 運営委託 契約賃料(注2) 賃料改定概要
ホテル運営支援会社 満了日
期間 時期 内容 2021年 2022年
【2021年】ホテルのAGOP×86%
(当該金額が0円未満の場合は0円)
1 神戸メリケンパークオリエンタルホテル
【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額
【2021年】ホテルのAGOP×79%
(当該金額が0円未満の場合は0円)
2 オリエンタルホテル 東京ベイ
【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額
㈱ホテルマネージメントジャパン
スキーム変更
【2021年】ホテルのAGOP×91%
(2020年2月–2021年
(当該金額が0円未満の場合は0円)
3 なんばオリエンタルホテル 定期借家 固定+変動 15年 2034年12月 原則賃料改定不可 2020年8月 12月全額変動) – –
【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
(2022年以降
AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額
変動賃料率変更)
【2021年】ホテルのAGOP×89%
(当該金額が0円未満の場合は0円)
4 オリエンタルホテル広島
【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額
【2021年】ホテルのAGOP×74%
㈱オークラニッコーホテル (当該金額が0円未満の場合は0円)
5 ホテル日航アリビラ
マネジメント