8963 R-INV 2020-04-24 15:00:00
ポートフォリオの運用実績(2020年3月)に関するお知らせ [pdf]
2020 年4月 24 日
各位
不動産投資信託証券発行者名
東京都港区六本木六丁目 10 番1号 六本木ヒルズ森タワー
インヴィンシブル投資法人
代表者名 執 行 役 員 福田 直樹
(コード番号:8963)
資産運用会社名
コンソナント・インベストメント・マネジメント株式会社
代表者名 代表取締役社長 福田 直樹
問合せ先 企 画 部 長 粉生 潤
(TEL 03-5411-2731)
ポートフォリオの運用実績(2020 年3月)に関するお知らせ
インヴィンシブル投資法人(以下「本投資法人」といいます。)の当月(2020 年3月)のポートフォ
リオの運用実績につき、下記のとおりお知らせします。
記
1. ポートフォリオ運用実績
ポートフォリオ(注1)合計の当月のNOI(注2)は前年同月比-55.8%、2020 年6月期累計
(2020 年1月から 2020 年3月)のNOIは前年同期比-31.7%となりました。
各セグメント別の状況は以下のとおりです。
2. ホテル
(1) 国内ホテル
国内ホテルポートフォリオ(75 物件ベース) (注3)の当月の運用実績は、客室稼働率は前年同月比-
44.5 ポイント、ADRは同-34.9%、RevPAR は同-67.7%となりました。また、当月のNOIは前年同月
比-59.8%となり、2020 年6月期累計のNOI(注2)は、前年同期比-40.7%となりました。当月は、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行拡大に伴う訪日外客数の大幅な減少(日本政府
観光局推計値:前年同月比 93.0%減) 、出張、旅行、会議、スポーツイベント及び宴会等の全面的な自粛
の影響により、ホテル需要は大幅に低下しました。
このような大幅な需要の低下を受け、本投資法人の主なホテルオペレーターである株式会社マイステ
イズ・ホテル・マネジメントは、臨時閉館を含む営業形態の見直しや不急の工事案件の延期等により、
ホテル運営費用の徹底的な削減に努めています。また、帰国者の自己隔離ニーズや在宅勤務が困難な企
業・個人の日中利用ニーズの取り込み等を通じて、ホテル運営収益の向上にも鋭意取り組んでいます。
なお、新型コロナウイルス感染症に伴うホテルの需要低下は、政府による「緊急事態宣言」対象地域
の全国拡大等を背景に当面の間継続するものと考えられ、本日現在、2020 年4月の国内ホテルポートフ
ォリオ(75 物件ベース) (注3)の RevPAR は前年同月比-80%程度になることを見込んでいます。
国内ホテルポートフォリオの地域別の実績については、下表のとおりです。
国内ホテル 75 物件 (注3)
地域 客室稼働率(注4) ADR(円)
(注5) RevPAR(円)
(注6)
東京 23 区 52.8% 5,714 3,015
首都圏(東京 23 区除く) 41.7% 5,980 2,495
中部 50.0% 6,392 3,197
関西 33.5% 5,331 1,783
1
九州 61.4% 6,985 4,287
北海道 16.7% 6,430 1,075
その他 50.1% 11,771 5,896
合計 43.8% 6,539 2,864
(2) 海外ホテル
海外ホテルについては、 「ウェスティン・グランドケイマン・セブンマイルビーチ・リゾート&スパ」
及び「サンシャイン・スイーツ・リゾート」のケイマン2物件の当月の客室稼働率は前年同月比 -49.0 ポ
イント、RevPAR は同-51.9%となりましたが、ADRは同 1.0%増加しました。2020 年6月期累計(2020
年1月から 2020 年3月)では客室稼働率は前年同期比 16.5 ポイント、RevPAR は同 16.9%減少しました
が、ADRは同 1.4%増加しています。当月のNOIは前年同月比-70.6%となり、2020 年6月期累計の
NOI(注2)は、前年同期比 23.7%の減少となりました。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受け、ケイマン諸島政府は 2020 年3月 23 日からグランド
ケイマン島のオーウェンロバーツ国際空港を閉鎖しており、これにあわせてケイマン2物件も3月下旬
より閉館しています。なお、当初4月 12 日までの3週間とされていた空港の閉鎖期間は、その後5月 31
日まで延長されており、ケイマン2物件も当面の間は閉館を継続する予定です。
3. 住居
住居ポートフォリオ(注7)の運用実績については、稼働率は当月末 97.0%と前年同月末比+0.1 ポイ
ントとなりました。 継続的に実施している賃料上昇に向けた取組みにより、 当月末の平均賃料坪単価は、
前年同月末比+1.2%となりました。また、当月のNOI(注8)は前年同月比+6.2%となり、2020 年6
月期累計のNOIは、前年同期比+4.0%となりました。
2020 年6月期における新規契約賃料は従前賃料比で 0.8%、更新契約賃料は従前賃料比で 1.8%、そ
れぞれ上昇し、新規契約・更新契約合計の賃料は、従前賃料比で 1.4%上昇しました。また、更新契約に
おける賃料上昇契約の割合は、2020 年6月期においては 51.3%となり、同期間で更新期日を迎えた既存
テナントの更新割合は 83.4%と引き続き高水準で推移しています。
4. 運用実績
(1)国内ホテル 75 物件(注3)
前年同期
当月 前年同月 増減 増減率 当期累計 増減 増減率
累計
客室稼働率(注4) 43.8% 88.3% -44.5pt -50.4% 66.6% 86.0% -19.4pt -22.6%
ADR(円)
(注5) 6,539 10,044 -3,505 -34.9% 8,021 9,637 -1,616 -16.8%
RevPAR(円)
(注6) 2,864 8,869 -6,006 -67.7% 5,342 8,288 -2,946 -35.5%
売上高(百万円)
(注9) 1,978 6,047 -4,068 -67.3% 10,769 16,009 -5,240 -32.7%
(2)ケイマン2物件
前年同期
当月 前年同月 増減 増減率 当期累計 増減 増減率
累計
客室稼働率(注4) 44.6% 93.6% -49.0pt -52.4% 75.1% 91.6% -16.5pt -18.0%
ADR(米ドル)
(注5) 482 478 +5 +1.0% 487 481 +7 +1.4%
RevPAR(米ドル)
(注6) 215 447 -232 -51.9% 366 440 -74 -16.9%
売上高(千米ドル) 5,633 11,039 -5,406 -49.0% 26,514 31,121 -4,606 -14.8%
2
(3)住居 60 物件(注7)
前年 前年同期
当月末 増減 増減率 当期累計 増減 増減率
同月末 累計
稼働率 97.0% 96.9% +0.1pt +0.1% 96.6% 96.2% +0.4pt +0.4%
平均賃料坪単価(円) 9,073 8,970 +103 +1.2% 9,067 9,003 +64 +0.7%
5.ポートフォリオNOI
2019 年平準化NOI NOI(百万円)
(注 10) (注1)
(注2)
前年同期
(百万円) 比率 当月 前年同月 増減率 当期累計 増減率
累計
東京 23 区 5,980 19.4% 245 611 -59.8% 829 1,389 -40.3%
首都圏(東京23 区除く) 4,094 13.3% 289 444 -35.0% 896 1,077 -16.8%
首都圏(小計) 10,075 32.7% 534 1,055 -49.3% 1,726 2,467 -30.0%
中部 2,791 9.1% 103 247 -58.2% 282 471 -40.2%
関西 1,775 5.8% 67 213 -68.3% 208 429 -51.4%
九州 2,315 7.5% 89 255 -64.9% 266 547 -51.4%
北海道 3,442 11.2% 47 154 -69.1% 368 698 -47.2%
その他 2,700 8.8% 45 283 -84.1% 81 331 -75.5%
国内ホテル(小計) 23,100 75.0% 888 2,209 -59.8% 2,933 4,946 -40.7%
住居 3,281 10.6% 280 263 +6.2% 831 800 +4.0%
商業施設 368 1.2% 30 30 -1.5% 90 91 -1.0%
国内資産(小計) 26,750 86.8% 1,198 2,504 -52.1% 3,856 5,838 -34.0%
海外ホテル 4,070 13.2% 180 612 -70.6% 1,266 1,658 -23.7%
合計 30,820 100.0% 1,378 3,116 -55.8% 5,122 7,496 -31.7%
(注1) 本投資法人が 2020 年3月末時点で保有する物件のデータに基づいています。但し、国内ホテルに固定賃料9物件は含みま
せん。固定賃料9物件は、
「D29 スーパーホテル新橋・烏森口」「D33 コンフォートホテル富山駅前」「D36 スーパーホテ
、 、
ル東京・JR立川北口」「D37 スーパーホテルJR上野入谷口」「D39 コンフォートホテル黒崎」「D40 コンフォートホテ
、 、 、
ル前橋」「D41 コンフォートホテル燕三条」「D42 コンフォートホテル北見」及び「D48 高松 東急 REI ホテル」となりま
、 、
す。なお、NOIには、
「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」を裏付資産とするキングダム特定目的
会社(以下「本TMK」といいます。)の優先出資証券からの想定配当額を含めています。但し、本TMKの事業年
度は、毎年4月1日から9月 30 日まで及び 10 月1日から翌年3月 31 日までであり、本投資法人は各事業年度終
了後3か月以内に優先出資証券に係る配当金を受領することなっており本TMKから月次で配当を受領するわけ
ではないため、各月に係る想定配当額は、裏付資産である「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」の
各月の3か月前にあたる月の業績をベースに、当該3か月前の月の本TMK自体の運営管理、借入利息の各種費用
の想定額(当該3か月前の月が属する事業年度における本TMKの予算を月次換算した金額)を差し引いて算出し
た想定配当額に、本投資法人の優先出資証券保有割合に相当する 49.0%を乗じて算出した参考値です。なお、海外
資産に係る収入は 1 米ドル=110 円(2020 年 12 月 31 日までの期間、想定ネットキャッシュフローの 85%程度の額を対
象に為替オプション取引で固定化している為替レート)で円換算しています。また、NOIは速報値であり、決算確定時
に変動する可能性があります。以下同じです。
(注2) 本投資法人による取得前のNOIについては、当該物件の売主等から受領した情報に基づいています。なお、会
計上の取扱いの差異に基づく調整など算出時期によっては把握困難な場合があるため、当該調整に伴い実績値に
差異が生じる場合があります。以下同じです。
(注3) 本投資法人が 2020 年3月末時点で保有する国内ホテル 84 物件(本投資法人が保有する特定目的会社の優先出資証券の裏
付資産である「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」を含みます。
)から固定賃料9物件を除いた 75 物件の
データに基づき記載しています。なお、
「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」については、NOIについ
ては前記のとおり、優先出資証券に係る配当受領が各事業年度終了後3か月遅れることから、各月の3か月前にあたる月
3
の想定数値に基づいていますが、その他の各指標との関係では、ホテル業績の季節性等を適切に反映するため、「シェラ
トン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」の当月のデータに基づき記載しています。以下同じです。
(注4) 「客室稼働率」は、次の計算式により算出しています。
客室稼働率=対象期間中に稼働した延べ客室数÷対象期間中の総客室数(客室数×日数)
(注5) 「ADR」とは、平均客室単価(Average Daily Rate)をいい、一定期間の客室収入合計(サービス料を除きます。)を
同期間の販売客室数合計で除した値をいいます。
(注6) 「RevPAR」とは1日当たり総客室数当たり客室収入(Revenues Per Available Room)をいい、一定期間の客室収入合計
を同期間の総客室数(客室数×日数)合計で除して算出され、客室稼働率をADRで乗じた値と同値となります。
(注7) 本投資法人が 2020 年3月末時点で保有する住居 60 物件のデータに基づき記載しています。
(注8) 住居のNOIは一時的な保険金収入及びそれに対応する費用を除いています。
(注9) 「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」の売上高については、本投資法人の優先出資証券保有割合
(49.0%)に拠らず当該ホテルの売上高を用いています。
(注 10) 2020 年3月末時点において本投資法人が保有する全ての物件(148 物件)について、2019 年6月期の期初から保有して
いたと仮定した 2019 年通年のNOI想定値に基づき算出しています。シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
に係る特定目的会社優先出資証券にかかる配当収入については、2019 年6月期及び 2019 年 12 月期に通期寄与した場合
の想定値をNOIに含めています。なお、本投資法人による取得前の実績値は、それぞれの売主から提供を受けた実績
値を基に算出していますが、本開示時点において、上記注2に記載の調整を行ったため、前月に開示した当該想定値よ
り変更が生じております。また、海外資産に係る収入は 1 米ドル=110 円(2020 年 12 月 31 日までの期間、想定ネット
キャッシュフローの 85%程度の額を対象に為替オプション取引で固定化している為替レート)で円換算しています。
(注 11) 客室稼働率、稼働率及び増減率は小数点以下第2位を四捨五入、ADR、RevPAR 及び平均賃料坪単価は単位未満を四捨
五入、売上高は単位未満を切り捨てて記載しています。
(注 12) 累計の稼働率は、対象期間における各月末時点の賃貸面積合計を賃貸可能面積合計で除して算出し、小数点以下第2位を
四捨五入して記載しており、累計の平均賃料坪単価は、対象期間における各月の賃料収入(共益費収入を含みます。)合
計を各月末時点の賃貸面積合計(坪)で除して算出しています。
(注 13) 各ホテルの個別の運用実績につきましては、以下をご参照ください。
https://www.invincible-inv.co.jp/portfolio/hotel.html
以上
* 本投資法人のホームページアドレス:https://www.invincible-inv.co.jp/
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