8985 R-JHR 2021-08-25 15:30:00
第22期中間期(2021年12月期)決算説明資料 [pdf]

目次


 Ⅰ. 2021年12月期 中間決算ハイライト                         Appendix 1   本投資法人の方針と戦略

     1. 2021年12月期 中間決算ハイライト             3            1. 本投資法人の投資目標             28
                                                     2. 安定性とアップサイド・ポテンシャルの両立   29
 Ⅱ. 中間決算の概要                                          3. 外部成長戦略                 30
     1. 2021年12月期 中間期実績                 5            4. 内部成長戦略                 31
                                                     5. 財務戦略                   32
 Ⅲ. ホテル運営状況
                                                     6. 投資主優待制度                33
     1. 変動賃料等導入24ホテルの月別主要指標推移          7
                                                Appendix 2   保有物件情報
     2. ホテルの業績                         8
                                                     1. ポートフォリオ                35
     3. 賃借人/オペレーターへの対応                  9
                                                     2. ポートフォリオの分散             36
     4. 賃借人の変更/リブランド                   10            3. 保有物件一覧                 37
     5. Post コロナに向けたアクティブ・アセットマネジメント   12            4. 賃貸借契約の概要               39

     6. 物件の取得                          13            5. ホテル別の主なCAPEX Ⅲ         42
                                                     6. HMJ5ホテルハイライト           43
     7. サステナビリティへの取組み                  14
                                                     7. 貸借対照表                  44
 Ⅳ. 財務の状況                                            8. ポートフォリオマップ             45
     1. 財務の状況                          17
                                                Appendix 3   投資主構成と投資口価格
                                                     1. 大口投資主・投資口保有区分          47
 Ⅴ. マーケット環境
                                                     2. 投資口価格・時価総額の推移          48
     1. マーケット環境                        21
                                                Appendix 4   資産運用会社の概要
 Ⅵ. 最後に
                                                     1. 資産運用会社の概要              50
     1. 最後に                            25            2. 資産運用会社の特徴とガバナンス        51




                                            1
Ⅰ. 2021年12月期 中間決算ハイライト
1.2021年12月期 中間決算ハイライト
                               1. ホテルの運営状況                                                                    3. 財務の健全性
 ▶   変動賃料等導入24ホテル(注1)の業績                                                                ▶   保守的な財務運営
   2021年12月期の通期予想については、未定                                                               健全な財務基盤を維持
                                                                                                                                    (2021年6月末時点)
                       2019年上期            2020年上期              2021年上期                           LTV        有利子負債コスト     平均残存年数      フリーキャッシュ(注3)

         稼働率             85.1%                34.0%             30.6%                          42.7%          1.0%           3.8年     170億円
         RevPAR         13,348円             4,536円              3,320円
                                                                                         2021年リファイナンス実績・予定
                      対2019年上期              △66.0%              △75.1%
         RevPAR
          増減率                                                                                        上期実績              下期(予定)
                      対2020年上期                 -                △26.8%

          GOP         9,067百万円            △213百万円              △65百万円                                77億円              183
                                                                                                                        億円
                                                                                                                (うち、投資法人債15億円)



                              2. DPUとNAVの推移                                                                  4. リブランドの実施
 ▶   DPUの推移                               ▶   NAVの推移                                    ▶   オリエンタルホテル(HMJグループ)へのリブランドを実施
(円)                                       (円)                                            マーケット回復期のアップサイドを見込み、3ホテルにおいてHMJグループへのリブランドを
          3,690                                       83,286
4,000                                     90,000               77,525     77,523          実施(予定)
 3,000                                                                                                            ホテル京阪             オキナワマリオット
                    △88.9%                60,000          △6.9%     △0.0%               旧    ホテルアセント福岡
 2,000                                                                                                          ユニバーサル・シティ          リゾート & スパ
                                          30,000
 1,000                410        未定
     0                                         0                                             ホテル オリエンタル         オリエンタルホテル           オリエンタルホテル
                                                                                        新
                                                                                        新
                     (-297※)                       2019/12期    2020/12期 2021/6月末            エクスプレス 福岡天神         ユニバーサル・シティ          沖縄リゾート&スパ
-1,000                                                (第20期)   (第21期)    (第22期中間)
         2019/12期   2020/12期   2021/12期
                                                                                              オープン
                                                                                                              プレオープン   2021年7月1日    オープン(予定)
          (第20期)     (第21期)     (第22期)                                                        2021年6月18日     グランドオープン               2021年10月1日
                                                                                                              (予定)
                                                                                                                      2021年12月
         ※ 売却益を控除した場合の概算値(注2)
(注1) 変動賃料等導入24ホテルとは、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル 東京ベイ、なんばオリエンタルホテル、ホテル日航アリビラ、オリエンタルホテル広島(「HMJ5ホテル」といいます。)に、オキナワ マリオット リゾート & スパ、アクティブ
     インターシティ広島の主要施設であるシェラトングランドホテル広島、オリエンタルホテル福岡 博多ステーション、ホリデイ・イン大阪難波、ヒルトン成田、インターナショナルガーデンホテル成田、ホテル日航奈良、ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋及
     びヒルトン東京お台場を加えた14ホテル(「HMJグループホテル」といいます。)、並びにザ・ビー 池袋、ザ・ビー 八王子、ザ・ビー 博多及びザ・ビー 水道橋の4ホテル(「イシングループホテル」といいます。)及びイビス東京新宿、イビス スタイルズ 京都
     ステーション、イビス スタイルズ 札幌、メルキュールホテル札幌、メルキュールホテル沖縄那覇、メルキュールホテル横須賀の6ホテル(「アコーグループホテル」といいます。)を加えた24ホテルをいいます。以下同じです。
(注2) 2020年7月に売却した相鉄フレッサイン新橋烏森口の売却益相当額を分配可能利益から控除した概算値です。
(注3) 現金及び預金から各種信託リザーブ等を除いた金額を表します。

                                                                                    3
Ⅱ. 中間決算の概要
1.2021年12月期 中間期実績
                                                                                                  (単位:百万円)
                       2020年12月期       2021年12月期         2021年12月期
                                                                            前期実績との差異               予想との差異
                        (第21期)          (第22期)            (第22期)                                                                  前期実績との差異
                                                 (注1)              (注2)
                        中間期実績           中間期予想             中間期実績
                                                                          (C)–(A)    増減率       (C)–(B)   増減率       固定賃料
                         (A)             (B)               (C)

                                                                                                                   • HMJグループホテル                △794百万円
 物   物件数(件)                     43                42                42        △1           –         –         –
 件                                                                                                                 • その他ホテル、テナント               △200百万円
     取得価格                 374,508         370,031           370,031       △4,477           –         –         –
                                                                                                                   • 売却物件(注4)                  △149百万円
     営業収益                     5,536            4,556             4,589     △947     △17.1%         32     0.7%                          (合計) △1,143百万円
       不動産運用収益                5,536            4,556             4,589     △947     △17.1%         32     0.7%     変動賃料
           固定賃料       80.3%   4,446   71.9%    3,278    72.0%    3,302    △1,143    △25.7%         23     0.7%     • HMJグループホテル                 248百万円
           その他収入      8.0%     443    10.0%      456    9.7%       445          1       0.3%     △10     △2.4%     • その他ホテル、テナント                12百万円

           変動賃料       11.7%    646    18.0%      821    18.3%      841       194     30.2%         19     2.4%     • 売却物件(注4)                  △66百万円

     NOI(注3)                  3,588            2,533             2,513    △1,074    △29.9%       △19     △0.8%                          (合計)   194百万円

       減価償却費                  2,365            2,368             2,334      △31                  △34
 損     資産除去債務費用                  1                 0                 0          0                    0                             予想との差異
 益
       固定資産除却損                   0                11                 7          6                  △4              固定賃料
               (注3)
     償却後NOI                   1,220              152               171    △1,048    △85.9%         19    12.8%     • ホテル以外のテナント                 23百万円
       その他の営業費用                894               902               871      △23            –     △30         –                          (合計)    23百万円

     営業利益                      325             △750              △699     △1,025           –       50          –   変動賃料

       営業外収益                    35                 0                76        41                   76              • HMJグループホテル                △15百万円

       営業外費用                   911               886               864      △46                  △21
                                                                                                                   • イシングループホテル(ザ・ビー)           73百万円
                                                                                                                   • その他ホテル、テナント               △38百万円
     経常利益                     △550            △1,636            △1,488     △937            –      148          –
                                                                                                                                        (合計)    19百万円
     純利益                      △551            △1,637            △1,488     △937            –      148          –

(注1) 2021年2月25日付2020年12月期決算短信にて公表した予想を記載しています。
(注2) 詳細については、2021年8月25日付中間決算短信をご参照ください。
(注3) それぞれ以下の算式で算出しています。
     NOI (Net Operating Income)=不動産運用収益-不動産運用費用+減価償却費+固定資産除却損+資産除去債務費用
     償却後NOI=不動産運用収益-不動産運用費用
(注4) 2020年7月に売却した相鉄フレッサイン新橋烏森口をいいます。
                                                                                    5
Ⅲ. ホテル運営状況
1.変動賃料等導入24ホテルの月別主要指標推移
                                                                      2020                                                                                          2021
(円)                                                                                                                                                                まん延防止等重点措置
20,000           稼働率(右軸)                                                                                                                                                                                    100%
                           緊急事態                                    Go To トラベル Go To トラベル                                                  緊急事態宣言                          緊急事態               緊
                 ADR(左軸)
                 RevPAR(左軸) 宣言                                      キャンペーン     キャンペーン                                                                                      宣言                急
                                                                             東京が対象に追加                                                                                                        事
                                                                                                                                                                                             態
                                                                                                                                                                                   16,258    宣              80%
                                                                      14,469                                                                                                                 言
15,000   14,103                                                                                13,847
                  13,777
                           13,350                            13,239                                     13,345 13,362 13,354 13,357
                                                                               12,553 12,714
                                                                                                                                                                          11,690
         11,246                     11,178                                                                                                              11,320
                                                   10,843                                                                                                        10,868                                     60%
                                                                                                                                        10,658 10,595

                                             9,420
10,000            9,003                                                                                                                                                                            10,846
                                                                                                                                                                                   9,822
                                                                                               7,835
                                                                                                                                                                                           6,879            40%
                                                                                      5,855             6,048
                                                                                                                        5,445
                                                                                                                                4,993
                                                                      4,669 4,862                               4,536
 5,000                       3,750                                                                                                                      3,978
                                                             3,461                                                                                               3,632 3,519
                                                                                                                                                                                                   3,320
                                                                                                                                        2,779 2,817                         3,148                           20%

                                                     1,606
                                     991
                                             701
         79.7% 65.3% 28.1%                           14.8% 26.1% 32.3% 38.7% 46.1% 56.6% 45.3% 34.0% 40.8% 37.4% 26.1% 26.6% 35.1% 33.4% 30.1% 32.0% 42.3% 30.6%
                                    8.9%     7.4%
    0                                                                                                                                                                                                       0%
         2020年                                                                                                                          2021年
          1月       2月       3月       4月      5月       6月      7月       8月       9月     10月      11月      12月    上期      下期      通年       1月     2月       3月       4月       5月      6月       7月      上期

<RevPAR対2019年・対2020年同期比>
対2019年   +1.6% △29.6% △72.7% △93.5% △95.0% △87.7% △78.1% △75.3% △63.4% △59.2% △44.9% △54.6% △66.0% △63.7% △64.8% △74.9% △78.0% △71.0% △76.3% △75.1% △75.9% △56.5% △75.1%


                                                                                                                         対2020年         △75.3% △68.7%   +6.1% +266.5% +401.8% +96.0% +98.7% △26.8%


<変動賃料等導入24ホテルの休館数>
休館ホテル
  数
          0        0        0        10       16      9        4       2         2     2        2         3      ー       ー       ー       5      5        4        2        3        3       2        ー
休館ホテル
客室数割合
          0        0        0       15.3%70.5%33.9% 8.1% 5.6% 5.6% 5.6% 5.6% 7.4%                                ー       ー       ー      10.3%17.4% 7.1% 6.4% 6.6% 8.9% 6.4%                          ー

                                                                                                         7
2.ホテルの業績
                                                         主要指標の上期実績
                                             稼働率(右軸)            ADR(左軸)           RevPAR(左軸)
  変動賃料等導入24ホテル合計                                                        うち、HMJグループホテル
 (円)                                                                   (円)
20,000                                                     100%       20,000     17,587                                    100%
           15,691                                                                             15,222            14,906
                        13,362                  12,368     80%                                         13,048              80%
15,000                                                                15,000
                                     10,846
                                                           60%                                                             60%
10,000                                                                10,000     15,005
           13,348                                                                             5,045             5,428
                            4,536               4,868      40%                                                             40%
                                     3,320                                                              3,618
 5,000                                                     20%         5,000                                               20%
           85.1%        34.0%        30.6%      39.4%                            85.3%        33.1%    27.7%    36.4%
     0                                                     0%              0                                               0%
           2019年        2020年       2021年       2021年                            2019年        2020年    2021年    2021年
           上期実績         上期実績        上期実績        上期予想                             上期実績         上期実績     上期実績     上期予想
           対2019年       △66.0%      △75.1%        ー                              対2019年      △66.4%    △75.9%     ー
  RevPAR   対2020年         ー         △26.8%        ー                     RevPAR   対2020年        ー       △28.3%     ー
            対 予想          ー         △31.8%        ー                               対 予想         ー       △33.3%     ー

                                                          GOPの実績・予想

  変動賃料等導入24ホテル合計                                                        うち、HMJグループホテル
(百万円)              20,871                                             (百万円)
 3,000
20,000                                                                 3,000
                                                                      20,000             17,116
           9,067
10,000
 2,000                               1,654                            10,000
                                                                       2,000     7,230
                                                                                                        1,326
 1,000                                                   277           1,000                                             113
    0                                                                     0

-1,000                                           △65                  -1,000                                     △136
                                 △213                                                              △370
           2019年 2019年          2020年 2020年     2021年 2021年                      2019年 2019年      2020年 2020年   2021年 2021年
           上期実績 通期実績            上期実績 通期実績       上期実績 上期予想                        上期実績 通期実績        上期実績 通期実績     上期実績 上期予想
(注) 2021年上期予想は、2021年2月25日付2020年12月期決算短信にて公表した予想を記載しています。
                                                                  8
3.賃借人/オペレーターへの対応
 賃借人/オペレーターへの対応はほぼ完了

                 賃借人/オペレーターへの対応                                                        賃借人/オペレーターの内訳

 HMJグループ                                                                                                JHRの賃借人/
                                                                                 イシン(ザ・ビー) その他7社
                                                                          共立メンテナンス 3.4% (4) 6.9% (10)
                                                                                                         オペレーター数      13 社
  2020年8月25日付で賃貸借契約を変更
                                                                         (ドーミーイン等)

2020年     2月以降を変動賃料のみへ変更                                                    4.1% (4)
                                                                           名古屋ヒルトン

2021年     全額変動賃料                                                            4.1% (1)
                                                                        第一ビルディング
                                                                      (ヒルトン東京ベイ)
          固定賃料      従前の賃貸借契約と同額(注1)
2022年                                                                    7.0% (1)
 以降                 GOP基準額を物件毎に見直し、適切な賃料負担率                                アコー
          変動賃料
                    となる料率を設定(注2)                                      (メルキュール/イビス)
(注1) ヒルトン東京お台場の固定賃料は、変更前の契約で2022年以降の固定賃料として定めた16億円と同額です。
(注2) 各ホテルのAGOPがAGOP基準額を超えた場合、当該金額にホテル毎に設定した変動賃料率を乗じて変動賃料を算出します。          8.5% (6)

                                                                                                            HMJ
 イシングループ                                                                                                 66.0% (16)

  2020年10月30日付で賃貸借契約を変更
                                                                  (注) 取得価格ベース。( )内はホテル軒数。2021年8月25日時点
   変更前:固定賃料(428百万円/年)+ 変動賃料(GOPに連動)
 2020年4月以降        固定賃料(免除)             +   変動賃料                             HMJが賃借人であるホテルが14軒から16軒に増加
     2021年        固定賃料(100百万円) +           変動賃料
   2022年以降        固定賃料(214百万円) +           変動賃料
                  ザ・ビー 池袋                                                                HMJへのリブランド
                                2015年1月31日~2024年7月31日
                  ザ・ビー 八王子
                                      (2年半延長)
    契約期間          ザ・ビー 博多                                           JHRにとって最大の戦略的オペレーターであるHMJへのリブランド
                  ザ・ビー 水道橋      2020年1月1日~2026年12月31日               HMJはコスト削減を中心とするリストラクチャリングを一層推進
                                                                    適切な賃料負担率の設定(賃料負担率増)により賃料増加を図る
 その他                                                                HMJは2021年より「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」のブランディング
  賃料の減額要請等について、数社と協議中                                                戦略を推進
                                                              9
4.賃借人の変更/リブランド
 賃貸借契約の変更/リブランドへの取組み
      ホテル名
                                        変更後のポイント                                 賃貸借契約の主な変更点           収益アップサイド等
    (リブランド日)
     チサンホテル蒲田
                           普通借家契約を中途解約                                    普通借家契約から定期借家契約へ変更      <NOI利回り想定>
                           ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ㈱に賃借人を                       期間:2021年1月~2025年12月    2019年実績           6.5%
                            変更しリブランド
                                                                           固定賃料+売上歩合から変動賃料に
                                                                            変更
                                                                                                   マーケット回復時(注1)      8.8%
     2021年1月1日

   ホテル オリエンタル
  エクスプレス 福岡天神              エコノミーからミッドプライスへのグレードアップ                        定期借家契約                 <NOI利回り想定>
                           前賃借人の撤退に伴い、賃借人をHMJグループ                         期間:2021年6月~2031年12月    2019年実績           6.1%
                            に変更。福岡所在のホテルにおけるバックオフィスの
                                                                           固定賃料から固定賃料+変動賃料に
                            共通化を通じて、運営を効率化
                                                                            変更(HMJグループホテルと同スキーム)
                                                                                                   マーケット回復時(注1)      8.3%
     2021年6月18日

    オリエンタルホテル
    ユニバーサル・シティ             前賃借人との契約終了に伴い、賃借人をHMJ                          普通借家契約から定期借家契約へ変更      <NOI利回り想定>
                            グループに変更。大阪での経営資源を活用した
                                                                           期間:2021年7月~2031年12月    2019年実績           11.1%
                            効率運営を企図
                                                                           固定賃料+売上歩合から
                           USJに隣接するテーマパークホテルとして、国内
                                                                            固定賃料+変動賃料に変更
                            需要の回復期に収益最大化                                                           マーケット回復時(注1)      18.4%
                                                                            (HMJグループホテルと同スキーム)
     2021年7月1日

    オリエンタルホテル
    沖縄リゾート&スパ              マリオットグループとのフランチャイズ契約(注2)終了                     変更なし                    フランチャイズ・フィー削減
                            に伴い、HMJグループの「オリエンタルホテル」へ
                                                                                                    オリエンタルブランド認知度向上
                            名称を変更
                                                                                                    「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」の
                           2022年以降、ロビー、プール、客室等で順次、
                                                                                                     ブランディング戦略を推進
                            リノベーションを実施予定
 2021年10月1日(予定)
(注1) マーケット回復時とは、マーケットが回復し、RevPARが2019年実績と同水準になった場合の利回りを記載しています。
(注2) ホテル運営会社とインターナショナル・ブランド「マリオット」のフランチャイザーであるGlobal Hospitality Licensing S.a r.l.との契約です。
                                                                         10
4.賃借人の変更/リブランド(続き)
      ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡天神                     オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ
          (旧 ホテルアセント福岡)                         (現 オキナワマリオット リゾート & スパ)
   リブランド前                リブランド後              リブランド前             リブランド後(イメージ)




                 視認性向上のため、エントランス上部に
    外観                                                     多くのゲストがより快適にプールを楽しめる
                 特徴的なファサードを新設
                                                           よう、プールサイドを拡張




                                             プール



                                                           ナイトプールでは光の演出により、
                 間接照明を利用し、ロビー全体が明るい
   ロビー                                                     フォトジェニックなリゾートプールを演出
                 印象に




                 ナチュラルなカラーに変更し、ビジネスから
    客室
                 レジャーと幅広い客層に対応
                                        11
5.Post コロナに向けたアクティブ・アセットマネジメント
 アクティブ・アセットマネジメントによる潜在的アップサイド

                                     Post コロナに向けた取組み
                                 1

                                     運営の改善による     ホテルのオペレーター変更、リブランド、アップグレード等を通じて
           ホテル売上の向上
 ホ                                   売上の向上        ホテル運営を改善し、ホテル売上の向上を⽬指す
 テ
 ル
                                 2
                                     リストラクチャリング   コスト構造を⾒直し、収益体制を改善。効率的な運営を通じて、
          ホテル運営費用の減少
                                     によるコスト⾒直し    GOP最⼤化を⽬指す


                                         GOPの向上


                                 3
 本                                   賃料スキームの      リブランド時の賃料負担率の引き上げ等を通じて、本投資法人が
 投       不動産運用収入の向上
 資                                   改定等          収受する賃料の増加を図る
 法
 人

         不動産運用費用の減少                  PM費用、信託費用、運営委託報酬の削減、支払地代の減額等


                                         NOIの向上



                                         賃料の増加


                                           12
6.物件の取得
                       オリエンタルホテル ユニバーサル・シティの一部敷地(2021年7月)

 大阪市との借地契約の満了時の定めに従い、借地であったホテルの一部敷地を取得
 完全所有権の不動産となることによる資産価値の向上
 固定資産税及び都市計画税の額が借地料を下回ることによるキャッシュフローの改善

                                 オリエンタルホテル ユニバーサル・シティ

   資産の内容          ホテルの敷地の一部である土地の共有持分
                                                  売主                         大阪市
   資産の面積                 8,788.67m2

   取得価格                  754百万円
                                                                    三菱UFJ信託銀行株式会社(MUTB)
                                                  買主
                                                                        (JHRの信託受託者)
   鑑定価格                  763百万円


 ユニバーサル・シティウォーク大阪 権利関係(概要図)

                            オリエンタルホテル        ホテル近鉄
             名称                                                商業棟・地冷施設            業務棟
                            ユニバーサル・シティ     ユニバーサル・シティ
                           信託受託者 :MUTB
  建物                                        区分所有者A                区分所有者B        区分所有者C
         専有部(議決権割合)         受益者 :JHR
                                            (31.18%)              (25.22%)      (21.45%)
                             (22.15%)
            共有部                                         駐車場他

                                  MUTB                 区分所有者A                区分所有者B
          土地A(共有持分)
                                (19.06%)               (26.83%)              (54.11%)
  土地
          土地B(共有持分)               MUTB                 区分所有者A                区分所有者B
       (旧大阪市所有。本件売買対象)          (19.06%)               (26.83%)              (54.11%)

                                  今回取得

                                           13
7.サステナビリティへの取組み
社会・環境と共生・共存する中長期的な成長を目指し、ESG課題への適切な対応を通じたサステナビリティ向上への取組み(注1)
                                                           これまでのESGへの取組み

  サステナビリティに関する方針                                               グリーンビル認証の取得
  2017年12月に制定                                                 ホテルを評価対象とする認証が限られる中、BELS・CASBEEの取得を推進

                                                                  認証取得率:17.2%(延べ床面積ベース)
  GRESBリアルエステイト評価(注2)
                                                                ◆ BELS評価(注3)                            ◆ CASBEE建築評価認証(注4)
  2018年から3年連続 「Green Star」 を取得
                                                                   メルキュールホテル沖縄那覇                           オリエンタルホテル福岡 博多ステーション
                                                                   2018年2月                                 2021年5月
  ▶ 2020年は                                                                                                 CASBEE建築評価認証 B+ランク(良い)

     アジア・ホテルセクター において、
     「セクターリーダー」 に選出
  ▶ GRESBレーティングで

     「4-star」     評価の取得
                                                                   ホテル日航アリビラ                               ヒルトン東京お台場
                                                                   2018年2月                                 2020年4月
                                                                                                           CASBEE建築評価認証 B+ランク(良い)



  環境パフォーマンス実績の開示
  エネルギー消費(電気、ガス)、水の使用量、産業廃棄物の使用量を測定
   し、ウェブサイト上で開示


                                              今後もESG関連の開示の拡充やグリーンビル認証取得を目指す
(注1) 本投資法人のサステナビリティに関する方針や取組み事例については、本投資法人のウェブサイトをご参照ください。(https://www.jhrth.co.jp/ja/about/sustainability.html)
(注2) GRESBとは、不動産会社・ファンドのESG配慮を測る年次のベンチマークです。GRESBリアルエステイト評価は、個々の不動産を対象としたものではなく、不動産会社・REIT・不動産ファンドを対象としてサステナビリティへの取組みを評価することが特徴
     です。なお、GRESBレーティングは総合スコアに基づく相対評価で、最上位は「5-star」です。
(注3) BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)とは、国土交通省が定める建築物の省エネルギー性能評価表示制度です。
(注4) CASBEE(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency/「建築環境総合性能評価システム」)は、建築物の環境性能を評価し格付けするもので、CASBEE建築評価認証は、CASBEE-建築(新築)、
     (既存)、(改修)のいずれかで評価され、「Sランク(素晴らしい)」「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」及び「Cランク(劣る)」の5段階に格付けされます。

                                                                      14
7.サステナビリティへの取組み(続き)
新型コロナウイルス感染防止対策への取組み
                             各ホテルにおける新型コロナウイルス対応

         新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ                              ワクチン接種

 新型コロナウイルス感染症無症状者及び軽症者の受け入れ(7ホテル)         HMJグループにおけるワクチン接種の実施
 • 新型コロナウイルス感染症患者のうち、入院治療                 • ホテルのゲストに安心してご利用いただけるように、HMJグループホテルでは
   が必要のない軽症や無症状の方々を受け入れる                    全ホテルで希望する従業員(パート・アルバイト含む)、家族に対し、
   宿泊療養施設として活用                              ワクチン接種を実施
 • ホテルでの生活をより安全で快適な環境とするた
   め、お掃除ロボットや入居時のお出迎えロボットを
   導入




           新型コロナウイルス感染症対策
        (デジタルトランスフォーメーション(DX))
                                          宴会場の提供
 自動チェックイン機の導入                             • オリエンタルホテル東京ベイ、ホテル日航奈良において、宴会場等のスペースを
                                            職域接種会場や集団接種会場として提供
 • ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡
   天神において、感染症対策やコスト
   削減のために、自動チェックイン機を
   導入
 • HMJグループホテルにおいて、今後
   順次導入予定




                                     15
Ⅳ. 財務の状況
1.財務の状況

                              主な財務指標                                                                        有利子負債の返済スケジュール

                                                    (2021年6月末時点)                                                                                  (2021年6月末時点)
                                                                              (百万円)
                                                                                  30,000                              借入金      投資法人債                    28,000
       有利子負債比率(総資産ベースLTV)                              42.7%                                        23,700
                                                                                  25,000
                                                                                                                      21,650
                                                                                                                                                        10,000
                                                                                                                               19,000
             全有利子負債コスト           (注1)
                                                          1.0%                    20,000   18,282   6,000             3,000             17,350 17,000
                                                                                           1,500             15,772
                                                                                  15,000
                   平均残存年数(注2)                             3.8年
                                                                                  10,000                                                13,100                   8,000
                                                                                                                18,650 19,000                    17,000 18,000
                                                                                           16,782 17,700 15,772
                   フリーキャッシュ(注3)                        170億円                       5,000
                                                                                                                                                                 8,000
                                                                                                                                        4,250
                                                                                      0
                     含み益                            1,279億円                                 2021     2022     2023     2024     2025    2026     2027    2028    2029




        有利子負債コスト(注1)及び平均残存年数(注2)の推移                                                                    2021年のリファイナンス実績・予定
                          平均残存年数            有利子負債コスト                   (年)
2.0%                                                                   6.0                   返済期日                                       借入残高
                                    5.2年
         4.7年          4.8年
                                                                       5.0
                                                4.3年
1.5%                                                         3.8年                            上期実績                                  7,735百万円
                                                                       4.0

1.0%                                                                   3.0                                                   18,282百万円
         1.1%          1.1%                                                                下期(予定)
                                    1.0%        1.0%         1.0%                                                       (うち、投資法人債1,500百万円)
                                                                       2.0
0.5%
                                                                       1.0

0.0%                                                                   0.0        (注1) 各時点における有利子負債コスト(アップフロントフィー等を含む)の加重平均です。
       2017/12期末     2018/12期末    2019/12期末   2020/12期末     2021/6月末                   なお、小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。
                                                                                  (注2) 各時点における有利子負債の平均残存年数です。
        (第18期)       (第19期)        (第20期)      (第21期)      (第22期中間)
                                                                                  (注3)現金及び預金から各種信託リザーブ等を除いた金額を表します。

                                                                             17
1.財務の状況(続き)

                    有利子負債の借入先別一覧                                                                     有利子負債の内訳
                                                                                                                                           (2021年6月末時点)
                                                          (単位:百万円)
                                  前期末残高          当中間期末残高
                                                                                                                    11.6%                  13.0%
        借入先/銘柄                (2020年12月末時点)    (2021年6月末時点)   差異
                                 残高     比率       残高      比率                     24.7%                                  9.7%
株式会社三井住友銀行                      32,388 19.2%     32,850 19.5%  462
株式会社みずほ銀行                       19,370 11.5%     19,646 11.6%  276
株式会社新生銀行                        19,015 11.3%     19,015 11.3%    –                      75.3%               78.7%                              87.0%
三井住友信託銀行株式会社                    13,825  8.2%     14,022  8.3%  197
株式会社りそな銀行                       10,126  6.0%     10,126  6.0%    –
株式会社日本政策投資銀行                     5,900  3.5%      5,900  3.5%    –                 借入金                 短期       長期                            固定金利
株式会社福岡銀行                         4,750  2.8%      4,750  2.8%    –                 投資法人債               長期       (1年以内返済予定)                    変動金利
野村信託銀行株式会社                       4,660  2.8%      4,660  2.8%    –
                                                                          (注) 長期とは借入又は償還期間が1年超のもの、短期とは借入又は償還期間が1年以内のものをいいます。
株式会社あおぞら銀行                       3,435  2.0%      3,435  2.0%    –
株式会社三菱UFJ銀行                      4,135  2.5%      3,200  1.9% △935
株式会社千葉銀行                         2,900  1.7%      2,900  1.7%    –                       有利子負債比率(総資産ベースLTV)の推移
株式会社西日本シティ銀行                     2,750  1.6%      2,750  1.6%    –
株式会社広島銀行                         1,900  1.1%      1,900  1.1%    –        45%                                                      42.2%           42.7%
損害保険ジャパン株式会社                     1,500  0.9%      1,500  0.9%    –                                                  40.6%
                                                                                    39.9%
株式会社静岡銀行                           500  0.3%        500  0.3%    –                               39.0%
                                                                          40%
借入金 計                          127,154 75.3%   127,154  75.3%    –
           投資法人債(機関投資家向け)
           第4回無担保投資法人債          1,500   0.9%    1,500   0.9%    –         35%
           第6回無担保投資法人債          3,000   1.8%    3,000   1.8%    –                  2017/12期末    2018/12期末      2019/12期末          2020/12期末    2021/6月末
           第8回無担保投資法人債          1,100   0.7%    1,100   0.7%    –                  (第18期)       (第19期)          (第20期)            (第21期)      (第22期中間)
           第9回無担保投資法人債          1,000   0.6%    1,000   0.6%    –         (注) 各期末時点における有利子負債比率です。
 投
   資       第12回無担保投資法人債         2,000   1.2%    2,000   1.2%    –
     法     投資法人債(機関投資家向け) 計     8,600   5.1%    8,600   5.1%    –
       人
           投資法人債(個人投資家向け)
                                                                                                            格付の状況
         債
           第5回無担保投資法人債          6,000   3.6%     6,000   3.6%   –

                                                                                                                              A+
           第7回無担保投資法人債          9,000   5.3%     9,000   5.3%   –
           第10回無担保投資法人債        10,000   5.9%    10,000   5.9%   –
                                                                                日本格付研究所(JCR)                                          (ネガティブ)
           第11回無担保投資法人債         8,000   4.7%     8,000   4.7%   –
           投資法人債(個人投資家向け) 計    33,000  19.6%    33,000  19.6%   –
           投資法人債 計             41,600  24.7%    41,600  24.7%   –               格付投資情報センター(R&I)                               A       (ネガティブ)
有利子負債 計                       168,754 100.0%   168,754 100.0%   –

                                                                     18
1.財務の状況(続き)

                        鑑定評価額(含み益)の推移                                                                                      鑑定評価額の変化
(億円)       帳簿価額               含み益                              5,259

                                                                          4,933 4,937                               2019/12期末 2020/6月末 2020/12期末 2021/6月末
5,000

                                         4,393 4,375                                                   物件数(注2)         42        42        42         42
                                                               1,515
                                                                          1,265    1,279
                              3,987
4,000                                                                                              取得価格(百万円)         369,708   369,708   370,031   370,031
                                         1,221      1,307
                              1,138                                                                      鑑定価格
                                                                                                                     516,960   494,690   493,330   493,730
                   3,021                                                                                (百万円)
3,000
                                                                                                         鑑定価格
                                                                                                                       –       △4.3%     △0.3%      0.1%
                    787                                                                                  増減率

        2,054
                                                                                                       CAPレート(注3)     4.5%      4.5%      4.6%      4.6%
2,000
         348                                                   3,743                               鑑
                                                                          3,667    3,657
                                                                                                   定
                                         3,172                                                           CAPレート
                                                    3,067                                                              –       +0.1pt    +0.0pt     △0.0pt
                              2,849                                                                     増減率(注3)
                   2,233
1,000                                                                                                   ネットキャッシュ
        1,705                                                                                                        23,098    22,422    22,566     22,556
                                                                                                       フロー(百万円)

                                                                                                        ネットキャッシュ
                                                                                                                       –       △2.9%      0.6%      △0.0%
                                                                                                       フロー増減率(注3)
   0
含み益率    20.4% 35.2% 39.9% 38.5% 42.6% 40.5% 34.5% 35.0%
        2014/12期   2015/12期   2016/12期   2017/12期   2018/12期   2019/12期   2020/12期 2021/6月末        (注1) 各時点を価格時点とした鑑定評価額に基づきます。
         (第15期)     (第16期)     (第17期)     (第18期)     (第19期)     (第20期)     (第21期) (第22期中間)
                                                                                                   (注2) 2019年12月期末、2020年6月末については、2020年7月に売却した相鉄フレッサイン新橋烏森口を除
                                                                                                        いた42物件の数値です。
(注) 鑑定評価額から帳簿価額を控除した値が含み益となります。                                                                    (注3) CAPレート、CAPレート増減率及びネットキャッシュフロー増減率につき、四捨五入して表示しています。
                                                                                              19
Ⅴ. マーケット環境
1.マーケット環境
 観光目的の入国は制限され、国際的な移動の制約が続く                                                2021年上期の延べ宿泊者数は対前年同期比16.4%減少、
                                                                            対2019年同期比56.3%減少

                        インバウンド数の推移                                                     国内宿泊施設の延べ宿泊者数の推移
(万人)                                                                  (百万人泊)
                インバウンド数        うち、観光目的                                                                                          日本人延べ宿泊者数
                                                                                                         596
3,500                                                                     600                 +10.8%
                          +2.2%                                                                                                 外国人延べ宿泊者数
                 +8.7% 3,119 3,188                                                        +5.6%
                                                                                                  538
                                                                                  +3.5%
                                                                                       510
3,000   +19.4% 2,869                                                            492
                                                                          500                                    △44.3%


2,500   2,403                         △87.1%
                                                                          400
                                                                                                    +8.2%
2,000                                                  △99.4%                                            480     332                △56.3%
                                                     (対2019年上期)                            +3.2%                                  (対2019年上期)
                                             1,663                                +1.6%           444                     285
                                                                          300          430                      △35.2%
                                                                                423
1,500

                                                                                                                                       △16.4%
                                                                          200                                                        (対2020年上期)
1,000                                                                                                            311      227      149
                                                         △97.6%                                                                           125
                                                       (対2020年上期)                                   +22.7%
                                                                                           +18.3%
                                       411            394                 100     +14.8%                        △82.4%               △5.9%
 500                                                                                                                               131
                                                                                                         116                              123
                                                                                       80         94                                 △91.0%
                                                                                 69                                        59
                                                              9
   0                                                                        0                                     20                18     2
         2016    2017   2018   2019   2020    2019    2020    2021              2016   2017       2018   2019    2020      2019    2020    2021
                                             1-6月    1-6月    1-6月                                                         1-6月    1-6月    1-6月
                                                                          出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」
出所:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数の動向」                                                (注) 百万人未満の数値を四捨五入して表示しています。また、2021年1–5月は第2次速報値、
(注) 2021年1–5月は暫定値、6月は推計値です。                                                   6月は第1次速報値です。
                                                                     21
 1.マーケット環境(続き)
  2021年新規供給(開業予定)は、半年前の予想と比較し6千室以上減少

                                                                    全国のホテル・旅館の新規供給客室数

   2021年7月末時点                                                                                 参考:2021年1月末時点(注2)
                                                                 開業済        開業予定                                                                     開業済            開業予定
     (室)                                    <全 国>                                               (室)                                 <全 国>
    80,000                                                                                     80,000
                               54,051 59,079 49,115                                                                       54,051 59,052 49,016
    60,000                                                                                     60,000                                              42,549
                      32,988                            36,298                                                   32,988
    40,000                                                       24,644       25,483           40,000                                                                28,534
             16,517                                                                                     16,517                                              21,709
                                                                        11,924
    20,000                                                                                     20,000
                                                        22,651
         0                                                                                         0
  新規供給割合   +1.1% +2.1% +3.4% +3.6% +2.9% +2.1% +1.4% +0.7% +1.4%                             新規供給割合     +1.1% +2.1% +3.4% +3.6% +2.9% +2.4% +1.2% +1.6%
  東京/大阪を除く +0.7% +1.7% +2.5% +2.7% +2.1% +1.8% +1.2% +0.5% +1.1%                             東京/大阪を除く +0.7% +1.7% +2.5% +2.7% +2.1% +1.9% +0.9% +1.4%
(%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年以降                         (%:対前年増加率)2016年        2017年    2018年   2019年    2020年   2021年    2022年 2023年以降
                                                                                (未定を含む)                                                                              (未定を含む)

     (室)                                                                                        (室)
    20,000                                  <東 京>                                              20,000                               <東 京>
    15,000                     11,833 11,105 12,483                                            15,000                     11,833 11,062 12,748
                                                                                                                                               9,686
    10,000   6,107 5,866                                6,032 4,619                            10,000   6,107    5,866                                      5,009
                                                                                3,743
     5,000                                                              1,418                   5,000                                                                2,412
         0                                              1,987                                      0
  新規供給割合 +4.1% +3.8% +7.4% +6.5% +6.8% +3.1% +2.3% +0.7% +1.8%                               新規供給割合     +4.1% +3.8% +7.4% +6.4% +7.0% +5.0% +2.4% +1.1%
(%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年以降                         (%:対前年増加率)2016年        2017年    2018年   2019年    2020年   2021年    2022年 2023年以降
                                                                                (未定を含む)                                                                              (未定を含む)
                                            <大 阪>                                                                                   <大 阪>
     (室)                                                                                        (室)
                                       10,721                                                                                     10,721
    12,000                                                                                     12,000
                               8,329                                                                                      8,329
     9,000                                      6,205                                           9,000                                      6,205
                      5,018                             4,260                   4,585                            5,018                             5,014             4,775
     6,000                                                       2,927 2,989                    6,000                                                       3,401
     3,000   1,402                                                                              3,000   1,402
                                                        3,087
         0                                                                                         0
  新規供給割合 +1.8% +6.3% +9.9% +11.6% +6.0% +3.9% +2.6% +2.6% +3.8%                              新規供給割合     +1.8% +6.3% +9.9% +11.6% +6.0% +4.6% +3.0% +4.0%
(%:対前年増加率)2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年以降                         (%:対前年増加率)2016年        2017年    2018年   2019年    2020年   2021年    2022年 2023年以降
                                                                                (未定を含む)                                                                              (未定を含む)
 出所:厚生労働省「衛生行政報告例」、週刊ホテルレストラン(HOTERES)、日経テレコンのデータを基に本資産運用会社にて試算
 (注1) 新規供給割合とは、年初の総客室数(ホテル及び旅館)に対する年間新規供給客室数の割合を指します。なお、上記データのうち、供給客室数未定とされているホテルについては、新規供給客室数の平均値から、180室と仮定して試算しています。
 (注2) 2020年12月期決算説明資料において公表したものです。

                                                                                        22
1.マーケット環境(続き)
                                                     新型コロナウイルス感染症状況及び国内外の動き
                 1/23 武漢封鎖    3/24 東京オリンピック・パラリンピック延期決定                   10/14 フランスで再度の非常事態宣⾔                                    7/19
                                                                                                                                  英国で大幅規制緩和
 世界の              1/30 WHO緊急事態宣言                                                    12/2 英国でワクチン接種開始
                                                                                                                                  7/23
 動き                         3/13 ⽶国 国家非常事態宣⾔                                           12/14 ⽶国でワクチン接種開始
                                                                                                                                  東京オリンピック開催
                             3/16 EU域内への不要な渡航の30日間停止を提案、この後、欧州各国がロックダウンへ
                                  4/7 緊急事態宣⾔(東京含む⾸都圏、関⻄圏、福岡県)                               1/8 緊急事態宣⾔(⾸都圏)                        7/12 緊急事態宣⾔(東京)
                                   4/16 緊急事態宣⾔(全都道府県へ拡大)                                               2/17 医療従事者へのワクチン接種開始             8/2 緊急事態宣⾔
 日本の
                                           5/25 全国で緊急事態宣⾔解除                                                      4/12高齢者へのワクチン接種開始 (埼玉、千葉、
 動き                                                    7/22 Go To トラベルキャンペーン開始                                      4/25 緊急事態宣⾔           神奈川、大阪)
                                                                                          12/28 Go To トラベルキャンペーンの (東京、大阪、京都、兵庫)
                                                                                          一時停止                            5/23 緊急事態宣⾔(沖縄)
 (人)                                                                                                                                     (人)
25,000        日本と米国のワクチン接種率(注)                                          国内の新規感染者数(左軸)                                             第5波     300
           60%                                                          国内の死亡者数(右軸)
                        日本        米国

                                                                                                                                          250
20,000     40%                                                                                                   第4波



           20%                                                                                                                            200
15,000
            0%
              2020/12    2021/2    2021/4   2021/6     2021/8                                                                             150
                                                                                         第3波
10,000
                              第1波                      第2波
                                                                                                                                          100


 5,000
                                                                                                                                          50



     0                                                                                                                                    0
     2020/1        2020/3         2020/5      2020/7         2020/9     2020/11       2021/1       2021/3      2021/5    2021/7
出所:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」、Our World in Data(https://ourworldindata.org/covid-vaccinations?country=OWID_WRL)
(注) 2021年8月17日時点。日本と米国のワクチン接種率は、所定回数のワクチン接種を終えた人の人口に占める割合を示しています。
                                                                         23
Ⅵ. 最後に
1.最後に
                              ●有効なワクチン、治療薬の開発・普及

  Pre コロナ              With コロナ                        Post コロナ
   2019         2020         2021           2022          2023


                             大きな変化


   価値観・       社会経済                       レジャー需要    ホテルゲスト
                         金融市場                                    投資機会
  生活様式         活動                        (量と質)     のニーズ


              社会全体                                 ホテル市場



                          変化への柔軟な対応

                                             "Post コロナに適応する
          "With コロナを生き延びる"
                                             フロントランナーを目指す"


                                    25
Memo




       26
   Appendix 1
本投資法人の方針と戦略
1.本投資法人の投資目標

                                      高い物件取得能力

   中長期的な分配金の上昇を志向           日本最大のホテル特化型J-REITとしての高い認知度

                            継続的な物件取得による売買市場での高いプレゼンス
                             及び信用力

                            多様な取得スキームの提案力及び実行力




                                    高い内部成長の実現力

                            アクティブ・アセットマネジメント戦略による安定性とアップサイド・
  高い物件           高い内部成長
                             ポテンシャルを両立させる運用手法
  取得能力            の実現力      優良なオペレーターとのコラボレーションによるホテル収益の向上
                            充実したインターナショナル・ブランドによる
                             インバウンド需要の取込み
                            適切な資本的支出による競争力の維持/強化
          安定した
         資金調達力
                                     安定した資金調達力

                            財務の健全性及び安定性の確保

                            資金調達手段の多様化



                      28
2.安定性とアップサイド・ポテンシャルの両立
 成長戦略の着実な実行により、「安定性とアップサイド・ポテンシャルの両立」を追求


               安定収益の確保                                アップサイドの追求
                固定賃料方式                      運営委託方式       変動賃料方式        売上歩合方式


                                                    アクティブ・アセットマネジメント戦略
          ホテル運営状況の適切なモニタリング
          競争力・資産価値維持のための資本的支出                       賃料スキームの変更・リブランド
                                                     戦略的な資本的支出 等



         テナント等の賃料負担能力の維持・向上                   ホテルの業績の向上による賃料収入等の増加


               賃料収入割合 (2019年実績(年換算))                   賃料形態割合         (2021年8月25日時点)




                                                     固定賃料のみ
                       変動賃料等(*)                      10物件
             固定賃料等
                        38.4%
                                                               変動賃料等(*)
            61.6%
                                                               32物件



           (*) 変動賃料、売上歩合賃料、運営委託収入           (*) 固定賃料プラス変動賃料、固定賃料プラス売上歩合、変動賃料、運営委託


                                     29
3.外部成長戦略


    外部環境に対する認識                                          基本方針
                           「国内レジャー客」及び「訪日外国人レジャー客」の需要の取込みが中長期的に期待できる地域において
     ホテル投資市場の動向             高い競争力を持つホテル用不動産等の取得

                           ポートフォリオ全体の収益力、安定性、質の向上
 新型コロナウイルス(COVID-19)感染
  がいまだ収束せず、緊急事態宣言が再三
  にわたり発出されるなど、景気悪化・経済
  活動自粛が続く中、ホテル収益の低迷が
  長期化し、テナントからの賃料減額・中途
  解約要請、ホテルオペレーターの信用不安
  等の事象が見受けられるなど、ホテルマー                                  主要な施策
  ケットは依然として厳しい経営環境が続い
  ている。                     ホテル用不動産等のハード、ソフト、ロケーション面での優位性を重視
 短期的には市況の不透明感及び金融機         • 重要な投資対象は運営及び管理ノウハウ、投下資本、立地の制約から参入障壁が高い「フルサービスホテル」
  関の慎重な融資姿勢などから売主・買主          及び「リゾートホテル」
  の双方がマーケット動向を静観している状       • 「リミテッドサービスホテル」はホテル賃借人の信用力、築年、ロケーション、客室構成、収益性を重視
  態であり、ホテル売買取引が停滞している       • シングルルームを主体とする宿泊特化型ホテルについても、ホテルスペックやアップサイド実現の蓋然性等を勘案し個別に取得を
  が、一方で事業会社によるオフバランス化         検討
  を目的とした売買が行われるなど、徐々に       • 特に、アクティブ・アセットマネジメント戦略の実行による内部成長及び既存物件とのシナジー効果が期待されるホテルについては、
  動きが出始めており、今後かかる取引が          積極的に取得を検討
  増加していく可能性がある。
                           戦略的投資対象地域
 中長期的には、新型コロナウイルスのワクチ
                            • 北海道エリア、東京及びベイエリア、大阪・京都エリア、福岡エリア、沖縄エリア
  ン接種率の上昇などを契機として国内外の
  宿泊需要が回復することが期待されており、     取得時の内部成長戦略の検討・立案
  市況回復に伴いホテル投資が再び活発化        • 契約改定時等における適切な賃料水準・スキームの検討、費用削減可能性、ハード面の改善可能性の検討
  していく可能性があるが、ホテルのスペック、     • 特に、変動賃料等導入物件では、賃借人・ホテル運営者と協働して内部成長を促進
  ロケーション、ホテル運営者の能力に応じて
  ホテルの競争力の優劣がより明確になって      新型コロナウイルスの影響により生じる以前とは異なる投資機会(事業会社によるオフバランス化を目的としたホテル売却、オペ
  おり、各ホテルの差別化が重要となっている。     レーター不在の状態での売却等)に対して、HMJの効率的なホテルオペレーションプラットフォーム及び運営改善ノウハウ等を活用
                            して対応




                                            30
4.内部成長戦略


    外部環境に対する認識                                          基本方針
                           アクティブ・アセットマネジメント戦略の着実な実行による「安定性」と「アップサイド・ポテンシャル」の両立
       ホテル市場環境


 新型コロナウイルス(COVID-19)の感
  染拡大により、インバウンド需要・国内需
  要とも大幅に減少し、日本の観光産業、
  ホテル産業は停滞が続いている。
  一方で、国内外でのワクチン接種の進行や、
  感染拡大収束後の国・自治体による需要
  喚起施策等により、インバウンド需要・国
  内需要とも漸次回復していくものと見込ま                                  主要な施策
  れる。
                           アップサイドを実現する「アクティブ・アセットマネジメント戦略」の立案及び実施
 近年の旺盛なホテル需要を背景に新規ホ       • 成長期待の高いホテルを中心とした収益力向上及び競争力強化につながる戦略的CAPEXの実行
  テル供給が続いたことから、市場により需給
                           • 賃料引上げ、アップサイド取込み可能な賃料スキームへの変更
  の不均衡が見られるものの、アジア圏の経
  済成長に伴う中長期的な観光旅行マー        • 運営委託方式の物件における運営委託報酬の削減
  ケットの拡大トレンドに変化はないと考えら     • 優良なオペレーターとのコラボレーションによるホテル収益の向上
  れる。                      • インターナショナル・ブランドへのリブランドによるインバウンド需要の取込み
 ホテル事業者は、一時的に大幅な市場環       • ホテル売上面・費用面双方にわたるGOP最大化を企図した効率的なホテル運営体制構築への積極的な提言
  境の悪化にさらされるため、経営の健全性      • 現下のマーケット環境に即した、各ホテルの特性を生かした商品造成による国内需要の喚起と取込み
  を維持する守りの戦略や、回復の機運を
  捉えた攻めの戦略への転換といった、変化      安定収益の確保を実現する資本的支出の立案、実施、及び賃借人のモニタリング
  への柔軟な対応が求められる。           • ホテル賃借人の信用力の分析、ホテル収支の把握、賃料負担力の注視、改善
                           • 競争力及び資産価値維持・向上につながる資本的支出の実行によるテナント等の賃料負担能力の維持・向上の確保




                                            31
5.財務戦略


    外部環境に対する認識                                         基本方針
                           財務の健全性及び安定性確保
  資金の調達環境及び金利の動向
                           レンダーフォーメーション及び金融機関との関係強化
 東証REIT指数は、各国中央銀行による
                           資金調達手法の多様化
  大規模な金融緩和の実施や新型コロナ
  ウイルスのワクチン普及による経済活動正
  常化の期待を背景に、昨年11月以来本
  年6月まで8か月連続の上昇。2021年
  上期のJ-REIT公募増資は12件と好調な
  投資口価格を背景に回復傾向。金融機
  関の支援姿勢に変化は見られないものの、                                  主要な施策
  ホテル等の一部のセクターにおいては、新型
  コロナウイルスの感染拡大を受け、長期の      資本的支出のコントロール等を通じ、内部留保を確保し、財務基盤をより強化
  融資に慎重姿勢、金利の上昇圧力も見ら
                           当面LTV50%(総資産ベース)を上限とする運営
  れる。
 短期、長期金利共に緩和的な政策を背        公募増資及び投資法人債の発行等、資金調達手法の多様化
  景に低水準が継続。
                           返済期限の分散化に配慮しつつ、必要に応じて金利固定化等、財務安定性の向上
 投資法人債は、対前年比発行額増加。
  発行額のうち、7割超がグリーン・ソーシャ
                           資金調達コストの最適化
  ル・サステナビリティボンド。




                                            32
6.投資主優待制度
保有ホテルに対する投資主の理解及び満足度の向上、投資主の裾野の拡大を図ることを目的として実施

 優待券送付対象者                                                                                          優待制度の内容
 毎年6月末日(中間決算期末)時点で投資口10口以上保有の投資主                                                                         宿泊優待券5枚及びレストラン優待券5枚(注)を送付
 <2021年度>                                                                                                各ホテルが提供する宿泊ベストレートから10%割引及び
   対象人数   : 13,175人                                                                                      レストラン利用料から10%割引
   利用可能期間 : 2021年10月1日~2022年9月30日の1年間                                                                    (注) レストラン優待は一部ホテルを除く


                                                                     優待対象ホテル

                                           HMJグループホテル                                                                   アコーグループホテル




    神戸メリケンパーク        オリエンタルホテル 東京ベイ   なんばオリエンタルホテル     オリエンタルホテル広島       ホテル日航アリビラ       オキナワ マリオット リゾート & スパ
    オリエンタルホテル                                                                                                        イビス東京新宿      イビス スタイルズ 京都ステーション




   アクティブインターシティ広島      オリエンタルホテル福岡       ホリデイ・イン大阪難波           ヒルトン成田                インターナショナルガーデンホテル成田
  (シェラトングランドホテル広島)       博多ステーション                                                                                  メルキュールホテル札幌       イビス スタイルズ 札幌




       ホテル日航奈良               ヒルトン東京お台場        ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋      オリエンタルホテル       ホテル オリエンタル エクスプレス
                                                                        ユニバーサル・シティ            福岡天神
                                                                                                                  メルキュールホテル沖縄那覇     メルキュールホテル横須賀
                                                                                     新規追加
                                                                           33
Appendix 2

保有物件情報
1.ポートフォリオ
 強いレジャー宿泊需要が存在するエリアに立地する競争力の高いホテルで構成されたポートフォリオ
 戦略的投資対象地域をはじめとするレジャー需要の高い成長性を有するエリアへ選別的に投資

            ポートフォリオ概要                                     戦略的投資対象地域と保有物件所在地
                      (2021年6月末時点)
                                               保有物件
               資産規模(注1)                        戦略的投資対象地域


            3,700 億円
                                                                           北海道エリア
               ホテル数
                                                        沖縄エリア

              42 物件
  (戦略的投資対象地域 33 物件)



               総客室数                                                       東京及びベイエリア(注2)

                                           福岡エリア
            11,485 室
                                                           大阪・京都エリア(注3)

(注1) 資産規模は、取得価格の合計です。以下同じです。
(注2) ベイエリアとは、東京湾に面した神奈川県及び千葉県の臨海地域を指します。                                            東京23区
(注3) 大阪・京都エリアとは、大阪府及び京都府を指します。
                                                   35
2.ポートフォリオの分散
 広く分散の効いた質の高いポートフォリオ
 インターナショナルブランドによるインバウンドへの訴求

                       ブランド別投資比率                               グレード別投資比率
                                    (2021年8月25日時点)                   エコノミー              (2021年6月末時点)
                                                                       3%
                       その他
          ドーミーイン等                   オリエンタルホテル
                       9%
      (共立メンテナンス)                      (HMJ)                                 ラグジュアリー
             4%                          19%                                 21%
         ザ・ビー                                                 ミッドプライス
         3%                                                    42%

 メルキュール/                                                                    アッパーミドル

イビス(アコー)                                       ホテル日航                          33%

    8%                                           8%


                                               ホリデイ・イン
                                                                タイプ別投資比率
                                                (IHG)
                                                 7%                                     (2021年6月末時点)
                                         シェラトン
                                           5%                   リゾート
              ヒルトン                 マリオット                         21%
              32%                                                           リミテッドサービス
                                    4%
                                                                              32%


                  インターナショナルブランド比率:                               フルサービス
                         56%                                       47%



(注) 取得価格ベースで算出しています。
                                                         36
3.保有物件一覧(1/2)
                                                                                                                                                           (2021年6月末時点)
                                                                                                             鑑定評価額
No.                 物件名称          ホテルタイブ      グレード     客室数   所在地   築年数      取得価格      帳簿価額          第21期               第22期           投資比率    不動産運用       NOI       不動産運用
                                   (注1)       (注2)     (室)         (注3)    (百万円)     (百万円)     (2020.12.31時点)      (2021.6.30時点)      (注6)      収益       (千円)         損益
                                                                            (注4)      (注5)                                                     (千円)      (注7)        (千円)
                                                                                               鑑定評価額              鑑定評価額                        (注7)                  (注7)
                                                                                                         CAPレート              CAPレート
                                                                                               (百万円)              (百万円)

1     神戸メリケンパークオリエンタルホテル          フルサービス     アッパーミドル   323   兵庫     26.0    10,900     9,576    13,900     4.8%    14,000      4.8%    2.9%       969    △123,965   △267,192

2     オリエンタルホテル 東京ベイ              フルサービス     ミッドプライス   511   千葉     26.2    19,900    17,215    32,100     4.4%    32,200      4.4%    5.4%         –    △59,239    △240,276

3     なんばオリエンタルホテル               リミテッドサービス   ミッドプライス   258   大阪     25.3    15,000    14,457    31,400     4.1%    31,400      4.1%    4.1%    140,717     88,108     17,321

4     オリエンタルホテル広島                 フルサービス     アッパーミドル   227   広島     27.8     4,100     4,088     4,130     4.9%      4,220     4.9%    1.1%     22,609        513   △43,018

5     ホテル日航アリビラ                    リゾート      ラグジュアリー   397   沖縄     27.2    18,900    17,899    28,800     4.8%    28,900      4.8%    5.1%     49,816   △24,348    △160,265

6     ザ・ビーチタワー沖縄                   リゾート      ミッドプライス   280   沖縄     17.3     7,610     6,443    10,000     4.4%    10,000      4.4%    2.1%    255,504    232,689    171,847

7     箱根強羅温泉 季の湯 雪月花               リゾート      ミッドプライス   158   神奈川    14.7     4,070     3,622     5,300     4.9%      5,270     4.9%    1.1%    147,469    134,832     87,123

8     ドーミーイン熊本                   リミテッドサービス   ミッドプライス   291   熊本     13.4     2,334     2,146     3,030     5.6%      2,950     5.6%    0.6%     97,230     85,457     61,520

9     ザ・ビー 水道橋                   リミテッドサービス   ミッドプライス   99    東京     34.8     1,120     1,174     2,280     4.1%      2,280     4.1%    0.3%      6,499        510   △12,433

10    ドーミーイン・global cabin 浅草     リミテッドサービス    エコノミー    75    東京     24.3      999       929      1,280     4.0%      1,280     4.0%    0.3%     31,997     27,604     21,202

11    博多中洲ワシントンホテルプラザ            リミテッドサービス   ミッドプライス   247   福岡     26.3     2,130     2,067     4,510     4.4%      4,530     4.4%    0.6%    120,000    112,000     99,000

12    奈良ワシントンホテルプラザ              リミテッドサービス   ミッドプライス   204   奈良     21.3     2,050     1,754     2,430     5.0%      2,430     5.0%    0.6%     75,000     67,000     48,000

13    R&Bホテル上野広小路                リミテッドサービス    エコノミー    187   東京     19.2     1,720     1,802     1,910     4.0%      1,900     4.0%    0.5%     48,645     41,345     33,029

14    コンフォートホテル東京東日本橋            リミテッドサービス    エコノミー    259   東京     13.4     3,746     3,473     5,390     4.4%      5,350     4.4%    1.0%    135,763    119,473    101,078

15    スマイルホテル日本橋三越前              リミテッドサービス    エコノミー    164   東京     24.3     2,108     2,036     2,930     4.1%      2,930     4.1%    0.6%     67,200     59,333     48,747

16    東横イン博多口駅前本館・シングル館          リミテッドサービス    エコノミー    257   福岡     19.8     1,652     1,391     2,750     4.5%      2,750     4.5%    0.4%     70,519     63,636     54,531

17    オリエンタルホテル ユニバーサル・シティ(注8)     リゾート      ミッドプライス   330   大阪     20.0     6,000     5,924    15,400     5.0%    15,400      5.0%    1.6%    290,788    234,452    186,149

18    チサンイン蒲田                    リミテッドサービス    エコノミー    70    東京     18.2      823       770      1,370     4.6%      1,370     4.6%    0.2%       421     △3,099     △7,826

19    チサンホテル蒲田(注9)               リミテッドサービス    エコノミー    105   東京     29.4     1,512     1,483     2,010     4.8%      2,020     4.8%    0.4%        70     △7,300    △23,067

20    ヒルトン東京ベイ                     リゾート      ラグジュアリー   828   千葉     33.0    26,050    26,226    39,900     4.3%    40,300      4.3%    7.0%    989,235    847,882    754,430

21    イビス東京新宿                    リミテッドサービス   ミッドプライス   206   東京     40.8     7,243     7,858     9,900     4.1%      9,900     4.1%    2.0%     67,209     12,928   △42,133

22    イビス スタイルズ 京都ステーション         リミテッドサービス   ミッドプライス   215   京都     12.3     6,600     6,626    10,200     4.3%      9,990     4.3%    1.8%     23,193   △19,990    △38,026

23    イビス スタイルズ 札幌               リミテッドサービス   ミッドプライス   278   北海道    10.9     6,797     6,486    11,100     4.7%    11,100      4.7%    1.8%     25,132   △38,935    △79,477




                                                                            37
3.保有物件一覧(2/2)
                                                                                                                                                                       (2021年6月末時点)
                                                                                                                     鑑定評価額
 No.                物件名称               ホテルタイブ      グレード     客室数      所在地   築年数      取得価格      帳簿価額          第21期               第22期            投資比率     不動産運用         NOI       不動産運用
                                        (注1)       (注2)     (室)            (注3)    (百万円)     (百万円)     (2020.12.31時点)      (2021.6.30時点)       (注6)       収益         (千円)         損益
                                                                                    (注4)      (注5)                                                       (千円)        (注7)        (千円)
                                                                                                       鑑定評価額              鑑定評価額                          (注7)                    (注7)
                                                                                                                 CAPレート              CAPレート
                                                                                                       (百万円)              (百万円)

 24     メルキュールホテル札幌                   リミテッドサービス   ミッドプライス    285     北海道    12.2     6,000     5,753    10,500     4.7%    10,500      4.7%      1.6%      55,243    △66,887    △112,292

 25     メルキュールホテル沖縄那覇                 リミテッドサービス   ミッドプライス    260     沖縄     11.9     3,000     2,813     6,940     4.7%      6,950     4.7%      0.8%          –     △28,115    △59,716

 26     ザ・ビー 池袋                       リミテッドサービス   ミッドプライス    175     東京     39.0     6,520     6,581     6,980     4.2%      7,020     4.2%      1.8%     169,338     155,109    139,282

 27     ザ・ビー 八王子                      リミテッドサービス   ミッドプライス    196     東京     34.9     2,610     2,695     2,560     5.1%      2,570     5.1%      0.7%      22,336       9,788    △6,897

 28     ザ・ビー 博多                       リミテッドサービス   ミッドプライス    175     福岡     23.8     2,300     2,341     4,330     4.3%      4,330     4.3%      0.6%      17,761      11,245        103

 29     ホテル フランクス                      フルサービス     ミッドプライス    222     千葉     29.9     3,105     3,128     4,080     4.6%      4,040     4.7%      0.8%     150,000     119,016     95,844

 30     メルキュールホテル横須賀                   フルサービス     ミッドプライス    160     神奈川    27.7     1,650     1,627     3,310     4.6%      3,340     4.6%      0.4%     124,002      79,273     61,327

 31     オキナワ マリオット リゾート & スパ            リゾート      アッパーミドル    361     沖縄     16.4    14,950    14,742    17,200     4.9%    17,200      4.9%      4.0%          –     △42,120    △179,550

        アクティブインターシティ広島
 32                                    フルサービス     ラグジュアリー    238     広島     10.8    17,320    17,190    21,000     4.6%    20,700      4.6%      4.7%     408,764     228,078    117,191
        (シェラトングランドホテル広島)

 33     カンデオホテルズ上野公園                  リミテッドサービス   ミッドプライス    268     東京     11.5     6,705     6,593     7,430     4.0%      7,440     4.0%      1.8%     174,985     161,900    141,739

 34     オリエンタルホテル福岡 博多ステーション           フルサービス     アッパーミドル    221     福岡     36.0     7,197     9,318    15,200     4.6%    15,200      4.6%      1.9%      81,313    △43,183    △253,874

 35     ホリデイ・イン大阪難波                   リミテッドサービス   ミッドプライス    314     大阪     12.9    27,000    26,861    26,500     4.3%    26,500      4.3%      7.3%          –     △24,501    △105,166

 36     ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡天神(注10)   リミテッドサービス   ミッドプライス    263     福岡     22.2     5,248     5,849     6,650     4.8%      6,480     4.8%      1.4%     274,043     206,261    184,654

 37     ヒルトン名古屋                        フルサービス     ラグジュアリー    460     愛知     32.3    15,250    15,667    15,000     4.2%    14,800      4.2%      4.1%     352,822      65,360   △21,967

 38     ヒルトン成田                         フルサービス     アッパーミドル    548     千葉     27.9    13,175    13,291    13,400     4.6%    13,600      4.6%      3.6%          –     △42,457    △147,853

 39     インターナショナルガーデンホテル成田             フルサービス     ミッドプライス    463     千葉     25.1     9,125     9,125     9,500     4.8%      9,520     4.8%      2.5%      76,576      54,329   △20,189

 40     ホテル日航奈良                        フルサービス     アッパーミドル    330     奈良     23.3    10,373    10,298     9,790     4.8%      9,890     4.8%      2.8%          –     △24,144    △98,497

 41     ホテルオリエンタルエクスプレス大阪心斎橋          リミテッドサービス   ミッドプライス    124     大阪      3.4     2,738     2,823     2,840     4.7%      2,880     4.7%      0.7%          –      △7,022    △13,753

 42     ヒルトン東京お台場                      フルサービス     アッパーミドル    453     東京     25.5    62,400    63,581    68,100     3.7%    68,300      3.7%     16.9%          –    △165,255    △306,978

                  合計 又は 平均                –          –      11,485    –    23.4    370,031   365,741   493,330        –   493,730          –   100.0%   4,573,905   2,498,490    184,486

(注1)    ホテルタイプにおいて、「フルサービス」は「フルサービスホテル」、「リゾート」は「リゾートホテル」、「リミテッドサービス」は「リミテッドサービスホテル」を指します。
(注2)    本投資法人は、主に平均客室販売価格等の観点から、ホテルを「ラグジュアリー」、「アッパーミドル」、「ミッドプライス」及び「エコノミー」の4種類に分類しています。
(注3)    築年数の平均は各物件の取得価格に築年数を乗じた値の各物件の総和を取得価格の合計値で除した加重平均です。
(注4)    「取得価格」欄には、信託受益権売買契約又は不動産売買契約に記載された売買代金(消費税及び消費税相当額並びに媒介手数料等の取得に要した費用を含みません。)を記載しています。
(注5)    2021年6月末時点の帳簿価額を記載しています。
(注6)    「投資比率」欄には、取得価格の合計額に対する物件の取得価格の割合を記載しており、小数点以下第二位を四捨五入して表示しています。
(注7)    2021年1月から6月までの6か月間の実績値です。なお、No.11、12については、賃借人より千円単位での賃料開示について同意を得られなかったため、百万円未満を切り捨てて表示しています。
(注8)    2021年7月1日付でホテル京阪 ユニバーサル・シティより名称変更しました。
(注9)    2021年1月1日付でホテルビスタ蒲田東京より名称変更しました。
(注10)   2021年6月18日付でホテルアセント福岡より名称変更しました。

                                                                                     38
4.賃貸借契約の概要(1/3)
                                                                                                                                                            (2021年6月末時点)
                                                                        賃貸借/                                                            直近の賃料改定実績            賃料改定スケジュール
                                                          ホテル運営受託者/              契約                                                      (取得後~)              (2021–2022年)
No.             物件名称           賃貸形態 賃料種別(注1)   賃借人                      運営委託                      契約賃料(注2)               賃料改定概要
                                                          ホテル運営支援会社             満了日
                                                                         期間                                                          時期        内容           2021年    2022年

                                                                                       【2021年】ホテルのAGOP×86%
                                                                                       (当該金額が0円未満の場合は0円)
1     神戸メリケンパークオリエンタルホテル
                                                                                       【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
                                                                                       AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額


                                                                                       【2021年】ホテルのAGOP×79%
                                                                                       (当該金額が0円未満の場合は0円)
2     オリエンタルホテル 東京ベイ
                                                                                       【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
                                                                                       AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額
                                               ㈱ホテルマネージメントジャパン
                                                                                                                                               スキーム変更
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                                                                                                                                           (2020年2月–2021年
                                                                                        (当該金額が0円未満の場合は0円)
3     なんばオリエンタルホテル             定期借家   固定+変動                             15年    2034年12月                                 原則賃料改定不可   2020年8月   12月全額変動)         –        –
                                                                                        【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
                                                                                                                                              (2022年以降
                                                                                        AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額
                                                                                                                                              変動賃料率変更)

                                                                                       【2021年】ホテルのAGOP×89%
                                                                                       (当該金額が0円未満の場合は0円)
4     オリエンタルホテル広島
                                                                                       【2022年】HMJ5ホテル年額3,221百万円+ホテルの
                                                                                       AGOPが4,120百万円を超えた額に85%を乗じた金額


                                                                                       【2021年】ホテルのAGOP×74%
                                                         ㈱オークラニッコーホテル                  (当該金額が0円未満の場合は0円)
5     ホテル日航アリビラ
                                                            マネジメント