8750 第一生命HD 2021-05-14 15:00:00
2021年3月期 決算補足資料(ネオファースト生命保険株式会社分) [pdf]
2021 年5月 14 日
各 位
会 社 名 第一生命ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 稲垣 精二
(コード番号:8750 東証第一部)
問合せ先 経営企画ユニット IRグループ
(TEL 050- 3780- 6930 )
2021 年3月期 決算補足資料(ネオファースト生命保険株式会社分)
2021年5月14日
ネオファースト生命保険株式会社
『2020年度決算』について
ネオファースト生命保険株式会社(社長:徳岡裕士)の2020年度(2020年4月1
日~2021年3月31日)の決算をお知らせいたします。
<目 次>
1.主要業績 …… 1頁
2.2020年度末保障機能別保有契約高 …… 3頁
3.2020年度決算に基づく契約者配当金 …… 3頁
4.2020年度の一般勘定資産の運用状況 …… 4頁
5.貸借対照表 ……10頁
6.損益計算書 ……13頁
7.経常利益等の明細(基礎利益) ……16頁
8.株主資本等変動計算書 ……17頁
9.債務者区分による債権の状況 ……19頁
10.リスク管理債権の状況 ……19頁
11.ソルベンシー・マージン比率 ……20頁
12.2020年度特別勘定の状況 ……20頁
13.保険会社及びその子会社等の状況 ……20頁
以 上
1. 主要業績
(1)年換算保険料
保有契約 (単位:百万円、%)
2019年度末 2020年度末
区 分
前年度末比 前年度末比
個 人 保 険 139,508 103.3 140,557 100.8
個 人 年 金 保 険 10 242.3 14 139.7
合 計 139,518 103.3 140,571 100.8
うち医療保障・
18,667 184.0 26,869 143.9
生前給付保障等
新契約 (単位:百万円、%)
2019年度 2020年度
区 分
前年度比 前年度比
個 人 保 険 10,973 9.4 12,094 110.2
個 人 年 金 保 険 ― ― ― ―
合 計 10,973 9.4 12,094 110.2
うち医療保障・
9,483 170.7 9,589 101.1
生前給付保障等
(注)1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、
1年あたりの保険料に換算した金額です。
2.「医療保障・生前給付保障等」については、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生
前給付保障給付(特定疾病給付等) 保険料払込免除給付等に該当する部分の年換算保険
、
料を計上しています。
1
ネオファースト生命保険株式会社
(2)保有契約高及び新契約高
保有契約高 (単位:千件、億円、%)
2019年度末 2020年度末
区 分 件 数 金 額 件 数 金 額
前年度末比 前年度末比 前年度末比 前年度末比
個 人 保 険 354 158.7 12,088 133.9 482 135.9 14,496 119.9
個人年金保険 0 200.0 1 210.2 0 150.0 2 125.8
団 体 保 険 ― ― ― ― ― ― ― ―
団体年金保険 ― ― ― ― ― ― ― ―
(注)個人年金保険の金額は、年金開始後契約の責任準備金です。
新契約高 (単位:千件、億円、%)
2019年度 2020年度
件 数 金 額 件 数 金 額
区分 転換に 転換に
前年度 前年度 前年度 前年度
新契約 よる純 新契約 よる純
比 比 比 比
増加 増加
個 人 保 険 147 122.9 2,838 121.9 2,838 ― 150 101.6 2,509 88.4 2,509 ―
個人年金保険 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
団 体 保 険 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
団体年金保険 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(3)主要収支項目 (単位:百万円、%)
2019年度 2020年度
区 分
前年度比 前年度比
保 険 料 等 収 入 144,382 79.7 159,538 110.5
資 産 運 用 収 益 152 280.0 265 173.8
保 険 金 等 支 払 金 28,119 260.4 53,336 189.7
資 産 運 用 費 用 4 2,479.9 13 263.1
経常利益(△は経常損失) △16,310 191.7 △14,136 86.7
(4)総資産 (単位:百万円、%)
2019年度末 2020年度末
区 分
前年度末比 前年度末比
総 資 産 244,399 155.2 352,842 144.4
2
ネオファースト生命保険株式会社
2. 2020年度末保障機能別保有契約高
(単位:千件、百万円)
個 人 保 険 個人年金保険 団 体 保 険 合 計
項 目
件数 金 額 件数 金 額 件数 金 額 件数 金 額
死 普 通 死 亡 423 1,451,065 ― ― ― ― 423 1,451,065
亡
災 害 死 亡 29 3,319,184 ― ― ― ― 29 3,319,184
保
障
その他の条件付死亡 ― ― ― ― ― ― ― ―
生 存 保 障 0 42 0 232 ― ― 0 274
入 災 害 入 院 536 2,752 ― ― ― ― 536 2,752
院
疾 病 入 院 536 2,752 ― ― ― ― 536 2,752
保
障 その他の条件付入院 250 3,617 ― ― ― ― 250 3,617
障 害 保 障 ― ― ― ― ― ― ― ―
手 術 保 障 630 ― ― ― ― ― 630 ―
就 業 不 能 保 障 5 900 ― ― ― ― 5 900
そ の 他 247 144,550 ― ― ― ― 247 144,550
(注)1.「生存保障」欄の金額は個人年金保険については年金支払開始後契約の責任準備
金を表します。
2.「入院保障」欄の金額は入院給付日額を表します。
3.「就業不能保障」欄の金額は就業不能保障額(月額)を表します。
4.「その他」欄の金額はガン医療特約等の診断給付金額を表します。
3. 2020年度決算に基づく契約者配当金
当社は無配当の個人保険のみの取扱いのため、該当はありません。
3
ネオファースト生命保険株式会社
4.2020年度の一般勘定資産の運用状況
(1)2020年度の資産の運用状況
①運用環境
2020 年度の日本経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、内需を中心に
大きく悪化しました。景気は 4-6 月期に大きく落ち込んだ後、夏場以降は政策効果な
どで急速に回復しましたが、年明けは 2 回目の緊急事態宣言もあり再度悪化となりま
した。海外経済は、中国が新型コロナウイルスを比較的早期に抑え込み成長したほか、
米国も大規模財政支援策などを背景に年前半の急激な落込みから急速に持ち直してい
ます。
こうした経済情勢の中で、運用環境は以下のようなものとなりました。
<国内金利>
10 年国債利回りは、日本銀行が新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化に対し
て企業資金繰り支援などを実施する一方で政策金利を据え置いたため、引続き 0%近
傍でコントロールされました。ただし、年度末に向けては日本銀行が金融緩和持続に
向け政策見直しを行ったほか、米国金利が大幅に上昇したことで小幅に上昇しました。
10 年国債利回り 年度始 0.010% → 年度末 0.090%
<国内株式>
日経平均株価は、前年度末にかけて新型コロナウイルス感染拡大を背景に大きく下
落していましたが、経済活動再開に伴う企業業績の回復期待やワクチン供給への期待、
金融・財政政策による下支えなどにより、2020 年度は上昇基調を継続しました。一時
3 万円台に乗せ、1990 年以来となる高値を更新しています。
日経平均株価 年度始 18,917 円 → 年度末 29,178 円
TOPIX 年度始 1,403 ポイント → 年度末 1,954 ポイント
<為替>
円/ドルについては、連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げを背景に日
米金利差が縮小したことなどから円高基調で推移しましたが、年明け以降年度末にか
けては米国の景気回復期待などから米金利が急上昇し、急速に円安に反転しました。
円/ユーロについては、欧州における復興基金の創設など政策対応が評価されたほ
か、ドル安基調の中でユーロが買われやすく、ユーロ高基調で推移しました。また、
年度末にかけては世界的な景気回復期待から円安傾向となり、一段と円/ユーロレー
トは上昇しました。
円/ドルレート 年度始 108.83 円 → 年度末 110.71 円
円/ユーロレート 年度始 119.55 円 → 年度末 129.80 円
4
ネオファースト生命保険株式会社
②当社の運用方針
安定的な運用収益の確保を目指す観点から、主に公社債などの確定利付資産で運用を
行います。
③運用実績の概況
2020年度末における一般勘定資産残高は、352,842百万円となりました。運用資産残高は、預
貯金248,955百万円、公社債61,623百万円、株式1,249百万円となりました。
また、資産運用収益は 265 百万円、資産運用費用は 13 百万円となりました。
5
ネオファースト生命保険株式会社
(2)資産の構成 (単位:百万円、%)
2019年度末 2020年度末
区 分
金 額 占 率 金 額 占 率
現 預 金 ・ コ - ル ロ - ン 159,503 65.3 248,955 70.6
買 現 先 勘 定 ― ― ― ―
債券貸借取引支払保証金 ― ― ― ―
買 入 金 銭 債 権 ― ― ― ―
商 品 有 価 証 券 ― ― ― ―
金 銭 の 信 託 ― ― ― ―
有 価 証 券 35,833 14.7 62,872 17.8
公 社 債 26,428 10.8 52,007 14.7
株 式 986 0.4 1,249 0.4
外 国 証 券 8,418 3.4 9,616 2.7
公 社 債 8,418 3.4 9,616 2.7
株 式 等 ― ― ― ―
そ の 他 の 証 券 ― ― ― ―
貸 付 金 730 0.3 1,313 0.4
不 動 産 99 0.0 96 0.0
繰 延 税 金 資 産 ― ― ― ―
そ の 他 48,237 19.7 39,611 11.2
貸 倒 金 引 当 △4 △0.0 △7 △0.0
合 計 244,399 100.0 352,842 100.0
うち外貨建資産 ― ― ― ―
(3)資産の増減 (単位:百万円)
区 分 2019年度 2020年度
現 預 金 ・ コ - ル ロ - ン 73,314 89,452
買 現 先 勘 定 ― ―
債券貸借取引支払保証金 ― ―
買 入 金 銭 債 権 ― ―
商 品 有 価 証 券 ― ―
金 銭 の 信 託 ― ―
有 価 証 券 20,589 27,039
公 社 債 17,998 25,578
株 式 882 263
外 国 証 券 1,707 1,198
公 社 債 1,707 1,198
株 式 等 ― ―
そ の 他 の 証 券 ― ―
貸 付 金 668 583
不 動 産 △6 △2
繰 延 税 金 資 産 ― ―
そ の 他 △7,591 △8,626
貸 倒 引 当 金 △3 △3
合 計 86,970 108,442
う ち 外 貨 建 資 産 ― ―
6
ネオファースト生命保険株式会社
(4)資産運用関係収益 (単位:百万円)
区 分 2019年度 2020年度
利息及び配当金等収入 152 265
預 貯 金 利 息 ― ―
有価証券利息・配当金 147 246
貸 付 金 利 息 5 18
不 動 産 賃 貸 料 ― ―
その他利息配当金 ― ―
商 品 有 価 証 券 運 用 益 ― ―
金 銭 の 信 託 運 用 益 ― ―
売買目的有価証券運用益 ― ―
有 価 証 券 売 却 益 ― ―
国債等債券売却益 ― ―
株 式 等 売 却 益 ― ―
外 国 証 券 売 却 益 ― ―
そ の 他 ― ―
有 価 証 券 償 還 益 ― ―
金 融 派 生 商 品 収 益 ― ―
為 替 差 益 ― ―
貸 倒 引 当 金 戻 入 額 ― ―
そ の 他 運 用 収 益 ― ―
合 計 152 265
(5)資産運用関係費用 (単位:百万円)
区 分 2019年度 2020年度
支 払 利 息 0 9
商 品有 価証券 運用 損 ― ―
金 銭 の 信 託 運 用 損 ― ―
売 買 目 的 有価 証 券 運 用 損 ― ―
有 価 証 券 売 却 損 ― ―
国債等債券売却損 ― ―
株 式 等 売 却 損 ― ―
外 国 証 券 売 却 損 ― ―
そ の 他 ― ―
有 価 証 券 評 価 損 ― ―
国債等債券評価損 ― ―
株 式 等 評 価 損 ― ―
外 国 証 券 評 価 損 ― ―
そ の 他 ― ―
有 価 証 券 償 還 損 ― ―
金 融 派 生 商 品 費 用 ― ―
為 替 差 損 ― ―
貸 倒 引 当 金 繰 入 額 3 3
貸 付 金 償 却 ― ―
賃貸用不動産等減価償却費 ― ―
そ の 他 運 用 費 用 0 0
合 計 4 13
7
ネオファースト生命保険株式会社
(6)資産運用に係わる諸効率
①資産別運用利回り
(単位:%)
区 分 2019年度 2020年度
現預金・コールローン ― ―
買 現 先 勘 定 ― ―
債券貸借取引支払保証金 ― ―
買 入 金 銭 債 権 ― ―
商 品 有 価 証 券 ― ―
金 銭 の 信 託 ― ―
有 価 証 券 0.61 0.51
う ち 公 社 債 0.52 0.44
う ち 株 式 4.53 3.00
う ち 外 国 証 券 0.54 0.51
貸 付 金 2.54 1.17
不 動 産 ― ―
一 般 勘 定 計 0.08 0.08
う ち 海 外 投 融 資 ― ―
(注)利回り計算式の分母は帳簿価額ベースの日々平均残高、分子は経常損益中、資産運
用収益-資産運用費用として算出した利回りです。
②売買目的有価証券の評価損益
該当ありません。
8
ネオファースト生命保険株式会社
③有価証券の時価情報(売買目的有価証券以外の有価証券のうち時価のあるもの)
(単位:百万円)
2019年度末 2020年度末
区 分 差 損 益 差 損 益
帳簿価額 時価 帳簿価額 時価
差 益 差 損 差 益 差 損
満期保有目的の債券 34,749 34,497 △ 251 61 313 61,525 61,268 △ 256 103 360
責任準備金対応債券 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
子会社 関連会社株式
・ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
その他有価証券 1,110 1,083 △ 27 32 59 1,110 1,347 236 238 1
公 社 債 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
株 式 1,010 986 △ 24 32 57 1,010 1,249 238 238 ―
外 国 証 券 100 97 △2 ― 2 100 98 △1 ― 1
公 社 債 100 97 △2 ― 2 100 98 △1 ― 1
株 式 等 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
その他の証券 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
買入金銭債権 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
譲 渡 性 預 金 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
そ の 他 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
合 計 35,860 35,581 △ 279 93 373 62,635 62,616 △ 19 341 361
公 社 債 26,428 26,200 △ 228 48 276 52,007 51,737 △ 270 78 349
株 式 1,010 986 △ 24 32 57 1,010 1,249 238 238 ―
外 国 証 券 8,420 8,394 △ 25 13 38 9,617 9,629 12 24 12
公 社 債 8,420 8,394 △ 25 13 38 9,617 9,629 12 24 12
株 式 等 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
そ の 他 の 証 券 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
買 入 金 銭 債 権 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
譲 渡 性 預 金 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
そ の 他 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
・時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は保有していません。
④金銭の信託の時価情報
該当ありません。
9
ネオファースト生命保険株式会社
5.貸借対照表
(単位:百万円)
2019年度末 2020年度末 2019年度末 2020年度末
科 目 科 目
金 額 金 額 金 額 金 額
(資 産 の 部) (負 債 の 部)
現 金 及 び 預 貯 金 159,503 248,955 保 険 契 約 準 備 金 236,073 327,687
預 貯 金 159,503 248,955 支 払 備 金 1,503 1,956
有 価 証 券 35,833 62,872 責 任 準 備 金 234,570 325,731
社 債 26,428 52,007 再 保 険 借 310 399
株 式 986 1,249 そ の 他 負 債 4,772 5,393
外 国 証 券 8,418 9,616 未 払 法 人 税 等 8 8
貸 付 金 730 1,313 未 払 金 690 1,323
保 険 約 款 貸 付 730 1,313 未 払 費 用 4,016 3,997
有 形 固 定 資 産 239 235 預 り 金 0 0
建 物 99 96 仮 受 金 56 62
その他の有形固定資産 140 139 価 格 変 動 準 備 金 5 7
無 形 固 定 資 産 1,722 4,313 繰 延 税 金 負 債 - 66
ソ フ ト ウ ェ ア 1,716 4,307 負 債 の 部 合 計 241,162 333,554
その他の無形固定資産 6 5
再 保 険 貸 38,206 25,995 (純 資 産 の 部 )
そ の 他 資 産 8,168 9,163 資 本 金 32,599 47,599
未 収 金 6,455 7,080 資 本 剰 余 金 24,599 39,599
前 払 費 用 1,202 1,500 資 本 準 備 金 24,599 39,599
未 収 収 益 55 94 利 益 剰 余 金 △53,934 △68,081
預 託 金 199 199 その他利益剰余金 △53,934 △68,081
仮 払 金 2 6 繰 越 利 益 剰 余金 △53,934 △68,081
そ の 他 の 資 産 252 282 株 主 資 本 合 計 3,264 19,117
貸 倒 引 当 金 △4 △7 その他有価証券評価差額金 △27 170
評価・換算差額等合計 △27 170
純 資 産 の 部 合 計 3,237 19,287
資 産 の 部 合 計 244,399 352,842 負債及び純資産の部合計 244,399 352,842
(貸借対照表の注記)
1 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、
その他有価証券のうち時価のあるものについては3月末日の市場価格等に基づく時価法
(売却原価の算定は移動平均法)、時価を把握することが極めて困難と認められるものにつ
いて、取得差額が金利調整差額と認められる公社債については移動平均法による償却原価
法(定額法)、それ以外の有価証券については移動平均法による原価法によっております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
2 固定資産の減価償却の方法は、次のとおりであります。
① 有形固定資産(リース資産を除く。)
定率法(ただし、建物については定額法)によっております。
② リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとした定額法によっております。
10
ネオファースト生命保険株式会社
③ 無形固定資産(リース資産を除く。)
定額法によっております。なお、ソフトウェアの減価償却の方法は、利用可能期間に基
づく定額法によっております。
3 貸倒引当金は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、当社の定める「資産査定規程」「同
、
基準書」「償却及び引当金計上規程」および「同基準書」に基づき、次のとおり計上して
、
おります。
個別債権ごとに査定し、回収可能性に重大な懸念があると判断した債権または重大な価値
の毀損が生じていると判断した債権については必要と認められる額を引当てております。
4 価格変動準備金は、保険業法第 115 条の規定に基づき算出した額を計上しております。
5 消費税および地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
6 責任準備金は、期末時点において、保険契約上の責任が開始している契約について、保険
契約に基づく将来の債務の履行に備えるため、保険業法第 116 条の規定に基づき算出方法
書(保険業法第4条第2項第4号)に記載された方法に従って計算し、積み立てておりま
す。
責任準備金のうち保険料積立金については、次の方式により計算しております。
① 標準責任準備金の対象契約については、金融庁長官が定める方式(平成8年大蔵省告示
第 48 号)
② 標準責任準備金の対象とならない契約については、平準純保険料式
なお、責任準備金のうち危険準備金については、保険業法施行規則第 69 条第1項第3号に
基づき、保険契約に基づく将来の債務を確実に履行するため、将来発生が見込まれる危険
に備えて積み立てております。
7 当社は、適正な収益管理とリスク管理を実施し、資産運用における事業の健全性維持とい
う観点から、リスク管理の強化に努め、投資環境と運用の多様化に即応した効率的な運用
を目指すことを基本方針としております。この方針に基づき、安全性・換金性(流動性)
に留意し、運用しております。
なお、主な金融商品として、 有価証券は市場リスクおよび信用リスクに晒されております。
市場リスク管理については、代表的な計測手法であるバリュー・アット・リスク(VaR)
手法を用いて市場リスク量を計測し、管理を行っております。また、信用リスクについて
は、個別の投資先について定期的に信用状況を調査し、管理を行っております。
主な金融資産に係る貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおり
であります。
(単位:百万円)
貸借対照表計上額 時価 差額
(1)現金及び預貯金 248,955 248,955 -
(2)有価証券 62,872 62,616 △256
満期保有目的の債券 61,525 61,268 △256
その他有価証券 1,347 1,347 -
(3)貸付金 1,313 1,313 -
保険約款貸付 1,313 1,313 -
(1)現金及び預貯金
時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(2)有価証券
3月末日の市場価格等によっております。
(3)貸付金
保険約款貸付は、当該貸付を解約返戻金の範囲内に限るなどの特性により返済
期限を設けておらず、返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿価額と
近似しているものと想定されるため、帳簿価額を時価としております。
11
ネオファースト生命保険株式会社
8 貸付金のうち破綻先債権、延滞債権、3カ月以上延滞債権および貸付条件緩和債権は、該
当ありません。
9 有形固定資産の減価償却累計額は 407 百万円であります。
10 関係会社に対する金銭債権の総額は3百万円であります。
11 繰延税金資産の総額は、17,028 百万円、繰延税金負債の総額は、66 百万円であります。繰
延税金資産は全額評価性引当額として控除しております。
繰延税金資産の発生の主な原因は、保険契約準備金 750 百万円、減価償却超過額 520 百万
円、繰越欠損金 15,602 百万円であります。
繰延税金資産から評価性引当額として控除された額のうち、税務上の繰越欠損金に係る評
価性引当額は 15,602 百万円、将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当金額は 1,425 百
万円であります。
繰延税金負債の発生は、その他有価証券の評価差額によるものであります。
繰延税金資産から評価性引当額として控除された額の主な変動の理由は、当期純損失の計
上によるものであります。
税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額は次のとおりであります。
(単位:百万円)
1年内 1年超 5年超 合計
5年以内
税務上の繰越欠損金(※1) - 2,166 13,436 15,602
評価性引当額 - △2,166 △13,436 △15,602
繰延税金資産 - - - -
(※1)税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
当年度の法人税等の負担率は△0.06%であり、法定実効税率 28.00%との差異の主な内訳
は、評価性引当額△25.90%であります。
12 1株当たりの純資産額は、4,647 円 80 銭であります。
13 平成8年大蔵省告示第 50 号第1条第 5 項に規定する再保険契約に係る未償却出再手数料の
当事業年度末残高は 2,213 百万円であります。
14 保険業法第 259 条の規定に基づく生命保険契約者保護機構に対する当年度末における当社
の今後の負担見積額は 335 百万円であります。
なお、当該負担金は拠出した年度の事業費として処理しております。
15 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。
12
ネオファースト生命保険株式会社
6.損益計算書
(単位:百万円)
2019年度 2020年度
科 目
金 額 金 額
経 常 収 益 144,544 159,808
保 険 料 等 入 収 144,382 159,538
保 険 料 136,846 141,119
再 保 険 収 入 7,535 18,418
資 産 運 用 収 益 152 265
利 息 及 び 配 当 金 等 収 入 152 265
有 価 証 券 利 息 ・ 配 当 金 147 246
貸 付 金 利 息 5 18
そ の 他 経 常 収 益 9 5
そ の 他 の 経 常 収 益 9 5
経 常 費 用 160,854 173,945
保 険 金 等 支 払 金 28,119 53,336
保 険 金 1,228 1,878
年 金 65 46
給 付 金 2,825 4,573
解 約 返 戻 金 3,472 13,298
そ の 他 返 戻 金 1,136 2,390
再 保 険 料 19,391 31,148
責 任 準 備 金 等 繰 入 額 105,271 91,613
支 払 備 金 繰 入 額 1,099 452
責 任 準 備 金 繰 入 額 104,172 91,160
資 産 運 用 費 用 4 13
支 払 利 息 0 9
貸 倒 引 当 金 繰 入 額 3 3
そ の 他 運 用 費 用 0 0
事 業 費 26,751 27,839
そ の 他 経 常 費 用 706 1,142
税 金 480 599
減 価 償 却 費 225 541
そ の 他 の 経 常 費 用 0 0
経 常 利 益 ( △ は 経 常 損 失 ) △16,310 △14,136
特 別 利 益 0 -
固 資 産 定
等 処 分 益 0 -
特 別 損 失 1 1
固 定 資 産 等 処 分 損 0 0
価 格 変 動 準 備 金 繰 入 額 1 1
税引前当期純利益(△は税引前当期純損失 ) △16,311 △14,138
法 人 税 及 び 住 民 税 8 8
法 人 税 等 合 計 8 8
当 期 純 利 益 ( △ は 当 期 純 損 失 ) △16,319 △14,147
13
ネオファースト生命保険株式会社
(損益計算書の注記)
1 保険料等収入および保険金等支払金の計上基準は、次のとおりであります。
(1)保険料
保険料は、収納があり、保険契約上の責任が開始しているものについて、当該収納し
た金額により計上しております。
なお、収納した保険料のうち、期末時点において未経過となっている期間に対応する
部分については、保険業法施行規則第 69 条第1項第2号に基づき、責任準備金に繰
り入れております。
(2)再保険収入
再保険収入は、再保険協約書に基づき元受保険契約に係る保険金等として支払った金額
のうち再保険に付した額を、当該保険金等の支払時点において再保険収入に計上してお
ります。
また修正共同保険式再保険のうち一部の現金授受を行わない取引では、再保険協約書に
基づき元受保険契約に係る新契約費相当額の一部として受け取る額を再保険収入に計
上するとともに、同額を未償却出再手数料として再保険貸に計上し、再保険契約期間に
わたって償却しております。
(3)保険金等支払金(再保険料を除く)
保険金等支払金(再保険料を除く)は、保険約款に基づく支払事由が発生し、当該約
款に基づいて算定された金額を支払った契約について、当該金額により計上しており
ます。
なお、保険業法第 117 条に基づき、期末時点において支払義務が発生しているが支払
いが行われていない、または支払事由の報告を受けていないが支払事由が既に発生し
たと認められる保険金等について、支払備金を繰り入れております。
(4)再保険料
再保険料は、再保険協約書に基づき合意された再保険料を元受保険契約に係る保険料
の収納時点において、再保険料に計上しております。
「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第 24
号 2020 年3月 31 日)を適用し、
「関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に採用
した会計処理の原則及び手続」を開示しております。
2 関係会社との取引による、費用の総額は56百万円であります。
3 1株当たりの当期純損失の金額は 3,534 円 44 銭であります。
4 再保険収入には、平成8年大蔵省告示第 50 号第1条第5項に規定する再保険契約に係る未
償却出再手数料の増加額 2,235 百万円を含んでおります。
5 再保険料には、平成8年大蔵省告示第 50 号第1条第5項に規定する再保険契約に係る未償
却出再手数料の減少額 22 百万円を含んでおります。
14
ネオファースト生命保険株式会社
6 関連当事者との取引に関する事項は以下のとおりであります。
(百万円)
種類 会社等の名 議決権等の 関連当事者 取引の内容 取引金額 科目 期 末
称 所有(被所 との関係 残高
有)の割合
親 会 第一生命ホ 被所有 第 一 生 命 グ 増資の引受 30,000 - -
社 ールディン 直接 100%
ル ー プ 持 株 (注1)
グス株式会 会社役員の
社 兼任等
(注1) 当社の行った第三者割当増資を、 第一生命ホールディングス株式会社が1株につき
40 千円で引き受けたものであります。
7 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。
15
ネオファースト生命保険株式会社
7.経常利益等の明細(基礎利益)
(単位:百万円)
2019年度 2020年度
基礎利益 A △15,843 △13,806
キャピタル収益 ― ―
金銭の信託運用益 ― ―
売買目的有価証券運用益 ― ―
有価証券売却益 ― ―
金融派生商品収益 ― ―
為替差益 ― ―
その他キャピタル収益 ― ―
キャピタル費用 ― ―
金銭の信託運用損 ― ―
売買目的有価証券運用損 ― ―
有価証券売却損 ― ―
有価証券評価損 ― ―
金融派生商品費用 ― ―
為替差損 ― ―
その他キャピタル費用 ― ―
キャピタル損益 B ― ―
キャピタル損益含み基礎利益 A+B △15,843 △13,806
臨時収益 ― ―
再保険収入 ― ―
危険準備金戻入額 ― ―
個別貸倒引当金戻入額 ― ―
その他臨時収益 ― ―
臨時費用 466 330
再保険料 ― ―
危険準備金繰入額 462 327
個別貸倒引当金繰入額 3 3
特定海外債権引当勘定繰入額 ― ―
貸付金償却 ― ―
その他臨時費用 ― ―
臨時損益 C △466 △330
経常利益(損失) A+B+C △16,310 △14,136
16
ネオファースト生命保険株式会社
8.株主資本等変動計算書
2019年度 (単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
株主資本
資本金 その他利益剰余金
資本準備金 合 計
繰越利益剰余金
当期首残高 32,599 24,599 △37,614 19,584
当期変動額
当期純損失 16,319 16,319
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △16,319 △16,319
当期末残高 32,599 24,599 △53,934 3,264
評価・換算差額等
純資産
その他有価証券 評価・換算差額等
合 計
評価差額金 合計
当期首残高 50 50 19,634
当期変動額
当期純損失 16,319
株主資本以外の項目の
△77 △77 △77
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △77 △77 △16,397
当期末残高 △27 △27 3,237
2020年度 (単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
株主資本
資本金 その他利益剰余金
資本準備金 合 計
繰越利益剰余金
当期首残高 32,599 24,599 △53,934 3,264
当期変動額
新株の発行 15,000 15,000 30,000
当期純損失 14,147 14,147
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 15,000 15,000 △14,147 15,852
当期末残高 47,599 39,599 △68,081 19,117
評価・換算差額等
純資産
その他有価証券 評価・換算差額等
合 計
評価差額金 合計
当期首残高 △27 △27 3,237
当期変動額
新株の発行 30,000
当期純損失 14,147
株主資本以外の項目の
197 197 197
当期変動額(純額)
当期変動額合計 197 197 16,050
当期末残高 170 170 19,287
17
ネオファースト生命保険株式会社
(株主資本等変動計算書の注記)
1 発行済株式の種類および総数に関する事項
(単位:千株)
当 期 首 当期増加 当期減少 当 期 末
株 式 数 株 式 数 株 式 数 株 式 数
発行済株式
普通株式 3,399 750 - 4,149
普通株式の発行済株式数の増加 750 千株は、第一生命ホールディングス株式会社を割当先と
する新株の発行による増加であります。
2 新株予約権および自己新株予約権に関する事項
該当ありません。
3 配当金支払額
該当ありません。
4 金額は、記載単位未満を切り捨てて表示しております。
18
ネオファースト生命保険株式会社
9.債務者区分による債権の状況
(単位:百万円、%)
区 分 2019年度末 2020年度末
破産更生債権及びこれらに準ずる債権 - -
-
- -
-
危険債権
-
- -
-
要管理債権 -
- -
-
-
- -
-
( -%) (
- -%) -
小計 -
- -
-
( -%)61 (
- ( -%) 61
-
(対合計比) ( -%)- -%) -
61
- 61
-
61 61
正常債権 ( -%) (
-
730 -%) -
1,313
-
61 -
61
( -%)61
- ( -%) 61
-
合計 -
730 -
1,313
61
61 61
61
-
- -
-
(注) 1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始又は再
61 61
- -
生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及
- -
びこれらに準ずる債権です。 - -
2.危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営
成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能
性の高い債権です。
3.要管理債権とは、3カ月以上延滞貸付金及び条件緩和貸付金です。なお、3カ月以
上延滞貸付金とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3カ月以上遅
延している貸付金(注1及び2に掲げる債権を除く。)、条件緩和貸付金とは、債務者
の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本
の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸付金(注1及
び2に掲げる債権並びに3カ月以上延滞貸付金を除く。)です。
4.正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、
注1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権です。
10.リスク管理債権の状況
該当ありません。
19
ネオファースト生命保険株式会社
11.ソルベンシー・マージン比率
(単位:百万円)
項 目 2019年度末 2020年度末
ソルベンシー・マージン総額 (A) 9,388 39,806
資本金等 3,264 19,117
価格変動準備金 5 7
危険準備金 1,451 1,778
一般貸倒引当金 ― ―
(その他有価証券評価差額金(税効果控除前) 繰延ヘッジ損益
・ (税
△ 27 213
効果控除前))×90%(マイナスの場合100%)
土地の含み損益×85%(マイナスの場合100%) ― ―
全期チルメル式責任準備金相当額超過額 22,281 48,892
負債性資本調達手段等 ― ―
全期チルメル式責任準備金相当額超過額及び負債性資本調達手段
△ 17,587 △ 30,203
等のうち、マージンに算入されない額
控除項目 ― ―
その他 ― ―
リスクの合計額 ( R1 + R8 ) 2 + ( R2 + R3 + R7 ) 2 + R4 (B) 3,013 2,158
保険リスク相当額 R1 512 567
第三分野保険の保険リスク相当額 R8 932 1,202
予定利率リスク相当額 R2 4 6
最低保証リスク相当額 R7 ― ―
資産運用リスク相当額 R3 2,503 1,072
経営管理リスク相当額 R4 118 85
ソルベンシー・マージン比率
(A) 623.1% 3,688.8%
(1/2)×(B) × 1 0 0
(注)上記は、保険業法施行規則第86条、第87条及び平成8年大蔵省告示第50号の規
定に基づいて算出しています。
今回ソルベンシー・マージン比率の「リスクの合計額」の算出より、我が国の金融機関宛
て決済用預金について、「信用リスク相当額」(資産運用リスク相当額の内訳)におけるリス
ク対象資産としてのランク分類を「ランク2」より「ランク1」に変更しております。
(ラン
ク判定変更前の「リスクの合計額」は4,143百万円)
12.2020年度特別勘定の状況
該当ありません。
13.保険会社及びその子会社等の状況
該当ありません。
20
ネオファースト生命保険株式会社