8750 第一生命HD 2021-02-12 15:30:00
第一生命保険株式会社による市場関連リスクの削減を目的とした既契約ブロックの出再について [pdf]

                                                        2021 年 2 月 12 日
各   位
                                      会 社 名   第一生命ホールディングス株式会社
                                      代表者名    代表取締役社長       稲垣精二
                                              (コード番号:8750 東証第一部)
                                      問合せ先    経 営 企 画 ユ ニット IRグルー プ
                                              ( TEL 050-3780-6930)




        第一生命保険株式会社による市場関連リスクの削減を目的とした
                既契約ブロックの出再について



 第一生命ホールディングス株式会社(社長:稲垣 精二、以下「当社」)は、本日、その連結子会社で
ある第一生命保険株式会社(以下、「第一生命」)が、当社による承認をもって、その保有する払込満
了後終身保険の既契約ブロックを出再することとしましたので、下記のとおりお知らせします。
 今後、第一生命は、2021年3月末までを目処に再保険契約の締結を予定しています。


                                  記


1.出再の目的
    第一生命では、金融市場変動の影響を受けにくい財務体質の強化を目指し、金利・株式等の市場関
 連リスクの削減に継続的に取り組んでいます。この取組みの一環として、第一生命では、外部への再
 保険を通じた戦略的な金利リスク削減を継続的に実施しております。今回、既契約ブロックの出再規
 模に鑑み、今回の出再についてお知らせするものです。
    なお、この再保険は財務的なリスクを移転するものであり、保険契約における第一生命とお客さま
 との関係に変更が生じるものではありません。


2.出再の内容
         対象契約       払込満了後終身保険の既契約ブロック

         取引規模       約 3,000 億円(責任準備金ベース)

         再保険料       約 3,834 億円

         契約時期       2021 年 3 月頃
    (注)取引規模は、第一生命として見込む上限です。

        再保険料は、2020年12月末金利を前提としており、契約締結時の金利環境等により変動します。なお、第一

        生命として見込む再保険料の上限は、4,200億円です。




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3.今後の見通し
  本件による当社の2021年3月期連結決算における「経常利益」への影響は約▲833億円、「親会社株
 主に帰属する当期純利益」への影響は約▲600億円です。これらの影響は、本日公表の「業績予想の修
 正に関するお知らせ」に反映しています。なお、今年度の会計で一時損失を計上する一方、2022年3月
 期以降の第一生命における予定利息に約80億円の軽減効果があります。


  (注)「経常利益」および「親会社株主に帰属する当期純利益」への影響額は、2020年12月末金利を前提とした再

     保険料の場合の金額であり、再保険料が第一生命として見込む上限まで変動した場合には、「経常利益」へ

     の影響は約▲1,200億円、「親会社株主に帰属する当期純利益」への影響は約▲864億円に変動する可能性が
     あります。



                                                  以   上




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