8795 T&DHD 2020-11-13 15:00:00
2021年3月期第2四半期(中間)決算のお知らせ [pdf]
T&D保険グループ
2021年3月期第2四半期(中間)決算のお知らせ
2020年11月13日
グループストラクチャー
家庭マーケット 中小企業マーケット 乗合代理店マーケット
(金融機関・来店型ショップ)
T&D保険グループのT&Dホールディングス傘下には、太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命の中核生保
3社のほか、資産運用関連事業を担うT&Dアセットマネジメントやペット保険を取扱うペット&ファミリー損害保険、
グループの事業ポートフォリオ多様化を主に担うT&Dユナイテッドキャピタル等のグループ会社があります。
<本資料における計数の定義>
連結 : T&Dホールディングス(連結)
3社合算 : 生命保険会社3社の単純合算
生命保険会社3社 : 太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命
1
目次
2021年3月期第2四半期(中間)決算のポイント P. 3
1.T&D保険グループ決算の概況 P. 5
2.国内生命保険事業 P. 8
3.事業ポートフォリオの多様化 P. 14
4.2021年3月期 通期業績予想 P. 16
【参考】新型コロナウイルス:アフターコロナの営業戦略 P. 17
【参考】新型コロナウイルス感染症への対応 P. 18
2
2021年3月期第2四半期(中間)決算のポイント
新型コロナウイルス感染症の影響があったものの、契約業績は前年同期並みの水準となりました。また、グループ
修正利益は概ね計画どおりの進捗となりました。
1.T&D保険グループ決算の概況
・ 親会社株主に帰属する中間純利益は、米国再保険持株会社(以下、フォーティテュード社)の関連会社化に伴い
持分法による投資利益を計上したことにより、前年同期から大幅に増加。
・ グループ修正利益※は、利息及び配当金等収入の減少により、前年同期から減少。
・ Group MCEVは、新契約の積み上げや国内長期金利・内外株価の上昇等により、前期末から増加。
※ グループ修正利益は、当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を調整した経営実態を表す指標の一つです。
2.国内生命保険事業
・ 当グループの主要経営指標である新契約価値※は、堅調な契約業績により、前年同期から増加。
・ 新契約年換算保険料は、第1四半期においては新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う営業自粛の影響等
により減少したものの、第2四半期は前年同期を上回り、前年同期から増加。保有契約年換算保険料は前期末
からやや減少。
・ 3社合算の基礎利益は、利息及び配当金等収入の減少等により、前年同期から減少。
※ 新契約価値は、当期中に販売した新契約(転換契約を含む)の価値を表したものです。
3.事業ポートフォリオの多様化
・ T&Dユナイテッドキャピタルを通じて、フォーティテュード社を関連会社化したことに伴い、同社利益の25%を
持分法による投資利益として計上。
4.通期業績予想・株主配当予想
・ 通期業績予想および1株当たり年間配当金予想の修正はありません。
・ なお、130億円の自己株式の取得を実施予定。 3
2021年3月期第2四半期(中間)決算のポイント
■ 1.T&D保険グループ決算の概況 ■ 3.事業ポートフォリオの多様化
2020/3期 2Q累計 2021/3期 2Q累計 前年同期比 2020/3期 2Q累計 2021/3期 2Q累計
修正利益 ※
経常収益 10,889 億円 11,664 億円 +7.1 %
TDAM・P&F・TDUC(連結)合算 △1 億円 61 億円
経常利益 677 億円 1,500 億円 +121.6 % T D A M : T&Dアセットマネジメント
P & F : ペット&ファミリー損害保険
親会社株主に帰属する T D U C : T&Dユナイテッドキャピタル(2019年7月より営業開始)
中間純利益 362 億円 1,152 億円 +218.0 %
グループ修正利益 ※
352 億円 336 億円 △ 4.4 %
■ 4.2021年3月期 通期業績予想
2020年6月3日公表内容から変更なし
2020/3末 2020/9末 前期末差
2020/3期 実績 2021/3期 予想
Group MCEV 25,881 億円 30,682 億円 +4,800 億円
親会社株主に帰属する
当期純利益 671 億円 1,230 億円
■ 2.国内生命保険事業(3社合算) グループ修正利益 ※
649 億円 700 億円
2020/3期 2Q累計 2021/3期 2Q累計 前年同期差
2020/3期 実績 2021/3期 予想
新契約価値 541 億円 610 億円 +69 億円
2020/3期 2Q累計 2021/3期 2Q累計 前年同期比
1株当たり年間配当金 44.0 円 44.0 円
新契約年換算保険料 481 億円 484 億円 +0.6 % (うち中間配当) 22.0 円 22.0 円
2020/3末 2020/9末 前期末比
保有契約年換算保険料 15,386 億円 15,305 億円 △ 0.5 %
2020/3期 2Q累計 2021/3期 2Q累計 前年同期比
修正利益 ※ 350 億円 271 億円 △ 22.6 %
2020/3期 2Q累計 2021/3期 2Q累計 前年同期比 ※ グループ修正利益・修正利益
当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を調整した
基礎利益 855 億円 771 億円 △ 9.8 % 経営実態を表す指標の一つ
4
1.T&D保険グループ決算の概況(連結損益)
(単位:億円)
2020/3期 2021/3期
前年同期比
2Q累計 2Q累計
経常収益 10,889 11,664 +774 (+7.1%) 親会社株主に帰属する中間純利益は、
フォーティテュード社の関連会社化に伴
うち保険料等収入 8,752 8,421 △ 330 (△ 3.8%)
う持分法による投資利益の計上により、
うち資産運用収益 1,792 1,973 +180 (+10.1%) ① 前年同期から大幅に増加。
うち利息及び配当金等収入 1,529 1,372 △ 156 (△ 10.2%) グループ修正利益は、利息及び配当金
② 等収入の減少により、前年同期から減少。
うち持分法による投資利益 0 929 +928 (-)
経常費用 10,212 10,163 △ 49 (△ 0.5%)
うち保険金等支払金 5,853 6,516 +663 (+11.3%) ③
うち責任準備金等繰入額 2,257 1,787 △ 469 (△ 20.8%) ④ <主な増減要因>
うち資産運用費用 699 505 △ 193 (△ 27.7%) ① 金銭の信託運用益の増加による
経常利益 677 1,500 +823 (+121.6%) ② フォーティテュード社の関連会社化による
特別損益 △ 40 △ 86 △ 46 (-) ③④ 満期保険金の増加による
契約者配当準備金繰入額 125 126 +0 (+0.8%)
税金等調整前中間純利益 510 1,287 +776 (+152.0%)
法人税等合計 148 135 △ 13 (△ 8.9%)
親会社株主に帰属する
中間純利益 362 1,152 +789 (+218.0%)
当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる
一時的な評価性損益等を調整した経営実態を表す
グループ修正利益 352 336 △ 15 (△ 4.4%)
指標の一つ
5
1.T&D保険グループ決算の概況(グループ修正利益)
親会社株主に帰属する中間純利益・グループ修正利益の差異
(億円)
親会社株主に帰属する フォーティテュード社に係る
中間純利益 会計上の一時的な
評価性の利益等
1,152
842
市場価格調整
(MVA)に関連する グループ
評価性の損失 修正利益
27 336
< 会計上生じる一時的な評価性の損益等を調整 >
2021/3期 2Q累計
2021年3月期より、グループの経営実態を表す指標の一つとして、当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる
一時的な評価性損益等を調整した 「グループ修正利益」を導入。
フォーティテュード社を関連会社化したことに伴い、同社利益の25%を持分法による投資利益として計上し、親会社株主に
帰属する中間純利益が大幅に増加。同社の利益に含まれる、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を
調整し、「グループ修正利益」を算出。
6
1.T&D保険グループ決算の概況(MCEV [概算値])
Group MCEV
(億円)
(単位:億円)
2020/9末 前期末差
30,682
T&D保険グループ全体 (Group MCEV) 30,682 +4,800
26,051 25,881
生命保険事業のMCEV 29,469 +3,879
うち太陽生命 9,903 +945
うち大同生命 18,647 +2,387
うちT&Dフィナンシャル生命 957 +292
生命保険以外の事業に係る純資産 1,212 +921
2019/3末 2020/3末 2020/9末
* 生命保険会社の企業価値を評価する指標の一つ「EV(エンベディッド・バリュー)」は、「貸借対照表の純資産に、価格変動準備金・危険準備金等の内部留保、
時価評価されていない資産の含み損益等を加えた純資産価値」と「現時点で保有している契約から将来見込まれる利益の現在価値」を合計したものです。
* 生命保険以外の事業に係る純資産の前期末差(+921億円)には、フォーティテュード社に係る会計上の一時的な評価性の損益等(+842億円)を含んでいます。
7
2.国内生命保険事業(新契約・保有契約の状況)
新契約の状況
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3期 2021/3期 2021/3期 2021/3期
前年同期差 前年同期差 前年同期差 前年同期差
2Q累計 2Q累計 2Q累計 2Q累計
新契約価値 214 △ 29 393 +67 1 +30 610 +69
* 新契約価値は、当期中に販売した新契約(転換契約を含む)の価値を表したものです。
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3期 2021/3期 2021/3期 2021/3期
前年同期比 前年同期比 前年同期比 前年同期比
2Q累計 2Q累計 2Q累計 2Q累計
△ 16 +31 △ 12 +2
新契約年換算保険料 146 234 103 484
(△ 10.1%) (+15.7%) (△ 11.1%) (+0.6%)
+1 △4 △0 △3
うち第三分野 78 63 1 142
(+2.3%) (△ 6.9%) (△ 20.2%) (△ 2.3%)
* 新契約には、転換による純増加を含んでいます。
保有契約の状況
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2020/9末 前期末比 2020/9末 前期末比 2020/9末 前期末比 2020/9末 前期末比
△ 65 △ 68 +53 △ 81
保有契約年換算保険料 5,938 7,996 1,370 15,305
(△ 1.1%) (△ 0.9%) (+4.0%) (△ 0.5%)
+27 +7 +0 +35
うち第三分野 1,169 1,422 28 2,620
(+2.4%) (+0.5%) (+2.8%) (+1.4%)
8
2.国内生命保険事業(損益関係)
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2021/3期 2Q累計 前年同期比 2021/3期 2Q累計 前年同期比 2021/3期 2Q累計 前年同期比 2021/3期 2Q累計 前年同期比
経常収益 3,923 △ 299 △ 7.1% 4,931 △ 38 △ 0.8% 1,793 +225 +14.4% 10,648 △ 112 △ 1.0%
うち保険料等収入 3,073 △ 172 △ 5.3% 3,924 △ 74 △ 1.9% 1,388 △ 90 △ 6.1% 8,386 △ 337 △ 3.9%
うち資産運用収益 797 △ 132 △ 14.2% 862 +37 +4.6% 370 +308 +497.7% 2,030 +213 +11.8%
うち利息及び配当金等収入 719 △ 29 △ 4.0% 625 △ 121 △ 16.3% 36 △ 5 △ 13.4% 1,381 △ 157 △ 10.2%
経常費用 3,710 △ 296 △ 7.4% 4,531 +11 +0.3% 1,834 +271 +17.4% 10,076 △ 12 △ 0.1%
うち保険金等支払金 2,925 +157 +5.7% 2,517 △ 31 △ 1.2% 1,054 +533 +102.4% 6,497 +659 +11.3%
うち責任準備金等繰入額 91 △ 332 △ 78.4% 1,042 △ 10 △ 1.0% 670 △ 115 △ 14.7% 1,804 △ 457 △ 20.2%
うち資産運用費用 204 △ 95 △ 32.0% 347 +82 +31.1% 0 △ 149 △ 99.6% 551 △ 163 △ 22.8%
経常利益 212 △3 △ 1.7% 400 △ 50 △ 11.1% △ 40 △ 46 (-) 572 △ 100 △ 14.9%
特別損益 △ 32 △ 13 (-) △ 49 △ 31 (-) △4 △0 (-) △ 86 △ 45 (-)
契約者配当準備金繰入額 60 △6 △ 9.0% 65 +6 +11.9% 0 +0 (-) 126 +0 +0.8%
税引前中間純利益 119 △ 10 △ 8.3% 285 △ 88 △ 23.8% △ 44 △ 46 (-) 359 △ 146 △ 29.0%
法人税等合計 34 △ 8 △ 19.1% 93 △8 △ 8.7% △ 12 △ 12 (-) 115 △ 30 △ 20.6%
中間純利益 84 △2 △ 3.1% 191 △ 80 △ 29.5% △ 32 △ 33 (-) 244 △ 116 △ 32.3%
修正利益 84 △2 △ 3.1% 191 △ 80 △ 29.5% △ 4 +3 (-) 271 △ 79 △ 22.6%
基礎利益 292 +17 +6.5% 490 △ 115 △ 19.1% △ 11 +13 (-) 771 △ 84 △ 9.8%
順ざや 140 △2 △ 2.0% 84 △ 125 △ 59.6% △ 13 △1 (-) 212 △ 129 △ 37.9%
* T&Dフィナンシャル生命の修正利益は、中間純利益から市場価格調整(MVA)に関連する評価性の損益を調整して算出しています。
9
2.国内生命保険事業(健全性指標等)
ソルベンシー・マージン比率
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 T&Dホールディングス連結(参考)
2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差
ソルベンシー・マージン比率 828.4% 22.9pt上昇 1,404.8% 69.5pt上昇 981.2% 52.4pt低下 1,128.9% 21.9pt上昇
実質純資産 (単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 T&Dホールディングス連結(参考)
2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差
実質純資産 10,725 +224 15,815 +845 2,510 △ 21 30,451 +2,236
有価証券等の差損益(一般勘定) (単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 3社合算
2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差 2020/9末 前期末差
有価証券の差損益 5,322 +253 5,634 +975 1,777 +117 12,734 +1,346
うち公社債 3,284 △ 417 2,915 △ 499 612 △ 65 6,812 △ 982
うち株式 356 +128 1,487 +400 - - 1,844 +529
うち外国証券 1,414 +454 1,156 +867 57 +7 2,627 +1,329
土地等の差損益 621 △2 785 +19 - - 1,407 +17
* 有価証券の差損益は、有価証券のうち時価のあるものを記載しています。
* 土地等の差損益は、原則として鑑定評価額(重要性の低い物件等については公示価格等)をもとに算出しています。
10
【参考】太陽生命の主要ポイントと状況
保障性新契約年換算保険料※は前年同期と同水準まで回復。
保障性新契約年換算保険料※ 保障性保有契約年換算保険料※
(億円) (億円)
83
77 77 1,547 1,532 1,539
29
37 2Q
47
54 40 29 1Q
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2020/9末
2Q累計 2Q累計 2Q累計
保障性新契約年換算保険料※は、保障ニーズの高まりやWithコロナ時代に対応した営業活動の推進により、 第2四半期では前年
同期比130%程度に好転。新型コロナウイルス感染拡大に伴う訪問活動の自粛等により、第1四半期の契約業績は減少したもの
の、第2四半期累計で77億円となり、前年同期と同水準まで回復。
入院一時金保険等の第三分野商品の販売が引き続き堅調であったことから、保障性保有契約年換算保険料※は1,539億円となり、
前期末から0.4%の増加。
※ 保障性年換算保険料(太陽生命独自の指標)とは、年換算保険料のうち主に貯蓄系商品を除いた保険料の合計。
同指標の伸展は「EVの伸展」に大きく寄与するため、太陽生命が契約業績の中で重視する指標。
・ 2020年9月に、新型コロナウイルス感染症を含む所定の感染症を保障する「感染症プラス入院一時金保険」を発売。販売件数は販売
開始からわずか13日で1万件と好調。11月に、健康状態に不安のある方のニーズに応えるため、選択緩和型商品でも取扱開始。
・ 非対面でのお手続きをご希望されるお客様のニーズに対応して、インターネット完結型保険「スマ保険」でも「感染症プラス入院一時
金保険」を販売。さらに、営業職員チャネルでご好評いただいている「先進医療保険」も申込可能となるなど、お客様のニーズにこれ
まで以上にお応えできるよう商品ラインアップを拡大。 11
【参考】大同生命の主要ポイントと状況
新契約高は計画どおり進捗。保有契約高は第1四半期末から純増、前期末からはほぼ横ばいで推移。
新契約高※ 保有契約高※
(億円) (億円)
40,507 471,460 469,472 466,780
18,416 16,551
23,734
就業不能・ 103,879 108,995 109,654 就業不能・
6,785 5,073 介護保障商品
介護保障商品
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2020/9末
2Q累計 2Q累計 (*) 2Q累計
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言発令期間中の対面による営業活動自粛の影響等により、新契約高 ※は
前年同期から減少するも計画どおり進捗。
*2020年3月期第2四半期は、定期保険等の税務取扱の見直しに伴う一部商品の販売停止の影響により、前年同期から減少。
第2四半期末の保有契約高※は、第1四半期末(2020年6月末)と比較すると555億円純増、前期末からはほぼ横ばいで推移。
コロナ禍での保障ニーズの高まりもあり、2019年7月に発売した経営者の多様な保障ニーズにきめ細かくお応えできるオーダー
メイド型商品の販売が順調に推移。
※ 個人保険・個人年金保険の新契約高および保有契約高に、「Jタイプ」の重大疾病保険金額、「Tタイプ」の就業障がい保険金額、「介護リリーフα」等の
介護保険金額を計上した場合の新契約高・保有契約高。
・ 緊急事態宣言解除後は、電話・郵送、Web会議等の活用に加え、事前のアポイント取得による対面での営業活動を再開。また、9月よ
り、被保険者の申込手続をお客さまのスマートフォンやPC等で実施できる取組み(つながる手続)を開始し、手続きの非対面化を推進。
・ 新型コロナウイルスの感染拡大に対し、契約者貸付の利息免除(2021年3月末まで適用)、保険料払込猶予期間の延長等の特別取
扱の実施、「雇用調整助成金」電話相談・社労士紹介サービスの提供等を通じて全国の中小企業を支援。 12
【参考】T&Dフィナンシャル生命の主要ポイントと状況
新契約年換算保険料は前年同期より減少するも保有契約年換算保険料は前期末から増加。
新契約年換算保険料 保有契約年換算保険料
(億円) (億円)
115
1,370
103 1,316
1,152
61
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2020/9末
2Q累計 2Q累計 2Q累計
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令による営業活動への影響等により、新契約年換算保険料は103億円
となり前年同期から11.1%減少するも、同宣言解除後は代理店における営業活動の再開により業績が回復し、計画どおり進捗。
保有契約年換算保険料は1,370億円、前期末から4.0%の増加。
・ 2020年9月より、円ならではの安心感で“ふやしてのこす”「生涯プレミアムジャパン5」の販売を開始。特約の新設により、軽度から
重度までの介護・認知症にも備えられる一時払終身保険に進化。販売は順調に推移。
・ コロナ禍を受け、平準払商品について、対面での募集に加え、オンライン面談や郵送を活用した募集を開始。また、ホームページに
(億円)
代理店向けの商品研修ポータルサイトを新設するとともに、Webミーティングによるオンライン研修を実施。
13
3.事業ポートフォリオの多様化(T&Dユナイテッドキャピタル)
T&Dユナイテッドキャピタル(連結)の状況
(単位:億円)
2021/3期 1Q単期 2021/3期 2Q単期 2021/3期 2Q累計
経常収益 616 313 929
うち持分法による投資利益 615 313 928
経常費用 4 4 8
経常利益 612 309 921
当期純利益 613 292 905
修正利益 46 16 62
【 参 考 】 フォーティテュード社の関連会社化に伴う
フォーティテュード社の持分25%を取得(2020年6月)。 持分法による投資利益の発生について
投資時点の同社純資産と取得価額の差額を持分法
による投資利益として615億円計上。これに資産評価 フォーティテュード社の決算日は12月末であり、同社の第3四半期
益の増加等が加わり、第2四半期累計の持分法によ 会計期間(7月~9月)の損益は、T&Dホールディングス第3四半期
会計期間(10月~12月)に反映。
る投資利益は928億円。
同社の第3四半期会計期間に係る持分法による投資利益として、
中間純利益は、905億円。 25億円程度をT&Dホールディングス第3四半期決算に計上する見
市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益 込み。
等を調整した修正利益は62億円。 なお、持分法による投資損益の増加要因は、主に市場変動により
生じる一時的な評価性損益であり、業績予想に変更なし。
14
3.事業ポートフォリオの多様化(アセットマネジメント事業・損害保険事業)
T&Dアセットマネジメントの状況
(単位:百万円)
(参考)投資信託 運用資産残高
2021/3期 2Q累計 前年同期差
(億円)
営業収益 1,547 △ 51
1,458 1,411 公募投信
経常利益 66 △ 111
中間純利益 38 △ 83 10,068 9,887 私募投信
新型コロナウイルス感染症の影響により運用資産残高は減少し
たものの、費用抑制により黒字を確保。 2020/3末 2020/9末
ペット&ファミリー損害保険の状況
(単位:百万円)
(参考) 保有契約件数
2021/3期 2Q累計 前年同期差
(万件)
経常収益 3,525 +723
(万件)
経常利益 △ 141 +113
16.0 16.6
中間純利益 △ 107 +90
(億円)
保険金支払い等の影響で中間純損失となったものの、主力の
ペットショップ代理店を中心に新契約は好調。保有契約件数は 2020/3末 2020/9末
増加。2020年8月より太陽生命の営業職員による販売を開始。
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4.2021年3月期 通期業績予想
T&Dホールディングス連結
2020年6月3日公表内容から変更ありません。 (単位:億円)
2020年3月期実績 2021年3月期予想
経常収益 21,979 19,600
経常利益 1,254 1,830
親会社株主に帰属する当期純利益 671 1,230
グループ修正利益 649 700
* 2021年3月期より、グループの経営実態を表す指標の一つとして、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を調整した
「グループ修正利益」を導入しています。
2020年3月期実績 2021年3月期予想
1株当たり年間配当金 44.0円(うち中間配当22.0円) 44.0円(うち中間配当22.0円)
なお、上記の前提となる生命保険会社3社(単体)の2021年3月期の通期業績予想は次のとおりです。
(単位:億円)
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命
経常収益 7,200 9,500 2,800
経常利益 360 870 △ 40
当期純利益 140 480 △ 40
* 連結と生命保険会社3社合算との差額は、3社以外の連結子会社・関連会社ならびに連結会社相互間の調整等によるものです。
※ 上記の各業績予想には、新型コロナウイルス感染症による金融市場への影響や営業自粛・中小企業の景況感悪化に伴う新契約減少・
解約増加を一定程度織り込んでいます。
※ 実際の業績は、今後様々な要因によって、上記業績予想と大きく異なることがあります。
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【参考】新型コロナウイルス:アフターコロナの営業戦略
T&D保険グループは、社会環境の変化に的確に対応し、事業を通じて「社会にとっての価値」と
「企業にとっての価値」を創造し、持続的な成長を実現してまいります。
新型コロナウイルス感染症による環境変化の認識
従来型の対面と非対面に加え、リアルとデジタルの融合が、今後の生命保険営業のポイント
お客さまの多くは営業担当者からのアドバイスを必要としているものの、お客さまのニーズに応じて
契約プロセスの一部を非対面で実施
アフターコロナの営業戦略
コンビ活動は維持しつつ、情報活動を起点とした生産効率の高い活動モデルへ
リアルとデジタルの融合によるハイブリッドな営業組織体制へ
速やかな商品投入とデジタルツール等の活用により、マーケットでのプレゼンス拡大
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【参考】新型コロナウイルス感染症への対応
T&D保険グループでは、新型コロナウイルス感染症への対応として、様々な取組みを行っています。
2020年11月1日現在
保険料払込猶予期間の延長
(大同生命は、2020年12月末まで受付、太陽生命・T&Dフィナンシャル生命は、2020年9月末に受付終了)
契約更新手続期間の延長(2020年9月末に取扱終了)
保険金・給付金、契約者貸付金等の簡易迅速なお支払い
医療機関の事情などにより、自宅その他の施設で治療を受けた場合でも、一定の要件のもと入院給付金をお支払い
新型コロナウイルス感染症を原因として死亡等された場合、災害死亡保険金等をお支払い
契約者貸付(新規貸付)の利息免除
(大同生命は、2020年12月末まで受付、2021年3月末まで利息免除、太陽生命・T&Dフィナンシャル生命は、2020年6月末に受付終了)
* 保険契約に関する取扱条件等については、各社のホームページをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症関連 保険金等の支払状況 (3社合算)
(件)
死亡保険金 入院給付金 2020年4月~9月累計
208
件数 金額
100
死亡保険金 37件 約360百万円
95
55 46
入院給付金 515件 約65百万円
4 11 5 9 6 5 8
4月 5月 6月 7月 8月 9月
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【お問合せ先】
株式会社T&Dホールディングス 広報部 井本・勝呂 TEL 03-3272-6115
太 陽 生 命 保 険 株 式 会 社 広報課 貴志 TEL 03-3272-6406
大 同 生 命 保 険 株 式 会 社 広報課 筑摩 TEL 03-3272-6206
T&Dフィナンシャル生命保険株式会社 広報課 高橋 TEL 03-6745-6808