8938 J-グロームHD 2020-11-30 13:15:00
(訂正)「2020年3月期 決算短信(日本基準)(連結)」の一部訂正について [pdf]

                                                2020 年 11 月 30 日
 各 位
                          上場会社名     グローム・ホールディングス株式会社
                          代表者       代表取締役社長 宮下 仁
                                    (JASDAQ・コード 8938)
                          問合せ先      経営企画管理室長 涌井 弘行
                                    (TEL 03-5545-8101)


        (訂正)「2020 年 3 月期 決算短信(日本基準)(連結)」の一部訂正について

  当社は、2020 年5月 22 日に発表いたしました、「2020 年 3 月期 決算短信(日本基準)(連結)」の一部
 を訂正いたしましたので、お知らせいたします。

                             記

1.訂正の内容と理由
   添付資料の記載内容に一部誤りがあることが判明したため、訂正するものであります。なお、今回の訂正に
  よる損益への影響はございません。

  添付資料2ページ   1.経営成績等の概況     (1)当期の経営成績の概況

2.訂正箇所
   訂正の箇所には    線を付して表示しております。
                                                          以    上




                             -1-
(訂正前)
1.経営成績等の概況
(1) 財政状態及び経営成績の状況
     当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善や個人消費の持ち直しにより景気は緩やかな
    安定基調で推移しておりましたが、年明けからの新型コロナウィルス感染症の拡大により環境が一変
    し、需要の世界的な消失がみられる等極めて不確実性の高い状況となっております。
     当社グループが属する医療業界におきましては、医療費抑制と人口動態が少子高齢化の傾向を強める
    中、医療介護人材の不足が慢性化しており、また2020年4月からの診療報酬のマイナス改定が実施される
    など、経営効率化の圧力が強まる一方となっております。
     このような経営環境の中、当社グループは、これまでの主体事業であった不動産賃貸を主とする事業
    を縮小し、病院関連事業へ経営資源を集中させる方針を継続し、保有資産の売却を推し進めておりまし
    たが、その過程である2019年7月に、クラウドファンディング事業の募集外部事業者の募集業務停止によ
    り、匿名組合出資預り金償還資金調達が急務となる事態にみまわれました。これにより、経営資源のう
    ちの相当部分が資金調達活動に充当されたため、病院関連事業における医療法人とのアライアンス獲得
    に後れがみられました。
     また、連結・非連結のSPCにて所有する販売用不動産の売却活動を継続する過程で、売却見込価格につ
    き相当の減額が必要であることが判明したため、販売用不動産の減損及び連結子会社LCレンディングが
    同SPCに対して提供しているメザニンローンにつき貸倒引当金の計上を行いました。
     さらに、元連結子会社による不適切な取引行為判明により2020年2月に社内調査委員会を設置し外部委
    員主導で調査を進め、2020年4月に調査報告書を受取ると同時に、2015年3月期第3四半期から2017年3月
    期における関連会計処理の修正を行っております。これらにかかる調査委員会費用及び課徴金見込額を
    特別損失として処理しています。
     その結果、当社グループの連結業績は売上高で前年同期比44.1%減収の8,288百万円、営業損失606百
    万円(前年同は営業利益1,361百万円)、経常損失2,219百万円(前年同は経常利益1,502百万円)、親会社
    株主に帰属する当期純損失2,227百万円(前年同は親会社株主に帰属する当期純利益1,003百万円)とな
    りました。

    セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
    なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下は、前年同期の数値を変
   更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

 ① ② 省略

 ③ 病院関連事業
    当連結会計年度には、新たに7医療法人とのアライアンスを構築し、累計で23医療法人34施設、3,227
  病床を抱える規模となりました。これにより売上高は1,207百万円(前年同期比33.0%増収)となりました
  が、他方で、病院関連アセット売却のためのSPCに対して貸倒引当金繰入額133百万円を計上したこと、
  及び、医療法人に対する営業債権に対して貸倒引当金繰入額424百万円を計上したことから、営業損失は
  421百万円(前年同は営業利益105百万円)となりました。

 ④ SPC関連事業
    継続的に資産売却活動を行いましたが、当連結会計年度における当セグメントに属する販売用不動産
  の売却は6物件中1件にとどまり、また売却価額も売却活動開始時の想定を下回ったことから売却見込
  価格に関する見積りの変更を行い、減損損失353百万円を売上原価に追加計上しました。その結果売上高
  912百万円(前年同期比83.1%減収)、営業損失は133百万円(前年同は営業利益961百万円)となりました。

 ⑤ クラウドファンディング事業
    運用資産の減少により、売上高353百万円(前年同期比45.8%減収)、営業利益は260百万円(前年同期比
  49.8%減益)となりました。また、貸付先であるSPCが所有する販売用不動産について、売却見込価額の
  見積りの変更に伴う貸倒引当金繰入額1,014百万円を営業外費用に計上しました。

                             2
(訂正後)
1.経営成績等の概況
(1) 財政状態及び経営成績の状況
     当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善や個人消費の持ち直しにより景気は緩やかな
    安定基調で推移しておりましたが、年明けからの新型コロナウィルス感染症の拡大により環境が一変
    し、需要の世界的な消失がみられる等極めて不確実性の高い状況となっております。
     当社グループが属する医療業界におきましては、医療費抑制と人口動態が少子高齢化の傾向を強める
    中、医療介護人材の不足が慢性化しており、また2020年4月からの診療報酬のマイナス改定が実施される
    など、経営効率化の圧力が強まる一方となっております。
     このような経営環境の中、当社グループは、これまでの主体事業であった不動産賃貸を主とする事業
    を縮小し、病院関連事業へ経営資源を集中させる方針を継続し、保有資産の売却を推し進めておりまし
    たが、その過程である2019年7月に、クラウドファンディング事業の募集外部事業者の募集業務停止によ
    り、匿名組合出資預り金償還資金調達が急務となる事態にみまわれました。これにより、経営資源のう
    ちの相当部分が資金調達活動に充当されたため、病院関連事業における医療法人とのアライアンス獲得
    に後れがみられました。
     また、連結・非連結のSPCにて所有する販売用不動産の売却活動を継続する過程で、売却見込価格につ
    き相当の減額が必要であることが判明したため、販売用不動産の評価減及び連結子会社LCレンディング
    が同SPCに対して提供しているメザニンローンにつき貸倒引当金の計上を行いました。
     さらに、元連結子会社による不適切な取引行為判明により2020年2月に社内調査委員会を設置し外部委
    員主導で調査を進め、2020年4月に調査報告書を受取ると同時に、2015年3月期第3四半期から2017年3月
    期における関連会計処理の修正を行っております。これらにかかる調査委員会費用及び課徴金見込額を
    特別損失として処理しています。
     その結果、当社グループの連結業績は売上高で前年同期比44.1%減収の8,288百万円、営業損失606百
    万円(前年同は営業利益1,361百万円)、経常損失2,219百万円(前年同は経常利益1,502百万円)、親会社
    株主に帰属する当期純損失2,227百万円(前年同は親会社株主に帰属する当期純利益1,003百万円)とな
    りました。

    セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
    なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下は、前年同期の数値を変
   更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

 ① ② 省略

 ③ 病院関連事業
   当連結会計年度には、新たに7医療法人とのアライアンスを構築し、累計でアライアンス先23医療法
  人が34施設、3,227病床を抱える規模となりました。これにより売上高は1,207百万円(前年同期比33.0%
  増収)となりましたが、他方で、病院関連アセット売却のためのSPCに対して貸倒引当金繰入額133百万円
  を計上したこと、及び、医療法人に対する営業債権に対して貸倒引当金繰入額424百万円を計上したこと
  から、営業損失は421百万円(前年同は営業利益105百万円)となりました。

 ④ SPC関連事業
    継続的に資産売却活動を行いましたが、当連結会計年度における当セグメントに属する販売用不動産
  の売却は6物件中1件にとどまり、また売却価額も売却活動開始時の想定を下回ったことから売却見込
  価格に関する見積りの変更を行い、評価減353百万円を売上原価に追加計上しました。その結果売上高
  912百万円(前年同期比83.1%減収)、営業損失は133百万円(前年同は営業利益961百万円)となりました。

 ⑤ クラウドファンディング事業
    運用資産の減少により、売上高353百万円(前年同期比45.8%減収)、営業利益は260百万円(前年同期比
  49.8%減益)となりました。また、貸付先である非連結SPCが所有する販売用不動産について、売却見込
  価額の見積りの変更に伴う貸倒引当金繰入額1,014百万円を営業外費用に計上しました。

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