8848 レオパレス21 2020-02-07 17:30:00
抜本的な事業戦略再構築の検討開始のお知らせ [pdf]
2020 年2月7日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 レ オ パ レ ス 21
代表者名 代表取締役社長 宮 尾 文 也
(コード番号 8848 東証第一部)
問合せ先 執 行 役 員 新 井 清
(TEL 050-2016-2907 )
抜本的な事業戦略再構築の検討開始のお知らせ
当社は、施工不備問題により毀損したステークホルダー信頼の回復に向け、施工不備問題の解決、再発
防止策の具体化やガバナンスの高度化に取り組んでおります。また、一部事業・資産の売却に加え、生産
性の向上やコスト削減、賃貸事業を中心としたビジネスモデルの深耕など事業構造改革の取り組みを進め
てまいりました。
今般、ステークホルダーの信頼回復を実現し、業績回復を確固としたものにすべく、下記のとおり抜本
的な事業戦略再構築の検討を開始いたします。
記
1.経緯・事由
事業戦略の策定・見直しは取締役会の最も重要な課題の一つであり、2018 年6月に取締役会の実効性
評価(コーポレートガバナンスコード原則4-11.に準拠)に基づき重要課題として抽出し、以降 各事
業を対象に事業戦略に関する議論を実施し、深めてまいりました。議論の深化に加え、従前から掲げる経
営方針の「資産と資本の効率経営」の下、2020 年3月期には、賃貸用住宅 15 棟と国内3ホテルの譲渡や
子会社ライフリビングの譲渡その他非事業用資産の処分を実施しております。
当社の最重要課題である施工不備問題に関しては、2019 年5月に再発防止策を策定し、真摯に取り組
んでおります。また、調査及び改修については、2019 年 10 月に全棟調査を概ね終えたことにより全容を
把握し、11 月より改修及び募集再開に注力しております。入居率も1月末には 80.19%と反転し、期末に
向け更なる引き上げを図っている状況です。
こうした状況下、ステークホルダーの信頼回復を実現し、業績回復を確固としたものにすべく、抜本
的な事業戦略再構築の検討を開始いたします。
2.具体的内容
(1)狙い
・全事業(関係会社を含む)を対象に、抜本的な事業戦略の見直しを行い、経営資源の再配分、選択
と集中を実施する。
・施工不備問題については、改修、募集再開、入居率改善、経営資源投下計画等を具体化する。
(2)検討の進め方
① 事業ごとに社会的意義や事業構造・事業環境(環境変化・将来性を含む)に関する分析等を行っ
た上で、抜本的に事業戦略を見直す。
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② 見直しによる選択肢としては、a.)強化、b.)維持・継続、c.
)縮小、d.)撤退・譲渡等 が
考えられる。更なる生産性の向上やコスト削減、アライアンス等についても検討を行う。
③ 上記①・②の検討結果を踏まえ、経営資源の再配分、事業の選択と集中を実施する。
(3)構成メンバー等
・取締役会が検討し、決定する。ワーキンググループとして事業(テーマ)ごとに執行役員・部長等
数名を選任する。
・FA、会計士、弁護士等の専門家を必要に応じ活用する。
・株主からの提言、株主とのディスカッションを検討プロセスにおいて歓迎する。
(ただし、当社の重視する中長期的な企業価値の向上、株主共同の利益、ステークホルダーの利益を考
慮せず、
「解体型買収」を企図し、自己の短期的利益を追求することが強く推認される 株式会社レノ
及びそのグループを除く)
(4)検討期間・結果の公表
・2020 年 4 月を目途に、検討結果を取り纏め公表する。
3.抜本的な事業戦略再構築の検討結果を反映した事業計画の策定
当社は、施工不備問題の解決、及び抜本的事業戦略の再構築を検討し、実行することにより、ステー
クホルダーの信頼回復を実現し、業績回復を確固としたものにいたします。
2020 年5月を目途に抜本的な事業戦略再構築の検討結果を反映した事業計画を策定し、公表いたしま
す。
以 上
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