T&D保険グループ
２０２１年３月期第１四半期決算のお知らせ
2020年8月7日
グループストラクチャー
家庭マーケット 中小企業マーケット 乗合代理店マーケット
（金融機関・来店型ショップ）
T&D保険グループのT&Dホールディングス傘下には、太陽生命、大同生命、T&Dフィナンシャル生命の中核生保
３社のほか、資産運用関連事業を担うT&Dアセットマネジメントやペット保険を取扱うペット&ファミリー損害保険、
グループの事業ポートフォリオ多様化を主に担うT&Dユナイテッドキャピタル等のグループ会社があります。
＜本資料における計数の定義＞
連結 ： Ｔ＆Ｄホールディングス（連結）
３社合算 ： 生命保険会社３社の単純合算
生命保険会社３社 ： 太陽生命、大同生命、Ｔ＆Ｄフィナンシャル生命
1
目次
2021年3月期第1四半期決算のポイント Ｐ. 3
１．T&D保険グループ決算の概況 Ｐ. 5
２．国内生命保険事業 Ｐ. 8
３．事業ポートフォリオの多様化 Ｐ. 14
４．2021年3月期 通期業績予想 Ｐ. 16
【参考】新型コロナウイルス：ニューノーマルを見据えた取組み Ｐ. 17
【参考】新型コロナウイルス感染症への対応 P. 18
2
2021年3月期第1四半期決算のポイント
2021年3月期第1四半期は、新型コロナウイルス感染症の影響が契約業績や資産運用損益に生じましたが、概ね
計画どおりの損益状況となりました。
１．T&D保険グループ決算の概況
・ 親会社株主に帰属する四半期純利益は、米国再保険持株会社を関連会社化し、同社利益の25％を持分法によ
る投資利益として計上したことにより、前年同期から大幅に増加。
・ グループ修正利益※は、利息及び配当金等収入や金融派生商品損益の減少により、前年同期から減少。
・ Group MCEVは、国内長期金利の上昇、内外株価の上昇等により、前期末から増加。
※ グループ修正利益は、当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を一部調整した経営実態を表す指標の一つです。
２．国内生命保険事業
・ 当グループの主要経営指標である新契約価値※は、前年同期から減少。
・ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う営業自粛の影響等により、新契約年換算保険料は前年同期から
ほぼ横ばい。保有契約年換算保険料は前期末からやや減少。
・ 3社合算の基礎利益は、利息及び配当金等収入の減少等により、前年同期から減少。
※ 新契約価値は、当期中に販売した新契約（転換契約を含む）の価値を表したものです。
３．事業ポートフォリオの多様化
・ Ｔ＆Ｄユナイテッドキャピタルを通じて、米国再保険持株会社フォーティテュード社を関連会社化（2020年6月）した
ことに伴い、同社利益の25％を持分法による投資利益として計上。
４．通期業績予想・株主配当予想
・ 通期業績予想および1株当たり年間配当金予想の修正はありません。
3
2021年3月期第1四半期決算のポイント
■ １．T&D保険グループ決算の概況 ■ ３．事業ポートフォリオの多様化
2020/3期 1Q 2021/3期 1Q 前年同期比 2020/3期 1Q 2021/3期 1Q
修正利益 ※
経常収益 5,123 億円 5,869 億円 +14.6 ％
TDAM・P&F・TDUC（連結）合算 △0 億円 45 億円
経常利益 299 億円 839 億円 +180.0 ％ T D A M ： T&Dアセットマネジメント
P & Ｆ ： ペット＆ファミリー損害保険
親会社株主に帰属する T D U C ： T&Dユナイテッドキャピタル（2019年7月より営業開始）
四半期純利益 156 億円 684 億円 +336.6 ％
グループ修正利益 ※
152 億円 146 億円 △ 4.2 ％
■ ４．2021年3月期 通期業績予想
2020年6月3日公表内容から変更なし
2020/3末 2020/6末 前期末差
2020/3期 実績 2021/3期 予想
Ｇｒｏｕｐ ＭＣＥＶ 25,881 億円 29,483 億円 +3,601 億円
親会社株主に帰属する
当期純利益 671 億円 1,230 億円
■ ２．国内生命保険事業（3社合算） グループ修正利益 ※
649 億円 700 億円
2020/3期 1Q 2021/3期 1Q 前年同期差
2020/3期 実績 2021/3期 予想
新契約価値 263 億円 227 億円 △ 35 億円
2020/3期 1Q 2021/3期 1Q 前年同期比
１株当たり年間配当金 44.0 円 44.0 円
新契約年換算保険料 186 億円 185 億円 △ 0.2 ％ （うち中間配当） 22.0 円 22.0 円
2020/3末 2020/6末 前期末比
保有契約年換算保険料 15,386 億円 15,282 億円 △ 0.7 ％
2020/3期 1Q 2021/3期 1Q 前年同期比
修正利益 ※ 153 億円 101 億円 △ 34.1 ％
2020/3期 1Q 2021/3期 1Q 前年同期比 ※ グループ修正利益・修正利益
当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を一部調整した
基礎利益 368 億円 339 億円 △ 7.9 ％ 経営実態を表す指標の一つ
4
１．T&D保険グループ決算の概況（連結損益）
（単位：億円）
2020/3期 2021/3期
前年同期比
1Q 1Q
親会社株主に帰属する四半期純利益は、
経常収益 5,123 5,869 +745 (+14.6%) 米国再保険持株会社の関連会社化に伴
うち保険料等収入 4,067 3,914 △ 153 (△ 3.8%) ① い持分法による投資利益を計上したこと
により、前年同期から大幅に増加。
うち資産運用収益 861 1,161 +300 (+34.9%) ②
グループ修正利益は、利息及び配当金
うち利息及び配当金等収入 712 650 △ 62 (△ 8.7%)
等収入や金融派生商品損益の減少によ
うち持分法による投資利益 0 615 +615 (-) ③ り、前年同期から減少。
経常費用 4,823 5,029 +206 (+4.3%)
うち保険金等支払金 3,130 3,597 +466 (+14.9%) ④
うち責任準備金等繰入額 614 422 △ 191 (△ 31.1%) ⑤ ＜主な増減要因＞
うち資産運用費用 385 346 △ 38 (△ 10.1%) ①⑤ 新契約の減少等による
② 金銭の信託運用益の増加による
経常利益 299 839 +539 (+180.0%)
③ 米国再保険持株会社の関連会社化による
特別損益 △ 20 △ 59 △ 39 (-)
④ 満期保険金の増加による
契約者配当準備金繰入額 61 58 △2 (△ 3.5%)
税金等調整前四半期純利益 218 720 +502 (+230.2%)
法人税等合計 61 35 △ 25 (△ 41.4%)
親会社株主に帰属する
四半期純利益 156 684 +527 (+336.6%)
当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる
一時的な評価性損益等を一部調整した経営実態を
グループ修正利益 152 146 △6 (△ 4.2%)
表す指標の一つ
5
１．T&D保険グループ決算の概況（グループ修正利益）
親会社株主に帰属する四半期純利益・グループ修正利益の差異
（億円）
＜ 会計上生じる一時的な評価性の損益等を調整 ＞
米国再保険持株会社に係る
会計上の一時的な
評価性の損益等 684
市場価格調整 +567
（MVA）に関連する
評価性の損益
146 △28
グ ループ修 正利益 親会社株 主に帰属 する
四半 期純利益
2021/3期 1Q 2021/3期 1Q
2021年3月期より、グループの経営実態を表す指標の一つとして、当期純利益に対し、市場の変動により会計上生じる
一時的な評価性損益等を一部調整した 「グループ修正利益」を導入。
米国再保険持株会社フォーティテュード社を関連会社化したことに伴い、同社利益の25％を持分法による投資利益として
計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅に増加。フォーティテュード社の利益に含まれる、市場の変動により
会計上生じる一時的な評価性損益等を調整し、「グループ修正利益」を算出。
6
１．T&D保険グループ決算の概況（MCEV [概算値]）
Ｇｒｏｕｐ MCEV
（億円）
（単位：億円）
2020/6末 前期末差
29,483
T&Ｄ保険グループ全体 （Ｇｒｏｕｐ ＭＣＥＶ） 29,483 +3,601
26,051 25,881
生命保険事業のＭＣＥＶ 28,569 +2,978
うち太陽生命 9,599 +641
うち大同生命 18,076 +1,815
うちT&Dフィナンシャル生命 929 +264
生命保険以外の事業に係る純資産 913 +623
2019/3末 2020/3末 2020/6末
＊ 生命保険会社の企業価値を評価する指標の一つ「ＥＶ（エンベディッド・バリュー）」は、「貸借対照表の純資産に、価格変動準備金・危険準備金等の内部留保、
時価評価されていない資産の含み損益等を加えた純資産価値」と「現時点で保有している契約から将来見込まれる利益の現在価値」を合計したものです。
＊ 生命保険以外の事業に係る純資産の前期末差（+623億円）には、フォーティテュード社に係る会計上の一時的な評価性の損益等（+567億円）を含んでいます。
7
２．国内生命保険事業（新契約・保有契約の状況）
新契約の状況
（単位：億円）
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 ３社合算
2021/3期 2021/3期 2021/3期 2021/3期
前年同期差 前年同期差 前年同期差 前年同期差
1Q 1Q 1Q 1Q
新契約価値 74 △ 62 156 +32 △3 △5 227 △ 35
＊ 新契約価値は、当期中に販売した新契約（転換契約を含む）の価値を表したものです。
（単位：億円）
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 ３社合算
2021/3期 2021/3期 2021/3期 2021/3期
前年同期比 前年同期比 前年同期比 前年同期比
1Q 1Q 1Q 1Q
△ 35 +18 +16 △0
新契約年換算保険料 52 94 38 185
(△ 40.4%) (+24.9%) (+72.7%) (△ 0.2%)
△ 10 △4 △0 △ 15
うち第三分野 28 24 0 54
(△ 26.2%) (△ 16.3%) (△ 43.3%) (△ 22.3%)
＊ 新契約には、転換による純増加を含んでいます。
保有契約の状況
（単位：億円）
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 ３社合算
2020/6末 前期末比 2020/6末 前期末比 2020/6末 前期末比 2020/6末 前期末比
△ 60 △ 59 +16 △ 104
保有契約年換算保険料 5,943 8,005 1,333 15,282
(△ 1.0%) (△ 0.7%) (+1.2%) (△ 0.7%)
+2 △5 +0 △2
うち第三分野 1,144 1,409 27 2,582
(+0.2%) (△ 0.4%) (+0.7%) (△ 0.1%)
8
２．国内生命保険事業（損益関係）
（単位：億円）
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命
2021/3期 1Q 前年同期比 2021/3期 1Q 前年同期比 2021/3期 1Q 前年同期比
経常収益 2,251 △ 99 △ 4.2% 2,447 +10 +0.4% 836 +438 +109.9%
うち保険料等収入 1,481 △ 386 △ 20.7% 1,895 △ 51 △ 2.7% 520 +281 +117.5%
うち資産運用収益 410 △ 50 △ 11.0% 475 +89 +23.3% 300 +276 (-)
うち利息及び配当金等収入 340 △9 △ 2.6% 297 △ 51 △ 14.7% 18 △2 △ 12.2%
経常費用 2,138 △ 109 △ 4.9% 2,296 +43 +1.9% 874 +487 +125.6%
うち保険金等支払金 1,795 +224 +14.3% 1,310 +14 +1.1% 482 +225 +88.1%
うち責任準備金等繰入額 0 △ 262 △ 100.0% 414 △ 68 △ 14.2% 343 +342 (-)
うち資産運用費用 103 △ 44 △ 29.9% 260 +119 +84.8% 0 △ 100 △ 99.7%
経常利益 112 +9 +9.5% 151 △ 33 △ 18.1% △ 37 △ 48 (-)
特別損益 △ 16 △6 (-) △ 40 △ 32 (-) △1 △0 (-)
契約者配当準備金繰入額 30 △4 △ 12.2% 28 +2 +7.7% - +0 (-)
税引前四半期純利益 65 +7 +13.2% 82 △ 67 △ 45.1% △ 39 △ 49 (-)
法人税等合計 18 +0 +0.2% 28 △9 △ 24.8% △ 10 △ 14 (-)
四半期純利益 47 +7 +19.1% 53 △ 58 △ 51.9% △ 28 △ 34 (-)
修正利益 47 +7 +19.1% 53 △ 58 △ 51.9% 0 △1 △ 93.4%
基礎利益 130 +27 +26.8% 214 △ 55 △ 20.5% △ 5 △1 (-)
＊ T&Dフィナンシャル生命の修正利益は、四半期純利益から市場価格調整（MVA）に関連する評価性の損益を調整して算出しています。
9
２．国内生命保険事業（健全性指標等）
ソルベンシー・マージン比率
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 T&Dホールディングス連結（参考）
2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差
ソルベンシー・マージン比率 830.3% 24.8pt上昇 1,393.2% 57.9pt上昇 989.8% 43.8pt低下 1,122.4% 15.4pt上昇
実質純資産 （単位：億円）
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 T&Dホールディングス連結（参考）
2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差
実質純資産 10,683 +182 15,265 +295 2,481 △ 49 29,526 +1,311
有価証券等の差損益（一般勘定） （単位：億円）
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命 ３社合算
2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差 2020/6末 前期末差
有価証券の差損益 5,316 +247 5,289 +630 1,751 +91 12,358 +969
うち公社債 3,298 △ 403 2,896 △ 519 617 △ 60 6,812 △ 983
うち株式 375 +146 1,330 +244 - - 1,706 +391
うち外国証券 1,406 +447 1,044 +755 55 +5 2,506 +1,208
土地等の差損益 624 +0 783 +17 - - 1,408 +18
＊ 有価証券の差損益は、有価証券のうち時価のあるものを記載しています。
＊ 土地等の差損益は、原則として鑑定評価額（重要性の低い物件等については公示価格等）をもとに算出しています。
10
【参考】太陽生命の主要ポイントと状況
保障性新契約年換算保険料※は前年同期より減少したものの計画を上回る進捗。
保障性新契約年換算保険料※ 保障性保有契約年換算保険料※
（億円） （億円）
54
1,547 1,532 1,524
40
（参考）
28 29
当第1四半期における
業績推移は右下[参考]に記載
2019/3期 2020/3期 前期通常月平均 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2020/6末
1Q 1Q （3カ月分) 1Q
保障性新契約年換算保険料※は29億円。新型コロナウイルス感染拡大の影響により営業職員チャ
[参考] 当第1四半期(コロナ禍)における業績推移
ネルで4月～5月に在宅勤務の実施等、訪問活動を自粛したこと等から、前年同期より減少。
活動自粛期間 推進施策自粛期間
保障性保有契約年換算保険料※は、前期末から微減。 （億円）
一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響による保障ニーズの高まり等から、緊急事態宣言解除 20.0
後の6月に営業活動面における推進施策の一部自粛を継続して行ったものの、6月の保障性新契
12.9
約年換算保険料※は前期通常月平均（9.6億円）を上回る12.9億円と堅調に推移。 10.9 9.6
9.3
※ 保障性年換算保険料（太陽生命独自の指標）とは、年換算保険料のうち主に貯蓄系商品を除いた保険料の合計。 （前 （前 （前
9.2
同指標の伸展は「ＥＶの伸展」に大きく寄与するため、太陽生命が契約業績の中で重視する指標。 年
同
年
同 7.3
年
同
期 期 期
） ） ）
・ 緊急事態宣言解除を受け、顧客情報を活用した事前のアポイント取得による訪問活動やWebex等を 前期
4月 5月 6月
活用した研修など、Withコロナ時代に対応した取組みを推進。 通常月平均
・ 2019年11月に発売した「入院一時金保険」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により営業活動を
自粛したものの、発売開始から8カ月間累計で約5.5万件と引き続き堅調に推移（2020年6月末時点）。 11
【参考】大同生命の主要ポイントと状況
新契約高は前年同期より減少するも計画どおり進捗。保有契約高は前期末からほぼ横ばいで推移。
新契約高※ 保有契約高※
（億円） （億円）
471,460 469,472 466,225
20,035
8,023
6,591
11,192
103,879 108,995 108,580
就業不能・
3,145 就業不能・ 介護保障商品
1,958
介護保障商品
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2020/6末
1Q 1Q (＊) 1Q
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言発令期間中の対面による営業活動自粛の影響等により、新契約高※は
前年同期から減少するも計画どおり進捗。保有契約高※は前期末からほぼ横ばいで推移。
＊2020年3月期第1四半期は、定期保険等の税務取扱の見直しに伴う一部商品の販売停止の影響により、前年同期から減少。
コロナ禍での保障ニーズの高まりもあり、2019年7月に発売した経営者の多様な保障ニーズにきめ細かくお応えできるオーダー
メイド型商品の販売が順調に推移。
※ 個人保険・個人年金保険の新契約高および保有契約高に、「Ｊタイプ」の重大疾病保険金額、「Ｔタイプ」の就業障がい保険金額、「介護リリーフα」等の
介護保険金額を計上した場合の新契約高・保有契約高。
・ 緊急事態宣言解除後は、電話・郵送、Zoomなどの活用に加え、事前のアポイント取得による対面での営業活動を再開。
・ 新型コロナウイルスの感染拡大に対し、契約者貸付の利息免除（2021年3月末まで適用）、保険料払込猶予期間の延長などの特別
取扱の実施、「雇用調整助成金」電話相談・社労士紹介サービスの提供や健康に関する相談窓口の開設等を通じて全国の中小企
業を支援。 12
【参考】Ｔ＆Ｄフィナンシャル生命の主要ポイントと状況
外国為替連動型一時払終身保険「生涯プレミアムワールド５」の販売が好調。
新契約年換算保険料 保有契約年換算保険料
（億円） （億円）
1,316 1,333
38 1,152
30
22
2019/3期 2020/3期 2021/3期 2019/3末 2020/3末 2020/6末
1Q 1Q 1Q
新契約年換算保険料は38億円、 2019年7月に発売した「生涯プレミアムワールド５」の販売好調により前年同期の約1.7倍。
「生涯プレミアムワールド５」は、契約時に為替手数料がかからないという独自性のある機能に加え、契約日から一定期間、
死亡保険金は一時払保険料と同額が円で最低保証される安心の機能や、初期費用が不要といった機能の追加により、競争力
が向上。
保有契約年換算保険料は1,333億円、一時払終身保険の販売好調により、前期末から1.2％の増加。
・ 2020年9月より、円ならではの安心感で“ふやしてのこす”「生涯プレミアムジャパン５」の販売を開始予定。特約の新設により、軽度
から重度までの介護・認知症にも備えられる一時払終身保険に進化。
（億円）
・ コロナ禍を受け、平準払商品について、対面での募集に加え、オンライン面談や郵送を活用した募集を開始。また、ホームページに
代理店向けの商品研修ポータルサイトを新設するとともに、Webミーティングによるオンライン研修を実施。
13
３．事業ポートフォリオの多様化（Ｔ＆Ｄユナイテッドキャピタル）
Ｔ＆Ｄユナイテッドキャピタル（連結）の状況 【 参 考 】 米国再保険持株会社の関連会社化に伴う
（単位：億円） 持分法による投資利益の発生について
2021/3期 1Q Ｔ＆Ｄユナイテッドキャピタルを通じて米国再保険持株会社
フォーティテュード社の持分25％を取得。
経常収益 616 投資時点の同社純資産と取得価額の差額を持分法による
投資利益として615億円計上。
うち持分法による投資利益 615
市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益等を
経常費用 4 一部調整した修正利益は46億円。
経常利益 612 持分法による投資利益
（負ののれん）
615億円
四半期純利益 613 フォーティテュード社
純資産
（当社持分25％） フォーティテュード社
修正利益 46 1,414億円 取得価額
799億円
・グループ一体での効果的・効率的な投資体制の構築に向けた
取組みを推進。 フォーティテュード社の決算日は12月末であり、同社の第2四半期
会計期間（4月～6月）の損益は、Ｔ＆Ｄホールディングス第2四半期
フランスの資産運用会社ティケオー・キャピ アセットマネジメント 会計期間（7月～9月）に反映。
タル社と資本業務提携 （2019年9月） 事業
同社の第2四半期会計期間に係る持分法による投資利益として、
310億円程度をＴ＆Ｄホールディングス第2四半期決算に計上する
米国再保険持株会社フォーティテュード社の クローズドブック 見込み。
持分取得 （2020年6月） 事業
なお、持分法による投資損益の増加要因は、主に市場変動により
生じる一時的な評価性損益であり、業績予想に変更なし。
スイスのデジタルヘルスケア企業ダカドゥ社 デジタル保険 詳しくは、2020年8月7日ニュースリリース「持分法による投資利益
と業務提携 （2020年6月） 事業 の計上に関するお知らせ」を参照。
14
３．事業ポートフォリオの多様化（アセットマネジメント事業・損害保険事業）
Ｔ＆Ｄアセットマネジメントの状況
（単位：百万円）
（参考）投資信託 運用資産残高
2021/3期 1Q 前年同期差
（億円）
営業収益 1,698 △ 106
1,458 1,466 公募投信
経常利益 30 △ 55
四半期純利益 20 △ 41 10,068 10,028
私募投信
コロナ禍により、運用資産残高および四半期純利益は減少。お
客さまへの情報提供の充実に向け、SNS（Twitter、Facebook、 2020/3末 2020/6末
LINE）の公式アカウントを開設。
ペット＆ファミリー損害保険の状況
（単位：百万円）
（参考） 保有契約件数
2021/3期 1Q 前年同期差
（万件）
経常収益 1,743 +336
（万件）
経常利益 △ 160 △ 22
16.0 16.3
四半期純利益 △ 120 △ 13
（億円）
四半期純利益は前年同期から減少したものの、主力チャネルの
ペットショップ代理店での新契約が好調に推移したことにより、 2020/3末 2020/6末
保有契約件数が着実に増加。
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４．2021年3月期 通期業績予想
Ｔ＆Ｄホールディングス連結
2020年6月3日公表内容から変更ありません。 （単位：億円）
2020年3月期実績 2021年3月期予想
経常収益 21,979 19,600
経常利益 1,254 1,830
親会社株主に帰属する当期純利益 671 1,230
グループ修正利益 649 700
＊ 2021年3月期より、グループの経営実態を表す指標の一つとして、市場の変動により会計上生じる一時的な評価性損益を一部調整した
「グループ修正利益」を導入しています。
2020年3月期実績 2021年3月期予想
1株当たり年間配当金 44.0円（うち中間配当22.0円） 44.0円（うち中間配当22.0円）
なお、上記の前提となる生命保険会社3社（単体）の2021年3月期の通期業績予想は次のとおりです。
（単位：億円）
太陽生命 大同生命 T&Dフィナンシャル生命
経常収益 7,200 9,500 2,800
経常利益 360 870 △ 40
当期純利益 140 480 △ 40
＊ 連結と生命保険会社3社合算との差額は、3社以外の連結子会社・関連会社ならびに連結会社相互間の調整等によるものです。
※ 上記の各業績予想には、新型コロナウイルス感染症による金融市場への影響や営業自粛・中小企業の景況感悪化に伴う新契約減少・
解約増加を一定程度織り込んでいます。
※ 実際の業績は、今後様々な要因によって、上記業績予想と大きく異なることがあります。
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【参考】新型コロナウイルス：ニューノーマルを見据えた取組み
Ｔ＆Ｄ保険グループは、社会環境の変化に的確に対応し、事業を通じて「社会にとっての価値」と
「企業にとっての価値」を創造し、持続的な成長を実現してまいります。
新型コロナウイルス感染症による環境変化への対応
人々の行動変化は価値観の変化につながり、やがて社会構造の変化へ。
｢リアルとデジタルの融合」によりお客さま接点を多様化し、「商品・サービス」と「販売チャネル」の最適な組み合わ
せを追求することで、一人でも多くのお客さまをお守りしてまいります。
社会環境の変化を踏まえた足元の対応 各種取組み
・リアルとデジタルの融合によるお客さま接点
・お客さまの個別状況やニーズに応じた、多様な
の多様化
商品・サービスの提供
・お客さまの課題解決につながる豊富な商品・
・保険金・給付金のお支払いをはじめとする金融 サービスラインアップ
サービスを安定してご提供できる体制の確保 ・各種手続きのデジタル化を通じたお客さま利便性
の向上
・どのような状況下でも、お客さまにとって欠かす
・リモートワークの推進による効果的・効率的な
ことのできない保険グループとしての役割を遂行
「新たな働き方」の実現
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【参考】新型コロナウイルス感染症への対応
T＆D保険グループでは、新型コロナウイルス感染症への対応として、様々な取組みを行っています。
2020年8月1日現在
保険料払込猶予期間・契約更新手続期間の延長
保険金・給付金、契約者貸付金等の簡易迅速なお支払い
医療機関の事情などにより、自宅その他の施設で治療を受けた場合でも、一定の要件のもと
お客さま 入院給付金をお支払い
新型コロナウイルス感染症を原因として死亡等された場合、災害死亡保険金等をお支払い
契約者貸付（新規貸付）の利息免除
（大同生命は、2021年3月末まで適用、太陽生命・T&Dフィナンシャル生命は、2020年6月末に受付終了）
従業員の感染防止対策
・在宅勤務（テレワーク等）の推進
従業員
・時差出勤の推進
・TV・電話会議の活用等による「3密」の回避、など
中小企業の雇用安定の支援に向けた「雇用調整助成金」電話相談・社労士紹介サービスを実
社 会 施（大同生命）
感染症対策にご尽力されている医療関係団体等への寄付
＊ 保険契約に関する取扱条件等については、各社のホームページをご覧ください。
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【お問合せ先】
株式会社Ｔ＆Ｄホールディングス 広報部 井本・勝呂 TEL 03-3272-6115
太 陽 生 命 保 険 株 式 会 社 広報課 貴志 TEL 03-3272-6406
大 同 生 命 保 険 株 式 会 社 広報課 筑摩 TEL 03-3272-6206
Ｔ＆Ｄフィナンシャル生命保険株式会社 広報課 高橋 TEL 03-6745-6808