8789 フィンテック 2019-06-14 15:15:00
子会社の第三者割当増資等及び子会社の異動に関するお知らせ [pdf]
2019 年6月 14 日
各 位
フィンテック グローバル株式会社
代 表取締 役社長 玉 井 信 光
(コード番号:8789 東証マザーズ)
問合せ先:取締役 上席執行役員 千田 高
電 話 番 号 : ( 050) 5864-3978
子会社の第三者割当増資等及び子会社の異動に関するお知らせ
当社は、2019 年6月 14 日開催の取締役会において、連結子会社の株式会社アダコテック
(以下、「アダコテック」といいます。)の第三者割当増資(A 種優先株式の発行)、及び
当社保有分を含むアダコテック普通株式の一部を無議決権株式に変更することを決議いた
しましたので、下記の通りお知らせいたします。なお、これらの結果アダコテックは当社
の連結の範囲から除外され持分法適用関連会社となります。
記
1.子会社の第三者割当増資等の目的
アダコテックは、国立研究開発法人産業技術総合研究所が開発した機械学習システムを
事業化するために当社出資により 2012 年3月に設立されました。当社グループは資金・人
材・管理・事業の各側面で支援し、近年は大手企業からの受注も増加してまいりました。
今般、当社は将来の IPO 等を見据えたアダコテックの飛躍的な事業拡大のため同社の中
核テクノロジーである機械学習に知見がある外部投資家を招聘し、開発環境の増強、人員
補強、国内外取引先の開拓等を推進する方針としました。
アダコテックの独自技術はこれまでも生産現場における製品検査、不具合予兆検知等に
適用・応用した実績がありますが、世界的に生産性改善のための工場自動化や人工知能(AI)
などの IT 投資が増えると予想される中で、同様のニーズがさらに顕在化してくると考えら
れます。アダコテックの技術は、これに留まらず多種多様な産業・業務分野へ適用・応用
が可能であり、当社は外部投資家と協力して更なるアダコテックの企業価値向上に努めて
参ります。
また当社グループは、アダコテックの資本政策を外部投資家も含めて協議した結果、当
社及びアダコテックの役員及び従業員株主等が保有するアダコテック普通株式の一部を無
議決権株式(以下、
「甲種類株式」といいます。)に変更することとしました。この変更と
第三者割当増資により、当社の議決権所有割合は 16.7%(詳細は「3.第三者割当増資等
の前後の所有株式の状況」を参照)となる予定です。なお、A 種優先株式及び甲種類株式を
含めた、当社の持株比率は 25.0%となります。
本増資の割当予定先は複数の外部投資家であり、現時点では守秘義務があるため開示を
控えさせていただきますが、守秘義務が解除される予定である本増資の払込後に開示いた
1
します。なお当社と割当予定先との間には、記載すべき資本関係・人的関係・取引関係及
び関連当事者として特記すべき事項はありません。
2.異動する子会社の概要
(1) 商 号 株式会社アダコテック
(2) 所 在 地 東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア 15 階
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 池田 満広
動/静止画像・音・センサ信号などからの各種パターン認識
(4) 事 業 内 容
及び異常検知・不具合予兆検知のソフトウェア開発・販売
(5) 資 本 金 10,200,000 円
(6) 設 立 年 月 日 2012 年3月 12 日
大 株 主 及 当 社 50.0%び
(7)
持 株 比 池田 満広 27.5%率
・当社が当該会社の普通株式を 50.0%保有して
資本関係
おります。
・当社従業員1名が当該会社の代表取締役を兼
任しておりますが、当該従業員は当社を退職
する予定です。
人的関係
・当社従業員1名が当該会社の取締役を、当社
の取締役1名が当該会社の監査役をそれぞ
れ兼任しております。
・当社は、当該会社との間で極度貸付契約を締
上場会社と当該会社 結し資金を貸付けておりますが、当該会社は
(8)
と の 間 の 関 係 今般の第三者割当増資で調達する資金を成
長資金に充当するため当社は当該貸付債権
を放棄します。(当該貸付債権は引当済)
・当社は当該会社との間で管理業務委託契約を
取引関係
締結しております。また、当社は当該会社に
当社の賃借物件の一部を転貸しております。
・当社子会社のフィンテックグローバルトレー
ディング株式会社は、当該会社との間で管理
業務委託契約、営業開発支援契約を締結して
おりますが、契約を解除する予定です。
(9) 当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態
2016 年 9 月期 2017 年 9 月期 2018 年 9 月期
決算期 (自 2015 年 10 月 1 日 (自 2016 年 10 月 1 日 (自 2017 年 10 月 1 日
至 2016 年 9 月 31 日) 至 2017 年 9 月 30 日) 至 2018 年 9 月 30 日)
純 資 産 △32 百万円 △34 百万円 △42 百万円
総 資 産 23 百万円 28 百万円 25 百万円
売 上 高 37 百万円 33 百万円 37 百万円
営 業 利 益 6 百万円 △0 百万円 △5 百万円
経 常 利 益 5 百万円 △1 百万円 △7 百万円
当 期 純 利 益 5 百万円 △2 百万円 △7 百万円
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3.第三者割当増資等の前後の所有株式の状況
(1) 異動前の所有株式数 普通株式:510 株
(議決権の数:510 個)
(議決権所有割合:50.0%)
(2) 異動後の所有株式数 510 株
普通株式:255 株
甲種類株式(無議決権株式) :255 株
(議決権の数:255 個)
(議決権所有割合:16.7%)(注)
アダコテックは今般の第三者割当増資により A 種優先株式 1,021 株を発行予定のため、
(注)
「議決権所有割合」は、
「1.子会社の第三者割当増資等の目的」に記載したアダコテッ
ク普通株式の一部の無議決権株式へ変更後のアダコテック普通株式(510 株)に、A種
優先株式(1,021 株)を加算した株式数に係る議決権の数(1,531 個)を分母として計算
しております。
4.日 程
(1) 当社取締役会決議 2019 年6月 14 日
アダコテック臨時株主総会決議
株式引受契約締結
普通株式の一部の無議決権株式化
(2) 払込期日(子会社異動日) 2019 年6月 18 日~25 日(予定)
5. 今後の見通し
アダコテックの第三者割当増資、並びに当社及び当社の緊密者が保有するアダコテッ
クの普通株式の一部が無議決権株式となる結果、アダコテックは当社の連結子会社から
持分法適用関連会社となります。当社は特別利益として持分変動差益の発生を見込んで
おりますが、その金額は判明次第開示いたします。
以 上
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