8795 T&DHD 2021-05-14 15:00:00
2021年3月期決算のお知らせ [pdf]
T&D保険グループ
2021年3月期決算のお知らせ
2021年5月14日
グループストラクチャー
家庭マーケット 中小企業マーケット 乗合代理店マーケット
(金融機関・来店型ショップ)
T&D保険グループのT&Dホールディングス傘下には、太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命の中核生保
3社のほか、資産運用関連事業を担うT&Dアセットマネジメントやペット保険を取扱うペット&ファミリー損害保険、
グループの事業ポートフォリオ多様化を主に担うT&Dユナイテッドキャピタル等のグループ会社があります。
<本資料における計数の定義>
連結 : T&Dホールディングス(連結)
3社合算 : 生命保険会社3社(太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命)の単純合算
1
目次
2021年3月期決算のポイント P. 3
1.T&D保険グループ決算の概況 P. 5
2.国内生命保険事業 P. 8
3.事業ポートフォリオの多様化 P. 14
4.2022年3月期 通期業績予想・株主還元 P. 16
【参考】新型コロナウイルス感染症への対応 P. 18
2
2021年3月期決算のポイント
新型コロナウイルス感染症の影響があったものの、対面・非対面を組み合わせた営業活動や契約手続きを推進したことにより、
契約業績は前期から増加となりました。また、グループ修正利益も前期から増加となりました。
1.T&D保険グループ決算の概況
・ 親会社株主に帰属する当期純利益は、生保事業が堅調に推移したことに加え、米国再保険持株会社(以下、フォーティ
テュード社)の持分法による投資利益を計上したことにより、前期から大幅に増加。
・ グループ修正利益※も生保事業が堅調に推移したことにより、前期から増加。
・ Group MCEVは、新契約の積み上げや国内長期金利・内外株価の上昇等により、前期末から増加。
※ グループ修正利益は、当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を調整した経営実態を表す指標の一つです。
2.国内生命保険事業
・ 当グループの主要経営指標である新契約価値※は、堅調な契約業績により、前期から増加。
・ 新契約年換算保険料は、第1四半期においては新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う営業自粛の影響により減少
したものの、第2四半期以降は前年同期を上回り、前期から増加。保有契約年換算保険料は前期末からほぼ横ばい。
・ 3社合算の基礎利益は、利息及び配当金等収入の減少等により、前期から減少。
※ 新契約価値は、当期中に販売した新契約(転換契約を含む)の価値を表したものです。
3.事業ポートフォリオの多様化
・ T&Dユナイテッドキャピタルを通じて、フォーティテュード社を関連会社化したことに伴い、同社利益の25%を持分法によ
る投資利益として計上。
4.株主還元
・ 1株当たり年間配当金(予定)は46.0円(うち期末配当金24.0円)、前期から2.0円増配予定(通期予想どおり)。
なお、2022年3月期の1株当たり年間配当金予想は56.0円、前期から10.0円増配予定。
3
2021年3月期決算のポイント
■ 1.T&D保険グループ決算の概況 ■ 3.事業ポートフォリオの多様化(生保3社以外)
2020/3期 2021/3期 前期比 2020/3期 2021/3期
修正利益 ※
経常収益 21,979 億円 24,139 億円 +9.8 %
(TDAM・P&F・TDUC(連結)合算) △3 億円 123 億円
経常利益 1,254 億円 2,281 億円 +81.9 % T D A M : T&Dアセットマネジメント
P & F : ペット&ファミリー損害保険
親会社株主に帰属する T D U C : T&Dユナイテッドキャピタル
当期純利益 671 億円 1,623 億円 +141.9 %
グループ修正利益 ※
649 億円 779 億円 +20.0 %
■ 4.2022年3月期 通期業績予想・株主還元
2020/3末 2021/3末 前期末差
2021/3期 実績 2022/3期 予想
Group MCEV 25,881 億円 33,776 億円 +7,895 億円
親会社株主に帰属する
当期純利益 1,623 億円 160 億円
■ 2.国内生命保険事業(3社合算) グループ修正利益 ※
779 億円 730 億円
2020/3期 2021/3期 前期差
新契約価値 1,158 億円 1,434 億円 +276 億円
2020/3期 2021/3期 前期比 2021/3期 予定 2022/3期 予想
新契約年換算保険料 1,048 億円 1,103 億円 +5.3 % 1株当たり年間配当金 46.0 円 56.0 円
2020/3末 2021/3末 前期末比 (うち中間配当) 22.0 円 28.0 円
保有契約年換算保険料 15,386 億円 15,354 億円 △ 0.2 %
2020/3期 2021/3期 前期比
修正利益 ※ 652 億円 647 億円 △ 0.8 %
2020/3期 2021/3期 前期比 ※ 修正利益
当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を調整した
基礎利益 1,662 億円 1,610 億円 △ 3.1 % 経営実態を表す指標の一つ
4
1.T&D保険グループ決算の概況(連結損益)
(単位:億円)
2020/3期 2021/3期 前期比
親会社株主に帰属する当期純利益は、
経常収益 21,979 24,139 +2,160 +9.8% 生保事業が堅調に推移したことによる保
うち保険料等収入 17,535 17,833 +298 +1.7% 険料等収入の増加に加え、フォーティ
テュード社の持分法による投資利益を計
うち資産運用収益 3,694 4,537 +842 +22.8% ①
上したことにより、前期から大幅に増加。
うち利息及び配当金等収入 2,997 2,899 △ 98 △ 3.3%
グループ修正利益も、生保事業が堅調
うち持分法による投資利益 - 1,029 +1,029 - ② に推移したことにより前期から増加。
経常費用 20,725 21,858 +1,133 +5.5%
うち保険金等支払金 11,935 13,081 +1,146 +9.6% ③
うち責任準備金等繰入額 4,310 4,849 +539 +12.5% <主な増加要因>
うち資産運用費用 1,648 1,102 △ 545 △ 33.1% ① 金銭の信託運用益の増加による
経常利益 1,254 2,281 +1,027 +81.9% ② フォーティテュード社の関連会社化による
特別損益 △ 60 △ 125 △ 65 - ③ 満期保険金等の増加による
契約者配当準備金繰入額 218 244 +25 +11.6%
税金等調整前当期純利益 974 1,911 +936 +96.0%
法人税等合計 303 279 △ 24 △ 8.0%
親会社株主に帰属する
当期純利益 671 1,623 +952 +141.9%
当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる
一時的な評価性損益等を調整した経営実態を表す
グループ修正利益 649 779 +129 +20.0%
指標の一つ
5
1.T&D保険グループ決算の概況(グループ修正利益)
グループ修正利益の増減内訳と親会社株主に帰属する当期純利益との差異
(億円)
コアビジネス(国内生保事業) その他の事業
2020年3月期 太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル T&Dユナイテッド その他 2021年3月期 市場価格調整 フォーティテュード社 2021年3月期
グループ修正利益 生命 キャピタル グループ修正利益 (MVA)に関連する に係る 当期純利益
評価性の損失 評価性損益等
2021年3月期より、グループの経営実態を表す指標の一つとして、当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる
一時的な評価性損益等を調整した 「グループ修正利益」を導入。
フォーティテュード社を関連会社化したことに伴い、同社利益の25%を持分法による投資利益として計上し、親会社株主に
帰属する当期純利益が大幅に増加。同社の利益に含まれる、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を
調整し、「グループ修正利益」を算出。
6
1.T&D保険グループ決算の概況(MCEV)
Group MCEV
(億円)
(単位:億円)
33,776 2021/3末 前期末差
T&D保険グループ全体 (Group MCEV) 33,776 +7,895
26,051 25,881
生命保険事業のMCEV 32,520 +6,929
うち太陽生命 11,146 +2,187
うち大同生命 20,588 +4,327
うちT&Dフィナンシャル生命 1,081 +416
生命保険以外の事業に係る純資産 1,255 +965
2019/3末 2020/3末 2021/3末
* 生命保険会社の企業価値を評価する指標の一つ「EV(エンベディッド・バリュー)」は、「貸借対照表の純資産に、価格変動準備金・危険準備金等の内部留保、
時価評価されていない資産の含み損益等を加えた純資産価値」と「現時点で保有している契約から将来見込まれる利益の現在価値」を合計したものです。
* 生命保険以外の事業に係る純資産の前期末差(+965億円)には、フォーティテュード社に係る会計上の一時的な評価性損益等(+866億円)を含んでいます。
7
2.国内生命保険事業(新契約・保有契約の状況)
新契約の状況
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3期 前期差 2021/3期 前期差 2021/3期 前期差 2021/3期 前期差
新契約価値 504 +11 893 +168 36 +95 1,434 +276
* 新契約価値は、当期中に販売した新契約(転換契約を含む)の価値を表したものです。
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3期 前期比 2021/3期 前期比 2021/3期 前期比 2021/3期 前期比
+14 +43 △2 +55
新契約年換算保険料 331 510 262 1,103
(+4.7%) (+9.2%) (△ 0.9%) (+5.3%)
+22 △6 +0 +16
うち第三分野 177 139 4 320
(+14.6%) (△ 4.3%) (+8.9%) (+5.5%)
* 新契約には、転換による純増加を含んでいます。
保有契約の状況
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3末 前期末比 2021/3末 前期末比 2021/3末 前期末比 2021/3末 前期末比
△ 107 △ 87 +161 △ 32
保有契約年換算保険料 5,897 7,978 1,478 15,354
(△ 1.8%) (△ 1.1%) (+12.3%) (△ 0.2%)
+66 +20 +2 +89
うち第三分野 1,209 1,435 29 2,674
(+5.8%) (+1.5%) (+7.9%) (+3.5%)
8
2.国内生命保険事業(損益関係)
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3期 前期比 2021/3期 前期比 2021/3期 前期比 2021/3期 前期比
経常収益 7,973 △ 52 △ 0.7% 10,228 +77 +0.8% 4,606 +1,061 +29.9% 22,807 +1,086 +5.0%
うち保険料等収入 6,197 +260 +4.4% 8,081 △ 99 △ 1.2% 3,480 +121 +3.6% 17,759 +282 +1.6%
うち資産運用収益 1,652 △ 316 △ 16.1% 1,858 +207 +12.6% 1,068 +949 +796.1% 4,580 +840 +22.5%
うち利息及び配当金等収入 1,447 △ 47 △ 3.2% 1,404 △ 30 △ 2.1% 72 △ 9 △ 11.8% 2,925 △ 87 △ 2.9%
経常費用 7,656 △0 △0.0% 9,269 △ 20 △ 0.2% 4,636 +1,113 +31.6% 21,562 +1,092 +5.3%
うち保険金等支払金 5,694 +265 +4.9% 5,116 △ 105 △ 2.0% 2,229 +977 +78.1% 13,039 +1,137 +9.6%
うち責任準備金等繰入額 464 +29 +6.9% 2,216 +68 +3.2% 2,166 +423 +24.3% 4,846 +521 +12.1%
うち資産運用費用 469 △ 292 △ 38.4% 664 +48 +7.9% 1 △ 299 △ 99.6% 1,134 △ 543 △ 32.4%
経常利益 316 △ 51 △ 14.1% 959 +97 +11.3% △ 29 △ 51 - 1,245 △6 △ 0.5%
特別損益 △ 45 △ 29 - △ 71 △ 34 - △8 △1 - △ 125 △ 65 -
契約者配当準備金繰入額 125 +23 +23.3% 118 +1 +1.4% 0 +0 - 244 +25 +11.6%
税引前当期純利益 144 △ 105 △ 42.2% 769 +61 +8.7% △ 38 △ 53 - 875 △ 96 △ 10.0%
法人税等合計 41 △ 50 △ 54.7% 220 +17 +8.6% △ 10 △ 14 - 251 △ 47 △ 15.8%
当期純利益 102 △ 55 △ 35.0% 548 +44 +8.7% △ 27 △ 38 - 623 △ 49 △ 7.4%
修正利益 102 △ 55 △ 35.0% 548 +44 +8.7% △ 4 +6 - 647 △5 △ 0.8%
基礎利益 527 △ 16 △ 3.1% 1,116 △ 52 △ 4.5% △ 32 +17 - 1,610 △ 51 △ 3.1%
順ざや 295 +7 +2.6% 309 △ 38 △ 11.1% △ 24 +4 - 580 △ 26 △ 4.3%
* T&Dフィナンシャル生命の修正利益は、当期純利益から市場価格調整(MVA)に関連する評価性の損益を調整して算出しています。
9
2.国内生命保険事業(健全性指標等)
ソルベンシー・マージン比率
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 T&Dホールディングス連結(参考)
2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差
ソルベンシー・マージン比率 852.8% 47.3pt上昇 1,293.5% 41.8pt低下 826.8% 206.8pt低下 1,094.8% 12.2pt低下
実質純資産 (単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 T&Dホールディングス連結(参考)
2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差
実質純資産 11,542 +1,040 16,858 +1,888 1,928 △ 602 31,521 +3,306
有価証券等の差損益(一般勘定) (単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差 2021/3末 前期末差
有価証券の差損益 6,091 +1,022 6,011 +1,352 1,075 △ 584 13,178 +1,789
うち公社債 2,865 △ 836 2,518 △ 897 558 △ 119 5,942 △ 1,853
うち株式 1,314 +1,085 1,806 +720 - - 3,121 +1,806
うち外国証券 1,572 +613 1,292 +1,004 10 △ 38 2,875 +1,578
土地等の差損益 625 +1 783 +17 - - 1,408 +18
* 有価証券の差損益は、有価証券のうち時価のあるものを記載しています。
* 土地等の差損益は、原則として鑑定評価額(重要性の低い物件等については公示価格等)をもとに算出しています。
10
【参考】太陽生命の主要ポイントと状況
保障性新契約年換算保険料※1は前期より伸展。
保障性新契約年換算保険料※1 保障性保有契約年換算保険料※1
172 172 (億円) (億円)
157
38 46 4Q 1,547 1,554
38 1,532
49 40 49 3Q
29
37 47 2Q
54 40 1Q
29
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2021/3末
保障性新契約年換算保険料※1について、第4四半期は緊急事態宣言下の営業活動となったものの、ウィズコロナ時代に対応した
営業活動の推進や「感染症プラス入院一時金保険」の販売が好調であったことにより、 2020年度累計で172億円となり、前期より
10.0%の増加。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う訪問活動の自粛等により、第1四半期の契約業績は減少したものの、第2四
半期以降の保障性新契約年換算保険料※1は前年比122.8%と好調に推移。
入院一時金保険等の第三分野商品の販売が引き続き堅調であったことから、保障性保有契約年換算保険料※1は1,554億円となり、
前期末から1.4%の増加。
・ 2020年9月に新型コロナウイルス感染症等の感染症による入院を保障する「感染症プラス入院一時金保険」を発売。2020年11月に
は選択緩和型商品でも取扱いを開始し、2021年4月には販売件数が累計10万件と好調。
・ 2021年1月には営業職員チャネルにおいて、非対面でのお手続きをご希望されるお客様のニーズに対応するため、リモート申込(非
対面募集)を導入し、国内主要生保で初めて※2保険の申込手続きからお支払手続きまでのデジタル化を実現。
※1 保障性年換算保険料(太陽生命独自の指標)とは、年換算保険料のうち主に貯蓄系商品を除いた保険料の合計。
同指標の伸展は「EVの伸展」に大きく寄与するため、太陽生命が契約業績の中で重視する指標。
※2 国内漢字生命保険会社9社の営業職員チャネルにおいて、デジタル技術を活用した非対面募集で契約手続きとお支払手続きを完結できるのは太陽生命
のみ(2020年12月8日時点において太陽生命調べ)。 11
【参考】大同生命の主要ポイントと状況
新契約高は前年度比で減少するも計画通り進捗。保有契約高は、ほぼ横ばいで推移。
新契約高※ 保有契約高※
(億円) (億円)
471,460 469,472 466,560
84,748
37,244(*) 35,506
52,995
就業不能・ 就業不能・
13,324
103,879 108,995 110,561 介護保障商品
11,259 介護保障商品
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2021/3末
*2020年3月期は、定期保険等の税務取扱の見直しに伴う
一部商品の販売停止の影響により、前年度から減少。
新契約高は、新型コロナウイルス感染症拡大による対面営業自粛の影響により前年度比で減少するも、計画通り進捗。
対面とオンラインツールを活用した非対面でのコンサルティング活動を推進、コロナ禍での保障ニーズの高まりもあり、
多様な保障ニーズにお応えできるオーダーメイド型商品の販売が順調に推移。
お客さまへの保障内容の丁寧なご説明などにより、解約失効率が前年から低下。保有契約高は、前年度末と同水準を維持。
・ 申込手続をお客さまのスマートフォンやPC等で実施できる「つながる手続」を導入(被保険者:2020年9月、契約者(一部):2021年4月)、
あわせて医師の診査についてZOOMを活用して実施する「リモート診査」を開始(2021年4月)し、一連の新契約手続における非対面化を推進。
※ 当ページ記載の「新契約高」「保有契約高」には、「Jタイプ」の重大疾病保険金額、「Tタイプ」の就業障がい保険金額、「介護リリーフα」等の介護保険金額を含みます。
12
【参考】T&Dフィナンシャル生命の主要ポイントと状況
新契約年換算保険料は前期並みを確保。保有契約年換算保険料は前期末から増加。
新契約年換算保険料 保有契約年換算保険料
(億円) (億円)
264 262
1,478
1,316
1,152
115
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2021/3末
新契約年換算保険料は、 262億円と前期並みを確保。新型コロナウイルス感染症拡大による営業活動への影響等により、
第3四半期までは前年同期を下回っていたものの、Web等を活用した営業活動の推進、オンライン・非対面での募集環境の
整備、海外金利の上昇による商品の魅力向上等により、第4四半期は、「生涯プレミアムワールド5」を中心に業績は回復。
保有契約年換算保険料は1,478億円、前期末から12.3%の増加。
・ 2020年9月に販売開始した「生涯プレミアムジャパン5」は、円ならではの安心感と、軽度から重度までの介護・認知症にも備えられ
る特約により、販売は堅調に推移。
・ 2021年2月に販売開始した「働くあなたにやさしい保険2」は、三大疾病やケガによる継続的な収入減少に備える「年金コース」と
三大疾病による治療費などの一時的な支出増加に備える「一時金コース」の2つのコースから選択できる商品に進化。販売は順調
に推移。
13
3.事業ポートフォリオの多様化(T&Dユナイテッドキャピタル)
T&Dユナイテッドキャピタル(連結)の状況
(単位:億円)
2021/3期 2021/3期 2021/3期 2021/3期
1Q(4~6月) 2Q(7~9月) 3Q(10~12月) 4Q(1~3月) 2021/3期
経常収益 616 313 14 86 1,029
うち持分法による投資利益 615 313 14 85 【①】 1,028
経常費用 4 4 4 4 17
経常利益 612 309 10 81 1,012
当期純利益 613 292 10 76 【②】 992
修正利益 46 16 24 38 【③】 125
中期経営計画に掲げる戦略の一つである「事業ポートフォリオの多様化」に取り組む子会社として設立した、T&Dユナイ
テッドキャピタルが、米国再保険持株会社であるフォーティテュード社の持分25%を取得(2020年6月)。
2021年3月期の持分法による投資利益は【①】1,028億円 となり、当期純利益は【②】992億円となりました。
当期純利益に含まれる、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を調整した修正利益は【③】125億円と
なりました。
14
3.事業ポートフォリオの多様化(アセットマネジメント事業・損害保険事業)
T&Dアセットマネジメントの状況
(単位:百万円) (参考)投資信託 運用資産残高
2021/3期 前期差 (億円)
1,458 1,280 公募投信
営業収益(実質ベース) 3,054 △ 215
経常利益 108 △ 209
10,068 9,811 私募投信
当期純利益 57 △ 153
新型コロナウイルス感染症の影響があるものの、市況の回復によ
り、投資信託の運用資産残高は微減。また、費用抑制により黒字を 2020/3末 2021/3末
確保。
ペット&ファミリー損害保険の状況
(単位:百万円)
(参考) 保有契約件数
2021/3期 前期差
(万件)
経常収益 7,465 +1,666
(万件)
経常損益 △ 285 +109
16.0 17.1
当期純損益 △ 216 +88
(億円)
保険金支払いが増加した影響により純損失となったものの、ペット
ショップ代理店、Webチャネルを中心に新契約は好調に推移。保有 2020/3末 2021/3末
契約件数は増加。
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4.2022年3月期 通期業績予想・株主還元
2022年3月期 通期業績予想(T&Dホールディングス連結)
(単位:億円)
2021年3月期実績 2022年3月期予想
経常収益 24,139 21,300
経常利益 2,281 740
(注)2022年3月期減益(予想)理由は
親会社株主に帰属する当期純利益 1,623 160 以下のとおり。
グループ修正利益 779 730
(注)2022年3月期減益(予想)について
(単位:億円)
2021年3月期 2022年3月期 • 2022年3月期予想の親会社に帰属する当期純利益は
実績 予想 前期差 160億円を見込んでいます。
当期純利益 1,623 160 △ 1,463 • このうち、生命保険3社(合算)の当期純利益は680億円
うち生命保険3社(合算) 623 680 +56 と2021年3月期より56億円の増益を見込んでいます。
太陽生命 102 150 +47 • 一方、T&Dユナイテッドキャピタルの2022年3月期当期
大同生命 548 540 △8 純利益は2021年3月期から1,502億円減少の△510億円
T&Dフィナンシャル生命 △ 27 △ 10 +17 を見込んでおります。これは投資先であるフォーティテュ
うちT&Dユナイテッドキャピタル 992 △ 510 △ 1,502
ード社の一時的な評価性損益の影響によります。
一時的な評価性損益 866 △ 570 △ 1,436 • このような一時的な評価性損益の影響を除いた、グル
ープの経営実態を表す「グループ修正利益」は730億円
実質的な損益 125 60 △ 65
を見込んでいます。
※ 実際の業績は、今後様々な要因によって、上記業績予想と大きく異なることがあります。
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4.2022年3月期 通期業績予想・株主還元
1株当たり年間配当金
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(予定) 3月期(予想)
1株当たり年間配当金 44円 46円 56円
(うち中間) 22円 22円 28円
(うち期末) 22円 24円 28円
2021年3月期の1株当たり配当金(予定)は、前期から2.0円増配し46.0円。
2022年3月期の1株当たり配当金(予想)は、10.0円増配の56.0円、7期連続の増配予定。
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【参考】新型コロナウイルス感染症への対応
T&D保険グループでは、新型コロナウイルス感染症への対応として、様々な取組みを行っています。
2021年5月14日現在
保険料払込猶予期間の延長
・太陽生命 : 2021年4月25日以降の新規受付分は、最長6ヵ月間の範囲内で延長(2021年10月末まで)
・大同生命 : 2021年1月12日以降の新規受付分は、2021年10月末まで、5月6日以降の新規受付分は、2021年11月末まで延長
・T&Dフィナンシャル生命 : 2021年4月28日以降の新規受付分は、最長6ヵ月間の範囲内で延長(2021年10月末まで)
契約更新手続期間の延長
・太陽生命 : 2021年4月25日以降の新規受付分は、最長6ヵ月間の範囲内で延長(2021年10月末まで)
・大同生命 : 2020年3月13日以降の新規受付分は、2020年9月30日まで延長(郵送・非対面での手続を可能としたため期間延長は終了)
・T&Dフィナンシャル生命 : 2021年4月28日以降の新規受付分は、2021年10月末まで延長
保険金・給付金、契約者貸付金等の簡易迅速なお支払い
医療機関の事情などにより、自宅その他の施設で治療を受けた場合でも、一定の要件のもと入院給付金をお支払い
新型コロナウイルス感染症を原因として死亡等された場合、災害死亡保険金等をお支払い
感染症対策にご尽力されている医療関係団体等への寄付
新型コロナウイルス感染症関連 保険金等の支払状況 (3社合算)
死亡保険金 入院給付金 (件) 2020年4月~2021年3月累計
2,513
件数 金額
死亡保険金 209件 1,517百万円
703
349
2021年 18
166
19 27 145 入院給付金 3,731件 396百万円
3月期
1Q 2Q 3Q 4Q
* 保険契約に関する取扱条件等については、各社のホームページをご覧ください。 18
【お問合せ先】
株式会社T&Dホールディングス 広報課 井本・山本 TEL 03-3272-6115
太 陽 生 命 保 険 株 式 会 社 広報課 貴志 TEL 03-3272-6406
大 同 生 命 保 険 株 式 会 社 広報課 筑摩 TEL 03-3272-6206
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社 広報課 高橋 TEL 03-6745-6808