8783 Ｊ－ＧＦＡ 2021-10-06 15:00:00
CLUB CAMELOTにおけるメタバース事業開始のお知らせ [pdf]
2021 年 10 月 06 日
各 位
会社名 GFA 株式会社
代表者名 代表取締役 片田 朋希
（JASDAQ コード番号：8783）
問合せ先 執行役員最高財務責任者
津田 由行
（TEL 03-6432-9140）
CLUB CAMELOT におけるメタバース事業開始のお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、当社グループの展開する「CLUB CAMELOT」において仮想空
間におけるサービス提供を行うメタバース（※）事業（以下、「本事業」という）を開始することを決
定致しましたので、以下の通りお知らせいたします。
※メタバースは、インターネットに繋がった 3 次元のバーチャル空間で、ユーザー同士が様々なコミュニケーションやコンテンツを
楽しめる世界を指します。
記
１．事業開始の背景
現在、当社グループでは、不動産投資業を中核とし、若者に人気の高い渋谷において「CLUB
CAMELOT」に関する事業を展開、また、本を読みながら心地よく眠りに落ちる体験をコンセプトとした
ホステル事業「BOOK AND BED TOKYO」を空間プロデュース事業として展開しておりますが、かねてか
らこれら物件がバーチャル上で楽しめる仮想空間の提供（以下、「ランドスケープ開発」といいま
す。）を検討しておりました。
また、2021 年 9 月 9 日付「光明寺との業務提携合意契約締結のお知らせ」で既報の通り、同寺院の
有する納骨堂の共同販売を皮切りに、寺院の DX 化を事業推進することを検討して参りました。
当社グループが展開する中核事業はいずれも現実社会に物件を有することを前提として成り立つも
のが多く、コロナ禍によりオフラインの活動が制限される期間が長引いたことから、ランドスケープ
開発によりオンラインでも楽しめる環境が整備される（デジタルツイン）ことで、安定した収益創出
の実現可能性を社内で議論して参りました。
技術的・通信環境的課題をクリアするとともに、迅速に本事業を促進する手法を模索しておりまし
たところ、Matterport 社のがサービスが最適と判断し採用する事となりました。
Matterport 社は、米国 NASDAQ 市場に上場し、赤外線を使って現実社会を三次元のデータでスキャン
することで、実在の数値を持った 3 次元メッシュモデルをオンライン上で表現することができるサー
ビスを提供している企業です。
Matterport 社のサービスを利用することで、当社グループがかねてから検討を進めていたランドス
ケープ開発が実現し、「CLUB CAMELOT」や「BOOK AND BED TOKYO」における実空間での事業と合わせ
て仮想空間においても空間プロデュース事業を拡大推進していくものであります。
２．事業の概要
当社は、Matterport 社のサービスを活用し、本事業の第一弾として、「CLUB CAMELOT」のメタバー
スにおける以下各種コマースを推進して参ります。
参考）「CLUB CAMELOT」メタバース空間サンプル URL：https://my.treedis.com/tour/camelot
・メタバース空間内での E コマース環境の提供
・メタバース空間内での企業プロモーション環境の提供
・メタバース空間内での NFT の販売、展示環境の提供
・メタバース空間内でのイベントの実施、イベント環境の提供
・メタバース空間内でのコミュニケーション環境の提供
当社は、今後展開しうる本事業の展開領域を、（１）エンターテイメント空間、（２）リビング空
間、（３）トラベル空間、と定義し、今後 Matterport 社のサービスを利用した横展開を想定しており
ますが、「CLUB CAMELOT」において、前述（１）の事業化に向けて取り組んで参ります。
また、「CLUB CAMELOT」メタバースのオープン記念の企画として、クラブミュージック専門媒体で
ある We Rave You Ltd.（イスラエル、CEO : Yotam Dov）が運営する Discover Feed（クラブ DJ の NFT
オークションプラットフォーム）より、著名 DJ アーティストをメタバース空間にゲストとして呼び込
み、オンライン上でオープン企画を 2021 年 11 月に行う予定です。イベント上では、メタバース化さ
れた「CLUB CAMELOT」において、広告協賛企業の展示や物販、来客者同士のコミュニケーションが促
進されるアプリの提供、イベント時にしか購入できない NFT の販売キャンペーン等を展開することを
検討しております。
以後、継続して類するイベントを展開することにより、現実社会の顧客と仮想空間上の顧客流入を
最大化させることを企図しております。
３．今後の展望
当社は社内外で活用可能な物件についてもランドスケープ開発を行い、We Rave You Ltd. を始めと
する国内外の著名コンテンツを有する企業と連携しながら、（１）エンターテイメント空間、（２）
リビング空間、（３）トラベル空間における本事業を推進して参ります。また、メタバース上でコミ
ュニケーションが楽しめるアプリ、NFT を保管するウォレットなども当社独自で開発を行っていくこと
により、メタバース空間での決済にかかる手数料収入、企業からのプロデュース収入等を得て参りま
す。また、今後の設備投資として開発費用、サーバー増強等による設備投資を 1,000 万程度、
Matterport 社のサービスを継続利用することによる費用が年間 41 万円と想定しております。なお、設
備投資につきましては状況に合わせて段階的に投資して参ります。
メタバースにおける総合コマース事業を積極推進することで、当社が多面展開する全ての事業の顧
客・ユーザーを当社の展開するアプリに集約することを目指し、当該事業が当社収益の主力部門とな
るべく尽力して参ります。
４．今後のスケジュール
2021 年 10 月中 「CLUB CAMELOT」のメタバース空間についてオフィシャル版をリリース
2021 年 11 月 メタバース記念イベント開催
５．今後の見通し
本件が当社グループの 2022 年３月期の連結業績に与える影響は軽微であるものと判断しております
が、今後の業績に与える影響について開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたしま
す。